JP2014164663A - 温度調節システムおよび温度調節器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源喪失のリスクを極力低減できる温度調節システムおよび温度調節器を提供する。
【解決手段】ペルチェ素子11Aとヒートシンクからなる小型熱電発電機11が熱から発電する電力でマイコン13を起動させ、管理対象の温度管理を必要とする箇所に取り付けた温度プローブ(温度センサー14)で測定した温度データをもとに火災の検知あるいは火災発生の危険性を判断し、加熱装置20、冷却装置、消火機器、液体可燃物などの制御機器を駆動させる。
【選択図】図1
【解決手段】ペルチェ素子11Aとヒートシンクからなる小型熱電発電機11が熱から発電する電力でマイコン13を起動させ、管理対象の温度管理を必要とする箇所に取り付けた温度プローブ(温度センサー14)で測定した温度データをもとに火災の検知あるいは火災発生の危険性を判断し、加熱装置20、冷却装置、消火機器、液体可燃物などの制御機器を駆動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は温度調整システムおよび温度調節器に関する。
温度調節器は、火災あるいは異常な発熱を検知し、冷却装置などを自動的に動作させることで温度調整を行う。たとえば温度調節器は、熱電対やサーミスターなどの温度測定素子の信号を、電子回路やマイコンで処理してあらかじめ設定したプログラムにより、加熱ヒーターなどの電源をON/OFFあるいはPID方式で制御して、管理対象の温度を調節する。なお、温度調節器の市販品の一例として、オムロン株式会社製の電子温度調節器などが知られている(非特許文献1参照)。
"E5C2電子温度調節器/特長 | オムロン制御機器"、(平成25年2月25日検索)、インターネット<URL:http://www.fa.omron.co.jp/products/family/167/>、
ところで、温度調節器にはDC12V電源やAC100V電源などが接続されている。このような電源は温度調節器が正常に機能するためには電源喪失リスクを極力低減させることが必要である。特に商用電源の場合、大地震や暴風災害による送電鉄塔の倒壊による大規模停電や落雷による瞬時停電などがあると被害が甚大となる可能性がある。たとえば平成23年3月の東日本大震災がきっかけとなった東電福島原発事故は、全電源喪失によって炉心や使用済み核燃料貯蔵プールの温度管理が不可能となり、結果として水素爆発と放射能漏れが発生したと考えられている。
また、リチウム電池などのバッテリーを電源とする場合には、定期的な交換を必要とするわけであるが、基本的に人手を要する。また、大規模プラントではしばしば高所作業を強いられるなど、保守コストの負担が大きい。更に、電源と温度調節器を接続するラインが長くなるほど、地震や火災などによる断線の危険性が高まることはいうまでもない。
本発明は、上述した課題のいずれかを鑑みてなされたものであり、電源喪失のリスクを極力低減できる温度調節システムおよび温度調節器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての温度調節システムは、管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、管理対象の温度を上昇させるための発熱機器と、管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、熱電変換素子の熱電変換によって発電された電力によって駆動する温度測定器と、温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、発熱機器の駆動を制御する制御部とを有するものである。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、管理対象の温度を上昇させるための発熱機器と、発熱機器の燃料を供給するための燃料供給機器と、管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、燃料供給機器の駆動を制御する制御部とを有するものである。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、管理対象の火災を消火するための消火機器と、管理対象の火災または火災に至るまでに発生する熱から発電する熱電変換素子と、熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、消火機器の駆動を制御する制御部とを有するものである。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、管理対象を冷却するための冷却装置と、管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、冷却装置の駆動を制御する制御部と有するものである。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、管理対象に化学反応原料を供給する供給装置と、管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、化学反応原料の供給装置の駆動を制御する制御部と有するものである。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、上述した構成のいずれかであって、発熱機器,燃料供給機器,消火機器、冷却装置および化学反応原料の供給装置のいずれかと通信可能な通信部を有し、制御部は、通信部を介して駆動制御信号をいずれかの機器へ送信して駆動制御することができる。
また、本発明の一側面としての他の温度調節システムは、上述した構成のいずれかであって、通信部は発熱機器,燃料供給機器,消火機器、冷却装置および化学反応原料の供給装置のいずれかと無線通信が可能である。
また、本発明の一側面としての温度調節器は、上述したいずれかの温度調整システムに含まれる制御部を有する温度調節器である。
以上、本発明によれば、電源喪失のリスクを極力低減できる温度調節システムおよび温度調節器を提供することができる。
以下、本発明に係る温度調節器について、図面を参照しつつ、実施の形態に基づいて説明する。しかしながら、本発明に係る温度調節システムおよび温度調節器は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(温度調節システムの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る温度調節システム1の概略図である。温度調節システム1は、温度調節器10と加熱装置20を有し、管理対象(不図示)の温度調整をしている。温度調節器10は、小型熱電発電機11、昇圧回路12、マイコン13(制御部の一例)、温度センサー14およびON/OFFスイッチ15を有する。加熱装置20はマイコン13からの制御信号を電源として駆動してもよい。また、加熱装置20は必要に応じて、外部電源16によって駆動してもよい。なお、本実施例の温度調整システム1では加熱装置20を例示しているが、加熱装置20に代えて冷却装置(不図示),加熱冷却装置(不図示)を有する構成としてもよい。また、加熱装置20に加えて冷却装置(不図示),加熱冷却装置(不図示)を有する構成としてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る温度調節システム1の概略図である。温度調節システム1は、温度調節器10と加熱装置20を有し、管理対象(不図示)の温度調整をしている。温度調節器10は、小型熱電発電機11、昇圧回路12、マイコン13(制御部の一例)、温度センサー14およびON/OFFスイッチ15を有する。加熱装置20はマイコン13からの制御信号を電源として駆動してもよい。また、加熱装置20は必要に応じて、外部電源16によって駆動してもよい。なお、本実施例の温度調整システム1では加熱装置20を例示しているが、加熱装置20に代えて冷却装置(不図示),加熱冷却装置(不図示)を有する構成としてもよい。また、加熱装置20に加えて冷却装置(不図示),加熱冷却装置(不図示)を有する構成としてもよい。
小型熱電発電機11は、ペルチェ素子11Aと、ペルチェ素子11Aの背面に銅やアルミなどの熱伝導性に優れた金属(ヒートシンク)と密着して構成される。この小型熱電発電機11は、反応タンクやスチーム配管などの発熱物に固定あるいは装着される。
ペルチェ素子11Aは、熱電素子の一種であり、素子に電圧を印加するとその表裏に温度差を生じる素子である。本実施例では、2種類の金属、または半導体の接合部に電流を流すと、一方から他方へ熱が移動するというペルチェ効果(Peltier effect)とは逆の作用、すなわち、温度差を付与することで起電力を生じさせる作用であるゼーベック効果を利用している。したがって、ペルチェ素子11Aは、このゼーベック効果のみを着目した場合にはゼーベック素子と呼ばれることもあり、熱エネルギーを電力エネルギーに変換する熱電変換素子である。なお、ペルチェ素子11Aの構造は、本出願人の特開2007−310795号公報などで既に公知であるから図示および詳細な説明は省略するが、このゼーベック効果を利用し、火災などで発生した熱にさらされるペルチェ素子11Aの前面と、その熱の輻射を避けるペルチェ素子11Aの背面との温度差によって生じた電圧が、後述するマイコン13および温度センサー14の起電力として利用される。
昇圧回路12は、ペルチェ素子11Aのゼーベック効果によって生じた電圧をマイコン13が安定に起動する電圧まで上昇させる。ペルチェ素子11Aからの発電電流は、昇圧回路12の一部である蓄電素子12Aに蓄えられる。そして、昇圧回路12の一部である昇圧IC12Bは、蓄電素子12Aの端子電圧が起動電圧に達した時点で昇圧した電流を負荷たるマイコン13に供給する。
マイコン13は、昇圧回路12から供給された起動電圧によって起動されると、温度センサー14を作動させて、管理対象の周辺の温度(気温)の時間変化を正確に計測し、計測された温度が予めプログラミングされた条件(たとえば、測定された周辺温度が65度に達した場合)に合致すれば制御信号(電流)を出し、ON/OFFスイッチ15などを作動させて加熱装置20を駆動させる。
温度センサー14は、たとえばサーミスター、赤外線センサー、熱電対などであり、検知温度を電気的信号に変換してマイコン13に出力する。なお、温度センサー14の種類は問わないが、自身の熱容量が小さく、消費電力が少ないものが望ましい。
(温度調整システムの動作)
図2は、図1に示す温度調節システム1における温度調節器10の動作を示すフローチャートである。
図2は、図1に示す温度調節システム1における温度調節器10の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、管理対象(不図示)にて火災や異常発熱が発生すると、管理対象から高温の空気対流がペルチェ素子11Aの前面にあたり、熱流束が同素子を貫通して電圧が発生する(START)。そして、昇圧回路12によりマイコン13が安定して起動する電圧まで上昇されると(ステップS1)、マイコン13が起動する(ステップS2)。昇圧回路12によって起動されたマイコン13は、温度センサー14を作動させる(ステップS3)。マイコン13は、温度センサー14が出力する電気信号から検出された管理対象の周辺空気の温度を取得する(ステップS4)。そして、マイコン13は、ステップS4で取得した管理対象の周辺空気の温度が加熱装置20を駆動制御させる所定の温度に達したか否かの判定を行い(ステップS5)、達した場合には(ステップS5でYES)、ON/OFFスイッチ15へ制御信号を送信して加熱装置20が駆動制御されて(ステップS6)、処理を終了する(END)。その結果、加熱装置20はON/OFFスイッチ15により自動的に停止する。これにより管理対象の火災防止、異常発熱の停止に繋がる。
(実施例1)
図1の概略図において、加熱装置20の一例として廃油ストーブ「ひまわりIII」(特許第3318748号)に接続された燃料供給ポンプを、外部電源16としてのAC100V電源を、それぞれ挿入した。ペルチェ素子11Aは、廃油ストーブ「ひまわりIII」の燃焼筒側面に設置され、輻射熱から発電した。温度センサー14により廃油ストーブ「ひまわりIII」の燃焼筒から約1m離れた地点の床面から1m高の位置の気温を測定した。気温が20℃に達したところで外部電源16を切断するようプログラムしたところ、外気温氷点下1℃から氷点下5℃の屋外に設置された約8畳のプレハブハウス内では、8時間にわたって気温18℃から22℃の範囲内に保てることを確認した。
図1の概略図において、加熱装置20の一例として廃油ストーブ「ひまわりIII」(特許第3318748号)に接続された燃料供給ポンプを、外部電源16としてのAC100V電源を、それぞれ挿入した。ペルチェ素子11Aは、廃油ストーブ「ひまわりIII」の燃焼筒側面に設置され、輻射熱から発電した。温度センサー14により廃油ストーブ「ひまわりIII」の燃焼筒から約1m離れた地点の床面から1m高の位置の気温を測定した。気温が20℃に達したところで外部電源16を切断するようプログラムしたところ、外気温氷点下1℃から氷点下5℃の屋外に設置された約8畳のプレハブハウス内では、8時間にわたって気温18℃から22℃の範囲内に保てることを確認した。
(実施例2)
実施例1と同じ構成の温度調節器10を、容量20立方メートルのアクリル酸貯蔵タンク(管理対象)の側面に取り付けた。ペルチェ素子11Aをアクリル酸貯蔵タンクの周辺にはりめぐらせ、アクリル酸貯蔵タンクの側壁温度が50℃程度でも約15Wの発電が得られるようにした。この電力を使ってマイコン13と温度センサー14および電磁弁(不図示)を駆動できるようにした。その結果、アクリル酸貯蔵タンクの側壁温度が58℃を超えたところで、電磁弁が動作して重合禁止剤投入と冷却水循環が自動的に始まるようプログラムした。アクリル酸貯蔵タンク内に水を満たし、電気ヒーター(加熱装置20)で加熱したところ、水温59℃で重合禁止剤投入と冷却水循環が自動的に始まることを確認できた。
実施例1と同じ構成の温度調節器10を、容量20立方メートルのアクリル酸貯蔵タンク(管理対象)の側面に取り付けた。ペルチェ素子11Aをアクリル酸貯蔵タンクの周辺にはりめぐらせ、アクリル酸貯蔵タンクの側壁温度が50℃程度でも約15Wの発電が得られるようにした。この電力を使ってマイコン13と温度センサー14および電磁弁(不図示)を駆動できるようにした。その結果、アクリル酸貯蔵タンクの側壁温度が58℃を超えたところで、電磁弁が動作して重合禁止剤投入と冷却水循環が自動的に始まるようプログラムした。アクリル酸貯蔵タンク内に水を満たし、電気ヒーター(加熱装置20)で加熱したところ、水温59℃で重合禁止剤投入と冷却水循環が自動的に始まることを確認できた。
(効果)
以上で説明したように、この温度調整システム1では、温度調節器10が管理対象の火災や異常発熱による輻射熱や熱対流を受けてペルチェ素子11Aが発電した電力を使って、熱容量の小さい高精度の温度センサー14が正確に温度を測定すると共に、測定した温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上となった場合に余剰の電力で外部の加熱装置20を駆動して温度調節するように構成したので、減災あるいは防災に極めて効果的である。また、この温度調整システム1は、外部電源16などの商用電源を利用しなくても温度調節器10を機能させることができるので、待機電力の消費を解消できる。さらに、発電用としてのペルチェ素子11Aが温度調節システム1には含まれており、仮に外部電源16に異常が発生しても、従来の外部電源16のみで構成される温度調整システムと比較してより電源の喪失の可能性を低減させることができる。
以上で説明したように、この温度調整システム1では、温度調節器10が管理対象の火災や異常発熱による輻射熱や熱対流を受けてペルチェ素子11Aが発電した電力を使って、熱容量の小さい高精度の温度センサー14が正確に温度を測定すると共に、測定した温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上となった場合に余剰の電力で外部の加熱装置20を駆動して温度調節するように構成したので、減災あるいは防災に極めて効果的である。また、この温度調整システム1は、外部電源16などの商用電源を利用しなくても温度調節器10を機能させることができるので、待機電力の消費を解消できる。さらに、発電用としてのペルチェ素子11Aが温度調節システム1には含まれており、仮に外部電源16に異常が発生しても、従来の外部電源16のみで構成される温度調整システムと比較してより電源の喪失の可能性を低減させることができる。
(その他の変形例)
図1に示した温度調節システム1では、加熱装置20を制御するものであったが、それ以外にも管理対象に燃料を供給するための燃料供給機器、火災を消火するための消火機器、管理対象へ化学反応原料を供給する供給装置が含まれる構成であってもよい。燃料供給機器の場合、たとえば所定の温度に達すると、燃料供給機器の動作を停止させることが可能となる。また、消火機器の場合、たとえば所定の温度に達すると、消火機器により消火活動を実行させることが可能となる。また、化学反応原料を供給する供給装置の場合、化学反応原料の供給を開始、または停止させることが可能となる。
図1に示した温度調節システム1では、加熱装置20を制御するものであったが、それ以外にも管理対象に燃料を供給するための燃料供給機器、火災を消火するための消火機器、管理対象へ化学反応原料を供給する供給装置が含まれる構成であってもよい。燃料供給機器の場合、たとえば所定の温度に達すると、燃料供給機器の動作を停止させることが可能となる。また、消火機器の場合、たとえば所定の温度に達すると、消火機器により消火活動を実行させることが可能となる。また、化学反応原料を供給する供給装置の場合、化学反応原料の供給を開始、または停止させることが可能となる。
また、温度調節器10とON/OFFスイッチ15での信号の送受信は、特に限定していないが、有線による通信であっても無線による通信であってもよい。特に無線通信の場合には、ON/OFFスイッチ15と温度調節器10との間にはそれぞれ無線通信部(不図示)を備えさせることで、両者が物理的に離れていても機能するため、温度調整システム1は温度調節器10と管理対象との設置環境に応じて柔軟にそれぞれの配置を決定、変更することができるようになる。
なお、上述した温度調整システム1には、外部電源16を有する構成としたが、外部電源16を有しない構成であってもよい。また、温度調節器10には外部電源16が含まれない構成としたが、外部電源16と一体化させた構成であってもよい。また、温度調節器10と加熱装置20とは別々に構成されているが、これらが一体となって構成されてもよい。また、小型熱電発電機11は、ペルチェ素子11Aとヒートシンク(不図示)が一体となっているものとして説明したが、ヒートシンクは外付けとして、ペルチェ素子11Aの背面に着脱可能となっている構成としてもよい。
1・・・温度調節システム、10・・・温度調節器、11・・・小型熱電発電機、11A・・・ペルチェ素子(熱電変換素子の一例)、12・・・昇圧回路、12A・・・蓄電素子、12B・・・昇圧IC、13・・・マイコン(制御部の一例)、14・・・温度センサー(温度測定機器の一例)、15・・・ON/OFFスイッチ、16・・・外部電源
Claims (8)
- 管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、
前記管理対象の温度を上昇させるための発熱機器と、
前記管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子の熱電変換によって発電された電力によって駆動する温度測定器と、
前記温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、前記発熱機器の駆動を制御する制御部と
を有することを特徴とする温度調節システム。 - 管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、
前記管理対象の温度を上昇させるための発熱機器と、
前記発熱機器の燃料を供給するための燃料供給機器と、
前記管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、
前記温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、前記燃料供給機器の駆動を制御する制御部と
を有することを特徴とする温度調整システム。 - 管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、
前記管理対象の火災を消火するための消火機器と、
前記管理対象の火災または火災に至るまでに発生する熱から発電する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、
前記温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、前記消火機器の駆動を制御する制御部と
を有することを特徴とする温度調整システム。 - 管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、
前記管理対象を冷却するための冷却装置と、
前記管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、
前記温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、前記冷却装置の駆動を制御する制御部と
を有することを特徴とする温度調節システム。 - 管理対象の温度調整を行う温度調整システムであって、
前記管理対象に化学反応原料を供給する供給装置と、
前記管理対象の温度上昇によって発生する熱から発電する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子の熱電変換によって得られた電力によって駆動する温度測定器と、
前記温度測定器が駆動して計測された温度が所定の温度を超えた場合、または所定の温度以上になる場合に、前記化学反応原料の供給装置の駆動を制御する制御部と
を有することを特徴とする温度調節システム。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の温度調節システムにおいて、
前記発熱機器,前記燃料供給機器,前記消火機器、前記冷却装置および前記化学反応原料の供給装置のいずれかと通信可能な通信部を有し、
前記制御部は、
前記通信部を介して駆動制御信号を機器へ送信して駆動制御する
ことを特徴とする温度調節システム。 - 請求項6に記載の温度調整システムにおいて、
前記通信部は記発熱機器,前記燃料供給機器,前記消火機器、前記冷却装置および前記化学反応原料の供給装置のいずれかと無線通信が可能であることを特徴とする温度調整システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の温度調整システムに含まれる制御部を有する温度調節器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013037114A JP2014164663A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 温度調節システムおよび温度調節器 |
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JP2013037114A JP2014164663A (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 温度調節システムおよび温度調節器 |
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JP2014164663A true JP2014164663A (ja) | 2014-09-08 |
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JP (1) | JP2014164663A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020047997A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 東芝情報システム株式会社 | 通信システム |
-
2013
- 2013-02-27 JP JP2013037114A patent/JP2014164663A/ja active Pending
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