JP2014163337A - 可変容量形ベーンポンプ - Google Patents

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Akinobu Nagata
彰信 永田
Keishi Miura
恵史 三浦
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Abstract

【課題】吐出圧力がカットオフ圧力からフルカットオフ圧力に移行する際に、吐出圧力がフルカットオフ圧力よりに上昇するオーバランの発生を抑制し、このオーバランに起因するハンチングの発生を抑制し得る可変容量形ベーンポンプを提供する。
【解決手段】可動リング8をロータ6との偏心量増加方向へ付勢してフルカットオフ圧力を設定するばね10を設け、吐出圧力がカットオフ圧力になると、可動リング8がばね10のばね力に抗して偏心量を減少するよう移動して吐出量を減少し、吐出圧力がフルカットオフ圧力に達すると、可動リング8の偏心量がなくなり吐出量を略零とする可変容量形ベーンポンプにおいて、フルカットオフ圧力を設定するばね10は、たわみ量が増大する領域でたわみ量に対するばね力の増加割合を多くするばね特性を有する非線形ばねとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、可動リングを移動してロータとの偏心量を変化させ吐出量を増減する可変容量形ベーンポンプに関する。
この種の可変容量形ベーンポンプは、ポンプ本体内へ半径方向に多数のベーンを摺動自在に挿入したロータを回転自在に設け、ロータの外周を囲んで偏心移動自在に可動リングを配置し、ばねのばね力により可動リングを偏心量増加方向へ付勢している。可動リングが最大偏心位置にある状態でロータを回転すると、吸入ポートよりロータと可動リング間にベーンで仕切られて形成したポンプ室に吸入した流体を搬送して吐出ポートより吐出して最大吐出量が得られる。そして、吐出圧力がカットオフ圧力になると、可動リングの内周面に作用する吐出圧力による作用力がばねのばね力を上回り、可動リングが偏心量を減少するよう移動して吐出量を減少する。そして、吐出圧力がフルカットオフ圧力(設定圧力)に達すると、可動リングの偏心量がなくなり吐出量が略零となる。
実開平6−47687号公報
ところが、かかる従来の可変容量形ベーンポンプでは、図2に示す如き、吐出圧力がカットオフ圧力P1からフルカットオフ圧力Pに移行する際に、破線Aで示すように吐出圧力がフルカットオフ圧力Pより上昇してしまうオーバランが発生することがあった。そして、オーバランが発生すると、フルカットオフ圧力Pの近傍で吐出圧力が微小に振幅するハンチングが発生し易かった。
本発明の課題は、吐出圧力がカットオフ圧力からフルカットオフ圧力に移行する際に、吐出圧力がフルカットオフ圧力よりに上昇するオーバランの発生を抑制し、このオーバランに起因するハンチングの発生を抑制し得る可変容量形ベーンポンプを提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
ポンプ本体内へ半径方向に多数のベーンを摺動自在に挿入したロータを回転自在に設け、ロータの外周を囲んで可動リングを偏心移動自在に配置し、ロータと可動リング間にベーンで仕切られてロータの回転により容積変化して流体を吸入吐出作用するポンプ室を形成し、可動リングをロータとの偏心量増加方向へ付勢してフルカット圧力を設定するばねを設け、吐出圧力がカットオフ圧力を上回ると、可動リングがばねのばね力に抗して偏心量を減少するよう移動して吐出量を減少し、吐出圧力がフルカットオフ圧力に達すると、可動リングの偏心量がなくなり吐出量を略零とする可変容量形ベーンポンプにおいて、フルカットオフ圧力を設定するばねは、たわみ量が増大する領域でたわみ量に対するばね力の増加割合を多くするばね特性を有する非線形ばねとしたことを特徴とする可変容量形ベーンポンプがそれである。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、フルカットオフ圧力を設定するばねは、たわみ量が増大する領域でたわみ量に対するばね力の増加割合を多くするばね特性を有する非線形ばねとした。このため、吐出圧力がカットオフ圧力からフルカットオフ圧力に移行する際に、ばねはたわみ量が増大してばね力の増加割合が多くなるから、吐出圧力がフルカットオフ圧力より上昇するオーバランの発生を抑制し、このオーバランに起因するハンチングの発生を抑制することができる。
また、請求項1に記載の発明は、フルカットオフ圧力を設定するばねを非線形ばねとすることで、オーバランの発生を抑制し、ハンチングの発生を抑制する。このため、ばねの個数を増加したりすることなくでき、部品点数が増加して構成が複雑になることを良好に阻止できる。
本発明の一実施形態を示した可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 図1のポンプ及び従来のポンプのポンプ特性を示した吐出圧力―吐出量の特性図である。 図1の非線形ばねのばね特性を示したばね力―たわみ量の特性図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1はポンプ本体で、円筒孔2を穿設すると共に、円筒孔2に連接して円筒孔2の穿設方向と直交方向に収装孔3を穿設している。4は流体を吸入する吸入ポート、5は流体を吐出する吐出ポートで、それぞれ円筒孔2の底面に半径方向の対向位置へ円弧状に穿設している。6は円筒孔2に回転自在に収装したロータで、半径方向に多数のベーン7を摺動自在に挿入して設けている。8はロータ6の外周を囲んで円筒孔2に配置した可動リングで、図1の左右方向へロータ6に対して偏心移動自在に設けている。
9はロータ6と可動リング13との間にベーン7で仕切られて形成したポンプ室で、ロータ6の矢印B方向への回転により容積変化し、吸入ポート4から吸入した流体を搬送して吐出ポート5から吐出する。ポンプ室9は内部に発生する吐出圧力による作用力を可動リング8の内周面に、可動リング8をロータ6との偏心量減少方向(図1の左方向)へ移動するよう作用させる。10は図2にPで示すフルカットオフ圧力をばね力により設定するばねで、収装孔3に収装して一端部にホルダ11を装着し、ホルダ11を介して可動リング8の外周面に当接して可動リング8を偏心量増加方向(図1の右方向)へ付勢して設けている。ばね10は非線形ばねで、図3に示す如く、たわみ量が増大する領域Lでたわみ量に対するばね力の増加割合を多くする線Fで示すばね特性を有し、ピッチを不等間隔に設けている。12は収装孔3の開口を閉塞する蓋部材で、ポンプ本体1に固定している。13は蓋部材12に回動自在に螺合した調圧部材で、ばね受け部材14を介してばね10の他端部に当接し、回動操作で進退自在に設けている。調圧部材13は回動操作で進退し、ばね10を伸縮してばね力を変更し、フルカットオフ圧力Pを変更操作自在に設けている。15は調圧部材13に螺合したロックナット部材で、蓋部材12へ接離自在に設け、蓋部材12への当接で調圧部材13の回動操作を規制する。
16はポンプ本体1に螺合した案内ねじ部材で、可動リング8におけるホルダ11の当接個所と略直角方向の外周面に当接し、吐出ポート5の位置に対応して可動リング8の内周面に作用する吐出圧力による作用力の図1上方向分力を受け、可動リング8の図1左右方向への移動を案内するよう設けている。そして、案内ねじ部材16は回動操作により進退自在に設けて可動リング8の図1上下方向位置を調整自在に設けている。17は案内ねじ部材16に螺合したロックナット部材で、ポンプ本体1へ接離自在に設け、ポンプ本体1への当接で案内ねじ部材16の回動操作を規制する。18はポンプ本体1に螺合した吐出量調整部材で、ホルダ11との対向位置で可動リング8の外周面に当接し、可動リング8の最大偏心量を規制して最大吐出量を設定する。19は吐出量調整部材18に螺合したロックナット部材で、ポンプ本体1へ接離自在に設け、ポンプ本体1への当接で吐出量調整部材18の回動操作を規制する。
次にかかる構成の作動を説明する。
図1の状態は、可動リング8が最大偏心位置にあり、ロータ6を矢印B方向に回転すると、吸入ポート4よりポンプ室9に吸入した流体を吐出ポート5より吐出して最大吐出量が得られる。そして、可動リング8の内周面に図1の左方向へ作用する吐出圧力による作用力がばね10のばね力によるカットオフ圧力P1を上回ると、可動リング8はホルダ11を押圧しながら図1の左方向へ偏心量を減少しながら案内ねじ部材16で案内されて移動して吐出量を減少する。そして、吐出圧力がフルカットオフ圧力Pに達すると、可動リング8がロータ6と略同心位置になり吐出量が略零になる。また、吐出量が略零になり吐出圧力がフルカットオフ圧力Pより低下すると、可動リング8はばね10のばね力により押圧されて図1の右方向へ偏心量を増加しながら案内ねじ部材16で案内されて移動して吐出量を増加する。
かかる作動で、フルカットオフ圧力Pを設定するばね10は、図3に示す如く、たわみ量が増大する領域Lでたわみ量に対するばね力の増加割合を多くする線Fで示すばね特性を有する非線形ばねとした。このため、吐出圧力がカットオフ圧力P1からフルカットオフ圧力Pに移行する際に、ばね10はたわみ量が増大してばね力の増加割合が多くなるから、図2に実線Cで示す如く、吐出圧力がフルカットオフ圧力Pより上昇するオーバランの発生を抑制し、このオーバランに起因するハンチングの発生を抑制することができる。また、フルカットオフ圧力Pを設定するばね10を非線形ばねとすることで、オーバランの発生を抑制し、ハンチングの発生を抑制するため、ばねの個数を増加したりすることなくでき、部品点数が増加して構成が複雑になることを良好に阻止できる。
1:ポンプ本体
6:ロータ
7:ベーン
8:可動リング
9:ポンプ室
10:ばね
P:フルカットオフ圧力
P1:カットオフ圧力

Claims (1)

  1. ポンプ本体内へ半径方向に多数のベーンを摺動自在に挿入したロータを回転自在に設け、ロータの外周を囲んで可動リングを偏心移動自在に配置し、ロータと可動リング間にベーンで仕切られてロータの回転により容積変化して流体を吸入吐出作用するポンプ室を形成し、可動リングをロータとの偏心量増加方向へ付勢してフルカット圧力を設定するばねを設け、吐出圧力がカットオフ圧力を上回ると、可動リングがばねのばね力に抗して偏心量を減少するよう移動して吐出量を減少し、吐出圧力がフルカットオフ圧力に達すると、可動リングの偏心量がなくなり吐出量を略零とする可変容量形ベーンポンプにおいて、フルカットオフ圧力を設定するばねは、たわみ量が増大する領域でたわみ量に対するばね力の増加割合を多くするばね特性を有する非線形ばねとしたことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2552328A (en) * 2016-07-18 2018-01-24 Delphi Int Operations Luxembourg Sarl Transfer pump

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56154587U (ja) * 1980-04-21 1981-11-18
JPH02124287U (ja) * 1989-03-23 1990-10-12

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