JP2014159483A - アルキルホスフェート及びポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテルを含む化粧料組成物、これを用いた方法及びその使用 - Google Patents
アルキルホスフェート及びポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテルを含む化粧料組成物、これを用いた方法及びその使用 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ワックスのみならず、顔料も均一に分散され、睫毛上に、装填性良く、嵩増大性の堆積物を形成するのに十分に濃厚な組織を有し、また該睫毛への適用を容易にするに十分なコンシステンシー、滑らかさ、均一堆積性を持つマスカラを提供する。
【解決手段】水性相と乳化系とを含む、化粧学的な睫毛被覆組成物であって、該乳化系が、以下の成分:少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルを含み、該エーテルが、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つことを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】水性相と乳化系とを含む、化粧学的な睫毛被覆組成物であって、該乳化系が、以下の成分:少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルを含み、該エーテルが、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つことを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本特許出願は、ケラチン繊維、例えば睫毛又は眉毛をメイクアップし、又はケアする分野に関連し、またより詳しくは睫毛被覆組成物又はマスカラに関するものである。
睫毛被覆組成物、例えばマスカラは、一般的にメイクアップ組成物、メイクアップ上に適用すべき組成物(トップコートとしても知られる)、又は化粧学的睫毛ケア組成物である。
マスカラは、特に2種の型の処方に従って調製される:即ち、クリームマスカラとして知られ、ワックスの水-分散液形状にある、水性マスカラ;及び無水であるか、あるいは低い含水率を持ち、油性マスカラとして知られている、有機溶媒中にワックスを分散させた分散液形状にある、マスカラである。
本特許出願は、より具体的には水性マスカラに関する。
マスカラの適用は、睫毛の容積を増大することを可能とし、結果として注目度の強さを高めることを可能とする。多くの濃厚化又はボリュームアップ用マスカラが、この目的のために存在し、その原理は、最大の量の物質を該睫毛上に堆積させ、ボリューム(又はチャージング)効果を得ることからなる。
マスカラは、特に2種の型の処方に従って調製される:即ち、クリームマスカラとして知られ、ワックスの水-分散液形状にある、水性マスカラ;及び無水であるか、あるいは低い含水率を持ち、油性マスカラとして知られている、有機溶媒中にワックスを分散させた分散液形状にある、マスカラである。
本特許出願は、より具体的には水性マスカラに関する。
マスカラの適用は、睫毛の容積を増大することを可能とし、結果として注目度の強さを高めることを可能とする。多くの濃厚化又はボリュームアップ用マスカラが、この目的のために存在し、その原理は、最大の量の物質を該睫毛上に堆積させ、ボリューム(又はチャージング)効果を得ることからなる。
特に、該組成物に対する所望の適用特異性が、例えばその流動性又はコンシステンシー、及びさらに濃厚化力(チャージング力又はメイクアップ力としても知られている)を調節できるのは、固体粒子の量(特に、該組成物を構造化することを可能とするワックスの量)によるものである。
これらの固体粒子は、界面活性剤系によって、クリームマスカラに分散される。
標準的な乳化剤又は乳化系としては、以下に列挙するものがある:
・セチルホスフェート、しかしセチルホスフェート単独での使用は、該顔料の凝集及び該ワックスの粗雑な分散を来し、これは黒色ではなく、寧ろ「灰色」のマスカラを、高頻度で与える;
・ステアレス-20(Steareth-20)又はステアレス-2を主成分とする乳化剤系、しかしこれら系の使用は、コンシステンシーが、嵩増大効果の達成にとっては不満足な、極めて流動性の高いマスカラの生成に導く;
・トリエタノールアミンステアレートを主成分とする乳化剤系。
これらの固体粒子は、界面活性剤系によって、クリームマスカラに分散される。
標準的な乳化剤又は乳化系としては、以下に列挙するものがある:
・セチルホスフェート、しかしセチルホスフェート単独での使用は、該顔料の凝集及び該ワックスの粗雑な分散を来し、これは黒色ではなく、寧ろ「灰色」のマスカラを、高頻度で与える;
・ステアレス-20(Steareth-20)又はステアレス-2を主成分とする乳化剤系、しかしこれら系の使用は、コンシステンシーが、嵩増大効果の達成にとっては不満足な、極めて流動性の高いマスカラの生成に導く;
・トリエタノールアミンステアレートを主成分とする乳化剤系。
本特許出願において提示される課題は、ワックスのみならず、該顔料も均一に分散されたマスカラを提案することにあり、該マスカラは、睫毛上に、チャージング性で、ボリュームをアップする堆積物を形成するのに十分に濃厚な組織を有し、また容易な該睫毛への適用を可能とし、かつ滑らかで均一な堆積を可能とするのに十分なコンシステンシーを持つ。
本特許出願の発明者等により、驚いたことに、また予想外のことに、この課題は、少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルの使用によって解決された。ここで、該エーテルは、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ。
本特許出願の発明者等は、本特許出願において規定する該乳化剤系が、顔料及び/又はワックスの良好な分散を可能とし、この分散物が、トリエタノールアミンステアレートを主成分とする乳化剤系を用いて得られるものの特性を持つものであることを観測した。この組成物は、ケラチン繊維に対するチャージング性のメイクアップを得、また滑らかな、かつ均一な堆積物を、該繊維上に生成することを可能とする。
本発明による該組成物は、有利には1〜60Pa.sなる範囲、好ましくは1.5〜50Pa.sなる範囲、より好ましくは2〜40Pa.sなる範囲及びさらに一層好ましくは3〜30Pa.sなる範囲の粘度を持つ。
本特許出願の発明者等は、本特許出願において規定する該乳化剤系が、顔料及び/又はワックスの良好な分散を可能とし、この分散物が、トリエタノールアミンステアレートを主成分とする乳化剤系を用いて得られるものの特性を持つものであることを観測した。この組成物は、ケラチン繊維に対するチャージング性のメイクアップを得、また滑らかな、かつ均一な堆積物を、該繊維上に生成することを可能とする。
本発明による該組成物は、有利には1〜60Pa.sなる範囲、好ましくは1.5〜50Pa.sなる範囲、より好ましくは2〜40Pa.sなる範囲及びさらに一層好ましくは3〜30Pa.sなる範囲の粘度を持つ。
該組成物の粘度は、該組成物のコンシステンシーの関数として選択される、MS-R1、MS-R2、MS-R3、MS-R4又はMS-R5スピンドルを備えた、レオマート(Rheomat) 180粘度計[ラミー(Lamy)社から入手]を用いて、25℃にて、回転速度200rpmにおいて測定したものである。この測定は、該回転の10分後に行う。
本特許出願の第一の課題は、水性相及び乳化剤系を含む、ケラチン繊維を被覆するための、化粧学的な組成物であって、該乳化剤系が、以下の成分:
・少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び
・少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル
を含み、該エーテルが、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つことを特徴とする。
グリフィン(Griffin)の意味における該HLB(親水性-親油性バランス)は、J. Soc. Cos. Chem., 1954, 5:249-256に定義されている。
本特許出願の第一の課題は、水性相及び乳化剤系を含む、ケラチン繊維を被覆するための、化粧学的な組成物であって、該乳化剤系が、以下の成分:
・少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び
・少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル
を含み、該エーテルが、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つことを特徴とする。
グリフィン(Griffin)の意味における該HLB(親水性-親油性バランス)は、J. Soc. Cos. Chem., 1954, 5:249-256に定義されている。
本特許出願の第二の課題は、ケラチン繊維をメイクアップし、あるいは非-治療学的にケアするための方法に係り、該方法は、本特許出願による該組成物を、該ケラチン繊維に適用する工程を含む。
本特許出願の第三の課題は、本特許出願による該組成物の使用、特に該睫毛に、均一な及び/又はボリュームをアップするメイクアップを施すための、該組成物の使用に係る。
本発明の他の特徴、特性及び利点は、以下に与えられる説明並びに例を読むことによって、より一層明確になるであろう。
本特許出願の第三の課題は、本特許出願による該組成物の使用、特に該睫毛に、均一な及び/又はボリュームをアップするメイクアップを施すための、該組成物の使用に係る。
本発明の他の特徴、特性及び利点は、以下に与えられる説明並びに例を読むことによって、より一層明確になるであろう。
乳化剤系
本特許出願の該組成物において使用できる、上記アルキルホスフェートは、C14-C24及び好ましくはC16-C18アルキルホスフェート、並びにこれらの混合物から選択されることが好ましい。より一層好ましくは、これらは、セチルホスフェート、ステアリルホスフェート及びセテアリル(cetearyl)ホスフェートから選択される。該アルキルホスフェートは、特にセチルホスフェート、例えばアンフィゾル(Amphisol) K(ロッシュ(Roche)社製)、アンフィゾルA(ロッシュ社製)、アーラトン(Arlatone) MAP(ユニケマ(Uniqema)社製)及びクロダフォス(Crodafos) MCA(クロダ(Croda)社製)である。
該アルキルホスフェートの含有率は、該組成物の全質量を基準として、0.1%〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.5%〜12質量%なる範囲にある。
本特許出願の該組成物において使用できる、上記アルキルホスフェートは、C14-C24及び好ましくはC16-C18アルキルホスフェート、並びにこれらの混合物から選択されることが好ましい。より一層好ましくは、これらは、セチルホスフェート、ステアリルホスフェート及びセテアリル(cetearyl)ホスフェートから選択される。該アルキルホスフェートは、特にセチルホスフェート、例えばアンフィゾル(Amphisol) K(ロッシュ(Roche)社製)、アンフィゾルA(ロッシュ社製)、アーラトン(Arlatone) MAP(ユニケマ(Uniqema)社製)及びクロダフォス(Crodafos) MCA(クロダ(Croda)社製)である。
該アルキルホスフェートの含有率は、該組成物の全質量を基準として、0.1%〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.5%〜12質量%なる範囲にある。
本特許出願の該組成物において使用できる、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールのC8-C24脂肪アルキルエーテルは、1〜19個のエチレングリコール単位を含む、ポリエチレングリコールのC16-C22脂肪アルキルエーテルから好ましくは選択される。
該ポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテルは、特に5に等しいHLBを持つ、ステアレス-2(Steareth-2)なるINCI名を持つ化合物(ポリエチレングリコール(2)ステアリルエーテル)であり、この製品は、例えばブリー(Brij) 72(ユニケマ社製)及びボルポ(Volpo) S2(クロダ社製)なる名称の下で市販されている。
1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、該ポリエチレングリコールのC8-C24脂肪アルキルエーテルの含有率は、該組成物の全質量を基準として、0.1%〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.5%〜10質量%なる範囲にある。
該ポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテルは、特に5に等しいHLBを持つ、ステアレス-2(Steareth-2)なるINCI名を持つ化合物(ポリエチレングリコール(2)ステアリルエーテル)であり、この製品は、例えばブリー(Brij) 72(ユニケマ社製)及びボルポ(Volpo) S2(クロダ社製)なる名称の下で市販されている。
1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、該ポリエチレングリコールのC8-C24脂肪アルキルエーテルの含有率は、該組成物の全質量を基準として、0.1%〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.5%〜10質量%なる範囲にある。
一態様によれば、C10-C30アルキルホスフェートと、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルとの組合せを含む、該乳化剤系は、本発明の組成物の主界面活性剤系を構成する。
該用語「主界面活性剤系」とは、これが存在しない場合には、安定な組成物の生成を導くことのない系を意味する。
該用語「安定」とは、45℃のオーブン中で2ヶ月間放置した後に、室温に戻し、該組成物の薄い被膜を、指と指との間に配置した際に、指で感知し得る、如何なる粒状物をも含まない組成物を意味する。
特定の一態様によれば、C10-C30アルキルホスフェートと、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルとの組合せを含む、該乳化剤系は、該組成物の唯一の界面活性剤系を構成する。
該用語「主界面活性剤系」とは、これが存在しない場合には、安定な組成物の生成を導くことのない系を意味する。
該用語「安定」とは、45℃のオーブン中で2ヶ月間放置した後に、室温に戻し、該組成物の薄い被膜を、指と指との間に配置した際に、指で感知し得る、如何なる粒状物をも含まない組成物を意味する。
特定の一態様によれば、C10-C30アルキルホスフェートと、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルとの組合せを含む、該乳化剤系は、該組成物の唯一の界面活性剤系を構成する。
該用語「唯一」とは、1%を越えず、及び好ましくは0.5%を越えない含有率にて、あらゆる可能な追加の界面活性剤系が存在することを意味する。より好ましくは、この用語「唯一」とは、如何なる他の界面活性剤系も全く存在しないことを意味する。
一変形によれば、本特許出願の該化粧料組成物は、1質量%未満及び好ましくは0.5質量%未満のトリエタノールアミンを含み、またさらに好ましくはトリエタノールアミンを全く含まないものである。
好ましい一変形によれば、本特許出願の該化粧料組成物は、1質量%未満及び好ましくは0.5質量%未満のトリエタノールアミンステアレートを含み、またさらに好ましくはトリエタノールアミンステアレートを全く含まないものである。
本発明の組成物は、明らかに生理的に許容される媒体を含む。本特許出願の目的にとって、該用語「生理的に許容される化合物又は媒体」とは、その使用が、該睫毛への適用と相溶性である化合物又は媒体を意味する。
一変形によれば、本特許出願の該化粧料組成物は、1質量%未満及び好ましくは0.5質量%未満のトリエタノールアミンを含み、またさらに好ましくはトリエタノールアミンを全く含まないものである。
好ましい一変形によれば、本特許出願の該化粧料組成物は、1質量%未満及び好ましくは0.5質量%未満のトリエタノールアミンステアレートを含み、またさらに好ましくはトリエタノールアミンステアレートを全く含まないものである。
本発明の組成物は、明らかに生理的に許容される媒体を含む。本特許出願の目的にとって、該用語「生理的に許容される化合物又は媒体」とは、その使用が、該睫毛への適用と相溶性である化合物又は媒体を意味する。
水性相
本発明の組成物は、水性相を含み、該水性相は、本発明の組成物の連続層を生成することができる。
該用語「連続する水性相を含む組成物」とは、23μS/cm(マイクロジーメンス/cm)なる、25℃にて測定した導電率を持つことを意味し、この導電率は、例えばメトラートレド(Mettler Toledo)社から入手できるMPC227導電率計、及びインラブ(Inlab) 730導電率測定セルを使用して、測定される。この測定セルは、該セルの2つの電極間に形成される傾向のあるあらゆる気泡を除去するために、該組成物中に浸漬される。この導電率の読みは、一旦該導電率計の値が安定化した後に、読取られる。平均値は、少なくとも3つの連続的な測定値について決定される。
該水性相は、水及び/又は少なくとも1種の水溶性溶媒を含む。
本発明において、該用語「水溶性溶媒」とは、室温にて液体であり、かつ水と混和性(25℃及び大気圧下において、50質量%を越える水との混和性)を持つ化合物を表すものとする。
本発明の組成物は、水性相を含み、該水性相は、本発明の組成物の連続層を生成することができる。
該用語「連続する水性相を含む組成物」とは、23μS/cm(マイクロジーメンス/cm)なる、25℃にて測定した導電率を持つことを意味し、この導電率は、例えばメトラートレド(Mettler Toledo)社から入手できるMPC227導電率計、及びインラブ(Inlab) 730導電率測定セルを使用して、測定される。この測定セルは、該セルの2つの電極間に形成される傾向のあるあらゆる気泡を除去するために、該組成物中に浸漬される。この導電率の読みは、一旦該導電率計の値が安定化した後に、読取られる。平均値は、少なくとも3つの連続的な測定値について決定される。
該水性相は、水及び/又は少なくとも1種の水溶性溶媒を含む。
本発明において、該用語「水溶性溶媒」とは、室温にて液体であり、かつ水と混和性(25℃及び大気圧下において、50質量%を越える水との混和性)を持つ化合物を表すものとする。
本発明の組成物において使用できる水溶性溶媒は、揮発性のものであってもよい。
本発明の組成物において使用できる水溶性溶媒としては、特に炭素原子数1〜5の低級モノアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、炭素原子数2〜8のグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール及びジプロピレングリコールを挙げることができる。
該水性相(水及び場合により該水混和性溶媒)は、一般的に本特許出願の該組成物中に、該組成物の全質量に対して、1〜95質量%なる範囲、好ましくは3〜80質量%なる範囲及び有利には5〜60質量%なる範囲の含有率で存在する。
該乳化剤系は、また上に定義した、C10-C30アルキルホスフェート及び該ポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテル以外の、適切には水中ワックス又は水中油型エマルションが得られるように選択される、少なくとも1種の追加の界面活性剤をも含むことができる。
本発明の組成物において使用できる水溶性溶媒としては、特に炭素原子数1〜5の低級モノアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、炭素原子数2〜8のグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール及びジプロピレングリコールを挙げることができる。
該水性相(水及び場合により該水混和性溶媒)は、一般的に本特許出願の該組成物中に、該組成物の全質量に対して、1〜95質量%なる範囲、好ましくは3〜80質量%なる範囲及び有利には5〜60質量%なる範囲の含有率で存在する。
該乳化剤系は、また上に定義した、C10-C30アルキルホスフェート及び該ポリエチレングリコールの脂肪アルキルエーテル以外の、適切には水中ワックス又は水中油型エマルションが得られるように選択される、少なくとも1種の追加の界面活性剤をも含むことができる。
本発明によれば、該追加の界面活性剤は、上に定義したような界面活性剤系ではなく、この追加の界面活性剤単独では、上に定義したような安定な組成物の形成に導くことができない。
特に、グリフィンの意味において、25℃にて、8以上のHLB(親水性-親油性バランス)を持つ乳化剤を使用することができる。
これら追加の界面活性剤は、ノニオン性、アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤又は乳化性界面活性剤から選択することができる。界面活性剤の諸特性及び(乳化)機能に関する定義ついては、カーク-オスマー(Kirk-Othmer)の「化学技術百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」1979, 22:333-432,第3版、ウイリー(Wiley)社刊を参照することができ、特にアニオン性、両性及びノニオン性界面活性剤については、そのpp.347-377を参照することができる。
特に、グリフィンの意味において、25℃にて、8以上のHLB(親水性-親油性バランス)を持つ乳化剤を使用することができる。
これら追加の界面活性剤は、ノニオン性、アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤又は乳化性界面活性剤から選択することができる。界面活性剤の諸特性及び(乳化)機能に関する定義ついては、カーク-オスマー(Kirk-Othmer)の「化学技術百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」1979, 22:333-432,第3版、ウイリー(Wiley)社刊を参照することができ、特にアニオン性、両性及びノニオン性界面活性剤については、そのpp.347-377を参照することができる。
これらの追加の界面活性剤は、有利には、以下に列挙するものから選択することができる:
a) 25℃にて、8以上のHLBを持つノニオン性界面活性剤、これらは単独で、又は混合物として使用され、特に以下のものを挙げることができる:
・グリセロールの、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル(これらは、1〜150個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる);
・脂肪アルコール(特に、C8-C24及び好ましくはC12-C18アルコール)のオキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル(これらは、20〜1000個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる)、例えば20個のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化ステアリルアルコールエーテル(CTFA名ステアレス-20)、例えばユニケマ社によって市販されているブリー(Brij) 78、オキシエチレン化セテアリルアルコールエーテル(CTFA名セテアレス(Ceteareth)-30)及びシェルケミカルズ(Shell Chemicals)社から、ネオドール(Neodol) 25-7TMなる名称の下で市販されている、7個のオキシエチレン基を含む、C12-C15脂肪アルコール混合物のオキシエチレン化エーテル(CTFA名C12-15パレス(Pareth)-7);
a) 25℃にて、8以上のHLBを持つノニオン性界面活性剤、これらは単独で、又は混合物として使用され、特に以下のものを挙げることができる:
・グリセロールの、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル(これらは、1〜150個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる);
・脂肪アルコール(特に、C8-C24及び好ましくはC12-C18アルコール)のオキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル(これらは、20〜1000個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる)、例えば20個のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化ステアリルアルコールエーテル(CTFA名ステアレス-20)、例えばユニケマ社によって市販されているブリー(Brij) 78、オキシエチレン化セテアリルアルコールエーテル(CTFA名セテアレス(Ceteareth)-30)及びシェルケミカルズ(Shell Chemicals)社から、ネオドール(Neodol) 25-7TMなる名称の下で市販されている、7個のオキシエチレン基を含む、C12-C15脂肪アルコール混合物のオキシエチレン化エーテル(CTFA名C12-15パレス(Pareth)-7);
・ポリエチレングリコール(1〜150個のエチレングリコール単位を含むことができる)の、脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばICIユニケマ社により、Myrj 52PTMなる名称の下で市販されている、PEG-50ステアレート及びPEG-40モノステアレート;
・オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化グリセリルエーテル(1〜150個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる)の、脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばSEPPIC社によりサイマルソル(Simulsol) 220TMTMなる名称の下で市販されている、PEG-200グリセリルモノステアレート;30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルステアレート、例えばゴールドシュミット(Goldschmidt)社により市販されている製品:タガット(Tagat) STM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルオレエート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットOTM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルココエート(cocoate)、例えばシェレックス(Sherex)社により市販されている製品:バリオニック(Varionic) LI13TM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルイソステアレート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットLTM、及び30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルラウレート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットITM;
・オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化グリセリルエーテル(1〜150個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる)の、脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばSEPPIC社によりサイマルソル(Simulsol) 220TMTMなる名称の下で市販されている、PEG-200グリセリルモノステアレート;30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルステアレート、例えばゴールドシュミット(Goldschmidt)社により市販されている製品:タガット(Tagat) STM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルオレエート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットOTM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルココエート(cocoate)、例えばシェレックス(Sherex)社により市販されている製品:バリオニック(Varionic) LI13TM、30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルイソステアレート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットLTM、及び30個のエチレンオキシド基を持つ、ポリエトキシル化グリセリルラウレート、例えばゴールドシュミット社により市販されている製品:タガットITM;
・オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化ソルビトールエーテル(1〜150個のオキシエチレン及び/又はオキシプロピレン基を含むことができる)の、脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばユニケマ社により、ツイーン(Tween) 60TMなる名称の下で市販されている、ポリソルベート60;
・ジメチコーンコポリオール、例えばダウコーニング(Dow Corning)社により、Q2-5220TMなる名称の下で市販されている、製品;
・ジメチコーンコポリオールベンゾエート(ファインテックス(Finetex)社によるフィンソルブ(Finsolv) SLB 101TM及び201TM);
・EO/PO重縮合物としても知られている、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドのコポリマー;及び
・これらの混合物。
・ジメチコーンコポリオール、例えばダウコーニング(Dow Corning)社により、Q2-5220TMなる名称の下で市販されている、製品;
・ジメチコーンコポリオールベンゾエート(ファインテックス(Finetex)社によるフィンソルブ(Finsolv) SLB 101TM及び201TM);
・EO/PO重縮合物としても知られている、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドのコポリマー;及び
・これらの混合物。
該EO/PO重縮合物は、より詳しくはポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールブロックからなるコポリマー、例えばポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール/ポリエチレングリコールからなるトリブロック重縮合物である。これらのトリブロック重縮合物は、例えば以下のような化学構造を持つ:
H-(O-CH2-CH2)a-(O-CH(CH3)-CH2)b-(O-CH2-CH2)a-OH
この式において、aは2〜120なる範囲内にあり、またbは1〜100なる範囲内にある。
該EO/PO重縮合物は、好ましくは1,000〜15,000なる範囲、より好ましくは2,000〜13,000なる範囲内の重量平均分子量を持つ。有利には、該EO/PO重縮合物は、蒸留水中10g/lにおいて、20℃以上、好ましくは60℃以上の曇り点を持つ。この曇り点は、ISO標準規格1065に従って測定される。本発明において使用できるEO/PO重縮合物としては、ICI社によりシンパロニック(SynperonicTM)、例えばシンパロニックPE/L44TM及びシンパロニックPE/F127TMなる名称の下で市販されている、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール/ポリエチレングリコールトリブロック重縮合物を挙げることができる。
H-(O-CH2-CH2)a-(O-CH(CH3)-CH2)b-(O-CH2-CH2)a-OH
この式において、aは2〜120なる範囲内にあり、またbは1〜100なる範囲内にある。
該EO/PO重縮合物は、好ましくは1,000〜15,000なる範囲、より好ましくは2,000〜13,000なる範囲内の重量平均分子量を持つ。有利には、該EO/PO重縮合物は、蒸留水中10g/lにおいて、20℃以上、好ましくは60℃以上の曇り点を持つ。この曇り点は、ISO標準規格1065に従って測定される。本発明において使用できるEO/PO重縮合物としては、ICI社によりシンパロニック(SynperonicTM)、例えばシンパロニックPE/L44TM及びシンパロニックPE/F127TMなる名称の下で市販されている、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール/ポリエチレングリコールトリブロック重縮合物を挙げることができる。
b) 25℃にて、8を越えるHLBを持つノニオン性界面活性剤、場合により25℃にて、8を越えるHLBを持つ、1種又はそれ以上のノニオン性界面活性剤と組合わせて使用される、例えば以下に列挙するもの:
・糖エステル及びエーテル、例えばスクロースステアレート、スクロースココエート及びソルビタンステアレート、及びこれらの混合物、例えばICI社により市販されている、アーラトン(Arlatone) 2121TM;
・ポリオール、とりわけグリセロール又はソルビトールの脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばグリセリルステアレート、例えばゴールドシュミット社によりテジン(Tegin) MTMなる名称の下に市販されている製品、グリセリルラウレート、例えばヒュルス(Huls)社により、インビター(Imwitor) 312TMなる名称の下に市販されている製品、ポリグリセリル-2ステアレート、ソルビタントリステアレート又はグリセリルリシノレエート;
・ダウコーニング(Dow Corning)社により、Q2-3225CTMなる名称の下で市販されている、シクロメチコーン/ジメチコーンコポリオール混合物。
・糖エステル及びエーテル、例えばスクロースステアレート、スクロースココエート及びソルビタンステアレート、及びこれらの混合物、例えばICI社により市販されている、アーラトン(Arlatone) 2121TM;
・ポリオール、とりわけグリセロール又はソルビトールの脂肪酸エステル(特に、C8-C24及び好ましくはC16-C22酸の)、例えばグリセリルステアレート、例えばゴールドシュミット社によりテジン(Tegin) MTMなる名称の下に市販されている製品、グリセリルラウレート、例えばヒュルス(Huls)社により、インビター(Imwitor) 312TMなる名称の下に市販されている製品、ポリグリセリル-2ステアレート、ソルビタントリステアレート又はグリセリルリシノレエート;
・ダウコーニング(Dow Corning)社により、Q2-3225CTMなる名称の下で市販されている、シクロメチコーン/ジメチコーンコポリオール混合物。
c) アニオン性界面活性剤、例えば
・C16-C30脂肪酸塩、特にアミンから誘導されるもの、例えばトリエタノールアミンステアレート及び/又は2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオールステアレート、但し好ましくは本特許出願の組成物は、如何なるトリエタノールアミンステアレートをも含まない;
・ポリオキシエチレン化脂肪酸塩、特にアミン又はアルカリ金属塩から誘導されるもの、及びこれらの混合物;
・アルキルエーテルサルフェート、例えばナトリウムラウリルエーテルサルフェート;
・イセチオネート類;
・アシルグルタメート、例えば二ナトリウム水添タローグルタメート(アジノモト(Ajinomoto)社により市販されているアミソフト(Amisoft) HS-21 RTM)、及びこれらの混合物。
・C16-C30脂肪酸塩、特にアミンから誘導されるもの、例えばトリエタノールアミンステアレート及び/又は2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオールステアレート、但し好ましくは本特許出願の組成物は、如何なるトリエタノールアミンステアレートをも含まない;
・ポリオキシエチレン化脂肪酸塩、特にアミン又はアルカリ金属塩から誘導されるもの、及びこれらの混合物;
・アルキルエーテルサルフェート、例えばナトリウムラウリルエーテルサルフェート;
・イセチオネート類;
・アシルグルタメート、例えば二ナトリウム水添タローグルタメート(アジノモト(Ajinomoto)社により市販されているアミソフト(Amisoft) HS-21 RTM)、及びこれらの混合物。
本発明の組成物は、1種又はそれ以上の両性界面活性剤、例えばN-アシルアミノ酸、例えばN-アルキルアミノアセテート及び二ナトリウムココアンホジアセテート、及びアミンオキシド、例えばステアラミンオキシド、あるいはまたシリコーン界面活性剤、例えばジメチコーンコポリオールホスフェート、例えばフェニックスケミカル(Phoenix Chemical)社によりペコシル(Pecosil) PS 100TMなる名称の下で市販されている製品を含み得る。
一特定の態様によれば、本発明の組成物は、25℃にて、HLB>8を持つ、好ましくはポリエチレングリコールのC8-C24脂肪アルキルエーテルを含み、このエーテルは、20〜1,000個のエチレングリコール単位を含んでいる。該エーテルは、該組成物の全質量に対して、0.1〜10質量%なる範囲及び好ましくは0.2〜8質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
特に、20個のオキシエチレン基を含む、オキシエチレン化ステアリルアルコールを挙げることができる(CTFA名:ステアレス-20)。
一特定の態様によれば、本発明の組成物は、25℃にて、HLB>8を持つ、好ましくはポリエチレングリコールのC8-C24脂肪アルキルエーテルを含み、このエーテルは、20〜1,000個のエチレングリコール単位を含んでいる。該エーテルは、該組成物の全質量に対して、0.1〜10質量%なる範囲及び好ましくは0.2〜8質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
特に、20個のオキシエチレン基を含む、オキシエチレン化ステアリルアルコールを挙げることができる(CTFA名:ステアレス-20)。
好ましい一態様によれば、該組成物は、さらに脂肪アルコール、好ましくは10〜30個の炭素原子を含む脂肪アルコールから選択される補助界面活性剤を含む。この表現「10〜30個の炭素原子を含む脂肪アルコール」とは、10〜30個の炭素原子を含む任意の、飽和又は不飽和の、分岐鎖を持つ又は分岐鎖を持たない、純粋な脂肪アルコールを意味する。
10〜26個、より好ましくは10〜24個、及びより一層好ましくは14〜22個の炭素原子を含む、脂肪アルコールを使用することが好ましい。
本発明の組成物において使用できる脂肪アルコールとしては、特にラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物)、ベヘニルアルコール、及びエルシルアルコール、及びこれらの混合物を挙げることができる。セチルアルコールを使用することが好ましい。
10〜26個、より好ましくは10〜24個、及びより一層好ましくは14〜22個の炭素原子を含む、脂肪アルコールを使用することが好ましい。
本発明の組成物において使用できる脂肪アルコールとしては、特にラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物)、ベヘニルアルコール、及びエルシルアルコール、及びこれらの混合物を挙げることができる。セチルアルコールを使用することが好ましい。
このような脂肪アルコールは、特にサソール(Sasol)社により、ナフォール(Nafol)なる名称の下で市販されている。
該脂肪アルコールは、該組成物の全質量に対して、0.2〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.3〜10質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
一態様によれば、本発明の組成物は、乳化剤系として、以下の組合せを含む:
・少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート界面活性剤、
・少なくとも1種の、1〜19個のエチレングリコール単位を有し、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル、
・少なくとも1種の、20〜1000個のエチレングリコール単位を含み、25℃にてHLB>8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル、及び
・少なくとも1種の、10〜30個の炭素原子を含む脂肪アルコール。
本発明の組成物において、該界面活性剤の全含有率は、該組成物の全質量に対して、0.1〜30質量%なる範囲、好ましくは1〜20質量%なる範囲及び一層好ましくは2〜15質量%なる範囲であり得る。
該脂肪アルコールは、該組成物の全質量に対して、0.2〜20質量%なる範囲及び好ましくは0.3〜10質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
一態様によれば、本発明の組成物は、乳化剤系として、以下の組合せを含む:
・少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート界面活性剤、
・少なくとも1種の、1〜19個のエチレングリコール単位を有し、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル、
・少なくとも1種の、20〜1000個のエチレングリコール単位を含み、25℃にてHLB>8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル、及び
・少なくとも1種の、10〜30個の炭素原子を含む脂肪アルコール。
本発明の組成物において、該界面活性剤の全含有率は、該組成物の全質量に対して、0.1〜30質量%なる範囲、好ましくは1〜20質量%なる範囲及び一層好ましくは2〜15質量%なる範囲であり得る。
ワックス
本特許出願の組成物は、有利には少なくとも1種のワックスを含む。
本発明の目的にとって、該用語「ワックス」とは、室温(25℃)にて固体であり、可逆的な固/液間の状態変化を伴い、30℃以上であって、かつ120℃までであり得る融点を持つ、親油性の化合物を意味する。
該ワックスの融点は、示差走査型熱量計(DSC)、例えばメトラー社によって、DSC30なる名称の下に市販されている熱量計を用いて測定できる。
該ワックスは、炭化水素を主成分とするワックス、フルオロワックス及び/又はシリコーンワックスであり得、また植物、鉱物、動物及び/又は合成起源のものであり得る。特に、該ワックスは、25℃を越える及びより好ましくは45℃を超える融点を持つ。
本特許出願の組成物は、有利には少なくとも1種のワックスを含む。
本発明の目的にとって、該用語「ワックス」とは、室温(25℃)にて固体であり、可逆的な固/液間の状態変化を伴い、30℃以上であって、かつ120℃までであり得る融点を持つ、親油性の化合物を意味する。
該ワックスの融点は、示差走査型熱量計(DSC)、例えばメトラー社によって、DSC30なる名称の下に市販されている熱量計を用いて測定できる。
該ワックスは、炭化水素を主成分とするワックス、フルオロワックス及び/又はシリコーンワックスであり得、また植物、鉱物、動物及び/又は合成起源のものであり得る。特に、該ワックスは、25℃を越える及びより好ましくは45℃を超える融点を持つ。
該ワックスは、該組成物の全質量に対して、0.1〜50質量%なる範囲、より好ましくは1〜40質量%なる範囲及びより一層好ましくは5〜30質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
炭化水素を主成分とするワックス、例えば蜜蝋、ラノリンワックス、又はイボタ蝋;ライスワックス、カルナウバ蝋、キャンデリラ蝋、オーリキュリー(ouricury)ワックス、エスパルトグラスワックス、コルク繊維ワックス、サトウキビワックス、木蝋及び漆;モンタンワックス、ミクロクリスタリンワックス、パラフィン及びオゾケライト;ポリエチレンワックス、フィッシャー-トロプシュ合成により得られるワックス及びワックス上コポリマー、及びこれらのエステルを、特に使用することができる。
また、直鎖又は分岐鎖のC8-C32脂肪鎖を含む動物又は植物オイルの接触的水添により得られるワックスをも挙げることができる。
炭化水素を主成分とするワックス、例えば蜜蝋、ラノリンワックス、又はイボタ蝋;ライスワックス、カルナウバ蝋、キャンデリラ蝋、オーリキュリー(ouricury)ワックス、エスパルトグラスワックス、コルク繊維ワックス、サトウキビワックス、木蝋及び漆;モンタンワックス、ミクロクリスタリンワックス、パラフィン及びオゾケライト;ポリエチレンワックス、フィッシャー-トロプシュ合成により得られるワックス及びワックス上コポリマー、及びこれらのエステルを、特に使用することができる。
また、直鎖又は分岐鎖のC8-C32脂肪鎖を含む動物又は植物オイルの接触的水添により得られるワックスをも挙げることができる。
特に列挙することのできるワックスとしては、水添ホホバ油、異性化ホホバ油、例えばイソホホバ(Iso-Jojoba-50TM)なる商品名で、デザートホエール(Desert Whale)社により製造販売されている、トランス-異性化され、部分的に水添されたホホバ油、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ココナッツオイル、水添ラノリンオイル及びヘテレン(Heterene)社により、ヘスト(Hest) 2T-4Sなる名称で市販されているビス(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラステアレート、ヘテレン社により、ヘスト(Hest) 2T-4Bなる名称で市販されているビス(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラベヘネートがある。
同様に、シリコーンワックス、例えば16〜45個の炭素原子を含む、アルキル又はアルコキシジメチコーン、及びフルオロワックスを挙げることもできる。
ソフィム(Sophim)社により、フィトワックスオリーブ(Phytowax Olive) 18L57なる名称で市販されている、ステアリルアルコールでエステル化した、オリーブオイルの水添により得られるワックス、あるいはまたフィトワックスリシン(Phytowax ricin) 16L64及び22L73なる名称で市販されている、セチルアルコールでエステル化された、ヒマシ油の水添により得られるワックスを使用することも可能である。このようなワックスは、特許出願FR-A-2,792,190に記載されている。
同様に、シリコーンワックス、例えば16〜45個の炭素原子を含む、アルキル又はアルコキシジメチコーン、及びフルオロワックスを挙げることもできる。
ソフィム(Sophim)社により、フィトワックスオリーブ(Phytowax Olive) 18L57なる名称で市販されている、ステアリルアルコールでエステル化した、オリーブオイルの水添により得られるワックス、あるいはまたフィトワックスリシン(Phytowax ricin) 16L64及び22L73なる名称で市販されている、セチルアルコールでエステル化された、ヒマシ油の水添により得られるワックスを使用することも可能である。このようなワックスは、特許出願FR-A-2,792,190に記載されている。
特定の態様によれば、本発明の組成物は、少なくとも1種の「粘着性」ワックス、即ち0.7N.s以上の粘着力及び3.5MPa以下の硬さを持つワックスを含むことができる。
粘着性ワックスの使用は、特に睫毛への適用が容易な、睫毛に対して十分に付着し、かつ平滑で、均一な、かつ濃厚化性のメイクアップの形成に導く、化粧料組成物の製造を可能とする。
特に、使用する粘着性ワックスは、0.7〜30N.sなる範囲、とりわけ1N.s以上、特に1〜20N.sなる範囲、とりわけ2N.s以上、とりわけ2〜10N.sなる範囲、及び特に2〜5N.sなる範囲の粘着力を持つことができる。
該ワックスの粘着力は、レオ(Rheo)社によりTA-TX2iTMなる名称の下で市販されている、45度なる角度をなす、円錐形のアクリル系ポリマースピンドルを備えた、テクスチュロメータ(texturometer)を使用して、20℃にて、時間の関数としての、力(圧縮力又は伸縮力)の変動を測定することによって決定される。
粘着性ワックスの使用は、特に睫毛への適用が容易な、睫毛に対して十分に付着し、かつ平滑で、均一な、かつ濃厚化性のメイクアップの形成に導く、化粧料組成物の製造を可能とする。
特に、使用する粘着性ワックスは、0.7〜30N.sなる範囲、とりわけ1N.s以上、特に1〜20N.sなる範囲、とりわけ2N.s以上、とりわけ2〜10N.sなる範囲、及び特に2〜5N.sなる範囲の粘着力を持つことができる。
該ワックスの粘着力は、レオ(Rheo)社によりTA-TX2iTMなる名称の下で市販されている、45度なる角度をなす、円錐形のアクリル系ポリマースピンドルを備えた、テクスチュロメータ(texturometer)を使用して、20℃にて、時間の関数としての、力(圧縮力又は伸縮力)の変動を測定することによって決定される。
測定プロトコールは、以下の通りである:
該ワックスを、該ワックスの融点+10℃に等しい温度にて溶融する。この溶融ワックスを、径25mm及び深さ20mmの容器に注込む。このワックスを、室温(25℃)にて24時間、該ワックスの表面が、平坦かつ平滑となるように再結晶化させ、次いで該ワックスを、該粘着力の測定前に、20℃にて少なくとも1時間保存する。
該テクスチュロメータのスピンドルを0.5mm/sなる速度で移動させ、次に該ワックスに、2mmなる侵入深さまで侵入させる。このスピンドルが該ワックス内に深さ2mm侵入した時点で、該スピンドルを、1秒間静止状態に維持し(緩和時間に相当)、次いで0.5mm/sなる速度にて引抜く。
該ワックスを、該ワックスの融点+10℃に等しい温度にて溶融する。この溶融ワックスを、径25mm及び深さ20mmの容器に注込む。このワックスを、室温(25℃)にて24時間、該ワックスの表面が、平坦かつ平滑となるように再結晶化させ、次いで該ワックスを、該粘着力の測定前に、20℃にて少なくとも1時間保存する。
該テクスチュロメータのスピンドルを0.5mm/sなる速度で移動させ、次に該ワックスに、2mmなる侵入深さまで侵入させる。このスピンドルが該ワックス内に深さ2mm侵入した時点で、該スピンドルを、1秒間静止状態に維持し(緩和時間に相当)、次いで0.5mm/sなる速度にて引抜く。
該緩和時間中に、該力(圧縮力)は、零となるまで大幅に低下し、次に該スピンドルの引抜きの際に、該力(伸縮力)は、負となり、次いで値0まで再度上昇する。該粘着力は、該力(伸縮力)の負の値に相当する曲線部分に関する、時間の関数としての該力の曲線の積分値に対応する。該粘着力値は、N.s単位で表される。
使用可能な該粘着性ワックスは、一般に3.5MPa以下、特に0.01〜3.5MPaなる範囲、とりわけ0.05〜3 MPaなる範囲、あるいはさらに0.1〜2.5なる範囲の硬さを持つ。
該硬さは、前に記載したプロトコールに従って測定される。
使用可能な該粘着性ワックスは、単独の又は混合物としての、C20-C40アルキル(ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート(該アルキル基は、20〜40個の炭素原子を含む)、特に以下の式(II)で表される、C20-C40アルキル12-(12'-ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート、あるいは該式(II)の化合物の混合物である:
使用可能な該粘着性ワックスは、一般に3.5MPa以下、特に0.01〜3.5MPaなる範囲、とりわけ0.05〜3 MPaなる範囲、あるいはさらに0.1〜2.5なる範囲の硬さを持つ。
該硬さは、前に記載したプロトコールに従って測定される。
使用可能な該粘着性ワックスは、単独の又は混合物としての、C20-C40アルキル(ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート(該アルキル基は、20〜40個の炭素原子を含む)、特に以下の式(II)で表される、C20-C40アルキル12-(12'-ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート、あるいは該式(II)の化合物の混合物である:
該式において、mは、18〜38なる範囲の整数である。
このようなワックスは、特にコスタケーネン(Koster Keunen)社により、ケスタワックス(Kester Wax) K82PTM及びケスタワックス(Kester Wax) K80PTMなる名称の下で市販されている。
上記ワックスは、一般に45℃未満の出発融点を有する。
ストラール&ピッシュ(Strahl & Pitsch)社によりSP18なる参照名にて市販されている、約0.46MPaなる硬さ及び約1N.sなる粘着力値を持つマイクロワックスも、使用することができる。
該ワックスは、ワックスの水性微細分散液の形状であり得る。この表現「ワックスの水性微細分散液」とは、ワックス粒子の水性分散液であって、そこに含まれる該ワックス粒子の粒径が、約1μm以下であるものを意味する。
ワックスの微細分散液は、コロイド状ワックス粒子の安定な分散液であり、また特に「マイクロエマルションの理論と実際(Microemulsion Theory and Practice)」L.M. Prince編, アカデミックプレス刊, 1977, pp.21-32に記載されている。
このようなワックスは、特にコスタケーネン(Koster Keunen)社により、ケスタワックス(Kester Wax) K82PTM及びケスタワックス(Kester Wax) K80PTMなる名称の下で市販されている。
上記ワックスは、一般に45℃未満の出発融点を有する。
ストラール&ピッシュ(Strahl & Pitsch)社によりSP18なる参照名にて市販されている、約0.46MPaなる硬さ及び約1N.sなる粘着力値を持つマイクロワックスも、使用することができる。
該ワックスは、ワックスの水性微細分散液の形状であり得る。この表現「ワックスの水性微細分散液」とは、ワックス粒子の水性分散液であって、そこに含まれる該ワックス粒子の粒径が、約1μm以下であるものを意味する。
ワックスの微細分散液は、コロイド状ワックス粒子の安定な分散液であり、また特に「マイクロエマルションの理論と実際(Microemulsion Theory and Practice)」L.M. Prince編, アカデミックプレス刊, 1977, pp.21-32に記載されている。
特に、これらワックスの微細分散液は、界面活性剤及び場合により少量の水の存在下で、該ワックスを溶融し、引き続き攪拌しつつ高温の水を徐々に添加することにより得ることができる。油中水型エマルションの中間体の形成が観測され、次いで転相されて、最終的に水中油型のマイクロエマルションが生成される。冷却すると、固体コロイド粒子の安定な微細分散液が得られる。
該ワックスの微細分散液は、またワックス、界面活性剤及び水の混合物を、超音波、高圧ホモジナイザ又はターボミキサ等の攪拌手段を用いて、攪拌することによっても得ることができる。
該ワックスの微細分散液の粒子は、1μm以下(特に、0.02〜0.99μmなる範囲)及び好ましくは0.5μm未満(特に、0.06〜0.5μmなる範囲)の粒径を持つことが好ましい。
これらの粒子は、本質的にワックス又はワックス混合物からなる。しかし、該粒子は、少量の油状及び/又はペースト状の脂肪添加物、界面活性剤及び/又は通常の油溶性添加物/活性剤を含むこともできる。
該ワックスの微細分散液は、またワックス、界面活性剤及び水の混合物を、超音波、高圧ホモジナイザ又はターボミキサ等の攪拌手段を用いて、攪拌することによっても得ることができる。
該ワックスの微細分散液の粒子は、1μm以下(特に、0.02〜0.99μmなる範囲)及び好ましくは0.5μm未満(特に、0.06〜0.5μmなる範囲)の粒径を持つことが好ましい。
これらの粒子は、本質的にワックス又はワックス混合物からなる。しかし、該粒子は、少量の油状及び/又はペースト状の脂肪添加物、界面活性剤及び/又は通常の油溶性添加物/活性剤を含むこともできる。
本特許出願の該組成物は、また少なくとも1種の親水性又は親油性のフィルム-形成性ポリマーを含むこともできる。
本特許出願において、該用語「フィルム-形成性ポリマー」とは、それ自体又は補助的なフィルム-形成剤の存在下で、睫毛に付着する、巨視的に連続なフィルム、好ましくは凝集性のフィルム、より好ましくは例えば該フィルムが非-粘着性の表面、例えばテフロン(登録商標)(Teflon)-被覆若しくはシリコーン-被覆表面上に流し込むことによって作られる場合には、凝集性及び機械的な特性が、該フィルムを単離し、あるいは単離した状態で取扱うことを可能とするようなものである、フィルムを形成し得るポリマーを意味する。
一般に、本特許出願の該組成物における「フィルム-形成性ポリマー」の含有率は、該組成物の全質量に対して、0.1〜40質量%なる範囲、好ましくは0.5〜30質量%なる範囲及びより好ましくは1〜20質量%なる範囲にある。
該親水性フィルム-形成性ポリマーは、水溶性ポリマーであり得、あるいは水性媒体中に分散された分散液であり得る。
本特許出願において、該用語「フィルム-形成性ポリマー」とは、それ自体又は補助的なフィルム-形成剤の存在下で、睫毛に付着する、巨視的に連続なフィルム、好ましくは凝集性のフィルム、より好ましくは例えば該フィルムが非-粘着性の表面、例えばテフロン(登録商標)(Teflon)-被覆若しくはシリコーン-被覆表面上に流し込むことによって作られる場合には、凝集性及び機械的な特性が、該フィルムを単離し、あるいは単離した状態で取扱うことを可能とするようなものである、フィルムを形成し得るポリマーを意味する。
一般に、本特許出願の該組成物における「フィルム-形成性ポリマー」の含有率は、該組成物の全質量に対して、0.1〜40質量%なる範囲、好ましくは0.5〜30質量%なる範囲及びより好ましくは1〜20質量%なる範囲にある。
該親水性フィルム-形成性ポリマーは、水溶性ポリマーであり得、あるいは水性媒体中に分散された分散液であり得る。
本発明の組成物において使用可能な、フィルム-形成性ポリマーとしては、フリーラジカル型の又は重縮合型の合成ポリマー、及び天然起源のポリマー、並びにこれらの混合物を挙げることができる。
例示可能な水溶性フィルム-形成性ポリマーの例は、以下に列挙する通りである:
・タンパク質、例えば植物起源のタンパク質、例えば小麦又は大豆タンパク質;動物起源のタンパク質、例えばケラチン水解物及びスルホニックケラチン等のケラチン;
・セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース、並びに四級化セルロース誘導体;
・アクリル系ポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリレート又はポリメタクリレート;
・ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸とのコポリマー、酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのコポリマー、ビニルピロリドンとカプロラクタムとのコポリマー、ポリビニルアルコール;
例示可能な水溶性フィルム-形成性ポリマーの例は、以下に列挙する通りである:
・タンパク質、例えば植物起源のタンパク質、例えば小麦又は大豆タンパク質;動物起源のタンパク質、例えばケラチン水解物及びスルホニックケラチン等のケラチン;
・セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース及びカルボキシメチルセルロース、並びに四級化セルロース誘導体;
・アクリル系ポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリレート又はポリメタクリレート;
・ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸とのコポリマー、酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのコポリマー、ビニルピロリドンとカプロラクタムとのコポリマー、ポリビニルアルコール;
・アニオン性、カチオン性、両性又はノニオン性キチン又はキトサンポリマー;
・アラビアガム、グアーガム、ザンタン誘導体、及びカラヤゴム;
・アルギン酸塩及びカラギーナン;
・グリコアミノグリカン、及びヒアルロン酸及びこれらの誘導体;
・セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル樹脂、エレミガム及びコーパル樹脂;
・デオキシリボ核酸;
・ムコ多糖、例えばコンドロイチン硫酸;
及びこれらの混合物。
該フィルム-形成性ポリマーは、水性相に分散された粒子の状態で、該組成物中に存在することもでき、これらはラテックス又は擬似ラテックスとして一般に知られている。これらの分散液を調製するための技術は、当業者には周知である。
・アラビアガム、グアーガム、ザンタン誘導体、及びカラヤゴム;
・アルギン酸塩及びカラギーナン;
・グリコアミノグリカン、及びヒアルロン酸及びこれらの誘導体;
・セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル樹脂、エレミガム及びコーパル樹脂;
・デオキシリボ核酸;
・ムコ多糖、例えばコンドロイチン硫酸;
及びこれらの混合物。
該フィルム-形成性ポリマーは、水性相に分散された粒子の状態で、該組成物中に存在することもでき、これらはラテックス又は擬似ラテックスとして一般に知られている。これらの分散液を調製するための技術は、当業者には周知である。
使用可能なフィルム-形成性ポリマーの水性分散液は、以下に列挙するものを包含する:アベシア-ネオレジンズ(Avecia-Neoresins)社による、ネオクリル(Neocryl) XK-90TM、ネオクリルA-1070TM、ネオクリルA-1090TM、ネオクリルBT-62TM、ネオクリルA-1079TM及びネオクリルA-523TM、ダウケミカル社による、ダウラテックス(Dow Latex) 432TM;ダイトカセイ工業(Daito Kasey Kogyo)社による、ダイトゾル(Daitosol) 5000ADTM又はダイトゾル5000SJTM、インターポリマー(Interpolymer)社によるシントラン(Syntran) 5760TM、ローム&ハース(Rohm & Haas)社による、アリアンツオプティ(Allianz OptTM)の名称で市販されるアクリル系分散物、又はアベシア-ネオレジンズ社による、ネオレズ(Neorez) R-981TM、及びネオレズR-974TM、ノベオン(Noveon)社による、アバリュア(Avalure) UR-405TM、アバリュアUR-410TM、アバリュアUR-425TM、アバリュアUR-450TM、サンキュア(Sancure) 875TM、アバリュアUR-445TM、及びサンキュア2060TM、バイエル(Bayer)社による、インプラニル(Impranil) 85TM、ハイドロマ(Hydromer)社による、アクアミア(Aquamere) H-1511TMの名称で市販される水性ポリウレタン分散物;イーストマンケミカルプローダクツ(Eastman Chemical Products)社により、イーストマン(Eastman) AQTMの名称で市販されるスルホポリエステル、ビニル分散液、例えばメキソマー(Mexomer) PAMTM、水性ポリ酢酸ビニル分散液、例えばニッシンケミカル(Nisshin Chemical)社から入手できるビニブラン(VinybranTM)あるいはユニオンカーバイド(Union Carbide)社により市販されているもの、ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド及びラウリルジメチルプロピルメタクリルアミドアンモニウムクロリドターポリマーの水性分散液、例えばISPから入手できるスチレーゼ(StylezeTM) W、ポリウレタン/ポリアクリル酸ハイブリッドポリマーの水性分散物、例えばエアープローダクツ(Air Products)社からハイブリデュール(HybridurTM)なる名称の元で市販されているもの、又はナショナルスターチ(National Starch)社から入手できるデュロマー(DuromerTM)、及びコア/シェル型の分散液、例えばアトフィナ(Atofina)社により、キナール(Kynar)(コア:フルオロ;シェル:シリコーン)なる名称の下で市販されているもの、あるいはまた文献US 5,188,899号に記載されているもの(コア:シリカ;シェル:シリコーン)、及びこれらの混合物。
上記親油性ポリマーは、非水性溶媒相中に溶解又は分散された溶液又は分散液であり得る。
本特許出願の組成物は、また少なくとも1種の親水性ゲル化剤を含むことができ、これは以下に列挙するものから選択できる:
・アクリル酸又はメタクリル酸のホモポリマー又はコポリマー、又は塩及びこれらのエステル、及び特にアライドコロイド(Allied Colloid)社により、バーシコル(Versicol) FTM又はバーシコルKTMなる名称の下に市販されている製品、チバガイギー(Ciba Geigy)社による、ウルトラホルド(Ultrahold) 8TM、及びシンタレン(Synthalen) K型のポリアクリル酸;
・アクリル酸とアクリルアミドとのコポリマー、例えばハーキュルス(Hercules)社によりレテン(RetenTM)なる名称の下にナトリウム塩として市販されているもの及びヘンケル(Henkel)社によりハイダゲン(Hydagen) FTMなる名称の下に市販されている、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩;
・ペムレン(Pemulen)型の、ポリアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー;
本特許出願の組成物は、また少なくとも1種の親水性ゲル化剤を含むことができ、これは以下に列挙するものから選択できる:
・アクリル酸又はメタクリル酸のホモポリマー又はコポリマー、又は塩及びこれらのエステル、及び特にアライドコロイド(Allied Colloid)社により、バーシコル(Versicol) FTM又はバーシコルKTMなる名称の下に市販されている製品、チバガイギー(Ciba Geigy)社による、ウルトラホルド(Ultrahold) 8TM、及びシンタレン(Synthalen) K型のポリアクリル酸;
・アクリル酸とアクリルアミドとのコポリマー、例えばハーキュルス(Hercules)社によりレテン(RetenTM)なる名称の下にナトリウム塩として市販されているもの及びヘンケル(Henkel)社によりハイダゲン(Hydagen) FTMなる名称の下に市販されている、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩;
・ペムレン(Pemulen)型の、ポリアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー;
・クラリアント(Clariant)社により市販されている、AMPS(アンモニア水で中和され、また高度に架橋されているポリアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸);
・SEPPICによって市販されている、セピゲル(SepigelTM)又はシマルゲル(SimulgelTM)型のAMPS/アクリルアミドコポリマー;及び
・AMPS/ポリオキシエチレン化アルキルメタクリレートコポリマー(架橋又は架橋されていない)及びこれらの混合物;
・会合性ポリウレタン、例えばセルボデルデン(Servo Delden)社からのポリマー:C16-OE120-C16(SER AD FX1100なる名称で市販されており、これはウレタン官能基を含み、また重量平均分子量1300を持ち、ここでOEは、オキシエチレン単位である)、レオックス(Rheox)社により市販されている、ウレタン官能基を含むレオレート(Rheolate) 205、あるいはまたレオレート208又は204(これらポリマーは、純粋な状態で市販されている)又はC20アルキル鎖及びウレタン結合を持ち、20%の活性物質水溶液濃度にて、ローム&ハース社から入手できる、DW 1206B。これら会合性ポリウレタンの、特に水又は水性アルコール系媒体中の、溶液又は分散液を使用することも可能である。列挙することのできるこのようなポリマーの例は、セルボデルデン社からのSER AD FX1010、SER AD FX1035、及びSER AD FX1070;及びレオックス社により市販されている、ウレタン官能基を含むレオレート255、レオレート278及びレオレート244を包含する。ローム&ハース社から入手できる製品、アクリゾル(Acrysol) RM184又はアクリゾル44、及びDW 1206F及びDW 1206J、又はボルチャーズ(Borchers)社からのボルチゲル(Borchigel) LW44を使用することも可能である;
・及びこれらの混合物。
・SEPPICによって市販されている、セピゲル(SepigelTM)又はシマルゲル(SimulgelTM)型のAMPS/アクリルアミドコポリマー;及び
・AMPS/ポリオキシエチレン化アルキルメタクリレートコポリマー(架橋又は架橋されていない)及びこれらの混合物;
・会合性ポリウレタン、例えばセルボデルデン(Servo Delden)社からのポリマー:C16-OE120-C16(SER AD FX1100なる名称で市販されており、これはウレタン官能基を含み、また重量平均分子量1300を持ち、ここでOEは、オキシエチレン単位である)、レオックス(Rheox)社により市販されている、ウレタン官能基を含むレオレート(Rheolate) 205、あるいはまたレオレート208又は204(これらポリマーは、純粋な状態で市販されている)又はC20アルキル鎖及びウレタン結合を持ち、20%の活性物質水溶液濃度にて、ローム&ハース社から入手できる、DW 1206B。これら会合性ポリウレタンの、特に水又は水性アルコール系媒体中の、溶液又は分散液を使用することも可能である。列挙することのできるこのようなポリマーの例は、セルボデルデン社からのSER AD FX1010、SER AD FX1035、及びSER AD FX1070;及びレオックス社により市販されている、ウレタン官能基を含むレオレート255、レオレート278及びレオレート244を包含する。ローム&ハース社から入手できる製品、アクリゾル(Acrysol) RM184又はアクリゾル44、及びDW 1206F及びDW 1206J、又はボルチャーズ(Borchers)社からのボルチゲル(Borchigel) LW44を使用することも可能である;
・及びこれらの混合物。
上記した幾つかの水溶性フィルム-形成性ポリマーは、また水溶性のゲル化剤としても機能し得る。
該親水性ゲル化剤は、本発明の組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.05〜40質量%なる範囲、好ましくは0.1〜20質量%なる範囲及びより好ましくは0.5〜15質量%なる範囲の含有率で存在する。
本特許出願の組成物は、また少なくとも1種の又はそれ以上のオイル又は有機溶媒を含むことができる。
該用語「オイル又は有機溶媒」とは、室温及び大気圧下で液体である、非水性物質を意味する。該オイルは、揮発性又は不揮発性何れであってもよい。
該親水性ゲル化剤は、本発明の組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.05〜40質量%なる範囲、好ましくは0.1〜20質量%なる範囲及びより好ましくは0.5〜15質量%なる範囲の含有率で存在する。
本特許出願の組成物は、また少なくとも1種の又はそれ以上のオイル又は有機溶媒を含むことができる。
該用語「オイル又は有機溶媒」とは、室温及び大気圧下で液体である、非水性物質を意味する。該オイルは、揮発性又は不揮発性何れであってもよい。
本発明の目的にとって、該用語「揮発性オイル又は有機溶媒」とは、室温及び大気圧下で、1時間未満の間に、皮膚又は睫毛と接触した際に蒸発することのできる、任意の非水性媒体を意味する。本発明の該揮発性有機溶媒又は揮発性オイルは、揮発性溶媒及び室温にて液体であり、また室温及び大気圧下で、零でない蒸気圧、特に0.13〜40,000Pa(10-3〜300mmHg)なる範囲、特に1.3〜13,000Pa(0.01〜100mmHg)、及びより特定的には1.3〜1,300Pa(0.01〜10mmHg)なる範囲内の蒸気圧を持つ化粧学的オイルである。該用語「不揮発性オイル」とは、少なくとも数時間に渡り、室温及び大気圧下で、皮膚又はケラチン繊維上において維持され、しかも特に0.13Pa(10-3mmHg)未満の蒸気圧を持つオイルを意味する。
該オイルは、該組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.05〜30質量%なる範囲及び好ましくは0.1〜15質量%なる範囲の含有率で存在し得る。本発明の組成物は、揮発性オイル又は不揮発性オイル、又はこれらの混合物を含むことができる。
該揮発性オイル(又は不揮発性オイル)は、炭化水素を主成分とするオイル、シリコーンオイル若しくはフルオロオイル、又はこれらの混合物であり得る。
該オイルは、該組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.05〜30質量%なる範囲及び好ましくは0.1〜15質量%なる範囲の含有率で存在し得る。本発明の組成物は、揮発性オイル又は不揮発性オイル、又はこれらの混合物を含むことができる。
該揮発性オイル(又は不揮発性オイル)は、炭化水素を主成分とするオイル、シリコーンオイル若しくはフルオロオイル、又はこれらの混合物であり得る。
該用語「炭化水素を主成分とするオイル」とは、主として水素原子及び炭素原子、及び場合により酸素、窒素、硫黄又はリン原子を含むオイルを意味する。該揮発性の炭化水素を主成分とするオイルは、8〜16個の炭素原子を含む炭化水素を主成分とするオイル、及び特に分岐C8-C16アルカン、例えば石油起源のC8-C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られている)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても知られている)、イソデカン及びイソヘキサデカン、例えばアイソパー(Isopar)又はパーメチル(Permethyl)なる商品名の下に市販されているオイル、分岐したC8-C16エステル及びイソヘキシルネオペンタノエート、及びこれらの混合物から選択することができる。他の揮発性の炭化水素を主成分とするオイル、例えば石油留分、特にシェル(Shell)社によりシェルソルト(Shell SoltTM)なる名称の下で市販されているものを使用することも可能である。
同様に使用できる揮発性オイルは、揮発性シリコーン、例えば揮発性直鎖又は環式シリコーンオイル、特に粘度≦6cSt(6×10-6m2/s)を有し、かつ特に3〜6個の珪素原子を含むものを包含し、これらのシリコーンは、場合により1又は2個の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を含む。本発明において使用できる、揮発性シリコーンオイルとしては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、及びこれらの混合物を挙げることができる。
同様に使用できる揮発性オイルは、揮発性シリコーン、例えば揮発性直鎖又は環式シリコーンオイル、特に粘度≦6cSt(6×10-6m2/s)を有し、かつ特に3〜6個の珪素原子を含むものを包含し、これらのシリコーンは、場合により1又は2個の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を含む。本発明において使用できる、揮発性シリコーンオイルとしては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、及びこれらの混合物を挙げることができる。
揮発性有機溶媒、特にフッ素化された溶媒、例えばノナフルオロメトキシブタン又はパーフルオロメチルシクロペンタンを使用することもできる。
本発明による組成物の各々は、また少なくとも1種の不揮発性オイル又は有機溶媒をも含むことができ、これらは特に不揮発性の炭化水素を主成分とするオイル及び/又はシリコーンオイル及び/又はフルオロオイルから選択することができる。
特に列挙することのできる不揮発性の炭化水素を主成分とするオイルは、以下に例示するものを含む:
・植物起源の炭化水素を主成分とするオイル、例えばグリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセライド、ここで該脂肪酸は、C4〜C24なる範囲で変動する鎖長を持つことができ、これらの鎖は、可能ならば直鎖又は分岐鎖、及び飽和又は不飽和であり得;これらのオイルは、特に小麦胚芽油、ヒマワリ油、グレープシード油、ゴマ油、コーン油、アプリコット油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンド油、パーム油、菜種油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカダミアナット油、ホホバ油、アルファルファ油、ポピー油、パンプキン油、ゴマ油、マローファット、菜種油、クロフサスグリ油、マツヨイグサ油、キビ油、オオムギ油、アカザ油、ライ麦油、ベニバナ油、ククイノキ油、パッションフラワー油、及びヤマイバラ油、あるいはまたカプリル酸/カプリン酸トリグリセライド、例えばステアリネリーズデュボア(Stearineries Dubois)社により市販されているもの、又はダイナマイトノーベル(Dynamit Nobel)社により、ミグリオール(Miglyol) 810TM、812TM及び818TMなる名称の下で市販されているものである;
本発明による組成物の各々は、また少なくとも1種の不揮発性オイル又は有機溶媒をも含むことができ、これらは特に不揮発性の炭化水素を主成分とするオイル及び/又はシリコーンオイル及び/又はフルオロオイルから選択することができる。
特に列挙することのできる不揮発性の炭化水素を主成分とするオイルは、以下に例示するものを含む:
・植物起源の炭化水素を主成分とするオイル、例えばグリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセライド、ここで該脂肪酸は、C4〜C24なる範囲で変動する鎖長を持つことができ、これらの鎖は、可能ならば直鎖又は分岐鎖、及び飽和又は不飽和であり得;これらのオイルは、特に小麦胚芽油、ヒマワリ油、グレープシード油、ゴマ油、コーン油、アプリコット油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンド油、パーム油、菜種油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカダミアナット油、ホホバ油、アルファルファ油、ポピー油、パンプキン油、ゴマ油、マローファット、菜種油、クロフサスグリ油、マツヨイグサ油、キビ油、オオムギ油、アカザ油、ライ麦油、ベニバナ油、ククイノキ油、パッションフラワー油、及びヤマイバラ油、あるいはまたカプリル酸/カプリン酸トリグリセライド、例えばステアリネリーズデュボア(Stearineries Dubois)社により市販されているもの、又はダイナマイトノーベル(Dynamit Nobel)社により、ミグリオール(Miglyol) 810TM、812TM及び818TMなる名称の下で市販されているものである;
・10〜40個の炭素原子を含む合成エーテル;
・無機又は合成起源の直鎖又は分岐鎖炭化水素、例えば石油ゼリー、ポリデセン、水添ポリイソブテン、例えばパーリーム(parleam)、及びスクアラン、及びこれらの混合物;
・合成エステル、例えば式:R1COOR2(ここで、R1は、1〜40個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖脂肪酸残基を表し、またR2は特に1〜40個の炭素原子を含む、分岐した炭化水素を主成分とする連鎖を表し、但しR1+ R2≧10を満たすことを条件とし、例えばパーセリン(purcellin)油(ケトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12-C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルキル又はポリアルキルオクタノエート、デカノエート又はリシノレエート、例えばプロピレングリコールジオクタノエート;ヒドロキシル化エステル、例えばイソステアリルラクテート及びジイソステアリルマレート;及びペンタエリスリトールエステル;
・無機又は合成起源の直鎖又は分岐鎖炭化水素、例えば石油ゼリー、ポリデセン、水添ポリイソブテン、例えばパーリーム(parleam)、及びスクアラン、及びこれらの混合物;
・合成エステル、例えば式:R1COOR2(ここで、R1は、1〜40個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖脂肪酸残基を表し、またR2は特に1〜40個の炭素原子を含む、分岐した炭化水素を主成分とする連鎖を表し、但しR1+ R2≧10を満たすことを条件とし、例えばパーセリン(purcellin)油(ケトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12-C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルキル又はポリアルキルオクタノエート、デカノエート又はリシノレエート、例えばプロピレングリコールジオクタノエート;ヒドロキシル化エステル、例えばイソステアリルラクテート及びジイソステアリルマレート;及びペンタエリスリトールエステル;
・室温にて液体であり、12〜26個の炭素原子を含む分岐した及び/又は不飽和の炭素を主成分とする連鎖を含有する脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヒドロキシデカノール、2-ブチルオクタノール、又は2-ウンデシルペンタデカノール;
・高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸又はリノレン酸;
及びこれらの混合物。
本発明による組成物において使用できる不揮発性シリコーンオイルは、不揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS)、シリコーン鎖のペンダント及び/又は末端にあるアルキル基又はアルコキシ基を含み、該基の各々が2〜24個の炭素原子を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであり得る。
・高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸又はリノレン酸;
及びこれらの混合物。
本発明による組成物において使用できる不揮発性シリコーンオイルは、不揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS)、シリコーン鎖のペンダント及び/又は末端にあるアルキル基又はアルコキシ基を含み、該基の各々が2〜24個の炭素原子を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであり得る。
本発明による組成物において使用できるフルオロオイルは、特に文献EP-A-847,752に記載されているような、フルオロシリコーンオイル、フルオロポリエーテル又はフルオロシリコーンである。
本発明による組成物における該不揮発性オイル又は有機溶媒の含有率は、該組成物の全質量に対して、0.01〜30質量%なる範囲、特に0.1〜25質量%なる範囲及びより好ましくは0.1〜20質量%なる範囲内にある。
本発明の組成物は、また少なくとも1種の色素、例えば粉末状の染料、油溶性の染料及び水溶性の染料を含むこともできる。
該粉末状の染料は、顔料及び真珠光沢剤から選択することができる。
該顔料は、白色又は有色、無機及び/又は有機、及び被覆又は未被覆のものであり得る。例示できる無機顔料は、場合により表面処理された、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、又は酸化セリウム、及び同様に酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロムハイドレート(chromium hydrate)、及び鉄青(ferric blue)である。例示できる有機顔料は、カーボンブラック、D&C型の顔料、及びコチニールカルミン又はバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムを主成分とするレーキ顔料である。
本発明による組成物における該不揮発性オイル又は有機溶媒の含有率は、該組成物の全質量に対して、0.01〜30質量%なる範囲、特に0.1〜25質量%なる範囲及びより好ましくは0.1〜20質量%なる範囲内にある。
本発明の組成物は、また少なくとも1種の色素、例えば粉末状の染料、油溶性の染料及び水溶性の染料を含むこともできる。
該粉末状の染料は、顔料及び真珠光沢剤から選択することができる。
該顔料は、白色又は有色、無機及び/又は有機、及び被覆又は未被覆のものであり得る。例示できる無機顔料は、場合により表面処理された、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、又は酸化セリウム、及び同様に酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロムハイドレート(chromium hydrate)、及び鉄青(ferric blue)である。例示できる有機顔料は、カーボンブラック、D&C型の顔料、及びコチニールカルミン又はバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムを主成分とするレーキ顔料である。
該真珠光沢剤は、白色真珠光沢性顔料、例えばチタン又はビスマスオキシクロリドで被覆したマイカ、着色された真珠光沢性顔料、例えば酸化鉄を含むチタンマイカ、特に鉄青又は酸化クロムを含むチタンマイカ、上記した型の有機顔料を含むチタンマイカ、及び同様にビスマスオキシクロリドを主成分とする真珠光沢性顔料から選択することができる。
該油溶性染料は、例えばスーダンレッド(Sudan Red)、D&Cレッド(Red) 17、D&Cグリーン(Green) 6、β-カロチン、大豆油、スーダンブラウン(Sudan Brown)、D&Cイエロー(Yellow) 11、D&Cバイオレット(Violet) 2、D&Cオレンジ(Orange) 5、キノリンイエロー及びアンナットーである。
これらの色素は、該組成物の全質量に対して、0.01〜30質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
本発明の組成物は、少なくとも1種のフィラーを含むこともできる。
該油溶性染料は、例えばスーダンレッド(Sudan Red)、D&Cレッド(Red) 17、D&Cグリーン(Green) 6、β-カロチン、大豆油、スーダンブラウン(Sudan Brown)、D&Cイエロー(Yellow) 11、D&Cバイオレット(Violet) 2、D&Cオレンジ(Orange) 5、キノリンイエロー及びアンナットーである。
これらの色素は、該組成物の全質量に対して、0.01〜30質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
本発明の組成物は、少なくとも1種のフィラーを含むこともできる。
該フィラーは、当業者には周知であり、化粧料組成物において、一般的に使用されているものから選択することができる。該フィラーは、有機又は無機フィラー、及び層状又は球状のフィラーであり得る。列挙可能なものは、以下の通りである:タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミド粉末、例えばアトケム(Atochem)社によってオルガソル(OrgasolTM)なる商品名の下で市販されているナイロン(NylonTM)、ポリ-β-アラニン粉末及びポリエチレン粉末、テトラフルオロエチレンポリマー、例えばテフロン(登録商標)(TeflonTM)の粉末、ラウロイルリジン、デンプン、窒化ホウ素、発泡ポリマー製中空微小球、例えばポリビニリデンクロリド/アクリロニトリル製の微小球、例えばノーベルインダストリー(Nobel Industrie)社により、エクスパンセル(ExpancelTM)なる名称の下で市販されている製品、アクリル樹脂粉末、例えばダウコーニング社によりポリトラップ(PolytrapTM)なる名称の下で市販されている製品ポリメチルメタクリレート粒子及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えば、東芝(Toshiba)から入手できるトスパール(TospearlsTM))、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び含水炭酸マグネシウム(magnesium hydrocarbonate)、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球(マプレコス(Maprecos)社からのシリカビーズ(Silica BeadsTM))、ガラス又はセラミックマイクロカプセル、8〜22及び特に12〜18個の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導された金属石鹸、例えば亜鉛、マグネシウム又はリチウムステアレート、亜鉛ラウレート及びマグネシウムミリステート。
加熱した際に膨潤できる化合物、及び特に熱膨張性粒子、例えばビニリデンクロリド/アクリロニトリル/メチルメタクリレートのコポリマー又はアクリロニトリルのホモポリマーコポリマー、例えば夫々アクゾノーベル(Akzo Nobel)社によりエクスパンセル(ExpancelTM) 820 DU 40及びエクスパンセル007WUなる名称の下で市販されている製品の、非発泡性微小球を使用することも可能である。
該フィラーは、該組成物の全質量に対して、0.1〜25質量%なる範囲及び特に0.2〜20質量%なる範囲の量を占めることができる。
本発明の組成物は、寿命延長作用の改善を可能とする繊維を含むこともできる。
該用語「繊維」とは、長さL及び系Dを持つ物体であって、LがDよりも著しく大きい物体を意味するものと理解すべきであり、該径Dは、該繊維の断面が内接する円の径である。特に、比:L/D(又は形状因子)は、3.5〜2500なる範囲、特に5〜500なる範囲及びとりわけ5〜150なる範囲内で選択される。
該フィラーは、該組成物の全質量に対して、0.1〜25質量%なる範囲及び特に0.2〜20質量%なる範囲の量を占めることができる。
本発明の組成物は、寿命延長作用の改善を可能とする繊維を含むこともできる。
該用語「繊維」とは、長さL及び系Dを持つ物体であって、LがDよりも著しく大きい物体を意味するものと理解すべきであり、該径Dは、該繊維の断面が内接する円の径である。特に、比:L/D(又は形状因子)は、3.5〜2500なる範囲、特に5〜500なる範囲及びとりわけ5〜150なる範囲内で選択される。
本発明の組成物において使用できる該繊維は、合成又は天然起源の無機又は有機繊維であり得る。該繊維は、短繊維又は長繊維、ばらばら又は組織化された繊維、例えば網状の繊維、及び中空又は中実繊維であり得る。該繊維は、任意の形状を持つことができ、また特に、意図した特定の用途に応じて、円形あるいは多角形(四角、六角形又は八角形)の断面を持つことができる。特に、その端部は、損傷防止の目的で、鈍化及び/又は研磨されている。
特に、該繊維は、1μm〜10mmなる範囲、好ましくは0.1〜5mmなる範囲、及びより好ましくは0.3〜3.5mmなる範囲内の長さを持つ。その断面積は、2nm〜500μmなる範囲、好ましくは100nm〜100μmなる範囲、及びより一層好ましくは1μm〜50μmなる範囲の径を持つ円内にあり得る。該繊維の重さ及び番手は、しばしばデニール又はデシテックス(decitex)で与えられ、また糸9km当たりの質量で表される。特に、本発明の繊維は、0.15〜30デニールなる範囲及びより好ましくは0.18〜18デニールなる範囲で選択される番手を持つことができる。
特に、該繊維は、1μm〜10mmなる範囲、好ましくは0.1〜5mmなる範囲、及びより好ましくは0.3〜3.5mmなる範囲内の長さを持つ。その断面積は、2nm〜500μmなる範囲、好ましくは100nm〜100μmなる範囲、及びより一層好ましくは1μm〜50μmなる範囲の径を持つ円内にあり得る。該繊維の重さ及び番手は、しばしばデニール又はデシテックス(decitex)で与えられ、また糸9km当たりの質量で表される。特に、本発明の繊維は、0.15〜30デニールなる範囲及びより好ましくは0.18〜18デニールなる範囲で選択される番手を持つことができる。
本発明の組成物において使用できる該繊維は、剛性又は非-剛性繊維から選択することができ、また合成又は天然、無機又は有機起源のものであり得る。
その上、該繊維は、表面処理されていても、されていなくてもよく、また被覆されていても、されていなくてもよく、さらに着色されていても、されていなくてもよい。
本発明の組成物において使用できる繊維としては、非-剛性繊維、例えばポリアミド(ナイロン(登録商標))繊維又は剛性繊維、例えばポリイミドアミド繊維、例えばロディア(Rhodia)社によりカーメル(KermelTM)及びカーメルテック(Kermel TechTM)なる名称で市販されているもの、又はデュポンドゥネモアーズ(DuPont de Nemours)社により、特にケブラー(Kevlar)なる名称で市販されている、ポリ(p-フェニレンテレフタルアミド)(又はアラミド)繊維を挙げることができる。
該繊維は、本発明の組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.01〜10質量%なる範囲、特に0.1〜5質量%なる範囲及びより好ましくは0.3〜3質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
本発明による組成物は、また少なくとも1種の化粧学的に活性な薬剤を含むこともできる。
その上、該繊維は、表面処理されていても、されていなくてもよく、また被覆されていても、されていなくてもよく、さらに着色されていても、されていなくてもよい。
本発明の組成物において使用できる繊維としては、非-剛性繊維、例えばポリアミド(ナイロン(登録商標))繊維又は剛性繊維、例えばポリイミドアミド繊維、例えばロディア(Rhodia)社によりカーメル(KermelTM)及びカーメルテック(Kermel TechTM)なる名称で市販されているもの、又はデュポンドゥネモアーズ(DuPont de Nemours)社により、特にケブラー(Kevlar)なる名称で市販されている、ポリ(p-フェニレンテレフタルアミド)(又はアラミド)繊維を挙げることができる。
該繊維は、本発明の組成物中に、該組成物の全質量に対して、0.01〜10質量%なる範囲、特に0.1〜5質量%なる範囲及びより好ましくは0.3〜3質量%なる範囲の含有率で存在し得る。
本発明による組成物は、また少なくとも1種の化粧学的に活性な薬剤を含むこともできる。
本発明の組成物において使用できる化粧学的に活性な薬剤としては、特に酸化防止剤、保存剤、フレグランス、中和剤、皮膚軟化薬、増量剤、凝集剤、可塑剤、湿潤剤、ビタミン類及び遮断剤、特にサンスクリーン剤、及びこれらの混合物を挙げることができる。
勿論、当業者は、これら随意の付随的添加剤及び/又はその量を、本発明の組成物が、目論まれた該添加によって悪影響を受けず、あるいは実質上影響を受けないように選択すべく、注意を払うであろう。
好ましくは、本発明の組成物は、リーブ-イン(放置式)の組成物である。有利には、該組成物は、マスカラである。
勿論、当業者は、これら随意の付随的添加剤及び/又はその量を、本発明の組成物が、目論まれた該添加によって悪影響を受けず、あるいは実質上影響を受けないように選択すべく、注意を払うであろう。
好ましくは、本発明の組成物は、リーブ-イン(放置式)の組成物である。有利には、該組成物は、マスカラである。
以下の例は、本発明を例示するためのものであり、その範囲を限定するものではない。
例
以下の組成物を調製した。組成物1〜5は、比較組成物であり、また組成物6〜8は本発明の例である。
指定された量は、該組成物の全質量に対する、質量基準の%で表されている。
例
以下の組成物を調製した。組成物1〜5は、比較組成物であり、また組成物6〜8は本発明の例である。
指定された量は、該組成物の全質量に対する、質量基準の%で表されている。
該組成物各々の粘度は、上記プロトコールに従って測定した。
本特許出願の組成物は、良好に分散された顔料を含む、満足な粘度をもつマスカラを得ることを可能とし、該マスカラは、この型の製品にとって望ましい、黒色の影、陰影を保証する。これらのマスカラは、睫毛への適用が容易であり、また平滑で均一な、装填性の析出物を形成する。
Claims (10)
- 水性相と乳化系とを含む、化粧学的な睫毛被覆組成物であって、該乳化系が、以下の成分:
・少なくとも1種のC10-C30アルキルホスフェート、及び
・少なくとも1種の、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテル
を含み、該エーテルが、1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つことを特徴とする、上記化粧料組成物。 - 該アルキルホスフェートが、セチルホスフェート、ステアリルホスフェート及びセテアリルホスフェートから選択され、かつ該ホスフェート界面活性剤が、好ましくはセチルホスフェートである、請求項1記載の化粧料組成物。
- 該1〜19個のエチレングリコール単位を含み、かつ25℃にてHLB<8を持つ、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルが、ステアレス-2である、請求項1記載の化粧料組成物。
- 請求項1記載の該乳化系が、該化粧料組成物の唯一の界面活性剤系を構成する、請求項1記載の化粧料組成物。
- 該化粧料組成物が、1質量%未満、及び好ましくは0.5質量%未満のトリエタノールアミンを含む、請求項1記載の化粧料組成物。
- 該化粧料組成物が、ノニオン性、アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤から選択される、少なくとも1種の追加の界面活性剤、又は界面活性乳化剤を含む、請求項1記載の化粧料組成物。
- 該化粧料組成物が、ポリエチレングリコールの、C8-C24脂肪アルキルエーテルを含み、該エーテルが、20〜1000エチレングリコール単位を含む、請求項1記載の化粧料組成物。
- 該化粧料組成物が、脂肪アルコールから選択される、補助界面活性剤を含む、請求項1記載の化粧料組成物。
- 請求項1記載の化粧料組成物を、睫毛に適用する工程を含む、該睫毛をメイクアップし、あるいは非-治療学的にケアするための方法。
- 請求項1記載の組成物の、睫毛をメイクアップするためのマスカラとしての使用。
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