JP2014155933A - レードルターレット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のレードルターレット1は、取鍋3を上下方向に昇降自在に支持する昇降フレーム11と、昇降フレーム11を上下軸回りに旋回させることにより取鍋3を注湯位置Pに移動させる取鍋旋回手段9と、を備えたレードルターレット1において、昇降フレーム11には、昇降フレーム11に配備された取鍋3の下側を周方向に沿って包囲すると共に、注湯位置Pに位置する取鍋3の下側で発生するヒュームを吸い込む集塵フード25が設けられ、集塵フード25は、昇降フレーム11の昇降に伴って昇降可能となるように配設されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
つまり、レードルターレットでは、取鍋旋回手段によって取鍋を旋回してタンディッシュ上の注湯位置まで移動させ、注湯位置に移動した取鍋の下面に注湯ノズルなどを取り付けて溶鋼をタンディッシュへ注湯する。取鍋が空になったら取鍋旋回手段を用いて空の取鍋をタンディッシュとは反対の位置に旋回して移動させ、取鍋を新しいものに取り替える。このようにしてレードルターレットでは、取鍋を交換しながらタンディッシュへの注湯が連続して行われる。
例えば、特許文献1には、取鍋の底面側に、取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入する注入孔とタンディッシュの入口との間にヒュームを吸い込む取鍋フードを設けておき、取鍋フードでヒュームを集塵して排気する集塵装置が開示されている。
即ち、本発明のレードルターレットは、取鍋を上下方向に昇降自在に支持する昇降フレームと、昇降フレームを上下軸回りに旋回させることにより取鍋を注湯位置に移動させる取鍋旋回手段と、を備えたレードルターレットにおいて、前記昇降フレームには、当該昇降フレームに配備された取鍋の下側を周方向に沿って包囲すると共に、注湯位置に位置する取鍋の下側で発生するヒュームを吸い込む集塵フードが設けられ、前記集塵フードは、昇降フレームの昇降に同伴して昇降可能となるように配設されていることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記伸縮ダクトの下側には、前記伸縮ダクトの下端口が連結可能な開口を備えると共に、伸縮ダクトから送られてきたヒュームを排出する固定ダクトが設けられているとよい。
図1に示すように、連続鋳造設備2は、溶鋼を連続的に鋳造して鋳片を製造する設備である。この連続鋳造設備2は、溶鋼が貯留された取鍋3を載置位置Lから注湯位置Pに移動させた上で、注湯位置Pの下方に位置するタンディッシュ4に注湯するレードルターレット1を備えている。また、連続鋳造設備2は、取鍋3の溶鋼を一時的に貯留すると共に鋳型5へ注入するタンディッシュ4と、溶鋼を鋳造する鋳型5と、鋳型5から出たブルーム等の鋳片を支えつつ移送する複数のサポートロール6とを有している。さらに、連続鋳造設備2には、パスラインの中途部から終端部の間の複数位置に鋳片引抜装置が配備されている。
なお、以降の説明において、図2の紙面における左右方向を、レードルターレット1を説明する際の左右方向という。また、図2の紙面における上下方向を、レードルターレット1を説明する際の上下方向という。さらに、図3の紙面における上下方向を、レードルターレット1を説明する際の後前方向という。図2、図3の紙面における左側が「注湯位置P」であり、右側が「載置位置L」である。
また、ターレット本体10の旋回部14の外周側には、周方向に亘ってギヤ部15が設けられており、このギヤ部15が取鍋回転手段9を構成している。つまり、このギヤ部15の外側から図示しない駆動ギヤなどをギヤ部15に噛み込ませて旋回部14を回転させることにより、ターレット本体10の旋回部14を基部13に対して上下軸回りに旋回できるようになっている。
例えば、図2においてターレット本体10の右側に設けられる昇降フレーム11を例に挙げれば、フレーム体18は、前後方向に沿って見た場合に逆三角形の外観となるように形成された厚板状の部材を、前後方向に平行に並んで1組備えている。
外方突出状に形成されたフレーム体18の先端部の上面には、取鍋3の外壁面に設けられた一対のトラニオン軸23を支持するトラニオン軸支持部24が設けられている。このトラニオン軸支持部24は、取鍋3のトラニオン軸23を下方から支えることで、取鍋3を支持できるようになっている。
ところで、上述したようなレードルターレット1を用いてタンディッシュ4内に溶鋼を注湯する際には、タンディッシュ4の蓋の注入孔などからヒュームが発生し、発生したヒュームが製造現場の環境などを悪化させる場合がある。それゆえ、本発明のレードルターレット1には、昇降フレーム11に配備された取鍋3の下側を周方向に沿って包囲すると共に、注湯位置に位置する取鍋3の下側で発生するヒュームを吸い込む集塵フード25が設けられている。この集塵フード25は、昇降フレーム11の昇降に伴って昇降可能となるように昇降フレーム11に配設されている。
図2〜図6に示すように、昇降フード26は、内部が空洞とされた筐体で形成されており、取鍋3を周方向に亘って包囲可能なように取鍋3の底部の外径よりやや大きな内径を持つ馬蹄形に形成されていて、中央には大きな円形の開口が形成されている。昇降フード26は、中央に形成された円形の開口の内側に、取鍋3の底部を挿し込むようにして取り付けられている。
さらに、昇降フード26の下面には、第1の吸い込み口29と同様に昇降フード26内にヒュームを吸い込む第2の吸い込み口30が形成されている。この第2の吸い込み口30は、上述した第1の吸い込み口29に対応して周方向の同位置に形成されており、タンディッシュ4の蓋の注入孔などから発生するヒュームを昇降フード26の下面及び内周面から吸い込めるようになっている。このようにして第1の吸い込み口29及び第2の吸い込み口30から吸い込まれたヒュームは、昇降フード26の内部を通って伸縮ダクト27に集められる。
固定ダクト28は、伸縮ダクト27を通じて送られてきたヒュームを連続鋳造設備2の外部に排気するものであり、注湯位置Pの下側に設けられている。固定ダクト28は、それぞれの伸縮ダクト27の下端口31に連結可能な開口32を複数有している。本実施形態の場合であれば、固定ダクト28の開口32は前後方向に4つ形成されており、それぞれの開口32からヒュームを吸い込む構造になっている。また、固定ダクト28の反対側の端部は1本にまとめられた配管(集合配管)とされており、図示しない排気ポンプなどを用いて複数の伸縮ダクト27を通じて捕集されたヒュームを集合させて排気できるようになっている。
つまり、本発明のレードルターレット1では、取鍋下ベース37の空間38にヒュームを一旦捕集するようにしているので、フードなどを設けて取鍋3の下方を閉空間にする必要が無く、集塵フード25に簡単な構成を採用しつつも、ヒュームを確実に捕集することができるのである。
なお、上記実施形態では、取鍋3の底部や取鍋下ベース37を360°に亘って包囲するような馬蹄形状の昇降フード26の例を挙げた。しかし、昇降フード26は、取鍋3の底部や取鍋下ベース37を全周に亘って完全に包囲するものでなくても良い。例えば、取鍋3の底部にスライドバルブなどを設けて、ホース接続を行う場合には、周方向の一部が欠けたような形状、つまり上方から見て略C字状や略U字状の昇降フードを設けても良い。
2 連続鋳造設備
3 取鍋
4 タンディッシュ
5 鋳型
6 サポートロール
8 浸漬ノズル
9 取鍋旋回手段
10 ターレット本体
11 昇降フレーム
12 マスト部
13 基部
14 旋回部
15 ギヤ部
16 第1ガイド面
17 第2ガイド面
18 フレーム体
19 フレーム連結体
20 油圧シリンダ
21 第1ガイド部
22 第2ガイド部
23 トラニオン軸
24 トラニオン軸支持部
25 集塵フード
26 昇降フード
27 伸縮ダクト
28 固定ダクト
29 第1の吸い込み口
30 第2の吸い込み口
31 伸縮ダクトの下端口
32 固定ダクトの開口
33 第2フレーム連結体
34 内筒体
35 外筒体
36 注湯ノズル
37 取鍋下ベース
F 設置面
L 載置位置
P 注湯位置
Claims (3)
- 取鍋を上下方向に昇降自在に支持する昇降フレームと、昇降フレームを上下軸回りに旋回させることにより取鍋を注湯位置に移動させる取鍋旋回手段と、を備えたレードルターレットにおいて、
前記昇降フレームには、当該昇降フレームに配備された取鍋の下側を周方向に沿って包囲すると共に、注湯位置に位置する取鍋の下側で発生するヒュームを吸い込む集塵フードが設けられ、
前記集塵フードは、昇降フレームの昇降に同伴して昇降可能となるように配設されていることを特徴とするレードルターレット。 - 前記集塵フードは、吸い込まれたヒュームを集めて送る伸縮ダクトを備えており、
前記伸縮ダクトは、昇降フレームの昇降に追随して上下方向に伸縮可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のレードルターレット。 - 前記伸縮ダクトの下側には、前記伸縮ダクトの下端口が連結可能な開口を備えると共に、伸縮ダクトから送られてきたヒュームを排出する固定ダクトが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレードルターレット。
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- 2013-02-14 JP JP2013026709A patent/JP6025592B2/ja active Active
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JP6025592B2 (ja) | 2016-11-16 |
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