JP2014167605A - 光学式センサ装置及びそれに用いる光ファイバケーブル - Google Patents

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昌俊 田平
Masahisa Sugihara
正久 杉原
Yuji Mizuma
悠司 水摩
Koichi Taniguchi
浩一 谷口
Sadataka Yamakawa
禎貴 山川
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Abstract

【課題】新規な構造の光学式センサ装置を提供する。
【解決手段】光学式センサ装置は、複数のコア31aを含む一対の光ファイバ構造体301,302がGRINレンズ401の一端面41に接続された構造を備える。一対の光ファイバの一方がシグナル光を伝送するシグナル光伝送用光ファイバであり、且つ他方がレファレンス光を伝送するレファレンス光伝送用光ファイバである。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学式センサ装置及びそれに用いる光ファイバケーブルに関する。
変位や温度等を光学的に検出する光学式センサ装置が知られている。
例えば、 特許文献1には、SLDからの検出光を第1のコリメータレンズで集光し、コールドミラー及び集光レンズを介してフェルールに入力すると共に、LDからのガイド光を第2のコリメータレンズで集光し、同じコールドミラー及び集光レンズを介してフェルールに入力する、従って、検出光及びガイド光を空間光学方式で伝送する光学式変位センサ装置が開示されている。
特許文献2には、蛍光体からの蛍光を光導波路で伝送し、レンズ及びダイクロイックミラーを介して蛍光測定器に入力すると共に、発光体からの励起光をダイクロイックミラーを介して励起光測定器に入力し、ダイクロイックミラーにおいて蛍光に励起光を照射する、従って、蛍光及び励起光を空間光学方式で伝送する光学式温度センサ装置が開示されている。
特許第5060678号公報 特開2011−122940号公報
本発明の課題は、新規な構造の光学式センサ装置を提供することである。
本発明の光学式センサ装置は、複数のコアを含む光ファイバ構造体がGRINレンズの一端面に接続された構造を備える。
本発明の光ファイバケーブルは、ケーブル本体とその先端に設けられたプローブとを有し、複数のコアを含む光ファイバ構造体がGRINレンズの一端面に接続された構造を備え、前記ケーブル本体に前記光ファイバ構造体が設けられ、且つ前記プローブに前記GRINレンズが設けられている。
本発明によれば、複数のコアを含む光ファイバ構造体がGRINレンズの一端面に接続された構造を備え、このような構造は従来に類を見ない新規なものである。
実施形態1に係る光学式温度センサ装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1のプローブの縦断面図である。 第1〜第6光ファイバ心線として用いる光ファイバ心線の斜視図である。 第1及び第2GRINレンズとして用いるGRINレンズの斜視図である。 (a)は、第1〜第3光ファイバ心線と第1GRINレンズとのカップリング構造の側面図であり、(b)は図5(a)におけるVb-Vb断面図であり、(c)は図5(a)におけるVc-Vc断面図である。 (a)は、第5及び第6光ファイバ心線と第2GRINレンズとの接続構造の側面図であり、(b)は図6(a)におけるVIb-VIb断面図であり、(c)は図6(a)における矢視VIcの正面図である。 実施形態1に係る光学式温度センサ装置の変形例の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る光学式温度センサ装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線とGRINレンズとの接続構造の側面図であり、(b)は図9(a)におけるIXb-IXb断面図であり、(c)は図9(a)における矢視IXcの正面図である。 実施形態2に係る光学式温度センサ装置の第1の変形例の構成を示すブロック図である。 (a)は、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線とGRINレンズとの接続構造の側面図であり、(b)は図11(a)におけるXIb-XIb断面図であり、(c)は図11(a)における矢視XIcの正面図である。 実施形態2に係る光学式温度センサ装置の第2の変形例の構成を示すブロック図である。 マルチコア光ファイバ心線の斜視図である。 (a)は、マルチコア光ファイバ心線とGRINレンズとの接続構造の側面図であり、(b)は図14(a)におけるXIVb-XIVb断面図であり、(c)は図14(a)における矢視XIVcの正面図である。 実施形態3に係る光学式温度センサ装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3のプローブの縦断面図である。 実施形態3に係る光学式温度センサ装置の変形例の構成を示すブロック図である。 (a)は、第1、第2、及び第4光ファイバ心線とGRINレンズとの接続構造の側面図であり、(b)は図18(a)におけるXVIIIb-XVIIIb断面図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dを示す。この実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dは、各種装置における温度測定に用いられるものであり、特に電力設備における電力線や機器からの電磁波ノイズを受ける環境、医療分野ではマイクロ波を使用するハイパーサミヤ治療、半導体製造装置で高周波電源が使用される用途に好適なものである。
実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dは、装置本体10とそこから延びる光ファイバケーブル20とで構成されている。
装置本体10には、Sig.LED11(シグナル光源)、Ref.LED12(レファレンス光源)、及びSig./Ref.PD13(シグナル反射光受光部、レファレンス反射光受光部)が設けられている。Sig.LED11には、第1光ファイバ心線301の一端が直接又はレンズを介して接続され、また、Ref.LED12には、第2光ファイバ心線302の一端が直接又はレンズを介して接続されている。第1及び第2光ファイバ心線301,302の他端は、それぞれ第1GRINレンズ401の一端面41に接続されている。第1GRINレンズ401の他端面42には、第3光ファイバ心線303の一端が接続されている。Sig./Ref.PD13には、第4光ファイバ心線304の一端が接続されている。第4光ファイバ心線304の中間部にはモードスクランブラ33が介設されている。第3及び第4光ファイバ心線303,304の他端は、それぞれレセプタクル14に接続されている。装置本体10には制御部15が設けられており、Sig.LED11、Ref.LED12、及びSig./Ref.PD13がそれぞれ接続されている。
光ファイバケーブル20は、ケーブル本体21とその基端に設けられたプラグ22及び先端に設けられたプローブ23とを備える。ケーブル本体21には、第5及び第6光ファイバ心線305,306が挿通されている。第5及び第6光ファイバ心線305,306の一端はプラグ22に接続されている。プラグ22は、装置本体10のレセプタクル14に着脱可能に接続されており、これにより第5光ファイバ心線305が第3光ファイバ心線303に、また、第6光ファイバ心線306が第4光ファイバ心線304に、それぞれ突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。
図2はプローブ23を示す。
プローブ23は、筒状に形成されたプローブ本体231と、その先端の開口を封じるように設けられた先端部材232とを有する。
プローブ本体231には、基端側に心線挿通孔231a及び先端側にレンズ保持孔231bが連通するように形成されており、心線挿通孔231aに第5及び第6光ファイバ心線305,306が挿通されていると共に、レンズ保持孔231bに第2GRINレンズ402が内嵌めされている。第5及び第6光ファイバ心線305,306の他端はそれぞれ第2GRINレンズ402の基端側の一端面41に接続されている。
先端部材232は、基材232a上に半導体センサチップ232bが設けられた構成を有する。半導体センサチップ232bは、基材232aに面する側に反射ミラー層が形成されていて、入力された光を反射する。そして、半導体センサチップ232bは第2GRINレンズ402の他端面42に対向するようにプローブ本体231に取り付けられている。また、図には示していないが第2GRINレンズ402の長さを最適化することにより、第2GRINレンズ402の他端面42と半導体センサチップ232b間にギャップを設けることにより、熱応答性を高めることも可能である。
この実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力される。第1GRINレンズ401の他端面42から出力されるシグナル光は、第3光ファイバ心線303により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したシグナル光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第5光ファイバ心線305に入力される。第5光ファイバ心線305に入力されたシグナル光は、そのままケーブル本体21を第5光ファイバ心線305により伝送されてプローブ23の第2GRINレンズ402の一端面41に入力される。そして、第2GRINレンズ402の他端面42から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル光の反射光(以下「シグナル反射光」という。)は、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるシグナル反射光は、ケーブル本体21を第6光ファイバ心線306により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したシグナル反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたシグナル反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてモードスクランブラ33により高次モードが取り除かれた後にSig./Ref.PD13に入力される。
ここで、半導体センサチップ232bを形成する半導体は光学的基礎吸収端波長を有し、この光学的基礎吸収端波長は温度上昇と共に長波長側に移行する。一方、シグナル光の波長は、測定温度範囲における光学的基礎吸収端波長の移行範囲に包含されていることから、半導体センサチップ232bに照射されて吸収された後のシグナル反射光の強度は温度上昇と共に減少する。従って、シグナル反射光の強度は、Sig./Ref.PD13に入力されて電気信号に変換された後に制御部15に入力され、そして、制御部15は、それに基づいた演算処理により測定温度を算出する(久間和生、沢田隆夫、田井修市、布下正宏,「光ファイバによる温度の遠隔測定」,センサ技術,1981年9月号(Vol.1. No.2)、及びKAZUO KYUMA et al. Fiber-Optical Instrument for Temperature Measurement, IEEE JOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS, VOL.QE-18, NO.4, APRIL, 1982参照)。
また、この実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力される。第1GRINレンズ401の他端面42から出力されるレファレンス光は、第3光ファイバ心線303により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したレファレンス光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第5光ファイバ心線305に入力される。第5光ファイバ心線305に入力されたレファレンス光は、そのままケーブル本体21を第5光ファイバ心線305により伝送されてプローブ23の第2GRINレンズ402の一端面41に入力される。そして、第2GRINレンズ402の他端面42から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス光の反射光(以下「レファレンス反射光」という。)は、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、ケーブル本体21を第6光ファイバ心線306により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したレファレンス反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたレファレンス反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてモードスクランブラ33により高次モードが取り除かれた後にSig./Ref.PD13に入力される。
ここで、レファレンス光の波長は、測定温度範囲における半導体センサチップ232bの光学的基礎吸収端波長の移行範囲に含まれず、そのため半導体センサチップ232bに照射された後のレファレンス反射光の強度は基本的には変化しない。但し、レファレンス光及びレファレンス反射光の強度は、第5及び第6光ファイバ心線305,306に与えられる熱や曲げや張力の影響により損失を生じる。レファレンス反射光の強度は、Sig./Ref.PD13に入力されて電気信号に変換されて制御部15に入力されるが、制御部15は、シグナル反射光の強度に基づいた測定温度を算出する演算処理において、レファレンス光及びレファレンス反射光の強度の損失が認められた場合には、シグナル光及びシグナル反射光の強度にも同じ損失が生じているものとして、その損失を相殺するように処理を行う。
以上の構成の光学式温度センサ装置Dにおいて、例えば、半導体センサチップ232bがGaAs結晶で形成されているような場合には、Sig.LED11として発光波長が890nmのLED、また、Ref.LED12として発光波長が950nmのLEDをそれぞれ用いることができる。
Sig.LED11及びRef.LED12は、シグナル光或いはレファレンス光をパルス光として発光し、また、発光タイミングをずらして時分割で発光することが好ましい。シグナル反射光及びレファレンス反射光も、第2GRINレンズ402、並びに第6及び第4光ファイバ心線306,304を伝搬するため、Sig.LED11及びRef.LED12が同時に発光すると、シグナル反射光及びレファレンス反射光の合波光がSig./Ref.PD13に入力され、シグナル反射光とレファレンス反射光との区別が困難となる。しかしながら、シグナル光及びレファレンス光をパルス光とし、それらの発光タイミングをずらすことにより、Sig./Ref.PD13に入力されるシグナル反射光とレファレンス反射光とを明確に区別することができる。
Sig.LED11及びRef.LED12にはLEDモジュール内で光り出力を一定にするためのモニタPDが内蔵されていてもよい
図3は、第1〜第6光ファイバ心線301〜306として用いる光ファイバ心線30を示す。
光ファイバ心線30は、光ファイバ31とそれを被覆する被覆層32とを有する。光ファイバ心線30の外径は例えば0.1〜3.0mmである。
光ファイバ31は、光源に使用される用途ではシングルモードを使用する場合も考えられるが、その他の用途では結合効率を優先していわゆるマルチモード光ファイバであることが好ましい。光ファイバ31は、例えば、相対的に高屈折率なコア31aとそれを被覆する相対的に低屈折率なクラッド31bとの二層構造に構成されている。光ファイバ31は、石英製であって、例えば、コア31aが、ドーパントがドープされていない純粋な石英で形成され、且つクラッド31bが、屈折率を低くするドーパント(例えばF等)がドープされた石英で形成された構成であってもよい。また、光ファイバ31は、コア31aが、屈折率を高めるドーパント(例えばGe等)がドープされた石英で形成され、且つクラッド31bが、ドーパントがドープされていない純粋な石英又は屈折率を低くするドーパント(例えばF等)がドープされた石英で形成された構成であってもよい。さらに、光ファイバ31は、プラスチック製であって、例えば、コア31aが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂等で形成され、且つクラッド31bが、フッ素含有ポリマー等で形成された構成であってもよい。また、光ファイバ31は、例えば、コア31aが石英で形成され、且つクラッド31bがプラスチックで形成されたHPCS(Hard Polymer Clad Silica)構造のものであってもよい。光ファイバ31の外径は例えば80〜3,000μmである。コア31aの直径は例えば8〜2,945μmである。
被覆層32は樹脂で形成されている。被覆層32は、内側のバッファ層(例えばシリコーン樹脂)とそれを被覆する外側のジャケット層(例えばナイロン樹脂)との二層構造等の多層で構成されていても、また、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂の単一層で構成されていても、どちらでもよい。被覆層32の厚さは例えば1〜600μmである。
なお、第1〜第6光ファイバ心線301〜306は、部品の種類を少なくする観点からは同一構成を有することが好ましいが、それぞれの要求品質に対応して異なる構成を有していてもよい。
図4は、第1及び第2GRINレンズ401,402として用いるGRINレンズ40を示す。
GRINレンズ40(gradientindex lens:屈折率分布型レンズ)は、屈折率が半径方向に分布を有する円柱状レンズである。GRINレンズ40は、縦断面において、直径に沿って正規分布状や上に凸の放物線状に屈折率が変化するグレーデッドインデックス型の屈折率分布を有しており、そして、入射した光は正弦波光路をとり、その正弦波光路の周期を各GRINレンズ40固有の「ピッチ」という。GRINレンズ40は、一般的な多成分系ガラス製や石英系ファイバとの融着が容易な石英系ガラス製であっても、また、プラスチック製であっても、どちらでもよい。多成分系ガラス製のGRINレンズ40の外径は例えば0.5〜4.0mmである。GRINレンズ40の長さは、例えば0.1〜0.4ピッチであり、具体的には例えば1.0〜20.0mmである。GRINレンズ40の一端面41及び他端面42には、使用光源波長帯域での反射防止のためのコーティングが施されていてもよい。さらに、反射防止のため端面を球面加工や約8°の平傾斜面を形成してもよい。
なお、第1及び第2GRINレンズ401,402は、部品の種類を少なくする観点からは同一構成を有することが好ましいが、それぞれの要求品質に対応して異なる構成を有していてもよい。
半導体センサチップ232bを形成する半導体としては、上記のGaAsの他、例えば、CdTe等が挙げられる。半導体センサチップ232bの大きさは例えば0.5〜2.0mm角である。半導体センサチップ232bの厚さは例えば200〜800μmである。なお、この半導体の測定温度範囲における光学的基礎吸収端波長の移行範囲に基づいてシグナル光及びレファレンス光の波長は選択される。
図5(a)〜(c)は、第1〜第3光ファイバ心線301〜303と第1GRINレンズ401とのカップリング構造を示す。
このカップリング構造では、第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバ31が第1GRINレンズ401の一端面41に接続されている。従って、第1光ファイバ心線301の光ファイバ31が、シグナル光を伝送するシグナル光伝送用光ファイバを、また、第2光ファイバ心線302の光ファイバ31が、レファレンス光を伝送するレファレンス光伝送用光ファイバを、さらに、これらの一対の光ファイバ31が、複数のコア31aを含む光ファイバ構造体をそれぞれ構成する。これらの一対の光ファイバ31の第1GRINレンズ401の一端面41への接続は、通常機械的に行われるが、融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第1GRINレンズ401とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第1GRINレンズ401も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第1GRINレンズ401もプラスチック製であることが好ましい。なお、第1GRINレンズ401の外径は、これらの一対の光ファイバ31の外径の和と同等であるか、或いはそれ以上であることが好ましい。さらに、第1GRINレンズ401の一端面41へ接続される第1光ファイバ心線301と第2光ファイバ心線302のコア31aの直径は、第1GRINレンズ401の他端面42に接続される第3光ファイバ心線303のコア31aの直径と必ずしも同一でなくてもよく、第3光ファイバ心線303のコア31aの直径よりも小さくてもよい。
また、このカップリング構造では、第3光ファイバ心線303の光ファイバ31が第1GRINレンズ401の他端面42に接続されている。この光ファイバ31の第1GRINレンズ401の他端面42への接続は、通常機械的に行われるが、融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第1GRINレンズ401とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第1GRINレンズ401も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第1GRINレンズ401もプラスチック製であることが好ましい。
第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバ31から第1GRINレンズ401に入力されるシグナル光及びレファレンス光を第3光ファイバ心線303の光ファイバ31に効率よく入力する観点からは、第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバは、第1GRINレンズ401の一端面41において、その中心を挟んで対称となり、且つコア31a間の間隔を近づけるべく、相互に間隔を有さずに密接するように設けられていることが好ましい。また、第3光ファイバ心線303の光ファイバ31は、第1GRINレンズ401の他端面42の中心に設けられていることが好ましい。さらに、第1GRINレンズ401の長さは、光ファイバ31を、コア31aの直径400μm、ファイバ外径500μm、及びNA 0.2とし、並びに第1GRINレンズ401を、外径2mm、中心屈折率1.5986(830nm)、及び2次定数√A 0.298(830nm)とした場合、0.14〜0.38ピッチであることが好ましく、具体的には例えば3〜8mmであることが好ましい。なお、長さ1/4ピッチの第1GRINレンズ401は、一端面41から平行光が入力されると、他端面42の中心に集光結像する。
以上のようなカップリング構造は、従来に類を見ない新規なものであり、これによれば、特許文献1及び2に示すような空間光学系構成と比較して、部品点数及び組立工数が少なく、また、光ファイバ31を用いていることから信頼性が高く、さらに、ダイクロイックミラーや大口径のマルチモードファイバ用カプラのような高価な部品を使用する必要がない。
図6(a)〜(c)は、第5及び第6光ファイバ心線305,306と第2GRINレンズ402との接続構造を示す。
この接続構造では、第5及び第6光ファイバ心線305,306の一対の光ファイバ31が第2GRINレンズ402の一端面41に接続されている。従って、第5及び第6光ファイバ心線305,306からなる一対の光ファイバ31を含む光ファイババンドルが複数のコア31aを含む光ファイバ構造体を構成する。これらの一対の光ファイバ31の第2GRINレンズ402の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第2GRINレンズ402とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第2GRINレンズ402も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第2GRINレンズ402もプラスチック製であることが好ましい。なお、第2GRINレンズ402の外径は、これら一対の光ファイバ31の外径の和と同等であるか、或いはそれ以上であることが好ましい。
第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるシグナル反射光或いはレファレンス反射光は、その一部が第5光ファイバ心線305にも入力されることとなるが、第6光ファイバ心線306の光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光或いはレファレンス反射光を効率よく受光し、それらの第5光ファイバ心線305への入力を抑制する観点からは、第5及び第6光ファイバ心線305,306の一対の光ファイバ31は、第2GRINレンズ402の一端面41において、その中心を挟んで対称となり、且つコア31a間の間隔を近づけるべく、相互に間隔を有さずに密接するように設けられていることが好ましい。また、半導体センサチップ232bは、第2GRINレンズ402の他端面42の中心に対応するように設けられていることが好ましい。さらに、第2GRINレンズ402の長さは光ファイバ31を、コア31aの直径400μm、ファイバ外径500μm、及びNA 0.2とし、並びに第1GRINレンズ401を、外径2mm、中心屈折率1.5986(830nm)、及び2次定数√A 0.298(830nm)とした場合、0.22〜0.28ピッチであることが好ましく、具体的には例えば4.6〜5.9mmであることが好ましく、また、第2GRINレンズ402の熱の影響の配慮が不要であれば、半導体センサチップ232bと第2GRINレンズ402の他端面42とが接触していることが好ましい。
加えて、同様の観点から、第6光ファイバ心線306の光ファイバ31のコア31aの直径は、シグナル光或いはレファレンス光を出力する第5光ファイバ心線305の光ファイバ31のコア31aの直径よりも大きいことが好ましい。
以上の接続構造よれば、第5及び第6光ファイバ心線305,306と半導体センサチップ232bとの間に第2GRINレンズ402を介設することにより、第5及び第6光ファイバ心線305,306と半導体センサチップ232bとの間に、第2GRINレンズ402を介設せずに最適な空間を設けた場合に比べても、第6光ファイバ心線306の光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光或いはレファレンス反射光を効率よく受光することができる。
図7は、実施形態1に係る光学式温度センサ装置Dの変形例を示す。
この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10において、第1GRINレンズ402は出力用レセプタクル16に設けられている。第4光ファイバ心線304の他端は入力用レセプタクル17に接続されている。また、プローブ23の第2GRINレンズ402の一端面41に接続された第5及び第6光ファイバ心線305,306は、それぞれケーブルを構成し、前者の一端が出力用プラグ24に、また、後者の一端が入力用プラグ25に、それぞれ接続されている。そして、出力用レセプタクル16には、出力用プラグ24が着脱可能に接続されており、これにより第5光ファイバ心線305が第1GRINレンズ401に突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。また、入力用レセプタクル17には、入力用プラグ25が着脱可能に接続されており、これにより第6光ファイバ心線306が第4光ファイバ心線304に突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。
この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力されて出力用レセプタクル16に達する。出力用レセプタクル16に達したシグナル光は、装置本体10の出力用プラグ24において、第5光ファイバ心線305に入力される。第5光ファイバ心線305に入力されたシグナル光は、そのまま第5光ファイバ心線305により伝送されてプローブ23の第2GRINレンズ402の一端面41に入力される。そして、第2GRINレンズ402の他端面42から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるシグナル反射光は、第6光ファイバ心線306により伝送されて入力用プラグ25に達する。入力用プラグ25に達したシグナル反射光は、装置本体10の入力用レセプタクル17において、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたシグナル反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてモードスクランブラ33により高次モードが取り除かれた後にSig./Ref.PD13に入力される。
また、この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力されて出力用レセプタクル16に達する。出力用レセプタクル16に達したレファレンス光は、装置本体10の出力用プラグ24において、第5光ファイバ心線305に入力される。第5光ファイバ心線305に入力されたレファレンス光は、そのまま第5光ファイバ心線305により伝送されてプローブ23の第2GRINレンズ402の一端面41に入力される。そして、第2GRINレンズ402の他端面42から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、第6光ファイバ心線306により伝送されて入力用プラグ25に達する。入力用プラグ25に達したレファレンス反射光は、装置本体10の入力用レセプタクル17において、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたレファレンス反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてモードスクランブラ33により高次モードが取り除かれた後にSig./Ref.PD13に入力される。
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dを示す。なお、実施形態1と同一構成及び名称の部分は実施形態1と同一の符号で示す。この実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dも、実施形態1と同様、各種装置における温度測定に用いられるものである。
実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dは、装置本体10とそこから延びる光ファイバケーブル20とで構成されている。
装置本体10には、Sig.LED11(シグナル光源)、Ref.LED12(レファレンス光源)、Sig.PD18(シグナル反射光受光部)、及びRef.PD19(レファレンス反射光受光部)が設けられている。Sig.LED11には、第1光ファイバ心線301の一端が直接又はレンズを介して接続されている。Ref.LED12には、第2光ファイバ心線302の一端が直接又はレンズを介して接続されている。Sig.PD18には、第4A光ファイバ心線304Aの一端が直接又はレンズを介して接続されている。Ref.PD19には、第4B光ファイバ心線304Bの一端が直接又はレンズを介して接続されている。第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線304A,304Bは、装置本体10外に引き出されている。装置本体10には制御部15が設けられており、Sig.LED11、Ref.LED12、Sig.PD18、及びRef.PD19がそれぞれ接続されている。なお、第4A及び第4B光ファイバ心線304A,304Bは、図3に示す光ファイバ心線30と同様の構成を有する。
光ファイバケーブル20は、基端が装置本体10に一体に結合したケーブル本体21とその先端に設けられたプローブ23とを備える。ケーブル本体21には、装置本体10から引き出された第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bが挿入されて設けられている。第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bのそれぞれの他端は、プローブ23に設けられたGRINレンズ40の一端面41に接続されている。
この実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、装置本体10及びケーブル本体21を第1光ファイバ心線301により伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、ケーブル本体21及び装置本体10の第4A光ファイバ心線304Aにより伝送されてSig.PD18に入力される。
また、この実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、装置本体10及びケーブル本体21を第2光ファイバ心線302により伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、ケーブル本体21及び装置本体10の第4B光ファイバ心線304Bにより伝送されてRef.PD19に入力される。
従って、実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dでは、シグナル反射光の強度がSig.PD18に入力されて電気信号に変換された後に制御部15に入力され、また、レファレンス反射光の強度がRef.PD19に入力されて電気信号に変換された後に制御部15に入力される。
図9(a)〜(c)は、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304BとGRINレンズ40との接続構造を示す。
この接続構造では、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bの4本の光ファイバ31がGRINレンズ40の一端面41に接続されている。従って、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bからなる4本の光ファイバ31を含む光ファイババンドルが、複数のコア31aを含む光ファイバ構造体を構成する。これらの4本の光ファイバ31のGRINレンズ40の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31とGRINレンズ40とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、GRINレンズ40も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、GRINレンズ40もプラスチック製であることが好ましい。
GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、その一部が第1、第2、及び第4B光ファイバ心線301,302,304Bにも入力されることとなるが、第4A光ファイバ心線304Aの光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光を効率よく受光し、その第1、第2、及び第4B光ファイバ心線301,302,304Bへの入力を抑制する観点からは、第1及び第4A光ファイバ心線301,304Aの一対の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。また、半導体センサチップ232bは、GRINレンズ40の他端面42の中心に対応するように設けられていることが好ましい。さらに、GRINレンズ40の長さは0.22〜0.28ピッチであることが好ましく、具体的には例えば4.6〜5.9mmであることが好ましく、また、GRINレンズ40の熱の影響の配慮が不要であれば、半導体センサチップ232bとGRINレンズ40の他端面42とが接触していることが好ましい。また、同様の観点から、第4A光ファイバ心線304Aの光ファイバ31のコア31aの直径は、シグナル光を出力する第1光ファイバ心線301の光ファイバ31のコア31aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
加えて、GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、その一部が第1、第2、及び第4A光ファイバ心線301,302,304Aにも入力されることとなるが、第4B光ファイバ心線304Bの光ファイバ31のコア31aにおいてレファレンス反射光を効率よく受光し、その第1、第2、及び第4A光ファイバ心線301,302,304Aへの入力を抑制する観点からは、第2及び第4B光ファイバ心線302,304Bの一対の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。さらに、第4B光ファイバ心線304Bの光ファイバ31のコア31aの直径は、レファレンス光を出力する第2光ファイバ心線302の光ファイバ31のコア31aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
以上のことから、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bの4本の光ファイバ31が、GRINレンズ40の一端面41に、第1及び第4A光ファイバ心線301,304Aの一対の光ファイバ31が対角に配置され且つ第2及び第4B光ファイバ心線302,304Bの一対の光ファイバ31が対角に配置された正方配置となるように接続されていることが好ましい。
その他の構成、動作制御、及び作用効果は実施形態1と同一である。
図10は、実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dの第1の変形例を示す。
この第1の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10において、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bの他端がレセプタクル14に接続されている。また、光ファイバケーブル20は、ケーブル本体21とその基端に設けられたプラグ22及び先端に設けられたプローブ23とを備える。ケーブル本体21には、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bが挿入されて設けられている。第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bの一端はプラグ22に接続されている。プラグ22は、装置本体10のレセプタクル14に着脱可能に接続されており、これにより第1光ファイバ心線301が第5A光ファイバ心線305Aに、第2光ファイバ心線302が第5B光ファイバ心線305Bに、第4A光ファイバ心線304Aが第6A光ファイバ心線306Aに、第4B光ファイバ心線304Bが第6B光ファイバ心線306Bに、それぞれ突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bの他端は、プローブ23に設けられたGRINレンズ40の一端面41に接続されている。なお、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bは、図3に示す光ファイバ心線30と同様の構成を有する。
この第1の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したシグナル光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第5A光ファイバ心線305Aに入力される。第5A光ファイバ心線305Aに入力されたシグナル光は、そのままケーブル本体21を第5A光ファイバ心線305Aにより伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、ケーブル本体21を第6A光ファイバ心線306Aにより伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したシグナル反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4A光ファイバ心線304Aに入力される。第4A光ファイバ心線304Aに入力されたシグナル反射光は、そのまま第4A光ファイバ心線304Aにより伝送されてSig.PD18に入力される。
また、この第1の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したレファレンス光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第5B光ファイバ心線305Bに入力される。第5B光ファイバ心線305Bに入力されたレファレンス光は、そのままケーブル本体21を第5B光ファイバ心線305Bにより伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、ケーブル本体21を第6B光ファイバ心線306Bにより伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したレファレンス反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4B光ファイバ心線304Bに入力される。第4B光ファイバ心線304Bに入力されたレファレンス反射光は、そのまま第4B光ファイバ心線304Bにより伝送されてRef.PD19に入力される。
図11(a)〜(c)は、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306BとGRINレンズ40との接続構造を示す。
この接続構造では、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bの4本の光ファイバ31がGRINレンズ40の一端面41に接続されている。従って、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bからなる4本の光ファイバ31を含む光ファイババンドルが、複数のコア31aを含む光ファイバ構造体を構成する。これらの4本の光ファイバ31のGRINレンズ40の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31とGRINレンズ40とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、GRINレンズ40も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、GRINレンズ40もプラスチック製であることが好ましい。
GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、その一部が第5A、第5B、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306Bにも入力されることとなるが、第6A光ファイバ心線306Aの光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光を効率よく受光し、その第5A、第5B、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306Bへの入力を抑制する観点からは、第5A及び第6A光ファイバ心線305A,306Aの一対の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。また、半導体センサチップ232bは、GRINレンズ40の他端面42の中心に対応するように設けられていることが好ましい。さらに、GRINレンズ40の長さは0.22〜0.28ピッチであることが好ましく、具体的には例えば4.6〜5.9mmであることが好ましく、また、GRINレンズ40の熱の影響の配慮が不要であれば、半導体センサチップ232bとGRINレンズ40の他端面42とが接触していることが好ましい。また、同様の観点から、第6A光ファイバ心線306Aの光ファイバ31のコア31aの直径は、シグナル光を出力する第5A光ファイバ心線305Aの光ファイバ31のコア31aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
加えて、GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、その一部が第5A、第5B、及び第6A光ファイバ心線305A,305B,306Aにも入力されることとなるが、第6B光ファイバ心線306Bの光ファイバ31のコア31aにおいてレファレンス反射光を効率よく受光し、その第5A、第5B、及び第6A光ファイバ心線305A,305B,306Aへの入力を抑制する観点からは、第5B及び第6B光ファイバ心線305B,306Bの一対の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。さらに、第6B光ファイバ心線306Bの光ファイバ31のコア31aの直径は、レファレンス光を出力する第5B光ファイバ心線305Bの光ファイバ31のコア31aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
以上のことから、第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306Bの4本の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41に、第5A及び第6A光ファイバ心線305A,306Aの一対の光ファイバ31が対角に配置され且つ第5B及び第6B光ファイバ心線305B,306Bの一対の光ファイバ31が対角に配置された正方配置となるように接続されていることが好ましい。
図12は、実施形態2に係る光学式温度センサ装置Dの第2の変形例を示す。
この第2の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10において、第1、第2、第4A、及び第4B光ファイバ心線301,302,304A,304Bの他端がレセプタクル14に接続されている。また、光ファイバケーブル20は、ケーブル本体21とその基端に設けられたプラグ22及び先端に設けられたプローブ23とを備える。
ケーブル本体21には、マルチコア光ファイバ心線50が挿通されている。
図13は、マルチコア光ファイバ心線50を示す。
マルチコア光ファイバ心線50は、マルチコア光ファイバ51とそれを被覆する被覆層52とを有する。マルチコア光ファイバ心線50の外径は例えば0.2〜2.3mmである。
マルチコア光ファイバ51は、例えば、相対的に高屈折率なシグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、シグナル反射光用コア513a、及びレファレンス反射光用コア514aとそれらを被覆する相対的に低屈折率のクラッド51bとの二層構造に構成されている。マルチコア光ファイバ51は、石英製であって、例えば、4個のコア511a〜514aが、ドーパントがドープされていない純粋な石英で形成され、且つクラッド51bが、屈折率を低くするドーパント(例えばF等)がドープされた石英で形成された構成であってもよい。また、マルチコア光ファイバ51は、4個のコア511a〜514aが、屈折率を高めるドーパント(例えばGe等)がドープされた石英で形成され、且つクラッド51bが、ドーパントがドープされていない純粋な石英又は屈折率を低くするドーパント(例えばF等)がドープされた石英で形成された構成であってもよい。さらに、マルチコア光ファイバ51は、プラスチック製であって、例えば、4個のコア511a〜514aが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂等で形成され、且つクラッド51bが、フッ素含有ポリマー等で形成された構成であってもよい。また、マルチコア光ファイバ51は、例えば、コア511a〜514aが石英で形成され、且つクラッド51bがプラスチックで形成されたHPCS(Hard Polymer Clad Silica)構造のものであってもよい。マルチコア光ファイバ51の外径は例えば500〜6000μmである。コア511a〜514aの直径は例えば240〜2945μmである。
被覆層52は樹脂で形成されている。被覆層52は、内側のバッファ層(例えばシリコーン樹脂)とそれを被覆する外側のジャケット層(例えばナイロン樹脂)との二層構造等の多層で構成されていても、また、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂の単一層で構成されていても、どちらでもよい。被覆層52の厚さは例えば200〜1500μmである。
マルチコア光ファイバ心線50の一端はプラグ22に接続され、また、プラグ22は、装置本体10のレセプタクル14に着脱可能に接続されており、これにより第1光ファイバ心線301がシグナル光用コア511aに、第2光ファイバ心線302がレファレンス光用コア512aに、第4A光ファイバ心線304Aがシグナル反射光用コア513aに、第4B光ファイバ心線304Bがレファレンス反射光用コア514aに、それぞれ突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。マルチコア光ファイバ心線50の他端は、プローブ23に設けられたGRINレンズ40の一端面41に接続されている。
この第2の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したシグナル光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、ケーブル本体21のマルチコア光ファイバ心線50のシグナル光用コア511aに入力される。シグナル光用コア511aに入力されたシグナル光は、そのまま伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、ケーブル本体21のマルチコア光ファイバ心線50のシグナル反射光用コア513aにより伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したシグナル反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4A光ファイバ心線304Aに入力される。第4A光ファイバ心線304Aに入力されたシグナル反射光は、そのまま第4A光ファイバ心線304Aにより伝送されてSig.PD18に入力される。
また、この第2の変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したレファレンス光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、マルチコア光ファイバ心線50のレファレンス光用コア512aに入力される。レファレンス光用コア512aに入力されたレファレンス光は、そのまま伝送されてプローブ23のGRINレンズ40の一端面41に入力される。そして、GRINレンズ40の他端面42から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、ケーブル本体21のマルチコア光ファイバ心線50のレファレンス反射光用コア514aにより伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したレファレンス反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第4B光ファイバ心線304Bに入力される。第4B光ファイバ心線304Bに入力されたレファレンス反射光は、そのまま第4B光ファイバ心線304Bにより伝送されてRef.PD19に入力される。
図14(a)〜(c)は、マルチコア光ファイバ心線50とGRINレンズ40との接続構造を示す。
この接続構造では、マルチコア光ファイバ心線50のマルチコア光ファイバ51がGRINレンズ40の一端面41に接続されている。従って、マルチコア光ファイバ51が複数のコア511a〜514aを含む光ファイバ構造体を構成する。マルチコア光ファイバ51のGRINレンズ40の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、マルチコア光ファイバ51とGRINレンズ40とは同一材質であることが好ましい。具体的には、マルチコア光ファイバ51が石英製である場合、GRINレンズ40も石英製であることが好ましく、また、マルチコア光ファイバ51がプラスチック製である場合、GRINレンズ40もプラスチック製であることが好ましい。
GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、その一部がシグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、及びレファレンス反射光用コア514aにも入力されることとなるが、シグナル反射光用コア513aにおいてシグナル反射光を効率よく受光し、そのシグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、及びレファレンス反射光用コア514aへの入力を抑制する観点からは、シグナル光用コア511aとシグナル反射光用コア513aとは、マルチコア光ファイバ51の横断面において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。また、半導体センサチップ232bは、GRINレンズ40の他端面42の中心に対応するように設けられていることが好ましい。さらに、GRINレンズ40の長さは0.22〜0.28ピッチであることが好ましく、具体的には例えば4.6〜5.9mmであることが好ましく、また、GRINレンズ40の熱の影響の配慮が不要であれば、半導体センサチップ232bとGRINレンズ40の他端面42とが接触していることが好ましい。また、同様の観点から、シグナル反射光用コア513aの直径は、シグナル光を出力するシグナル光用コア511aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
加えて、GRINレンズ40の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、その一部がシグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、及びシグナル反射光用コア513aにも入力されることとなるが、レファレンス反射光用コア514aにおいてレファレンス反射光を効率よく受光し、そのシグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、及びシグナル反射光用コア513aへの入力を抑制する観点からは、レファレンス光用コア512aとレファレンス反射光用コア514aとは、マルチコア光ファイバ51の横断面において、その中心を挟んで対称となるように設けられていることが好ましい。さらに、レファレンス反射光用コア514aの直径は、レファレンス光を出力するレファレンス光用コア512aの直径と同等か又は大きいことが好ましい。
以上のことから、シグナル光用コア511a、レファレンス光用コア512a、シグナル反射光用コア513a、及びレファレンス反射光用コア514aは、マルチコア光ファイバ51の横断面において、シグナル光用コア511a及びシグナル反射光用コア513aが対角に配置され且つレファレンス光用コア512a及びレファレンス反射光用コア514aが対角に配置された正方配置であることが好ましい。
このようにマルチコア光ファイバ心線50を用いることにより、光ファイババンドルを用いた場合と比較して、光ファイバケーブル20の細径化を図ることができ、また、全体としてシンプルな構成とすることができる。さらに、マルチコア光ファイバ心線50では、光ファイババンドルを用いた場合と比較して、横断面におけるコア511a〜514aの位置精度を高くすることができる。
(実施形態3)
図15は、実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dを示す。なお、実施形態1と同一構成及び名称の部分は実施形態1と同一の符号で示す。この実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dも、実施形態1と同様、各種装置における温度測定に用いられるものである。
実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dは、装置本体10とそこから延びる光ファイバケーブル20とで構成されている。
装置本体10には、Sig.LED11(シグナル光源)、Ref.LED12(レファレンス光源)、及びSig./Ref.PD13(シグナル反射光受光部、レファレンス反射光受光部)が設けられている。Sig.LED11には、第1光ファイバ心線301の一端が直接又はレンズを介して接続され、また、Ref.LED12には、第2光ファイバ心線302の一端が直接又はレンズを介して接続されている。第1及び第2光ファイバ心線301,302の他端は、それぞれ第1GRINレンズ401の一端面41に接続されている。第1GRINレンズ401の他端面42には、第3光ファイバ心線303の一端が接続されている。Sig./Ref.PD13には、第4光ファイバ心線304の一端が接続されている。第3及び第4光ファイバ心線303,304の他端は、それぞれレセプタクル14に設けられた第2GRINレンズ402の一端面41に接続されている。装置本体10には制御部15が設けられており、Sig.LED11、Ref.LED12、及びSig./Ref.PD13がそれぞれ接続されている。
光ファイバケーブル20は、ケーブル本体21とその基端に設けられたプラグ22及び先端に設けられたプローブ23とを備える。ケーブル本体21には、第7光ファイバ心線307が挿通されている。第7光ファイバ心線307の一端はプラグ22に接続されている。プラグ22は、装置本体10のレセプタクル14に着脱可能に接続されており、これにより第7光ファイバ心線307の光ファイバ31が第2GRINレンズ402の他端面42に突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。なお、第7光ファイバ心線307は、図3に示す光ファイバ心線30と同様の構成を有する。
図16はプローブ23を示す。
プローブ23は、筒状に形成されたプローブ本体231と、その先端の開口を封じるように設けられた先端部材232とを有する。
プローブ本体231には、第7光ファイバ心線307が挿通されている。
先端部材232は、基材232a上に半導体センサチップ232bが設けられた構成を有する。半導体センサチップ232bは、基材232aに面する側に反射ミラー層が形成されていて、入力された光を反射する。そして、半導体センサチップ232bは、第7光ファイバ心線の他端の端面に対向するようにプローブ本体231に取り付けられている。
以上のような構成のプローブ23は、単芯の第7光ファイバ心線307が用いられているだけであり、実施形態1及び2のようにGRINレンズも用いておらず、従って、製作が容易であると共に、コストを低く抑えることができる。
この実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力される。第1GRINレンズ401の他端面42から出力されるシグナル光は、第3光ファイバ心線303により伝送されて第2GRINレンズ402の一端面41に入力されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したシグナル光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたシグナル光は、そのままケーブル本体21を第7光ファイバ心線307によりプローブ23まで伝送される。そして、プローブ23において第7光ファイバ心線307から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたシグナル反射光は、ケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したシグナル反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるシグナル反射光は、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたシグナル反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてSig./Ref.PD13に入力される。
また、この実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されて第1GRINレンズ401の一端面41に入力される。第1GRINレンズ401の他端面42から出力されるレファレンス光は、第3光ファイバ心線303により伝送されて第2GRINレンズ402の一端面41に入力されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したレファレンス光は、光ファイバケーブル20のプラグ22において、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたレファレンス光は、そのままケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプローブ23まで伝送される。そして、プローブ23において第7光ファイバ心線307から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたレファレンス反射光は、ケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したレファレンス反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、第4光ファイバ心線304により伝送されてSig./Ref.PD13に入力される。
第1〜第3光ファイバ心線301〜303と第1GRINレンズ401とのカップリング構造では、実施形態1において図5(a)〜(c)に示すのと同様、第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバ31が第1GRINレンズ401の一端面41に接続されている。従って、第1光ファイバ心線301の光ファイバ31が、シグナル光を伝送するシグナル光伝送用光ファイバを、また、第2光ファイバ心線302の光ファイバ31が、レファレンス光を伝送するレファレンス光伝送用光ファイバを、さらに、これらの一対の光ファイバ31が、複数のコア31aを含む光ファイバ構造体をそれぞれ構成する。これらの一対の光ファイバ31の第1GRINレンズ401の一端面41への接続は、通常機械的に行われるが、融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第1GRINレンズ401とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第1GRINレンズ401も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第1GRINレンズ401もプラスチック製であることが好ましい。なお、第1GRINレンズ401の外径は、これらの一対の光ファイバ31の外径の和と同等であるか、或いはそれ以上であることが好ましい。さらに、第1GRINレンズ401の一端面41へ接続される第1光ファイバ心線301と第2光ファイバ心線302のコア31aの直径は、第1GRINレンズ401の他端面42に接続される第3光ファイバ心線303のコア31aの直径と必ずしも同一でなくてもよく、第3光ファイバ心線303のコア31aの直径よりも小さくてもよい。
また、このカップリング構造では、第3光ファイバ心線303の光ファイバ31が第1GRINレンズ401の他端面42に接続されている。この光ファイバ31の第1GRINレンズ401の他端面42への接続は、通常機械的に行われるが、融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第1GRINレンズ401とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第1GRINレンズ401も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第1GRINレンズ401もプラスチック製であることが好ましい。
第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバ31から第1GRINレンズ401に入力されるシグナル光及びレファレンス光を第3光ファイバ心線303の光ファイバ31に効率よく入力する観点からは、第1及び第2光ファイバ心線301,302の一対の光ファイバは、第1GRINレンズ401の一端面41において、その中心を挟んで対称となり、且つコア31a間の間隔を近づけるべく、相互に間隔を有さずに密接するように設けられていることが好ましい。また、第3光ファイバ心線303の光ファイバ31は、第1GRINレンズ401の他端面42の中心に設けられていることが好ましい。さらに、第1GRINレンズ401の長さは、光ファイバ31を、コア31aの直径400μm、ファイバ外径500μm、及びNA 0.2とし、並びに第1GRINレンズ401を、外径2mm、中心屈折率1.5986(830nm)、及び2次定数√A 0.298(830nm)とした場合、0.14〜0.38ピッチであることが好ましく、具体的には例えば3〜8mmであることが好ましい。なお、長さ1/4ピッチの第1GRINレンズ401は、一端面41から平行光が入力されると、他端面42の中心に集光結像する。
第3及び第4光ファイバ心線303,304と第2GRINレンズ402との接続構造では、第3及び第4光ファイバ心線303,304の一対の光ファイバ31が第2GRINレンズ402の一端面41に接続されている。従って、第3及び第4光ファイバ心線303,304からなる一対の光ファイバ31を含む光ファイババンドルが複数のコア31aを含む光ファイバ構造体を構成する。これらの一対の光ファイバ31の第2GRINレンズ402の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31と第2GRINレンズ402とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、第2GRINレンズ402も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、第2GRINレンズ402もプラスチック製であることが好ましい。なお、第2GRINレンズ402の外径は、これら一対の光ファイバ31の外径の和と同等であるか、或いはそれ以上であることが好ましい。
第7光ファイバ心線307から出力されるシグナル反射光或いはレファレンス反射光は第2GRINレンズ402の他端面42に入力され、そして、第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるシグナル反射光或いはレファレンス反射光は、その一部が第3光ファイバ心線303にも入力されることとなるが、第4光ファイバ心線304の光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光或いはレファレンス反射光を効率よく受光し、それらの第3光ファイバ心線303への入力を抑制する観点からは、第3及び第4光ファイバ心線303,304の一対の光ファイバ31は、第2GRINレンズ402の一端面41において、その中心を挟んで対称となり、且つコア31a間の間隔を近づけるべく、相互に間隔を有さずに密接するように設けられていることが好ましい。また、第7光ファイバ心線307は、その光ファイバ31が第2GRINレンズ402の他端面42の中心に接続されるように設けられていることが好ましい。加えて、同様の観点から、第4光ファイバ心線304の光ファイバ31のコア31aの直径は、シグナル光或いはレファレンス光を出力する第3光ファイバ心線303の光ファイバ31のコア31aの直径よりも大きいことが好ましい。
以上のようなカップリング構造や接続構造は、従来に類を見ない新規なものであり、これによれば、特許文献1及び2に示すような空間光学系構成と比較して、部品点数及び組立工数が少なく、また、光ファイバ31を用いていることから信頼性が高く、さらに、ダイクロイックミラーや大口径のマルチモードファイバ用カプラのような高価な部品を使用する必要がない。
その他の構成、動作制御、及び作用効果は実施形態1と同一である。
図17は、実施形態3に係る光学式温度センサ装置Dの変形例を示す。
この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10において、レセプタクル14にGRINレンズ40が設けられており、そのGRINレンズ40の一端面41に、第1、第2、及び第4光ファイバ心線301,302,304のそれぞれの他端が接続されている。そして、装置本体10のレセプタクル14には、光ファイバケーブル20のプラグ22が着脱可能に接続されており、これにより第7光ファイバ心線307の光ファイバ31がGRINレンズ40の他端面42に突き合わせにより機械的に接続され、且つ光学的に接続されている。
この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Sig.LED11からシグナル光が発されると、シグナル光は、第1光ファイバ心線301により伝送されてGRINレンズ40の一端面41に入力されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したシグナル光は、装置本体10のプラグ22において、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたシグナル光は、そのままケーブル本体21を第7光ファイバ心線307によりプローブ23まで伝送される。そして、プローブ23において第7光ファイバ心線307から出力されるシグナル光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したシグナル反射光は、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたシグナル反射光は、ケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したシグナル反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、GRINレンズ40の他端面42に入力される。GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光は、第4光ファイバ心線304に入力される。第4光ファイバ心線304に入力されたシグナル反射光は、そのまま第4光ファイバ心線304により伝送されてSig./Ref.PD13に入力される。
また、この変形例の光学式温度センサ装置Dでは、装置本体10内において、Ref.LED12からレファレンス光が発されると、レファレンス光は、第2光ファイバ心線302により伝送されてGRINレンズ40の一端面41に入力されてレセプタクル14に達する。レセプタクル14に達したレファレンス光は、装置本体10のプラグ22において、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたレファレンス光は、そのままケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプローブ23まで伝送される。そして、プローブ23において第7光ファイバ心線307から出力されるレファレンス光は、プローブ23の先端に設けられた半導体センサチップ232bに照射されて反射する。
光ファイバケーブル20のプローブ23における半導体センサチップ232bで反射したレファレンス反射光は、第7光ファイバ心線307に入力される。第7光ファイバ心線307に入力されたレファレンス反射光は、ケーブル本体21を第7光ファイバ心線307により伝送されてプラグ22に達する。プラグ22に達したレファレンス反射光は、装置本体10のレセプタクル14において、第2GRINレンズ402の他端面42に入力される。第2GRINレンズ402の一端面41から出力されるレファレンス反射光は、第4光ファイバ心線304により伝送されてSig./Ref.PD13に入力される。
図18(a)及び(b)は、第1、第2、及び第4光ファイバ心線301,302,304とGRINレンズ40との接続構造を示す。
この接続構造では、第1、第2、及び第4光ファイバ心線301,302,304の3本の光ファイバ31がGRINレンズ40の一端面41に接続されている。従って、第1、第2、及び第4光ファイバ心線301,302,304からなる3本の光ファイバ31を含む光ファイババンドルが複数のコア31aを含む光ファイバ構造体を構成する。これらの3本の光ファイバ31のGRINレンズ40の一端面41への接続は融着接続であることが好ましい。その場合、光ファイバ31とGRINレンズ40とは同一材質であることが好ましい。具体的には、光ファイバ31が石英製である場合、GRINレンズ40も石英製であることが好ましく、また、光ファイバ31がプラスチック製である場合、GRINレンズ40もプラスチック製であることが好ましい。なお、GRINレンズ40の外径は、これら3本の光ファイバ31束の外径と同等であるか、或いはそれ以上であることが好ましい。
第7光ファイバ心線307から出力されるシグナル反射光或いはレファレンス反射光はGRINレンズ40の他端面42に入力され、そして、GRINレンズ40の一端面41から出力されるシグナル反射光或いはレファレンス反射光は、その一部が第1及び第2光ファイバ心線301,302にも入力されることとなるが、第4光ファイバ心線304の光ファイバ31のコア31aにおいてシグナル反射光或いはレファレンス反射光を効率よく受光し、それらの第1及び第2光ファイバ心線301,302への入力を抑制する観点からは、第1、第2、及び第4光ファイバ心線301,302,304の3本の光ファイバ31は、GRINレンズ40の一端面41において、その中心を囲うように周方向に120°の角度間隔を有して設けられていることが好ましく、コア31a間の間隔を近づけるべく、相互に間隔を有さずに密接するように設けられていることが好ましい。また、第7光ファイバ心線307は、その光ファイバ31がGRINレンズ40の他端面42の中心に接続されるように設けられていることが好ましい。加えて、同様の観点から、第4光ファイバ心線304の光ファイバ31のコア31aの直径は、シグナル光或いはレファレンス光を出力する第1及び第2光ファイバ心線301,302の光ファイバ31のコア31aの直径よりも大きいことが好ましい。
以上のような接続構造は、従来に類を見ない新規なものであり、これによれば、特許文献1及び2に示すような空間光学系構成と比較して、部品点数及び組立工数が少なく、また、光ファイバ31を用いていることから信頼性が高く、さらに、ダイクロイックミラーや大口径のマルチモードファイバ用カプラのような高価な部品を使用する必要がない。
(その他の実施形態)
上記実施形態1及び3では、シグナル反射光を受光するシグナル反射光受光部及びレファレンス反射光を受光するレファレンス反射光受光部を、単一の共通のSig./Ref.PD13の受光部で構成したが、特にこれに限定されるものではなく、上記実施形態2のように、シグナル反射光を受光するSig.PD18のシグナル反射光受光部及びレファレンス反射光を受光するRef.PD19のレファレンス反射光受光部を別々に構成してもよい。
逆に、上記実施形態2では、シグナル反射光を受光するSig.PD18のシグナル反射光受光部及びレファレンス反射光を受光するRef.PD19のレファレンス反射光受光部を別々に構成したが、特にこれに限定されるものではなく、上記実施形態1及び3のように、シグナル反射光を受光するシグナル反射光受光部及びレファレンス反射光を受光するレファレンス反射光受光部を単一の共通のSig./Ref.PD13の受光部で構成してもよい。
上記実施形態2では、光ファイバケーブル20に4本の第5A、第5B、第6A、及び第6B光ファイバ心線305A,305B,306A,306B或いは4個のコア511a〜514aを有するマルチコア光ファイバ心線50を用いた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、さらに多数本の光ファイバ心線或いはさらに多数個のコアを有するマルチコア光ファイバ心線を用いた構成であってもよい。例えば、6本の光ファイバ心線或いは6個のコアを有するマルチコア光ファイバ心線を用いて3対構成とした場合、1対をシグナル光及びシグナル反射光の伝送用として用いると共に、1対をレファレンス光及びレファレンス反射光の伝送用として用い、残る1対を他の目的の光の伝送用として用いることができる。また、3対のうち2対をシグナル光及びシグナル反射光の伝送用として用いると共に、1対をシグナル光及びシグナル反射光の伝送用として用いることによりシグナル光の高出力化を図ることができる。
上記実施形態1〜3では、光学式温度センサ装置Dとしたが、特にこれに限定されるものではなく、変位等を光学的に検出する光学式センサ装置であってもよい。
本発明は、光学式センサ装置及びそれに用いる光ファイバケーブルについて有用である。
D 光学式温度センサ装置
10 装置本体
11 Sig.LED
12 Ref.LED
13 Sig./Ref.PD
14 レセプタクル
15 制御部
16 出力用レセプタクル
17 入力用レセプタクル
18 Sig.PD
19 Ref.PD
20 光ファイバケーブル
21 ケーブル本体
22 プラグ
23 プローブ
231 プローブ本体
231a 心線挿通孔
231b レンズ保持孔
232 先端部材
232a 基材
232b 半導体センサチップ
24 出力用プラグ
25 入力用プラグ
30 光ファイバ心線
31 光ファイバ
31a コア
31b,51b クラッド
32,52 被覆層
33 モードスクランブラ
301〜307 第1〜第7光ファイバ心線
304A,304B 第4A及び第4B光ファイバ心線
305A,305B 第5A及び第5B光ファイバ心線
306A,306B 第6A及び第6B光ファイバ心線
40 GRINレンズ
41 一端面
42 他端面
401,402 第1及び第2GRINレンズ
50 マルチコア光ファイバ心線
51 マルチコア光ファイバ
511a シグナル光用コア
512a レファレンス光用コア
513a シグナル反射光用コア
514a レファレンス反射光用コア

Claims (10)

  1. 複数のコアを含む光ファイバ構造体がGRINレンズの一端面に接続された構造を備えた光学式センサ装置。
  2. 請求項1に記載された光学式センサ装置において、
    前記光ファイバ構造体が一対の光ファイバで構成された光学式センサ装置。
  3. 請求項2に記載された光学式センサ装置において、
    前記一対の光ファイバの一方がシグナル光を伝送するシグナル光伝送用光ファイバであり、且つ他方がレファレンス光を伝送するレファレンス光伝送用光ファイバである光学式センサ装置。
  4. 請求項3に記載された光学式センサ装置において、
    前記シグナル光伝送用光ファイバが接続されたシグナル光源と、
    前記レファレンス光伝送用光ファイバが接続されたレファレンス光源と、
    シグナル光の反射光が入力されるシグナル反射光受光部と、
    レファレンス光の反射光が入力されるレファレンス反射光受光部と、
    をさらに備えた光学式センサ装置。
  5. 請求項4に記載された光学式センサ装置において、
    ケーブル本体とその先端に設けられたプローブとを有し、前記ケーブル本体において前記GRINレンズの他端面から出力されるシグナル光及びレファレンス光を伝送すると共に、前記プローブにおいてそれらのシグナル光及びレファレンス光を反射し、且つ前記ケーブル本体においてそれらのシグナル光及びレファレンス光の反射光を伝送する光ファイバケーブルをさらに備えた光学式センサ装置。
  6. 請求項4又は5に記載された光学式センサ装置において、
    前記シグナル反射光受光部及び前記レファレンス反射光受光部が単一の共通の受光部で構成された光学式センサ装置。
  7. 請求項1に記載された光学式センサ装置において、
    前記光ファイバ構造体がマルチコア光ファイバで構成された光学式センサ装置。
  8. 請求項1に記載された光学式センサ装置において、
    前記光ファイバ構造体が複数本の光ファイバを含む光ファイババンドルで構成された光学式センサ装置。
  9. 請求項1、7、又は8に記載された光学式センサ装置において、
    ケーブル本体とその先端に設けられたプローブとを有する光ファイバケーブルをさらに備え、
    前記光ファイバケーブルには、前記ケーブル本体に前記光ファイバ構造体が設けられ、且つ前記プローブに前記GRINレンズが設けられた光学式センサ装置。
  10. ケーブル本体とその先端に設けられたプローブとを有する光学式センサ装置用の光ファイバケーブルであって、
    複数のコアを含む光ファイバ構造体がGRINレンズの一端面に接続された構造を備え、
    前記ケーブル本体に前記光ファイバ構造体が設けられ、且つ前記プローブに前記GRINレンズが設けられた光ファイバケーブル。
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