JP2014164428A - ポインティング装置およびポインタ操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】キーボード操作と併用する場合の操作性の向上を図る。
【解決手段】装着された指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサ(2)と、上記検出信号に基づいて、上記指の動きが情報処理機器(5)のポインタを操作するための特定の動きの場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部(1)と、ポインタ操作を行う箇所に設置されて上記操作者の手を検知し、検知信号を出力する第2のセンサ(4)と、上記第2のセンサ(4)が上記操作者の手を検知した場合には、受信した上記ポインタ操作情報を有効として上記情報処理機器(5)に送出するポインタ操作情報有効無効判定部(3)とを備えている。その場合、キーボード操作とポインタ操作(仮想のマウス操作)とを併用する際に、手の場所をキーボードとポインタ操作を行う箇所とに変更するだけで上記両操作を切り替えることができ、操作性の向上を図ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】装着された指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサ(2)と、上記検出信号に基づいて、上記指の動きが情報処理機器(5)のポインタを操作するための特定の動きの場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部(1)と、ポインタ操作を行う箇所に設置されて上記操作者の手を検知し、検知信号を出力する第2のセンサ(4)と、上記第2のセンサ(4)が上記操作者の手を検知した場合には、受信した上記ポインタ操作情報を有効として上記情報処理機器(5)に送出するポインタ操作情報有効無効判定部(3)とを備えている。その場合、キーボード操作とポインタ操作(仮想のマウス操作)とを併用する際に、手の場所をキーボードとポインタ操作を行う箇所とに変更するだけで上記両操作を切り替えることができ、操作性の向上を図ることができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、情報処理機器のポインタ移動やウィンドウ選択等の際に用いるポインティング装置およびポインタ操作方法に関する。
情報処理機器、例えばコンピュータ等において、ポインタ移動やウィンドウ選択を行なう場合にはマウスがよく使用される。通常のマウスには、多種多様な形状や大きさの商品が存在する。しかしながら、人によっては、馴染めるマウス形状に巡り合えず、マウス操作に不満を持ち続ける場合がある。
また、ノートPC(パソコン:Personal Computer)のユーザは、キーボード内あるいはキーボード下部等に設けられたポインティングデバイスを使うことによって、デスクトップPC利用時のごとくマウス動作に必要な空間を用意する必要がない。しかしながら、その反面、上記ポインティングデバイスに馴染めない場合もある。
さらには、ノートPCに接続したマウスを使用する場合においても、デスクトップPC利用時に比較すると小型のマウスが使われる場合が多いため、ユーザによっては馴染めない場合がある。
このような上記マウスや上記ポインティングデバイス等の不満を解消するために、ポインティング装置の移動量を加速度センサからの加速度信号によって検知する方法や、3軸加速度センサおよび角速度センサによって手の甲の動きや指の曲がりの方向や角度を検出して指によるボタン入力操作を検知する方法がある。
しかしながら、前者の場合には、上記ポインティング装置の物理的な形状が存在するため、人によっては手の大きさやマウスを持った際の感触は様々であり、上記ポインティング装置の形状が手に馴染まない人にとっては、手に馴染まないという課題は解決されていない。また、後者の場合には、手や指の動きを詳細に把握すべく加速度センサと角速度センサとを手に取り付ける必要があり、マウス動作だけを目的とすればセンサ個数が多すぎてコストが高くなるという問題がある。
また、他の方法として、特開2011‐170585号公報(特許文献1)に開示されたポインティングデバイスがある。
このポインティングデバイスにおいては、右手の手首付近に装着した本体部のボタンを操作することによって右手の移動量を検出し、カーソルの移動量として情報処理装置に無線送信する。また、右手において、リング状の第1クリック操作部が装着された中指とリング状の第2クリック操作部が装着された人差し指との間を閉じて、人差し指を中指に対して相対的に下側に押し下げる。こうして、上記第2クリック操作部の第2接続部に固定されたスライドプレートを、第1クリック操作部の第1接続部によって上側にスライドさせると、左クリックのオン信号を情報処理装置に無線送信する。同様に、人差し指を中指に対して相対的に上側に押し下げて、上記スライドプレートを下側にスライドさせると、右クリックのオン信号を情報処理装置に無線送信するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のポインティングデバイスでは、以下のような問題がある。
すなわち、マウスのクリック操作と同等の操作を実現するためには、上記第1,第2クリック操作部が装着された2本の指(例えば、人差し指と中指)を密着したままでクリック操作を行なう必要がある。その場合には、キーボード操作中において、入力する文字列の内容(例えば、人名「Jim」を入力する際に「j」に続いて「i」のキーを押し圧する場合)によっては、人差し指と中指とが擦れる可能性が高くなり、キーボード操作と意図しないマウスのクリック操作とが同時に行われる場合があり得るという問題がある。
さらに、右手の移動によるカーソル移動を有効/無効に切換える手段として、上記第2クリック操作部の下面に設けられたポタンの操作が必要となっている。従来のパソコン操作においては、キーボード操作とマウス操作とを切り替える場合は、手を置く場所をキーボードとマウスとに変更することで行われている。そのため、キーボード操作とマウス操作とを併用する場合にマウス動作を有効/無効に切換えるためのボタン操作が増えることは、操作性が低下するという新たな問題が発生する。
そこで、この発明の課題は、キーボード操作と併用する場合の操作性を向上できるポインティング装置およびポインタ操作方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のポインティング装置は、
操作者の単数あるいは複数の指に装着されると共に、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサと、
上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部と、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置されて、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第2のセンサと、
上記ポインタ操作情報生成部から送信された上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報を有効と判定して上記情報処理機器に送出するポインタ操作情報有効無効判定部と
を備えたことを特徴としている。
操作者の単数あるいは複数の指に装着されると共に、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサと、
上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部と、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置されて、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第2のセンサと、
上記ポインタ操作情報生成部から送信された上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報を有効と判定して上記情報処理機器に送出するポインタ操作情報有効無効判定部と
を備えたことを特徴としている。
また、この発明のポインタ操作方法は、
操作者の単数あるいは複数の指に装着された第1のセンサによって、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のステップと、
ポインタ操作情報生成部によって、上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きであるか否かを判別し、上記特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信する第2のステップと、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置された第2のセンサによって、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第3のステップと、
ポインタ操作情報有効無効判定部によって、上記ポインタ操作情報生成部から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知しているか否かを判別し、上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報は有効である判定して上記情報処理機器に送出する第4のステップと
を備えたことを特徴としている。
操作者の単数あるいは複数の指に装着された第1のセンサによって、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のステップと、
ポインタ操作情報生成部によって、上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きであるか否かを判別し、上記特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信する第2のステップと、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置された第2のセンサによって、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第3のステップと、
ポインタ操作情報有効無効判定部によって、上記ポインタ操作情報生成部から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知しているか否かを判別し、上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報は有効である判定して上記情報処理機器に送出する第4のステップと
を備えたことを特徴としている。
以上より明らかなように、この発明によれば、上記情報処理機器では、上記ポインタ操作情報生成部で生成された上記ポインタ操作情報に従って、実際に物理的なマウスを接続して表示されたポインタを操作する場合と同様な操作を行うことができる。その結果、物理的なマウスを使用する必要がなく、マウスが手に馴染まないという問題を解消することができる。
さらに、上記第1のセンサを装着した上記操作者の手を検知する上記第2のセンサを、操作者がポインタ操作を行う箇所に設置している。したがって、キーボード操作とポインタ操作(仮想のマウス操作)とを併用する際に、キーボード操作とポインタ操作とを切り替える場合は、従来のパソコン操作と同様に、手を置く場所をキーボードとポインタ操作を行う箇所とに変更するだけでよい。そのため、操作者による特定スイッチの押下等の操作を必要とはせず、ポインタ操作(仮想のマウス操作)をキーボード操作と併用する場合の操作性の向上を図ることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。以下の説明においては、同一の部品には同一の符号を付しており、それらの名称および機能も同じである。したがって、それら同一の部品については詳細な説明を繰り返さない。
また、以下に開示する実施の形態は総ての点で例示であって制限的なものではない。この発明の権利範囲は実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での総ての変更を含むものである。
図1は、本実施の形態のポインティング装置における機能的構成の概略を示す機能ブロック図である。本ポインティング装置は、本体ユニット1と、第1のセンサ2と、PCユニット3と、第2のセンサ4とで、概略構成されている。
ここで、本ポインティング装置は、仮想のマウスを想定したものである。そこで、以下の説明では、本体ユニット1および第1のセンサ2によるポインティング操作をマウス操作、本体ユニット1および第1のセンサ2の動作をマウス動作、本体ユニット1および第1のセンサ2の移動をマウス移動等という場合もある。
上記本体ユニット1は、図3および図4に示すように、平たい円筒形状の容器を有し、右手(左利きの場合には左手)の甲の手首付近に装着される。本体ユニット1には、CPU(中央演算処理装置)1aと、CPU1aによる演算処理結果等をPCユニット3に無線送信する無線処理部1bと、CPU1aに電力を供給する電池部1cと、CPU1aの電源をオンオフする電源スイッチ1dとが内蔵されている。
上記第1のセンサ2は、右手(左利きの場合には左手)の人差し指に装着される第1センサ・リング2aと、中指に装着される第2センサ・リング2bとを含んでいる。そして、第1,第2センサ・リング2a,2bには、鉛直方向と水平方向との加速度を検知する加速度センサが搭載されており、検出した加速度値を上記検出信号として本体ユニット1のCPU1aに送出する。
上記PCユニット3は、上記情報処理機器の一例としてのPC5と、USB(Universal Serial Bus)6で接続されている。そして、CPU3aと、本体ユニット1の無線処理部1bから通信経路7を介して送信されてくる情報を受信する無線処理部3bと、第2のセンサ4からの情報を処理するセンサ処理部3cと、CPU3aによる判断結果等をPC5にUSB6を介して送信するUSB処理部3dを含んでいる。
上記第2のセンサ4は、仮想のマウス操作のエリアに配置されて、第1のセンサ2を装着した手の有無を検知して検知信号をPCユニット3のセンサ処理部3cに送出する。ここで、上記仮想のマウス操作は、上記PC5に表示されるポインタ(カーソル)を操作するポインタ操作の一例である。
以下、各部について、順次詳細に説明する。
上記第1のセンサ2は、ユーザの手の動きを検知するためのものであり、二本の指(人差し指と中指)に装着することを想定して、図2のように、指輪に似た形状を有する2つのセンサ・リングで構成されている。そして、図2(a)に示すように、人差し指用の第1センサ・リング2aには、仮想のクリック動作に関する指の動きを検知するため、鉛直方向の加速度を検出する加速度センサ8が搭載されている。これに対し、中指用の第2センサ・リング2bには、上記クリック動作に関する指の動きを検知するための鉛直方向の加速度センサ9と、水平方向の仮想のマウス操作に関する指の動きを検知するために水平方向の加速度を検知する二つの加速度センサ10a,10bとが搭載されている。尚、第1,第2センサ・リング2a,2bにおける指の挿入部は、単なるリング状であり、色々な指の大きさに柔軟に対応できるようにフリーサイズの指輪の構造を有している。
ここで、本実施の形態においては、上記本体ユニット1および第1のセンサ2の手への装着性能を高めるために、図3および図4に示すように、人差し指および中指の第2関節までと手の平と甲とを包み込む薄い手袋状の本体カバー11を用いる。すなわち、本体カバー11における人差し指の基節(第2関節と指の付け根との間)の部分の内側に第1センサ・リング2aを取り付け、中指の上記基節の部分の内側に第2センサ・リング2bを取り付ける。さらに、本体カバー11における甲の手首付近の外側に本体ユニット1を取り付けている。
ユーザの指に装着される上記第1,第2センサ・リング2a,2bは、本体ユニット1とケーブル2c,2dで接続されているだけである。そのため、指に装着したままで固定等を行なわずに使用し続けると、第1,第2センサ・リング2a,2bが回転すること等によって、必ずしも正しい位置に存在しなくなる。そこで、上述のように、手袋状の本体カバー11に第1,第2センサ・リング2a,2bおよび本体ユニット1を取り付けることによって、手に本体カバー11を填めた場合に、第1,第2センサ・リング2a,2bおよび本体ユニット1を手の所定の位置に、容易に且つ正しく装着することができるのである。
上記本体ユニット1においては、CPU1aによって、第1センサ・リング2aの鉛直方向の加速度センサ8と、第2センサ・リング2bの鉛直方向の加速度センサ9および水平方向の加速度センサ10a,10bとから送出されてくる加速度値を積分し、第1,第2センサ・リング2a,2bの変位量を得る。そして、上記変位量として得られた情報が、マウスのクリック操作とマウス移動操作に相当する情報であるか否かを判定した上で、上記ポインタ操作情報の一例であるマウス動作情報を生成する。こうして生成されたマウス動作情報は、無線処理部1bによって、PCユニット3へ送信される。
すなわち、本実施の形態においては、上記本体ユニット1によって、上記ポインタ操作情報生成部を構成しているのである。
図5は、上記第2のセンサ4の配置状態を示す。図5に示すように、上記PCユニット3はUSB6でPC5と接続されている。そして、PCユニット3に接続された第2のセンサ4は、PC5に接続されたキーボード12の右側(左利きの場合は左側)に配置されている。このように、第2のセンサ4は、仮想のマウス操作を行うエリアに配置されるのである。尚、第2のセンサ4としては、例えば近接センサ等が用いられる。
こうすることにより、本ポインティング装置をキーボード12と併用する場合に、仮想のマウス操作を行うために、第1のセンサ2を装着した手をシート状の第2のセンサ4上に位置させたり第2のセンサ4に近接させたりすると、第2のセンサ4から第1のセンサ2を装着した手の検知信号がPCユニット3のセンサ処理部3cに送出される。一方、キーボード12を操作するために、第1のセンサ2を装着した手を第2のセンサ4の検知外へ移動させると、PCユニット3のセンサ処理部3cへの検知信号の送出が停止される。
そして、上記PCユニット3のセンサ処理部3cによって、第2のセンサ4からの上記検知信号の有無に基づいて、検知信号有無情報を出力する。そうすると、PCユニット3のCPU3aは、センサ処理部3cからの上記検知信号有無情報に基づいて、本体ユニット1の無線処理部1bから送信されてくる上記マウス動作情報の有効/無効と上記マウス動作情報のPC5への送信の可/不可等を判断するのである。このように、第1のセンサ2を装着した手が第2のセンサ4の検知外にある場合には、自動的にマウス動作を禁止するのである。
すなわち、本実施の形態においては、上記PCユニット3によって、上記ポインタ操作情報有効無効判定部を構成しているのである。
上記PC5は、上記PCユニット3のUSB処理部3dからUSB6を介して送信されてくる上記マウス動作情報を受信するUSB処理部5aと、上記マウス動作情報に従って画面上のポインタ(カーソル)に対する移動やクリックを行うマウスドライバ5bと、マウスドライバ5bによって移動されるポインタを含む画面を表示する画面表示部5cとを含んでいる。そして、本ポインティング装置によるポインタ移動操作やクリック操作がユーザに見えるような形で行われるのである。
図6は、上記本体ユニット1のCPU1aによって実行されるマウス動作情報(ポインタ操作情報)生成処理のフローチャートである。以下、図6のフローチャートに従って、マウス動作情報生成処理動作について説明する。ユーザが手に本体カバー11を填めることによって第1,第2センサ・リング2a,2bおよび本体ユニット1が装着され、本体ユニット1の電源スイッチ1dがオンされると、図6(a)に示すマウス動作情報生成処理動作のメインルーチンが開始される。
ステップS1で、上記本体ユニット1の電源スイッチ1d押下のイベント発生による割り込みが許可される。ステップS2で、上記第2センサ・リング2bにおける二つの水平方向の加速度センサ10a,10bからの加速度値A,Bが取得される。ステップS3で、取得された加速度値A,Bを積分することによって、第2センサ・リング2b(中指)の一方向への水平移動時の変位量(以下、単に水平方向の変位量と言う)が算出される。さらに、必要に応じて、算出値に加速度センサ10a,10bの傾き等に関する補正が行われる。
ステップS4で、上記ステップS3において算出された水平方向の変位量が、マウス移動操作に該当するか否かが判別される。その結果、マウス移動操作に該当する場合にはステップS6に進み、該当しなければステップS5に進む。尚、この判別は、例えば、表示画面の水平方向1ドットに相当する指の上記水平方向の変位量を閾値として設定し、この閾値との比較によって行われる。ステップS5で、水平方向の変位量は無い(つまり「0」)と判定される。そうした後、ステップS6に進む。
ステップS6で、上記第1センサ・リング2aにおける鉛直方向の加速度センサ8と、第2センサ・リング2bにおける鉛直方向の加速度センサ9とから、加速度値C,Dが取得される。ステップS7で、取得された加速度値C,Dを積分することによって、第1センサ・リング2aと第2センサ・リング2bとの鉛直方向の変位量が算出される。さらに、必要に応じて、算出値に加速度センサ10a,10b自体の傾きや指の移動方向の鉛直方向に対する傾き等に関する補正が行われる。
ステップS8で、上記ステップS7において算出された第1,第2センサ・リング2a,2bの鉛直方向の変位量の差が、クリック操作に該当するか否かが判別される。その結果、クリック操作に該当する場合にはステップS10に進み、該当しない場合にはステップS9に進む。尚、この判別は、例えば、マウス操作時に人差し指と中指との間が意図せずに無意識に鉛直方向に開く範囲の最大値を閾値として設定し、この閾値と上記差の値との比較によって行われる。
ステップS9で、上記ステップS5における判定結果に基づいて、水平方向の変位量は有るか否かが判別される。その結果、有る場合にはステップS10に進む。一方、無い場合には、マウス移動操作とクリック操作との何れもが無いと判定されて、ステップS2にリターンする。
ステップS10で、上記算出された水平方向の変位量とクリック操作の有無とで成るマウス動作情報が作成され、PCユニット3へ送信される。そうした後、ステップS2にリターンして、第2センサ・リング2bの水平方向の加速度センサ10a,10bからの次の加速度値A,Bの取得に移行する。
上述のようにして、上記第1のセンサ2による水平方向への移動動作とクリック動作との検知を繰り返している最中に、本体ユニット1の電源スイッチ1dの押下によって割り込みが発生すると、図6(b)に示す割り込みルーチンが実行される。
ステップS11で、上記本体ユニット1におけるCPU1aの電源がオフされる。こうして、マウス動作情報生成処理動作が終了される。
図7は、上記第1のセンサ2の水平方向への移動状態を示す。中指に装着された第2センサ・リング2bの移動前における加速度センサ10a,10bの中間位置を原点とし、第2センサ・リング2bが白抜き矢印13のように移動した場合に、加速度センサ10a,10bによって加速度値A,Bが検出される。
図8は、上記第1のセンサ2の鉛直方向への移動状態を示す。図8(a)に示すように人差し指に装着された第1センサ・リング2aと中指に装着された第2センサ・リング2bとの鉛直方向の位置が、図8(b)のように略同じである位置を基準位置とする。そして、第1センサ・リング2aの上記基準位置からの鉛直方向の変位量と、第2センサ・リング2bの上記基準位置からの鉛直方向の変位量とに基づいて、両変位量の差が求められる。その結果、図8(c)に示すように、第2センサ・リング2bの方が第1センサ・リング2aよりも下側に位置する場合には、右クリック操作であると判定される。これに対し、図8(d)に示すように、第1センサ・リング2aの方が第2センサ・リング2bよりも下側に位置する場合には、左クリック操作であると判定されるのである。
図9は、上記PCユニット3のCPU3aによって実行されるマウス動作情報(ポインタ操作情報)有効無効判定処理のフローチャートである。以下、図9のフローチャートに従って、マウス動作情報有効無効判定処理動作について説明する。PCユニット3がPC5に接続されると、マウス動作情報有効無効判定処理動作が開始される。
ステップS21で、上記無線処理部3bに対して、本体ユニット1からのマウス動作情報の受信の問い合わせが行われる。ステップS22で、上記ステップS21における問い合わせの結果、マウス動作情報を受信したか否かが判別される。その結果、受信している場合にはステップS23に進み、受信していない場合にはステップS27に進む。
ステップS23で、上記センサ処理部3cからの上記検知信号有無情報が取得される。ステップS24で、上記検知信号有無情報に基づいて、第2のセンサ4は第1のセンサ2を装着した手を検知したか否かが判別される。その結果、検知している場合にはステップS25に進み、検知していない場合にはステップS28に進む。
ステップS25で、上記本体ユニット1から送信されてくる上記マウス動作情報が、有効であると判定される。ステップS26で、上記マウス動作情報が、USB6を介して送信するための情報に変換される。そして、変換後の情報がUSB処理部3dに送出される。そうした後、ステップS21にリターンする。
ステップS27で、上記本体ユニット1からのマウス動作情報が無いと判定される。そうした後に、ステップS21にリターンする。
ステップS28で、上記第1のセンサ2を装着した手が第2のセンサ4の検知外にあるためにマウス操作ではなく、本体ユニット1から送信されてくる上記マウス動作情報が無効と判断されて破棄される。そうした後、ステップS21にリターンする。
上述したように、本実施の形態では、ポインティング装置を、本体ユニット1と、第1のセンサ2と、PCユニット3と、第2のセンサ4とで概略構成しており、仮想のマウスを想定している。そして、ユーザの指が、マウスのクリックボタンを押す動きを行なったのか、マウスを上記一方向に水平に動かしたのかを、検知するための第1センサ・リング2aが人差し指に装着される一方、第2センサ・リング2bが中指に装着される。
そして、上記本体ユニット1のCPU1aによって、第2センサ・リング2bで検出された水平方向の加速度値を解析することによって、仮想のマウスの水平方向への変位量が検出される。また、第1センサ・リング2aと第2センサ・リング2bとで検出された鉛直方向の加速度値を解析することによって、クリック操作が検知される。そして、上記マウスの水平方向への変位量とクリック操作の有無とでなる上記マウス動作情報を生成して、PC5に接続されたPCユニット3へ送信するようにしている。
したがって、上記PC5では、上記マウス動作情報に従って、実際に物理的なマウスを接続して動かす場合と同様な操作を行うことができる。その場合、物理的なマウスを使用する必要がないので、マウスが手に馴染まないという問題は発生することはない。
また、本実施の形態によれば、手に馴染むマウスを見出せないユーザにおいても、本体ユニット1と第1のセンサ2とを装着した手を、マウス形状に似た物体や任意の物体の中から選択したお気に入りの物体上に手を置くことによってお気に入りのマウスを得ることが可能になる。
また、上記クリック操作を行う場合には、単に人差し指を中指に対して相対的に鉛直方向に上下させればよい。したがって、キーボード操作中に人差し指と中指とが擦れてもキーボード操作とマウス操作とに支障は生じない。
さらに、上記PCユニット3に接続された近接センサ等で成る第2のセンサ4を、キーボード12の近くに配置している。このように、ユーザの手による仮想のマウス操作の有無を検知するための第2のセンサ4を、仮想のマウス操作を行うエリアに配置しているので、第2のセンサ4が第1のセンサ2を装着したユーザの手を検知している間は上記マウス動作情報をPC5に送信する一方、第2のセンサ4が上記ユーザの手を検知していない間は上記マウス動作情報をPC5に送信しないようにすることができる。
したがって、上記キーボード操作と仮想のマウス操作とを併用する際に、キーボード操作と仮想のマウス操作とを切り替える場合は、従来のパソコン操作と同様に手を置く場所をキーボードと仮想のマウス操作を行うエリアとに変更するだけでよく、ユーザによる特定スイッチの押下等の操作を必要とはしない。そのため、仮想のマウス操作とキーボード操作とを併用する場合の操作性の向上を図ることができる。
さらに、上記第1,第2センサ・リング2a,2bおよび本体ユニット1を、手袋状の本体カバー11に取り付けている。したがって、手に本体カバー11を填めるだけで、第1,第2センサ・リング2a,2bおよび本体ユニット1を手の所定の位置に、容易に且つ正しく装着することができる。
尚、本実施の形態においては、上記第1のセンサ2を、人差し指用の第1センサ・リング2aと中指用の第2センサ・リング2bとで構成している。しかしながら、この発明においては、センサ・リングを装着する指の本数は複数に限定されるものではなく、一本の指であっても差し支えない。但し、その場合には、一本の指に装着されたセンサ・リングに搭載された一つの鉛直方向の加速度センサからの加速度値に基づく鉛直への変位方向によって、右クリックと左クリックとを判定する必要がある。
また、上記第1のセンサ2を装着した手を第2のセンサ4の検知内や検知外へ移動させる場合には、画面表示部5cによって表示されているカーソル位置への影響を最小限に抑えるために鉛直方向へ移動させるのが望ましい。しかしながら、上記カーソル位置への影響を抑制する必要がない場合、あるいは、上記影響を抑制する必要性が低い場合には、その限りではない。
以上のごとく、この発明のポインティング装置は、
操作者の単数あるいは複数の指に装着されると共に、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサ2と、
上記第1のセンサ2からの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器5に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部1と、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置されて、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第2のセンサ4と、
上記ポインタ操作情報生成部1から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサ4からの検知信号に基づいて、上記第2のセンサ4が上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報を有効と判定して上記情報処理機器5に送出するポインタ操作情報有効無効判定部3と
を備えたことを特徴としている。
操作者の単数あるいは複数の指に装着されると共に、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサ2と、
上記第1のセンサ2からの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器5に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部1と、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置されて、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第2のセンサ4と、
上記ポインタ操作情報生成部1から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサ4からの検知信号に基づいて、上記第2のセンサ4が上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報を有効と判定して上記情報処理機器5に送出するポインタ操作情報有効無効判定部3と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記情報処理機器5では、上記ポインタ操作情報に従って、実際に物理的なマウスを接続して、表示されたポインタを操作する場合と同様な操作を行うことができる。その場合、物理的なマウスを使用する必要がないので、マウスが手に馴染まないという問題を解消することができる。
さらに、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知する上記第2のセンサ4を、上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置している。したがって、キーボード操作とポインタ操作(仮想のマウス操作)とを併用する際に、キーボード操作とポインタ操作とを切り替える場合は、従来のパソコン操作と同様に手を置く場所をキーボードとポインタ操作を行う箇所とに変更するだけでよい。そのため、操作者による特定スイッチの押下等の操作を必要とはせず、ポインタ操作(仮想のマウス操作)をキーボード操作と併用する場合の操作性の向上を図ることができる。
また、一実施の形態のポインティング装置では、
上記情報処理機器に表示されたポインタを操作するための特定の動きは、一方向への水平移動の動きと、鉛直方向への動きとである。
上記情報処理機器に表示されたポインタを操作するための特定の動きは、一方向への水平移動の動きと、鉛直方向への動きとである。
この実施の形態によれば、操作者は、実際に物理的なマウスを操作する場合と同様に、マウス移動に相当する一方向への水平移動の動きと、上記マウスのクリック動作に相当する鉛直方向への動きとを行えばよく、違和感なく仮想のマウス操作を行うことが可能になる。
また、一実施の形態のポインティング装置では、
上記ポインタ操作情報は、仮想のマウス操作における一方向への水平移動量を表す情報とクリック操作の有無を表す情報とを含んでいる。
上記ポインタ操作情報は、仮想のマウス操作における一方向への水平移動量を表す情報とクリック操作の有無を表す情報とを含んでいる。
この実施の形態によれば、上記情報処理機器5は、上記ポインタ操作情報に基づいて、実際に物理的なマウスが接続されている場合と同様の処理で、表示しているポインタを操作することが可能になる。
また、一実施の形態のポインティング装置では、
上記第2のセンサ4は、近接センサである。
上記第2のセンサ4は、近接センサである。
この実施の形態によれば、上記第2のセンサ4を近接センサで構成しているので、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を的確に検知することができる。
また、この発明のポインタ操作方法は、
操作者の単数あるいは複数の指に装着された第1のセンサ2によって、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のステップと、
ポインタ操作情報生成部1によって、上記第1のセンサ2からの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器5に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きであるか否かを判別し、上記特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信する第2のステップと、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置された第2のセンサ4によって、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第3のステップと、
ポインタ操作情報有効無効判定部3によって、上記ポインタ操作情報生成部1から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサ4からの検知信号に基づいて、上記第2のセンサ4が上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知しているか否かを判別し、上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報は有効である判定して上記情報処理機器5に送出する第4のステップと
を備えたことを特徴としている。
操作者の単数あるいは複数の指に装着された第1のセンサ2によって、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のステップと、
ポインタ操作情報生成部1によって、上記第1のセンサ2からの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器5に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きであるか否かを判別し、上記特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信する第2のステップと、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置された第2のセンサ4によって、上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第3のステップと、
ポインタ操作情報有効無効判定部3によって、上記ポインタ操作情報生成部1から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサ4からの検知信号に基づいて、上記第2のセンサ4が上記第1のセンサ2が装着された上記操作者の手を検知しているか否かを判別し、上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報は有効である判定して上記情報処理機器5に送出する第4のステップと
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記この発明のポインティング装置の場合と同様に、マウスが手に馴染まないという問題を解消することができる。さらに、キーボード操作とポインタ操作(仮想のマウス操作)とを併用する場合の操作性の向上を図ることができる。
1…本体ユニット、
1a,3a…CPU、
1b…無線処理部、
1c…電池部、
1d…電源スイッチ、
2…第1のセンサ、
2a…第1センサ・リング、
2b…第2センサ・リング、
2c,2d…ケーブル、
3…PCユニット、
3b…無線処理部、
3c…センサ処理部、
3d…USB処理部、
4…第2のセンサ、
5…PC、
5a…USB処理部、
5b…マウスドライバ、
5c…画面表示部、
6…USB、
7…通信経路、
8,9…鉛直方向の加速度センサ、
10a,10b…水平方向の加速度センサ、
11…本体カバー、
12…キーボード。
1a,3a…CPU、
1b…無線処理部、
1c…電池部、
1d…電源スイッチ、
2…第1のセンサ、
2a…第1センサ・リング、
2b…第2センサ・リング、
2c,2d…ケーブル、
3…PCユニット、
3b…無線処理部、
3c…センサ処理部、
3d…USB処理部、
4…第2のセンサ、
5…PC、
5a…USB処理部、
5b…マウスドライバ、
5c…画面表示部、
6…USB、
7…通信経路、
8,9…鉛直方向の加速度センサ、
10a,10b…水平方向の加速度センサ、
11…本体カバー、
12…キーボード。
Claims (5)
- 操作者の単数あるいは複数の指に装着されると共に、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のセンサと、
上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信するポインタ操作情報生成部と、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置されて、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第2のセンサと、
上記ポインタ操作情報生成部から送信された上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報を有効と判定して上記情報処理機器に送出するポインタ操作情報有効無効判定部と
を備えたことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1に記載のポインティング装置において、
上記情報処理機器に表示されたポインタを操作するための特定の動きは、一方向への水平移動の動きと、鉛直方向への動きとである
ことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1あるいは請求項2に記載のポインティング装置において、
上記ポインタ操作情報は、仮想のマウス操作における一方向への水平移動量を表す情報とクリック操作の有無を表す情報とを含む
ことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載のポインティング装置において、
上記第2のセンサは、近接センサである
ことを特徴とするポインティング装置。 - 操作者の単数あるいは複数の指に装着された第1のセンサによって、上記指の動きを検出して検出信号を出力する第1のステップと、
ポインタ操作情報生成部によって、上記第1のセンサからの検出信号に基づいて、上記指の動きが、情報処理機器に表示されたポインタを操作するための予め設定された特定の動きであるか否かを判別し、上記特定の動きである場合には、ポインタ操作情報を生成して送信する第2のステップと、
上記操作者がポインタ操作を行う箇所に設置された第2のセンサによって、上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知して、検知信号を出力する第3のステップと、
ポインタ操作情報有効無効判定部によって、上記ポインタ操作情報生成部から送信されてくる上記ポインタ操作情報を受信すると共に、上記第2のセンサからの検知信号に基づいて、上記第2のセンサが上記第1のセンサが装着された上記操作者の手を検知しているか否かを判別し、上記操作者の手を検知している場合には、上記受信した上記ポインタ操作情報は有効であると判定して上記情報処理機器に送出する第4のステップと
を備えたことを特徴とするポインタ操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033522A JP2014164428A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | ポインティング装置およびポインタ操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033522A JP2014164428A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | ポインティング装置およびポインタ操作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014164428A true JP2014164428A (ja) | 2014-09-08 |
Family
ID=51614993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013033522A Pending JP2014164428A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | ポインティング装置およびポインタ操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014164428A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016062274A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 株式会社東芝 | 認識装置、認識方法及び認識プログラム |
CN116523914A (zh) * | 2023-07-03 | 2023-08-01 | 智慧眼科技股份有限公司 | 一种动脉瘤分类识别装置、方法、设备、存储介质 |
-
2013
- 2013-02-22 JP JP2013033522A patent/JP2014164428A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016062274A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 株式会社東芝 | 認識装置、認識方法及び認識プログラム |
US9916015B2 (en) | 2014-09-17 | 2018-03-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Recognition device, recognition method, and non-transitory recording medium |
CN116523914A (zh) * | 2023-07-03 | 2023-08-01 | 智慧眼科技股份有限公司 | 一种动脉瘤分类识别装置、方法、设备、存储介质 |
CN116523914B (zh) * | 2023-07-03 | 2023-09-19 | 智慧眼科技股份有限公司 | 一种动脉瘤分类识别装置、方法、设备、存储介质 |
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