JP2014173817A - 暖房機 - Google Patents

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JP2014173817A JP2013049374A JP2013049374A JP2014173817A JP 2014173817 A JP2014173817 A JP 2014173817A JP 2013049374 A JP2013049374 A JP 2013049374A JP 2013049374 A JP2013049374 A JP 2013049374A JP 2014173817 A JP2014173817 A JP 2014173817A
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健司 神田
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Abstract

【課題】 短時間の停電復帰後に素早く再運転できる暖房機を提供する。
【解決手段】
運転中に不揮発性の記憶手段である記憶部17に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部17に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナ5の温度が所定温度以上の時、バーナ5を所定温度に予熱する予熱制御を開始するので、電源消失から電源復帰までの時間を計時するタイマー手段やそのタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源が不要であり、又、電源消失してから短時間で電源復帰した時、運転スイッチをON操作してから短時間で運転を再開することができるものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、バーナーで燃焼することにより室内を暖房する温風暖房機に関するものである。
従来よりこの種のものでは、室温を検出する温度検出手段の温度情報に基づき、制御手段により暖房を行なう暖房機器において、暖房動作を行なうのに必要な制御プログラムを記憶した制御プログラム記憶手段と、この制御プログラムの動作処理中に作業用領域として記憶される作業用記憶手段と、EEPROMで構成される不揮発性記憶手段とを備え、前記制御手段は、通電時に前記制御プログラム記憶手段または前記作業用記憶手段に記憶される情報を前記不揮発性記憶手段に記憶転送し、停電復帰時に該不揮発性記憶手段に記憶された情報を前記作業用記憶手段に転送して、この転送した情報を用いて前記制御プログラムを実行するものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
又、給湯器等のガス燃焼機器において、停電、電圧降下を検知する電源電圧監視手段と、その時間をカウントするタイマー手段と、炎の有無を検知する炎検知手段とを有し、これらをシーケンス回路に接続した燃焼制御装置において、上記電源電圧監視手段が停電又は電圧降下を検知し、上記タイマー手段Mが計時する一定時間内の瞬時停電又は瞬時電圧降下中に上記炎検知手段Mが炎無しを検知したときは再着火を行い燃焼を継続させる再着火手段を備えたものがあった。(例えば、特許文献2参照。)
特開平11−344222号公報 特開平08−240313号公報
ところでこの従来のもので特許文献1のものでは、停電発生前の各種情報をEEPROMで構成される不揮発性記憶手段に記憶保持され、停電復帰時に不揮発性記憶手段に記憶保持された各種情報に基づいて暖房動作を実行できるが、停電が短時間ですぐに停電復帰しても、暖房装置は運転を停止したままの状態なので、使用者が運転スイッチをON操作しないと燃焼装置のバーナの温度が低下していき、停電復帰後しばらくしてから使用者が運転スイッチをON操作しても、低温となったバーナが着火可能温度まで上昇するまでには時間がかかり、すぐに運転を再開できないという問題があった。
又、特許文献2のものでは、停電により電源のない状態でも停電発生から停電復帰までの時間を計時できるタイマー手段もしくは、停電時にタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源を備えなくてはならないという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始するものである。
また、請求項2では、バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、計時するタイマー部と、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を所定時間行うものである。
また、請求項3では、バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、計時するタイマー部と、運転の開始及び停止をさせる運転スイッチと、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始すると共にタイマー部の計時を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作された時に運転を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作されない時にバーナの予熱制御を終了して運転停止状態とするものである。
この発明の請求項1によれば、運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始するので、「運転中」や「運転停止」の運転状態を不揮発性の記憶手段であるEEPROM等で構成される記憶部に記憶させることで、停電等により電源が消失しても電源消失前の運転状態をバックアップ用電源無しで記憶しておくことができ、更に電源復帰した時に記憶部に記憶されている運転状態が「運転中」で、更にバーナの温度が所定温度以上である時に、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断するので、電源消失から電源復帰までの時間を計時するタイマー手段やそのタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源が不要であるものである。
又、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断すると、バーナの温度が所定温度になるようにバーナの予熱制御を行うので、電源消失してから短時間で電源復帰した時、運転スイッチをON操作してから短時間で運転が再開できるものである。
また、請求項2によれば、運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を所定時間行うので、「運転中」や「運転停止」の運転状態を不揮発性の記憶手段であるEEPROM等で構成される記憶部に記憶させることで、停電等により電源が消失しても電源消失前の運転状態をバックアップ用電源無しで記憶しておくことができ、更に電源復帰した時に記憶部に記憶されている運転状態が「運転中」で、更にバーナの温度が所定温度以上である時に、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断するので、電源消失から電源復帰までの時間を計時するタイマー手段やそのタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源が不要であるものである。
又、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断すると、バーナの温度が所定温度になるように所定時間バーナの予熱制御を行うので、電源消失してから短時間で電源復帰した時、運転スイッチをON操作してから短時間で運転が再開できると共に、電源復帰してから所定時間を経過するとバーナの予熱制御を終了してバーナの予熱制御のための電力消費を抑えることができるものである。
また、請求項3によれば、運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始すると共にタイマー部の計時を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作された時に運転を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作されない時にバーナの予熱制御を終了して運転停止状態とするので、「運転中」や「運転停止」の運転状態を不揮発性の記憶手段であるEEPROM等で構成される記憶部に記憶させることで、停電等により電源が消失しても電源消失前の運転状態をバックアップ用電源無しで記憶しておくことができ、更に電源復帰した時に記憶部に記憶されている運転状態が「運転中」で、更にバーナの温度が所定温度以上である時に、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断するので、電源消失から電源復帰までの時間を計時するタイマー手段やそのタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源が不要であるものである。
又、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断すると、バーナの温度が所定温度になるように所定時間バーナの予熱制御を行うので、電源消失してから短時間で電源復帰した時、運転スイッチをON操作してから短時間で運転が再開できると共に、電源復帰してから所定時間を経過するとバーナの予熱制御を終了してバーナの予熱制御のための電力消費を抑えることができるものである。
この発明の一実施形態を示す外観斜視図。 同ブロック図。 同停電復帰時の制御のフローチャート図。
次にこの発明に係る暖房機を図面に示す一実施例で説明する。
1は温風吹出口で、本体2の前面パネル3に設けたグリル4により形成されているものである。
5はバーナで、運転開始時には所定温度までヒータ6により加熱され、燃焼用ファン7により吸い込まれる燃焼用空気と電磁ポンプ8により供給される燃料とを混合してガス化し、それを点火手段9にて点火してガス化し燃焼させるものである。
前記燃焼ガスはバーナ5の上部に設けられた燃焼筒(図示せず)の上部開口(図示せず)より上方に流れ、送風ファン10によりバーナ5の燃焼によって発生した熱を送風と共に温風として温風吹出口1より吹き出させ、室温センサ11により検知される室温が設定温度になるように暖房運転を行うものである。
12は暖房運転のオン・オフを行う運転スイッチ13等の各種スイッチを備えた操作部である。
14は表示部で、設定温度や室温センサ11により検知される室温等表示するものである。
15は報知部で、各種警報音や音声等により報知を行うものである。
16はタイマー部で、計時を行うものである。
17は不揮発性の記憶手段であるEEPROM等で構成される記憶部で、検知された室温や運転状態等各種情報を記憶するものである。
18はバーナ温度検知センサで、バーナ5の温度を検知するものである。
19は制御部で、暖房運転の制御や停電復帰時の制御等行うものである。
次に、本実施形態の停電復帰時の制御について図3のフローチャート図に基づいて説明する。
まず、制御部19は、運転スイッチ13がON操作されて運転が開始したかを確認し(S1)、運転が開始したのを確認すると、制御部19は記憶部17に運転状態として「運転中」を記憶させる。(S2)
そして停電発生、又は異常事態の発生、又は誤って運転中に機器の電源プラグを電源コンセントから取り外したこと等により電源が消失されると(S3)、機器は運転を停止してしまう。(S4)
そして停電復帰、又は異常事態の解消、又は誤って運転中に機器の電源プラグを電源コンセントから取り外した後に再度電源プラグを電源コンセントに差し込んだ等により電源が復帰されると(S5)、制御部19は記憶部17に記憶されている運転状態が「運転中」であるかを確認する。(S6)
そして(S6)で記憶部17に記憶されている運転状態が「運転中」である場合、制御部19はバーナ温度検知センサ18によりバーナ5の温度を検知し、バーナ5の温度が所定温度以上かを確認する。(S7)
そして(S7)でバーナ5の温度が所定温度以上である時、制御部19は短時間の停電の発生、又は短時間の異常事態の発生、又は機器の電源プラグを電源コンセントから取り外した後にすぐに電源プラグを電源コンセントに差し込んだ等により、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断し(S8)、タイマー部16で計時を開始する(S9)と共に、バーナ5の温度が所定温度になるようにバーナ5の予熱制御を開始する。(S10)
そしてその状態で使用者が短時間の停電や短時間の異常事態のために運転が停止しているのに気がついたり、又は機器の電源プラグを電源コンセントから取り外した後にすぐに電源プラグを電源コンセントに差し込んだ後に、運転を再開しようと運転スイッチ13をON操作すると(S11)、制御部19は運転開始動作に入って運転を開始するものである。(S12)
この時、制御部19が運転開始動作に入ってバーナ5を着火可能温度まで加熱するが、バーナ5は予熱制御により所定温度に予熱されているため、着火可能温度まで短時間で温度上昇してすぐに運転を開始するものである。
又、(S3)で電源が消失されない場合は、制御部19は運転スイッチがOFF操作されたかをを確認し(S13)、運転スイッチがOFF操作されたのを確認すると、制御部19は運転を停止して(S14)、記憶部17に運転状態として「運転停止」を記憶させて(S15)、(S1)に戻るものである。
又、(S6)で記憶部17に運転状態として「運転停止」が記憶されていた場合、制御部19は電源が消失発生時に運転は停止していたと判断して、(S1)に戻るものである。
又、(S7)でバーナ5の温度が所定温度未満である時、制御部19は長時間の停電、又は機器の電源プラグを電源コンセントから取り外した後にずっと電源プラグを電源コンセントに差し込こまなかったために電源の消失から長時間経過してから電源復帰が発生したと判断して再運転はないものとして(S15)に進むものである。
又、(S11)で運転スイッチ13がON操作されない場合、制御部19は(S9)でタイマー部16の計時が開始してから所定時間経過したかを判断し(S16)、運転スイッチ13がON操作されないままタイマー部16の計時が開始してから所定時間経過した時、制御部19は再運転しないと判断して、タイマー部16の計時を終了する(S17)と共に、バーナ5の予熱制御を終了して(S18)、(S15)に進むものである。
以上のように「運転中」や「運転停止」の運転状態を不揮発性の記憶手段であるEEPROM等で構成される記憶部17に記憶させるので、停電等により電源が消失しても電源消失前の運転状態をバックアップ用電源無しで記憶しておくことができるものである。
又、電源復帰した時に記憶部17に記憶されている運転状態が「運転中」で、更にバーナ5の温度が所定温度以上である時に、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断するので、電源消失から電源復帰までの時間を計時するタイマー手段やそのタイマー手段に電源を供給するバックアップ用電源が不要であるものである。
又、運転中に電源が消失し、電源消失してから短時間で電源復帰したと判断すると、バーナ5の温度が所定温度になるように所定時間バーナ5の予熱制御を行うので、電源消失してから短時間で電源復帰した時、運転スイッチ13をON操作してから短時間で運転が再開できるものである。
5 バーナ
6 ヒータ
17 記憶部
18 バーナ温度検知センサ
19 制御部

Claims (3)

  1. バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始することを特徴とする暖房機。
  2. バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、計時するタイマー部と、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を所定時間行うことを特徴とする暖房機。
  3. バーナと、該バーナの温度を検知するバーナ温度検知センサと、バーナを加熱するヒータと、運転状態を記憶する不揮発性の記憶手段からなる記憶部と、計時するタイマー部と、運転の開始及び停止をさせる運転スイッチと、運転の制御を行う制御部とを備えた暖房機に於いて、前記制御部は運転中に記憶部に運転状態として運転中という情報を記憶させ、電源消失が発生して電源復帰した場合、記憶部に記憶されている運転状態が運転中で、更にバーナの温度が所定温度以上の時、バーナを所定温度に予熱する予熱制御を開始すると共にタイマー部の計時を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作された時に運転を開始し、タイマー部の計時を開始してから所定時間経過するまでに運転スイッチがON操作されない時にバーナの予熱制御を終了して運転停止状態とすることを特徴とする暖房機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106766015A (zh) * 2017-03-06 2017-05-31 Tcl空调器(中山)有限公司 空调器故障反馈方法及装置

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