JP2014160947A - メタマテリアル - Google Patents

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Abstract

【課題】 負の誘電率と負の透磁率を有するメタマテリアルを提供する。
【解決手段】 平行平板2を、金属製の細長い矩形状とされた第1平板10と、第1平板10に所定間隔を持って対面するよう配置された金属製の細長い矩形状とされた第2平板11から構成する。平行平板2に、複数の分割リングアレー20を一列にz軸に沿って配列するよう装荷する。平行平板2のカットオフ周波数より低い周波数において、負の透磁率を示すように分割リングアレー20を構成する分割リング共振器21を設計する。これにより、メタマテリアル1は、負の誘電率と負の透磁率が実現されてカットオフ周波数より低いTEモードの入射波が伝搬するようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、分割リング共振器を平行平板内に装荷したメタマテリアルに関する。
誘電率・透磁率がともに負の媒質に光が入射すると、負の屈折が起こることがベセラゴにより示され、透磁率および誘電率が負になる人工的な構造が提案された。この透磁率および誘電率が負になる人工的な構造は、原子より十分大きく光波長のスケールより小さい構造物の集合体からなり、メタマテリアルといわれている。負屈折媒質であるメタマテリアルを用いると、平面構造とされた完全レンズを作成することができる。完全レンズでは、回折限界を超えた微細なものまで観察することが可能であり、近接場(エバネッセント波)まで忠実に再現することができる。
メタマテリアルは、最近注目されているテラヘルツ電磁波用のレンズに適用することができる。テラヘルツ電磁波は、周波数が0.1〜10THz(波長が30μm〜3000μm)の電磁波とされており、波長が遠赤外〜ミリ波領域とほぼ一致し、「光」と「ミリ波」に挟まれた周波数領域に存在している。このため、テラヘルツ電磁波は、光と同様に高い空間分解能でものを見分ける能力と、ミリ波と同様の物質を透過する能力を併せ持っている。テラヘルツ波帯はこれまで未開拓電磁波であったが、この周波数帯の電磁波の特徴を生かした時間領域分光、イメージング及びトモグラフィーによる材料のキャラクタリゼーションへの応用などが検討されてきている。テラヘルツ電磁波の発生は、物質透過性と直進性を兼ね備えるためX線に替わる安全かつ革新的なイメージングや、数100Gbps級の超高速無線通信を可能とすることができる。
このようなメタマテリアルの一例としては、カットを持つ大小二つのリングを組合せた負の透磁率を示す分割リング共振器と、負の誘電率を示す金属ワイヤーとからなる単位セルをマトリクス状に並べたメタマテリアルが知られている(特許文献1参照)。この場合、大小二つのリングのカットの位置は、例えば逆の位置とされるがこれに限られるものではない。この単位セルを、勾配屈折率を有するように1つの軸に沿って配置するようにして負の屈折を実現することができる。
ところで、金属板を所定間隔離隔して平行に配置した金属平行平板においては、カットオフ周波数以下の周波数において負の誘電率を示すことが知られている。また、誘電体共振器は共振周波数の近傍において負の透磁率を示すことが知られている。そこで、非特許文献1に示すように、金属平行平板内に円板状の誘電体共振器を装荷して、金属平行平板により負の誘電率を、誘電体共振器により負の透磁率を実現する。これにより、円板状の誘電体共振器を装荷した金属平行平板では、所定の周波数において負の屈折が実現され、TEモードの電磁波が伝搬するようになる。
特開2011−254482号公報
IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL. 55, NO. 6, JUNE 2007 P.1280-1287 Tetsuya Ueda他2名著 「Demonstration of Negative Refraction in a Cutoff Parallel-Plate Waveguide Loaded With 2-D Square Lattice of Dielectric Resonators」
誘電体共振器が共振周波数において負の透磁率を示すように、分割リング共振器も共振周波数の近傍において負の透磁率を示す。そして、分割リング共振器と金属ワイヤーとからなる単位セルによりメタマテリアルを実現することは行われていた。しかしながら、分割リング共振器を金属ワイヤー以外のものと組み合わせることは行われていなかった。
そこで、本発明は、分割リング共振器を平行平板と組み合わせるようにしたメタマテリアルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、金属製の矩形状とされた第1の平板と、該第1の平板に所定間隔を持って対面するよう配置された金属製の矩形状とされた第2の平板からなる平行平板と、該平行平板内に列状に所定間隔で配置された複数の分割リングアレーとを備え、前記分割リングアレーは、第1カット部が形成された円形リング状の第1分割リングと、該第1分割リングより外径が小さくその内部にほぼ同心かつ同じ面内で配置され、第2カット部が形成されている円形リング状の第2分割リングとから構成されている分割リング共振器を、所定間隔で複数積層して構成されており、前記分割リング共振器の透磁率が負となる設計周波数が、前記平行平板のカットオフ周波数より低い周波数とされていることを最も主要な特徴としている。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記設計周波数の波長をλaとしたときに、前記第2分割リングの内側の半径が約0.047λa、前記第1分割リングと前記第2分割リングの間隔が約0.01λaとされていることを主要な特徴としている。
さらに、請求項3にかかる発明は、請求項1記載のメタマテリアルにおける前記分割リングアレーを行方向および列方向に所定間隔で、前記平行平板内に配置することにより単位レンズを構成し、該単位レンズを複数積層して構成されていることを主要な特徴としている。
さらにまた、請求項4にかかる発明は、請求項1記載のメタマテリアルにおける前記分割リングアレーを行方向および列方向に所定間隔で、前記平行平板内に配置することにより単位レンズを構成し、該単位レンズを複数積層することにより平面レンズを構成し、該平面レンズの一面に、誘電体を介して光伝導アンテナが形成されたアンテナ基板を配置して、該光伝導アンテナからの放射光が点光源とされて前記誘電体を介して前記平面レンズに入射され、前記平面レンズの他面から出射された光線が近接した焦点で集束するようにしたことを主要な特徴としている。
本発明によれば、分割リング共振器の透磁率が負となる設計周波数が、平行平板のカットオフ周波数より低い周波数とされていることから、設計周波数において負の誘電率を示す平行平板内に装荷した分割リング共振器により負の透磁率を実現することができ、分割リング共振器を平行平板内に装荷したメタマテリアルにより、負の屈折を実現することができ、TEモードの電磁波が伝搬するようになる。
また、請求項2にかかる発明によれば、設計周波数において負の誘電率を示す平行平板内に装荷した分割リング共振器により負の透磁率を実現することができる第1分割リングと第2分割リングの寸法を見出すことができた。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、本発明にかかるメタマテリアルにより負の屈折率の平面状のレンズを実現することができ、請求項4にかかる発明によれば、本発明にかかるメタマテリアルにより構成された負の屈折率の平面レンズを用いる近接場プローブを提供することができる。
本発明の実施例のメタマテリアルの構成を示す斜視図である。 本発明の実施例のメタマテリアルの構成を示す側面図である。 本発明の実施例のメタマテリアルにおける分割リング共振器の詳細構成を示す平面図である。 本発明にかかるメタマテリアルの各部の寸法の一例を示す図表である。 本発明にかかるメタマテリアルの伝搬特性を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルの反射係数と透過係数の周波数特性を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルの反射係数と透過係数の周波数特性を周波数軸を拡大して示す図である。 分割リング共振器を装荷していない平行平板の伝搬特性を示す図である。 分割リング共振器を装荷していない平行平板の反射係数と透過係数の周波数特性を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルの誘電率の周波数特性を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルの分割リング共振器の単体の構成を示す斜視図および平面図である。 本発明にかかるメタマテリアルの分割リング共振器の各部の寸法を示す図表、分割リング共振器の単体の反射係数と透過係数の周波数特性を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルを適用したレンズの負の屈折特性を検証するための構成を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルを適用したレンズの構成を示す正面図および分割リングアレーの配置を示す上面図である。 本発明にかかるメタマテリアルを適用したレンズの伝搬特性を示す図である。 屈折角に対する屈折率を示す図表である。 本発明にかかるメタマテリアルを適用した近接場プローブの構成を示す図である。 本発明にかかるメタマテリアルを適用した近接場プローブにおける平面レンズの構成を示す側面図および分割リングアレーの配置を示す上面図である。
本発明の実施例であるメタマテリアルの構成を示す斜視図を図1に、その側面図を図2に示す。
これらの図に示す本発明にかかるメタマテリアル1は、図示するように断面矩形の周期境界壁12の上壁の面に配置された金属製の横に長い矩形状とされた第1平板10と、下壁の面に配置された金属製の横に長い矩形状とされた第2平板11とからなる平行平板2を備えている。第1平板10と第2平板11とは間隔(高さ)hをもって互いに対面して平行平板を構成しており、平行平板2によりウェーブガイドが構成されている。第1平板10と第2平板11との間には複数の分割リング共振器21を高さ方向に積層した分割リングアレー20が横方向に列状に配置されている。図示する例では、図2に破線で囲んで示すように分割リングアレー20は2つの分割リング共振器21を積層して構成され、この分割リングアレー20が軸方向に6個ほぼ等間隔で一列に配列されている。本発明にかかるメタマテリアル1では、図1に示すように横軸がz軸とされ、z軸に直交すると共に第1平板10および第2平板11の幅方向の軸がx軸とされ、z軸に直交すると共に平行平板2の高さ方向の軸がy軸とされている。この本発明にかかるメタマテリアル1に入射する電磁波、例えば、テラヘルツ電磁波は、その電界成分Eがx軸方向となり、その磁界成分Hがy軸方向となって、進行方向kはz軸方向とされている。
本発明にかかるメタマテリアル1において、第1平板10と第2平板11は同じ大きさとされており、図1に示すように、そのx軸方向である幅はb、z軸方向である長さはl(小文字のエル)、厚さはtとされており、平行平板2の高さ(第1平板10と第2平板11とのy軸方向の間隔)はhとされている。
なお、対面する上壁および下壁と、対面する左壁および右壁とで構成されている周期境界壁12は、導波路1本分に相当する構造を示しており、周期境界条件を加味できる周期境界壁12を、後述するように積層することによりテラヘルツ波帯に用いられるレンズ等を構成することができる。
本発明にかかるメタマテリアル1における分割リング共振器21の詳細構成を示す平面図を図3に示す。図3に示すように、分割リング共振器21は、カット部22aが形成された円形リング状の第1分割リング22と、第1分割リング22より外径が小さくその内部にほぼ同心かつ同じ面内で配置され、カット部22aの反対側にカット部23aが形成されている円形リング状の第2分割リング23とから構成されている。なお、分割リングアレー20は、複数の分割リング共振器21の中心軸を合わせてy軸方向に積層して構成されている。なお、カット部22aの反対側にカット部23aが形成されているが、カット部22aとカット部23aとの位置は反対側に限ることはなく、両カット部が所定の角度となる位置とすることができる。
この分割リング共振器21における第1分割リング22と第2分割リング23の幅はwとされ、第2分割リング23の内側の半径はr、第1分割リング22と第2分割リング23との間隔はsとされ、カット部22aとカット部23aの幅はgとされている。
次に、本発明にかかるメタマテリアル1の平行平板2は、長さl、横幅b、厚さtの金属製の第1平板10と、同寸法の金属製の第2平板11とを周期境界壁12の上壁の面と下壁の面に間隔(高さ)hをもって配置することにより構成されている。ここで、本発明にかかるメタマテリアル1をテラヘルツ波帯に適用する場合は、間隔(高さ)hは、例えば約151μmとされる。すると、平行平板2からなるウェーブガイドの真空中のカットオフ周波数fcは約0.993THzとなる。また、幅bは約74μmとされ、長さlは約464μmとされ、厚さtは約0.5μmとされる。
このような寸法とされた平行平板2において、電界成分Eが幅方向、磁界成分Hが高さ方向とされて長さ方向に進行するTEモードの入射波が入力された際に、平行平板2を長さ方向に伝搬して出力される透過波の透過係数S12と、反射する反射波の反射係数S11との周波数特性を示す図を図9に示す。図9を参照すると、カットオフ周波数fcより若干上の約1.03THzにおいて透過係数S12が約78%となって平行平板2をTEモードの入射波がほぼ透過するようになるが、0.5THzから約1.03THzまでの周波数および約1.03THzを超え1.1THzまでの周波数では、反射係数S11がほぼ100%となってほぼ全てが反射するようになる。
また、上記寸法とされた際の平行平板2の比誘電率εrの周波数特性を図10に示す。図10を参照すると、カットオフ周波数fcである約0.993THzにおいて比誘電率εrがほぼ0となり、カットオフ周波数fcを超える周波数では、平行平板2の比誘電率εrは正の比誘電率εrとなる。また、カットオフ周波数fcである約0.993THz以下の周波数では、平行平板2の比誘電率εrは負となり、周波数が低くなるにつれて急激に負の比誘電率εrの絶対値が大きくなる。このように、平行平板2ではカットオフ周波数fc以下の所定の周波数に応じた値の負の比誘電率εrを得ることができる。
次に、本発明にかかるメタマテリアル1の分割リングアレー20を構成する分割リング共振器21の単体の構成を示す斜視図および平面図を図11(a)(b)に示す。図11(a)は分割リング共振器21の単体の構成示す斜視図であり、図11(b)は分割リング共振器21の単体の構成を示す平面図である。
これらの図に示すように、分割リング共振器21は対面する上壁および下壁と、対面する左壁および右壁とで構成されている周期境界壁24内に配置されており、カット部22aが形成された円形リング状の第1分割リング22と、第1分割リング22より外径が小さくその内部にほぼ同心かつ同じ面内で形成され、カット部22aの反対側にカット部23aが形成されている円形リング状の第2分割リング23とから構成されている。このように構成された分割リング共振器21を囲む周期境界壁24の幅はa1、長さはb1、高さはh1とされる。また、分割リング共振器21における第2分割リング23の内径はr、第1分割リング22と第2分割リング23の幅はw、第1分割リング22と第2分割リング23との間隔はs、カット部22aとカット部23aの幅はgとされる。さらに、第1分割リング22と周期境界壁24における長さb1の縦の横壁との間隔がc1、第1分割リング22と周期境界壁24における幅a1の縦の前壁(後壁)との間隔がc2とされる。なお、カット部22aの反対側にカット部23aが形成されているが、カット部22aとカット部23aとの位置は反対側に限ることはなく、両カット部が所定の角度となる位置とすることができる。
分割リング共振器21をテラヘルツ波帯に適用する場合の寸法の一例を図12(a)に示す。図12(a)に示すように、第2分割リング23の内径rは約25μmとされ、第1分割リング22と第2分割リング23の幅wは約2μmとされ、第1分割リング22と第2分割リング23との間隔sは約5μmとされ、カット部22aとカット部23aの幅gは約3μmとされる。また、高さh1は約50.5μmとされ、間隔c1は約3μmとされ、間隔c2は約13μmとされ、幅a1は約74μmとされ、長さb1は約94μmとされる。これらの寸法は、分割リング共振器21が平行平板2のカットオフ周波数fcより低い約0.569THz(波長λaは約527μm)の設計周波数において負の透磁率を示す設計の寸法とされている。
このような寸法とされた分割リング共振器21において、図11(a)に示すように電界成分Eが幅方向、磁界成分Hが高さ方向とされ長さ方向に伝播するTEモードの入射波が入力された際に、分割リング共振器21を伝搬して出力される透過波の透過係数S12と、反射する反射波の反射係数S11との周波数特性を図12(b)に示す。図12(b)を参照すると、周波数が約0.2THzから約0.46THzまでは透過係数S21がほぼ100%とされているが、約0.46THzから約0.569THzの間では透過係数S21がほぼ100%から0%に急激に変化すると共に反射係数S11がほぼ0%から100%に急激に変化するようになる。そして、周波数が約0.569THzを超えると0.6thzにおいて透過係数S21が約30%となり、周波数が高くなるにつれて透過係数S21は上昇していき、約0.7THzにおいて透過係数S21は約50%を若干超えるようになり、1.0THzまでは約50%の透過係数S21となる。なお、反射係数S11は透過係数S21とは逆の特性になる。図11(a)を参酌すると、分割リング共振器21は、周波数が約0.569THzにおいて共振していることが分かる。
次に、本発明にかかるメタマテリアル1をテラヘルツ波帯に適用する場合の寸法の一例を図4に示し、この寸法とした場合の本発明に係るメタマテリアル1の伝搬特性を図5に示す。また、図4に示す寸法とした場合の本発明に係るメタマテリアル1の透過係数S21と反射係数S11の周波数特性を図6に、図6に示す周波数特性の一部の周波数軸を拡大して図7に示す。
図4に示す寸法は、本発明にかかるメタマテリアル1において、平行平板2のカットオフ周波数fcが約0.993THzになると共に、平行平板2のカットオフ周波数fcより低い約0.569THzの設計周波数fa(波長λaは約527μm)において、分割リング共振器21が負の透磁率を示すように設計された寸法である。すなわち、図4に示すように長さlは約464μm(約0.88λa)とされ、幅bは約74μm(約0.14λa)とされ、間隔hは約151μm(約0.286λa)とされ、厚さtは約0.5μm(約0.0009λa)とされる。また、分割リング共振器21における第2分割リング23の内径rは約25μm(約0.047λa)とされ、第1分割リング22と第2分割リング23の幅wは約2μm(約0.0038λa)とされ、第1分割リング22と第2分割リング23との間隔sは約5μm(約0.009λa)とされ、カット部22aとカット部23aの幅gは約3μm(約0.0057λa)とされる。なお、図4には示されていないが、分割リング共振器21を2つ積層した場合の分割リング共振器21間の高さh方向の間隔は約50μm(約0.095λa)とされ、分割リング共振器21を6つ配列した場合の分割リング共振器21間の長さl方向の間隔は約75μm〜約80μm(約0.14λa〜約0.15λa)となる。
このような寸法とされた本発明にかかるメタマテリアル1の伝搬特性を有限要素法電磁界シミュレータで解析した解析結果が図5に示されており、図5を参照すると、分割リングアレー20が第1平板10と第2平板11との間に配置されている領域である平行平板領域Gにおいては、TEモードの入射波が平行平板1内を伝搬して出力されていることが分かる。なお、図5の解析結果は入射波の周波数が約0.569THzとされ、図1,2に示すように分割リング共振器21を2つ積層した分割リングアレー20を6個、第1平板10と第2平板11との間であって長さ方向に一列に配列した場合の解析結果である。ここで、図1,2に示すメタマテリアル1において、第1平板10と第2平板11との間から分割リングアレー20を省略した場合の解析結果が図8に示されている。この場合の入射波の周波数は約0.569THzとされているが、図8を参照すると平行平板領域Gにおいて入射波はすぐに減衰して伝搬されないことが分かる。
また、上記寸法とされた本発明にかかるメタマテリアル1の0.55THz〜0.65THzの範囲における透過係数S21と反射係数S11の周波数特性が図6に、周波数軸を0.56THz〜0.58THzに拡大した透過係数S21と反射係数S11の周波数特性が図7に示されている。図6,7を参照すると、0.55THz〜約0.564THzまでは透過係数S21はほぼ0%(反射係数S11は、ほぼ100%)となっているが、0.564THzを超えると透過係数S21は急激に増大して約0.566THzにおいて約95%(反射係数S11は、約5%)の最大値となる。さらに、0.566THzを超えると透過係数S21は低減し約0.567THz〜約0.568THzにおいて透過係数S21は約30%(反射係数S11は、約70%)となる。そして、約0.568THzを超えると再び透過係数S21は急激に増大して約0.569THzにおいて約95%(反射係数S11は、約5%)の最大値となる。さらに、0.569THzを超えると透過係数S21は急激に低減していき約0.571THz〜約0.65THzにおいて透過係数S21はほぼ0%(反射係数S11は、ほぼ100%)となる。なお、反射係数S11は透過係数S21とは逆の特性になる。
図6,7に示すように図1,2に示す本発明にかかるメタマテリアル1においては、上記寸法とした際に約0.566THzおよび約0.569THzにおいてTEモードの入射波の電力の大部分が透過し、約0.566THzを超えて約0.569THzまではTEモードの入射波の電力が一部であるが透過するようになる。
このように、本発明にかかるメタマテリアル1において、カットオフ周波数fc(約0.993THz)より低い約0.569THzの周波数のTEモードの入射波が伝搬するのは、伝搬する周波数において負の誘電率を呈する平行平板2に、負の透磁率を呈する分割リング共振器21からなる分割リングアレー20が装荷されているからと考えられる。そして、分割リングアレー20を第1平板10と第2平板11との間から省略した場合には、平行平板2に負の透磁率を呈する分割リング共振器21からなる分割リングアレー20が装荷されないことから、図8に示すように入射波は伝搬されないのである。
なお、分割リングアレー20は分割リング共振器21を高さ方向に2つ積層して構成したが、積層する分割リング共振器21の数は2つに限ることはなく3つ以上積層するようにしてもよい。また、分割リングアレー20を6個、第1平板10と第2平板11との間であって長さ方向に一列に配列したとしたが、配列する分割リングアレー20の数は6個に限るものではなく、5個以下でもよいし7個以上としてもよい。
本発明にかかるメタマテリアル1をレンズに適用すると、負の屈折をするレンズとすることができる。このレンズは、例えば、テラヘルツ波帯のレンズとして使用することができ、本発明にかかるメタマテリアル1を適用したレンズが、負の屈折特性を呈することを検証するための構成を図13に示す。
図13において、本発明にかかるメタマテリアル1により構成されたレンズ33は、屈折率nが約2.4(比誘電率εrが約6)とされた誘電体32と、同様に屈折率nが約2.4(比誘電率εrが約6)とされた誘電体34との間に挟まれて配置されている。レンズ33は、誘電体32と接する境界面に対して、誘電体34と接する境界面が、約26.5度傾けられた斜面とされている。このレンズ33の構成を拡大して図14(a)(b)に示す。
図14(a)は、レンズ33の構成を示す正面図であり、図14(b)はレンズ33の最上部の平板を取り去った際の分割リングアレーの配列を示す上面図である。
これらの図に示すように、レンズ33は単位レンズ33aを複数積層して構成されており、それぞれの単位レンズ33aは、図1に示す周期境界壁12で囲まれているメタマテリアル1を基本として構成されている。すなわち、単位レンズ33aは、変形した矩形の第1平板41と第2平板42からなる平行平板40と、この平行平板40内に分割リングアレー43が平行平板40の面を埋め尽くすように相互に所定間隔で行方向および列方向に複数ずつ配列されている。なお、分割リングアレー43は図11に構成が示されている分割リング共振器21を所定の個数、例えば2つ高さ方向に積層して構成されている。この場合、第1平板41および第2平板42と同形状のゼノアフィルム等の低損失フィルム上に、フィルム面を埋め尽くすように相互に所定間隔で行方向および列方向に複数ずつ配列した分割リング共振器を印刷等により形成して、分割リング共振器が形成された低損失フィルムを第1平板41と第2平板42との間に所望の枚数だけ積層することにより、単位レンズ33aを構成することができる。なお、フィルムの厚さは分割リング共振器21間の高さh方向の設計上の間隔と略等しい厚さとされている。
図13に示すように導波管31を伝搬してきたテラヘルツ波帯等のTEモードの電磁波は、誘電体32に入射して誘電体32内を伝搬し、上記した構成のレンズ33との境界に達して、この境界において屈折してレンズ33内を伝搬していく。そして、レンズ33と誘電体34との斜面とされる境界に達すると、斜面の境界においても屈折して誘電体34に入射していく。屈折して入射した電磁波の光線が、斜面とされた上記境界の法線ベクトルより右側に位置する場合は正の屈折となり、斜面とされた上記境界の法線ベクトルより左側に位置する場合は負の屈折となる。
図13に示す構成の伝搬特性を有限要素法電磁界シミュレータで解析した解析結果が図15に示されており、図15を参照すると、導波管31から誘電体32に入射したTEモードの電磁波は、誘電体32内を伝搬していきレンズ33との境界に達して屈折し、レンズ33内を伝搬していく。そして、レンズ33と誘電体34との斜面とされる境界に達すると、斜面においても屈折して誘電体34に入射して伝搬していく。この時、屈折した電磁波の光線が法線ベクトルより左側に位置するようになり、その屈折角は約6度となる。このように、本発明にかかるメタマテリアル1により構成されたレンズ33は、負の屈折率を実現することができる。
なお、上記解析は、導波管31から入射する電磁波の周波数が約0.554THzとされ、第1平板41と第2平板42との間隔が、例えば約151μmとされて、平行平板40のカットオフ周波数が約0.993THzとされ、また、分割リングアレー43において、行方向および列方向に隣接する分割リングアレー43同士の中心間の間隔p1,p2は共に約74μmとされ、分割リングアレー43を構成する分割リング共振器における内側の分割リングの内径は約25μmとされ、外側の分割リングと内側の分割リングの幅は約2μmとされ、外側の分割リングと内側の分割リングとの間隔は約5μmとされ、2つの分割リングのカット部の幅は約3μmとされた寸法の場合の解析とされている。
図16に屈折角に対する屈折率を示す図表を示すが、屈折角(Refractive Angle)が約6度とされた際の屈折率(Refractive Index )nは、約−0.57の負の屈折率となる。なお、誘電体32および誘電体34の屈折率nは約+2.4となる。
本発明にかかるメタマテリアル1を適用した平面状のレンズでは、上記したように負の屈折率を得ることができ、この平面状のレンズを近接場プローブに適用した構成を図17(a)(b)に示す。
図17(a)は近接場プローブ50の構成を示す斜視図であり、図17(b)は近接場プローブ50の構成を示す上面図である。
これらの図に示すように、近接場プローブ50は、矩形の板状とされた絶縁性のアンテナ基板51aと、厚さAの板状の誘電体52と、断面が矩形の直方体状の平面レンズ53と、厚さBの断面が矩形の空気層54とから構成されている。ただし、図17(a)においてはアンテナ基板51aを省略して示している。ここで、誘電体52の屈折率をnsとすると、平面レンズ53の厚さは、A/ns+Bとなる。この近接場プローブ50において、アンテナ基板51aの一面に光伝導アンテナ51が形成されている。アンテナ基板51aの光伝導アンテナ51が形成されている面には誘電体52の一面が密着されており、誘電体52の他面には平面レンズ53の一面が密着している。この平面レンズ53は、本発明にかかるメタマテリアル1により構成されており、平面レンズ53の他面は空気層54に接している。
平面レンズ53は、外形形状は異なるものの図14(a)(b)に示すレンズ33と同様の構成とされており、平面レンズ53の構成を示す側面図を図18(a)に、平面レンズ53の最上部の平板を取り去った際の分割リングアレーの配列を示す上面図を図18(b)に示す。
これらの図に示すように、平面レンズ53は単位レンズ63aを複数積層して構成されており、それぞれの単位レンズ63aは、図1に示す周期境界壁12で囲まれているメタマテリアル1を基本として構成とされている。すなわち、単位レンズ63aは、幅より長さが短い矩形の第1平板61と第2平板62からなる平行平板60と、この平行平板60内に平行平板60の面を埋め尽くすように分割リングアレー63が、所定間隔で行方向および列方向に複数ずつ配列されている。なお、分割リングアレー63は図11に構成が示されている分割リング共振器21を所定の個数、例えば4つ高さ方向に積層して構成されている。この場合、第1平板61および第2平板62と同形状のゼノアフィルム等の低損失フィルム上に、フィルム面を埋め尽くすように相互に所定間隔で行方向および列方向に複数ずつ配列した分割リング共振器を印刷等により形成して、分割リング共振器が形成された低損失フィルムを第1平板61と第2平板62との間に所望の枚数だけ積層することにより、単位レンズ63aを構成することができる。なお、フィルムの厚さは分割リング共振器21間の高さh方向の設計上の間隔と略等しい厚さとされている。
アンテナ基板51aに形成された光伝導アンテナ51からは、例えば、テラヘルツ電磁波が放射される。その原理を説明すると、アンテナ基板51aの一面には光伝導膜が形成されており、この光伝導膜上に平行伝送線路が形成されている。この平行伝送線路のほぼ中央には、対向する2つのエレメントがそれぞれ形成されている。エレメント間の間隔は、例えば数μm程度とされる。このような構成において、平行伝送線路の間に直流のバイアス電圧を印加しておき、10-15秒程度のフェムト秒パルスレーザ光を対向するエレメントの部分に照射すると、レーザ光が照射された光伝導膜中に光導電効果により自由キャリアが生じ、この自由キャリアがバイアス電圧により加速されることにより、エレメントを介して平行伝送線路間にサブピコ秒(10-12秒)程度のパルス状の電流が流れる。このパルス状の電流によってエレメントが励振されて、テラヘルツ電磁波がエレメントから放射される。なお、対向する2つのエレメントはダイポールアンテナとして作用する。
近接場プローブ50において、光伝導アンテナ51から放射されたテラヘルツ電磁波は点光源50aとなり、点光源50aからの光線50cは、誘電体52内を伝搬していき、平面レンズ53との境界に達して、この境界において光線50cは負の屈折をして図示するように平面レンズ53内を伝搬していく。そして、平面レンズ53と空気層54との境界に達すると、その境界においても負の屈折をして図示するように空気層54中を伝搬していき、近接した短い距離bを伝搬した焦点において光線50cが集束して点像50bを結像する。この場合、近接場プローブ50の焦点距離bはナノスケールとなる。ここで、誘電体52の屈折率をnsとし、平面レンズ53の屈折率をnlとし、空気層54の屈折率をnaとすると、屈折率nsは、例えば約3.54とされ、屈折率nlは約−1とされ、屈折率naは1となる。なお、平面レンズ53の屈折率nlを、図14に示すレンズ33の屈折率である約−0.57としても、近接場プローブ50の焦点距離および平面レンズ53の厚さは異なるようになるものの上記と同様に近接した位置に結像する。また、空気層54は比誘電率がほぼ1の誘電体に置き換えることができる。
また、平面レンズ53の各部の寸法は、図14に示すレンズ33と同様の寸法とされる。すなわち、第1平板61と第2平板62との間隔が、例えば約151μmとされて、平行平板60のカットオフ周波数が約0.993THzとされ、また、分割リングアレー63において、行方向および列方向に隣接する分割リングアレー63同士の中心間の間隔p3,p4は共に約74μmとされ、分割リングアレー63を構成する分割リング共振器における内側の分割リングの内径は約25μmとされ、外側の分割リングと内側の分割リングの幅は約2μmとされ、外側の分割リングと内側の分割リングとの間隔は約5μmとされ、2つの分割リングのカット部の幅は約3μmとされている。
以上説明した本発明のメタマテリアル1では、第1平板10と第2平板11との間に一列の分割リングアレー20を配列するようにしたが、第1平板10と第2平板11との幅bを広げて複数列の分割リングアレー20を幅方向に配列するようにしてもよい。また、一列に配列する分割リングアレー20の個数を6個としたが、これに限るものではなく任意の個数とすることができると共に、分割リングアレー20において積層される分割リング共振器21の数も2つに限ることはなく所望の数とすることができる。
また、本発明にかかるメタマテリアルを適用した負の屈折率を呈する平面状のレンズは、テラヘルツ電磁波に適用されることに限らず、マイクロ波やミリ波のレンズとして用いることもできる。
1 メタマテリアル、2 平行平板、10 第1平板、11 第2平板、12 周期境界壁、20 分割リングアレー、21 分割リング共振器、22 第1分割リング、22a カット部、23 第2分割リング、23a カット部、24 周期境界壁、31 導波管、32 誘電体、33 レンズ、33a 単位レンズ、34 誘電体、40 平行平板、41 第1平板、42 第2平板、43 分割リングアレー、50 近接場プローブ、50a 点光源、50b 点像、50c 光線、51 光伝導アンテナ、51a アンテナ基板、52 誘電体、53 平面レンズ、54 空気層、60 平行平板、61 第1平板、62 第2平板、63 分割リングアレー、63a 単位レンズ

Claims (4)

  1. 金属製の矩形状とされた第1の平板と、該第1の平板に所定間隔を持って対面するよう配置された金属製の矩形状とされた第2の平板からなる平行平板と、
    該平行平板内に列状に所定間隔で配置された複数の分割リングアレーとを備え、
    前記分割リングアレーは、第1カット部が形成された円形リング状の第1分割リングと、該第1分割リングより外径が小さくその内部にほぼ同心かつ同じ面内で配置され、第2カット部が形成されている円形リング状の第2分割リングとから構成されている分割リング共振器を、所定間隔で複数積層して構成されており、前記分割リング共振器の透磁率が負となる設計周波数が、前記平行平板のカットオフ周波数より低い周波数とされていることを特徴とするメタマテリアル。
  2. 前記設計周波数の波長をλaとしたときに、前記第2分割リングの内側の半径が約0.047λa、前記第1分割リングと前記第2分割リングの間隔が約0.01λaとされていることを特徴とする請求項1記載のメタマテリアル。
  3. 請求項1記載のメタマテリアルにおける前記分割リングアレーを行方向および列方向に所定間隔で、前記平行平板内に配置することにより単位レンズを構成し、該単位レンズを複数積層して構成されていることを特徴とする平面状のレンズ。
  4. 請求項1記載のメタマテリアルにおける前記分割リングアレーを行方向および列方向に所定間隔で、前記平行平板内に配置することにより単位レンズを構成し、該単位レンズを複数積層することにより平面レンズを構成し、
    該平面レンズの一面に、誘電体を介して光伝導アンテナが形成されたアンテナ基板を配置して、該光伝導アンテナからの放射光が点光源とされて前記誘電体を介して前記平面レンズに入射され、前記平面レンズの他面から出射された光線が近接した焦点で集束するようにしたことを特徴とする近接場プローブ。
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