JP2014168371A - 非接触給電システム、送電装置および受電装置 - Google Patents

非接触給電システム、送電装置および受電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検出装置などを用いることなく、人体や動物などの移動体を検知して非接触で電力伝送することが可能な非接触給電システムを提供する。
【解決手段】互いに離間して配置された送電電極11、12と、送電電極11、12の間に電気的に接続されたインダクタ13、14とを有する送電装置10と、互いに離間して配置された受電電極21、22と、受電電極21、22の間に電気的に接続されたインダクタ23、24とを有し、共振周波数が送電装置10の共振周波数と一致することにより電界共振結合して給電可能となる受電装置20と、を備え、誘電体200が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するように、送電装置10および受電装置20の共振特性が調整されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触で電力を伝送する非接触給電システム、この非接触給電システムに組み込まれた送電装置および受電装置に関する。
近年、給電方法として電源コードや給電ケーブルを用いないワイヤレス給電が注目されている。主な手法として、電磁誘導を用いた給電、電磁波を用いた給電、および共振(共鳴)を用いた給電の技術が知られている。
このうち、共振を用いた給電の技術は、一対の共振器を電磁場(近接場)において共振させ、電磁場を介して給電する非接触の給電技術であり、数kWの大電力を比較的長距離(たとえば数m)給電することも可能である。この方法では、共振器が特定周波数で共振することで、給電可能な状態となる。
例えば、特許文献1には、ワイヤレス給電装置と、それと共に使用する給電指示の伝送装置が記載されている。特許文献1に記載された伝送システムでは、給電指示の伝送装置が、磁界共振方式による電力給電によりリレーコイルを励磁し、リレー接点の開閉により、給電指示を行っている。
特開2012−110118号公報
ここで、磁界共振方式による電力給電では、共振器間に金属のような高導電率の物体が介在すると共振条件がずれて給電が行われなくなるため、金属のような高導電率の物体の検知として用いることが可能であるが、人体のような誘電体、絶縁体の、検知には不向きである。
例えば図15(A)に示すような、送電コイル501と受電コイル502との間で磁界共振して電力伝送を行う電力伝送システム500に対し、図15(B)に示すように、送電コイル501と受電コイル502との間に誘電体層503を挿入する。このような配置の下、伝送効率のシミュレーションを行い、その結果を図15に示す。図15(A)は、送電コイル501と受電コイル502のみ配置し誘電体層503がない場合の伝送効率を示し、設計した共振周波数において伝送効率がほぼ1となっている。一方で、図15(B)及び図15(C)は、送電コイル501と受電コイル502と間に誘電体層503を挿入した場合の伝送効率を示している。なお、図15(B)及び図15(C)は、誘電体層503の挿入する位置が異なる。
上記の図15(A)乃至図15(C)から明らかなように、いずれの場合においても、伝送効率がほぼ1となっており、誘電体層503の有無によって共振状態が変わることがない。
このように誘電体層503の有無によって共振状態が変わることがないので、磁界共振で給電が行われている際、高周波で共振する磁界中に、誘電体層503とみなすことが可能な人体が侵入してしまった場合、人体は検知されずに共振給電され続ける。このため、人体は高周波の磁界中に曝されるのを防止する人感知センサが必要となる。人体の検知方法としては、従来から、赤外線センサ、光センサ、超音波センサなどが用いられてきた。しかしながら、これらのセンサは、常に検出動作し電力を消費し続けるだけでなく、微小な信号を検知しているため、外光や温度など周囲の条件により誤作動するなどの欠点がある。また、人感知センサが用いられる例として、玄関周りの防犯装置等が挙げられる。これらの装置は、事前に壁や天井等に配線をしておく必要があり、防犯装置の設置場所に限りがあり、後から簡単に防犯設備を増強することができないなど設置の観点で不便さがある。
本発明の目的は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、検出装置などを用いることなく、人体や動物などの誘電体とみなすことが可能な物体の存在を検知して非接触で電力伝送することが可能な非接触給電システム、この非接触給電システムが組み込まれた送電装置及び受電装置を提供することを目的とする。
(第1の態様)
本発明の第1の態様に係る非接触給電システムは、互いに離間して配置された第1および第2の送電電極と、当該第1および第2の送電電極の間に電気的に接続されたインダクタとを有する送電装置と、互いに離間して配置された第1および第2の受電電極と、当該第1および第2の受電電極の間に電気的に接続されたインダクタとを有し、共振周波数が送電装置の共振周波数と一致することにより電界共振結合して給電可能となる受電装置と、を備え、誘電体が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するように、送電装置および受電装置の共振特性が調整されていることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、誘電体が、例えば送電装置又は受電装置に近接した所定の位置に存在すると、送電装置及び受電装置の共振特性が変化して給電状態が変化する。
例えば、送電装置又は受電装置の付近に誘電体が存在しない状態で電界共振結合するように設計すれば、送電装置又は受電装置に誘電体が接近した時に共振条件がずれて、給電から無給電状態に変化する。また、送電装置又は受電装置の付近に誘電体が存在する状態で電界共振結合するように設計すれば、誘電体が存在しないときは無給電状態であり、所定の位置に誘電体が移動すれば給電状態へと変化する。
このようにして、上記第1の態様によれば、送電装置及び受電装置以外に検出装置などを用いることなく、誘電体が所定の位置に存在することで、非接触で電力伝送を停止したり、逆に非接触で電力伝送を開始したりすることが可能である。
例えば、非接触で電力伝送する方式として、電界共振結合以外にも磁界共振方式があるが、磁界共振方式では送受間の結合に磁場の共振を用いており、金属のような高導電率の物体に対しては誘導加熱が生じる。これに対し、電界共振結合方式は、電界中に金属が存在しても、誘導加熱のような加熱が発生しないので、電力消費が発生せず省電力化を実現することができる。
また、上記第1の態様によれば、電界共振結合が起こらない場合では、送電電極から受電電極への電力の伝送が行われないため、交流電源からの電力供給が行われず、不要な電力の消費を防止することができる。
以上のようにして、上記第1の態様によれば、人体や動物などの移動体を検知して非接触で電力伝送することが可能となる。
(第2の態様)
本発明の第2の態様に係る非接触給電システムは、上記第1の態様において、第1および第2の送電電極の間に発生する電界の方向と、第1および第2の受電電極の間に発生する電界の方向とが略平行となるように、各電極が配置されていることを特徴とする。上記第2の態様によれば、高効率で電力を伝送することが可能となる。
(第3の態様)
本発明の第3の態様に係る非接触給電システムは、上記第1および第2の態様において、第1および第2の受電電極は、それぞれ第1および第2の送電電極と対向する位置に配置されていることを特徴とする。上記第3の態様によれば、高効率で電力を伝送することが可能となる。
(第4の態様)
本発明の第4の態様に係る非接触給電システムは、上記第1および第2の態様において、第1および第2の受電電極は、それぞれ第1および第2の送電電極が配置された面に対して垂直な面に配置されていることを特徴とする。上記第4の態様によれば、高効率で電力を伝送することが可能となる。
(第5の態様)
本発明の第5の態様に係る非接触給電システムは、上記第1および第2の態様において、第1および第2の受電電極は、それぞれ第1および第2の送電電極と同一平面上の位置に配置されていることを特徴とする。上記第5の態様によれば、高効率で電力を伝送することが可能となる。
(第6の態様)
本発明の第6の態様に係る非接触給電システムは、上記第1乃至第5の態様において、第1および第2の受電電極は、その表面積が第1および第2の送電電極の表面面積より大きいことを特徴とする。上記第6の態様によれば、電極の表面面積を調整することで、送電装置および受電装置の共振特性を調整することができる。したがって、非接触給電システムに係る設計の自由度を高めることができる。
(第7の態様)
本発明の第7の態様に係る非接触給電システムは、上記第1乃至第5の態様において、第1および第2の受電電極は、その表面積が第1および第2の受電電極の表面面積より小さいことを特徴とする。上記第7の態様によれば、電極の表面面積を調整することで、送電装置および受電装置の共振特性を調整することができる。したがって、非接触給電システムに係る設計の自由度を高めることができる。
(第8の態様)
本発明の第8の態様に係る非接触給電システムは、上記第1乃至第7の態様において、受電装置を複数備え、誘電体が、受電装置ごとに対応する所定の位置に存在するか否かによって、給電状態が当該受電装置ごとに変化するように、当該受電装置の共振特性が調整されていることを特徴とする。
上記第8の態様によれば、受電装置ごとに給電状態が変化するため、スイッチ装置として用いる場合の利便性を向上させることができる。
(他の態様)
また、以上のような本発明は、上記非接触給電システムの態様に限らず、他の態様、すなわち非接触給電システムに組み込まれる送電装置および受電装置によって実現することも可能である。
本発明によれば、検出装置などを用いることなく、人体や動物などの誘電体とみなすことが可能な物体の存在を検知して非接触で電力伝送することができる。
第1の実施形態の非接触給電システムの全体構成を説明するための図である。 送電装置および受電装置の回路構成を示す図である。 図2に示す送電装置および受電装置の等価回路を示す図である。 電界共振結合方式における送電カプラと受電カプラとの間に誘電体を配置した配置例を示した図である。 図4に示した配置例において、誘電体の有無によって変化する電力伝送効率の周波数特性について説明するための図である。 誘電体の代わりに人体の筋肉の誘電率を模擬し、筋肉を電極間の異なる位置に配置した条件下でシミュレーションしたときの、電力伝送効率の周波数特性を示す図である。 図6(A)、図6(B)及び図6(C)のシミュレーション結果のうち、周波数帯が27.0MHzにおける伝送効率の推移を示す図である。 第1の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 第2の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 他の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 他の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 他の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 他の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 他の実施形態に係る非接触給電システムの回路構成について説明するための図である。 磁界共振方式における送電コイルと受電コイルとの間に誘電体を配置した配置例を示した図である。 図15に示した配置例において、誘電体の有無によって変化する電力伝送効率の周波数特性について説明するための図である。
本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)について具体例を示して説明する。本実施形態は、非接触で電力を伝送する非接触給電システムに関する。
(1)全体構成
第1の実施形態の非接触給電システム1aは、図1(A)に示すように、送電装置10と受電装置20とから構成される。送電装置10は、図1(A)の三次元直交座標XYZのYZ平面上に配置された送電電極11、12と、送電電極11、12にそれぞれ電気的に接続されたインダクタ13、14と、インダクタ13、14を介して送電電極11、12と電気的に接続された交流電力発生部17とを備える。送電装置10から電力を受電する受電装置20は、図1(A)に示すように送電電極11、12とそれぞれ対向する位置に配置された受電電極21、22と、受電電極21、22にそれぞれ電気的に接続されたインダクタ23、24と、インダクタ23、24を介して電気的に接続された負荷27とを備える。
このような構成からなる非接触給電システム1aでは、具体的には後述するようにして、送電装置10及び受電装置20により構成される共振回路の回路特性が調整されることで、例えば、図1(B)に示すようなY軸方向に移動可能な人体100が所定の位置、例えば送電電極11、12と受電電極21、22との間に存在するか否かによって、給電状態を変化することができる。
(2)非接触給電について
次に、送電電極11、12間で発生する電界と、受電電極21、22間で発生する電界とが電界結合することで可能となる非接触給電の動作原理について、図2を参照して説明する。図2は、送電装置10および受電装置20の回路構成を示す図である。
送電装置10は、送電電極11、12、インダクタ13、14、接続線15、16、および、交流電力発生部17を有している。また、受電装置20は、受電電極21、22、インダクタ23、24、接続線25、26、および、負荷27を有している。ここで、送電電極11、12およびインダクタ13、14は送電用カプラを構成する。受電電極21、22およびインダクタ23、24は受電用カプラを構成する。
ここで、送電電極11、12、受電電極21、22は、導電性を有する部材によって構成され、互いに離間して配置された電極であって、図2の例では所定の距離d1を隔てて配置されている。送電電極11、12および受電電極21、22は、導電性を有する部材によって構成され互いに離間して配置された電極であれば、電極形状が必ずしも矩形である必要はなく、円形、多角形等であってもよい。図2の例では、便宜上、送電電極11、12、受電電極21、22として、略同一のサイズを有する矩形形状を有する平板状の電極を例示している。また、送電電極11と受電電極21は距離d2を隔てて対向するように平行に配置され、送電電極12と受電電極22も、互いに離間して配置された電極であって、図2の例では同じ距離d2を隔てて対向するように平行に配置されている。
送電電極11、12の電極間の距離d1を含む合計幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。同様に、受電電極21、22の電極間の距離d1を含む合計幅Dは、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。また、送電電極11、12の長さLは、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。受電電極21、22の長さLも、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。送電電極11と受電電極21および送電電極12と受電電極22の間の距離d2についても、λ/2πで示される近傍界よりも短くなるように設定されている。
このように送電電極11、12の長手方向の電極長Lが、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定することで、受電電極21、22に効率良く電力を伝送することができる。
インダクタ13、14は、例えば、導電性の線材(例えば、被覆銅線)を巻回して構成され、図2の例では、送電電極11、12の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線15はインダクタ13の他端と交流電力発生部17の出力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)を含む。接続線16はインダクタ14の他端と交流電力発生部17の出力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。なお、接続線15,16は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
交流電力発生部17は、所定の周波数の交流電力を発生し、接続線15、16を介してインダクタ13、14に供給する。
インダクタ23、24は、例えば、導電性の線材(例えば、被覆銅線)を巻回して構成され、図2の例では、受電電極21、22の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線25はインダクタ23の他端と負荷27の入力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)を含む。接続線26はインダクタ24の他端と負荷27の入力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。なお、接続線25,26は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
負荷27は、交流電力発生部17から出力され、送電用カプラおよび受電用カプラを介して伝送された電力が供給される。本実施形態では、負荷27の具体例として、給電状態となることで照明可能な照明装置であるものとして説明する。
図3は、図2に示す送電装置10および受電装置20の等価回路300を示す図である。この図3において、インピーダンス2は、接続線15、16および接続線25、26の特性インピーダンスを示し、Z0の値を有している。インダクタ3はインダクタ13、14に対応し、Lの素子値を有している。キャパシタ4は、送電電極11、12の間に生じる素子値Cのキャパシタから、送電電極11、12と受電電極21、22の間に生じる素子値Cmのキャパシタを減じた素子値(C−Cm)を有する。キャパシタ5は、送電電極11、12と受電電極21、22の間に生じるキャパシタを示し、Cmの素子値を有している。キャパシタ6は、受電電極21、22の間に生じる素子値Cのキャパシタから、送電電極11、12と受電電極21、22の間に生じる素子値Cmのキャパシタを減じた素子値(C−Cm)を有する。インダクタ7はインダクタ23、24に対応し、Lの素子値を有している。
以上のような等価回路300では、送電装置10により構成される送電カプラの共振周波数と、受電装置20により構成される受電カプラの共振周波数とが一致することにより電界共振結合し、送電装置10から受電装置20に交流電力が給電可能となる。
(3)共振周波数
図3に示した等価回路300から明らかなように、非接触給電システム1では、インダクタ3、7とキャパシタ4、5、6の電気的特性により送電カプラ及び受電カプラの共振特性が変化する。例えば図4(A)に示すような送電電極11、12と受電電極21、22とが対向するように配置された電極間に、図4(B)に示すような誘電体200を挿入すると、キャパシタ5、6の電気的特性すなわち静電容量が変化して、送電カプラ及び受電カプラの共振特性が変化する。
例えば、図5(A)は、図4(A)に示すように電極間に誘電体200を配置することなく、送電カプラの共振周波数と受電カプラとの共振周波数とを一致させた条件下でシミュレーションしたときの、電力伝送効率の周波数特性を示す図である。また、図5(B)は、図4(A)に示すように電極間に誘電体200を配置することなく、送電カプラの共振周波数に対して受電カプラの共振周波数をずらした条件下でシミュレーションしたときの、電力伝送効率の周波数特性を示す図である。さらに、図5(C)は、図4(B)に示すように電極間に誘電体200を配置し、送電カプラの共振周波数と受電カプラとの共振周波数とを一致させた条件下でシミュレーションしたときの、電力伝送効率の周波数特性を示す図である。
図5(A)〜図5(C)から明らかなように、誘電体200の存在の有無に応じて電力伝送効率が変化するので、誘電体200の存在の有無は、給電状態と無給電状態とが変化するスイッチとして機能することが可能である。
また、図6(A)、図6(B)及び図6(C)は、それぞれ誘電体200の代わりに人体100の筋肉の誘電率を模擬し、筋肉を図4(B)に示すように電極間の異なる位置に配置した条件下でシミュレーションしたときの、電力伝送効率の周波数特性を示す図である。また、図7に、図6(A)、図6(B)及び図6(C)のシミュレーション結果のうち、周波数帯が27.0MHzにおける伝送効率の推移を示している。
図7から明らかなように、特定の位置、すなわち図6(B)のシミュレーション結果に対応する位置に、人体100の筋肉を挿入したとき伝送効率が大きく変化するので、誘電体200と同様、人体100の存在の有無は、給電状態と無給電状態とが変化するスイッチとして機能することが可能である。
(4)第1の実施形態
上述した誘電体200および人体100の有無によって変動する共振特性を利用することで、上述した図1に示すような第1の実施形態に係る非接触給電システム1aでは、給電状態が変化するように回路特性を調整する。具体例として、非接触給電システム1aでは、図8(A)に示すような送電電極11、12と受電電極21、22との間であって、送電電極11、12に対して受電電極21、22に近接した領域Area1に人体100が存在するか否かにより、給電状態が変化するように回路特性を調整する。
まず、非接触給電システム1aでは、図8(B)に示すように、人体100に対応した誘電体200が領域Area1に存在するものとみなすことができ、さらに図8(B)に示す回路を図8(C)に示すような等価回路に置き換えることができる。
図8(C)は、上述した図3に示した等価回路300に対応する等価回路300aであって、便宜上キャパシタ5を省略した回路構成を示している。図8(B)に示すように、Area1に誘電体200が存在することで、キャパシタ4、6のそれぞれに誘電体201、202が挿入され、キャパシタ4、6の静電容量が増大することとなる。ここで、誘電体200が送電電極11、12に対して受電電極21、22の近くに挿入されるため、誘電体201の方が誘電体202よりも厚みがあり、キャパシタ4に対してキャパシタ6の静電容量の方が大きくなる。
したがって、キャパシタ4、6に誘電体201、202が挿入された状態で、送電カプラと受電カプラとの間で共振周波数が一致するように、インダクタ3、7とキャパシタ4、5、6との電気特性を調整することによって、非接触給電システム1aは、人体100が領域Area1に存在するとき無給電状態から給電状態に変化することができる。逆に、キャパシタ4、6に誘電体201、202が挿入されていない状態で、送電カプラと受電カプラとの間で共振周波数が一致するように、インダクタ3、7とキャパシタ4、5、6との電気特性を調整することによって、非接触給電システム1aは、人体100が領域Area1に存在するとき共振周波数がずれて給電状態から無給電状態に変化することができる。
以上のように、非接触給電システム1aは、送電装置10及び受電装置20以外に検出装置などを用いることなく、誘電体200が所定の位置に存在することで、非接触で電力伝送を停止したり、逆に非接触で電力伝送を開始したりすることが可能である。
ここで、非接触で電力伝送する方式として電界共振方式以外にも磁界共振方式があるが、磁界共振方式では送受間の結合に磁場の共振を用いており、金属のような高導電率の物体に対しては誘導加熱が生じる。これに対し、非接触給電システム1aが用いる電界共振結合方式は、電界中に金属が存在しても、誘導加熱のような加熱が発生しないので、電力消費が発生せず省電力化を実現することができる。
また、非接触給電システム1aは、電界共振結合が起こらない場合では、送電電極11、12から受電電極21、22への電力の伝送が行われないため、交流電源からの電力供給が行われず、不要な電力の消費を防止することができる。
このように、非接触給電システム1aは、検出装置などを用いることなく、人体100や動物などの誘電体とみなすことが可能な物体の存在を検知して非接触で電力伝送することができる。このため、例えば人体100が領域Area1に位置すると、負荷27に給電され照明装置が動作させることが可能である。
なお、送電電極11、12の間に発生する電界の方向E1と、受電電極21、22の間に発生する電界の方向E2とが垂直にならなければ電界結合が可能であるが、図1及び図6に示すように送電電極11、12の間に発生する電界の方向E1と、受電電極21、22の間に発生する電界の方向E2とが平行となるように各電極を配置することによって、電界結合の結合強度を高めることができ、結果として電力を高効率で伝送することが可能となる点で特に好ましい。
(5)第2の実施形態
また、第1の実施形態では、送電電極11、12と受電電極21、22との間の領域Area1に人体100が存在するときに、給電状態が変化するものと説明したが、これに限定されるものではない。例えば第2の実施形態に係る非接触給電システム1bは、例えば図9(A)に示すような送電電極11、12と受電電極21、22と電極間の外部であって、受電電極21、22のみに近接した領域Area2に人体100が存在するか否かにより、給電状態が変化するように回路特性を調整することができる。
まず、第2の実施形態に係る非接触給電システム1bでは、図9(B)に示すように、人体100に対応した誘電体200が領域Area2に存在するものとみなし、さらに図9(C)に示すような等価回路に置き換えることができる。
図9(C)は、上述した図3に示した等価回路300に対応する等価回路300bであって、便宜上キャパシタ5を省略した回路構成を示している。この図9(C)から明らかなように、Area2に誘電体200が存在することで、キャパシタ6に誘電体203が挿入されたものとみなせる。このようにキャパシタ6に誘電体203が挿入されることで、キャパシタ6の静電容量が増大したものとみなすことが可能である。
したがって、キャパシタ6に誘電体203が挿入された状態で、送電カプラと受電カプラとの間で共振周波数が一致するように、インダクタ3、7とキャパシタ4、5、6との電気特性を調整することによって、非接触給電システム1bは、人体100が領域Area2に存在するとき無給電状態から給電状態に変化することができる。また、キャパシタ6に誘電体203が挿入されていない状態で、送電カプラと受電カプラとの間で共振周波数が一致するように、インダクタ3、7とキャパシタ4、5、6との電気特性を調整することによって、非接触給電システム1bは、人体100が領域Area2に存在するとき給電状態から無給電状態に変化することができる。
(6)他の実施形態について
また、本実施形態に係る非接触給電システムは、送電電極11、12と受電電極21、22とが対向する配置に限定されず、次に示すような他の形態を採用することが可能である。
例えば、図10(A)に示す非接触給電システム1cのように、送電電極11、12をXY平面上に配置し、受電電極21、22をZY平面上に配置してもよい。このように送電電極11、12に対して受電電極21、22を垂直な位置に配置しても、例えば図10(B)に示すように、人体100が所定の領域に存在するか否かによって、給電状態が変化し、高効率で電力伝送することができる。なお、図10(A)及び図10(B)に示す例では、人体100の足下すなわち、床下部分に送電電極11、12が配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、図10(C)に示すように、ZY平面上に送電電極11、12を配置し、XY平面上であって人体100の頭上すなわち天井部分に受電電極21、12を配置することも可能である。
また、図11(A)に示す非接触給電システム1dのように、送電電極11、12と受電電極21、22とを同一平面上すなわち、YZ平面上に配置してもよい。このように送電電極11、12と受電電極21、22とを同一平面上に配置しても、例えば図11(B)に示すように、人体100が所定の領域に存在するか否かによって、給電状態が変化して、高効率で電力伝送することができる。
また、送電電極11、12と受電電極21、22の寸法が必ずしも一致させることなく、例えば図12(A)及び図12(B)に示す非接触給電システム1eのように、受電電極11、12の表面積を、送電電極21、22の表面面積と比べて小さくなるようにしてもよい。図12(A)に示す例では、送電電極11、12が配置されたYZ平面に対して受電電極21、22を垂直なXY平面に配置しており、図12(B)に示す例では、送電電極11、12と受電電極21、22とを同一のYZ平面上に配置している。このようにして電極の表面面積を調整することで、送電装置10および受電装置20の共振特性を調整することができ、結果として非接触給電システム1eに係る設計の自由度を高めることができる。
また、図13(A)及び図13(B)に示す非接触給電システム1fのように、複数の受電装置20a、20bを備え、人体100が所定の位置に存在するか否かによって、給電状態が受電装置20a、20bごとに変化するように、共振特性を調整してもよい。
例えば、図13(A)に示す例では、領域Area3aに人体100が存在することによって、受電装置20aのみ無給電状態から給電状態に変化し、領域Area3bに人体100が存在することによって、受電装置20bのみ無給電状態から給電状態に変化するように、非接触給電システムに係る共振特性が調整されている。
また、図13(B)に示す例では、領域Area4に人体100が存在することによって、受電装置20a、20bの両方とも、無給電状態から給電状態に変化するように、非接触給電システムに係る共振特性が調整されている。
このように図13(A)及び図13(B)に示す例では、受電装置ごとに給電状態と無給電状態とが変化するため、スイッチ装置として用いる場合の利便性を向上させることができる。
また、図14(A)及び図14(B)に示す非接触給電システム1gのように、受電電極11、12の表面積が、送電電極21、22の表面面積より大きくなるようにしてもよい。図14(A)に示す例では、送電電極11、12が配置されたXY平面に対して受電電極21、22を垂直なYZ平面に配置しており、図14(B)に示す例では、送電電極11、12と受電電極21、22とを同一のYZ平面上に配置している。このようにして電極の表面面積を調整することで、送電装置10および受電装置20の共振特性を調整することができ、結果として非接触給電システム1gに係る設計の自由度を高めることができる。
なお、本実施形態に係る非接触給電システムでは、人体100が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するものとして説明したが、人体に限らず、例えば非金属などの誘電体とみなせるものであれば、いかなるものであってもよいことはもちろんである。また、化粧材や建材も誘電体とみなせるため、電極が化粧材や建材によりカバーされた場合においてもその誘電率を考慮し設計することで共振状態を調節することが可能である。
1a−1f 非接触給電システム
10 送電装置
11、12 送電電極
13、14、23、24 インダクタ
20 受電装置
21、22 受電電極
100 人体
200 誘電体

Claims (10)

  1. 互いに離間して配置された第1および第2の送電電極と、当該第1および第2の送電電極の間に電気的に接続されたインダクタとを有する送電装置と、
    互いに離間して配置された第1および第2の受電電極と、当該第1および第2の受電電極の間に電気的に接続されたインダクタとを有し、共振周波数が前記送電装置の共振周波数と一致することにより電界共振結合して給電可能となる受電装置と、を備え、
    誘電体が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するように、前記送電装置および前記受電装置の共振特性が調整されていることを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記第1および第2の送電電極の間に発生する電界の方向と、前記第1および第2の受電電極の間に発生する電界の方向とが略平行となるように、各電極が配置されていることを特徴とする請求項1記載の非接触給電システム。
  3. 前記第1および第2の受電電極は、それぞれ前記第1および第2の送電電極と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触給電システム。
  4. 前記第1および第2の受電電極は、それぞれ前記第1および第2の送電電極が配置された面に対して垂直な面に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触給電システム。
  5. 前記第1および第2の受電電極は、それぞれ前記第1および第2の送電電極と同一平面上の位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触給電システム。
  6. 前記第1および第2の受電電極は、その表面積が前記第1および第2の送電電極の表面面積より大きいことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の非接触給電システム。
  7. 前記第1および第2の受電電極は、その表面積が前記第1および第2の送電電極の表面面積より小さいことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の非接触給電システム。
  8. 前記受電装置を複数備え、
    前記誘電体が所定の位置に存在するか否かによって、給電状態が前記受電装置ごとに変化するように、当該受電装置の共振特性が調整されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の非接触給電システム。
  9. 互いに離間して配置された第1および第2の送電電極と、
    前記第1および第2の送電電極の間に電気的に接続されたインダクタと、を備え、
    共振周波数が、第1及び第2の受電電極と当該第1および第2の受電電極間に電気的に接続されたインダクタとを備える送電装置の共振周波数と一致することにより電界共振結合して給電可能となり、
    誘電体が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するように、共振特性が調整されていることを特徴とする送電装置。
  10. 互いに離間して配置された第1および第2の受電電極と、
    前記第1および第2の受電電極の間に電気的に接続されたインダクタと、を備え、
    共振周波数が、第1及び第2の送電電極と当該第1および第2の送電電極間に電気的に接続されたインダクタとを備える送電装置の共振周波数と一致することにより電界共振結合して給電可能となり、
    誘電体が所定の位置に存在するか否かによって給電状態が変化するように、共振特性が調整されていることを特徴とする受電装置。
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