JP2014173709A - 吸盤及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な操作を必要とすることなく、所定面に対する物体の固定及び固定解除を行うことができる吸盤を提供する。
【解決手段】 吸盤150は、+Z側の端が会議装置に接続され、基準状態と縮み状態との間でZ軸方向に伸縮可能な、通気口152aが形成された中空の接続部152と、該接続部152の−Z側の端に連続し、接続部152の内部空間に連通する段付き開口155が形成され、載置面に吸着可能な吸着部154と、前記内部空間に設けられ、該接続部152が基準状態にあるときに段付き開口155を開放させ、接続部152が縮み状態にあるときに段付き開口155を閉塞させる突出部156と、を備えている。
【選択図】図9
【解決手段】 吸盤150は、+Z側の端が会議装置に接続され、基準状態と縮み状態との間でZ軸方向に伸縮可能な、通気口152aが形成された中空の接続部152と、該接続部152の−Z側の端に連続し、接続部152の内部空間に連通する段付き開口155が形成され、載置面に吸着可能な吸着部154と、前記内部空間に設けられ、該接続部152が基準状態にあるときに段付き開口155を開放させ、接続部152が縮み状態にあるときに段付き開口155を閉塞させる突出部156と、を備えている。
【選択図】図9
Description
本発明は、吸盤及び電子機器に係り、更に詳しくは、物体を所定面に一時的に固定するための吸盤、及び該吸盤を備える電子機器に関する。
従来、物体を所定面に一時的に固定するための吸盤が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている吸盤では、所定面に対する物体の固定を解除するための特別な操作を必要としていた。
本発明は、物体を所定面に一時的に固定するための吸盤であって、前記所定面に直交する一軸方向の一端が前記物体に接続され、基準状態と縮み状態との間で前記一軸方向に伸縮可能な、通気口が形成された中空の接続部と、前記接続部の前記一軸方向の他端に連続し、前記接続部の内部空間に連通する開口が形成され、前記所定面に吸着可能な吸着部と、前記内部空間に設けられ、前記接続部が前記基準状態にあるときに前記開口を開放させ、前記接続部が前記縮み状態にあるときに前記開口を閉塞させる開閉部と、を備える吸盤である。
これによれば、特別な操作を必要とすることなく、所定面に対する物体の固定及び固定解除を行うことができる。
以下、一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1(A)及び図1(B)には、基準形態における会議装置100(通信装置)を異なる方向から見た斜視図が示されている。この会議装置100は、複数の拠点間でのインターネット(通信網)を介したテレビ会議(情報共有)に用いられる。
会議装置100は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、基準形態では、全体として、例えばA4版サイズの略矩形平板状の外形(例えば厚さが20mm〜40mm程度)を有している。
このように、会議装置100は、基準形態において、薄型コンパクトになるように設計されている。また、会議装置100は、後に詳述するように、基準形態と、例えば机、テーブル等の上面(以下では、載置面とも称する)上に載置された状態での使用に適した開き形態との間で形態を移行させることができる。
図2には、基準形態の会議装置100が、水平な載置面上に載置された状態が示されている。以下では、会議装置100の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のいずれにも直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。また、会議装置100は、特に断りがない限り、基準形態になっているものとする。
会議装置100は、図1(A)〜図2に示されるように、第1筐体10、第2筐体12、ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18、マイク20、制御装置24(図3参照)などを備えている。
第1筐体10は、一例として、図1(A)及び図1(B)に示されるように、制御装置24が収容されている制御装置収容部10aと、複数の操作部材が設けられている操作パネル部10bとを有している。第1筐体10は、いわゆる平置き型の筐体である。
制御装置24は、画像データ及び音声データをエンコード処理またはデコード処理をして、インターネットを介した画像及び音声の送受信を制御する。
この制御装置24は、図3に示されるように、制御用基板としてのメインボード62、音声処理用及び操作用基板としてのサブボード63などを含む。
メインボード62には、一例として、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、HDD(Hard Disk Drive)106(もしくはストレージまたは記録デバイス)、データ入出力I/F(Inter face)108、ネットワークI/F110、画像入力I/F112及び画像出力I/F114の各構成要素が実装されている。CPU101、ROM102、RAM104、HDD106、データ入出力I/F108及びネットワークI/F110は、アドレスバス、データバス等のバスライン116を介して、双方向通信可能に接続されている。なお、上述した画像データは、動画または間欠画像(一定時間間隔の静止画像)のデータである。
CPU101は、所定のプログラム(会議装置用プログラム)に基づいて会議装置100全体の動作を制御する。なお、会議装置用プログラムに従ったCPU101の命令による、ネットワーク(例えばインターネット)を介した音声及び画像の双方向通信にかかる一連の動作は後述する。
ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムが記憶されている。RAM104は、CPU101のワークエリアとして使用される。
HDD106は、上記会議装置用プログラム、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。なお、HDDに限らず、例えばSSD(Solid State Drive)等を用いてもよい。上記会議装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、例えば記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記会議装置用プログラムは、HDD106ではなく、ROM102に記憶されるようにしてもよい。HDD106は、CPU101の制御にしたがってHDD106に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
データ入出力I/F108は、後述する複数のUSB端子に接続された例えばフラッシュメモリ等の記録メディアMに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するとともに、USB端子に接続された例えばPC(パーソナルコンピュータ)からのデータの他拠点の会議装置への送信を制御する。
記録メディアMは、複数のUSB端子のうちの一のUSB端子に着脱自在となっている。なお、例えば記録メディアMがSDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)などUSB端子に直接に着脱できないものであれば、USB端子にメモリ読書ドライブを着脱させるように構成しても良いし、別途に、会議装置100に予めメモリ読書ドライブを設けていても良い。また、記録メディアMとしては、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
ネットワークI/F110は、後述するLAN端子38(例えばイーサネット(登録商標)端子)を含み、インターネットを介したデータ(画像データ及び音声データ)の入出力(送受信)を行う。すなわち、ネットワークI/F110は、画像データ送信手段としての機能を含む。なお、ネットワークI/F110としては、有線のLAN端子に接続可能なように設けても良いし、また、無線のLANに接続できる無線LANのネットワークI/Fであっても良い。
画像入力I/F112は、後述する電子カメラ16から出力される被写体の画像信号を所定の画像データとして取り込む。
また、画像出力I/F114は、他の拠点の会議装置100の宛先や画質調整、出力信号の選択などの操作用アイコン等のメニュー画面、インターネットを介して受信されたデータのうちエンコードされた画像データ、及び電子カメラ16により取り込まれた画像データを、例えばディスプレイ14、後述する画像出力端子42に接続される例えばモニタ装置、テレビ、プロジェクタなどが受け入れ可能な所定のアナログまたはデジタルの画像信号に変換して出力するようになっている。なお、エンコードされた画像データを所定のコーデックを用いてデコードするのはCPU101による。この所定の画像信号としては、アナログRGB信号(VGA)、コンポーネントビデオ信号、HDMI(High―Definition Multimedia Interface)信号、DVI(Digital Video Interactive)信号が挙げられる。
サブボード63には、前述した複数の操作ボタンに対応する複数の操作端子118、音声入出力I/F120及び音声制御部122の各構成要素が実装されている。複数の操作端子118及び音声制御部122は、バスライン116を介して、互いに双方向通信可能に接続され、かつメインボード62に実装された上記各構成要素と双方向通信可能に接続されている。
音声入出力I/F120は、マイク20により入力された音声信号を所定の音声データとして取り込んで、該音声データを音声制御部122に送るとともに、ネットワークI/F110、音声制御部122を介して受信された音声データをスピーカ18で再生可能な音声信号に変換する。
音声制御部122は、後述する一対のボリュームボタン62a、62bが操作されるのに伴いスピーカ18から出力される音の音量を調整し、後述するマイクミュートボタン64が押し下げられる(ON/OFFされる)のに伴いマイク20による音の入力/非入力を切り替える。
また、音声制御部122は、他の拠点の会議装置100との双方向通信時に、スピーカ18から出力された音がマイク20により入力され、該他の拠点の会議装置100との間で音波のループを形成して発生するエコー、ハウリングを抑制するエコーキャンセル処理機能を有するとともに、例えば室内の空調の作動音などのマイク20で入力された音を低減させるノイズキャンセル処理機能を有する。
制御装置収容部10aは、図4及び図5を総合すると分かるように、一例として、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成る。
図4に示されるように、制御装置収容部10aの+X側の側壁には、4つの開口が形成されており、該4つの開口には、それぞれメインボード62に実装されている通信用のLAN端子38、HDMI規格に準拠する画像出力端子40、VGA規格に準拠する画像出力端子42、電源端子44(電源ジャック)が嵌め込まれている。画像出力端子40、42に代えて又は加えて、DVI―I端子、コンポーネント端子、D端子、S端子、コンポジット端子が設けられていても良い。
また、図5に示されるように、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の−X側の端部には、一例として、2つの開口が形成されており、該2つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているUSB端子28、30が嵌め込まれている。また、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の+X側の端部には、一例として、3つの開口が形成されており、該3つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているヘッドフォン接続用端子32、マイク接続用端子34、USB端子36が嵌め込まれている。
また、図6に示されるように、一例として、制御装置収容部10aの−Z側の壁(底壁)の4隅には、第1筐体10を載置面上に一時的に固定するための4つの吸盤150が取り付けられている。吸盤150については、後に詳述する。
操作パネル部10bは、図2、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする細長い略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの−Y側の端部の+Z側の端に連続している。
操作パネル部10bの+Z側の壁の−X側の領域には、図2に示されるように、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、電源ボタン48、メニューボタン50、カーソル52、決定ボタン54、通信相手とのインターネット回線を切断するための切断ボタン56となっている。
電源ボタン48は、会議装置100に対する電源のON/OFFを行うための操作部材である。操作パネル部10bにおける電源ボタン48の近傍には、電源ON時に点灯する電源ランプ49が設けられている。
メニューボタン50は、ディスプレイ14にメニュー画面を呼び出すための操作部材である。
カーソル52は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画面内に表示された項目を選択するための操作部材である。すなわち、カーソル52を操作することで、メニュー画面内の項目を選択できるようになっている。
決定ボタン54は、メニュー画面内において選択された項目を決定するための操作部材である。メニュー画面内において選択及び決定される項目としては、例えば、他の拠点の会議装置100の宛先などが挙げられる。
切断ボタン56は、通信相手の会議装置100とのインターネット回線を切断するための操作部材である。
操作パネル部10bの+Z側の壁の+X側の領域には、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、ビュー切換ボタン58、明度調整ボタン60、一対のボリュームボタン62a、62b、マイクミュートボタン64となっている。
ビュー切換ボタン58は、電子カメラ16によって取り込まれた画像のうち、他の拠点に送信する画像を切り換えるための操作部材である。すなわち、例えばある拠点に複数のユーザ(会議参加者)がいる場合に、ビュー切換ボタン58を押すことで、複数のユーザの少なくとも1人が選択的に表示された複数の画像のうちいずれかを他の拠点に送信することができる。
明度調整ボタン60は、ディスプレイ14に表示される画像の明度を調整するための操作部材である。会議装置100の周囲の明るさに応じて明度調整ボタン60を適宜押圧することで、ディスプレイ14の画面の明るさを視認性の良い適切な明るさに調整することができる。ここでは、一例として、明度調整ボタン60で調整される明度がN段階(Nは、自然数)に設定されており、明度調整ボタン60が押圧される度に、明度が段階的に高く又は低くなり、明度調整ボタン60がN回押圧されると、元の明度に戻るようになっている。
一対のボリュームボタン62a、62bは、スピーカ18から出力される音の音量を調整するための操作部材である。一対のボリュームボタン62a、62bのうち、−X側のボリュームボタン62aを押圧することで、上記音量を下げることができ、+X側のボリュームボタン62bを押圧することで、上記音量を上げることができる。
マイクミュートボタン64は、マイク20のON/OFFを切り替えるための操作部材である。なお、マイク20がONとは、マイク20を介して音声が入力される状態を意味し、マイク20がOFFとは、マイク20を介して音声が入力されない状態を意味する。
第2筐体12は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、ディスプレイ14、電子カメラ16の一部、スピーカ18の一部、マイク20の一部が収容されている第1収容部12aと、電子カメラ16の残部(撮影レンズ16aを除く)、スピーカ18の残部、マイク20の残部が収容されている第2収容部12bとを有している。
第1収容部12aは、図2、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの+Z側であって、操作パネル部10bの+Y側に位置している。ここでは、一例として、会議装置100が基準形態のとき、第1収容部12aの−Z側の面は、制御装置収容部10aの+Z側の面に当接している。
第1収容部12a内のほぼ中央には、ディスプレイ14がXY平面に平行な状態で収容されている。
ディスプレイ14は、一例として、画像が表示される表示面を有する液晶パネルと、該液晶パネルを挟む位置に配置された2つの電極と、該2つの電極を挟む位置に配置された2つの偏光板とを含む液晶構造体、及び該液晶構造体の一側に配置されたバックライトを含み、全体として、平板状の外形を有している。すなわち、ディスプレイ14は、いわゆる液晶ディスプレイである。
第1収容部12aの+Z側の面には、一例として、ディスプレイ14よりも一回り以上大きな矩形開口が形成されており、該矩形開口には、強化プラスチックからなるカバーパネル26が嵌め込まれている。すなわち、ディスプレイ14は、カバーパネル26によって+Z側から覆われている。カバーパネル26は、ディスプレイ14に対応(対向)する部分が透明となっており、該部分を取り囲む部分が例えば黒色となっている。以下では、カバーパネル26の透明部分をクリアパネル部CPと称し、カバーパネル26の黒色部分をブラックパネル部BPと称する。この場合、ディスプレイ14の液晶パネルは、+Z側からクリアパネル部CPを介して視認可能となっている。
第2収容部12bは、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の箱形部分から成り、第1収容部12aの+Y側の端部の−Z側の端に連続している。すなわち、第2収容部12bは、第1収容部12aの−Z側の端よりも−Z側に突出している。
図2、図4及び図5を総合すると分かるように、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間のX軸方向の中央部には、電子カメラ16の撮影レンズ16aを除く部分が収容されており、撮影レンズ16aはブラックパネル部BPに形成された開口から第2筐体12の外部に突出している。
撮影レンズ16aとしては、一例として、X軸方向の視野角が170°で、Y軸方向の視野角が135°の略半球形状の広角レンズが用いられている。
図2、図4及び図5に示されるように、ブラックパネル部BPにおける撮影レンズ16aの+Y側近傍及び−Y側近傍には、撮影レンズ16aを保護するための一対のレンズ保護用突起66a、66bが突設されている。各レンズ保護用突起の外側の面は、湾曲面で構成されており、手指などが触れても、怪我をしないようになっている。
電子カメラ16は、撮影レンズ16aを介して被写体の画像を取り込み、取り込まれた画像を画像信号(電気信号)に変換して画像入力I/F112に出力する(図4参照)。電子カメラ16の撮像素子としては、一例として、CCD、CMOSなどが用いられている。
また、図2に示されるように、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間の−X側の端部には、スピーカ18が、音声出力方向が概ね+Z方向となるように配置されている。
ここでは、スピーカ18として、例えばフルレンジタイプの丸型のものが採用されているが、その他のものでも良い。スピーカ18は、音声入出力I/F120に結線されており、該音声入出力I/F120から送信される音声信号を音声として出力する(図3参照)。
ブラックパネル部BPにおけるスピーカ18に対応する部分には、スピーカ18から出力された音声を外部に放出するための、複数の小さな貫通孔を含んで構成される音声放出口68が形成されている(図2参照)。
また、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間における電子カメラ16の+X側の領域には、マイク20が、音声入力方向が概ね−Z方向となるように配置されている。
ここでは、マイク20として、例えば小型の無指向性のものが採用されているが、指向性を有するものを用いても良い。マイク20は、音声入出力I/F120に結線されており、入力した音声を音声信号として音声入出力I/F120に送信する(図3参照)。
ブラックパネル部BPのマイク20に対応する部分には、マイク20を介して入力される音声を取り込むための、少なくとも1つの小さな貫通孔を含んで構成される音声取込口70が形成されている。
また、ブラックパネル部BPの−X側かつ−Y側の角部には、外付け用バッテリの充電量の残量を表示する残量ランプ72、インターネット回線の接続状況を表示する回線ランプ74が設けられている。
以下では、図7に示されるように、X軸に直交し、かつカバーパネル26に平行な軸をα軸、X軸及びα軸に直交する軸をβ軸と称して説明する。そこで、会議装置100が基準形態のとき、α軸は、Y軸に一致し、β軸は、Z軸に一致する。
ここで、第1収容部12aの−Y側の端部、すなわち−α側の端部は、X軸方向を軸方向とするトルクヒンジ(不図示)を介して第1筐体10に接続されている。そして、ディスプレイ14の液晶パネルは、+β側から視認可能であり、撮影レンズ16aは+β側に露出し、スピーカ18の音声出力方向は、概ね+β側となり、マイクの音声入力方向は、概ね−β側となる。
すなわち、第2筐体12は、上記トルクヒンジの作用により、X軸周りに関して、第1筐体10に当接する当接位置(図4及び図5参照)と第1筐体10から離間する離間位置(図7参照)との間をX軸周りに相対回動可能となっている。そこで、以下では、第2筐体12が離間位置に位置するときの会議装置100の形態を、開き形態とも称する。
第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θは、会議装置100が基準形態のとき、すなわち第2筐体12が当接位置に位置するときをθ=0°とすると、例えば0°≦θ≦90°に設定されている。図8では、θ=90°であり、会議装置100は、最大開き形態になっている。そして、上記トルクヒンジの作用により、第2筐体12を第1筐体10に対してX軸周りの回動角度θの位置でホールドできるようになっている。なお、第2筐体12が当接位置に位置するときの会議装置100の形態が基準形態である。
ところで、吸盤150は、前述したように、第1筐体10に取り付けられている(図1(B)参照)。この場合、吸盤150が載置面に対して吸着すると第1筐体10が載置面に対して固定され、吸盤150の載置面に対する吸着が解除されると第1筐体10の載置面に対する固定が解除される。以下に、吸盤150について詳細に説明する。
図9には、載置面に吸着していない状態(非吸着状態)の吸盤150の断面図が示されている。吸盤150は、一例として、図9に示されるように、接続部152、吸着部154などを含む。
接続部152は、一例として、Z軸方向に延びる中空の柱状の部分から成り、+Z側の端が制御装置収容部10aの−Z側の面に固定されている。接続部152の側壁のZ軸方向中央には、通気口152aが形成されており、接続部152の内部空間が開放されている。以下では、図9に示される接続部152の状態を基準状態と称する。
図10には、載置面に吸着している状態(吸着状態)の吸盤150の断面図が示されている。接続部152は、Z軸方向の圧縮力が作用すると、側壁が断面略U字状に弾性変形して縮み状態となり(図10参照)、該圧縮力が除去されると、伸びて(弾性復帰して)、基準状態に戻る(図9参照)。すなわち、接続部152は、基準状態と縮み状態との間でZ軸方向に伸縮可能となっている。
また、接続部152の+Z側の内壁面から、突出部156が−Z方向に向けて突出している。突出部156は、一例として、略逆T字状(ハンマー形状)の部分から成る。すなわち、突出部156は、先端が、中間部及び基端よりも大きくなっている。
吸着部154は、一例として、図9に示されるように、Z軸方向を軸方向とする円板を中央部分が頂部になるように+Z側に湾曲させたような形状を有している。すなわち、吸着部154の−Z側の面は、非吸着状態では、凹面になっている。吸着部154の中央部分は、接続部152の−Z側の端に連続している。吸着部154は、Z軸方向の圧縮力が作用すると、弾性変形して、−Z側の面が載置面に密着する(図10参照)。ここでは、吸着部154は、接続部152よりも弾性変形し難くなっている。逆に言うと、接続部152は、側壁が非常に薄く形成されており、吸着部154よりも弾性変形し易くなっている。
吸着部154の中央部分には、接続部152の内部空間に連通する段付き開口155が形成されている。段付き開口155では、+Z側の開口155aは、突出部156の先端よりも小さく、かつ−Z側の開口155bは、突出部156の先端よりも大きくなっている(図10参照)。また、+Z側の開口155aは、突出部156の中間部よりも小さくなっている。
以上のように構成される吸盤150の動作を、図11(A)〜図11(C)を参照して説明する。
図11(A)では、非吸着状態にある吸盤150が載置面上に載置されている。このとき、載置面と吸着部154との間隙と、接続部152の内部空間とが段付き開口155を介して連通しており、接続部152の内部空間が開放されている。結果として、載置面と吸着部154との間隙は、大気圧に等しくなっている。
そこで、図11(A)に示される吸盤150に対して、+Z側から荷重を掛けていくと、接続部152が縮み(弾性変形し)、これに伴い突出部156が−Z側に移動し、突出部156の先端が段付き開口155内に挿入される(図11(B)参照)。この際、突出部156の先端及び中間部は、段付き開口155の+Z側の開口155aよりも大きいが、該先端、中間部及び段付き開口155を定める部分が弾性変形しながら、段付き開口155の−Z側の開口155b内に該先端が入り込み、段付き開口155の+Z側の開口155a内に該中間部が圧入された状態となる。この結果、段付き開口155に栓がされたような状態となり、接続部152の内部空間と、吸着部154と載置面との間隙とが遮断された状態となる。
そして、図11(B)に示される吸盤150に対して、+Z側から荷重を掛けていくと、接続部152が縮み状態のまま、吸着部154が潰れるように弾性変形する。この際、吸着部154と載置面との間隙の空気が外部に押し出され、最終的に、該間隙が真空状態となり、吸着部の−Z側の面が載置面に密着(吸着)する(図11(C))。
一方、図12(A)に示される吸着状態にある吸盤150に対する荷重を除去していくと、先ず、接続部152が基準状態に戻る(弾性復帰する)とともに突出部156が段付き開口155から抜け出る(図12(B)参照)。この結果、通気口152aから接続部152の内部空間を介して段付き開口155、及び吸着部154と載置面との間に空気がゆっくり入り、吸着部154の吸着力が徐々に小さくなっていき、最終的に0になる(図12(C)参照)。
以上のように構成される会議装置100を用いるテレビ会議の一例を、以下に説明する。ここでは、テレビ会議は、複数の拠点間で、各拠点に配置された会議装置100を用いて行われる。各拠点のユーザ(会議参加者)の人数は、例えば3人とされている。
各拠点の3人のユーザは、図13に示されるように、例えば一室に配置されたテーブルTの+X側、−X側及び−Y側にテーブルT側を向いた状態で着座する。
ここで、ユーザは、会議装置100を、例えば操作パネル部10bが手前側(−Y側)に位置するようにテーブルT上に例えば基準形態のまま載置する。
具体的には、会議装置100は、3人のユーザ全員が電子カメラ16の撮影視野に入る位置、例えばテーブルTの上面(載置面)における+Y側の端部(所望位置)に載置される。
この際、ユーザは、会議装置100を持って、4つの吸盤150が−Z側に位置する状態で所望位置の+Z側に位置させた後、該所望位置に降ろす。
このとき、4つの吸盤150にZ軸方向の圧縮力が作用し、載置面に対して吸着する。この結果、会議装置100が所望位置に固定される。この場合、会議装置100のテーブルTに対する横滑りが防止されるため、例えばユーザが会議装置100に不用意に触れたり、会議装置100に接続されたケーブルが不用意に引っ張られても、会議装置100の位置ずれ、ひいてはテーブルT上からの転落を防止できる。
なお、会議装置100の位置を変更する場合は、会議装置100を一旦持ち上げて4つの吸盤150の載置面に対する吸着を解除させ、上述と同じ要領で、再度、別の所望位置に載置すれば良い。
以上のようにして、会議装置100を所望位置に固定した後、第1筐体10に対して第2筐体12をX軸周りに角度φ(例えば60°≦φ≦90°)だけ回動させる。この結果、ディスプレイ14は、第1筐体10を台座として概ね−Y側を向いて起立した状態、すなわち−Y側から視認可能な状態となる。また、この状態では、撮影レンズ16a、スピーカ18及びマイク20が着座したユーザの顔の高さと概ね同じ高さに位置する。そして、この状態では、撮影レンズ16aは概ね−Y側に向き、スピーカ18の音声出力方向は概ね−Y側となり、マイクの音声入力方向は概ね+Y側となる。
また、ユーザは、会議装置100のテーブルT上への載置に併せて、会議装置100に対する電気及び通信に関する配線の接続(例えば、LAN端子38とインターネットに接続される端子との結線、電源端子44と外部電源との結線等)を行う。
次いで、ユーザは、電源ボタン48を押して会議装置100を起動させる。このとき、ディスプレイ14にメニュー画面が表示される。このメニュー画面は、各種調整、会議の開始(双方向通信の開始)等の各項目がアイコンと文字情報で表示される。そこで、ユーザは、カーソル52を操作して、上記メニュー画面上の会議の開始に関する項目を選択し、決定ボタン54を押して、会議の開始を決定する。
会議の開始が決定されると、一拠点の会議装置100のディスプレイ14のメニュー画面に他拠点の宛先リストが表示され、一拠点のユーザは、カーソル52を操作して、上記宛先リストからテレビ会議(双方向通信)を行いたい他拠点を選択して、決定ボタン54を押して決定する。ここでは、他拠点が選択され、決定される。この結果、一拠点の会議装置100から他拠点の会議装置100へ双方向通信の要求が送信される。
他拠点の会議装置100では、その双方向通信の要求が着信すると、その要求の容認及び拒否それぞれに関する項目を、ディスプレイ14に表示されたメニュー画面上に表示する。
そこで、他拠点のユーザは、該他拠点の会議装置100のカーソル52及び決定ボタン54を操作することにより、上記容認及び拒否それぞれに関する項目のうちのいずれかを選択、決定する。ここでは、容認に関する項目が選択、決定され、この結果、複数の会議装置100は、インターネットを介して互いに双方向通信可能に接続される。
複数の会議装置100間で双方向通信が開始されると、各拠点の会議装置100の電子カメラ16で取り込まれた該拠点のユーザの画像がインターネットを介して他の拠点の会議装置100に送信され、該会議装置100のディスプレイ14に表示される。
また、各拠点の会議装置100のマイク20で取り込まれた該拠点のユーザの音声が、インターネットを介して他の拠点の会議装置100に送信され、該会議装置100のスピーカ18から出力される。
このようにして、複数の拠点間での画像及び音声の双方向通信によるテレビ会議が行われる。
以上説明したように本実施形態の吸盤150は、会議装置100を載置面に一時的に固定するための吸盤であって、載置面に直交するZ軸方向の一端(+Z側の端)が会議装置100に接続され、基準状態と縮み状態との間でZ軸方向に伸縮可能な、通気口152aが形成された中空の接続部152と、該接続部152のZ軸方向の他端(−Z側の端)に連続し、接続部152の内部空間に連通する段付き開口155が形成され、載置面に吸着可能な吸着部154と、前記内部空間に設けられ、前記接続部152が基準状態にあるときに段付き開口155を開放させ、接続部152が縮み状態にあるときに段付き開口155を閉塞させる突出部156(開閉部)と、を備えている。
この場合、会議装置100を載置面上に降ろすとき、吸盤150には、Z軸方向の圧縮力が作用する。この結果、接続部152が縮み状態となるとともに突出部156が段付き開口155を閉塞させ、吸着部154と載置面との間隙から空気が抜け、吸着部154が載置面に吸着する。一方、載置面上に載置された会議装置100を持ち上げて、吸盤150に作用するZ軸方向の圧縮力を除去すると、接続部152が基準状態となるとともに突出部156が段付き開口155を開放させ、吸着部154と載置面との間隙に通気口152a、接続部152の内部空間及び段付き開口155を介して空気が流入し、吸着部154の載置面に対する吸着力が徐々に低減され、最終的に0になる。
結果として、本実施形態の吸盤は、特別な操作を必要とすることなく、載置面に対する会議装置100の固定及び固定解除を行うことができる。
しかも、会議装置100を持ち上げるとき、吸盤150の載置面に対する吸着力が徐々に低減されるため、会議装置100を載置面からスムーズに引き離すことができる。
また、接続部152は、吸着部154よりも弾性変形し易いため、吸盤150にZ軸方向の圧縮力が作用したときに、接続部152が縮んで、突出部156が段付き開口155を閉塞させた後、吸着部154が縮む。この場合、吸着部154の潰れ動作(弾性変形)によって吸着部154と載置面との間隙の空気を押し出すことができ、該間隙を確実に真空状態にすることができる。
また、突出部156は、接続部152の+Z側の内壁面から−Z側に向けて突出しているため、接続部152の伸縮動作に連動させて、段付き開口155を効率良く開閉することができる。
また、突出部156は、接続部152が縮み状態にあるときに段付き開口155に圧入されているため、段付き開口155を確実に塞ぐことができる。
また、段付き開口155は、−Z側の開口155bが+Z側の開口155aよりも大きく、突出部156は、先端が+Z側の開口155aよりも大きく、かつ−Z側の開口155bよりも小さいため、特に、突出部156が段付き開口155に対して出入りするときに、ユーザにクリック感を与えることができ、ユーザは吸着動作及び吸着解除動作が行われことを知ることができる。
また、載置面は、水平面に平行なため(鉛直方向に交差しているため)、会議装置100が載置面に載置されているときに吸盤150に引張力が作用することがほとんどなく、会議装置100を載置面に対して安定して固定することができる。
また、会議装置100は、吸盤150と、該吸盤150の接続部152の+Z側の端が接続された平置き型の第1筐体10と、を備えているため、載置面に容易かつ安定して固定でき、かつ載置面に対する固定を容易かつスムーズに解くことができる。
なお、図14に示される変形例1の会議装置200のように、例えば、第2筐体の−X側の端部(スピーカ18の−Y側)を刳り抜いて、刳り抜いた部分に例えば透明部材210を嵌め込んでも良い。透明部材210の材質としては、軽量化及び剛性確保の観点から例えばポリカーボネート、ABS樹脂などが好ましい。なお、会議装置200は、操作ボタンの数及び配置が異なることを除いて、上記実施形態の会議装置100と同様の構成を有する。
この場合、例えば、図15に示されるように、開き形態にある会議装置200を載置面上の所望位置に載置する際に、第2筐体側にいるユーザから透明部材210を介して第1筐体及びテーブルTを同時に視ることができるため、会議装置200をテーブルTから落下させることなく所望の位置(テーブルTの端)に確実に載置することができる。
なお、上記変形例1では、第2筐体を刳り抜いた部分に透明部材210が嵌め込まれているが、透明部材210を嵌め込まず、刳り抜いた部分をそのままに、すなわち開口部としても良い。
また、図16に示される変形例2の会議装置300のように、例えば、第2筐体の−X側の端部(スピーカ18の−Y側)に切り欠き310を形成しても良い。この場合も、上記第1変形例と同様な作用・効果が得られる。なお、切り欠き310に透明部材を設けても良い。会議装置300は、操作ボタンの数及び配置が異なることを除いて、上記実施形態の会議装置100と同様の構成を有する。
また、上記実施形態及び各変形例では、吸盤150は、第1筐体10の−Z側の面の4隅に1個ずつ(合計4個)設けられているが、これに限らず、1個〜3個、又は5個以上設けられても良い。そして、3個以上設けられる場合は、安定性良く固定する観点から、少なくとも同一直線上にない3箇所に設けられることが好ましい。
また、上記実施形態及び各変形例では、吸盤150が接続される物体として、会議装置100の第1筐体10が採用されたが、他の電子機器の筐体であっても良いし、電子機器の筐体以外の他の物体(例えば壺、花瓶等の置物)であっても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、吸盤150の接続部は、柱状の部分とされているが、これに限らず、例えば、Z軸方向に伸縮可能な蛇腹状の部分等、要は、基準状態と縮み状態との間でZ軸方向に伸縮可能な部分であれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、突出部156は、接続部152が縮み状態のとき、段付き開口155に圧入されるようになっているが、例えば、段付き開口155に+Z側から蓋をするように構成されても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、突出部156は、逆T字状に形成されているが、これに限らず、例えば、均一な太さの棒状に形成されても良いし、先細りのテーパ状に形成されても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、載置面は、水平面に平行な面とされているが、これに限らず、例えばは、水平面に対して傾斜する面であっても良く、要は、鉛直面に交差する面であれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、ディスプレイ14として、いわゆる液晶ディスプレイが採用されているが、これに限らず、例えばプラズマディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの、他のディスプレイを採用しても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、会議装置100は、一室内で用いられているが、これに限定されない。会議装置100は、上述の如く、携帯性に優れるため、特定の会議室内に据え置かれる必要はなく、自由に持ち運びし、様々な場所で用いられることが期待できる。
また、上記実施形態及び各変形例では、本発明は、いわゆるポータブルタイプ(可搬型)の会議装置100に適用されたが、本発明は、いわゆる据え置き型の会議装置にも適用できる。
また、上記実施形態及び各変形例では、各拠点のユーザの数は、3人とされているが、これに限らず、要は、少なくとも1人であれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、会議装置の一例として、画像及び音声の双方向通信(送受信)が可能な会議装置100について説明したが、本発明は、これに限らず、画像及び音声の一方のみの送受信が可能なもの(例えば、電話会議装置など)にも適用可能である。
また、上記実施形態及び各変形例では、通信装置として、会議装置100が採用されているが、これに限られない。例えば、通信網としての電話回線を介して音声の送受信のみを行う電話会議装置が採用されても良い。すなわち、本発明の通信装置は、複数の拠点間での画像及び音声の少なくとも一方の送受信による情報共有に用いられる装置として多様な態様で使用可能である。
14…ディスプレイ、10…第1筐体(筐体)、12…第2筐体(別の筐体)、100…会議装置(通信装置)、150…吸盤、152…接続部、154…吸着部、154a…段付き開口、156…突出部(開閉部)、210…透明部材(透明部)。
Claims (10)
- 物体を所定面に一時的に固定するための吸盤であって、
前記所定面に直交する一軸方向の一端が前記物体に接続され、基準状態と縮み状態との間で前記一軸方向に伸縮可能な、通気口が形成された中空の接続部と、
前記接続部の前記一軸方向の他端に連続し、前記接続部の内部空間に連通する開口が形成され、前記所定面に吸着可能な吸着部と、
前記内部空間に設けられ、前記接続部が前記基準状態にあるときに前記開口を開放させ、前記接続部が前記縮み状態にあるときに前記開口を閉塞させる開閉部と、を備える吸盤。 - 前記接続部は、前記吸着部よりも弾性変形し易いことを特徴とする請求項1に記載の吸盤。
- 前記開閉部は、前記接続部の前記一端側の内壁面から前記他端側に向けて突出する部分であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸盤。
- 前記突出部分は、前記接続部が前記縮み状態にあるときに前記開口に圧入されていることを特徴とする請求項3に記載の吸盤。
- 前記開口は、前記他端側の開口が前記一端側の開口よりも大きい段付き開口であり、
前記突出部分は、先端が前記一端側の開口よりも大きく、かつ前記他端側の開口よりも小さいことを特徴とする請求項3又は4に記載の吸盤。 - 前記通気口は、前記接続部の側壁に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸盤。
- 前記所定面は、鉛直方向に交差していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸盤。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸盤と、
前記吸盤の接続部の前記一端が接続された平置き型の筐体と、を備える電子機器。 - ディスプレイと、
前記筐体の一側の部分に前記筐体に対して起立状態となるように接続され、前記ディスプレイを該ディスプレイが前記一側に露出するように保持する別の筐体と、を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。 - 前記別の筐体には、該別の筐体の前記一側から前記他側を視認させるための透明部、開口及び切欠きのいずれかが設けられていることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
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