JP2020166252A - クラッドモードストリッパ、及びレーザ装置 - Google Patents

クラッドモードストリッパ、及びレーザ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を向上させ得るクラッドモードストリッパ、及びレーザ装置を提供する。【解決手段】クラッドモードストリッパ40は、コア51と、コアの外周面を囲むクラッド52と、クラッドの外周面を囲む最外クラッド53と、を有する光ファイバ50と、最外クラッドの外周面の少なくとも一部に接し最外クラッドよりも屈折率の高い高屈折率部材60と、を備え、最外クラッドのうち高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、クラッドを伝搬する光のうちクラッドと最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材に伝搬可能な厚さである。【選択図】図2

Description

本発明は、クラッドモードストリッパ、及びレーザ装置に関する。
レーザ装置は、非接触加工が可能であることから、加工分野、医療分野等、様々な分野において用いられており、更なる高出力化が求められている。
このようなレーザ装置の高出力化を実現する方法の一つとして、複数の光ファイバから出射するレーザ光を纏めて、1本の光ファイバから出射する方法がある。
このようなレーザ装置では、光ファイバ同士の接続部等において、コアの軸ズレ等に起因して、コアに閉じ込められずにクラッドを伝搬するクラッドモード光が意図せず生じる場合がある。また、励起光を用いるファイバレーザ装置では、励起光がクラッドに残留して不要なクラッドモード光となることもある。このようなクラッドモード光により光ファイバが発熱する場合があり、下記特許文献1には、このようなクラッドモード光を低減させるクラッドモードストリッパの構成が開示されている。
下記特許文献1のクラッドモードストリッパは、光ファイバの被覆の一部が除去されてクラッドが露出した露出部を屈折率がクラッドの屈折率よりも高い高屈折率部材で覆う構成とされている。高屈折率部材により露出したクラッドが覆われることによって、クラッドモード光の一部はクラッドから高屈折率部材に導かれて外部に放出される。このようにして高屈折率部材に導かれたクラッドモード光の一部は熱に変換される。
特許第4954737号公報
ところで、このようなクラッドモードストリッパでは、光ファイバの露出部における光の伝搬方向の上流側において多くの光を高屈折率部材に導く傾向がある。このため、高屈折率部材のうち光ファイバの露出部における光の伝搬方向の上流側を覆う部分が過加熱されて、熱による信頼性の低下が懸念される。このため、クラッドモードストリッパの信頼性を向上したいという要請がある。
そこで、本発明は、信頼性を向上させ得るクラッドモードストリッパ、及びレーザ装置を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明のクラッドモードストリッパは、コアと、前記コアの外周面を囲むクラッドと、前記クラッドの外周面を囲む最外クラッドと、を有する光ファイバと、前記最外クラッドの外周面の少なくとも一部に接し前記最外クラッドよりも屈折率の高い高屈折率部材と、を備え、前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が前記高屈折率部材に伝搬可能な厚さであることを特徴とする。
上記クラッドモードストリッパでは、クラッドを伝搬する光がクラッドと最外クラッドとの界面で全反射する場合、クラッドと最外クラッドとの界面の近傍のうち最外クラッド側には、この全反射する光のエバネッセント光が存在することになる。ここで、最外クラッドの外周面の少なくとも一部は、最外クラッドよりも屈折率の高い高屈折率部材に接している。そして、最外クラッドのうち高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材に伝搬可能な厚さとされる。このため、上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材に伝搬され、クラッドの外部に放出される。つまり、クラッドを伝搬する光のうち外部に放出される光はこのようなエバネッセント光の少なくとも一部とクラッドと最外クラッドとの界面で全反射せずに最外クラッドに伝搬する光である。そして、クラッドを伝搬する光はクラッドと最外クラッドとの界面で全反射する度にエバネッセント光の少なくとも一部が外部に放出される。ここで、上記エバネッセント光の電場の振幅は、クラッドと最外クラッドとの界面の近傍ではこの界面で全反射する光の電場の振幅と概ね同じとなり、クラッドと最外クラッドとの界面から最外クラッド側に離れるにつれて指数関数的に小さくなる傾向にある。光の強度は、光の電場の振幅が増加すると増加し、振幅が減少すると減少する。このため、上記エバネッセント光の強度は上記界面から最外クラッド側に離れるにつれて小さくなる傾向にある。これにより、高屈折率部材に伝搬するエバネッセント光の強度を、上記界面で全反射する光の強度よりも低くできる。以上により、高屈折率部材が最外クラッドを介さずにクラッドに接する場合と比べて、高屈折率部材に導かれる光の強度を低下させることができ、高屈折率部材が局所的に過加熱されることを抑制し得る。従って、信頼性を向上させ得るクラッドモードストリッパを提供できる。
前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、4.8倍以下であることが好ましい。
上記のように、エバネッセント光の電場の振幅は、クラッドと最外クラッドとの界面から最外クラッド側に離れるにつれて小さくなる。界面からの距離に対するエバネッセント光の電場の振幅の減少の割合は、全反射する光の波長が長くなるにつれて小さくなる傾向にある。本発明者は、上記のような構成にすることで、エバネッセント光の一部を高屈折率部材に適切に伝搬させ得ることを見出した。
さらに、前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光の波長の3.3倍以下であってもよい。
本発明者は、このような構成にすることで、上記の厚さが上記の光の波長の4.8倍の場合と比べて、高屈折率部材に伝搬するエバネッセント光の量を飛躍的に多くできることを見出した。このため、上記の場合と比べて、光ファイバの長手方向における単位長さ当たりにクラッドから除去できる光量を多くでき、クラッドモードストリッパを小型化できる。
また、前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント長以下であることとしてもよい。
なお、本明細書におけるエバネッセント長は、エバネッセント光の電場の振幅が当該振幅の最大値の1/e倍となる界面からの距離である。
また、前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント長の半分以上であることが好ましい。
最外クラッドがこのような厚さとされることで、エバネッセント光の一部が高屈折率部材に伝搬しすぎることを抑制し得る。
前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向に沿って徐々に薄くなることとしてもよい。
上記のように、エバネッセント光の電場の振幅は、界面から離れるにつれて小さくなる。最外クラッドの厚さが薄くなることにより高屈折率部材がクラッドと最外クラッドとの界面に近づくため、エバネッセント光が高屈折率部材に導かれる割合が高くなる。このため、上記のように構成されることで、エバネッセント光が高屈折率部材に導かれる割合は、クラッドを伝搬する光の伝搬方向の上流側よりも下流側が高くなる。また、クラッドを伝搬する光は、クラッドと最外クラッドとの界面で全反射する度にエバネッセント光の少なくとも一部が外部に放出される。このため、クラッドを伝搬する光の伝搬方向の下流側では当該光の光量は低下されている。このため、エバネッセント光の強度は上流側よりも下流側の方が小さい。従って、上記のような構成にすることで、クラッドを伝搬する光の伝搬方向において、高屈折率部材に放出される光エネルギーを均等化し得、高屈折率部材が局所的に過加熱されることをより抑制し得る。
或いは、前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向に沿って段階的に薄くなることとしてもよい。
このような構成にすることで、上記厚さがクラッドを伝搬する光の伝搬方向に沿って徐々に薄くなる場合と同様に、クラッドを伝搬する光の伝搬方向において、高屈折率部材に放出される光エネルギーを均等化し得、高屈折率部材が局所的に過加熱されることをより抑制し得る。
前記光ファイバは、前記最外クラッドによって前記クラッドの外周面が囲われていない露出部と、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向における前記露出部よりも上流側に前記クラッドの外周面が前記最外クラッドによって囲われる被覆部と、を有し、前記高屈折率部材は、前記被覆部の少なくとも一部、及び前記露出部の少なくとも一部に接することとしてもよい。
このような構成にすることで、まず、最外クラッドが形成されている被覆部からクラッドを伝搬する光の一部が外部に放出され、クラッドを伝搬する光の光量が低下される。その後、クラッドを伝搬する光の他の一部が最外クラッドによってクラッドの外周面が囲われていない露出部から放出される。露出部では、高屈折率部材がクラッドに接しているため、クラッドを伝搬する光は高屈折率部材に導かれやすい。しかし、露出部に到達する光は、被覆部において光量が低下された光である。従って、高屈折率部材が局所的に過加熱されることを抑制しつつ、クラッドからより多くの光を外部に放出し得る。
前記クラッドは、前記コアの外周面を囲み前記コアよりも屈折率の低い内側クラッドと前記内側クラッドの外周面を囲い前記内側クラッド及び前記最外クラッドよりも屈折率の高い外側クラッドから成ることとされてもよい。
この場合、前記外側クラッドと前記最外クラッドとの屈折率差は、前記コアと前記内側クラッドとの屈折率差以上であることとされてもよい。
また、本発明のレーザ装置は、上記クラッドモードストリッパと、前記光ファイバに入射される光を出射する光源と、を備えることを特徴とする。
このようなレーザ装置によれば、高屈折率部材が最外クラッドを介さずにクラッドに接するクラッドモードストリッパを備える場合と比べて、信頼性を向上させ得る。
以上のように、本発明によれば、信頼性を向上させ得るクラッドモードストリッパ、及びレーザ装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係るレーザ装置を示す概念図である。 図1のクラッドモードストリッパを概略的に示す断面図である。 図2のIII−III線に沿ったクラッドモードストリッパの断面を概略的に示す図である。 図3の最外クラッドの一部を拡大して示す図である。 本発明の第2実施形態のクラッドモードストリッパを図2と同様の方法で示す図である。 本発明の第3実施形態のクラッドモードストリッパを図5と同様の方法で示す図である。 本発明の第4実施形態のクラッドモードストリッパを図5と同様の方法で示す図である。 本発明の第5実施形態のクラッドモードストリッパを図3と同様の方法で示す図である。 測定で準備した検査体を概略的に示す断面図である。 光の損失量の測定結果を示す図である。 検査体における光ファイバのクラッドの厚さと光の損失量との関係を示す図である。
以下、本発明に係るクラッドモードストリッパ、及びレーザ装置の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができる。なお、以下で参照する図面では、理解を容易にするために、各部材の寸法を変えて示す場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るレーザ装置を示す概念図である。図1に示すように、本実施形態のレーザ装置1は、複数の光源10と、複数の入力用光ファイバ11と、2つのデリバリ光ファイバ20,25と、光コンバイナ30と、クラッドモードストリッパ40と、を主な構成として備える。
それぞれの光源10は、所定の波長の光を出射するレーザ装置であり、例えば、ファイバレーザ装置や固体レーザ装置から成る。光源10がファイバレーザ装置である場合、共振器型のファイバレーザ装置であったり、MO−PA(Master Oscillator Power Amplifier)型のファイバレーザ装置であったりする。それぞれの光源10から出射する光は、例えば、波長が1070nmの光とされる。本実施形態では、光源10が5つの例を示している。
それぞれの光源10には、光源10から出射する光を伝搬する入力用光ファイバ11が接続されている。従って、入力用光ファイバ11の数は、光源10の数と同数とされる。入力用光ファイバ11として、例えば、マルチモード光ファイバが挙げられる。この場合、それぞれの光源10から出射される光は、マルチモード光としてそれぞれの入力用光ファイバ11を伝搬する。
デリバリ光ファイバ20は、例えば、マルチモード光ファイバとされる。また、デリバリ光ファイバ20は、コアとコアの外周面を囲むクラッドと、クラッドの外周面を囲む被覆層とから構成される。コアの屈折率はクラッドの屈折率よりも高くされている。このため、コアとクラッドとの界面は、コアを伝搬する光のうち当該界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させ、当該光を当該コアに閉じ込めて伝搬することができる。このようなデリバリ光ファイバ20の構成として、例えば、コアがゲルマニウム(Ge)等の屈折率が高くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成り、クラッドがフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加された構成や、コアが何ら添加物の無いシリカガラスから成り、クラッドがフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成る構成が挙げられる。また、被覆層を形成する材料として、例えば樹脂が挙げられる。
光コンバイナ30は、それぞれの入力用光ファイバ11のコアと、デリバリ光ファイバ20のコアとを接続している。例えば、光コンバイナ30は、一端側の外径が縮径されておらず、他端側の外径が縮径されているブリッジファイバを含む構成とされてもよい。この場合、ブリッジファイバにおける外径が縮径されていない一端側にそれぞれの入力用光ファイバ11のコアが接続され、ブリッジファイバにおける外径が縮径されている他端側にデリバリ光ファイバ20のコアが接続される。また、デリバリ光ファイバ20のコアがそれぞれの入力用光ファイバ11のコアよりも太くされ、それぞれの入力用光ファイバ11のコアが直接デリバリ光ファイバ20のコアに接続されてもよい。
図2は、図1のクラッドモードストリッパ40を概略的に示す断面図であり、クラッドモードストリッパ40の光ファイバの長手方向に沿った断面図である。図2に示すように、クラッドモードストリッパ40は、光ファイバ50と、高屈折率部材60と、ケース部70と、を主な構成として備える。
光ファイバ50は、デリバリ光ファイバ20の一部またはデリバリ光ファイバ20に接続される他の光ファイバの少なくとも一部とされる。また、光ファイバ50がデリバリ光ファイバ20の一部とされる場合、デリバリ光ファイバ20はデリバリ光ファイバ25を兼ねてもよい。本実施形態では、光ファイバ50は、デリバリ光ファイバ20に接続される他の光ファイバとされ、当該光ファイバ50には他のデリバリ光ファイバ25が接続されている。このデリバリ光ファイバ25として、例えばデリバリ光ファイバ20と同様の構成のデリバリ光ファイバが挙げられる。具体的には、これらデリバリ光ファイバ20,25のそれぞれは、コア21,26とコア21,26の外周面を囲むクラッド22,27と、クラッド22,27の外周面を囲む被覆層23,28とから構成される。また、これらデリバリ光ファイバ20,25のそれぞれは、端部に被覆層23,28で囲われずにクラッド22,27が露出した露出部24,29を有する。そして、デリバリ光ファイバ20の露出部24側の端面と光ファイバ50の一方の端面とが融着されてデリバリ光ファイバ20と光ファイバ50とが接続され、デリバリ光ファイバ25の露出部29側の端面と光ファイバ50の他方の端面とが融着されてデリバリ光ファイバ25と光ファイバ50とが接続されている。
図3は、図2のIII−III線に沿ったクラッドモードストリッパ40の断面を概略的に示す図である。具体的には、図3(A)はクラッドモードストリッパ40の断面における構造の様子を示し、図3(B)はクラッドモードストリッパ40の光ファイバ50及び高屈折率部材60の断面における屈折率分布の様子を示す。
光ファイバ50は、図3に示すように、コア51と、コア51の外周面を囲むクラッド52と、クラッド52の外周面を囲む最外クラッド53と、を有する。
コア51の屈折率はクラッド52の屈折率よりも高くされている。このため、コア51とクラッド52との界面は、コア51を伝搬する光のうち当該界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させ、当該光を当該コア51に閉じ込めて伝搬することができる。
このようなコア51とクラッド52との構成として、例えば、上記デリバリ光ファイバ20と同様に、コア51がゲルマニウム(Ge)等の屈折率が高くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成り、クラッド52がフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成る構成や、コア51がゲルマニウム(Ge)等の屈折率が高くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成り、クラッド52が何ら添加物の無いシリカガラスから成る構成や、コア51が何ら添加物の無いシリカガラスから成り、クラッド52がフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成る構成が挙げられる。
光ファイバ50のコア51は、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20のコア21に接続され、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25のコア26に接続される。また、光ファイバ50のクラッド52は、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20のクラッド22に接続され、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25のクラッド27に接続される。
また、最外クラッド53の屈折率はクラッド52の屈折率よりも低くされている。したがって、最外クラッド53の屈折率はクラッド52における最外クラッド53と接する部位の屈折率よりも低い。このため、クラッド52と最外クラッド53との界面は、クラッド52を伝搬する光のうち当該界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させることができる。
最外クラッド53を構成する材料として、例えば、クラッド52がフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成る場合では、フッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントがクラッド52に添加されるドーパントよりも多く添加されたシリカガラスが挙げられ、クラッド52が何ら添加物の無いシリカガラスから成る場合では、フッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスが挙げられる。
この最外クラッド53は、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20のクラッド22に接続されていてもよく、クラッド22に接続されていなくてもよい。また、最外クラッド53は、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25のクラッド27に接続されていてもよく、クラッド27に接続されていなくてもよい。
本実施形態では、最外クラッド53の厚さは一定とされる。例えば、最外クラッド53の厚さは、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の波長の5倍以下とされる。ここで、クラッド52を伝搬する光がクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する場合、クラッド52と最外クラッド53との界面の近傍のうち最外クラッド53側には、この全反射する光のエバネッセント光が存在することになる。そこで、最外クラッド53の厚さは、このエバネッセント光におけるエバネッセント長以下とされてもよい。なお、本明細書におけるエバネッセント長は、エバネッセント光の電場の振幅が当該振幅の最大値の1/e倍となる界面からの距離である。
高屈折率部材60は、最外クラッド53の外周面の少なくとも一部に接し、高屈折率部材60の屈折率は最外クラッド53の屈折率よりも高い。本実施形態では、高屈折率部材60は、最外クラッド53の外周面の少なくとも一部を囲っている。また、高屈折率部材60と最外クラッド53との屈折率差は、コア51とクラッド52との屈折率差以上とされる。高屈折率部材60は、耐熱性の観点からシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂であることが好ましい。
ケース部70は熱伝導性の材料で構成され、このケース部70には光ファイバ50が固定される。本実施形態のケース部70は、溝70Gが形成された断面がコ字状の形状をした部材とされる。そして、この溝70G内に、光ファイバ50、デリバリ光ファイバ20の露出部24を含む端部、及びデリバリ光ファイバ25の露出部29を含む端部が配置され、光ファイバ50、及び2つのデリバリ光ファイバ20,25のそれぞれがケース部70に固定される。このため、光ファイバ50とデリバリ光ファイバ20の相対的な位置ずれ、及び光ファイバ50とデリバリ光ファイバ25の相対的な位置ずれが抑制される。このようなケース部70として、例えば、少なくとも溝70Gの表面に光の反射を抑制する黒アルマイト加工等が施されたアルミニウムや窒化アルミニウム等から構成される部材が挙げられる。
光ファイバ50は高屈折率部材60によってケース部70に固定される。この高屈折率部材60は、上記のように、最外クラッド53の外周面の少なくとも一部に接するものの、デリバリ光ファイバ20の露出部24及びデリバリ光ファイバ25の露出部29のそれぞれと間隔をあけて設けられている。また、デリバリ光ファイバ20は第1固定部材71によってケース部70に固定され、デリバリ光ファイバ25は第2固定部材72によってケース部70に固定される。第1固定部材71は、デリバリ光ファイバ20の被覆層23を被覆して当該デリバリ光ファイバ20をケース部70に固定し、第2固定部材72は、デリバリ光ファイバ25の被覆層28を被覆して当該デリバリ光ファイバ25をケース部70に固定している。また、第1固定部材71及び第2固定部材72は、高屈折率部材60と間隔をあけて設けられている。第1固定部材71及び第2固定部材72は、熱硬化性樹脂であることが熱によるデリバリ光ファイバ20及びデリバリ光ファイバ25の位置ずれを抑制する観点から好ましい。
次に、レーザ装置1の動作について説明する。
それぞれの光源10は、入力用光ファイバ11のコアに光を入射する。この光はそれぞれの入力用光ファイバ11のコアを伝搬して、入力用光ファイバ11の一端から出射する。入力用光ファイバ11から出射した光は、光コンバイナ30を介してデリバリ光ファイバ20のコア21に入射し、デリバリ光ファイバ20を伝搬する。このデリバリ光ファイバ20を伝搬する光は、デリバリ光ファイバ20の光コンバイナ30側と反対側の端から出射して、光ファイバ50の一端で当該光ファイバ50のコア51に入射し、光ファイバ50を伝搬する。この光ファイバ50を伝搬する光は、光ファイバ50の他端から出射して、デリバリ光ファイバ25の一端で当該デリバリ光ファイバ25のコア26に入射し、デリバリ光ファイバ25を伝搬する。デリバリ光ファイバ25を伝搬する光はデリバリ光ファイバ25の他端から出射して、加工物等の被照射体に照射される。こうして加工物等が加工される。
次に本実施形態のクラッドモードストリッパ40、及びレーザ装置1の作用、効果について説明する。
上記のように、光ファイバ50のクラッド52は、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20のクラッド22に接続されている。このため、デリバリ光ファイバ20のクラッド22を伝搬する光であるクラッドモード光は、光ファイバ50のクラッド52に入射して当該クラッド52を伝搬する。クラッドモードストリッパ40は、このようにクラッド52に入射して当該クラッド52を伝搬する光を外部に放出させ、デリバリ光ファイバ20のクラッド22を伝搬するクラッドモード光を低減する。
具体的には、本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、上記のように、光ファイバ50と、高屈折率部材60とを備え、光ファイバ50は、コア51と、クラッド52と、最外クラッド53と、を有する。このため、クラッド52を伝搬する光がクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する場合、クラッド52と最外クラッド53との界面の近傍のうち最外クラッド53側には、この全反射する光のエバネッセント光が存在することになる。ここで、最外クラッド53の外周面の少なくとも一部は、最外クラッド53よりも屈折率の高い高屈折率部材60に接している。例えば、最外クラッド53の厚さが、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、4.8倍以下とされることで、エバネッセント光ELの一部は、を高屈折率部材60に伝搬され、クラッド52の外部に放出される。このようにクラッド52の外部に放出された光の一部は高屈折率部材60に接する外気やケース部70で熱に変換される。つまり、クラッド52を伝搬する光のうち外部に放出される光はこのようなエバネッセント光の少なくとも一部とクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射せずに最外クラッド53に伝搬する光である。そして、クラッド52を伝搬する光はクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する度にエバネッセント光の少なくとも一部が外部に放出される。このようにして、クラッドモードストリッパ40は、クラッド52を伝搬する光を外部に放出させ、デリバリ光ファイバ20のクラッド22を伝搬するクラッドモード光を低減する。なお、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さは、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さであればよい。
図4は、図3の最外クラッド53の一部を拡大して示す図である。具体的には、図4(A)はクラッドモードストリッパ40の断面における最外クラッド53を含む部位の構造の様子を示し、図4(B)はクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の電場の振幅の様子の一例を示す。図4に示すように、エバネッセント光ELの電場の振幅は、クラッド52と最外クラッド53との界面IFの近傍ではこの界面IFで全反射する光RLの電場の振幅と概ね同じとなり、クラッド52と最外クラッド53との界面IFから最外クラッド53側に離れるにつれて指数関数的に小さくなる傾向にある。光の強度は、光の電場の振幅が増加すると増加し、振幅が減少すると減少する。このため、上記エバネッセント光ELの強度は上記界面IFから最外クラッド53側に離れるにつれて小さくなる傾向にある。これにより、高屈折率部材60に伝搬するエバネッセント光ELの強度を、上記界面IFで全反射する光RLの強度よりも低くできる。以上により、高屈折率部材60が最外クラッド53を介さずにクラッド52に接する場合と比べて、高屈折率部材60に導かれる光の強度を低下させることができ、高屈折率部材60が局所的に過加熱されることを抑制し得、信頼性を向上させ得る。
従って、クラッドモードストリッパ40と、光ファイバ50に入射される光を出射する光源10と、を備えるレーザ装置1によれば、高屈折率部材60が最外クラッド53を介さずにクラッド52に接するクラッドモードストリッパを備える場合と比べて、信頼性を向上させ得る。
上記のように、エバネッセント光ELの電場の振幅は、クラッド52と最外クラッド53との界面IFから最外クラッド53側に離れるにつれて小さくなる。界面IFからの距離に対するエバネッセント光ELの電場の振幅の減少の割合は、全反射する光RLの波長が長くなるにつれて小さくなる傾向にある。そして、エバネッセント光ELの一部を高屈折率部材60に適切に伝搬させる観点において、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さは、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、4.8倍以下であることが好ましく、3.3倍以下であってもよい。
また、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さは、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面IFで全反射する光RLのエバネッセント長以下であることとされてもよい。また、当該厚さは、エバネッセント長の半分以上であることが好ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。
図5は、本実施形態のクラッドモードストリッパを図2と同様の方法で示す図である。なお、図5では、クラッドモードストリッパ40の光ファイバ50及び高屈折率部材60を含む部位が拡大されて示されている。本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、光ファイバ50の最外クラッド53の厚さがクラッド52を伝搬する光の伝搬方向に沿って徐々に薄くなっている点において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と異なる。つまり、本実施形態の最外クラッド53の厚さは、デリバリ光ファイバ20側からデリバリ光ファイバ25側に向かって徐々に薄くなっている。
このような最外クラッド53を有する光ファイバ50は、例えば、ケミカルエッチング加工を用いて作製することができる。この場合、最外クラッド53の厚さが一定の中間光ファイバを作製し、当該中間光ファイバをエッチング液に浸す。中間光ファイバをエッチング液に浸す時間を当該中間光ファイバの長手方向で調節することで、上記の光ファイバ50が作製される。
本実施形態では、最外クラッド53の厚さは、徐々に薄くなっているものの、光ファイバ50の全長にわたって、クラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされる。しかし、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する部位の少なくとも一部の厚さが、上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされ、このような厚さとされる部位における少なくとも一部が高屈折率部材60に接していればよい。例えば、最外クラッド53のデリバリ光ファイバ20側における厚さは、上記エバネッセント光が高屈折率部材60に伝搬しない厚さとされてもよい。
前述のように、クラッド52と最外クラッド53との界面IFで全反射する光RLのエバネッセント光ELの電場の振幅は、界面IFから離れるにつれて小さくなる。最外クラッド53の厚さが薄くなることにより高屈折率部材60がクラッド52と最外クラッド53との界面IFに近づくため、エバネッセント光ELが高屈折率部材60に導かれる割合が高くなる。本実施形態では、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さは、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向に沿って徐々に薄くなっている。このため、エバネッセント光ELが高屈折率部材60に導かれる割合は、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向の上流側よりも下流側が高くなる。また、クラッド52を伝搬する光は、クラッド52と最外クラッド53との界面IFで全反射する度にエバネッセント光の少なくとも一部が外部に放出される。このため、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向の下流側では当該光の光量は低下されている。このため、エバネッセント光の強度は上流側よりも下流側の方が小さい。従って、このような構成にすることで、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向において、高屈折率部材60に放出される光エネルギーを均等化し得、高屈折率部材60が局所的に過加熱されることをより抑制し得る。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。
図6は、本実施形態のクラッドモードストリッパを図5と同様の方法で示す図である。本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、光ファイバ50の最外クラッド53の厚さがクラッド52を伝搬する光の伝搬方向に沿って段階的に薄くなっている点において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と異なる。つまり、本実施形態の最外クラッド53の厚さは、デリバリ光ファイバ20側からデリバリ光ファイバ25側に向かって段階的に薄くなっている。このような最外クラッド53を有する光ファイバ50は、例えば、第2実施形態の光ファイバ50と同様に、ケミカルエッチング加工を用いて作製することができる。また、この光ファイバ50は、最外クラッド53の厚さが互いに異なる複数の光ファイバを準備し、これらを接続することによって作製することもできる。本実施形態では、最外クラッド53の厚さが3段階で薄くなっている例を示している。最外クラッド53の厚さは2段階で薄くなっていてもよく、4段階以上で薄くなっていてもよい。
本実施形態では、最外クラッド53の厚さは、段階的に薄くなっているものの、光ファイバ50の全長にわたって、クラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされる。しかし、最外クラッド53のうち厚さの異なる少なくとも2つの部位におけるそれぞれの厚さが、上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされ、この少なくとも2つの部位のそれぞれにおける少なくとも一部が高屈折率部材60に接していればよい。例えば、本実施形態において、最外クラッド53のデリバリ光ファイバ20側における厚さは、上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬しない厚さとされてもよい。
本実施形態のクラッドモードストリッパ40では、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さが、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向に沿って段階的に薄くなっている。このため、第2実施形態のクラッドモードストリッパ40と同様に、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向において、高屈折率部材60に放出される光エネルギーを均等化し得、高屈折率部材60が局所的に過加熱されることをより抑制し得る。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。
図7は、本実施形態のクラッドモードストリッパを図5と同様の方法で示す図である。本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、光ファイバ50が最外クラッド53によってクラッド52の外周面が囲われていない露出部55と、クラッド52を伝搬する光の伝搬方向における露出部55よりも上流側にクラッド52の外周面が最外クラッド53によって囲われる被覆部54と、を有する点において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と異なる。本実施形態の露出部55は、デリバリ光ファイバ25側の端部からデリバリ光ファイバ20側に向かって所定の位置まで連続して形成されている。このような被覆部54と露出部55とを有する光ファイバ50は、例えば、第2実施形態の光ファイバ50と同様に、ケミカルエッチング加工を用いて作製することができる。この場合、最外クラッド53の厚さが一定の中間光ファイバを作製し、当該中間光ファイバの一端側をエッチング液に浸すことで、上記の光ファイバ50が作製される。また、本実施形態の高屈折率部材60は、被覆部54の少なくとも一部、及び露出部55の少なくとも一部に接している。
本実施形態のクラッドモードストリッパ40では、まず、最外クラッド53が形成されている被覆部54からクラッド52を伝搬する光の一部が外部に放出され、クラッド52を伝搬する光の光量が低下される。その後、クラッド52を伝搬する光の他の一部が最外クラッド53によってクラッド52の外周面が囲われていない露出部55から放出される。露出部55では、高屈折率部材60がクラッド52に接しているため、クラッド52を伝搬する光は高屈折率部材60に導かれやすい。しかし、露出部55に到達する光は、被覆部54において光量が低下された光である。従って、高屈折率部材60が局所的に過加熱されることを抑制しつつ、クラッド52からより多くの光を外部に放出し得る。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図8を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して特に説明する場合を除き重複する説明は省略する。
図8は、本実施形態のクラッドモードストリッパを図3と同様の方法で示す図である。具体的には、図8(A)は本実施形態のクラッドモードストリッパ40の断面における構造の様子を示し、図8(B)は本実施形態のクラッドモードストリッパ40の光ファイバ50及び高屈折率部材60の断面における屈折率分布の様子を示す。本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、光ファイバ50のクラッド52が、コア51の外周面を囲む内側クラッド52Aと、内側クラッド52Aの外周面を囲む外側クラッド52Bから成る点において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と異なる。
内側クラッド52Aの屈折率は、コア51の屈折率よりも低くされている。このため、コア51と内側クラッド52Aとの界面は、コア51を伝搬する光のうち当該界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させ、当該光を当該コア51に閉じ込めて伝搬することができる。また、外側クラッド52Bの屈折率は、内側クラッド52Aの屈折率及び最外クラッド53の屈折率よりも高くされている。したがって、最外クラッド53の屈折率はクラッド52における最外クラッド53と接する部位の屈折率よりも低い。このため、外側クラッド52Bと最外クラッド53との界面、つまりクラッド52と最外クラッド53との界面は、外側クラッド52Bを伝搬する光のうち当該界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させることができる。また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、最外クラッド53の外周面の少なくとも一部は、高屈折率部材60に接している。
本実施形態では、外側クラッド52Bと最外クラッド53との屈折率差は、コア51と内側クラッド52Aとの屈折率差以上とされている。また、コア51の屈折率と外側クラッド52Bの屈折率は同じとされ、最外クラッド53の屈折率は内側クラッド52Aの屈折率よりも低くされている。このような光ファイバ50の構成として、例えば、コア51及び外側クラッド52Bが何ら添加物の無いシリカガラスから成り、内側クラッド52Aがフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成り、最外クラッド53がフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントがクラッド52に添加されるドーパントよりも多く添加されたシリカガラスから成る構成が挙げられる。
また、本実施形態では、それぞれのデリバリ光ファイバ20,25のクラッド22,27は、光ファイバ50と同様に、コア21,26の外周面を囲む内側クラッドと、この内側クラッドの外周面を囲む外側クラッドから成る。また、それぞれのデリバリ光ファイバ20,25の内側クラッドの屈折率は、コア21,26の屈折率よりも低くされている。また、それぞれのデリバリ光ファイバ20,25の外側クラッドの屈折率は、内側クラッドの屈折率よりも高くされている。そして、光ファイバ50の内側クラッド52Aは、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20の内側クラッドに接続され、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25の内側クラッドに接続される。また、光ファイバ50の外側クラッド52Bは、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20の外側クラッドに接続され、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25の外側クラッドに接続される。また、最外クラッド53は、デリバリ光ファイバ20と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ20の外側クラッドに接続されていてもよく、外側クラッドに接続されていなくてもよい。また、最外クラッド53は、デリバリ光ファイバ25と光ファイバ50との接続部においてデリバリ光ファイバ25の外側クラッドに接続されていてもよく、外側クラッドに接続されていなくてもよい。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、最外クラッド53の厚さは、クラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされる。なお、最外クラッド53のうち高屈折率部材60に接する少なくとも一部の厚さが上記エバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さとされていればよい。
本実施形態では、上記のように、外側クラッド52Bの屈折率が内側クラッド52Aの屈折率よりも高くされているため、内側クラッド52Aを伝搬する光のうち内側クラッド52Aと外側クラッド52Bとの界面に向かう光は、当該界面を越えて外側クラッド52Bに伝搬し得る。また、外側クラッド52Bの屈折率は最外クラッド53の屈折率よりも高い。このため、外側クラッド52Bを伝搬する光のうち外側クラッド52Bと最外クラッド53との界面、つまりクラッド52と最外クラッド53との界面に向かう光の少なくとも一部を全反射させることができる。また、最外クラッド53の厚さは、クラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬可能な厚さである。このため、第1実施形態と同様にして、クラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が高屈折率部材60に伝搬され、クラッド52の外部に放出される。そして、本実施形態のクラッドモードストリッパ40は、第1実施形態と同様にして、高屈折率部材60が最外クラッド53を介さずにクラッド52に接する場合と比べて、高屈折率部材60に導かれる光の強度を低下させることができ、高屈折率部材60が局所的に過加熱されることを抑制し得、信頼性を向上させ得る。
次に、最外クラッド53の厚さとエバネッセント光の高屈折率部材60への伝搬量との関係について、測定に基づいて説明する。ただし、本発明は本測定の内容に限定されるものではない。
図9は、本測定で準備した検査体を概略的に示す断面図であり、検査体の光ファイバの長手方向に沿った断面図である。図9において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と同様の構成には同じ符号を付している。図9に示すように、本測定で準備した検査体80は、光ファイバ50が最外クラッド53を有さない点において、第1実施形態のクラッドモードストリッパ40と主に異なる。具体的には、検査体80の光ファイバ50はコア51aとコア51aの外周面を囲むクラッド52aとから成り、このクラッド52aの外周面に高屈折率部材60が接している。このコア51aの外径を第1実施形態のクラッド52の外径と概ね同じとし、クラッド52aの厚さを第1実施形態の最外クラッド53と同様に薄くすることで、コア51aを第1実施形態のクラッド52と見立てるとともにクラッド52aを第1実施形態の最外クラッド53と見立てた。このため、光がコア51aを伝搬する場合、当該光のうちコア51aとクラッド52aとの界面で全反射する光のエバネッセント光の一部が高屈折率部材60に伝搬し得る。そして、コア51aとクラッド52aとの界面で全反射する光のエバネッセント光は、第1実施形態におけるクラッド52を伝搬する光のうちクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光のエバネッセント光に対応していると考えることができる。
検査体80のコア51a及びクラッド52aは、フッ素が添加されたシリカガラスから成り、コア51aの屈折率はクラッド52aの屈折率より高い。また、光ファイバ50の外径は185μmであり、NA(開口数:numerical aperture)を0.28とした。また、高屈折率部材60の屈折率は1.54であり、光ファイバ50の長手方向における高屈折率部材60の長さは300mmであった。本測定では、クラッド52aの厚さが異なる4つの検査体80を準備し、これら検査体80のクラッド52の厚さは7.3μm,4.7μm,3.2μm,1.7μmであった。
これら4つの検査体80のそれぞれについて、光ファイバ50の一端からコア51aに波長が975nmの光を入射させて当該光をコア51aに伝搬させた。このとき光ファイバ50の他端から出射する光のパワーに基づいて検査体80における光の損失量を測定した。光の損失量の測定結果を図10に示し、クラッド52aの厚さと光の損失量との関係を図11に示す。図10、図11から明らかなように、測定の範囲内では、クラッド52aの厚さが薄くなるほど、光の損失量が指数関数的に多くなっている。これは、クラッド52aの厚さが薄くなるほど、コア51aとクラッド52aとの界面で全反射する光のエバネッセント光のうち高屈折率部材60に伝搬する光の光量が指数関数的に多くなっているためだと考えられる。なお、コア51aを伝搬する光は波長が975nmの光のみであるため、本測定では、コア51aとクラッド52aとの界面で全反射する光の波長は975nmである。ところで、測定した光の損失には、例えばレイリー散乱等に起因する損失が含まれている可能性がある。また、クラッド52aの厚さがコア51aを伝搬する光の波長の7.4倍の場合における光の損失より、クラッド52aの厚さがこの光の波長の4.8倍以上の場合における光の損失が多い。このため、仮にクラッド52aの厚さがコア51aを伝搬する光の波長の7.4倍の場合において、エバネッセント光に起因する光の損失が含まれていないとしても、クラッド52aの厚さがコア51aを伝搬する光の波長の4.8倍の場合には、エバネッセント光に起因する光の損失が含まれていることになる。同様に、クラッド52aの厚さがコア51aを伝搬する光の波長の1.7倍、3.3倍の場合にも、エバネッセント光に起因する光の損失が含まれていることになる。従って、第1実施形態において、最外クラッド53の厚さが、少なくともクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、4.8倍以下であれば、エバネッセント光の一部を高屈折率部材60に伝搬させることができることが分かった。また、クラッド52aの厚さが光の波長の1.7倍以上、3.3倍以下の場合における光の損失量は、クラッド52のa厚さが光の波長の4.8倍の場合における光の損失量の10倍以上である。したがって、第1実施形態において、最外クラッド53の厚さがクラッド52と最外クラッド53との界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、3.3倍以下であれば、最外クラッド53の厚さがこの光の波長の4.8倍の場合と比べて、高屈折率部材60に伝搬するエバネッセント光の量を飛躍的に多くできることが分かった。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、クラッドモードストリッパ40がデリバリ光ファイバ20に設けられるレーザ装置1を例に説明した。しかし、クラッドモードストリッパ40が設けられる部位は限定されるものではない。例えば、クラッドモードストリッパ40は、光源10から出射する光を伝搬する入力用光ファイバ11に設けられてもよい。例えば、光源10が励起光を用いるファイバレーザ装置とされる場合、励起光がクラッドに残留して不要なクラッドモード光となることがある。このため、クラッドモードストリッパ40が入力用光ファイバ11に設けられることによって、このようなクラッドに残留する励起光を除去し得る。また、レーザ装置1は、複数のクラッドモードストリッパ40を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、高屈折率部材60は、光ファイバ50におけるクラッド52を伝搬する光の伝搬方向の下流側の端に接続されるデリバリ光ファイバ25の露出部29と間隔をあけて設けられていた。しかし、高屈折率部材60は、この露出部29に接していてもよい。この場合、露出部29における高屈折率部材60に接する部位が第4実施形態における露出部55となると理解できる。
また、上記実施形態では、溝70Gが形成された断面がコ字状の形状をした部材とされるケース部70を例に説明した。しかし、ケース部70は、特に限定されるものではなく、例えば板状部材とされてもよく、筒状部材とされもよく、複数の部材が組み合わされて構成されてもよい。また、デリバリ光ファイバ20,25はケース部70に固定されなくてもよく、クラッドモードストリッパ40はケース部70を備えていなくてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、信頼性を向上させ得るクラッドモードストリッパ、及びレーザ装置が提供され、加工用レーザ装置や、医療用レーザ装置等に利用することができる。
1・・・レーザ装置
10・・・光源
11・・・入力用光ファイバ
20,25・・・デリバリ光ファイバ
30・・・光コンバイナ
40・・・クラッドモードストリッパ
50・・・光ファイバ
51・・・コア
52・・・クラッド
52A・・・内側クラッド
52B・・・外側クラッド
53・・・最外クラッド
54・・・被覆部
55・・・露出部
60・・・高屈折率部材
70・・・ケース部

Claims (11)

  1. コアと、前記コアの外周面を囲むクラッドと、前記クラッドの外周面を囲む最外クラッドと、を有する光ファイバと、
    前記最外クラッドの外周面の少なくとも一部に接し前記最外クラッドよりも屈折率の高い高屈折率部材と、
    を備え、
    前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント光の少なくとも一部が前記高屈折率部材に伝搬可能な厚さである
    ことを特徴とするクラッドモードストリッパ。
  2. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光の波長の1.7倍以上、4.8倍以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッドモードストリッパ。
  3. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光の波長の3.3倍以下である
    ことを特徴とする請求項2に記載のクラッドモードストリッパ。
  4. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント長以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッドモードストリッパ。
  5. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光のうち前記クラッドと前記最外クラッドとの界面で全反射する光のエバネッセント長の半分以上である
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のクラッドモードストリッパ。
  6. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向に沿って徐々に薄くなる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクラッドモードストリッパ。
  7. 前記最外クラッドのうち前記高屈折率部材に接する少なくとも一部の厚さは、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向に沿って段階的に薄くなる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクラッドモードストリッパ。
  8. 前記光ファイバは、前記最外クラッドによって前記クラッドの外周面が囲われていない露出部と、前記クラッドを伝搬する光の伝搬方向における前記露出部よりも上流側に前記クラッドの外周面が前記最外クラッドによって囲われる被覆部と、を有し、
    前記高屈折率部材は、前記被覆部の少なくとも一部、及び前記露出部の少なくとも一部に接する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のクラッドモードストリッパ。
  9. 前記クラッドは、前記コアの外周面を囲み前記コアよりも屈折率の低い内側クラッドと前記内側クラッドの外周面を囲い前記内側クラッド及び前記最外クラッドよりも屈折率の高い外側クラッドから成る
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のクラッドモードストリッパ。
  10. 前記外側クラッドと前記最外クラッドとの屈折率差は、前記コアと前記内側クラッドとの屈折率差以上である
    ことを特徴とする請求項9に記載のクラッドモードストリッパ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のクラッドモードストリッパと、
    前記光ファイバに入射される光を出射する光源と、
    を備える
    ことを特徴とするレーザ装置。
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