JP2014160392A - ワークフロー管理システム及びワークフロー管理方法及びプログラム - Google Patents

ワークフロー管理システム及びワークフロー管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ワークフローの承認経路の設定だけでなく、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限の設定にもロールを活用する。
【解決手段】ロールデータベース102はユーザとロールとの対応関係を定義するロール定義、承認経路定義データベース104はワークフローの承認経路の承認ステップと承認ステップで文書の承認を行う権限が与えられたロールとの対応関係を定義する承認権限定義、承認済み文書権限データベース105はワークフローとワークフローの文書にアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係を定義するアクセス権限定義を記憶する。ワークフローエンジン110はロール定義及び承認権限定義を参照してユーザが承認ステップで文書の承認を行うことの許否を判定するとともに、ロール定義及びアクセス権限定義を参照してユーザがワークフローの文書にアクセスすることの許否を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークフロー管理システム及びワークフロー管理方法及びプログラムに関するものである。本発明は、特に、ロールに対応したワークフローシステムに関するものである。
各種申請業務の電子化・効率化等を目的に多くの企業でワークフローが導入されている。ワークフローの運用においては、ワークフローの承認経路や承認済みのワークフロー文書のアクセス権限等の管理が必要となる。
従来、ユーザ情報ではなく、ユーザ情報が紐付けられた役割情報により承認経路を設定するシステムがある(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2007−179251号公報 特開2006−79403号公報 特開2006−72632号公報 特開2000−132625号公報
従来のシステムでは、役割情報に紐付けるユーザ情報を変更すれば承認経路が一括で変更できるが、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限は役割情報により設定されていないため、個別に変更しなければならず、変更作業の負荷が高いという課題があった。また、役割情報に紐付けるユーザ情報を変更したり、役割情報を削除したりする際に、その変更・削除が各ワークフローに与える影響を把握し難いという課題があった。
本発明は、例えば、ワークフローの承認経路の設定だけでなく、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限の設定にもロールを活用することを目的とする。
本発明の一の態様に係るワークフロー管理システムは、
少なくとも1つの承認ステップからなる承認経路に沿ってユーザが文書の承認を行うワークフローごとに、文書と承認の進捗状況を示す情報との少なくともいずれかを含むデータを記憶装置に記憶するワークフローデータ記憶部と、
ユーザとユーザの役割を分類したロールとの対応関係を定義するロール定義を記憶装置に記憶するロール定義記憶部と、
ワークフローの承認経路の承認ステップと承認ステップで文書の承認を行う権限が与えられたロールとの対応関係を定義する承認権限定義を記憶装置に記憶する承認権限定義記憶部と、
ワークフローとワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係を定義するアクセス権限定義を記憶装置に記憶するアクセス権限定義記憶部と、
ワークフローの承認経路の承認ステップを指定して文書の承認を行うための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信する承認要求受信部と、
前記承認要求受信部で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、前記ロール定義記憶部に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローの承認経路の承認ステップが対応しているかどうかを、前記承認権限定義記憶部に記憶された承認権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが当該承認ステップで文書の承認を行うことを許可する承認制御部と、
ワークフローを指定してワークフローのデータにアクセスするための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信するアクセス要求受信部と、
前記アクセス要求受信部で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、前記ロール定義記憶部に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローが対応しているかどうかを、前記アクセス権限定義記憶部に記憶されたアクセス権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが前記ワークフローデータ記憶部に記憶された当該ワークフローのデータにアクセスすることを許可するアクセス制御部とを備える。
本発明の一の態様によれば、ワークフローの承認経路の設定だけでなく、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限の設定にもロールを活用することができる。
実施の形態1に係るワークフロー管理システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのワークフローエンジン、承認経路定義ツール、ロール定義ツール、ロール利用状況管理ツールの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのユーザ・組織データベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのロールデータベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのワークフロー文書データベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの承認経路定義データベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの承認済み文書権限データベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのロール利用状況データベースの一例を示す表。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの動作の一例を示すフローチャート。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの動作の一例を示すフローチャート。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの動作の一例を示すフローチャート。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムの動作の一例を示すフローチャート。 実施の形態1に係るワークフロー管理システムのハードウェア構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
本実施の形態では、ロール(役割情報に基づく権限グループ)をワークフロー(WF)の承認経路の設定、及び、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限の設定に活用することで、ロールに紐付くユーザの変更のみで複数のワークフローの承認経路及び文書のアクセス権限を一括で変更できるようにし、変更負荷を軽減する。
また、各ワークフローで利用されるロールの利用状況の情報を収集・一元化し、さらに他システムから活用できるようにすることで、ロールの削除・変更時の影響範囲を明らかにし、ロールの変更負荷を軽減するとともに作業ミスの防止に繋げる。
図1は、本実施の形態に係るワークフロー管理システム100(WF管理システム)の構成を示すブロック図である。
図1において、ワークフロー管理システム100は、ユーザ・組織データベース101(ユーザ・組織DB)、ロールデータベース102(ロールDB)、ワークフロー文書データベース103(WF文書DB)、承認経路定義データベース104(承認経路定義DB)、承認済み文書権限データベース105(承認済み文書権限DB)、ロール利用状況データベース106(ロール利用状況DB)、ワークフローエンジン110(WFエンジン)、承認経路定義ツール120、ロール定義ツール130、ロール利用状況管理ツール140を備える。
図2は、ワークフローエンジン110、承認経路定義ツール120、ロール定義ツール130、ロール利用状況管理ツール140の構成を示すブロック図である。
図2において、ワークフローエンジン110は、承認要求受信部111、承認制御部112、アクセス要求受信部113、アクセス制御部114を備える。
承認経路定義ツール120は、承認権限管理部121、アクセス権限管理部122、一覧送信部123を備える。
ロール定義ツール130は、ロール管理部131、一覧送信部132を備える。
ロール利用状況管理ツール140は、利用状況管理部141、一覧送信部142を備える。
図1、図2には示していないが、ワークフロー管理システム100は、処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置等のハードウェアを備える。ハードウェアは、ワークフロー管理システム100の各データベース、ワークフローエンジン110の各部によって利用される。例えば、処理装置は、データや情報の演算、加工、読み取り、書き込み等を行うために利用される。記憶装置は、そのデータや情報を記憶するために利用される。また、入力装置は、そのデータや情報を入力するために、出力装置は、そのデータや情報を出力するために利用される。
ユーザ・組織データベース101は、ユーザ定義記憶部の一例であり、ユーザとユーザが所属する組織との対応関係を定義するユーザ定義を記憶装置に記憶する。
ここで、図3にユーザ・組織データベース101の一例を示す。この例では、ユーザ(例えば、ユーザA)を一意に識別する「ユーザID」(例えば、AA123)と、「所属組織」(例えば、ABC社の資材部)との対応関係を定義するユーザ定義が、ユーザ・組織データベース101に記憶されている。
ロールデータベース102は、ロール定義記憶部の一例であり、ユーザとユーザの役割を分類したロールとの対応関係を定義するロール定義を記憶装置に記憶する。
ここで、図4にロールデータベース102の一例を示す。この例では、ユーザIDによって示される「ロールに登録するメンバー」(例えば、AA123及びBB123)と、ロール(例えば、資材担当者ロール)を一意に識別する「ロールID」(例えば、role−abcde12345)との対応関係を定義するロール定義が、ロールデータベース102に記憶されている。なお、資材担当者ロール、購買担当者ロールといった担当別のロールと、CC課の課長、CC課の担当者といった所属別のロールとを、例えば「ロール種別」というカラムで分類してもよい。その場合、ロールの表示や更新等の際に、担当別のロールと所属別のロールとで異なる処理を行うこと等が可能となる。
ワークフロー文書データベース103は、ワークフローデータ記憶部の一例であり、少なくとも1つの承認ステップからなる承認経路に沿ってユーザが文書の承認を行うワークフローごとに、文書を含むデータを記憶装置に記憶する。ワークフローのデータには、文書のほかに又は文書の代わりに、承認の進捗状況を示す情報等が含まれていてもよい。
ここで、図5にワークフロー文書データベース103の一例を示す。この例では、ワークフロー(例えば、後述する部品購入ワークフロー)を一意に識別する「ワークフローID」(例えば、wf−abc−00001)ごとに、「ワークフロー文書ID」(例えば、bunsho123)によって一意に識別される文書を参照するための「ワークフロー文書名」(例えば、注文書.txt)が、ワークフロー文書データベース103に記憶されている。「ワークフロー文書名」の代わりに、文書自体が直接記憶されていてもよいし、文書のURL(Uniform・Resource・Locator)等が記憶されていてもよい。
承認経路定義データベース104は、承認権限定義記憶部の一例であり、ワークフローの承認経路の承認ステップと承認ステップで文書の承認を行う権限が与えられたロールとの対応関係を定義する承認権限定義を記憶装置に記憶する。
ここで、図6に承認経路定義データベース104の一例を示す。この例では、ワークフロー(例えば、部品購入ワークフロー)を一意に識別する「ワークフローID」(例えば、wf−abc−00001)と、ロールIDによって示されるワークフローの「承認ステップ1」(例えば、role−abcde00001)から「承認ステップn(=「ワークフローの承認ステップ数」)」(例えば、role−abcde12345)との対応関係を定義する承認権限定義が、承認経路定義データベース104に記憶されている。
承認済み文書権限データベース105は、アクセス権限定義記憶部の一例であり、ワークフローとワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係を定義するアクセス権限定義を記憶装置に記憶する。なお、ワークフローのデータにアクセスする権限には、承認済みの文書にアクセスする権限だけでなく、未承認の文書、承認経路の途中の文書、承認の進捗状況を示す情報等にアクセスする権限が含まれていてもよい。
ここで、図7に承認済み文書権限データベース105の一例を示す。この例では、ワークフローの文書を一意に識別する「ワークフロー文書ID」(例えば、bunsho123)と、ロールIDによって示される「承認済み文書のアクセス権限者」(例えば、role−abcde00001、role−abcde00002及びrole−abcde12345)との対応関係を定義するアクセス権限定義が、承認済み文書権限データベース105に記憶されている。
ロール利用状況データベース106は、利用状況定義記憶部の一例であり、ロール利用状況管理ツール140により作成される利用状況定義を記憶装置に記憶する。
ロール利用状況管理ツール140の利用状況管理部141は、承認済み文書権限データベース105に記憶されたアクセス権限定義を参照して、ワークフローと、ワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係をロールの利用状況として処理装置により抽出する。ロール利用状況管理ツール140は、抽出した利用状況を定義する利用状況定義を作成してロール利用状況データベース106に記憶する。
ここで、図8にロール利用状況データベース106の一例を示す。この例では、ワークフロー(例えば、部品購入ワークフロー及びリース管理ワークフロー)を一意に識別する「ワークフローID」(例えば、wf−abc−00001及びwf−abc−00002)と、ロール(例えば、資材担当者ロール)を一意に識別する「ロールID」(例えば、role−abcde12345)との対応関係を定義する利用状況定義が、ロール利用状況データベース106に記憶されている。
ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ユーザの端末から指定されたワークフローに対応するロールを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義(利用状況管理部141により作成された利用状況定義)を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部142は、抽出したロールの一覧を当該ユーザの端末にネットワーク等を介して送信する。
また、一覧送信部142は、ユーザの端末から指定されたロールに対応するワークフローを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義(利用状況管理部141により作成された利用状況定義)を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部142は、抽出したワークフローの一覧を当該ユーザの端末にネットワーク等を介して送信する。
ワークフローエンジン110の承認要求受信部111は、ワークフローの承認経路の承認ステップを指定して文書の承認を行うための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。
ワークフローエンジン110の承認制御部112は、承認要求受信部111で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、ロールデータベース102に記憶されたロール定義を参照して処理装置により抽出する。承認制御部112は、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローの承認経路の承認ステップが対応しているかどうかを、承認経路定義データベース104に記憶された承認権限定義を参照して処理装置により判定する。対応していると判定した場合、承認制御部112は、当該ユーザが当該承認ステップで文書の承認を行うことを許可する。
ここで、図3〜8の例において、ユーザAの端末が、「ワークフローID」wf−abc−00001と「承認ステップ2」とを指定して注文書の承認を行うための要求を送信したとする。承認要求受信部111が要求を受信すると、承認制御部112は、ユーザAの「ロールID」role−abcde12345をロールデータベース102から抽出する。承認制御部112は、ユーザAの「ロールID」role−abcde12345に「ワークフローID」wf−abc−00001のワークフロー(部品購入ワークフロー)の「承認ステップ2」が対応していることを承認経路定義データベース104で確認し、ユーザAが「承認ステップ2」で注文書の承認を行うことを許可する。
ワークフローエンジン110のアクセス要求受信部113は、ワークフローを指定してワークフローのデータにアクセスするための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。
ワークフローエンジン110のアクセス制御部114は、アクセス要求受信部113で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、ロールデータベース102に記憶されたロール定義を参照して処理装置により抽出する。アクセス制御部114は、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローが対応しているかどうかを、承認済み文書権限データベース105に記憶されたアクセス権限定義を参照して処理装置により判定する。対応していると判定した場合、アクセス制御部114は、当該ユーザがワークフロー文書データベース103に記憶された当該ワークフローのデータにアクセスすることを許可する。
ここで、図3〜8の例において、ユーザAの端末が、「ワークフローID」wf−abc−00001を指定して注文書にアクセスするための要求を送信したとする。アクセス要求受信部113が要求を受信すると、アクセス制御部114は、ユーザAの「ロールID」role−abcde12345をロールデータベース102から抽出する。アクセス制御部114は、「ワークフローID」wf−abc−00001のワークフロー(部品購入ワークフロー)の文書の「ワークフロー文書ID」bunsho123をワークフロー文書データベース103から抽出する。アクセス制御部114は、ユーザAの「ロールID」role−abcde12345に部品購入ワークフローの「ワークフロー文書ID」bunsho123が対応していることを承認済み文書権限データベース105で確認し、ユーザAが「ワークフロー文書ID」bunsho123の注文書にアクセスすることを許可する。
承認経路定義ツール120の承認権限管理部121は、新規のワークフローについて承認権限定義を作成するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。承認権限管理部121は、受信した要求に応じて、承認権限定義を作成して承認経路定義データベース104に記憶する。
また、承認権限管理部121は、(既存の)ワークフローを指定して承認権限定義を更新(変更又は削除)するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。承認権限管理部121は、受信した要求に応じて、承認経路定義データベース104に記憶された承認権限定義を処理装置により更新する。
承認経路定義ツール120のアクセス権限管理部122は、新規のワークフローについてアクセス権限定義を作成するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。アクセス権限管理部122は、受信した要求に応じて、アクセス権限定義を作成して承認済み文書権限データベース105に記憶する。
また、アクセス権限管理部122は、(既存の)ワークフローを指定してアクセス権限定義を更新(変更又は削除)するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。アクセス権限管理部122は、受信した要求に応じて、承認済み文書権限データベース105に記憶されたアクセス権限定義を処理装置により更新する。
承認経路定義ツール120の一覧送信部123は、ユーザの端末から指定されたワークフローに対応するロールを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義(ロール利用状況管理ツール140の利用状況管理部141により作成された利用状況定義)を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部123は、抽出したロールの一覧を当該ユーザの端末にネットワーク等を介して送信する。
例えば、承認権限定義を更新するための要求が承認権限管理部121で受信されると、一覧送信部123は、当該要求の送信元から指定されたワークフローに対応するロールを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部123は、抽出したロールの一覧を当該送信元にネットワーク等を介して送信して当該送信元のユーザに確認してから、承認権限管理部121に承認権限定義を更新させる。
ここで、図3〜8の例において、「ワークフロー管理部門」ABC社/YYシステム部のユーザCの端末が、「ワークフローID」wf−abc−00001を指定して承認経路定義データベース104の部品購入ワークフローの「承認ステップ1」のロールを別のロールに変更するための要求を送信したとする。承認権限管理部121が要求を受信すると、一覧送信部123は、「ワークフローID」wf−abc−00001に対応する「ロールID」role−abcde00001、role−abcde00002及びrole−abcde12345をロール利用状況データベース106から抽出する。一覧送信部123は、「ロールID」role−abcde00001、role−abcde00002及びrole−abcde12345の一覧をユーザCの端末に送信する。例えば、ユーザCが「承認ステップ1」のロールを別のロールに変更しても元のロールに対してアクセス制限をかけなくてよいと判断し、ユーザCの端末が、一覧を確認したことを示す応答を返信したとする。承認権限管理部121が応答を受信すると、一覧送信部123は、承認経路定義データベース104で「ワークフローID」wf−abc−00001のワークフローの「承認ステップ1」のロールを別のロールに変更することを承認権限管理部121に対して許可する。
ロール定義ツール130のロール管理部131は、新規のロールについてロール定義を作成するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。ロール管理部131は、受信した要求に応じて、ロール定義を作成してロールデータベース102に記憶する。
また、ロール管理部131は、(既存の)ロールを指定してロール定義を更新(変更又は削除)するための要求を送信するユーザの端末から、ネットワーク等を介して要求を受信する。ロール管理部131は、受信した要求に応じて、ロールデータベース102に記憶されたロール定義を処理装置により更新する。
ロール定義ツール130の一覧送信部132は、ユーザの端末から指定されたロールに対応するワークフローを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義(ロール利用状況管理ツール140の利用状況管理部141により作成された利用状況定義)を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部132は、抽出したワークフローの一覧を当該ユーザの端末にネットワーク等を介して送信する。
例えば、ロール定義を更新するための要求がロール管理部131で受信されると、一覧送信部132は、当該要求の送信元から指定されたロールに対応するワークフローを、ロール利用状況データベース106に記憶された利用状況定義を参照して処理装置により抽出する。一覧送信部132は、抽出したワークフローの一覧を当該送信元にネットワーク等を介して送信して当該送信元のユーザに確認してから、ロール管理部131にロール定義を更新させる。
ここで、図3〜8の例において、「ロール管理部門」ABC社/YYシステム部のユーザCの端末が、「ロールID」role−abcde00002を指定してロールデータベース102のCC課の担当者として新たなユーザを追加するための要求を送信したとする。ロール管理部131が要求を受信すると、一覧送信部132は、「ロールID」role−abcde00002に対応する「ワークフローID」wf−abc−00001及びwf−abc−00002をロール利用状況データベース106から抽出する。一覧送信部132は、「ワークフローID」wf−abc−00001及びwf−abc−00002の一覧をユーザCの端末に送信する。例えば、ユーザCがCC課の担当者として追加するユーザが「ワークフローID」wf−abc−00001及びwf−abc−00002のいずれのワークフローにアクセスできてもよいと判断し、ユーザCの端末が、一覧を確認したことを示す応答を返信したとする。ロール管理部131が応答を受信すると、一覧送信部132は、ロールデータベース102で「ロールID」role−abcde00002の「ロールに登録するメンバー」に新たなユーザを追加することをロール管理部131に対して許可する。
本実施の形態によれば、承認済み文書権限データベース105によって承認済みワークフロー文書とロールの紐付け処理が可能となり、承認済みワークフロー文書の管理権限をロールに基づいて設定することができる。即ち、ワークフローの承認経路の設定だけでなく、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限の設定にもロールを活用することができる。
また、本実施の形態によれば、ロール利用状況管理ツール140及びロール利用状況データベース106によって、ロール利用状況の情報を収集・一元化し、他システムへ提供することが可能となる。他システムへの提供にあたっては、API(Application・Programming・Interface)を整備することが望ましい。
図9〜12は、ワークフロー管理システム100の動作(本実施の形態に係るワークフロー管理方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ユーザ・組織データベース101、ロールデータベース102、ワークフロー文書データベース103、承認経路定義データベース104、承認済み文書権限データベース105、ロール利用状況データベース106が、それぞれ図3〜8に例示したデータを記憶しているものとする。
図9のステップS1において、例えば、以下のような手順でワークフロー文書のアクセス権限設定に利用するロールを作成することができる。
(1)ロールの管理者は、ロール定義ツール130にアクセスする。
(2)ロール定義ツール130のロール管理部131は、ユーザ・組織データベース101を参照し、ユーザ・組織の情報をロールの管理者の端末に表示する。
(3)ロールの管理者は、ロール定義ツール130で資材担当者ロールの定義を入力する。
(4)ロール定義ツール130のロール管理部131は、ロールデータベース102に入力データを登録する。
図9のステップS2において、例えば、以下のような手順でワークフローの承認経路、承認済みのワークフロー文書のアクセス権限をロールで設定することができる。
(1)ワークフローの管理者(開発者)は、承認経路定義ツール120にアクセスする。
(2)承認経路定義ツール120の承認権限管理部121は、ロールデータベース102を参照し、ロールの一覧をワークフローの管理者の端末に表示する。
(3)ワークフローの管理者は、承認経路定義ツール120で部品購入ワークフローの定義を入力する。
(4)承認経路定義ツール120の承認権限管理部121は、承認経路定義データベース104、ワークフロー文書データベース103、承認済み文書権限データベース105に入力データを登録する。
(5)ロール利用状況管理ツール140の利用状況管理部141は、ロール利用状況データベース106に各ロールと部品購入ワークフローの紐付け情報を登録する。
図10のステップS3において、例えば、以下のような手順でワークフローを利用することができる。
(1)ワークフローの管理者は、部品購入ワークフローにアクセスする。
(2)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、承認経路定義データベース104を参照し、部品購入ワークフローの「承認ステップ2」に紐付くロールを特定する。
(3)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、ロールデータベース102を参照し、当該ロールに紐付くユーザの一覧をワークフローの管理者の端末に表示する。
(4)ワークフローの管理者は、Aを部品購入ワークフローの「承認ステップ2」の承認者として選択する。
(5)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、Aの端末に部品購入ワークフローの「承認ステップ2」の承認依頼メールを送信する。
(6)Aは、部品購入ワークフローにアクセスする。
(7)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、ロールデータベース102を参照し、Aに紐付くロールを特定する。
(8)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、承認経路定義データベース104を参照し、当該ロールが部品購入ワークフローの「承認ステップ2」に紐付くロールであることを確認する。
(9)Aは、注文書を承認する。
(10)ワークフローエンジン110の承認制御部112は、C等の端末に部品購入ワークフローの「承認ステップ2」(又は全体)の承認完了メールを送信する。なお、(1)〜(10)は、部品購入ワークフローの「承認ステップ1」についても同様に実行されるものとする。
(11)Cは、部品購入ワークフローにアクセスする。
(12)ワークフローエンジン110のアクセス制御部114は、ロールデータベース102を参照し、Cに紐付くロールを特定する。
(13)ワークフローエンジン110のアクセス制御部114は、承認済み文書権限データベース105を参照し、当該ロールが部品購入ワークフローに紐付くロールであることを確認する。
(14)Cは、注文書を参照する。
図11のステップS4において、例えば、以下のような手順でロールがどのワークフローで利用されるかを確認することができる。
(1)ワークフロー(又はロール)の管理者は、ロール利用状況管理ツール140にアクセスする。
(2)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、以下のa〜cを選択可能なメニュー画面をワークフローの管理者の端末に表示する。
a.ロールに紐付くワークフロー名を一覧表示
b.ワークフローに紐付くロール名を一覧表示
c.利用状況詳細(ワークフローの承認ステップ番号、文書名等)を表示
(3)ワークフローの管理者は、メニューの「a.ロールに紐付くワークフロー名を一覧表示」を選択する。
(4)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ロール利用状況データベース106、ロールデータベース102を参照し、ロール名の一覧をワークフローの管理者の端末に表示する。
(5)ワークフローの管理者は、利用状況を確認したいロールを選択する。
(6)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ロールIDをキーにロール利用状況データベース106からワークフローIDを取得する。
(7)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ワークフローIDをキーに承認経路定義データベース104からワークフロー名を取得し、ワークフロー名の一覧をワークフローの管理者の端末に表示する。
(8)ワークフローの管理者は、メニューの「c.利用状況詳細を表示」を選択する。
(9)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ワークフローIDをキーに承認経路定義データベース104から承認経路の情報、ワークフロー文書データベース103からワークフロー文書名の情報を取得し、ワークフローの管理者の端末の画面に表示する。
図12のステップS5において、例えば、以下のような手順でワークフローがどのロールを利用しているかを確認することができる。
(1)ワークフロー(又はロール)の管理者は、ロール利用状況管理ツール140にアクセスする。
(2)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、以下のa〜cを選択可能なメニュー画面をワークフローの管理者の端末に表示する。
a.ロールに紐付くワークフロー名を一覧表示
b.ワークフローに紐付くロール名を一覧表示
c.利用状況詳細(ワークフローの承認ステップ番号、文書名等)を表示
(3)ワークフローの管理者は、メニューの「b.ワークフローに紐付くロール名を一覧表示」を選択する。
(4)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ロール利用状況データベース106、承認経路定義データベース104を参照し、ワークフロー名の一覧を表示する。
(5)ワークフローの管理者は、利用状況を確認したいワークフローを選択する。
(6)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ワークフローIDをキーにロール利用状況データベース106からロールIDを取得する。
(7)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ロールIDをキーにロールデータベース102からロール名を取得し、ロール名の一覧をワークフローの管理者の端末に表示する。
(8)ワークフローの管理者は、メニューの「c.利用状況詳細を表示」を選択する。
(9)ロール利用状況管理ツール140の一覧送信部142は、ワークフローIDをキーに承認経路定義データベース104から承認経路の情報、ワークフロー文書データベース103からワークフロー文書名の情報を取得し、ワークフローの管理者の端末の画面に表示する。
図13は、ワークフロー管理システム100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図13において、ワークフロー管理システム100は、任意の台数のコンピュータからなり、LCD901(Liquid・Crystal・Display)、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ906といったハードウェアデバイスを備えている。これらのハードウェアデバイスはケーブルや信号線で接続されている。LCD901の代わりに、CRT(Cathode・Ray・Tube)、あるいは、その他の表示装置が用いられてもよい。マウス903の代わりに、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。
ワークフロー管理システム100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit)を備えている。CPU911は、処理装置の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、LCD901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ906、HDD920(Hard・Disk・Drive)と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。HDD920の代わりに、フラッシュメモリ、光ディスク装置、メモリカードリーダライタ、あるいは、その他の記録媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、HDD920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905は、入力装置の一例である。また、通信ボード915、LCD901、プリンタ906は、出力装置の一例である。
通信ボード915は、LAN(Local・Area・Network)等に接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークといったWAN(Wide・Area・Network)、あるいは、インターネットに接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネットは、ネットワークの一例である。
HDD920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(識別子)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として含まれている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、RAM914やHDD920等の記録媒体に記憶される。RAM914やHDD920等の記録媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
本実施の形態の説明において用いるブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示す。データや信号は、RAM914等のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、HDD920の磁気ディスク、光ディスク、DVD(Digital・Versatile・Disc)、あるいは、その他の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912、信号線、ケーブル、あるいは、その他の伝送媒体により伝送される。
本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子、デバイス、基板、配線といったハードウェアのみで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 ワークフロー管理システム、101 ユーザ・組織データベース、102 ロールデータベース、103 ワークフロー文書データベース、104 承認経路定義データベース、105 承認済み文書権限データベース、106 ロール利用状況データベース、110 ワークフローエンジン、111 承認要求受信部、112 承認制御部、113 アクセス要求受信部、114 アクセス制御部、120 承認経路定義ツール、121 承認権限管理部、122 アクセス権限管理部、123 一覧送信部、130 ロール定義ツール、131 ロール管理部、132 一覧送信部、140 ロール利用状況管理ツール、141 利用状況管理部、142 一覧送信部、901 LCD、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 HDD、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの承認ステップからなる承認経路に沿ってユーザが文書の承認を行うワークフローごとに、文書と承認の進捗状況を示す情報との少なくともいずれかを含むデータを記憶装置に記憶するワークフローデータ記憶部と、
    ユーザとユーザの役割を分類したロールとの対応関係を定義するロール定義を記憶装置に記憶するロール定義記憶部と、
    ワークフローの承認経路の承認ステップと承認ステップで文書の承認を行う権限が与えられたロールとの対応関係を定義する承認権限定義を記憶装置に記憶する承認権限定義記憶部と、
    ワークフローとワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係を定義するアクセス権限定義を記憶装置に記憶するアクセス権限定義記憶部と、
    ワークフローの承認経路の承認ステップを指定して文書の承認を行うための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信する承認要求受信部と、
    前記承認要求受信部で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、前記ロール定義記憶部に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローの承認経路の承認ステップが対応しているかどうかを、前記承認権限定義記憶部に記憶された承認権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが当該承認ステップで文書の承認を行うことを許可する承認制御部と、
    ワークフローを指定してワークフローのデータにアクセスするための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信するアクセス要求受信部と、
    前記アクセス要求受信部で受信された要求の送信元のユーザに対応するロールを、前記ロール定義記憶部に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローが対応しているかどうかを、前記アクセス権限定義記憶部に記憶されたアクセス権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが前記ワークフローデータ記憶部に記憶された当該ワークフローのデータにアクセスすることを許可するアクセス制御部と
    を備えることを特徴とするワークフロー管理システム。
  2. 前記アクセス権限定義記憶部に記憶されたアクセス権限定義を参照して、ワークフローと、ワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係をロールの利用状況として抽出し、抽出した利用状況を定義する利用状況定義を作成する利用状況管理部
    を備えることを特徴とする請求項1のワークフロー管理システム。
  3. ユーザの端末から指定されたロールに対応するワークフローを、前記利用状況管理部により作成された利用状況定義を参照して抽出し、抽出したワークフローの一覧を当該ユーザの端末に送信する一覧送信部と
    を備えることを特徴とする請求項2のワークフロー管理システム。
  4. ロールを指定してロール定義を更新するための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信し、受信した要求に応じて、前記ロール定義記憶部に記憶されたロール定義を更新するロール管理部
    を備え、
    前記一覧送信部は、前記ロール管理部で受信された要求の送信元から指定されたロールに対応するワークフローを、前記利用状況管理部により作成された利用状況定義を参照して抽出し、抽出したワークフローの一覧を当該送信元に送信して当該送信元のユーザに確認してから、前記ロール管理部にロール定義を更新させることを特徴とする請求項3のワークフロー管理システム。
  5. ユーザの端末から指定されたワークフローに対応するロールを、前記利用状況管理部により作成された利用状況定義を参照して抽出し、抽出したロールの一覧を当該ユーザの端末に送信する一覧送信部と
    を備えることを特徴とする請求項2のワークフロー管理システム。
  6. ワークフローを指定して承認権限定義を更新するための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信し、受信した要求に応じて、前記承認権限定義記憶部に記憶された承認権限定義を更新する承認権限管理部
    を備え、
    前記一覧送信部は、前記承認権限管理部で受信された要求の送信元から指定されたワークフローに対応するロールを、前記利用状況管理部により作成された利用状況定義を参照して抽出し、抽出したロールの一覧を当該送信元に送信して当該送信元のユーザに確認してから、前記承認権限管理部に承認権限定義を更新させることを特徴とする請求項5のワークフロー管理システム。
  7. 少なくとも1つの承認ステップからなる承認経路に沿ってユーザが文書の承認を行うワークフローごとに、文書と承認の進捗状況を示す情報との少なくともいずれかを含むデータを記憶装置に記憶するとともに、ユーザとユーザの役割を分類したロールとの対応関係を定義するロール定義と、ワークフローの承認経路の承認ステップと承認ステップで文書の承認を行う権限が与えられたロールとの対応関係を定義する承認権限定義と、ワークフローとワークフローのデータにアクセスする権限が与えられたロールとの対応関係を定義するアクセス権限定義とを記憶装置に記憶するコンピュータが、
    ワークフローの承認経路の承認ステップを指定して文書の承認を行うための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信し、受信した要求の送信元のユーザに対応するロールを、記憶装置に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローの承認経路の承認ステップが対応しているかどうかを、記憶装置に記憶された承認権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが当該承認ステップで文書の承認を行うことを許可し、
    ワークフローを指定してワークフローのデータにアクセスするための要求を送信するユーザの端末から、要求を受信し、受信した要求の送信元のユーザに対応するロールを、記憶装置に記憶されたロール定義を参照して抽出し、抽出したロールに、当該送信元から指定されたワークフローが対応しているかどうかを、記憶装置に記憶されたアクセス権限定義を参照して判定し、対応していると判定した場合、当該ユーザが記憶装置に記憶された当該ワークフローのデータにアクセスすることを許可することを特徴とするワークフロー管理方法。
  8. コンピュータを、請求項1から6のいずれかのワークフロー管理システムとして機能させるためのプログラム。
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