JP2014171285A - 電池監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池に生ずる電池異常を検出した際に、組電池および組電池に接続される電気機器を適切に保護可能な電池監視装置を提供する。
【解決手段】電池監視装置2を、組電池1の電池電圧や電池温度を電池セル10毎に監視する主検出回路21と、主検出回路21の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する主マイコン231と、組電池1の電池電圧を2つ以上の電池セル10単位で検出する副検出回路22と、副検出回路22の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する副マイコン232と、を備える構成とする。そして、各マイコン231、232それぞれが、電池異常を検出した際に、システムメインリレー3をオフして、組電池1と電気機器4との接続を遮断するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池セルで構成される組電池の電池状態を監視する電池監視装置に関する。
従来、組電池の電池状態を検出する検出手段、および検出手段を制御すると共に、検出手段の監視結果を取得して組電池の異常を検出する制御手段を備える電池監視装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、組電池の電圧状態を監視する手段を、各電池セルを所定数単位でグループ化した電池ブロックに対応して複数設けられた過充放電検出部、およびフライングキャパシタ方式の電圧検出部で構成する電池監視装置が開示されている。これによれば、組電池の電圧状態を監視する手段が冗長な構成となるので、一方の検出部に異常が生じたとしても他方の検出部にて組電池の電圧状態の監視を継続することが可能となる。
特開2010−226811号公報
ところで、特許文献1では、各充放電検出部および電圧検出部といった手段が、単一のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)で構成される制御装置に接続され、制御装置からの制御信号に応じて制御されると共に、それぞれの出力結果が制御装置に入力される構成となっている。
このような構成とすると、制御装置に何らかの異常が生じた場合に、各充放電検出部および電圧検出部の出力から組電池の異常検出を適切に実施できなくなってしまうことから、信頼性に欠けるといった課題がある。
これに対して、各充放電検出部および電圧検出部に接続された制御装置と同等の機能を有するマイコンを追加して、各充放電検出部および電圧検出部の制御や組電池の異常検出を行う手段を冗長化させることが考えられる。
しかし、単に、各充放電検出部および電圧検出部の制御や組電池の異常検出を行う手段を冗長化すると、電池監視装置の内部構成が複雑となり、電池監視装置のコストが著しく増加してしまうといった問題が生ずる。
そこで、本出願人は、先に出願した特願2012−259814(以下、先願例と言う。)において、検出手段および制御装置を一組とした構成を冗長化すると共に、一方の検出手段を他方の検出手段よりも簡素化する構成を提案している。
この先願例に記載の電池監視装置によれば、単に検出手段および制御装置それぞれを冗長化させた場合に比べて、内部構成の複雑化を抑制することができるといった優れた利点を有する。
ところが、先願例では、組電池に生ずる電池異常を検出する構成を提案するだけに留まり、電池異常を検出した際に、組電池および組電池に接続される電気機器の保護についてまで考慮されていない。
本発明は上記点に鑑みて、組電池に生ずる電池異常を検出した際に、組電池および組電池に接続される電気機器を適切に保護可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数個の電池セル(10)を直列に接続して構成されると共にシステムメインリレー(3)を介して電気機器(4)に接続された組電池(1)に適用され、組電池の電池状態を示す複数の物理量のうち、少なくとも特定の物理量を監視する電池監視装置を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、1つまたは隣接するN(=正の整数)個の電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する主検出手段(21)と、主検出手段を制御すると共に、主検出手段による特定の物理量の検出結果に基づいて組電池の電池異常を監視する主制御装置(231)と、Nより多いM(=正の整数)個の電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する副検出手段(22)と、副検出手段を制御すると共に、副検出手段による特定の物理量の検出結果に基づいて組電池に生ずる電池異常を監視する副制御装置(232)と、を備える。そして、主制御装置および副制御装置それぞれは、電池異常を検出した際に、システムメインリレーをオフして、組電池と電気機器との接続を遮断するように構成されていることを特徴としている。
これによれば、主制御装置および副制御装置のうち、一方の制御装置にて組電池の電池異常を検出できず、組電池と電気機器との接続を遮断できない場合であっても、他方の制御装置にて組電池の電池異常を検出して組電池と電気機器との接続を遮断することができる。これにより、組電池に電池異常に伴う組電池自身および電気機器の不具合を回避して、組電池および電気機器を適切に保護することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電池監視装置の全体構成図である。 第1実施形態に係る主マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る副マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る上位ECUが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電池監視装置の全体構成図である。 第2実施形態に係る主マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る副マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される組電池1に、本発明の電池監視装置2を適用している。
組電池1は、車両走行用の駆動力を発生させる駆動機器を主として、車載された各種電気機器4に給電する車載高圧バッテリを構成している。なお、電気機器4には、組電池1から給電される機器に限らず、組電池1へ給電する充電器等も含まれる。
図1の全体構成図に示すように、本実施形態の組電池1は、システムメインリレー3を介して電気機器4に接続されている。システムメインリレー3は、組電池1と電気機器4との間の接続を導通状態および遮断状態に切り替える切替手段である。
組電池1は、リチウムイオン電池等の二次電池からなる電池セル10を複数個(例えば、100個)電気的に直列に接続したものである。なお、本実施形態の組電池1は、充放電の最小単位である各電池セル10を所定数単位(例えば、4つ単位)でグループ化した複数の電池ブロックCB1〜CBnで構成されている。
電池監視装置2は、組電池1の電圧状態を監視する装置(BMU:Battery Management Unit)であって、主たる構成要素として、主検出回路21、副検出回路22、および制御装置23を備えている。
主検出回路21は、組電池1の電池状態を示す複数の物理量のうち、特定の物理量を1または隣接するN個(=正の整数:全セル数よりも少ない数)の電池セル10を検出単位(第1検出単位)とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する主検出手段である。本実施形態の主検出回路21は、1個の電池セル10を検出単位とし、電池セル10毎の電池電圧(セル電圧)を特定の物理量として検出するように構成されている。
本実施形態の主検出回路21は、各電池ブロックCB1〜CBnに対応して設けられた複数の監視IC(監視部)211で構成されている。各監視IC211は、制御装置23の主マイコン231からの制御信号に応じて、対応する電池ブロックCB1〜CBnの電池セル10の状態検出等を行う集積回路である。なお、各監視IC211は、対応する電池ブロックCB1〜CBnからの給電により作動するように構成されている。
本実施形態の各監視IC211は、隣り合う監視IC211同士が信号伝達可能なようにデイジチェーン方式で接続され、各監視IC211の1つ(図1では、最も低電位側の監視IC211)が、フォトカプラ等の絶縁部25を介して主マイコン231に接続されている。なお、絶縁部25は、組電池1側(高電圧系)と主マイコン231側(低電圧系)との間の絶縁性を確保する絶縁手段である。
各監視IC211の検出結果を示す信号は、主マイコン231に接続された監視IC211を介して主マイコン231へ入力され、主マイコン231が出力する制御信号は、主マイコン231に接続された監視IC211を介して他の監視IC211に順次伝達される。なお、各監視IC211と主マイコン231との間の信号伝達は、デイジチェーン方式に限らず、各監視IC211それぞれを主マイコン231とを接続するといった他の方式で実現してもよい。
本実施形態の各監視IC211は、対応する電池ブロックCB1〜CBnの電池セル10毎に電池電圧を検出するセル電圧検出回路211a等で構成されている。具体的には、セル電圧検出回路211aは、電池セル10の電池電圧を所定周期でサンプリングしてデジタル信号に変換して出力するAD変換方式の電圧検出回路であり、図示しないマルチプレクサ、オペアンプ、AD変換器等で構成されている。なお、マルチプレクサは、各電池セル10のうち、いずれか電池セル10の両端子をオペアンプの一対の入力端子に選択的に接続する切替手段である。オペアンプは、マルチプレクサにより選択された電池セル10の両端子間の電位差に応じたアナログ信号を出力する差動増幅回路であり、オペアンプから出力されたアナログ信号は、AD変換器にてデジタル信号に変換される。
副検出回路22は、組電池1の電池状態を示す複数の物理量のうち、特定の物理量をN以上のM個(=正の整数)の電池セル10を検出単位(第2検出単位)とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する副検出手段である。本実施形態の副検出回路22は、各電池ブロックCB1〜CBnを検出単位とし、電池ブロックCB1〜CBn毎の電池電圧(ブロック電圧)を特定の物理量として検出するように構成されている。
具体的には、副検出回路22は、電池電圧を蓄えるキャパシタ222、キャパシタ222に蓄えられた電池電圧を検出する検出部224、入力部221、および出力部223からなるフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成されている。なお、入力部221は、電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧をキャパシタ222に入力(印加)する回路であり、各電池ブロックCB1〜CBnの両端に接続された検出ラインに設けられた入力側スイッチング素子S1〜Sn+1で構成されている。また、出力部223は、キャパシタ222に蓄えられたブロック電圧を検出部224に出力(印加)する回路であり、キャパシタ222と検出部224とを接続するラインに設けられた出力側スイッチング素子Sa、Sbで構成されている。
ここで、副検出回路22における電圧検出時の作動について簡単に説明する。例えば、電池ブロックCB1の電池電圧を検出する場合、まず、入力側スイッチング素子S1、S2をオンし、電池ブロックCB1の電池電圧をキャパシタ222に印加する。その後、入力側スイッチング素子S1、S2をオフすると共に、出力側スイッチング素子Sa、Sbをオンすることで、キャパシタ222に蓄えられた電池電圧を検出部224に入力する。このように副検出回路22は、入力部221、および出力部223を制御することで、キャパシタ222を介して各電池ブロックCB1〜CBnの電池電圧を検出可能に構成されている。
ところで、副検出回路22は、電池監視装置2の信頼性の向上を図るために設けられた回路であり、主検出回路21が正常に機能している限り必須でないことから、主検出回路21に比べて、検出性能(例えば、検出精度や検出時間)が低い回路構成となっている。なお、本実施形態の副検出回路22は、電池ブロック単位で電池電圧を検出する構成であることから、電池セル10単位で電池電圧を検出する主検出回路21よりも電圧の検出性能が低いことになる。
一方、副検出回路22は、主検出回路21よりも組電池1の電池電圧の監視数が少なく、検出性能が低い回路構成となるので、主検出回路21に比べて、簡素な回路構成で実現することができる。なお、キャパシタ222は、組電池1側(高電圧系)と検出部224側(低電圧系)との間の絶縁性を確保する絶縁手段としての機能を果たす。
本実施形態の制御装置23は、主たる構成要素として、主マイコン231、副マイコン232を備えている。各マイコン231、232は、それぞれCPU、記憶手段を構成する各種メモリ等からなるマイクロコンピュータ、およびその周辺機器で構成され、メモリに記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行するように構成されている。
また、各マイコン231、232、および後述する上位ECU5は、共通の通信経路を構成するCAN(Controller Area Network)により双方向に通信可能に構成されている。なお、各マイコン231、232は、組電池1以外の蓄電手段(例えば、車載された補助バッテリ)を電源として駆動する。
主マイコン231は、主検出回路21や組電池1における充放電を制御すると共に、主検出回路21における第1検出単位毎の電池電圧(セル電圧)の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する主制御装置を構成している。
具体的には、主マイコン231は、主検出回路21の各監視IC211に対して電圧状態の監視を指示する制御信号を出力し、主検出回路21の各監視IC211にて検出した第1検出単位毎の電池電圧を取得する。そして、主マイコン231は、主検出回路21から取得した第1検出単位毎の電池電圧の検出結果に基づいて、組電池1の電池異常等を検出すると共に、組電池1の電池状態を制御する処理(例えば、組電池1の充放電の切り替え制御等)を実行する。
本実施形態では、主マイコン231における主検出回路21を制御する構成が主制御部231aを構成し、電池異常や装置異常を検出する構成が主異常検出部(異常検出手段)231bを構成している。また、本実施形態では、主マイコン231における組電池1の電池状態を制御する構成が状態制御部231cを構成している。
副マイコン232は、副検出回路22を制御すると共に、副検出回路22における第2検出単位毎の電池電圧の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する副制御装置を構成している。
具体的には、副マイコン232は、副検出回路22の入力部221、出力部223の作動を制御して、副検出回路22にて検出した第2検出単位毎の電池電圧を取得する。そして、副マイコン232は、副検出回路22から取得した第2検出単位毎の電池電圧の検出結果に基づいて、組電池1の電池異常等を検出する処理を実行する。なお、本実施形態の副マイコン232では、主マイコン231にて実行する組電池1の電池状態を制御する処理について実行しない。
本実施形態では、副マイコン232における副検出回路22を制御する構成が副制御部232aを構成し、組電池1の異常を検出する構成が副異常検出部(異常検出手段)232bを構成している。
ここで、本実施形態の各マイコン231、232それぞれは、相互に異常を検出するように構成されている。つまり、本実施形態の主マイコン231は、副マイコン232からの入力信号を監視し、副マイコン232の異常を検出するように構成され、副マイコン232は、主マイコン231からの入力信号を監視して、主マイコン231の異常を検出するように構成されている。具体的には、各マイコン231、232は、他方のマイコンから周期的に入力される入力信号を監視し、当該入力信号が途絶した際に、他方のマイコンの異常を検出する。なお、各マイコン231、232における電池異常の検出結果や電池電圧の検出結果を比較して、主マイコン231の異常を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態の主マイコン231は、副マイコン232の異常を検出した際に、副マイコン232に対して再起動を要求する副リセット信号を送信するように構成されている。同様に、本実施形態の副マイコン232は、主マイコン231の異常を検出した際に、主マイコン231に対して再起動を要求する主リセット信号を送信するように構成されている。
そして、主マイコン231は、副マイコン232からの主リセット信号を受信すると、再起動するように構成され、副マイコン232は、主マイコン231からの副リセット信号を受信すると、再起動するように構成されている。
ところで、主マイコン231が起動停止すると、組電池1の電池状態の制御ができなくなってしまう。このため、主マイコン231は、再起動する前に後述の上位ECU5に対してシステムメインリレー3のオフを要求する遮断要求信号を送信する。つまり、主マイコン231は、主リセット信号を受信すると、システムメインリレー3をオフするように構成されている。
なお、副マイコン232が起動停止したとしても、主マイコン231にて組電池1の電池状態の制御可能であるため、副マイコン232は、再起動する前に後述の上位ECU5に対して遮断要求信号を送信しない。つまり、副マイコン232は、副リセット信号を受信しても、システムメインリレー3をオンに維持するように構成されている。
続いて、上位ECU5について説明する。上位ECU5は、車両全体を制御する上位制御装置であり、CANを介して各マイコン231、232から組電池1の電圧状態の異常や要求信号等の各種情報を取得し、取得した情報に基づいて、システムメインリレー3、および電気機器4を制御するように構成されている。なお、本実施形態では、上位ECU5におけるシステムメインリレー3を制御する構成が上位リレー制御部5aを構成し、電気機器4を構成する駆動機器への給電を制御する構成が駆動制御手段5bを構成している。
次に、本実施形態の電池監視装置2の作動について説明する。本実施形態の主マイコン231および副マイコン232が実行する組電池1の異常検出処理については、図2、図3のフローチャートを用いて説明する。図2、図3に示す制御ルーチンは、例えば、上位ECU5からの指令等に基づいて開始される。
本実施形態の主マイコン231が実行する組電池1の異常検出処理では、図2に示すように、まず、各監視IC211に対して電池セル10毎の電圧の検出を指示する制御信号を出力する(S100)。これにより、各監視IC211のセル電圧検出回路211aが、対応する電池ブロックCB1〜CBnを構成する電池セル10それぞれの電圧を検出する。
続いて、各監視IC211から各電池セル10の電圧の検出結果を取得し(S110)、取得した各電池セル10の電圧の検出結果に基づいて、組電池1の電池異常の有無を判定する(S120)。
ステップS120の判定処理では、各監視IC211から取得した各電池セル10のセル電圧が、予め定められた主許容電圧範囲内であるか否かを判定し、主許容電圧範囲外となる場合に、電池セル10が過充電又は過放電となっているとして組電池1に異常有りと判定する。なお、主許容電圧範囲は、各電池セル10が要求される出力性能を発揮し得る範囲であって、電池セル10における耐電圧の範囲内に設定されている。
ステップS120の判定処理の結果、組電池1に異常有りと判定された場合には、上位ECU5に対してシステムメインリレー3のオフを要求する遮断要求信号を送信する(S130)。
一方、ステップS120の判定処理の結果、組電池1に異常なしと判定された場合、およびステップS130にて遮断要求信号を上位ECU5へ送信した後、組電池1から各種電気機器4への給電(放電)や外部から組電池1への給電(充電)といった充放電を切り替える状態制御処理を実行する(S140)。
続いて、車両のイグニッションがオンであるか否かを判定し(S150)、イグニッションがオフと判定された場合に、異常検出処理を終了し、イグニッションがオンと判定された場合に、ステップS100に戻る。
次に、副マイコン232が実行する組電池1の異常検出処理では、図3に示すように、まず、各電池ブロックCB1〜CBnの電圧を検出するように副検出回路22を制御する(S300)。
続いて、副検出回路22から検出結果である各電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧を取得し(S310)、取得した検出結果に基づいて、組電池1の電池異常の有無を判定する(S320)。
ステップS320の判定処理では、副検出回路22から取得した各電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧が、ブロック電圧許容範囲内であるか否かを判定し、ブロック電圧許容範囲外となる場合に組電池1に電池異常有りと判定する。なお、ブロック電圧許容範囲は、各電池ブロックCB1〜CBnが要求される出力性能を発揮し得る範囲であって、電池ブロックCB1〜CBnにおける耐電圧の範囲内に設定されている。
ステップS320の判定処理の結果、電池異常有りと判定された場合には、上位ECU5に対してシステムメインリレー3のオフを要求する遮断要求信号を送信する(S330)。
一方、ステップS320の判定処理の結果、電池異常なしと判定された場合には、さらに、主マイコン231の異常の有無を判定する(S340)。
この結果、主マイコン231に異常有りと判定された場合には、主マイコン231に異常が生じていることを示す異常フラグがオンに設定されているか否かを判定する(S350)。
この結果、異常フラグがオフと判定された場合には、異常フラグをオンに設定し(S360)、異常フラグがオンと判定された場合、主マイコン231へ主リセット信号を送信する(S370)。これにより、主マイコン231が再起動される。
続いて、主マイコン231へ主リセット信号を送信してから予め定めた基準時間が経過したか否かを判定し(S380)、基準時間を経過したと判定された場合に、上位ECU5に対して遮断要求信号を送信する(S330)。なお、基準時間は、副マイコン232が主リセット信号を主マイコン231へ送信してから主マイコン231の再起動が完了するまでに要する時間に設定されている。
そして、ステップS340にて主マイコン231に異常なしと判定された場合、ステップS380にて基準時間を経過したと判定された場合、および上位ECU5に対して遮断要求信号の送信後、イグニッションがオンであるか否かを判定する(S390)。この結果、イグニッションがオフと判定された場合に、異常検出処理を終了し、イグニッションがオンと判定された場合に、ステップS100に戻る。
次に、上位ECU5が実行するシステムメインリレー3の切替制御処理について図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図4の制御ルーチンは、各マイコン231、232における異常検出処理の実行後に開始される。
まず、上位ECU5内において、システムメインリレー3をオフする遮断要求の有無を判定する(S500)。なお、ステップS500の処理では、各マイコン231、232以外の他のECUからの遮断要求や、上位ECU5がシステムの異常を検知した際に、遮断要求有りと判定する。
ステップS500の判定処理の結果、上位ECU5内で遮断要求有りと判定された場合には、システムメインリレー3をオフし(S510)、上位ECU5内で遮断要求なしと判定された場合には、さらに、主マイコン231からの遮断要求信号の有無を判定する(S520)。
ステップS520の判定処理の結果、主マイコン231からの遮断要求信号有りと判定された場合には、システムメインリレー3をオフし(S510)、主マイコン231からの遮断要求信号なしと判定された場合には、さらに、副マイコン232からの遮断要求信号の有無を判定する(S530)。
ステップS530の判定処理の結果、副マイコン232からの遮断要求信号有りと判定された場合には、システムメインリレー3をオフし(S510)、副マイコン232からの遮断要求信号なしと判定された場合には、イグニッションがオンであるか否かを判定する(S540)。この結果、イグニッションがオフと判定された場合に、異常検出処理を終了し、イグニッションがオンと判定された場合に、ステップS500に戻る。
以上説明した本実施形態の電池監視装置2では、組電池1の電池電圧を監視する手段を互いに独立した主検出回路21および副検出回路22で構成すると共に、組電池1の異常を検出する制御装置を主マイコン231および副マイコン232で構成している。
このような冗長な構成とすれば、主マイコン231および副マイコン232のうち、一方のマイコンに何らかの異常が生じたとしても、他方のマイコンにて組電池1の異常を検出することができる。
この際、副検出回路22における電池電圧の監視数が、主検出回路21における電池電圧の監視数よりも少ないことから、副検出回路22および副マイコン232の構成を、主検出回路21および主マイコン231に比べて簡素な構成で実現することが可能となる。
従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、組電池1の異常を検出する装置の冗長化に伴う内部構成の複雑化を抑制しつつ、信頼性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態の電池監視装置2では、各マイコン231、232が、組電池1の電池異常を検出した際に、上位ECU5を介してシステムメインリレー3をオフして、組電池1と電気機器4との接続を遮断するように構成されている。
これによれば、各マイコン231、232のうち、一方のマイコンにて組電池1の電池異常を検出できず、組電池1と電気機器4との接続を遮断できない場合であっても、他方のマイコンにて組電池1の電池異常を検出して組電池1と電気機器4との接続を遮断することができる。
従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、組電池1に電池異常に伴う組電池1自身および電気機器4の不具合を回避して、組電池1および電気機器4を適切に保護することが可能となる。
また、本実施形態では、副マイコン232にて主マイコン231の異常を検出した際に、システムメインリレー3をオフする構成としている。このため、主マイコン231の異常に伴う組電池1および電気機器4の不具合を回避して、組電池1および電気機器4を適切に保護することが可能となる。
ここで、副マイコン232が異常となる場合であっても、主マイコン231が正常であれば、組電池1の電池状態を適切に監視することが可能である。このため、本実施形態では、主マイコン231の異常時にシステムメインリレー3をオフし、副マイコン232の異常時にシステムメインリレー3をオンに維持する構成としている。これによれば、組電池1および電気機器4の適切な保護、および電池監視装置2の耐障害性を高めることができる。
また、本実施形態の如く、各マイコン231、232と別系統(電池監視装置2の外部装置)となる上位ECU5にてシステムメインリレー3をオフする構成とすれば、組電池1と電気機器4との接続を確実に遮断して、組電池1および電気機器4を適切に保護することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して、システムメインリレー3をオフする構成を変更した例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図5に示すように、本実施形態の各マイコン231、232は、各マイコン231、232における電池異常の検出結果等に基づいて、システムメインリレー3のオンオフを制御するように構成されている。なお、各マイコン231、232におけるシステムメインリレー3のオンオフを制御する構成がリレー制御部231d、232cを構成している。
次に、本実施形態の主マイコン231および副マイコン232が実行する組電池1の異常検出処理について図6、図7のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態の主マイコン231の異常検出処理では、図6に示すように、ステップS120の判定処理の結果、組電池1に異常有りと判定された場合に、自身のリレー制御部231dにてシステムメインリレー3をオフする(S160)。
一方、本実施形態の副マイコン232の異常検出処理では、図7に示すように、ステップS320の判定処理の結果、電池異常有りと判定された場合に、自身のリレー制御部232cにてシステムメインリレー3をオフする(S400)。また、ステップS380の結果、基準時間を経過したと判定された場合に、自身のリレー制御部232cにてシステムメインリレー3をオフする(S400)。
その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、組電池1に電池異常に伴う組電池1自身および電気機器4の不具合を回避して、組電池1および電気機器4を適切に保護することが可能となる。
また、本実施形態の如く、各マイコン231、232の双方でシステムメインリレー3をオフする構成とすれば、システムメインリレー3をオフする構成が複数系統となり、組電池1と電気機器4との接続をより確実に遮断することが可能となる。
なお、組電池1および電気機器4を適切に保護する観点では、本実施形態の如く、各マイコン231、232の双方でシステムメインリレー3をオフする構成とすることが望ましいが、これに限定されない。
例えば、各マイコン231、232のうち、主マイコン231にシステムメインリレー3のオンオフを制御するリレー制御部231dを設け、副マイコン232が、主マイコン231に対してシステムメインリレー3のオフを要求する信号を送信するようにしてもよい。これによれば、副マイコン232をより簡素な構成で実現することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、主検出回路21による電池電圧の検出単位を1個の電池セル10とし、副検出回路22による電池電圧の検出単位を電池ブロックCB1〜CBnとする例について説明したが、これに限定されない。副検出回路22が検出単位とする電池セル10のセル数が、主検出回路21が検出単位とする電池セル10のセル数よりも少ない構成であれば、各検出回路21、22の検出単位とする電池セル10のセル数を任意の数に設定してもよい。
(2)上述の各実施形態の如く、組電池1の電池異常時、および主マイコン231の異常時にシステムメインリレー3をオフする構成とすることが望ましいが、これに限定されない。例えば、組電池1の電池異常時にだけ、システムメインリレー3をオフする構成としてもよい。また、組電池1の電池異常時、および主マイコン231の異常時に加えて、副マイコン232の異常時にシステムメインリレー3をオフする構成としてもよい。
(3)上述の各実施形態では、副マイコン232にて主マイコン231の異常を検出し、主マイコン231にて副マイコン232の異常を検出する例について説明したが、これに限定されず、例えば、上位ECU5にて各マイコン231、232の異常を検出するようにしてもよい。
(4)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、副検出回路22における組電池1の電池状態を示す物理量の検出性能を、主検出回路21における組電池1の電池状態を示す物理量の検出性能よりも低くすることが望ましいが、これに限定されず、同等の検出性能としてもよい。
(5)上述の各実施形態では、主検出回路21のセル電圧検出回路211aをAD変換方式の電圧検出回路で構成し、副検出回路22をフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成する例について説明したが、これに限定されず、それぞれ他の方式の電圧検出回路にて構成してもよい。なお、他の方式の回路としては、例えば、抵抗分圧回路を用いた抵抗分圧方式の電圧検出回路や、閾値となる参照電圧とセル電圧やブロック電圧とを比較して組電池1の過充電や過放電を検出する閾値判定方式の検出回路を採用することができる。
(6)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、副マイコン232を主マイコン231に比べて処理能力等の低いマイコン等で構成することが望ましいが、これに限定されず、同等の処理能力等を有するマイコンで構成してもよい。
(7)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、組電池1の状態制御に係る処理を主マイコン231で実行し、副マイコン232で実行しない構成とすることが望ましいが、これに限定されず、組電池1の状態制御に係る処理を各マイコン231、232にて実行するようにしてもよい。
(8)上述の各実施形態では、各検出回路21、22にて組電池1の電池電圧を検出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各検出回路21、22にて組電池1の電池温度を監視するようにしてもよい。
この場合、組電池1に対して、電池セル10毎のセル温度を検出する温度センサ、および電池ブロックCB1〜CBn毎のブロック温度を検出する温度センサを併設する。
そして、主検出回路21にてセル温度、副検出回路22にてブロック温度を検出する構成とし、各検出回路21、22の検出結果に基づいて各マイコン231、232が組電池1の温度異常を監視し、監視結果に応じてシステムメインリレー3を制御すればよい。
(9)上述の各実施形態では、主検出回路21を複数の監視IC211で構成する例について説明したが、これに限定されず、例えば、単一の集積回路で構成したり、集積回路以外で構成したりしてもよい。
(10)上述の各実施形態では、副検出回路22を、単一のキャパシタ222を用いてブロック電圧を検出するフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成する例について説明したが、これに限定されない。例えば、副検出回路22を、2つ以上のキャパシタ222を用いてブロック電圧を検出するフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成してもよい。
(11)上述の各実施形態では、車両に搭載された組電池1に、本発明の電池監視装置2を適用する例を説明したが、車両以外に用いられる組電池1に適用してもよい。
(12)上述の各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
(13)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(14)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(15)上述の各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
1 組電池
10 電池セル
21 主検出回路(主検出手段)
22 副検出回路(副検出手段)
231 主マイコン(主制御装置)
232 副マイコン(副制御装置)
3 システムメインリレー
4 電気機器

Claims (11)

  1. 複数個の電池セル(10)を直列に接続して構成されると共にシステムメインリレー(3)を介して電気機器(4)に接続された組電池(1)に適用され、前記組電池の電池状態を示す複数の物理量のうち、少なくとも特定の物理量を監視する電池監視装置であって、
    1つまたは隣接するN(=正の整数)個の前記電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に前記特定の物理量を検出する主検出手段(21)と、
    前記主検出手段を制御すると共に、前記主検出手段による前記特定の物理量の検出結果に基づいて前記組電池の電池異常を監視する主制御装置(231)と、
    前記Nより多いM(=正の整数)個の前記電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に前記特定の物理量を検出する副検出手段(22)と、
    前記副検出手段を制御すると共に、前記副検出手段による前記特定の物理量の検出結果に基づいて前記組電池に生ずる電池異常を監視する副制御装置(232)と、を備え、
    前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、前記電池異常を検出した際に、前記システムメインリレーをオフして、前記組電池と前記電気機器との接続を遮断するように構成されていることを特徴とする電池監視装置。
  2. 前記主制御装置および前記副制御装置のうち、少なくとも一方の制御装置は、前記システムメインリレーのオンオフを制御するリレー制御部(231d、232c)を有し、前記電池異常を検出した際に、前記リレー制御部にて前記システムメインリレーをオフすることを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、互いに通信可能に接続されており、
    前記副制御装置は、前記主制御装置からの入力信号を監視して前記主制御装置の異常を検出すると共に、前記主制御装置の異常を検出した際に、前記システムメインリレーをオフするように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池監視装置。
  4. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、互いに通信可能に接続されており、
    前記主制御装置は、前記副制御装置から再起動を要求する主リセット信号が入力された際に、前記システムメインリレーをオフするように構成され、
    前記副制御装置は、前記主制御装置からの入力信号を監視して前記主制御装置の異常を検出すると共に、前記主制御装置の異常を検出した際に、前記主制御装置に対して前記主リセット信号を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池監視装置。
  5. 前記主制御装置は、前記副制御装置からの入力信号を監視して前記副制御装置の異常を検出すると共に、前記副制御装置の異常を検出した際に、前記副制御装置へ再起動を要求する副リセット信号を送信するように構成され、
    前記副制御装置は、前記主制御装置から前記副リセット信号が入力された際に、前記システムメインリレーをオンに維持するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電池監視装置。
  6. 前記副制御装置は、前記主制御装置に対して前記主リセット信号を送信した後、前記システムメインリレーをオフするように構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の電池監視装置。
  7. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、
    前記システムメインリレーのオンオフを制御する上位リレー制御部(5a)を含んで構成される上位制御装置(5)に接続され、
    前記電池異常を検出した際に、前記上位制御装置に対して前記上位リレー制御部による前記システムメインリレーのオフを要求する遮断要求信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池監視装置。
  8. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、互いに通信可能に接続されており、
    前記副制御装置は、前記主制御装置からの入力信号を監視して前記主制御装置の異常を検出すると共に、前記主制御装置の異常を検出した際に、前記上位制御装置に対して前記遮断要求信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電池監視装置。
  9. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、互いに通信可能に接続されており、
    前記主制御装置は、前記副制御装置から再起動を要求する主リセット信号が入力された際に、前記上位制御装置に対して前記遮断要求信号を出力するように構成され、
    前記副制御装置は、前記主制御装置からの入力信号を監視して前記主制御装置の異常を検出すると共に、前記主制御装置の異常を検出した際に、前記主制御装置に対して前記主リセット信号を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電池監視装置。
  10. 前記副制御装置は、前記主制御装置に対して前記主リセット信号を送信した後、前記上位制御装置に対して前記遮断要求信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の電池監視装置。
  11. 前記主制御装置、前記副制御装置、および前記上位制御装置は、共通の通信経路を介して互いに通信可能に接続されていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1つに記載の電池監視装置。
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