JP2014163412A - Lng貯蔵装置、及び船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬中における外部からの侵入熱や船体揺れに伴うLNGのBOG発生を抑制する。
【解決手段】船舶10に搭載される貯留タンク102内にLNGを充填させて貯留するLNG貯留装置100であって、貯留タンクの頂部側に設けられ、充填させたLNGの液表面130を集約してからLPGをLNG温度に冷却した過冷却LPGで当該液表面を覆って、LNGと過冷却LPGとの相互の圧力差を釣り合わせてLNGの液表面を過冷却LPGで覆う圧力バランス機構部110を備える。圧力バランス機構部は、貯留タンクの頂部側の内部に取り付けられ、過冷却LPGが投入される略筒形状の過冷却LPG投入部112と、パイプタワー104の頂部側に搭載され、過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部112aとクリアランス134を介して開口部を覆って過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部114と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、LNG( Liquefied Natural Gas )を貯蔵するLNG貯蔵装置、及び当該LNG貯蔵装置を備える船舶に関する。
近年、メタンを主成分とするLNG( Liquefied Natural Gas :液化天然ガス)は、石油代替エネルギー及びクリーン燃料として注目されており、コンバイドガスサイクル発電技術の向上及び地球温暖化対策の観点から利用が増大している。LNGは、LNG受入れ基地に設置されたLNGタンクから発電所やガス会社等の需要先に供給される。LNGタンクには、主として海外から輸送船によって運搬されたLNGが受け入れられ、−160℃前後の低温で貯蔵されている。
LNGタンク内では外部からの自然入熱等によって常時一部のLNGが気化し、ボイルオフガス(以下、「BOG」ともいう)が発生している。また、輸送船からLNGタンクにLNGを受け入れるとき、特に大量(通常時の2〜3倍程度)のBOGが発生し、無駄にLNGが消費されることになる。LNGの貯蔵タンク内におけるBOGの発生を効果的に抑制する従来技術として、特許文献1には、貯蔵タンク内へLNGを受け入れるとき、貯蔵タンク内の圧力を貯蔵圧力よりも45%〜65%高い受入圧力に一時的に高めるBOG抑制方法が開示されている。
特開2012−207681号公報
LNG運搬船やLNGを燃料として推進するLNG燃料船では、船内又は船上にLNGを貯蔵する設備として貯蔵タンクが設けられている。当該貯蔵タンクは、外部からの侵入熱によって貯蔵タンク内のLNGが蒸発してタンク上部にガス相(NG)が形成され、液相(LNG)との境界面が自由表面として存在している。この自由表面と船体動揺との連成によってLNG液体の大きな運動(スロッシング)が引き起こされ、LNGが大量に蒸発してガス相の圧力が急激に上昇する可能性がある。また、ガス相は、液表面層の一部の液体と飽和関係にあるため、蓄圧状態で船体動揺が小さい状況では、ガス相を経由する侵入熱が液表面に集中的に伝わり、液下層の大部分のLNGは冷温を保ったまま液表面のLNG蒸発が促進され、タンク圧力の上昇速度が高くなる可能性がある。
何れの状況でも、タンク圧力が上昇し続けると、図3に示すように、貯蔵タンク500の最上部に設けられる安全弁502が作動して無駄にガス(NG)を大気中に放出することとなる。また、天然ガスの主成分であるメタンガスは、温室効果ガスの一つであり、その大気放出は、環境に負荷を与えるため、必要最小限に留めるべきである。すなわち、LNGを積載した船舶では、外部からの侵入熱や船体動揺に伴うBOG発生を抑制するための対策が必要となる。前述の特許文献1に開示のBOG抑制方法では、外部から受け入れたLNGを貯蔵設備に投入する際におけるBOG発生を抑制できるものの、LNGタンクの設計圧力が低いLNG運搬船等では、LNG積載中における外部からの侵入熱や船体動揺に伴うBOG発生対策に課題が残る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、LNG積載中における外部からの侵入熱や船体動揺に伴うBOG発生を抑制することの可能な、新規かつ改良されたLNG貯蔵装置、及び当該LNG貯蔵装置を備える船舶を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、船舶に搭載される貯留タンク内にLNGを充填させて貯留するLNG貯留装置であって、前記貯留タンクの頂部側に設けられ、充填させた前記LNGの液表面にLPGをLNG温度に冷却した過冷却LPGで該液表面を覆って、前記LNGと前記過冷却LPGとの相互の圧力差を釣り合わせて、前記LNGの前記液表面を前記過冷却LPGで覆う圧力バランス機構部を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、圧力バランス機構部にて、プロパンを主成分とするLPGをLNG温度まで冷却した過冷却LPGでLNG液表面を覆うようにしたので、LNGの自由表面が無くなり、外部からの侵入熱や船体動揺等に伴うBOG発生を抑制できる。
このとき、本発明の一態様では、前記貯留タンクは、中央内部に鉛直方向に立設するパイプタワーを備える略球形のタンクであり、前記圧力バランス機構部は、前記貯留タンクの頂部側の内部に取り付けられ、前記過冷却LPGが投入される略筒形状の過冷却LPG投入部と、前記パイプタワーの頂部側に搭載され、前記過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部とクリアランスを介して前記開口部を覆って前記過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部と、を備え、前記LNGの液表面は、前記過冷却LPG投入部の外壁と前記過冷却LPG受皿部の内壁との間に、表面積が小さくなるように集約されることとしてもよい。
このようにすれば、過冷却LPG投入部の外壁と過冷却LPG受皿部の内壁との間において、LNGと過冷却LPGとの圧力バランスを取ってLNGの液表面を過冷却LPGで覆うことができる。
また、本発明の一態様では、前記貯留タンクは、略箱形のタンクであり、前記圧力バランス機構部は、前記貯留タンクの頂部側の外部に取り付けられ、前記過冷却LPGが投入される略箱形状の過冷却LPG投入部と、前記過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部とクリアランスを介して前記開口部を覆って前記過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部と、を備え、前記LNGの液表面は、前記過冷却LPG投入部の外壁と前記過冷却LPG受皿部の内壁との間に集約されることとしてもよい。
このようにすれば、過冷却LPG接触部でLNGと過冷却LPGとの圧力バランスを取ってLNGの液表面を過冷却LPGで覆うことができる。
また、本発明の他の態様は、上記の何れかに記載のLNG貯留装置を搭載することを特徴とする船舶である。
本発明の他の態様によれば、上記の何れかに記載のLNG貯留装置をLNG燃料船等の船舶に適用することによって、船舶における外部からの侵入熱や船体動揺等に伴うBOG発生を抑制できる。
以上説明したように本発明によれば、過冷却LPGでLNGの蒸発を抑制するので、運搬中における外部からの侵入熱や船体動揺に伴うLNGのBOG発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るLNG貯留装置を備えたLNG船の外観図である。 本発明の一実施形態に係るLNG貯留装置の概略構成図である。 従来のLNG貯留装置の概略構成図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態におけるLNG貯留装置を備えたLNG船の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るLNG貯留装置を備えたLNG船の外観図である。
図1に示すように、燃料としてのLNG液を運搬するLNG船10には、LNGを貯留するためのLNG貯留装置として、4基のLNGタンク100が備えられている。LNGタンク100は、LNG液が貯留される球形の貯留タンク102の中心内部にパイプタワー104が設けられる等しており、パイプタワー104内には、ポンプ等の各種装置や払い出し配管、積み込み配管などの配管類、温度検出装置などが設けられている。なお、図1に示すLNG船は、一実施形態のLNG船であり、LNGタンク100の数は、4基に限定されず、また、LNGタンク100の形状も球形のMOSS型に限定されず、箱形のタンクでも適用可能である。
次に、本発明の一実施形態に係るLNG貯留装置の構成について、図面を使用しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るLNG貯留装置の概略構成図である。
本実施形態に係るLNG貯留装置は、LNG運搬船やLNG燃料船等の船舶に搭載される貯留タンク内にLNGを充填させて積載するLNG貯留装置である。そして、積載中における外部からの侵入熱や船体動揺に伴うBOG発生を抑制させるために、プロパンを主成分とするLPGをLNG温度(例えば−160℃)まで冷やした過冷却LPG( Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス )でLNG液表面を覆って、LNGと過冷却LPGとの圧力バランスでLNG液表面を過冷却LPGで覆うことを特徴とする。
本実施形態のLNG貯留装置100は、図2に示すように、略球形の貯留タンク102と、貯留タンク102の中心内部に鉛直方向に立設するパイプタワー104と、貯留タンク102の頂部側に設けられる圧力バランス機構部110とを備える。
パイプタワー104は、貯留タンク102の中心内部に、貯留タンク102の上部から下部まで鉛直方向に延びるように設けられている。パイプタワー104の下端側には、貯留タンク102に連通する孔が設けられ、また、図示しないポンプ等の各種装置や配管類、温度検出装置などが収納されている。
また、パイプタワー104の内部には、貯留タンク102内にLNGを積み込むための荷役用パイプ108やポンプ等の各種装置、温度検出装置等が設けられている。荷役用パイプ108は、圧力バランス機構部110に備わる過冷却LPG受皿部114を貫通して設けられ、貯留タンク102の外部には、LNGの流量を調整する調整バルブ120が設けられている。
本実施形態では、パイプタワー104の頂部側に、LNG液表面を過冷却LPGで覆う圧力バランス機構部110が設けられていることを特徴とする。すなわち、圧力バランス機構部110でLNGの液表面をLNGの沸点の近傍温度である例えば−160℃に過冷却したLPGで覆って、LNGの自由表面を無くして、船体動揺等に伴うBOG発生を抑制するようにしている。換言すると、圧力バランス機構部110を貯留タンク102の頂部側に設けることによって、LNG液表面を過冷却LPGで覆って、LNGが貯留タンク内のガスと接触しないようにしつつ、過冷却LPGがLNG中に沈み込まないようにLNGと過冷却LPGとの相互の圧力差を釣り合わせて、LNG液表面を過冷却LPGで覆って、BOGの発生を抑制している。
本実施形態では、圧力バランス機構部110は、図2に示すように、過冷却LPG投入部112と、過冷却LPG受皿部114とを備える。
過冷却LPG投入部112は、貯留タンク102の頂部側の内部に取り付けられ、下端側が開口部112aとなっている略筒形状の部材であり、LPG供給管115を介して、過冷却LPGを投入する。LPG供給管115には、過冷却LPGの流量を調整するバルブ116が設けられている。また、過冷却LPG投入部112の頂部側には、ガスを排出するための配管、バルブ118が設けられている。
過冷却LPG受皿部114は、パイプタワー104の頂部側に搭載され、過冷却LPG投入部112の底部側に有する開口部112aとクリアランス134を介して、当該開口部112aを覆いながら、過冷却LPG投入部112から投入された過冷却LPGを受け入れる。過冷却LPG投入部112から投入された過冷却LPGは、過冷却LPG受皿部114で堰き止められて、過冷却LPG投入部112の外壁112aと過冷却LPG受皿部114の内壁114bとの間に流動する。
本実施形態では、上述したような圧力バランス機構部110を貯留タンク102の頂部側に設けることによって、貯留タンク102に一旦LNGを充填させた後、過冷却LPGを投入することによってLNGを押し出し、LNGを過冷却LPGで覆うものである。すなわち、LNGを一旦積み付け上限(例えば98.5%Vol.)まで積み込んでから、その後、圧力バランス機構部110を介して、過冷却LPGをLNG貯留装置の上から充填して、LNGを押し出して、LNGの液表面を過冷却LPGで覆うようにする。
換言すると、本実施形態では、LNG詰め込み完了後に、LNG液表面130に過冷却LPGを投入して、上部ガス相136と過冷却LPGが接する状態とする。このため、過冷却LPGの自由表面132は、存在するが、LNGの自由表面は、存在しない状態となる。また、上部ガス相136と飽和する液体がLPGとなり、LNGと飽和関係となるガスが存在しないようになる。そして、比重が0.4〜0.5のLNGより比重が大きい過冷却LPG(比重0.6〜0.7)で集約されたLNG液表面130を覆う状態を維持するために、パイプタワー104の頂部側に過冷却LPG受皿部114を設置している。
このように、貯蔵タンク102の頂部側に圧力バランス機構部110を設けることによって、過冷却LPG投入部112の外壁112aと過冷却LPG受皿部114の内壁114bとの間において、液表面が集約されたLNGと過冷却LPG投入部112から投入されたLPGで圧力バランスをとって、液表面130が過冷却LPGで覆われるようになる。すなわち、過冷却LPG投入部112から投入されたLPGと上部ガス相136との圧力の合計と、外壁112aと内壁114bとの間に集約されたLNG液表面130にかかるLNGの圧力との釣り合いが外壁112aと内壁114bとの間で取れるようになる。このため、LNGより比重が大きい過冷却LPGで集約されたLNG液表面130を覆う状態を維持することができる。
また、本実施形態では、LPGをLNG温度まで過冷却された状態にしてから投入して、圧力バランスを取って液表面130を覆うようにしている。このため、LNGの自由表面が存在しなくなるので、外部からの侵入熱や船体動揺によっても、BOGの発生を抑制できる。すなわち、ガス相からの侵入熱は、全てLPGの顕熱としてLPGに蓄熱されるようになり、LNG貯蔵中のLNG蒸発量を低減できる。
さらに、LNG液表面130を過冷却LPGで覆うことによって、上部ガス相136と接する液体の自由表面が過冷却LPGとなる。すなわち、LNG詰め込み完了後に、LNG液表面130に過冷却LPGを投入して、LNGの自由表面が無い状態とした上で、上部ガス相136とLPGが接する状態とした。このため、自由表面と船体動揺との連成により、LPG液体の大きな運動が生じても、そのエネルギーは、過冷却状態のLPGの顕熱として吸収されるので、LPGの飽和温度に達するまで、LPGガスが発生しない。
また、プロパンを主成分とするLPGの沸点は、大気圧下でも約―40〜50℃であり、−160℃のLNG温度まで過冷却されたLPGの蓄熱能力は、非常に大きく、LPGガスが発生するまでの時間を十分に長く確保できる。さらに、LPGガスが発生したとしても、そのLPGガスの主成分がプロパンなので、再液化装置の追設にて容易に再液化することも可能である。
なお、本実施形態では、船舶に搭載したLNG貯蔵装置にLNGをLNG生産基地等から積み込む際に、LNGを貯留タンクに充填させてから過冷却LPGを投入する。このようにすることによって、LNGをLNG生産基地等から積み込む際にLPGが気化しても、再液化して貯留タンクに容易に戻せるので、LNGの液表面を過冷却LPGで覆う作業を容易に行える。
また、本実施形態のLNG貯留装置100では、上層のLPGから下層のLNGへ伝熱することとなるが、その熱は、LNGの顕熱としてLNGに蓄積される。このため、LNG運搬船では、LNGの蓄熱が問題視されることがあるので、LNGの蓄熱を避けるには、別途対策が必要となる。これに対して、LNGを燃料として推進するLNG燃料船には、LNGの蓄熱が問題となることが少なく、また、LNGを燃料として推進する際に、LNGを昇温する必要があることから、LNGを燃料として推進するLNG燃料船に本実施形態のLNG貯留装置100を適用することが極めて有効である。
なお、上記のように本発明の一実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、LNG貯留装置の構成、動作も本発明の各実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した本発明の一実施形態では、球形タンクに本発明を適用しているが、メンブレン型の略箱形のタンク等の球形タンク以外にも、本発明のLNG貯留装置が適用可能である。略箱形のタンクに本発明を適用する場合には、圧力バランス機構部は、貯留タンクの頂部側の外部に取り付けられ、過冷却LPGが投入される略箱形状の過冷却LPG投入部と、当該過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部とクリアランスを介して開口部を覆って過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部と、を備える。そして、当該圧力バランス機構部は、LNGの液表面が過冷却LPG投入部の外壁と過冷却LPG受皿部の内壁との間に集約されるように構成される。
10 船舶
100 LNG貯留装置
102 貯留タンク
104 パイプタワー
106 パイプタワー支持部
108 荷役用パイプ
110 圧力バランス機構部
112 過冷却LPG投入部
112a 開口部
114 過冷却LPG受皿部
114a 外縁部
114b 内壁
115 LPG供給管
130 (LNGの)液表面
132 (LPGの)液表面
134 クリアランス

Claims (4)

  1. 船舶に搭載される貯留タンク内にLNGを充填させて貯留するLNG貯留装置であって、
    前記貯留タンクの頂部側に設けられ、充填させた前記LNGの液表面にLPGをLNG温度に冷却した過冷却LPGで該液表面を覆って、前記LNGと前記過冷却LPGとの相互の圧力差を釣り合わせて前記LNGの前記液表面を前記過冷却LPGで覆う圧力バランス機構部を備えることを特徴とするLNG貯留装置。
  2. 前記貯留タンクは、中央内部に鉛直方向に立設するパイプタワーを備える略球形のタンクであり、
    前記圧力バランス機構部は、
    前記貯留タンクの頂部側の内部に取り付けられ、前記過冷却LPGが投入される略筒形状の過冷却LPG投入部と、
    前記パイプタワーの頂部側に搭載され、前記過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部とクリアランスを介して前記開口部を覆って前記過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部と、を備え、
    前記LNGの液表面は、前記過冷却LPG投入部の外壁と前記過冷却LPG受皿部の内壁との間に、表面積が小さくなるように集約されることを特徴とする請求項1に記載のLNG貯留装置。
  3. 前記貯留タンクは、略箱形のタンクであり、
    前記圧力バランス機構部は、
    前記貯留タンクの頂部側の外部に取り付けられ、前記過冷却LPGが投入される略箱形状の過冷却LPG投入部と、
    前記過冷却LPG投入部の底部側に有する開口部とクリアランスを介して前記開口部を覆って前記過冷却LPGを受け入れる過冷却LPG受皿部と、を備え、
    前記LNGの液表面は、前記過冷却LPG投入部の外壁と前記過冷却LPG受皿部の内壁との間に集約されることを特徴とする請求項1に記載のLNG貯留装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のLNG貯留装置を搭載することを特徴とする船舶。
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