JP2014171334A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の変動によらず、安定した電源を負荷に供給する電源装置を提供する。
【解決手段】電源供給用のケーブルを介して、負荷20に電源を供給する電源装置であって、電源供給用のケーブルに接続される電源供給用端子150と、フィードバック用のケーブルを介して、負荷20の入力端子210に接続されるフィードバック用端子160と、電源供給用端子の電圧Vout1およびフィードバック用端子の電圧Vout2のうち、値の低い電圧を優先的に参照電圧と比較して、電圧制御信号Vctlを生成するフィードバック回路180と、電圧制御信号Vctlを用いて、電源の電圧を調整する電圧調整回路120とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電源装置、特に、ケーブルを介して負荷に電源を供給する電源装置に関する。
液晶ディスプレイは、一般的に、液晶表示モジュール(以下、適宜「MDL」と称する)、および、MDLに電源を供給する電源回路(電源装置)等を備えている。MDLは、例えば、フレキシブルフラットケーブル(FFC)等のケーブルを用いて、電源装置と接続される。MDLと電源装置とを接続するケーブルに、FFCを用いることにより、装置の厚さが増えるのを抑制できる場合がある。
上述した電源装置には、MDL等の負荷に対し、安定した電源を供給することが求められている。
なお、近年、液晶ディスプレイでは、液晶パネルの大型化により、MDLの消費電力が増えている。また、設計上、電源を供給する電源装置から、MDLまでの距離が長くなる、つまり、ケーブルの長さが長くなる場合がある。
MDLの消費電力の増大およびケーブルの長さの増大により、電源装置の出力端子とMDLの入力端子との間で生じる電圧降下の影響が無視できなくなってきている。
電圧降下の影響を抑えるための技術としては、例えば、電源装置の出力端子の電圧と、MDL等の負荷の入力端子の電圧とを用いて、電源電圧を制御する電源装置がある(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1の電源装置1100の構成を示す図である。図6に示すように、特許文献1に記載の電源装置1100は、電源装置1100の出力端子1101の電圧Vout1と、負荷1300の入力端子1301の電圧Vout2とを用いて、電源装置1100から出力される電圧を制御するフィードバック回路1200を備えている。
フィードバック回路1200は、図6に示すように、抵抗1205および1206と、比較回路1210と、チョークコイル1201、1202と、コンデンサと抵抗とを並列に接続したRC並列回路1203、1204とを備えている。
負荷の入力端子1301、1302の電圧は、チョークコイル1201、1202を介して比較回路1210に入力されている。一方、電源装置1100の出力端子1101、1102の電圧は、RC並列回路1203、1204を介して比較回路1210に入力されている。
特許文献1に記載の電源装置1100では、フィードバック回路1200において、負荷1300の入力端子1301の電圧は、チョークコイル1201を介して入力されている。このため、負荷1300の変動の周波数が高い場合には、電源装置1100の出力端子1101の電圧が優先される。一方、負荷1300の変動の周波数が低い場合には、負荷1300の入力端子1301の電圧が優先される。すなわち、負荷1300の変動の周波数に応じて、電源装置1100の出力端子1101の電圧が変化することになる。
特開平02−17859号公報
しかしながら、負荷の変動により電源装置の出力が変化すると、安定した電源を供給することが困難になる場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、負荷の変動によらず、安定した電源を負荷に供給する電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電源装置は、電源供給用のケーブルを介して、負荷に電源を供給する電源装置であって、前記電源供給用のケーブルに接続される電源供給用端子と、フィードバック用のケーブルを介して、前記負荷の端子のうち、前記電源が供給される電源入力端子に接続されるフィードバック用端子と、前記電源供給用端子の電圧および前記フィードバック用端子の電圧のうち、値の低い電圧を優先的に参照電圧と比較して、電圧制御信号を生成するフィードバック回路と、前記電圧制御信号を用いて、前記電源の電圧を調整する電圧調整回路とを備える。
上記構成の電源装置では、電源装置の出力端子(電源供給用端子)の電圧、および、負荷の入力端子(フィードバック用端子)の電圧のうち、低い方の電圧を優先的に用いる。すなわち、上記構成の電源装置では、電源装置の電源供給用端子の電圧が、負荷の変動の周波数に依存しないため、安定した電源を供給できる。
なお、MDLと電源装置とを接続する電源供給用のケーブルの長さが長い場合、フィードバック用のケーブルの長さも長くなる。そうすると、フィードバック用端子に入力される電圧の変動は、負荷の入力端子における電圧の変動に対し、遅れが生じる場合がある(フィードバック信号の位相遅れ)。上記構成の電源装置では、フィードバック用端子の電圧に加え、電源装置の出力端子の電圧を用いることで、フィードバック用端子の位相遅れに対応することができる。
例えば、前記フィードバック回路は、前記電源供給用端子の電圧および前記フィードバック用端子の電圧のうち、値の低い電圧と、前記参照電圧とを比較する比較回路を備えていても良い。
上記構成の電源装置では、電源供給用端子の電圧およびフィードバック用端子の電圧のうち、値の低い電圧と参照電圧とを比較するので、負荷の変動の周波数に依存せずに、安定した電源を供給できる。
また、例えば、前記フィードバック回路は、前記フィードバック用端子の電圧を分圧して負荷側フィードバック電圧を生成する負荷側分圧回路と、前記負荷側フィードバック電圧と負荷側参照電圧とを比較する負荷側比較回路と、前記負荷側比較回路の出力電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる可変抵抗を用い、前記電源供給用端子の電圧を分圧して電源側フィードバック電圧を出力する電源側分圧回路と、前記電源側フィードバック電圧を電源側参照電圧と比較して、前記電圧制御信号を生成する電源側比較回路とを備えていても良いし、前記電源側分圧回路は、さらに、一端が前記電源供給用端子に、他端が前記電源側分圧回路の出力ノードにそれぞれ接続された、抵抗値が一定の第一固定抵抗と、一端が前記出力ノードに接続され、他端に接地電圧が入力される、抵抗値が一定の第二固定抵抗と、一端が前記出力ノードに、他端が前記可変抵抗の一端にそれぞれ接続された第三固定抵抗とを備え、前記可変抵抗は、ドレイン端子が前記第三固定抵抗の他端に接続され、ゲート端子に前記負荷側分圧回路の出力電力が、ソース端子に接地電圧がそれぞれ入力されるトランジスタで構成されていても良い。
上記構成の電源装置では、フィードバック用端子がオープンになった場合、電源側分圧回路のトランジスタの抵抗値は0となる。このとき、電源側分圧回路の出力電圧は、第一端子の電圧を、第一固定抵抗および第三固定抵抗の合成抵抗と、第二固定抵抗とで構成される分圧回路で分圧した電圧となる。つまり、フィードバック用端子がオープンになった場合でも、電圧の増加を抑えることができる。
また、例えば、前記電源供給用端子と前記負荷の電源入力端子との接続、あるいは、前記フィードバック用端子と前記負荷の電源入力端子との接続が解除されたことを検出するオープン検出回路を備え、前記電圧調整回路は、前記オープン検出回路において接続が解除されたことが検出された場合に、前記電源の電圧を一定の値に維持する構成であっても良い。
上記構成の電源装置は、負荷の入力端子の電圧が低くなるほど、電源の電圧を増加させるように動作する。このため、フィードバック用端子がオープンになると、負荷の入力端子の電圧が0に近づくため、過度に電源電圧を上昇させるように制御される可能性がある。上記構成の電源装置は、オープン検出回路を設けたので、フィードバック用端子がオープンになった場合に、電源電圧の過度の上昇を抑えることができる。
また、例えば、前記電圧調整回路は、前記電圧制御信号の電圧と三角波の電圧とを比較し、前記電圧制御信号の電圧が前記三角波の電圧より大きい期間に第一論理状態となり、前記電圧制御信号の電圧が前記三角波の電圧より小さい期間に第二論理状態となるパルス信号を出力するパルス幅調整回路と、前記パルス信号のパルス幅に応じて、前記電源の昇圧または降圧を行う電源供給回路とを備えていても良い。
上記構成の電源装置の電圧調整回路は、電圧制御信号の電圧と、三角波の電圧とを比較する。これにより、電源装置から供給する電源の電圧を、負荷にとって最適な電圧に調整することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える電源装置として実現することができるだけでなく、電源装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする電源供給方法として実現することができる。また、電源装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは電源供給方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明によると、安定した電源を負荷に供給する電源装置を提供できる。
実施の形態1の電源装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態1のPWM(Pulse Width Modulation)制御回路の構成の一例を示す図である。 実施の形態1の電源装置における各信号の波形を示す図である。 実施の形態2の電源装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態2の電源装置における各信号の波形を示す図である。 電源装置の構成の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、各図は、必ずしも各寸法や各寸法比等を厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
実施の形態1の電源装置について、図1および図2を基に説明する。
本実施の形態の電源装置は、外部電源10の電圧を昇圧または降圧して負荷に供給するDC/DCコンバータで構成され、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置で用いられる。なお、本実施の形態の電源装置は、液晶ディスプレイではなく、民生用電子機器や産業用電子機器、通信機器、あるいは、コンピュータ等の電源装置として用いてもよい。
[1−1.液晶ディスプレイの構成]
先ず、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aを搭載した液晶ディスプレイの構成について、図1を基に説明する。
液晶ディスプレイは、図1に示すように、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aと、DC/DCコンバータ100Aから電源を供給されるMDL20と、DC/DCコンバータ100AとMDL20とを接続する電源供給用のケーブル30と、DC/DCコンバータ100AとMDL20とを接続するフィードバック用のケーブル40とを備えている。
MDL20は、負荷の一例である。MDL20は、DC/DCコンバータ100Aにより生成される電源が入力される2つの電源入力用端子210(電源入力用端子211および電源入力用端子212)を備えている。なお、図示しないが、MDL20は、さらに、制御信号あるいはデータ信号等が入力される端子を備えている。
電源供給用のケーブル30は、ここでは、電源電圧Vout1をMDL20に供給するケーブル31と、基準電圧をMDL20に供給するケーブル31である。ケーブル31は、一端がDC/DCコンバータ100Aの電源供給用端子151に、他端がMDL20の電源入力用端子211にそれぞれ接続されている。ケーブル32は、一端がDC/DCコンバータ100Aの電源供給用端子152に、他端がMDL20の電源入力用端子212にそれぞれ接続されている。
フィードバック用のケーブル40は、MDL20に入力される電圧Vout2の電圧をDC/DCコンバータ100Aに入力するためのケーブル41と、MDL20の接地電圧をDC/DCコンバータ100Aに入力するためのケーブル42である。ケーブル41は、一端がDC/DCコンバータ100Aのフィードバック用端子161に、他端がMDL20の電源入力用端子211にそれぞれ接続されている。ケーブル42は、一端がDC/DCコンバータ100Aのフィードバック用端子162に、他端がMDL20の電源入力用端子212にそれぞれ接続されている。
[1−2.DC/DCコンバータ100Aの構成]
本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aの構成について、図1および図2を基に説明する。図1は、本実施の形態におけるDC/DCコンバータ100Aの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aは、フィードバック回路(以下、「FB回路」と略称する)140と、OPEN検出回路130と、PWM制御回路120と、昇圧/降圧スイッチング回路110とを備えている。
また、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aは、2つの電源供給用端子150(出力端子)と、2つのフィードバック用端子160(入力端子)とを備えている。より詳細には、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aは、電源供給用端子150として、電源電圧Vout1を出力するための電源供給用端子151と、基準電圧(例えば、接地電圧)を出力するための電源供給用端子152とを備えている。さらに、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aは、フィードバック用端子160として、MDL20の電源入力用端子211の電圧Vout2を受け付けるためのフィードバック用端子161と、MDL20の基準電圧(例えば、接地電圧、電源入力用端子212の電圧)を受け付けるためのフィードバック用端子162とを備えている。
FB回路140は、本実施の形態では、第一分圧回路142と、第二分圧回路145と、第一比較回路141とを備えている。
第一分圧回路142は、DC/DCコンバータ100Aの電源供給用端子151の電圧Vout1を分圧し、第一フィードバック信号VFB1を生成する。第一分圧回路142は、抵抗値R2の抵抗143と抵抗値R1の抵抗144との直列回路で構成されている。抵抗143は、一端が抵抗144の一端(第一分圧回路142の出力ノードであるノード171)に接続され、他端にDC/DCコンバータ100Aの電源電圧Vout1が入力される。抵抗144は、一端が抵抗143の一端(ノード171)に接続され、他端にDC/DCコンバータ100Aの接地電圧が入力される。第一フィードバック信号VFB1の電圧は、R1/(R1+R2)*Vout1と表すことができる。
第二分圧回路145は、MDL20の電源入力用端子211の電圧Vout2を分圧し、第二フィードバック信号VFB2を生成する。第二分圧回路145は、抵抗値R2の抵抗146と抵抗値R1の抵抗147との直列回路で構成される。抵抗146は、一端が抵抗147の一端(第二分圧回路145の出力ノードであるノード172)に接続され、他端にMDL20の電源電圧が入力される。抵抗147は、一端が抵抗146の一端(ノード172)に接続され、他端にMDL20の接地電圧が入力される。第二フィードバック信号VFB2の電圧は、R1/(R1+R2)*Vout2と表すことができる。
なお、本実施の形態では、説明のため、第一分圧回路142と第二分圧回路145の分圧比が同じになっている。第一分圧回路142と第二分圧回路145の分圧比は、後段のPWM制御回路120や昇圧/降圧スイッチング回路110の構成に応じて、異なる値であってもよい。
第一比較回路141は、第一フィードバック信号VFB1および第二フィードバック信号VFB2のうち、低い方の電圧と、参照電圧Vref1とを比較し、比較結果を制御信号Vctl1として出力する。より詳しくは、第一比較回路141は、制御信号Vctl1として、上記低い方の電圧と参照電圧Vref1との差分電圧に応じた電圧(電圧値)の信号を出力する。
OPEN検出回路130は、第二分圧回路145が生成した第二フィードバック信号VFB2に基づいて、電源供給用端子150またはフィードバック用端子160の少なくとも1つがオープンになったことを検出する。具体的には、OPEN検出回路130は、第二フィードバック信号VFB2の電圧値が所定の閾値以下となった場合に、オープンであると検出する。
PWM制御回路120は、FB回路140からの制御信号Vctl1と三角波信号Vtriとを比較する第二比較回路185を備えて構成されている。図2は、PWM制御回路120の構成の一例を示す回路図である。第二比較回路185は、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より大きくなる期間は、第一論理状態の信号、ここでは、ハイレベルの信号を出力する。一方、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より小さくなる期間は、第二論理状態の信号、ここでは、ローレベルの信号を出力する。つまり、第二比較回路185は、三角波信号Vtriの周期と同じ周期、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より大きくなる期間と同じパルス幅を持つパルス信号OPWMを出力する。なお、第二比較回路185の構成は、これに限られるものではない。第二比較回路185は、第一論理状態の信号がローレベルの信号、第二論理状態の信号がハイレベルの信号を出力するように構成してもよい。
なお、図示しないが、本実施の形態のPWM制御回路120は、OPEN検出回路130によりオープンになったことが検出された場合、パルス信号OPWMとして、第二比較回路185の出力信号ではなく、予め定められたパルス幅をもつパルス信号を出力する。なお、オープン検出時のパルス信号OPWMは、予め定められたパルス幅をもつパルス信号に限られるものではなく、直前の第二比較回路185の出力信号におけるパルス幅のパルス信号を出力しても良い。
昇圧/降圧スイッチング回路110は、PWM制御回路120からの信号に基づいて、外部電源10の電圧を調整することにより、電源電圧Vout1を出力する。具体的には、昇圧/降圧スイッチング回路110は、本実施の形態では、パルス信号OPWMの反転信号のパルス幅が大きいほど、出力電圧が高くなるように動作する。なお、PWM制御回路120の第二比較回路185を、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より大きくなる期間に、ローレベルの信号を出力するように構成した場合は、昇圧/降圧スイッチング回路110は、パルス信号OPWMのパルス幅(ハイレベルの期間)が大きいほど、出力電圧が高くなるように動作する。
このように構成することにより、DC/DCコンバータ100Aにより出力される電源電圧Vout1は、Vref/R1*(R1+R2)に向かうように制御される。
[1−3.DC/DCコンバータ100Aの動作]
次に、本実施の形態のDC/DCコンバータ100Aの動作について、図3を基に説明する。
図3は、第一フィードバック信号VFB1、第二フィードバック信号VFB2、参照電圧Vref1、制御信号Vctl1、三角波信号Vtriおよび出力信号OPWMの信号波形の一例を示す図である。図3の(a)は、第一比較回路141に入力される第一フィードバック信号VFB1、第二フィードバック信号VFB2および参照電圧Vref1の信号波形を示している。図3の(a)において、一点鎖線は、第一フィードバック信号VFB1を示している。また、二点鎖線は、第二フィードバック信号VFB2を示している。実線は、参照電圧Vref1を示している。図3の(b)は、PWM制御回路120に入力される制御信号Vctl1および三角波Vtriの信号波形を示している。図3の(b)において、破線は、制御信号Vctl1を示している。また、実線は、三角波Vtriを示している。図3の(c)は、PWM制御回路120から出力されるパルス信号OPWMの信号波形を示している。
図3では、(1)時刻t0〜t1までの、電圧降下の影響がないあるいは影響が小さく、MDL20に入力される電圧Vout2の電圧はほぼ一定である場合と、(2)時刻t1以降の、電圧降下の影響を受けて、電圧Vout2の電圧が低下する場合とを示している。
なお、図3の(a)に示すように、ここでは、説明のため、第一フィードバック信号VFB1の電圧、つまり、DC/DCコンバータ100Aから出力される電源電圧Vout1はほぼ一定であるとしている。
時刻t0〜t1の期間は、電圧Vout2の電圧が十分な値に維持されている。このため、時刻t0〜t1の期間は、図3の(a)に示すように、第一フィードバック信号VFB1の電圧が、第二フィードバック信号VFB2の電圧より低くなっている。このとき、第一比較回路141は、第一フィードバック信号VFB1と参照電圧Vref1とを比較する。第一比較回路141から出力される制御信号Vctl1の電圧は、図3の(b)に示すように、電圧VC1となる。
さらに、PWM制御回路120は、上述したように、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より大きくなる期間は、ハイレベルの信号を出力し、制御信号Vctl1の電圧が三角波信号Vtriの電圧より小さくなる期間は、ローレベルの信号を出力する。従って、図3の(c)に示すように、時刻t0〜時刻t1の期間では、パルス信号OPWMのパルス幅はP1となる。
昇圧/降圧スイッチング回路110は、パルス信号OPWMのパルス幅がP1の期間は、Vout1=Vref1/R1*(R1+R2)となるように、外部電源10の電圧を調整する。
時刻t1では、電圧効果の影響により、電圧Vout2の電圧が低下し、第二フィードバック信号VFB2の電圧が、第一フィードバック信号VFB1の電圧より低くなる。このとき、第一比較回路141は、第二フィードバック信号VFB2と参照電圧Vref1とを比較する。第一比較回路141から出力される制御信号Vctl1の電圧は、図3の(b)に示すように、電圧VC1より小さい電圧VC2となる。
さらに、PWM制御回路120は、時刻t1以降は、パルス幅P1より小さいパルス幅P2のパルス信号OPWMを出力する。
昇圧/降圧スイッチング回路110は、本実施の形態では、パルス信号OPWMの反転信号のパルス幅が大きいほど、出力電圧が高くなるように動作する。従って、昇圧/降圧スイッチング回路110は、パルス信号OPWMのパルス幅がP1からP2に遷移すると、DC/DCコンバータ100Aの出力電圧を上昇させるように動作する。これにより、MDL20に入力される電源の電圧が上昇し、電圧降下の影響を低減することができる。
以上、説明したように、本実施の形態の電源装置は、負荷の変動の周波数に依存しないため、安定した電源を供給できる。
(実施の形態2)
実施の形態2の電源装置について、図4および図5を基に説明する。
本実施の形態の電源装置は、外部電源10の電圧を昇圧または降圧してMDL20に供給するDC/DCコンバータおよび外付け回路を備えて構成され、実施の形態1と同様に、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置で用いられる。
[2−1.液晶ディスプレイの構成]
先ず、本実施の形態の電源装置(DC/DCコンバータ100B+外付け装置)を搭載した液晶ディスプレイの構成について説明する。
本実施の形態の液晶ディスプレイは、本実施の形態の電源装置と、電源装置から電源を供給されるMDL20と、電源装置とMDL20とを接続する電源供給用のケーブル30と、電源装置とMDL20とを接続するフィードバック用のケーブル40とを備えている。なお、MDL20、電源供給用のケーブル30およびフィードバック用のケーブル40の構成は、実施の形態1と同じである。
[2−2.電源装置(DC/DCコンバータ100B+外付け回路181)の構成]
本実施の形態の電源装置の構成について、図4を基に説明する。図4は、本実施の形態における電源装置の構成の一例を示す回路図である。
図4に示すように、本実施の形態の電源装置は、DC/DCコンバータ100Bと、外付け回路181とで構成されている。
外付け回路181は、本実施の形態では、第三分圧回路182(負荷側分圧回路)と、第二比較回路185(負荷側比較回路)と、位相補償回路186と、第四分圧回路187(電源側分圧回路)とを備えている。
また、当該外付け回路181は、DC/DCコンバータ100Bの電源供給用端子151の電圧Vout1を受け付けるための入力端子163と、MDL20の電源入力用端子211の電圧Vout2を受け付けるためのフィードバック用端子161と、MDL20の基準電圧(例えば、接地電圧、電源入力用端子212の電圧)を受け付けるためのフィードバック用端子162と、DC/DCコンバータ100Bに接続するための接続端子174とを備えている。
第三分圧回路182は、MDL20の電源入力用端子211の電圧Vout2を分圧し、第三フィードバック信号VFB3を生成する。第三分圧回路182は、抵抗値R4の抵抗183と抵抗値R3の抵抗184との直列回路で構成されている。抵抗183は、一端が抵抗184の一端(第三分圧回路182の出力ノードであるノード173)に接続され、他端にMDL20の電源電圧Vout2が入力される。抵抗184は、一端が抵抗183の一端(ノード173)に接続され、他端にMDL20の接地電圧が入力される。第三フィードバック信号VFB3は、R3/(R3+R4)*Vout2と表すことができる。
第二比較回路185は、第三フィードバック信号VFB3の電圧と参照電圧Vref2とを比較し、差分電圧に応じた電圧の信号を出力する。より詳しくは、電圧Vout2を分圧して生成された第三フィードバック信号VFB3の電圧が、参照電圧Vref2より大きい場合(通常の場合)は、第二比較回路185は、後述する第四分圧回路のトランジスタ192をオフ状態にする電圧(例えば、0または負電圧)を出力する。第三フィードバック信号VFB3の電圧が、参照電圧Vref2より小さい場合(電圧降下が生じた場合)は、第二比較回路185は、後述する第四分圧回路のトランジスタ192をオン状態にする電圧(例えば、正電圧)を出力する。
位相補償回路186は、抵抗およびコンデンサの直列回路と、抵抗とを並列に接続した回路で構成されている。位相補償回路186は、第二比較回路185の出力端子とノード173との間に接続されている。位相補償回路186を設けることにより、FB回路180の発振を抑えることが可能になる。
第四分圧回路187は、DC/DCコンバータ100Bの電源供給用端子151から出力される電源電圧Vout1を分圧し、第四フィードバック信号VFB4を生成する。第四分圧回路187の出力ノードは、第四フィードバック信号VFB4をDC/DCコンバータ100Bに対して出力するため、接続端子174に接続されている。
第四分圧回路187は、図4に示すように、抵抗値R2の抵抗188と、抵抗値R1の抵抗189と、可変抵抗回路190とを備えている。可変抵抗回路190は、抵抗値R3の抵抗191と、トランジスタ192とを備えている。
抵抗188は、一端が抵抗189の一端(接続端子174)に接続され、他端が入力端子163に接続されている。言い換えると、抵抗188の他端には、電源電圧Vout1が入力される。抵抗189は、一端が抵抗188の一端(接続端子174)に接続され、他端にDC/DCコンバータ100Bの接地電圧が入力される。抵抗191は、一端が抵抗188の一端および抵抗189の一端(接続端子174)に接続され、他端がトランジスタ192のドレイン端子に接続されている。トランジスタ192は、N型MOSトランジスタであり、ドレイン端子が抵抗189の他端に接続され、ゲート端子に抵抗を介して第二比較回路185の出力電力が、ソース端子に接地電圧がそれぞれ入力される。
このように構成したことにより、第四分圧回路の分圧比は、電圧Vout2の電圧が十分な値を持つ場合は、トランジスタ192がオフ状態となるため、抵抗188および抵抗189の抵抗値で決まる。これに対し、電圧Vout2の電圧が電圧降下の影響を受けて低下した場合は、第四分圧回路の分圧比は、トランジスタ192がオン状態となるため、可変抵抗回路187の抵抗値を考慮した値となる。つまり、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、電圧Vout2の電圧が十分な場合、優先的に電圧Vout1の電圧に応じた値となる。一方、電圧Vout2が電圧降下の影響を受けた場合、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、優先的に電圧Vout2の電圧に応じた値となる。
DC/DCコンバータ100Bは、PWM制御回路120と、昇圧/降圧スイッチング回路110と、第三比較回路193(電源側比較回路)とを備えている。なお、昇圧/降圧スイッチング回路110の構成は、実施の形態1と同じである。
DC/DCコンバータ100Bは、さらに、電源供給用端子151(出力端子)と、外付け回路181と接続するための接続端子175とを備えている。なお、本実施の形態の電源装置では、DC/DCコンバータ100Bの第三比較回路193と、外付け回路181とで、FB回路180を構成している。
第三比較回路193は、第四フィードバック信号VFB4と参照電圧Vref3とを比較し、差分電圧に応じた電圧Vctl2を出力する。ここで、上述したように、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、電圧Vout2の電圧が十分な場合、優先的に電圧Vout1の電圧に応じた値となる。一方、電圧Vout2が電圧降下の影響を受けた場合、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、優先的に電圧Vout2の電圧に応じた値となる。従って、第三比較回路193では、結果的に、電圧Vout1の電圧と電圧Vout2の電圧のうち、低い方の電圧を優先的に参照電圧と比較することになる。
PWM制御回路120は、本実施の形態では、第三比較回路193からの制御信号Vctl1と三角波信号Vtriとを比較する第二比較回路185を備えて構成されている。第二比較回路185の構成は、図2に示す第二比較回路185と同じである。
但し、詳しくは後述するが、本実施の形態のFB回路180は、電源供給用端子150またはフィードバック用端子160の少なくとも1つがオープンになった場合でも、電源電圧Vout1が異常に上昇しないように制御信号Vctl1を制御する機能を備えている。このため、本実施の形態のPWM制御回路120は、オープン検出時において、特別な動作は行わない。
[2−3.電源装置(DC/DCコンバータ100B+外付け回路181)の動作]
次に、本実施の形態の電源装置の動作について、図5を基に説明する。
図5は、第三フィードバック信号VFB3、参照電圧Vref2、第四フィードバック信号VFB4、参照電圧Vref3、制御信号Vctl2、三角波信号Vtriおよび出力信号OPWMの信号波形の一例を示す図である。図5の(a)は、第二比較回路185に入力される第三フィードバック信号VFB3および参照電圧Vref2の信号波形を示している。図5の(a)において、一点鎖線は、第三フィードバック信号VFB3を示している。実線は、参照電圧Vref2を示している。図5の(b)は、第三比較回路193に入力される第四フィードバック信号VFB4および参照電圧Vref3の信号波形を示している。図5の(b)において、一点鎖線は、第四フィードバック信号VFB4を示している。実線は、参照電圧Vref3を示している。図5の(c)は、PWM制御回路120に入力される制御信号Vctl2および三角波Vtriの信号波形を示している。図5の(c)において、破線は、制御信号Vctl2を示している。また、実線は、三角波Vtriを示している。図5の(d)は、PWM制御回路120から出力されるパルス信号OPWMの信号波形を示している。
図5では、図3に示す実施の形態1と同様に、(1)時刻t0〜t1までの、電圧降下の影響がないあるいは影響が小さく、MDL20に入力される電圧Vout2の電圧はほぼ一定である場合と、(2)時刻t1以降の、電圧降下の影響を受けて、電圧Vout2の電圧が低下する場合とを示している。
時刻t0〜t1の期間は、電圧Vout2の電圧が十分な値に維持されている。このため、時刻t0〜t1の期間は、図5の(a)に示すように、第三フィードバック信号VFB3の電圧が、参照電圧Vref2より大きくなっている。
上述したように、第二比較回路185からの出力電圧は、差分電圧(Vref2−VFB3)に応じた値となるため、トランジスタ192はオフ状態となる。そうすると、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、R1/(R1+R2)*Vout1と表せる。
以上より、時刻t0〜t1では、つまり、Vout2>Vref2/R4*(R4+R5)の場合は、電源装置の電圧Vout1は、Vref3/R1*(R1+R2)となるように制御される。
図5(b)に示すように、時刻t0〜t1の期間は、第四フィードバック信号VFB4の電圧が、参照電圧Vref3より大きくなっている。第三比較回路193から出力される制御信号Vctl2の電圧は、図5の(c)に示すように、電圧VC1となる。
時刻t1では、電圧効果の影響により、電圧Vout2の電圧が低下し、第三フィードバック信号VFB3の電圧が、参照電圧Vref2より低くなる。そうすると、トランジスタ192はオン状態となる。なお、本実施の形態では、トランジスタ192は、線形領域で使用するように構成されている。従って、トランジスタ192の抵抗値Ronは、第二比較回路185の比較結果(Vref2−VFB3)に応じた値となる。そうすると、第四フィードバック信号VFB4の電圧は、(R1//R3+Ron)/((R1//R3+Ron)+R2)*Vout1と表せる。
以上より、時刻t1以降は、電源装置の電圧Vout1は、Vref3/(R1//R3+Ron)*(R1//(R3+Ron)+R2)に近づくように、すなわち、Vout2=Vref2/R4*(R4+R5)に近づくように、制御される。なお、(R1//R3+Ron)は、抵抗189と可変抵抗回路190の合成抵抗の抵抗値を表している。
[2−4.オープン検出]
なお、図5では示していないが、例えば、フィードバック用のケーブル40が外された場合等、フィードバック用端子161がオープンになった場合、トランジスタ192は完全にオン状態となり、トランジスタ192の抵抗値Ronは、約0となる。従って、オープンの場合、電源装置の電圧Vout1は、Vref3/(R1//R3)*(R1//R3+R2)に近づくように制御される。つまり、オープンになった場合でも、電圧の過度の上昇を抑制できる。言い換えると、本実施の形態の電源装置は、オープン検出回路の機能を備えている。
以上、本実施の形態の電源装置は、実施の形態1と同様に、負荷の変動の周波数に依存しないため、安定した電源を供給できる。また、本実施の形態の電源装置は、FB回路180がオープン検出回路の機能を備えているため、PWM制御回路120において、オープン検出時に特別な動作を行う必要がなくなる。
以上、本発明の実施の形態に係る電源装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。
本発明は、液晶ディスプレイ等の表示装置、民生用電子機器や産業用電子機器、通信機器、あるいは、コンピュータ等の電源装置として有用である。
10 外部電源
20 MDL
30 電源供給用のケーブル
31、32 ケーブル
40 フィードバック用のケーブル
41、42 ケーブル
100A、100B DC/DCコンバータ
110 昇圧/降圧スイッチング回路
120 PWM制御回路
130 OPEN検出回路
140、180 FB回路
141 第一比較回路
142 第一分圧回路
143、144、146、147 抵抗
145 第二分圧回路
150、151、152 電源供給用端子
160、161、162 フィードバック用端子
163 入力端子
171、172、173 ノード
174、175 接続端子
181 外付け回路
182 第三分圧回路
183、184、188、189 抵抗
185 第二比較回路
186 位相補償回路
187 第四分圧回路
190 可変抵抗回路
191 抵抗
192 トランジスタ
193 第三比較回路
210、211、212 電源入力用端子
1100 電源装置
1101、1102 出力端子
1200 フィードバック回路
1201、1202 チョークコイル
1203、1204 RC並列回路
1205、1206 抵抗
1210 比較回路
1300 負荷
1301、1302 入力端子

Claims (6)

  1. 電源供給用のケーブルを介して、負荷に電源を供給する電源装置であって、
    前記電源供給用のケーブルに接続される電源供給用端子と、
    フィードバック用のケーブルを介して、前記負荷の端子のうち、前記電源が供給される電源入力端子に接続されるフィードバック用端子と、
    前記電源供給用端子の電圧および前記フィードバック用端子の電圧のうち、値の低い電圧を優先的に参照電圧と比較して、電圧制御信号を生成するフィードバック回路と、
    前記電圧制御信号を用いて、前記電源の電圧を調整する電圧調整回路とを備える
    電源装置。
  2. 前記フィードバック回路は、前記電源供給用端子の電圧および前記フィードバック用端子の電圧のうち、値の低い電圧と、前記参照電圧とを比較する比較回路を備える
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記フィードバック回路は、
    前記フィードバック用端子の電圧を分圧して負荷側フィードバック電圧を生成する負荷側分圧回路と、
    前記負荷側フィードバック電圧と負荷側参照電圧とを比較する負荷側比較回路と、
    前記負荷側比較回路の出力電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる可変抵抗を用い、前記電源供給用端子の電圧を分圧して電源側フィードバック電圧を出力する電源側分圧回路と、
    前記電源側フィードバック電圧を電源側参照電圧と比較して、前記電圧制御信号を生成する電源側比較回路とを備える
    請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記電源側分圧回路は、さらに、
    一端が前記電源供給用端子に、他端が前記電源側分圧回路の出力ノードにそれぞれ接続された、抵抗値が一定の第一固定抵抗と、
    一端が前記出力ノードに接続され、他端に接地電圧が入力される、抵抗値が一定の第二固定抵抗と、
    一端が前記出力ノードに、他端が前記可変抵抗の一端にそれぞれ接続された第三固定抵抗とを備え、
    前記可変抵抗は、ドレイン端子が前記第三固定抵抗の他端に接続され、ゲート端子に前記負荷側分圧回路の出力電力が、ソース端子に接地電圧がそれぞれ入力されるトランジスタで構成される
    請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記電源供給用端子と前記負荷の電源入力端子との接続、あるいは、前記フィードバック用端子と前記負荷の電源入力端子との接続が解除されたことを検出するオープン検出回路を備え、
    前記電圧調整回路は、前記オープン検出回路において接続が解除されたことが検出された場合に、前記電源の電圧を一定の値に維持する
    請求項1または2に記載の電源装置。
  6. 前記電圧調整回路は、
    前記電圧制御信号の電圧と三角波の電圧とを比較し、前記電圧制御信号の電圧が前記三角波の電圧より大きい期間に第一論理状態となり、前記電圧制御信号の電圧が前記三角波の電圧より小さい期間に第二論理状態となるパルス信号を出力するパルス幅調整回路と、
    前記パルス信号のパルス幅に応じて、前記電源の昇圧または降圧を行う電源供給回路とを備える
    請求項1〜5の何れか1項に記載の電源装置。
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