JP2014157018A - 分光画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像領域全域で均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することのできる分光画像撮影装置を提供すること。
【解決手段】 一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長を変化させる波長可変分光素子と、前記一対の光学基板の少なくとも一方を移動させて前記対向面の面間隔を変化させる面間隔制御部と、前記波長可変分光素子の透過光が形成する像の画像情報を取得する撮像素子を有する撮像部と、を備えた分光画像撮影装置において、前記撮像素子の撮像領域が、複数の分割領域からなり、前記撮像部が、前記分割領域のうち所定の波長帯域の光を受けている分割領域のみから前記撮像素子に画像情報を取得させる撮像素子制御手段を有し、前記面間隔制御部が前記対向面の面間隔を変化させつつ、前記撮像部が前記撮像領域全域で画像情報を取得する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長が変化する波長可変分光素子を備えた分光画像撮影装置に関する。
従来、分光画像を取得するための光学素子としては、例えば、特許文献1に記載のエタロン型の分光素子が知られている。
そのエタロン型の分光素子は、光透過物質からなる一対の光学基板上に反射膜を形成した分光透過率可変素子であり、反射膜を形成した一対の光学基板の対向面の面間隔に応じて特定の波長の光を透過させることができる。
特開2005−308688号公報
しかし、図11に示すような、製造誤差が無く、一対の光学基板1aの対向面の全ての場所で、その面間隔が一定となるようなエタロン1oを作製することは実際には難しい。
例えば、光学基板の対向面を研磨しても、数nmから数十nmといった誤差が生じてしまうため、その対向面を完全な平面にすることは難しい。そのため実際には、その対向面は、図12に示すような凸面形状や、図13に示すような凹面形状になってしまう場合がある。
また、その対向面は、通常、石英などからなる光学基板の一方の面上にコーティングを施し形成されたものであるが、コーティングを施す際に、光学基板に対して応力が発生し、これにより光学基板に歪みが発生してしまうこともある。
さらには、図14に示すエタロン1”のように、光学基板1aの研磨は精確であっても、組立時に、保持部材に精密に組み込まれなかったため、結果として、対向面が平行にならない場合もある。
そして、エタロンの一対の光学基板の対向面の全ての場所でその面間隔が一定ではない場合、すなわち、対向面の位置ごとにそれらの面間隔が異なっている場合、その位置ごとに干渉距離が異なってしまうことになる。
その結果、その一対の光学基板の対向面の面間隔が一定ではないエタロンでは、透過し得る光の波長が場所によって異なってしまい、撮像領域全域で均一な波長の光により形成された分光画像を得ることができなくなるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮像領域全域で均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することのできる分光画像撮影装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の分光画像撮影装置は、一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長を変化させる波長可変分光素子と、前記一対の光学基板の少なくとも一方を移動させて前記対向面の面間隔を変化させる面間隔制御部と、前記波長可変分光素子の透過光が形成する像の画像情報を取得する撮像素子を有する撮像部と、を備えた分光画像撮影装置において、前記撮像素子の撮像領域が、複数の分割領域からなり、前記撮像部が、前記分割領域のうち所定の波長帯域の光を受けている分割領域のみから前記撮像素子に画像情報を取得させる撮像素子制御手段を有し、前記面間隔制御部が前記対向面の面間隔を変化させつつ、前記撮像部が前記撮像領域全域で画像情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記撮像部が、事前に測定した前記対向面の位置ごとの面間隔のデータを記憶した面形状情報記録手段を有し、前記撮像素子制御手段が、前記面形状記録手段に記録されたデータに基づいて画像情報の取得を行う前記分割領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記撮像部が、前記対向面の形状を測定し位置ごとの面間隔を測定する面形状測定手段を有し、前記撮像素子制御手段が、前記面形状測定手段により測定したデータに基づいて画像情報の取得を行う前記分割領域を算出することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の分光画像撮影装置は、一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長を変化させる波長可変分光素子と、前記一対の光学基板の少なくとも一方を移動させて前記対向面の面間隔を変化させる面間隔制御部と、前記波長可変分光素子の透過光が形成する像の画像情報を取得する撮像素子を有する撮像部と、を備えた分光画像撮影装置において、前記撮像部が、前記波長可変分光素子と前記撮像素子との間に、前記波長可変分光素子の前記透過光が入射する領域が複数の分割領域からなり該分割領域毎に透過・遮断を切替可能に開閉するシャッター部と、所定の波長帯域の光を受けている前記分割領域のみ光を透過するように前記シャッター部を制御するシャッター制御手段と、を有し、前記面間隔制御部が前記対向面の面間隔を変化させつつ、前記撮像部が撮像領域全域で画像情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記撮像部が、事前に測定した前記対向面の位置ごとの面間隔のデータを記憶した面形状情報記録手段を有し、前記シャッター制御手段が、前記面形状記録手段に記録されたデータに基づいて前記波長可変分光素子の前記透過光が透過する前記分割領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記撮像部が、前記対向面の形状を測定し位置ごとの面間隔を測定する面形状測定手段を有し、前記シャッター制御手段が、前記面形状測定手段により測定したデータに基づいて前記波長可変分光素子の前記透過光が透過する前記分割領域を算出することを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記面間隔制御部が、連続的に前記対向面の面間隔を変化させることを特徴とする。
また、本発明の分光画像撮影装置は、前記面間隔制御部が、断続的に前記対向面の面間隔を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、撮像領域全域で均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することのできる分光画像撮影装置を提供することができる。
実施例1に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。 図1の分光画像撮影装置が撮影をする際の撮像面に形成される像の状態を示す模式図であり、(a)はエタロンの光学基板の形状、(b)は撮像素子の撮像面の状態を示している。 図1の分光画像撮影装置のエタロンの透過率特性を示す特性図である。 図1の分光画像撮影装置における撮像面の各分割領域に入射する光の波長と各分割領域における撮像との関係を示すタイミングチャートである。 実施例2に係る分光画像撮影装置における撮像面の各分割領域に入射する光の波長と各分割領域における撮像との関係を示すタイミングチャートである。 実施例3に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。 実施例4に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図であり、(a)はキャリブレーション時の状態を示しており、(b)は分光画像撮影時の状態を示している。 実施例5に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。 実施例6に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。 図9の分光画像撮影装置が撮影をする際の撮像面に形成される像の状態を示す模式図であり、(a)はエタロンの光学基板の形状、(b)は撮像素子の撮像面の状態を示している。 エタロンの理想的な構成を示す模式図である。 エタロンの実際の構成の一例を示す模式図である。 エタロンの実際の構成の異なる一例を示す模式図である。 エタロンの実際の構成のさらに異なる一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4を用いて、実施例1に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。
なお、図1は、本実施例に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。図2は、図1の分光画像撮影装置が撮影をする際の撮像面に形成される像の状態を示す模式図であり、(a)はエタロンの光学基板の形状、(b)は撮像素子の撮像面の状態を示している。図3は、図1の分光画像撮影装置のエタロンの透過率特性を示す特性図である。図4は、図1の分光画像撮影装置における撮像面の各分割領域に入射する光の波長と各分割領域における撮像との関係を示すタイミングチャートである。
まず、この分光画像取得装置の構成について説明する。
この分光画像取得装置は、図1に示すように、波長可変分光素子であるエタロン1と、ピエゾ素子(斜線部)を制御することによってエタロン1を構成する一対の光学基板を移動させてその対向面の面間隔を制御する面間隔制御部2と、取得したい分光画像の波長を入力する入力部3と、分光画像を撮像するための撮像部4と、撮像部4で撮像した画像を表示する表示部5と、観察対象からの光をエタロン1へと導く対物光学系6と、エタロン1から出射された光から像を形成する結像光学系7とを備えている。
撮像部4は、CMOSである撮像素子4aと、撮像素子4aの画素ごとの画像情報の取得を行うタイミングを制御する撮像制御手段4bと、エタロン1の一対の光学基板の対向面の形状、すなわち、対向面の位置ごとの面間隔について事前に測定したデータを記録している面形状記録手段4cを有している。
なお、この分光画像取得装置に用いられているエタロン1は、図2(a)に示すように、図12に示したエタロン1と同じく、その対向面が、光軸を中心として軸対称の凸面形状となっているものである。
次に、この分光画像取得装置による分光画像の撮影方法について説明する。
この分光画像取得装置の撮像素子4aの撮像面上には、結像光学系7により、円形の像が形成される。そこで、図2(b)に示すように、撮像面上に像の形成される領域、すなわち、撮像領域を、中心に位置する円形の分割領域R1(一点鎖線によりハッチングをした領域)と、その分割領域R1の周辺に位置する環状の分割領域R2(実線によりハッチングをした領域)と、その分割領域R2の周辺に位置する環状の分割領域R3(破線によりハッチングをした領域)とからなる領域と設定する。
なお、分割領域R2は、その領域内に対応する光学基板の対向面の面間隔が分割領域R1よりも広く、分割領域R3は、その領域内に対応する光学基板の対向面の面間隔が分割領域R2よりも広い。
なお、説明の便宜上、撮像領域を3つの分割領域からなる領域と仮定しているが、この分光画像取得装置によって実際に撮影を行う際には、撮像領域をさらに細かい領域からなるものとすることが好ましく、画素ごとに1つの領域とするのが最も好ましい。
そして、これらの各分割領域に入射する光の波長帯域は、エタロン1の一対の光学基板の対向面がいずれも凸面形状であるため、分割領域ごとに異なることとなる。例えば、この分光画像撮影装置の場合、図3に示すように、分割領域R1に入射する光の波長(一点鎖線)よりも分割領域R2に入射する光の波長(実線)は長波長となり、分割領域R2に入射する光の波長(実線)よりも分割領域R3に入射する光の波長(破線)は長波長となる。
つまり、エタロン1の面間隔を変化させずに撮影を行った場合には、分割領域ごとに入射する光の波長が異なるため、撮像領域全域において所望の波長の光による画像を取得しようとしても、分割領域ごとに異なる波長の光による画像を取得することになってしまう。
そこで、この分光画像取得装置では、面間隔制御手段2がエタロン1の一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させつつ、撮像部4の撮像制御手段4bが所望の波長の光の入射する分割領域においてのみ撮像素子で蓄積を行い、画像情報の取得を行うように撮像素子4aを制御する。
具体的には、例えば、500nmを中心とした狭帯域(例えば、495nmから505nmの帯域)の波長の光により分光画像を取得したい場合、まず、入力部3に、指定波長として500nmを入力する。
次に、面間隔制御部2は、入力部3に入力された500nmの波長による分光画像を取得するという情報と、撮像部4の面形状記録手段4cに記録されている事前に測定された対向面の部分ごとの面間隔についてのデータとを取得する。
そして、面間隔制御部2は、それらの情報とデータとに基づき、対向面の面間隔が最も狭い部分(光学基板の中央部)を透過した光が露光時間の中心で500nmの波長の光となるように面間隔を変化させる。その結果、撮像領域の中心にある分割領域R1には、500nmを中心とした狭帯域の波長の光が入射することになる(図3(a)参照。)。
その後、面間隔制御部2は、対向面の面間隔のうち最も間隔の広い部分(光学基板の周辺部)を透過した光が505nmの波長の光になるまで、対向面の面間隔を連続的に変化させていく。その結果、分割領域R1の周辺にある分割領域R2とその分割領域R2の周辺にある分割領域R3とには、順次、495nmから505nmの波長の光が入射することになる(図3(b)、(c)参照。)。
一方、撮像部4の撮像制御手段4bは、入力部3に入力された500nmの波長による分光画像を取得するという情報と、撮像部4の面形状記録手段4cに記録されている事前に測定された対向面の部分ごとの面間隔についてのデータとを取得する。
そして、撮像制御手段4bは、それらの情報とデータとに基づき、図4のタイミングチャートに示すように、エタロン1の透過波長の変化、すなわち、面間隔制御部2による対向面の面間隔の制御に併せて、分割領域ごとに蓄積と非蓄積とを切り替えて、500nmの波長を含む波長帯域の光により形成された像に対する画像情報のみを取得する。
なお、当然のことながら、画像情報の取得は、分割領域R1、分割領域R2、分割領域R3の順にのみ行わなければならないものではない。例えば、画像情報の取得は、分割領域R3、分割領域R2、分割領域R1の順に行っても良い。
このように、分光画像の画像情報の取得時に、エタロン1の一対の光学基板の対向面の面間隔を制御することにより、この分光画像撮影装置は、撮像領域全域で略均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することができる。
図5を用いて、実施例2に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。なお、本実施例の分光画像撮影装置は、撮影時の作動を除き、実施例1の分光画像撮影装置とほぼ同じであるため、撮影時の作動以外についての詳細な説明は省略する。
なお、図5は、本実施例に係る分光画像撮影装置における撮像面の各分割領域に入射する光の波長と各分割領域における撮像との関係を示すタイミングチャートである。
この分光画像取得装置では、面間隔制御手段2がエタロン1の一対の光学基板の対向面の面間隔を一定時間ごとに断続的に変化させ、対向面の面間隔が変化していないタイミングで、撮像部4の撮像制御手段4bが所望の波長の光の入射する分割領域においてのみ画像情報の取得を行うように撮像素子4aを制御する。
具体的には、例えば、500nmの波長の光により分光画像を取得したい場合、まず、入力部3に、指定波長として500nmを入力する。
次に、面間隔制御部2と撮像部4の撮像制御手段4bは、入力部3に入力された500nmの波長による分光画像を取得するという情報と、撮像部4の面形状記録手段4cに記録されている事前に測定された対向面の部分ごとの面間隔についてのデータとを取得する。
そして、それらの情報とデータに基づき、面間隔制御部2は、撮像領域の中心にある分割領域R1の中央に500nmの波長の光が入射するようにエタロン1の面間隔を変化させ、撮像部4の撮像制御手段4bは、画像情報の取得を行うべき領域、すなわち、分割領域R1においてのみ画像情報の取得を行う。
その後、図5のタイミングチャートに示すように、面間隔制御部2は、分割領域R2、R3の中央に順次500nmの波長の光が入射するように、エタロン1の面間隔を断続的に変化させる。撮像制御手段4bは、それに伴い、分割領域R2、R3において順次画像情報の取得を行う。
このように、対向面の面間隔の変化を断続的に行うことにより、この分光画像撮影装置は、高精度に、撮像領域全域で均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することができる。
なお、画像情報の取得は、分割領域R1、分割領域R2、分割領域R3の順にのみ行わなければならないものではない。例えば、画像情報の取得は、分割領域R3、分割領域R2、分割領域R1の順に行っても良いし、分割領域R2を最初にして行っても良い。
図6を用いて、実施例3に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。なお、本実施例の分光画像撮影装置は、撮像部を除き、実施例1、2の分光画像撮影装置とほぼ同じであるため、撮像部以外についての詳細な説明は省略する。
なお、図6は、本実施例に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。
撮像部4’は、CMOSである撮像素子4a’と、撮像素子4a’の画素ごとの画像情報の取得を行うタイミングを制御するシャッター制御手段4b’と、エタロン1の一対の光学基板の対向面の形状、すなわち、対向面の位置ごとの面間隔について事前に測定したデータを記録している面形状記録手段4cと、撮像素子4a’に入射する光を選択する液晶シャッター4dを有している。
液晶シャッター4dは、エタロン1からの光が入射する領域が、実施例1や実施例2の分光画像撮像装置の撮像素子のように、複数の領域にからなっている。そして、その複数の領域各々において、エタロン1からの光の透過と遮断とを切り替えることができるようになっている。
この分光画像撮影装置においては、シャッター制御手段4b’は、入力部3から送信された情報と面形状記録手段4cに記録されているエタロン1の面間隔についてのテーブルデータに基づいて、画像情報の取得をする撮像素子4a’の画素毎に蓄積タイミングを制御するのではなく、液晶シャッター4dを制御して撮像素子に照射される光を制御している。
なお、この分光画像撮影装置は、撮像素子としてCMOSではなくCCDを用いてもかまわない。
このように、撮像素子4a’そのものではなく、その物体側に配置した液晶シャッター4dを制御するようにしても、この分光画像撮影装置は、撮像領域全域で略均一な波長の光により形成された分光画像を撮影することができる。
図7を用いて、実施例4に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。なお、本実施例の分光画像撮影装置は、撮像部を除き、実施例1、2の分光画像撮影装置とほぼ同じであるため、撮像部とキャリブレーション中の作動以外についての詳細な説明は省略する。
なお、図7は、本実施例に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図であり、(a)はキャリブレーション時の状態を示しており、(b)は分光画像撮影時の状態を示している。
撮像部4”は、CMOSである撮像素子4aと、撮像素子4aの画素ごとの画像情報の取得を行うタイミングを制御する撮像制御手段4bと、エタロン1の一対の光学基板の対向面の形状、すなわち、対向面の位置ごとの面間隔についてのデータを取得する面形状測定手段4eと、狭帯域フィルタ8を有している。
狭帯域フィルタ8は、エタロン1と結像光学系7との間に、エタロン1から出射される透過光の光路に挿脱可能に配置されている。なお、この狭帯域フィルタ8は、495nmから505nmの帯域の波長の光を透過する特性を持っている。
次に、この分光画像取得装置によるキャリブレーションについて説明する。
この分光画像取得装置において、エタロンの一対の光学基板の対向面の面間隔についてのキャリブレーションを行う場合、まず、図7(a)に示すように、狭帯域フィルタ8をエタロン1から出射される透過光の光路上に挿入する。
次に、エタロン1の一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させながら画像の取得を行う。
このようにして画像の取得を行うと、どの面間隔でどの領域において狭帯域フィルタを光が通過するかがわかるため、設定してある分割領域と実際に設定すべき分割領域との間にどの程度のズレがあるかを判別することができる。
このようにして、設定してある分割領域と実際に設定すべき分割領域との間のズレを判別した後は、そのデータに基づいて、撮像制御手段4b内のデータを変更してキャリブレーションを終了する。
その後、図7(b)に示すように、狭帯域フィルタ8をエタロン1から出射される透過光の光路上から離脱させることにより、分光画像を取得することができる状態に戻る。
このように、面形状測定手段4eが面間隔制御部2と協同してエタロン1についてのキャリブレーションを行い、撮像制御手段4bがその際に取得したデータに基づいて画像情報の取得を行う画素の制御を行うことにより、この分光画像撮影装置は、エタロン1の面形状が不明な場合であっても、さらに高精度の分光画像を取得することができる。
図8を用いて、実施例5に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。なお、本実施例の分光画像撮影装置は、エタロンを除き、実施例1、2の分光画像撮影装置とほぼ同じであるため、エタロン以外についての詳細な説明は省略する。
なお、図8は、本実施例に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。
この分光画像取得装置に用いられているエタロン1’は、図13に示したエタロン1’と同じであって、その対向面が、製造時の研磨により光軸を中心として軸対称の凹面形状となっている。
したがって、このようなエタロン1’を備えている場合であっても、この分光画像撮影装置は、高精度の分光画像を取得することができる。
図9を用いて、実施例6に係る分光画像撮影装置について詳細に説明する。なお、本実施例の分光画像撮影装置は、エタロンの構成、撮像素子の撮像領域、撮影時の作動を除き、実施例1、2の分光画像撮影装置とほぼ同じであるため、それら以外についての詳細な説明は省略する。
なお、図9は、本実施例に係る分光画像撮影装置の構成を示す模式図である。図10は、図9の分光画像撮影装置が撮影をする際の撮像面に形成される像の状態を示す模式図であり、(a)はエタロンの光学基板の形状、(b)は撮像素子の撮像面の状態を示している。
この分光画像取得装置に用いられているエタロン1”は、図14に示したエタロン1”と同じであって、製造時の組み立てによりその対向面が、一方の面に対して他方の面が傾斜した状態となっている。
このようなエタロン1”を備えた場合には、撮像素子4aの撮像面上に像が形成される領域、すなわち、撮像領域を、図10に示すように、紙面に対して上部の分割領域R1’と、その分割領域R1’の下方に位置する分割領域R2’と、その分割領域R2’の下方に位置する分割領域R3’とからなる領域と設定すれば良い。
したがって、このようなエタロンを備えている場合であっても、撮像領域の分割形式を対応させることにより、この分光画像撮影装置は、高精度の分光画像を取得することができる。
なお、本発明の分光画像撮影装置の構成は、上記した各実施例の構成に限定されるものではなく、それらの実施例を組み合わせるように構成してもかまわない。例えば、エタロンの一対の光学基板の対向面の形状はどのような形状でもよい。また、面形状測定手段と液晶シャッターとを備え撮像素子をCCDとしてもかまわない。
また、上記の各実施例においては、分光画像撮影装置を、図12〜図14に示したようなエタロンの光学基板の形状に対応させて構成しているが、本発明の分光画像撮影装置はそれらのエタロンにのみ対応させ得るものではなく、あらゆるエタロンの光学基板の形状に対応させ得るものである。
1o、1、1’、1” エタロン
1a 光学基板
2 面間隔制御部
3 入力部
4、4’、4” 撮像部
4a、4a’ 撮像素子
4b 撮像制御手段
4b’ シャッター制御手段
4c 面形状記録手段
4d 液晶シャッター
4e 面形状測定手段
5 表示部
6 対物光学系
7 結像光学系
8 狭帯域フィルタ
R1、R1’、R2、R2’、R3、R3’ 分割領域

Claims (8)

  1. 一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長を変化させる波長可変分光素子と、前記一対の光学基板の少なくとも一方を移動させて前記対向面の面間隔を変化させる面間隔制御部と、前記波長可変分光素子の透過光が形成する像の画像情報を取得する撮像素子を有する撮像部と、を備えた分光画像撮影装置において、
    前記撮像素子の撮像領域が、複数の分割領域からなり、
    前記撮像部が、前記分割領域のうち所定の波長帯域の光を受けている分割領域のみから前記撮像素子に画像情報を取得させる撮像素子制御手段を有し、
    前記面間隔制御部が前記対向面の面間隔を変化させつつ、前記撮像部が前記撮像領域全域で画像情報を取得することを特徴とする分光画像撮影装置。
  2. 前記撮像部が、事前に測定した前記対向面の位置ごとの面間隔のデータを記憶した面形状情報記録手段を有し、
    前記撮像素子制御手段が、前記面形状記録手段に記録されたデータに基づいて画像情報の取得を行う前記分割領域を算出することを特徴とする請求項1に記載の分光画像撮影装置。
  3. 前記撮像部が、前記対向面の形状を測定し位置ごとの面間隔を測定する面形状測定手段を有し、
    前記撮像素子制御手段が、前記面形状測定手段により測定したデータに基づいて画像情報の取得を行う前記分割領域を算出することを特徴とする請求項1に記載の分光画像撮影装置。
  4. 一対の光学基板の対向面の面間隔を変化させることによって透過光の波長を変化させる波長可変分光素子と、前記一対の光学基板の少なくとも一方を移動させて前記対向面の面間隔を変化させる面間隔制御部と、前記波長可変分光素子の透過光が形成する像の画像情報を取得する撮像素子を有する撮像部と、を備えた分光画像撮影装置において、
    前記撮像部が、前記波長可変分光素子と前記撮像素子との間に、前記波長可変分光素子の前記透過光が入射する領域が複数の分割領域からなり該分割領域毎に透過・遮断を切替可能に開閉するシャッター部と、所定の波長帯域の光を受けている前記分割領域のみ光を透過するように前記シャッター部を制御するシャッター制御手段と、を有し、
    前記面間隔制御部が前記対向面の面間隔を変化させつつ、前記撮像部が撮像領域全域で画像情報を取得することを特徴とする分光画像撮影装置。
  5. 前記撮像部が、事前に測定した前記対向面の位置ごとの面間隔のデータを記憶した面形状情報記録手段を有し、
    前記シャッター制御手段が、前記面形状記録手段に記録されたデータに基づいて前記波長可変分光素子の前記透過光が透過する前記分割領域を算出することを特徴とする請求項4に記載の分光画像撮影装置。
  6. 前記撮像部が、前記対向面の形状を測定し位置ごとの面間隔を測定する面形状測定手段を有し、
    前記シャッター制御手段が、前記面形状測定手段により測定したデータに基づいて前記波長可変分光素子の前記透過光が透過する前記分割領域を算出することを特徴とする請求項6に記載の分光画像撮影装置。
  7. 前記面間隔制御部が、連続的に前記対向面の面間隔を変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の分光画像撮影装置。
  8. 前記面間隔制御部が、断続的に前記対向面の面間隔を変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の分光画像撮影装置。
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