JP2014165536A - 導波管スロットアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】ビームの走査角度を変化させた場合であっても、不要ローブの信号レベルを低減する導波管スロットアンテナを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明の一態様として、表面に複数のスロットが形成されている複数の導波管スロットアンテナを備え、複数の前記導波管スロットアンテナは、チョーク構造および遮蔽板を介して積重方向に連続して配置されることを特徴とする導波管スロットアンテナを提案し、解決を図る。

【選択図】図2

Description

本発明は、導波管スロットアンテナに関する。
レーダアンテナにおいて、導波管の管壁(広壁面または狭壁面)に複数のスロットが水平方向に配列されている導波管アンテナ(以下、導波管スロットアンテナという)がある。このような導波管スロットアンテナにおいて、特に狭壁面において各スロットは、管内波長の半分より少しずらした間隔で配置されており、導波管の垂直方向に対して斜めに形成され、隣接する複数のスロットの傾斜が各々、逆の傾斜角度に形成されている。導波管スロットアンテナでは、導波管に供給された信号により発生する管上の電流により、スロット内で電界が発生する。導波管スロットアンテナでは、隣接するスロットの隣接角度が逆に形成されているので、アンテナ正面方向に近い角度から見ると、この隣接するスロットにより発生する電界成分のうち垂直成分が互いに打ち消し合い、水平方向の成分のみが重畳されることで指向性が得られる(例えば、特許文献1参照)。
このような導波管スロットアンテナでは、アンテナの構造上、前述の垂直成分である交差偏差が発生する。この交差偏差は、不要ローブの発生原因でもある。このため、特許文献2では、隣接する導波管スロットアンテナ間において、スロットの向きを逆に配置することが提案されている。
特開平5−95222号公報 特開2007−221585号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、ビームの走査角度を変化させた場合に、不要ローブの信号レベルが大きくなるという課題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み成されたものであって、ビームの走査角度を変化させた場合であっても、不要ローブの信号レベルを低減する導波管スロットアンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る導波管スロットアンテナは、表面に複数のスロットが形成されている複数の導波管スロットアンテナを備え、複数の前記導波管スロットアンテナは、チョーク構造および遮蔽板を介して積重方向に連続して配置されることを特徴としている。
本発明によれば、導波管スロットアンテナは、ビームの走査角度を変化させた場合であっても、不要ローブの信号レベルを低減できる。
本実施形態に係るアンテナシステムの概略構成図である。 本実施形態に係るアンテナの配置の一例を説明する図である。 アンテナの解析モデルである。 図5におけるxy平面の断面図である。 座標系を説明する図である。 図5の座標系におけるビーム特性をシミュレーションした結果の一例である。 導波管スロットアンテナをチョーク構造のみを介して同じ向きに配置し、各導波管スロットアンテナに同相の電力を供給する導波管スロットアレーアンテナである。 図7に示したアンテナのビーム走査が−30度の場合のシミュレーション結果である。 図2に示したアンテナのビーム走査が−30度の場合のシミュレーション結果である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るアンテナシステム1の概略構成図である。図1に示すように、アンテナシステム1は、アンテナ10、給電装置20を含んで構成される。図1において、z方向は、紙面左右方向、y方向は、紙面上でz軸と垂直な方向であり、x方向は、導波管スロットアンテナの厚み方向である。
アンテナ10は、z方向にスロットを有する複数の導波管スロットアンテナが、y方向にチョーク構造を介して積重されているアレーアンテナである。アンテナ10は、z方向がWの長さ、y方向がLの長さである。また、アンテナ10は、不図示の駆動装置の制御に基づいて、ビームの走査角度(以下、ビーム走査角度という)を可変することができる。また、アンテナ10の上面には、平行平板40が設けられている。平行平板40は、アンテナを保護するレドームである。なお、アンテナシステム1は、平行平板40を備えなくてもよい。
給電装置20は、アンテナ10の各導波管スロットアンテナに電力を供給する装置である。アンテナ10と給電装置20とは、例えば同軸ケーブル30により接続されている。
図2は、本実施形態に係るアンテナ10の配置の一例を説明する図である。図2において、z方向は、導波管スロットアンテナ11−i(iは1〜nの整数、nは2以上の整数)の長手方向であり、y方向は、図1と同様にz軸と垂直な方向である。なお、スロット12a、12b、12c、12d、12e、12f、・・・を総称してスロット12と呼ぶ。また、導波管スロットアンテナ11−1〜11−nを総称して、導波管スロットアンテナ11という。
図2に示すように、アンテナ10は、n(nは2以上の整数)個の導波管スロットアンテナ11−i、n−1個のチョーク構造13および遮蔽板14を備えている。
導波管スロットアンテナ11−iには、各々、スロット12が、wの間隔で交互に形成されている。間隔wは、導波管内を進む電波の波長λの半分の波長λ/2より少しずらした間隔である。
導波管スロットアンテナ11−iは、z方向に対して、位置z1にy軸に対して左回りの角度θ1を有するスロット12aが形成され、位置z2にy軸に対して右回りの角度θ2を有するスロット12bが形成され、位置z3にy軸に対して左回りの角度θ3を有するスロット12cが形成され、位置z4にy軸に対して右回りの角度θ4を有するスロット12dが形成され、位置z5にy軸に対して左回りの角度θ5を有するスロット12eが形成され、位置z6にy軸に対して右回りの角度θ6を有するスロット12fが形成されている。角度θ1〜θ6は、アンテナ10に対する所望の電界の分布特性に応じて、互いに異なっている。また、スロット12a〜12fのx方向の深さは、互いに異なっていてもよい。
導波管スロットアンテナ11−1及び11−4には、給電装置20から第1位相の電力EL1が供給される。
なお、各導波管スロットアンテナ11−i間に形成されているチョーク構造13のy方向の長さは各々、長さlである。また遮蔽板14のx方向の長さは各々、長さhである。
このように、本実施形態のアンテナ10は、導波管スロットアンテナ11−iが、チョーク構造13および遮蔽板14を介して、y方向に積重されている。この構造により、後述するようにチョーク構造により不要ローブが抑圧可能となる角度範囲を、遮蔽板により広げることが出来るため、不要ローブが、ビームの走査角度を可変した場合であっても、不要ローブの信号レベルを低減できる。
次に、本実施形態に係るアンテナ10の特性について説明する。
図3は、アンテナ10の解析モデルである。図4は、図3におけるxy平面の断面図である。図3及び図4に示すように、z軸方向(水平方向)に各導波管スロットアンテナ11のスロットが形成されている。また、y軸方向(垂直方向)に導波管スロットアンテナ11とチョーク構造13および遮蔽板14とが交互に形成されている。
図5は、座標系を説明する図である。図5に示すように、アンテナ10の解析モデルを球の中心に配置した場合、仰府角をφで表し、方位角をθで表す。球上の各点a〜eの座標(θ、φ)は、以下のように表される。点aの座標は(90、60)であり、点bの座標は(180、φ)であり、点cの座標は(90、−30)であり、点dの座標は(90、0)であり、点eの座標は(0、φ)である。
図6は、図5の座標系におけるビーム特性をシミュレーションした結果の一例である。図6では、ビームの特性を仰府角φ、方位角θ、および信号レベルを用いて3次元で表示している。以下、ビーム特性のシミュレーション結果を、この図6における仰府角φ(phi)−方位角θ(theta)平面、メインローブの信号レベルのピーク値で正規化した場合の仰府角φにおける方位角θ対信号レベルを用いて説明する。
本実施形態のアンテナ10(図2参照)と特性を比較するアンテナの比較例について、図7を用いて説明する。
図7は、導波管スロットアンテナ11−1c〜11−nc(nは2以上の整数)をチョーク構造のみを介して同じ向きに配置し、各導波管スロットアンテナに同相の電力を供給するアンテナ10c(比較例)である。
次に、図2、図7の構成のアンテナにおける特性のシミュレーション結果を説明する。なお、以下のシミュレーションにおいて、垂直方向の素子数を8素子、水平方向(ビーム走査方向)の素子数を24素子として計算している。
図8は、図7に示したアンテナ10cのビーム走査が−30度の場合のシミュレーション結果である。ビーム走査が−30度の場合、図8に示すように、仰府角φ−方位角θ平面において、丸921で囲ったメインローブが(90、−30)に現れ、丸922及び923で囲った不要ローブのピークが約(40、−50)と約(130、−50)に現れる。メインローブの信号レベルのピーク値で正規化した場合、丸922及び923で囲った不要ローブの各信号レベルが約−17.7[dB]である。
このように、遮蔽板14が無く、チョーク構造13のみが存在する場合、ビーム走査角度−30度とすると、仰府角φにおいて不要ローブがメインローブの近い角度に表れ、かつ信号レベルが大きい。
図9は、図2に示したアンテナ10のビーム走査が−30度の場合のシミュレーション結果である。ビーム走査が−30度の場合、図9に示すように、仰府角φ−方位角θ平面において、丸941で囲ったメインローブが(90、−30)に現れ、丸942及び943で囲った不要ローブのピークが約(40、−50)と約(130、−50)に現れる。メインローブの信号レベルのピーク値で正規化した場合、丸942及び943で囲った不要ローブの各信号レベルが約−30.3[dB]である。このように、図9のようにチョーク構造13および遮蔽板14が存在する場合、ビーム走査角度が−30度では、信号レベルを小さくすることができる。
このように、本実施形態のアンテナ10によれば、ビームの走査角度を所定の角度振っても、不要ローブの信号レベルを抑えることができる。
なお、図8,図9では、ビーム走査角度を、−30度に振った場合の例を示したが、これに限られない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1…アンテナシステム、10…導波管スロットアレーアンテナ、11、11−1〜11−n、11−i、11−1a〜11−8a…導波管スロットアンテナ、12a、12b、12c、12d、12e、12f…スロット、13…チョーク構造、14…遮蔽板、20…給電装置、EL1…供給される電力

Claims (1)

  1. 表面に複数のスロットが形成されている複数の導波管スロットアンテナを備え、
    複数の前記導波管スロットアンテナは、
    チョーク構造および遮蔽板を介して積重方向に連続して配置されることを特徴とする導波管スロットアンテナ。
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