JP2014156303A - 塔型クレーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
従来の塔型クレーンに変わって、基礎構造と下方支柱構造体と上方支柱構造体と互いの一方の端部の側を揺動自在に連結される下方中間リンクと上方中間リンクとを有し該下方中間リンクの他方の端部の側を前記下方支柱構造体の他方の端部の側に揺動自在に連結され該上方中間リンクの他方の端部の側を前記上方支柱構造体の一方の端部の側に揺動自在に連結される中間リンクと、背面リンクと、を備え、前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略水平にして折り畳まれる折畳み姿勢と、前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略垂直にして上方に向いた前記下方当接面と下方に向いた前記上方当接面とが当接する前記起立姿勢との間で遷移できるものとした。
【選択図】 図1
Description
塔型クレーンは、物を吊り上げて、上下方向または水平方向に移動する。
発明者は、運搬が容易で、作業現場で使用しやすい搭型クレーンを考案しようとした。
その結果、折畳み姿勢で搭型クレーンの高さを低くし、起立姿勢で、前記上方支柱構造体と前記下方支柱構造体とを連ねて塔状のクレーン支柱を作ることができる。
上記の実施形態の構成により、折畳み/起立装置の油圧シリンダは、姿勢を前記折畳み姿勢と前記起立姿勢との間で遷移させるためにロッドを伸縮させる。前記油圧シリンダが前記ロッドを延ばすときに姿勢が折畳み姿勢から起立姿勢に遷移する。前記油圧シリンダが前記ロッドを縮めるときに姿勢が起立姿勢から前記折畳み姿勢へ遷移する。姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダのヘッド側に作動油が閉じこめられる。
その結果、油圧シリンダのロッドのストローク端で姿勢を起立姿勢または折畳み姿勢に固定できる。
上記の実施形態の構成により、折畳み/起立装置の油圧シリンダは、姿勢を前記折畳み姿勢と前記起立姿勢との間で遷移させるためにロッドを伸縮させる。姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダのロッドを延ばす向きに作用する力が前記下方支柱構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する。
その結果、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
上記の実施形態の構成により、折畳み/起立装置の直動アクチエータは、姿勢を前記折畳み姿勢と前記起立姿勢との間で遷移させるために出力する。姿勢が起立姿勢であるときに前記直動アクチエータが前記下方支柱構造体を起立させる様に出力する力が前記下方支柱構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する。
その結果、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
上記の実施形態の構成により、クレーン機構は、ホイストと該ホイストを走行自在に支持するクレーンブームとを有する。前記上方支柱構造体が前記クレーンブームの根元を支持する。姿勢が前記起立姿勢であるときに前記支持点からクレーンブームの先端のある側を見た向きと前記第三水平軸心から前記下方当接面と前記上方当接面との当接する箇所である当接箇所のある側を見た向きとが一致する。
その結果、クレーンブームを走行するクレーンに採用する荷の重量による力が当接面に作用して起立姿勢が安定する。
前記上方支柱構造体が一方の端部の側を前記下方支柱構造体の他方の側に揺動自在に連結され、前記下方支柱構造体が一方の端部の側を揺動自在に支持され、前記背面リンクが一方の端部の側を揺動自在に支持され、前記下方中間リンクが前記下方支柱構造体の他方の端部の側と前記背面リンクの他方の側とを連結し、前記上方中間リンクが前記上方支柱構造体の他方の側と前記背面リンクの他方の側とを連結し、前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略水平にして折り畳まれる折畳み姿勢と前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略垂直にして前記下方当接面と前記上方当接面とが当接する起立姿勢との間で姿勢を遷移させる様にしたので、折畳み姿勢で搭型クレーンの高さを低くし、起立姿勢で、前記上方支柱構造体と前記下方支柱構造体とを連ねて塔状のクレーン支柱を作ることができる。
また、油圧シリンダがロッドを延ばすと折畳み姿勢から起立姿勢に遷移して油圧シリンダのヘッド側に作動油が閉じこめられ、油圧シリンダがロッドを縮めると起立姿勢から前記折畳み姿勢へ遷移して前記下方支柱構造体がストッパにあたる様にしたので、油圧シリンダのロッドのストローク端で姿勢を起立姿勢または折畳み姿勢に固定できる。
また、姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダのロッドを延ばす向きに作用する力が前記下方支柱構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する様にしたので、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
また、姿勢が起立姿勢であるときにアクチエータの出力する力が前記下方支柱構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する様にしたので、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
また、上方支柱構造体が前記クレーンブームの根元を支持し、姿勢が前記起立姿勢であるときに前記根元からクレーンブームの先端のある側を見た向きと前記第三水平軸心から前記下方当接面と前記上方当接面との当接する箇所である当接箇所のある側を見た向きとが一致する様にしたので、クレーンブームを走行するホイストの吊る荷の重量による力が当接面に作用して起立姿勢が安定する。
従って、簡易な構造を有し運搬容易で使用し易い塔型クレーンを提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの起立状態の側面図である。図2は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの起立状態の平面図である。図3は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの起立状態の斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの起立状態の拡大図である。図5は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの折畳み状態の側面図である。図6は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの折畳み状態の平面図である。図7は、本発明の実施形態に係る塔型クレーンの折畳み状態の斜視図である。
塔型クレーン100は、車両200に搭載されてもよい。
例えば、塔型クレーン100は、車両200に運搬にために搭載される
塔型クレーン100は、姿勢を起立姿勢と折畳み姿勢との間で遷移させる。
塔型クレーン100は、基礎構造10と下方支柱構造体20と上方支柱構造体30と中間リンク40と背面リンク50と折畳み/起立機構60とクレーン機構70とブーム支持機構80とで構成されてもよい。
基礎構造10は、基礎シャーシ11と旋回シャーシ12とで構成されてもよい。
基礎シャーシ11は、旋回シャーシ12を支持するシャーシであってもよい。
基礎シャーシ11は、アウトリガー11aとフレーム11bとストッパ11cで構成されてもよい。
旋回シャーシ12は、垂直軸心Zの回りに揺動可能であってもよい。
下方支柱構造体20は、旋回シャーシ12に一方の端部の側を第一水平軸心P1の回りで揺動自在に連結され、他方の端部の側に面である上方当接面D1を形成する長尺の構造体であってもよい。
姿勢が起立姿勢であるときに、下方支柱構造体20は、旋回シャーシ12に下方の端部の側を第一水平軸心P1の回りで揺動自在に連結され、上方の端部の側に上方に向く面である上方当接面D1を形成する
姿勢が起立姿勢であるときに、上方支柱構造体30は、下方支柱構造体20の上方の端部の側に下方の端部の側を第二水平軸心P2の回りで揺動自在に連結され、下方の端部の側に下方に向く面である下方当接面D1を形成する
中間リンク40は、下方中間リンク41と上方中間リンク42とで構成されてもよい。
下方中間リンク41と上方中間リンク42とは、互いの一方の端部の側を第三水平軸心P3の回りで揺動自在に連結される。
下方中間リンク41の他方の端部の側を下方支柱構造体20の他方の端部の側に第四水平軸心の回りで揺動自在に連結される。
上方中間リンク42の他方の端部の側を上方支柱構造体30の一方の端部の側に第五水平軸心P5の回りで揺動自在に連結される。
姿勢が起立姿勢であるときに、上方中間リンク42は下方中間リンク41の上方に位置する。
背面リンク50は、旋回シャーシ12に一方の端部の側を第六水平軸心P6の回りで揺動自在に連結され、中間リンク40に他方の端部の側を第三水平軸心P3の回りで揺動自在に連結されてもよい。
姿勢が起立姿勢であるときに、背面リンク50は、旋回シャーシ12に下方の端部の側を第六水平軸心P6の回りで揺動自在に連結され、中間リンク40に上方端部の側を第三水平軸心P3の回りで揺動自在に連結される。
起立姿勢は、下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とが各々の長手方向を略垂直にして上方に向いた下方当接面D1と下方に向いた上方当接面D2とが当接する姿勢である。
この様にすると、起立状態において、垂直荷重が下方当接面D1と上方当接面D2と当接する箇所を通過して、上方支柱構造体30から下方支柱構造体20へ伝達される。
折畳み/起立機構60は、塔型クレーンの姿勢を折畳み姿勢と起立姿勢との間で遷移させるために出力するアクチエータを有していてもよい。
折畳み/起立機構60は、塔型クレーンの姿勢を折畳み姿勢と起立姿勢との間で遷移させるために出力する直動アクチエータを有していてもよい。
折畳み/起立機構60は、塔型クレーンの姿勢を折畳み姿勢と起立姿勢との間で遷移させるためにロッドを伸縮させる油圧シリンダを有していてもよい。
アクチエータが他方の向きに出力して、起立姿勢から折畳み姿勢へ遷移する。
直動アクチエータが一方の向きに出力して、姿勢が折畳み姿勢から起立姿勢に遷移する。
直動アクチエータが他方の向きに出力して、起立姿勢から折畳み姿勢へ遷移する。
直動アクチエータがロッドを延ばすときに姿勢が折畳み姿勢から起立姿勢に遷移する。
直動アクチエータがロッドを縮めるときに姿勢が起立姿勢から折畳み姿勢へ遷移する。
油圧シリンダがロッドを延ばすときに姿勢が折畳み姿勢から起立姿勢に遷移する。
油圧シリンダがロッドを縮めるときに姿勢が起立姿勢から折畳み姿勢へ遷移する。
姿勢が起立姿勢であるときに、油圧シリンダのヘッド側に作動油が閉じこめられてもよい。
姿勢が起立姿勢であるときに、油圧シリンダのヘッド側がアキムレータに導通していてもよい。
姿勢が折畳み姿勢であるときに、下方支柱構造体20がストッパ11cにあたってもよい。
図7は、姿勢が折畳み姿勢であるときに、下方支柱構造体20がストッパ11cにあたっている様子を示す。
姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダ61のロッドを延ばす向きに作用する力が下方支柱構造体20と中間リンク40とを通じて下方当接面D1と上方当接面D2とを当接させる向きに作用してもよい。
クレーン機構70は、ホイスト71とクレーンブーム72とで構成される。
クレーン機構70は、ホイスト71とクレーンブーム72とブーム連結機構75で構成される。
クレーンブーム72は、ホイスト71を走行自在に支持する。
クレーンブーム72は、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとで構成されてもよい。
第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bとが、第八水平軸心P8の回りに揺動自在に連結されてもよい。
第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとが、第九水平軸心P9の回りに揺動自裁に連結されてもよい。
ブーム連結機構75は、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとを連結する機構である。
ブーム連結機構75は、リンク機構と直動アクチエータとで構成される。
直動アクチレータは、油圧シリンダであってもよい。
ブーム連結機構75の作用により、姿勢を起立姿勢と折畳み姿勢との間で遷移させるときに、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとの機械的な相対関係が変化する。
上方支柱構造体30が、他方の端部の側に、クレーンブーム72の根元を支持してもよい。
姿勢が起立姿勢であるときに、上方支柱構造体30が、上方の端部の側に、第一クレーンブーム72aの根元を支持してもよい。
姿勢が折畳み姿勢であるときに、第一クレーンブーム72aの長手方向と第三クレーンブーム72cの長手方向が略平行する様に、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとが折り畳まれる。
姿勢が起立姿勢であるときに、互いの長手方向を水平にして直列する様に、、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとが連なってもよい。
ブーム支持機構80は、キングポスト81と第一筋交い82と第二筋交い83とで構成される。
キングポスト81は、上方支柱構造体30の他方の端部の側に一端を揺動自在に連結される長尺部材である。
第一筋交い82は、中間リンク40に一方の端部の側を連結し、キングポスト81の他端に他方の端部の側を連結する長手部材である。
姿勢が起立姿勢であるときに、第一筋交い82は、中間リンク40に下方の端部の側を連結し、キングポスト81の他端に上方の端部の側を連結する。
例えば、第一筋交い82は、中間リンク40に一方の端部の側を連結し、キングポスト81の他端に他方の端部の側を連結するケーブルである。
第二筋交い83は、一方の端部の側をキングポスト81の他端に連結し、他方の端部の側御をクレーンブームに連結する長手部材である。
第二筋交い83は、一方の端部の側をキングポスト81の他端に連結し、他方の端部の側御を第一クレーンブーム72aの他方の端部の側に連結する長手部材であってもよい。
この様にすると、姿勢が起立姿勢にしてホイスト71が荷を吊ったときに、荷の重量により上方支柱構造体30に作用する転倒モーメントは、下方当接面D1と上方当接面D2とに作用する当接させる力を大きくする方向に作用し、下方支柱構造体20と上方支柱構造体30との姿勢を安定させる方に作用する。
姿勢を折畳み姿勢から起立姿勢に遷移させる場合を説明する。
図5、図6、図7に、姿勢を折畳み姿勢にした搭型クレーンが示される。
下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とが長手方向に略水平にして折り畳まれる。
第一クレーンブーム72aと第三クレーンブーム72cとは、長手方向を略水平にして折り畳まれる。
アウトリガー11aがはね上げられる。
油圧シリンダ61がロッドを縮めた状態である。
油圧シリンダ61がロッドを延ばすと、下方支柱構造体20が第一水平軸心P1の回りに揺動し、下方支柱構造体20の他方の端部の側を持ち上げる。
旋回シャーシ12と下方支柱構造体20と下方中間リンク41と背面リンク50とが第一水平軸心P1と第四水平軸心P4と第三水平軸心P3と第六水平軸心P6とにより連結されて、いわゆる4節リンクを形成する。
さらに上方支柱構造体30と上方中間リンク42とが第二水平軸心P2と第五水平軸心P5と第三水平軸心P3よにより連結されて、いわゆるトラス構造を形成する。
下方支柱構造体20の長手方向が水平から垂直に変化させるのに従い、背面リンク50の長手方向を水平から垂直に変化させ、下方中間リンク41が旋回して、第三水平軸心P3が第四水平軸心よりも高い位置に変化する。
第三水平軸心P3が第四水平軸心よりも高い位置に変化するのに従い、第五水平軸心P5が第二水平軸心P2によりも高くなり、上方支柱構造体30がその長手方向を水平から垂直に変化させる。
下方当接面D1と上方当接面D2とが当接すると、下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とは長手方向を略垂直にして、下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とが直列に整列する。
作動油が油圧シリンダ61のヘッド側に閉じこまれる。
ブーム連接機構75を作動させて、クレーンブーム72を展開させて、第一クレーンブーム72aと第二クレーンブーム72bと第三クレーンブーム72cとを互いの長手方向を略水平にして、直列に並べる。
旋回シャーシ12が旋回する。
ホイルト71が荷を吊り下げる。
上方支柱構造体30が一方の端部の側を下方支柱構造体20の他方の側に揺動自在に連結され、下方支柱構造体20が一方の端部の側を揺動自在に支持され、背面リンク50が一方の端部の側を揺動自在に支持され、下方中間リンク41が下方支柱構造体20の他方の端部の側と背面リンク50の他方の側とを連結し、上方中間リンク42が上方支柱構造体30の他方の側と背面リンクの他方の側とを連結し、下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とが各々の長手方向を略水平にして折り畳まれる折畳み姿勢と下方支柱構造体20と上方支柱構造体30とが各々の長手方向を略垂直にして下方当接面D1と上方当接面D2とが当接する起立姿勢との間で姿勢を遷移させる様にしたので、折畳み姿勢で搭型クレーンの高さを低くし、起立姿勢で、上方支柱構造体30と下方支柱構造体20とを連ねて塔状のクレーン支柱を作ることができる。
また、油圧シリンダ61がロッドを延ばすと折畳み姿勢から起立姿勢に遷移して油圧シリンダ61のヘッド側に作動油が閉じこめられ、油圧シリンダがロッドを縮めると起立姿勢から折畳み姿勢へ遷移して下方支柱構造体20がストッパ11cにあたる様にしたので、油圧シリンダのロッドの伸縮で姿勢を起立姿勢または折畳み姿勢に固定できる。
また、姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダ61のロッドを延ばす向きに作用する力が下方支柱構造体20と中間リンク40とを通じて下方当接面D1と上方当接面D2とを当接させる向きに作用する様にしたので、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
また、姿勢が起立姿勢であるときに直動アクチエータの出力する力が下方支柱構造体20と中間リンク40とを通じて下方当接面D1と上方当接面D2とを当接させる向きに作用する様にしたので、起立姿勢での姿勢を確実にできる。
また、上方支柱構造体30がクレーンブームの根元を支持し、姿勢が起立姿勢であるときに根元からクレーンブームの先端のある側を見た向きと第三水平軸心P3から下方当接面D1と上方当接面D2との当接する箇所である当接箇所のある側を見た向きとが一致する様にしたので、クレーンブーム72を走行するホイスト71に吊られる荷の重量による力が当接面に作用して起立姿勢が安定する。
D2 上方当接面
P1 第一水平軸心
P2 第二水平軸心
P3 第三水平軸心
P4 第四水平軸心
P5 第五水平軸心
P6 第六水平軸心
P7 第七水平軸心
P8 第八水平軸心
P9 第九水平軸心
Z 垂直軸心
100 塔型クレーン
10 基礎構造
11 基礎シャーシ
11a アウトリガー
11b フレーム
11c ストッパ
12 旋回シャーシ
20 下方支柱構造体
30 上方支柱構造体
40 中間リンク
41 下方中間リンク
42 上方中間リンク
50 背面リンク
60 折畳み/起立機構
61 油圧シリンダ
70 クレーン機構
71 ホイスト
72 クレーンブーム
72a 第一クレーンブーム
72b 第二クレーンブーム
72c 第三クレーンブーム
75 ブーム連接機構
80 ブーム支持機構
81 キングポスト
82 第一筋交い
83 第二筋交い
200 車両
Claims (6)
- 塔型クレーンであって、
基礎構造と、
前記基礎構造に一方の端部の側を第一水平軸心の回りで揺動自在に連結され他方の端部の側に面である上方当接面を形成する長尺の構造体である下方支柱構造体と、
前記下方支柱構造体の他方の端部の側に一方の端部の側を第二水平軸心の回りで揺動自在に連結され一方の端部の側に面である下方当接面を形成する長尺の構造体である上方支柱構造体と、
互いの一方の端部の側を第三水平軸心の回りで揺動自在に連結される下方中間リンクと上方中間リンクとを有し該下方中間リンクの他方の端部の側を前記下方支柱構造体の他方の端部の側に第四水平軸心の回りで揺動自在に連結され該上方中間リンクの他方の端部の側を前記上方支柱構造体の一方の端部の側に第五水平軸心の回りで揺動自在に連結される中間リンクと、
前記基礎構造に一方の端部の側を第六水平軸心の回りで揺動自在に連結され前記中間リンクに他方の端部の側を前記第三水平軸心の回りで揺動自在に連結される背面リンクと、
を備え、
前記第一水平軸心と前記第二水平軸心と前記第三水平軸心と前記第四水平軸心と前記第五水平軸心とが平行であり、
姿勢を折畳み姿勢と起立姿勢との間で遷移でき、
前記折畳み姿勢が前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略水平にして折り畳まれる姿勢であり、
前記起立姿勢が前記下方支柱構造体と前記上方支柱構造体とが各々の長手方向を略垂直にして上方に向いた前記下方当接面と下方に向いた前記上方当接面とが当接する姿勢である、
ことを特徴とする塔側型クレーン、 - 姿勢を前記折畳み姿勢と前記起立姿勢との間で遷移させるためにロッドを伸縮させる油圧シリンダを有する折畳み/起立機構を、
備え、
前記油圧シリンダが前記ロッドを延ばすときに姿勢が折畳み姿勢から起立姿勢に遷移し、
前記油圧シリンダが前記ロッドを縮めるときに姿勢が起立姿勢から前記折畳み姿勢へ遷移し、
姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダのヘッド側に作動油が閉じこめられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の塔型クレーン。 - 姿勢が起立姿勢であるときに油圧シリンダのロッドを延ばす向きに作用する力が前記下方支持構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する、
ことを特徴とする請求項2に記載に塔型クレーン。 - ホイストと該ホイストを走行自在に支持するクレーンブームとを有するクレーン機構を、
備え、
前記上方支柱構造体が前記クレーンブームの根元を支持し、
姿勢が前記起立姿勢であるときに前記根元からクレーンブームの先端のある側を見た向きと前記第三水平軸心から前記下方当接面と前記上方当接面との当接する箇所である当接箇所のある側を見た向きとが一致する、
ことを特徴とする請求項3に記載の塔型クレーン。 - 姿勢を前記折畳み姿勢と前記起立姿勢との間で遷移させるために出力するアクチエータを有する折畳み/起立機構を、
備え、
姿勢が起立姿勢であるときに前記アクチエータが前記下方支柱構造体を起立させる様に出力する力が前記下方支持構造体と前記中間リンクとを通じて前記下方当接面と前記上方当接面とを当接させる向きに作用する、
ことを特徴とする請求項1に記載に塔型クレーン。 - ホイストと該ホイストを走行自在に支持するクレーンブームとを有するクレーン機構を、
備え、
前記上方支柱構造体が前記クレーンブームの根元を支持し、
姿勢が前記起立姿勢であるときに前記根元からクレーンブームの先端のある側を見た向きと前記第三水平軸心から前記下方当接面と前記上方当接面との当接する箇所である当接箇所のある側を見た向きとが一致する、
ことを 特徴とする請求項1に記載の塔型クレーン。
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- 2013-02-15 JP JP2013027291A patent/JP6085493B2/ja active Active
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