JP2014160921A - 基地局及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションにおいてアップリンク個別リソースを迅速に割り当てることである。
【解決手段】本発明の1つの態様は、無線リソースを用いてユーザ装置と通信する送受信部と、前記無線リソースを管理するリソース管理部と、所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する代替リソース割当部とを有する基地局に関する。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の1つの態様は、無線リソースを用いてユーザ装置と通信する送受信部と、前記無線リソースを管理するリソース管理部と、所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する代替リソース割当部とを有する基地局に関する。
【選択図】図5
Description
本発明は、無線通信技術に関し、より詳細には、キャリアアグリゲーションを利用した無線通信に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)の次世代の通信規格として、LTE−Advancedの標準化を進めている。LTE−Advancedシステムでは、LTEシステムとのバックワードコンパチビリティを確保しつつ、LTEシステムを上回るスループットを実現するため、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)技術が導入される。キャリアアグリゲーション技術では、LTEシステムによりサポートされている20MHzの最大帯域幅を有するLTEキャリア(コンポーネントキャリアとも呼ばれる)が基本コンポーネントとして利用され、これら複数のコンポーネントキャリアを同時に用いることによって、より広帯域な通信を実現することが図られている。
LTE−Advancedでは、従来の基地局により提供されるマクロセルと、より小さな地理的範囲をカバーするスモールセルとを混在して使用するスモールセルエンハンスメント(Small Cell Enhancement)が提案されている。典型的には、スモールセルは、ホットスポットなどのトラフィックが集中するエリアやマクロセルがカバーするのが困難な屋内エリアなどに配置され、当該エリアにおける通信を向上させるのに利用される。
このようなスモールセルエンハンスメントを利用したネットワークアーキテクチャにおいて、ユーザ装置(User Equipment:UE)が、マクロセルを提供するマクロ基地局(macro−eNB)とスモールセルを提供するスモール基地局(small−eNB)とを同時に用いて通信するサイト間キャリアアグリゲーション(Inter−site CA)又は基地局間キャリアアグリゲーション(Inter−eNB CA)の利用が検討されている。典型的なサイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションでは、マクロ基地局がアンカー基地局として機能し、ユーザ装置とのサイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションを実現するため、非アンカー基地局として機能するスモール基地局を管理する。
図1は、スモールセルエンハンスメントにおけるサイト間キャリアアグリゲーションの概略図である。図1に示されるように、スモールセルエンハンスメントにおけるサイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションでは、例えば、信頼性が必要とされる制御信号又はC−planeデータ(Signaling Radio Bearer:SRB)は、アンカー基地局として機能するマクロ基地局によってマクロセルを介しユーザ装置に通信され、広帯域通信が必要とされるデータ信号又はU−planeデータ(Data Radio Bearer:DRB)は、非アンカー基地局として機能するスモール基地局によってスモールセルを介しユーザ装置に通信される。
一方、LTEシステム及びLTE−Advancedシステムでは、基地局がユーザ装置に対してアップリンク個別リソースを割当て、割り当てたアップリンク個別リソースを用いてユーザ装置からリクエスト情報やフィードバック情報などの各種情報を取得することが規定されている。アップリンク個別リソースの具体例として、例えば、スケジューリングリクエスト(Scheduling Request)、PUCCH−CQI(Physical Uplink Control Channel−Channel Quality Indicator)及びSRS(Sounding Reference Signal)があげられる。
スケジューリングリクエストは、ユーザ装置内に送信すべきアップリンクデータが発生した際に、データ送信を許可するためのアップリンクグラント(UL grant)を基地局に対して要求するためのリソースである。PUCCH−CQIは、ダウンリンクの通信品質情報を基地局にフィードバックするためのリソースである。SRSは、アップリンクの通信品質情報を基地局に測定させるためのリソースである。
アップリンク個別リソースは、RRC(Radio Resource Control)レイヤの信号によってユーザ装置に割り当てられる。割り当てられたアップリンク個別リソースは、所定の解放契機が発生すると、ユーザ装置によって自律的に解放されることが規定されている。アップリンク個別リソースの解放契機として、例えば、RRCレイヤの信号による解放指示、TA(Time Alignment)タイマの満了、スケジューリングリクエストの再送超過、及び再接続手順の実行があげられる。
サイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションが設定される場合、RRCシグナリングを送受信する基地局は、基本的には1つの基地局(アンカー基地局)であることが想定される。これは、複数の基地局でRRCシグナリングを送受信する場合、ユーザ装置と各基地局との間でC−planeデータ又はSRBのためのベアラを設定する必要があり、ネットワークコンプレクシティの観点から望ましくないためである。
一方、各基地局により提供されるセルのリソースは、基本的には、当該基地局が管理することが想定される。これは、接続する全てのスモール基地局のリソースをマクロ基地局又はアンカー基地局が管理することは現実的でないためである。
従って、スモール基地局により提供されるセルのアップリンク個別リソースをユーザ装置に再割当てする際には(アップリンクデータ再開時など)、ユーザ装置、マクロ基地局及びスモール基地局との間で以下のようなアップリンク個別リソースの再割当手順が実行されることになる。
すなわち、以前に設定又は割り当てられていたスモールセルのアップリンク個別リソースが解放された後、何れかの理由によりユーザ装置に対してスモールセルのアップリンク個別リソースの再割当が必要になるとする。図2に示されるように、ステップS1において、当該スモールセルを提供するスモール基地局を管理するマクロ基地局は、ユーザ装置に対してアップリンク個別リソースを割り当てるためのリソース割当て要求を当該スモール基地局に送信する。
リソース割当て要求を受信すると、ステップS2において、スモール基地局は、ユーザ装置に対してアップリンク個別リソースを割当て、割り当てたアップリンク個別リソースを示すリソース割当て応答をマクロ基地局に送信する。
リソース割当て応答を受信すると、ステップS3において、マクロ基地局は、RRC Connection Reconfigurationをユーザ装置に送信する。
RRC Connection Reconfigurationを受信すると、ステップS4において、ユーザ装置は、通知されたスモール基地局のアップリンク個別リソースに基づきRRCコネクションの再構成処理を実行し、当該処理の完了後にRRC Connection Reconfiguration Completeをマクロ基地局に送信する。
RRC Connection Reconfiguration Completeを受信すると、ステップS5において、マクロ基地局は、割当て完了通知をスモール基地局に送信する。その後、ユーザ装置とスモール基地局との間で無線通信が確立され、ユーザ装置は、割り当てられたアップリンク個別リソースを利用することが可能になる。
3GPP TS 36.321 V11.1.0(2012−12)
このように割り当てられたアップリンク個別リソースが、上述した解放契機などによって解放されると、ユーザ装置に対して当該スモールセルのアップリンク個別リソースを再び割り当てる必要が生じた場合、上述したランダムアクセス手順を再実行する必要があり、スモール基地局とユーザ装置との間のユーザデータ又はU−planeの送受信遅延を生じさせることになる。
具体的には、スケジューリングリクエストが未割当ての場合、ユーザ装置は、スモール基地局にアップリンクグラントを要求する際、常に上述したランダムアクセス手順を実行する必要があり、アップリンクデータ送信の遅延が発生することになる。また、Periodic CQIが未割当ての場合、スモール基地局は、スモールセルのダウンリンクの通信品質を把握できないため、最適なリンクアダプテーションを実行することができなくなる。この場合、スモールセルは、何れか適当なMCS(Modulation and Coding Scheme)を選択するか、あるいは、最も安全と推測されるMCSを選択することになる。さらに、Periodic SRSが未割当ての場合、スモール基地局は、スモールセルのアップリンクの通信品質を把握できないため、最適なリンクアダプテーションを実行することができなくなる。
上記問題点に鑑み、本発明の1つの課題は、サイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションにおいてアップリンク個別リソースを迅速に割り当てるための技術を提供することである。
上記問題点に鑑み、本発明の1つの態様は、無線リソースを用いてユーザ装置と通信する送受信部と、前記無線リソースを管理するリソース管理部と、所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する代替リソース割当部とを有する基地局に関する。
本発明によると、サイト間又は基地局間キャリアアグリゲーションにおいてアップリンク個別リソースを迅速に割り当てることが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述する本発明の実施例を概略すると、所定の解放契機に応答して解放されたアップリンク個別リソースの再割当要求をアンカー基地局から受信すると、非アンカー基地局は、要求されたアップリンク個別リソースの割当てが完了するまで、要求されたアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースをユーザ装置に対して使用する。リソース割り当ての完了は、移動局から行われてもよいし、アンカー基地局から行われてもよいし、非アンカー基地局が自律で判定してもよい。例えば、非アンカー基地局が個別のリソースを割り当ててから所定期間が経過することや、移動局からの個別リソースを用いたアップリンク(UL)送信を受信したことでもよい。
スモールセルのアップリンク個別リソースが解放されている状態で、サイト間又は基地局間キャリアアグリゲーション(以降、基地局間キャリアアグリゲーションと呼ぶ)を再開するためには、マクロ基地局は、図2に示されるようなランダムアクセス手順を実行しなければならない。すなわち、図3に示されるように、ステップS11において、マクロ基地局は、ユーザ装置にアップリンク個別リソースを割り当てるためのリソース割当て要求をスモール基地局に送信する。リソース割当て要求を受信すると、ステップS12において、スモール基地局は、ユーザ装置に対してアップリンク個別リソースを割当て、割り当てたアップリンク個別リソースを示すリソース割当て応答をアンカー基地局に送信する。リソース割当て応答を受信すると、ステップS13において、アンカー基地局は、割り当てられたアップリンク個別リソースを示すRRC Connection Reconfigurationをユーザ装置に送信する。ここで、アンカー基地局はRRCを管理している基地局でもよいし、CN(Core Network)とのインターフェースが確立されている基地局でもよいし、CAにおけるプライマリセル(Primary Cell:PCell)を管理する基地局でもよい。RRC Connection Reconfigurationを受信すると、ステップS14において、ユーザ装置は、通知されたスモール基地局のアップリンク個別リソースに基づきRRCコネクションの再構成処理を実行し、当該処理の完了後にRRC Connection Reconfiguration Completeをマクロ基地局に送信する。RRC Connection Reconfiguration Completeを受信すると、ステップS15において、マクロ基地局は、割当て完了通知をスモール基地局に送信する。その後、ユーザ装置とスモール基地局との間で無線通信が確立され、ユーザ装置は、割り当てられたアップリンク個別リソースを利用することが可能になる。
後述される実施例では、S15においてアップリンク個別リソースの割当てが完了するまでの間は、スモール基地局は、アップリンク個別リソースに代用可能であって、ネットワーク側に随時利用可能とされている代替無線リソースをユーザ装置に対して使用する。これにより、アップリンク個別リソースの再割当処理の実行中も、スモール基地局は、代替無線リソースを用いてユーザ装置から各種フィードバック情報を受信することが可能になる。
ここで、代替無線リソースは、アップリンク個別リソースに代用可能であって、必要に応じてネットワーク側で随時利用可能な無線リソースである。例えば、所定の解放契機の発生に応答して解放されるPeriodic CQI(Channel Quality Indicator)、Periodic SRS(Sounding Reference Signal)及びスケジューリングリクエストの各アップリンク個別リソースに対して、Aperiodic CQI、Aperiodic SRS及びPeriodic grantが代替無線リソースとしてそれぞれ代用される。これらの代替無線リソースは、複数のユーザ装置によって共有され、フィードバック情報の取得などのため、あるユーザ装置に送信されることが必要になると、ネットワーク側で当該ユーザ装置を指定することによって使用されることが規定されている。
まず、図4を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図4は、本発明の一実施例による無線通信システムの概略図である。
図4に示されるように、無線通信システム10は、例えば、LTE−Advancedシステムなど、基地局間キャリアアグリゲーションを利用した無線通信をサポートする無線通信システムである。無線通信システム10は、ユーザ装置100、マクロ基地局200及びスモール基地局300を有する。
ユーザ装置100は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータなどの無線通信機能を備えた何れかの情報処理装置である。また、ユーザ装置100は、マクロ基地局200により提供されるマクロセルと、スモール基地局300により提供されるスモールセルとを同時に利用して通信する基地局間キャリアアグリゲーションをサポートしている。
マクロ基地局200は、ユーザ装置100と無線接続することによって、通信接続された上位局やサーバ(図示せず)から受信したダウンリンク(DL)データをユーザ装置100に送信すると共に、ユーザ装置100から受信したアップリンク(UL)データを上位局(図示せず)に送信する。また、マクロ基地局200は、基地局間キャリアアグリゲーションにおけるアンカー基地局として機能し、配下のスモール基地局により提供されるスモールセルをユーザ装置に対して設定する。基地局間キャリアアグリゲーションが適用される場合、例えば、マクロ基地局200は、ユーザ装置100との無線接続の信頼性を担保するため、主として制御信号又はC−planeデータをユーザ装置100とやりとりする。ここで、アンカー基地局は、RRCを管理している基地局でもよいし、CN(Core Network)とのインターフェースが確立されている基地局でもよいし、CAにおけるプライマリセル(Primary Cell:PCell)を管理する基地局でもよい。
スモール基地局300は、マクロ基地局200に管理される非アンカー基地局として機能し、ユーザ装置100に無線リソースを割り当てることを要求するリソース割当て要求をマクロ基地局200から受信することに応答して、ユーザ装置100にスモールセルの無線リソースを設定する。ユーザ装置100は、設定された無線リソースを用いてスモール基地局300と通信する。基地局間キャリアアグリゲーションが適用される場合、例えば、スモール基地局300は、ユーザ装置100への高スループットな通信を担保するため、主としてデータ信号又はU−planeデータをユーザ装置100とやりとりする。
次に、図5を参照して、本発明の一実施例によるスモール基地局の構成を説明する。スモール基地局300は、アンカー基地局として機能するマクロ基地局200の配下の基地局間キャリアアグリゲーションにおける非アンカー基地局として機能する。図5は、本発明の一実施例によるスモール基地局の構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、スモール基地局300は、送受信部310、リソース管理部320及び代替リソース割当部330を有する。
送受信部310は、無線リソースを用いてユーザ装置100と通信する。ユーザ装置100に基地局間キャリアアグリゲーションが適用されると、送受信部310は、ユーザ装置100に割り当てられた無線リソースを用いて、ユーザ装置100と各種信号及びチャネルをやりとりする。
リソース管理部320は、ユーザ装置100との通信に用いられる無線リソースを管理する。アンカー基地局として機能するマクロ基地局200から、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置100との通信を開始するためのリソース割当て要求を受信すると、リソース管理部320は、未割当ての無線リソースをユーザ装置100に割当て、割り当てた無線リソースを示すコンフィギュレーション情報を含むリソース割当て応答をマクロ基地局200に送信する。
リソース管理部320により管理される無線リソースとして、Periodic CQI、Periodic SRS、スケジューリングリクエストなど、所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースがあげられる。所定の解放契機としては、例えば、RRCレイヤの信号による解放指示、TA(Time Alignment)タイマの満了、スケジューリングリクエストの再送超過、及び再接続手順の実行があげられる。Periodic CQI、Periodic SRS及びスケジューリングリクエストは、上述した解放契機の発生に応答して解放されることが規定されている。上述したアップリンク個別リソースは、例えば、ユーザ装置100にフィードバック情報などの所定の情報を送信させるのに利用される。
上述したアップリンク個別リソースは、フィードバック情報などの制御情報を定期的及び/又は自律的に基地局に報告するため、ユーザ装置に個別に割り当てられたリソースである。他方、このような制御情報を基地局が非定期的に取得するための無線リソースもまた規定されている。例えば、上述したPeriodic CQI、Periodic SRS、スケジューリングリクエストに対応して、それぞれAperiodic CQI、Aperiodic SRS及びPeriodic grantの無線リソースが規定され、上述したアップリンク個別リソースのそれぞれに対して代用可能である。
例えば、Aperiodic CQIは、基地局からの要求に応じてユーザ装置100にダウンリンクの通信品質を測定させ、測定結果をスモール基地局300に報告させるためのリソースである。Aperiodic SRSは、基地局からの要求に応じてユーザ装置100にスモール基地局300にリファレンス信号を送信させ、リファレンス信号を受信したスモール基地局300がアップリンクの通信品質を測定するためのリソースである。Periodic grantは、ユーザ装置100にアップリンクデータの送信を定期的に許可するためのリソースである。アップリンク個別リソースに代用可能なこれらの代替無線リソースは、ユーザ装置に個別に割り当てられるアップリンク個別リソースと異なって、必要に応じてPUSCHまたはSRSリソースに随時割り当てられることが規定されている。代替無線リソースは、送受信部310からユーザ装置100に送信され、これに応答してユーザ装置100にフィードバック情報などの所定の情報を送信させるのに随時利用される。
例えば、このような代替無線リソースは、以下のようにアップリンク個別リソースに代用可能である。すなわち、Periodic CQIは、送受信部310がAperiodic CQIをユーザ装置100に定期的に送信することによって代用可能である。また、Periodic SRSは、送受信部310がAperiodic SRSをユーザ装置100に定期的に送信することによって代用可能である。さらに、スケジューリングリクエストは、送受信部310がアップリンクグラントをユーザ装置100に定期的に送信することによって、すなわち、Periodic grant、あるいはアップリンクグラントに対応する上りリソースによって代用可能である。
代替リソース割当部330は、所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースに代用可能な上述した代替無線リソースを使用する。一実施例では、代替リソース割当部330は、マクロ基地局200からアップリンク個別リソースの割当要求を受信すると、リソース管理部320が要求されたアップリンク個別リソースのユーザ装置100への割り当てが完了するまで、当該アップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する。
具体的には、Periodic CQIの割当要求を受信すると、リソース管理部320がマクロ基地局200との間で図2に示されるようにPeriodic CQIの割当てを完了するまで、代替リソース割当部330は、Aperiodic CQIをユーザ装置100に要求する(Periodic CQIの割当て時にはランダムアクセス手順が介されてもよい)。当該Aperiodic CQIをユーザ装置100に定期的に要求することによって、Periodic CQIと同様の効果を得ることができる。本要求は定期的に行われてもよい。リソース管理部320がPeriodic CQIの割当てを完了すると、代替リソース割当部330はAperiodic CQIの使用を停止し、以降はPeriodic CQIが使用される。
同様に、Periodic SRSの割当要求を受信すると、リソース管理部320がマクロ基地局200との間で図2に示されるようにPeriodic SRSの割当てを完了するまで、代替リソース割当部330は、Aperiodic SRSをユーザ装置100に要求する(Periodic SRSの割り当て時には、ランダムアクセス手順を伴ってもよい)。本要求は定期的に行われてもよい。当該Aperiodic SRSをユーザ装置100に定期的に送信することによって、Periodic SRSと同様の効果を得ることができる。リソース管理部320がPeriodic SRSの割当てを完了すると、代替リソース割当部330はAperiodic SRSの使用を停止し、以降はPeriodic SRSが使用される。
さらに、スケジューリングリクエストの割当要求を受信すると、リソース管理部320がマクロ基地局200との間で図2に示されるようにスケジューリングリクエストの割当てを完了するまで、代替リソース割当部330は、アップリンクグラントを定期的に送信する(スケジューリングリクエストの割当て時には、ランダムアクセス手順を伴ってもよい)。当該アップリンクグラントをユーザ装置100に定期的に送信することによって、スケジューリングリクエストと同様の効果を得ることができる。すなわち、アップリンクグラントを受信したユーザ装置100は、送信対象のデータを有するときは、これに応答して当該データを送信することが可能であり、送信対象のデータを有さないときは、データを送信しない(データがない旨を示すBuffer Status reportを送信する)ことになる。リソース管理部320がスケジューリングリクエストの割当てを完了すると、代替リソース割当部330はアップリンクグラントの使用を停止し、以降はスケジューリングリクエストが使用される。
なお、上述したリソース割当ての完了は、ユーザ装置100又はマクロ基地局200からの完了通知に応答して、代替リソース割当部330によって確認されてもよい。あるいは、代替リソース割当部330が、リソース割当ての完了を自律的に判定しもよい。例えば、リソース管理部320がアップリンク個別リソースを割り当ててから所定の期間が経過したこと、ユーザ装置100からアップリンク個別リソースを用いたアップリンク送信を送受信部310が受信したことに基づき、代替リソース割当部330は、リソース割当てが完了したと自律的に判定してもよい。
上述した実施例では、マクロ基地局200からアップリンク個別リソースの割当要求を受信すると、リソース管理部320は、要求されたアップリンク個別リソースの割当てを受けるため、当該アップリンク個別リソースの再割当処理を実行した。他の実施例では、マクロ基地局200からアップリンク個別リソースの割当要求を受信すると、リソース管理部320は、当該アップリンク個別リソースの再割当処理を実行することなく、代替リソース割当部330が、代替無線リソースを使用し続けてもよい。すなわち、代替リソース割当部330が代替無線リソースを定期的にユーザ装置100に送信することによって、要求されたアップリンク個別リソースを割り当てることと同様の効果を得ることが可能である。
さらなる他の実施例では、要求されたアップリンク個別リソースの種別に応じて、リソース管理部320に当該アップリンク個別リソースの再割当処理を選択的に実行させてもよい。すなわち、リソース管理部320に再割当処理を実行させる場合には、代替リソース割当部330は、再割当処理の完了後は代替無線リソースの使用を停止し、割り当てられたアップリンク個別リソースがユーザ装置100との通信に使用される。他方、リソース管理部320に再割当処理を実行させない場合には、代替リソース割当部330は、代替無線リソースを使用し続けるようにしてもよい。
また、Aperiodic CQIやAperiodic SRSの要求周期と、Periodic grantの送信周期とは、マクロ基地局200から指定されてもよい(本通知は、リソース割り当て要求を介して行われてもよい。)。
次に、図6を参照して、本発明の一実施例によるスモール基地局におけるアップリンク個別リソース管理処理を説明する。図6は、本発明の一実施例によるスモール基地局におけるアップリンク個別リソース管理処理を示すフロー図である。当該処理は、例えば、基地局間キャリアアグリゲーションのためにスモールセルに設定されたアップリンク個別リソースが解放されたことに応答して開始される。
図6に示されるように、ステップS101において、スモール基地局300は、マクロ基地局200からアップリンク個別リソースを再割当てするための割当要求を受信する。
ステップS102において、スモール基地局300は、要求されたアップリンク個別リソースのユーザ装置100に対する割当てが完了したか判定する。
ユーザ装置100に対する当該アップリンク個別リソースの割当てが完了している場合(S102:Y)、ステップS103において、スモール基地局300は、割当て済みのアップリンク個別リソースを使用して、ユーザ装置100と通信する。
他方、当該アップリンク個別リソースがユーザ装置100に対して未割当てである場合(S102:N)、ステップS104において、スモール基地局300は、当該アップリンク個別リソースの割当てが完了するまで、当該アップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用して、ユーザ装置100と通信する。
これにより、スモール基地局300は、代替無線リソースを用いて、アップリンク個別リソースの割当処理の実行中もユーザ装置100から各種情報を受信することが可能になる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 ユーザ装置
200 マクロ基地局
300 スモール基地局
310 送受信部
320 リソース管理部
330 代替リソース割当部
100 ユーザ装置
200 マクロ基地局
300 スモール基地局
310 送受信部
320 リソース管理部
330 代替リソース割当部
Claims (11)
- 無線リソースを用いてユーザ装置と通信する送受信部と、
前記無線リソースを管理するリソース管理部と、
所定の解放契機の発生に応答して解放されるアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する代替リソース割当部と、
を有する基地局。 - 基地局間キャリアアグリゲーションにおけるアンカー基地局から前記アップリンク個別リソースの割当要求を受信すると、前記リソース管理部が前記アップリンク個別リソースを前記ユーザ装置に割り当てるまで、前記代替リソース割当部は、前記要求されたアップリンク個別リソースに代用可能な前記代替無線リソースを使用する、請求項1記載の基地局。
- 前記アップリンク個別リソースは、前記ユーザ装置に自律で送信させるためのリソースを含み、
前記代替無線リソースは、前記送受信部からの指示を契機として、前記ユーザ装置に情報を送信させるためのリソースを含む、請求項1又は2記載の基地局。 - 前記代替リソース割当部は、前記代替無線リソースを定期的に使用する、請求項3記載の基地局。
- 前記アップリンク個別リソースは、Periodic CQI(Channel Quality Indicator)を含み、
前記Periodic CQIに代用可能な代替無線リソースは、Aperiodic CQIである、請求項4記載の基地局。 - 前記アップリンク個別リソースは、Periodic SRS(Sounding Reference Signal)を含み、
前記Periodic SRSに代用可能な代替無線リソースは、Aperiodic SRSである、請求項4記載の基地局。 - 前記アップリンク個別リソースは、スケジューリングリクエストを含み、
前記スケジューリングリクエストに代用可能な代替無線リソースは、アップリンクグラント或いは、アップリンクグラントに対応する上りリソースである、請求項4記載の基地局。 - 前記代替リソース割当部は、前記ユーザ装置又は前記アンカー基地局からの完了通知の受信に基づき、前記アップリンク個別リソースの割当てが完了したと判定するか、又は前記リソース管理部が前記アップリンク個別リソースを割り当ててから所定の期間が経過したこと、若しくは前記送受信部が前記ユーザ装置から前記アップリンク個別リソースを用いたアップリンク送信を受信したことに基づき、前記アップリンク個別リソースの割当てが完了したと自律的に判定する、請求項1乃至7何れか一項記載の基地局。
- 基地局間キャリアアグリゲーションにおけるアンカー基地局から前記アップリンク個別リソースの割当要求を受信すると、前記リソース管理部が前記アップリンク個別リソースを前記ユーザ装置に割り当てることなく、前記代替リソース割当部は、前記要求されたアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用する、請求項1記載の基地局。
- 前記代替リソース割当部は、前記割当要求されたアップリンク個別リソースの種別に応じて、前記リソース管理部が前記アップリンク個別リソースを前記ユーザ装置に割り当てるまで、前記要求されたアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用するか、又は、前記リソース管理部が前記アップリンク個別リソースを前記ユーザ装置に割り当てることなく、前記要求されたアップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用するか選択する、請求項9記載の基地局。
- ユーザ装置と通信する基地局における方法であって、
基地局間キャリアアグリゲーションにおけるアンカー基地局から、所定の解放契機の発生に応答して解放されたアップリンク個別リソースの割当要求を受信するステップと、
前記ユーザ装置に対する前記アップリンク個別リソースの割り当てが完了したか判定するステップと、
前記アップリンク個別リソースが割り当てられるまで、前記アップリンク個別リソースに代用可能な代替無線リソースを使用するステップと、
を有する方法。
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JP (1) | JP2014160921A (ja) |
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2013
- 2013-02-19 JP JP2013030222A patent/JP2014160921A/ja active Pending
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