JP2014157051A - 位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定空間内における移動体の位置を低コストで精度高く検出可能な位置検出装置を提供する。
【解決手段】本発明の位置検出装置は、第1〜4情報部材1〜4と、光検出装置5と、ホストコンピュータ7とを備えている。第1〜4情報部材1〜4は、それぞれ映写面13aを有する色彩体13と、LED電球15とを有している。また、映写面13aには特定グラデーション画像17が形成されている。第1〜4情報部材1〜4は、倉庫9内に特定グラデーション画像17に基づく情報光を提供する。光検出装置5は現実位置において各映写面13aを撮影する。ホストコンピュータ7は、撮影された画像データから検出光を検出する。ホストコンピュータ7は、各検出光における各RGB値から相対角度θ1〜θ4を導き、さらに相対角度θ1〜θ4の組み合わせから観測点座標Eを導く。そして、観測点座標Eに対応する現実座標Fを抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は位置検出装置に関する。
特許文献1に従来の位置検出装置が開示されている。この位置検出装置は、四方が壁面によって周囲と区画されることにより形成された特定空間内において、移動体の位置を検出するためのものである。各壁面には、特許文献1の図20に示すように、長手方向の一端側の端部の彩度が最も低く、他端側の端部の彩度が最も高くなるように規定されたグラデーション画像が塗装されている。
移動体であるロボットは制御部を有しており、自律制御を行いつつ特定空間内を移動可能に構成されている。また、ロボットにはカメラが取り付けられており、各壁面上のグラデーション画像の彩度を検出することが可能となっている。制御部には、記憶手段としての第1〜3のメモリが設けられている。第1のメモリには各壁面の色情報及びロボットのIDが記憶されている。第2のメモリには、各壁面の長さと、各壁面の一端及び他端における彩度とが記憶されている。そして、第3のメモリには、特定空間の地図情報が記憶されている。
この位置検出装置では、制御部がカメラによって検出された各彩度と、第1〜3のメモリに記憶された各情報とを基に演算を行う。これにより、特定空間におけるロボットの位置を検出することが可能である。
特開平10−151591号公報
しかし、特定空間内における移動体の位置について、より低コストで精度高く検出可能な位置検出装置が求められる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、特定空間内における移動体の位置を低コストで精度高く検出可能な位置検出装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の位置検出装置は、特定空間内における移動体の位置を検出するための位置検出装置であって、
前記特定空間には、前記移動体が移動する移動面と、複数の情報部材が各々異なる位置に設けられる設置面とが規定され、
各前記情報部材は、前記設置面と直交する軸心周りで円筒状をなす映写面を有し、前記特定空間内に特定グラデーション画像を映出することにより、観測位置毎に前記特定グラデーション画像に基づいてRGB値が異なる情報光を提供可能であり、
前記移動体に設けられ、前記移動面上で前記移動体が位置している現実位置において各前記情報光を観測し、各前記情報光のうちの少なくとも二つを検出光として検出する情報光検出手段と、
前記移動面を座標化した移動面座標と、前記設置面を座標化した設置面座標と、前記移動面座標と前記設置面座標とを対応させた対応マップとを記憶する記憶手段と、
各前記検出光における各RGB値の組み合わせに基づき、前記現実位置に対応する前記設置面座標上の座標である観測点座標を導くとともに、前記観測点座標と前記対応マップとにより、前記観測点座標に対応する前記移動面座標上の座標である現実座標を抽出する抽出手段と、
前記現実座標を出力する出力手段とを備えることを特徴とする(請求項1)。
本発明の位置検出装置では、設置面に対し複数の情報部材が設けられており、各情報部材はそれぞれ情報光を提供する。ここで、各情報部材は、設置面の異なる位置に各々配置されているとともに、特定グラデーション画像を映出可能な円筒状の映写面を有している。このため、この位置検出装置では、観測位置、すなわち、移動面上で移動体が位置している現実位置が異なれば、情報部材から提供される情報光のRGB値が異なることになる。そして、情報光検出手段は、現実位置において観測可能な情報光のうち、少なくとも二つを検出光として検出する。
また、本発明の位置検出装置では、記憶手段が移動座標面と設置面座標と対応マップとを記憶している。そして、抽出手段は、各検出光の各RGB値の組み合わせに基づき観測点座標を導くとともに、観測点座標と対応マップとにより、現実座標を抽出する。抽出された現実座標は、出力手段によって出力される。
このように、この位置検出装置では、設置面に各情報部材を配置すれば良く、グラデーション画像を塗装する場合と比較して、設置作業が容易である。そして、この位置検出装置では、複数の検出光の各RGB値に基づき、抽出手段が観測点座標、ひいては現実座標を抽出する。このため、この位置検出装置では現実座標の抽出を精度高く行うことが可能となる。
したがって、本発明の位置検出装置によれば、特定空間内における移動体の位置の検出を低コストで精度高く行うことができる。
特に、本発明の位置検出装置では、特定空間内において、設置面は少なくとも一つ規定されていれば足りるため、特定空間に対する形状等の制限も生じ難い。この設置面は、特定空間における天井面の他、壁面や床面等とすることができる。また、設置面となる専用の部材を用いることもできる。
移動面は、特定空間における床面等を規定することができるが、これに限らず、移動面は特定空間に仮想されたものであっても良い。また、設置面と移動面とを共に床面とすることもできる。この場合、床面を移動する移動体によって情報光が観測不能となることを防止するため、床面での各情報部材の高さ調整等、床面における各情報部材の設置位置の調整を行うことが好ましい。
特定空間としては、例えば、倉庫や工場等の施設を挙げることができる。ここで、特定空間は屋内に限定されることはない。広場等の屋外であっても設置面によってその一部を区画することが可能であれば、その一部の空間を特定空間とすることが可能である。
移動体には、有人操作によって移動可能な有人機の他、無人操作により移動可能な無人機等が含まれる。なお、有人機としては、例えばフォークリフト等の産業車両が挙げられる。また、無人機としては、例えば自律制御が可能な各種の産業ロボット等が挙げられる。
本発明の位置検出装置では、抽出手段が抽出した現実座標を出力手段が出力する。この出力手段によって出力された現実座標は、種々の利用が可能である。例えば、移動体が有人機である場合、移動体等に設けられたモニタやスピーカ等によって、移動体の現実位置を作業者に告知することが可能である。また、移動体が自律制御可能な無人機である場合、出力手段によって出力された現実座標を基に自律制御プログラムを構築して無人機に所定の動作を行わせることが可能である。
本発明の位置検出装置において、情報光検出手段は、現実位置において検出可能な全ての情報光を検出光として検出することが好ましい(請求項2)。この場合、より多くの検出光のRGB値による組み合わせが可能となるため、抽出手段が観測点座標を好適に導くことが可能となる。このため、この位置検出装置では、現実座標の抽出をより精度高く行うことが可能となり、特定空間内における移動体の位置の検出をより精度高く行うことが可能となる。
各情報部材は、各映写面に対して特定グラデーション画像を塗装、印刷、貼付等を行うことにより、特定グラデーション画像を映出することが可能である。また、映出される特定グラデーション画像は、各情報部材で同一であっても良く、異なっていても良い。
情報部材は、例えば移動体や情報光検出手段から映写面に向けて特定の光線が照射され、その光線を反射することにより、特定グラデーション画像を映出することができる。また、例えば、映写面にRGB値が異なる複数の発光体を設け、これらの発光体を発光させることにより特定グラデーション画像を映出することも可能である。
特に、情報部材は、特定グラデーション画像を映出可能な映写面が自己の周囲に形成された色彩体と、色彩体の内側に設けられる光源とを有していることが好ましい(請求項3)。この場合、色彩体の内側で光源が発光することにより、特定グラデーション画像が映出されることとなる。このように、簡素な構成によって情報部材が特定グラデーション画像を映出可能となるため、情報部材の低コスト化が可能となる。このため、この位置検出装置では、特定空間内における移動体の位置の検出をより低コストで行うことが可能となる。
また、色彩体は、特定グラデーション画像における色彩の境界に応じて配置される複数の遮光部材を有していることが好ましい(請求項4)。これにより、現実位置において各前記検出光を検出する際、当該現実位置において検出光とされるべきでない情報光を予め区別することが可能となる。このため、情報光検出手段が容易に検出光を検出することが可能となる。なお、遮光部材は、特定グラデーション画像における色彩の境界毎、すなわち、色彩の変化毎に設けられても良く、色彩の変化が一定量となる間隔毎に設けられても良い。
本発明の位置検出装置において、記憶手段は、特定空間内における基準位置である基準座標を更に記憶し得る。そして、抽出手段は、観測点座標と対応マップと基準座標とにより、現実座標を抽出することが好ましい(請求項5)。
例えば、特定グラデーション画像の内容如何によっては、現実位置が異なるにもかかわらず、観測される情報光のRGB値が同一となる場合や、互いに判別不可能な程に近似する場合が生じ得る。このため、位置検出装置による特定空間内における移動体の位置の検出に誤差が生じる可能性がある。
この点、基準座標を別途記憶し、各検出光における各RGB値の組み合わせと、基準座標とに基づくことで、抽出手段はより正確に現実座標を導くことが可能となる。このため、この位置検出装置では、特定空間内における移動体の位置の検出を精度高く行うことが可能となる。
基準座標としては、例えば、特定空間における出入口等、位置変動が生じ難い物体が設けられている箇所の座標の他、移動体の移動経路上における特定の箇所の座標等を採用することができる。
本発明の位置検出装置は、特定空間内における移動体の目的位置を入力可能な入力手段と、現実座標と目的位置とに基づき、現実位置から目的位置までの案内経路を算出する案内経路算出手段と、案内経路を出力する案内経路出力手段とを更に備えることが好ましい(請求項6)。
この場合には、出力手段によって出力された現実座標に基づいて、案内経路算出手段が目的位置までの案内経路を算出し、算出された案内経路を案内経路出力手段が出力する。案内経路は、例えば、移動体が有人機である場合、移動体等に設けられたモニタやスピーカ等によって、作業者に告知することが可能である。また、移動体が自律制御可能な無人機である場合、案内経路により、目的位置まで自律制御を行いつつ移動させることが可能となる。このため、位置検出装置の利便性が向上する。
本発明の位置検出装置において、照射光検出手段は、情報光を採取可能な採光部材を有し得る。そして、採光部材は魚眼レンズであることが好ましい(請求項7)。本発明の位置検出装置では、複数の情報部材がそれぞれ情報光を照射する。このため、照射光検出手段がこれらの情報光を検出光として検出するに当たり、例えば、個々の情報光にそれぞれ対応する複数の採光部材を設けることが考えられる。この点、採光部材として魚眼レンズを採用すれば、画角の広さにより、一つの魚眼レンズで複数の情報光を採光することが可能となる。このため、照射光検出手段が効率良く検出光を検出することが可能となる。また、画角が広くなることで、現実位置において検出可能な検出光が多くなり、位置検出装置は、特定間内における移動体の位置の検出を精度高く行うことが可能となる。さらに、画角が広くなることで、移動体に照射光検出手段を設ける位置の自由度を高くすることも可能となる。
本発明の位置検出装置によれば、特定空間内における移動体の位置の検出を低コストで精度高く行うことができる。
実施例の位置検出装置を示すシステム図である。 実施例の位置検出装置に係り、フォークリフト及び光検出装置を示す側面図である。 実施例の位置検出装置に係り、第1〜4情報部材を示す斜め前方からの斜視図である。 実施例の位置検出装置に係り、第1〜4情報部材を示す下面図である。 実施例の位置検出装置に係り、特定グラデーション画像を示す模式図である。 実施例の位置検出装置に係り、天井面に対する第1〜4情報部材の設置角度を示す模式図である。 実施例の位置検出装置に係り、移動座標面及び設置座標面を示す模式図である。 実施例の位置検出装置に係り、現実座標を出力するための制御フローである。 実施例の位置検出装置に係り、検出光のRGB値に基づく、第1〜4情報部材と撮影位置との相対角度の関係を示す模式図である。 実施例の位置検出装置に係り、設置座標面上における各設置座標、各相対角度及び観測点座標を示す模式図である。 実施例の位置検出装置に係り、案内経路を出力するための制御フローである。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、実施例の位置検出装置は、第1〜4情報部材1〜4と、光検出装置5と、ホストコンピュータ7とを備えている。この位置検出装置は、倉庫9内を移動可能なフォークリフト11における倉庫9内での位置を検出する。また、この位置検出装置は、フォークリフト11に対し、倉庫9内における現実位置を告知するとともに、現実位置から目的位置までの案内を行う。なお、図1では、フォークリフト11の操縦者の図示を省略している。また、フォークリフト11は複数であっても良い。
倉庫9内は直方体に形成されており、天井面9aと、床面9bと、天井面9aと床面9bとの間に位置し、倉庫9の四方を囲う四つの壁面9cとを有している。天井面9aは平滑に形成されている。また、天井面9aと床面9bとは、対面し、かつ平行となるように形成されている。また、床面9bの四隅のうちの一つは基準角部90とされている。
この倉庫9は、これらの天井面9a、床面9b及び壁面9cによって外部から区画されている。また、一つの壁面9cには、外部と倉庫9内とを連通する出入口9dが形成されている。この倉庫9内が本発明における特定空間に相当しており、天井面9aが本発明における設置面に相当している。
第1〜4情報部材1〜4は、天井面9aに各々固定されている。より具体的には、天井面9aにおいて、第1情報部材1と第4情報部材4とが対角となる位置に固定されており、第2情報部材2と第3情報部材3とが対角となる位置に固定されている。また、第1情報部材1と第2情報部材2とは平行に配置されており、第3情報部材3と第4情報部材4とは平行に配置されている。これらのように配置されることで、床面9b上でフォークリフト11がいずれの位置にあっても、第1〜4情報部材1〜4のうち、少なくとも二つはフォークリフト11から観測可能となっている。この観測可能とは、後述するように、光検出装置5によって、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aを撮影し得ることを意味する。なお、床面9b上でフォークリフト11がいずれの位置にあっても、少なくとも二つの情報部材が観測可能であれば、第1〜4情報部材1〜4の配置を任意に変更することが可能である。
第1〜4情報部材1〜4は、図3に示す色彩体13と、図4に示すLED電球15とを有している。このLED電球15が本発明における光源に相当する。なお、第1〜4情報部材1〜4はいずれも同一の構成である。
図3に示すように、色彩体13は、円筒状に形成されている。この色彩体13は透光性を有する樹脂によって形成されている。また、色彩体の周面は映写面13aとされている。図1に示すように、第1〜4情報部材1〜4が天井面9aに設置されることで、映写面13aは天井面9aと直交した状態となる。
図3に示すように、映写面13aには特定グラデーション画像17が形成されている。この特定グラデーション画像17の形成は、映写面13aに対して特定グラデーション画像17が印刷された透明フィルムが貼着されることにより行われている。また、色彩体13には、黒色に着色された八枚の遮光片21a〜21hが設けられている。これらの各遮光片21a〜21hは、薄片状に形成されており、映写面13aに対して放射状に配置されている。各遮光片21a〜21h同士の間隔は均等である。これらの各遮光片21a〜21hが本発明における遮光部材に相当する。
図4に示すように、LED電球15は色彩体13の内部に設けられている。このLED電球15は、天井面9aに設けられた電源(図示略)からの電力供給を受けることで白色に発光する。これにより、第1〜4情報部材1〜4は、倉庫9内に特定グラデーション17に基づく情報光を提供する。なお、LED電球15について、白色以外の色で発光させても良い。また、LED電球15に換えて、蛍光灯や白熱電球等を光源として採用しても良い。
図5に示すように、特定グラデーション画像17は、一端側から他端側に向かて、青原色から赤原色へ徐々に色彩が変化するように印刷されて形成されている。この青原色とは、上記のようにLED電球15を発光させることにより、特定グラデーション画像17を透過した光のRGB値が(R:0、G:0、B:255)となる色であり、赤原色とは、特定グラデーション画像17を透過した光のRGB値が(R:255、G:0、B:0)となる色を指す。そして、この特定グラデーション画像17では、一端側の青原色から他端側の赤原色に至るまで、青色と赤色との割合を360通りの組み合わせで変更させる。つまり、この特定グラデーション画像17では、青原色から赤原色まで、360階調で色彩を変化させる。
また、この特定グラデーション画像17には、等間隔で複数の空白部17aが設けられている。これらの各空白部17aは、特定グラデーション画像17が映写面13aに貼着された際に、各遮光片21a〜21hが配置される位置と整合する。これにより、図4に示すように、例えば、遮光片21dと遮光片21eとの間には、映写面13aにおいて、図5に示す特定グラデーション画像17でのA点からB点までの間の色彩が配置される。
このような特定グラデーション画像17により、第1〜4情報部材1〜4では、映写面13aにおいて、遮光片21aと遮光片21bとの間が最も青色の要素が強く、遮光片21gと遮光片21hとの間が最も赤色の要素が強くなる。また、例えば、遮光片21dと遮光片21eとの間において、映写面13aは、A点に近づくほど青色の要素が強く、赤色の要素が弱い色彩となり、反対に、B点に近づくほど青色の要素が弱く、赤色の要素が強い色彩となる。
さらに、各遮光片21a〜21hにより、例えば、領域αから映写面13aを撮影した場合、遮光片21dと遮光片21eとの間以外の部分は影となり、特定グラデーション画像17の色彩の明度が低下する。このため、領域αから映写面13aを撮影すると、遮光片21dと遮光片21eとの間の特定グラデーション画像17、つまり、A点からB点までの間の色彩が際立つ画像を得ることができる。
図6に示すように、これらの第1〜4情報部材1〜4は、天井面9aの幅方向の水平線HLに対して、映写面13aにおける青原色部分が平行、つまり、水平線HLに対する角度が0°となるように調整されて天井面9aに設置されている。なお、図6では、説明を容易にするため、天井面9aに対する各第1〜4情報部材1〜4の大きさを拡大して図示している。
図2に示すように、光検出装置5は、フォークリフト11に設けられている。光検出装置5は、フォークリフト11のルーフ部17において、天井面9aに向かって突出するように配置されている。この光検出装置5は、内部に図示しないカメラが設けられており、天井面9aを撮影することが可能となっている。また、光検出装置5の先端には、魚眼レンズ5aが取り付けられている。
光検出装置5は、図1に示すホストコンピュータ7と無線接続されている。光検出装置5は、撮影した天井面9a画像を画像データとしてホストコンピュータ7に送信する。これにより、光検出装置及びホストコンピュータ7は、本発明における情報光検出手段として機能する。
図2に示すように、フォークリフト11には、液晶モニタ装置19が設けられている。この液晶モニタ装置19は、図1に示すように、ホストコンピュータ7と無線接続されている。図2に示すように、液晶モニタ装置19はタッチパネル式のディスプレイ19aを有している。このディスプレイ19aは本発明における入力手段として機能し、倉庫9内におけるフォークリフト11の目的位置を入力可能となっている。また、液晶モニタ装置19は、ホストコンピュータ7とともに本発明における出力手段及び案内経路出力手段として機能し、搭載されたフォークリフト11の倉庫9内における位置と、目的位置までの案内経路とが表示される。フォークリフト11における他の構成は公用品と同様であり、構成に関する詳細な説明を省略する。
図1に示すように、ホストコンピュータ7は倉庫9の外部に設置されている。このホストコンピュータ7は記憶手段として機能し、図7に示すように、床面9bを座標化した移動面座標100を記憶している。この移動面座標100は、床面9bの基準角部90を原点O1としており、原点O1から床面9bの幅方向をX軸として規定し、原点01から床面9bの奥行き方向をY軸として規定している。
また、ホストコンピュータ7は、天井面9aを座標化した設置面座標200を記憶している。ホストコンピュータ7は、天井面9aに設置された各第1〜4情報部材1〜4における設置面座標200上の各設置座標P1〜P4を記憶している。なお、各設置座標P1〜P4は、各第1〜4情報部材1〜4の各中心位置と整合する。
さらに、ホストコンピュータ7は、移動面座標100における原点O1と設置面座標200における原点O2との対応を始めとして、移動面座標100各座標と設置面座標200の各座標とをそれぞれ対応させた対応マップを記憶している。また、ホストコンピュータ7は、色−角度マップを記憶している。この色−角度マップについての詳細な説明は後述する。
さらに、ホストコンピュータ7は、基準座標記憶手段として機能し、倉庫9内における出入口9dの位置を移動面座標100上の基準座標Dとして記憶している。ここで、移動面座標100上には、基準座標Dの他に、倉庫9内における荷物置場(図示略)の位置等も記憶されている。さらに、ホストコンピュータ7は、天井面9aや床面9bの幅方向の長さ及び奥行き方向の長さ等、倉庫9に関する情報についても記憶している。
また、ホストコンピュータ7は、光検出装置5から送信された天井面9aの画像データを基に、第1〜4情報部材1〜4から提供された各情報光を検出光として検出する。さらに、このホストコンピュータ7は、抽出手段及び案内経路算出手段としても機能する。なお、ホストコンピュータ7による具体的な作用は後述する。
これらのように構成された位置検出装置では、フォークリフト11の操縦者に対し、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置を告知するとともに、現実位置から目的位置までの案内を行う。まず、図8に示すフローを基に、倉庫9内におけるフォークリフト11の現実位置の告知について説明する。
倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出は、床面9b上でフォークリフト11が位置している現実位置を検出することによって行う。そして、この現実位置を検出するにあたり、まず、光検出装置5によって、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aを撮影する(ステップS101)。これにより、第1〜4情報部材1〜4から提供される情報光が撮影される。これらの第1〜4情報部材1〜4を撮影する際、光検出装置5は、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aに焦点を合わせて撮影を行う。ただし、床面9b上のフォークリフト11の位置により、例えば、第1〜4情報部材1〜4のうち、第4情報部材4については、他の第1〜3情報部材1〜3の物陰となったり、第4情報部材4の直下にフォークリフト11が位置していたりする等の理由で映写面13aに焦点を合わせることができない場合、光検出装置5は、第4情報部材4の撮影を行わない。本実施例では、第1〜4情報部材1〜4の全ての映写面13aを撮影することが可能であった。
光検出装置5は撮影した四つの画像を画像データとしてホストコンピュータ7に向けて送信する。これにより、ホストコンピュータ7に対して各画像データが入力される(ステップS102)。ホストコンピュータ7は、入力された四つの画像データについて、それぞれ平面画像に変換する(ステップS103)。これにより、各画像データにおける歪みが修正される。
ホストコンピュータ7は、画像の中心点を検出光として検出可能な平面画像が二以上であるか否かを判断する(ステップS104)。例えば、平面画像の中心点に遮光片21a〜21hのいずれかが重なっていた場合、検出光を検出することができない。このような平面画像について、ホストコンピュータ7は、検出光を検出する平面画像から除外する。ここで、検出光として検出可能な平面画像が一つしかない場合(ステップS104:NO)、以降の処理を行うことが不可能となる。このため、ホストコンピュータ7は、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出が不可能であると判断し、その旨をディスプレイ19aに出力する(ステップS115)。その後、ホストコンピュータ7は位置検出処理を終了する。
一方、検出光として検出可能な平面画像が二以上である場合(ステップS104:YES)、ホストコンピュータ7は、各平面画像からそれぞれ検出光を検出する(ステップS105)。本実施例では、四つの平面画像の全てにおいて検出光を検出することが可能であった。これにより、ホストコンピュータ7は、4つの検出光、すなわち、第1情報部材1から提供された情報光に基づく第1検出光と、第2情報部材2から提供された情報光に基づく第2検出光と、第3情報部材3から提供された情報光に基づく第3検出光と、第4情報部材4から提供された情報光に基づく第4検出光とを検出する。なお、各平面画像の中心点のRGB値が各第1〜4検出光の各RGB値となる。以下、第1検出光のRGB値を第1特定値とし、第2検出光のRGB値を第2特定値とする。また、第3検出光のRGB値を第3特定値とし、第4検出光のRGB値を第4特定値とする。
次に、図9に示すように、ホストコンピュータ7は、第1〜4検出光のRGB値がそれぞれ第1〜4特定値となる場合の第1〜4情報部材1〜4の各設置座標P1〜P4に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θを導く。
上記のように、第1〜4情報部材1〜4は、それぞれ色彩体13の映写面13aに特定グラデーション画像17を映出して情報光を提供する。ここで、色彩体13は円筒状であるため、第1〜4情報部材1〜4を観測する位置、つまり、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aを撮影した撮影位置が異なれば、各平面画像の中心点のRGB値、ひいては、各検出光のRGB値が相違することとなる。
そして、1〜4情報部材1〜4は、天井面9aの幅方向の水平線HLに対して、映写面13aの青原色部分が平行となるようにそれぞれ設置されている(図6参照)。これらのことから、例えば、設置面座標200上において、第1情報部材1と平行な位置から第1情報部材1の映写面13aを撮影した場合、遮光片21aと遮光片21bとの間の映写面13aが際立つ画像データが得られる。そして、この画像データから検出される検出光のRGB値、すなわち、第1特定値は(R:0、G:0、B:255)となる。この第1特定値により、図7に示す設置面座標200上において、第1情報部材1の設置座標P1に対して相対角度が0°となる直線上に撮影位置が存在することが導かれる。一方、第1情報部材1から相対的に359°ずれた位置(換言すれば、第1情報部材1から相対的にマイナス1°ずれた位置)から第1情報部材1の13a映写面を撮影した場合、遮光片21gと遮光片21hとの間の映写面13aが際立つ画像データが得られ、第1特定値は(R:255、G:0、B:0)となる。この場合、設置面座標200上において、第1情報部材1の設置座標P1に対して相対角度が359°となる直線上に撮影位置が存在することが導かれる。
また、この特定グラデーション画像17では、青原色から赤原色まで360階調で色彩を変化させている。このため、第1情報部材1に対して撮影位置が相対的に1°ずれる毎に、ホストコンピュータ7が検出した検出光のRGB値が変化することとなる。
ホストコンピュータ7に記憶されている色−角度マップには、これらのような各検出光のRGB値と、第1〜4情報部材1〜4に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θとが関連付けられた情報が記録されている。なお、色−角度マップでは、第1〜4情報部材1〜4における各遮光片21a〜21hの位置情報を補正しており、360種類のRGB値によって、相対角度θを0°〜359°の範囲で導くことが可能となっている。
ホストコンピュータ7は、第1特定値を色−角度マップに参照することにより、第1情報部材1に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θ1を導く(図8に示すステップS106)。同様に、第2特定値を色−角度マップに参照することにより、第2情報部材2に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θ2を導く(ステップS107)。さらに、第3特定値を色−角度マップに参照することにより、第3情報部材3に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θ3を導く(ステップS108)。そして、第4特定値を色−角度マップに参照することにより、第4情報部材4に対する設置面座標200上での撮影位置の相対角度θ4を導く(ステップS109)。なお、上記のステップS105において、例えば第2検出光を検出していない場合、ステップS107を省略して以降の各処理を行う。
次に、ホストコンピュータ7は、導き出された各相対角度θ1〜θ4により、フォークリフト11の現実位置に対応する設置面座標200上の座標である観測点座標Eを導く(ステップS110)。
第1検出光のRGB値が第1特定値であることから、図10に示すように、設置面座標200上において、撮影位置は、第1情報部材1の設置座標P1に対する相対角度θ1となる直線L1上に存在する。同様に、第2検出光のRGB値が第2特定値であることから、撮影位置は、第2情報部材2の設置座標P2に対する相対角度θ2となる直線L2上に存在する。また、撮影位置は、第3情報部材3の設置座標P3に対する相対角度θ3となる直線L3上に存在する。そして、撮影位置は、第4情報部材4の設置座標P4に対する相対角度θ4となる直線L4上に存在する。つまり、直線L1〜L4の交点を撮影位置として、第1〜4情報部材1〜4を撮影すれば、第1〜4検出光の各RGB値が第1〜4特定値となる。このため、設置面座標200上における直線L1〜L4の交点の座標が観測点座標Eとなる。こうして、ホストコンピュータ7は、各相対角度θ1〜θ4により、観測点座標Eを導く。なお、図10では、説明を容易にするため、設置面座標200に対する各第1〜4情報部材1〜4の大きさを拡大して図示している。
ホストコンピュータ7は、観測点座標Eを前記対応マップに参照することにより、観測点座標Eに対応する移動面座標100上の座標を仮座標として抽出する(図8に示すステップS111)。
そして、ホストコンピュータ7は、基準座標Dを基に仮座標についての補正の要否を判断する(ステップS112)。ここで、仮座標について、出入口9dとの位置関係から不整合となる場合(ステップS112:YES)、各検出光の再検出が行われる。
仮座標の補正が不要の場合(ステップS112:NO)、ホストコンピュータ7は、仮座標を現実座標Fとして抽出する(ステップS113)。この現実座標Fが床面9b上においてフォークリフト11が現実に位置している座標に相当する。そして、ホストコンピュータ7は、この現実座標Fを出力する(ステップS114)。
この現実座標Fは液晶モニタ装置19に送信される。これにより、床面9b上でのフォークリフト11の現実位置がディスプレイ19a上に表示され、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置が操縦者に告知される。
次に、この位置検出装置による目的位置までの案内について、図11に示すフローを基に、荷物置場を目的位置とした場合を例に説明する。
操縦者はディスプレイ19aを通じて、フォークリフト11の目的位置である荷物置場を選択する。これにより液晶モニタ装置19に対して目的位置が入力される(ステップS201)。この目的位置は、液晶モニタ装置19を通じて送信され、ホストコンピュータ7に入力される。
ホストコンピュータ7は、図8に示すステップS113で出力した現実座標Fと、この目的位置とに基づき、床面9b上のフォークリフト11の現実位置から荷物置場までの案内経路を算出する(ステップS202)。この案内経路の算出は、移動面座標100上において、フォークリフト11の現実座標Fと、荷物置場の座標とを参照することによって行われる。
ホストコンピュータ7は、算出された案内経路を出力する(ステップS203)。そして、ホストコンピュータ7は液晶モニタ装置19に案内経路を送信する。これにより、ディスプレイ19a上にフォークリフト11の現実位置から荷物置場までの案内経路が表示され、操縦者に対する告知が行われる。
このように、この位置検出装置では、天井面9aに第1〜4情報部材1〜4を配置すれば、倉庫9内におけるフォークリフト11の現実位置を検出できるため、設置作業が容易となっている。そして、この位置検出装置では、第1〜4検出光の各RGB値に基づき、ホストコンピュータ7が観測点座標E、ひいては現実座標Fを抽出する。このため、この位置検出装置では現実座標Fの抽出を精度高く行うことが可能となっている。
したがって、実施例の位置検出装置によれば、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出を低コストで精度高く行うことができる。
特に、この位置検出装置では、現実位置において検出可能な全ての情報光を検出光として検出するため、ホストコンピュータ7が観測点座標Eを好適に導くことが可能となっている。また、観測点座標Eを基に仮座標を抽出し、仮座標を基準座標Dによって補正する。これらのため、この位置検出装置では、現実座標Fの抽出を精度高く行うことが可能となり、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出を精度高く行うことが可能となっている。
また、第1〜4情報部材1〜4は、特定グラデーション画像17を映出可能な映写面13aが自己の周囲に形成された色彩体13と、色彩体13の内側に設けられるLED電球15とを有している。このため、第1〜4情報部材1〜4は、簡素な構成によって特定グラデーション画像17を映出することができる。これにより、第1〜4情報部材1〜4の低コスト化を実現している。さらに、色彩体13には、遮光片21a〜21hが設けられているため、ホストコンピュータ7は、平面画像から検出光を容易に検出することが可能となっている。
また、この位置検出装置では、倉庫9内におけるフォークリフト11の目的位置までの案内経路をディスプレイ19a上に表示することも可能となっている。このため、この位置検出装置は、利便性が高くなっている。
さらに、この位置検出装置では、魚眼レンズ5aを有することで光検出装置5の画角が広くなっている。このため、この位置検出装置における光検出装置5では、現実位置において撮影可能な映写面13aの数を多くすることができる。このため、ホストコンピュータ7は検出可能な検出光が多くなり、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出を精度高く行うことが可能となっている。さらに、光検出装置5の画角が広くなることで、フォークリフト11における光検出装置5の設置位置の自由度も高くなっている。
また、この位置検出装置では、フォークリフト11の走行を停止させずに第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aの撮影を行い、ひいては、ホストコンピュータ7による検出光の検出を行っている。このため、ディスプレイ19a上には、現実座標Fが連続的に表示され、フォークリフト11が走行してきた経路を基に、倉庫9内におけるフォークリフト11の現実位置が操縦者に告知される。
さらに、この位置検出装置では、天井面9aに第1〜4情報部材1〜4を設置している。このため、この位置検出装置では、床面9bを走行するフォークリフト11によって、第1〜4情報部材1〜4から提供される各情報光が観測不能となることが生じ難くなっている。このため、この位置検出装置では、倉庫9内におけるフォークリフト11の位置の検出を精度高く行うことが可能となっている。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、フォークリフト11の走行を停止させた状態で、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aの撮影を行っても良い。
また、検出光の検出は平面画像の中心点に限らず、平面画像中に任意に設定することができる。
さらに、光検出装置5に対して一次元センサを設けることで、第1〜4情報部材1〜4の各映写面13aの撮影を介さず、現実位置において観測可能な情報光を検出光として検出しても良い。
また、ホストコンピュータ7は、出入口9dの位置に換えて、前回フォークリフト11が現実位置の検出を行った地点を基準座標Dとして記憶しても良い。
さらに、ホストコンピュータ7に換えて、ホストコンピュータ7と同様に作用する記憶演算装置をフォークリフト11に搭載しても良い。また、移動体が無人機である場合、これらの移動体を制御する制御装置等に対し、ホストコンピュータ7と同様の処理を行わせても良い。
また、特定グラデーション画像17における色彩変化は360階調に限らず、例えば360の整数倍で色彩変化をさせても良い。さらに、これらに限らず、特定グラデーション画像17における色彩変化は任意に設定した階調で行うことができる。
本発明はフォークリフト等の産業車両や産業ロボット等の産業機械における自動制御装置に利用可能である。
1〜4…第1〜4情報部材(情報部材)
5…光検出装置(情報光検出手段)
7…ホストコンピュータ(情報光検出手段、記憶手段、抽出手段、出力手段、案内経路算出手段、案内経路出力手段)
9…倉庫(特定空間)
9a…天井面(設置面)
9b…床面(移動面)
11…フォークリフト(移動体)
13…色彩体
13a…映写面
15…LED電球(光源)
17…特定グラデーション画像
19…液晶モニタ装置(出力手段、案内経路出力手段)
19a…ディスプレイ(入力手段)
21a〜21h…遮光片(遮光部材)
100…移動面座標
200…設置面座標

Claims (7)

  1. 特定空間内における移動体の位置を検出するための位置検出装置であって、
    前記特定空間には、前記移動体が移動する移動面と、複数の情報部材が各々異なる位置に設けられる設置面とが規定され、
    各前記情報部材は、前記設置面と直交する軸心周りで円筒状をなす映写面を有し、前記特定空間内に特定グラデーション画像を映出することにより、観測位置毎に前記特定グラデーション画像に基づいてRGB値が異なる情報光を提供可能であり、
    前記移動体に設けられ、前記移動面上で前記移動体が位置している現実位置において各前記情報光を観測し、各前記情報光のうちの少なくとも二つを検出光として検出する情報光検出手段と、
    前記移動面を座標化した移動面座標と、前記設置面を座標化した設置面座標と、前記移動面座標と前記設置面座標とを対応させた対応マップとを記憶する記憶手段と、
    各前記検出光における各RGB値の組み合わせに基づき、前記現実位置に対応する前記設置面座標上の座標である観測点座標を導くとともに、前記観測点座標と前記対応マップとにより、前記観測点座標に対応する前記移動面座標上の座標である現実座標を抽出する抽出手段と、
    前記現実座標を出力する出力手段とを備えることを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記情報光検出手段は、前記現実位置において検出可能な全ての前記情報光を前記検出光として検出する請求項1記載の位置検出装置。
  3. 前記情報部材は、前記特定グラデーション画像を映出可能な前記映写面が自己の周囲に形成された色彩体と、前記色彩体の内側に設けられる光源とを有している請求項1又は2記載の位置検出装置。
  4. 前記色彩体は、前記特定グラデーション画像における色彩の境界に応じて配置される複数の遮光部材を有している請求項3記載の位置検出装置。
  5. 前記記憶手段は、前記特定空間内における基準位置である基準座標を更に記憶し、
    前記抽出手段は、前記観測点座標と前記対応マップと前記基準座標とにより、前記現実座標を抽出する請求項1乃至4のいずれか1項記載の位置検出装置。
  6. 前記特定空間内における前記移動体の目的位置を入力可能な入力手段と、
    前記現実座標と前記目的位置とに基づき、前記現実位置から前記目的位置までの案内経路を算出する案内経路算出手段と、
    前記案内経路を出力する案内経路出力手段とを更に備える請求項1乃至5のいずれか1項記載の位置検出装置。
  7. 前記照射光検出手段は、前記情報光を採取可能な採光部材を有し、
    前記採光部材は魚眼レンズである請求項1乃至6のいずれか1項記載の位置検出装置。
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