JP2014155387A - 充電装置および充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電環境に応じて電池の使用領域を設定する充電装置および充電方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電池に流れる電流値を取得する電流計測部と、充電が完了し車両が走行開始したのち、決められた期間に電池に充放電される電流量を記憶し、決められた期間における電流量の最大値に応じて、電池の充電率で表される使用領域の上限を可変させる制御をする制御部と、を備える充電装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、充電を制御する充電装置および充電方法に関する。
回生電流を用いて充電を行う充電装置は、回生電流が発生して充電が発生しても過充電により電池が劣化する劣化領域まで充電しないように、電池の使用領域の上限値(満充電時の値)を劣化領域より低い値に決めている。しかし、使用領域の上限値を決めておくことは、例えば回生電流が発生しない環境で充電装置を用いる利用者には、充電に用いる使用領域を少なくし、充電装置を用いて駆動する車両などの装置の稼働時間を短縮することになる。
関連する技術として、密閉式酸化金属・水素蓄電池を多数セル直列接続した組蓄電池を電動車輌等に搭載して回生充電を行なう場合に、組蓄電池の過昇温、過充電を押え、長期サイクル期間安定して効率よく回生充電ができる充電制御方法が知られている。この充電制御方法によれば、組蓄電池の残存電気量、電池温度、回生電流値を逐次計測し、満充電時の放電可能電気量から残存電気量を差引いて得た電気量に、電池温度、さらには回生電流値とから求めた充電補正係数を乗じたものを回生充電上限電気量とする。そして、この回生充電上限電気量を所定の時間間隔で逐次更新しながら回生充電を制御する。特許文献1を参照。
特開平09−107604号公報
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたものであり、車両の使用環境に応じて電池の使用領域を設定する充電装置および充電方法を提供することを目的とする。
本実施の態様のひとつである充電装置は電流計測部と制御部とを備える。
電流計測部は車両に搭載される電池に流れる電流値を取得する。
制御部は、充電が完了し車両が走行を開始してから決められた期間に電池に充放電される電流量を記憶し、決められた期間における電流量の最大値に応じて、電池の使用領域の上限を可変させる制御をする。
実施の態様によれば、車両の使用環境に応じて電池の使用領域を設定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1の概要を説明するための図である。 図2は、電池の充電状態を充電率で表した図である。 図3は、充電装置の一実施例を示す図である。 図4は、制御部の一実施例を示す図である。 図5は、実施形態1の制御部の動作の一実施例を示す図である。 図6は、電流履歴情報、調整情報のデータ構造の一実施例を示す図である。 図7は、回生充電率、第1の調整値、使用領域上限値の一実施例を示す図である。 図8は、実施形態2の概要を説明するための図である。 図9は、実施形態2の制御部の動作の一実施例を示す図である。 図10は、実施形態2の調整情報のデータ構造と、実施形態2の回生充電率、第2の調整値、使用領域下限値の一実施例を示す図である。 図11は、実施形態2の調整情報のデータ構造と、実施形態2の回生充電率、第2の調整値、使用領域下限値の一実施例を示す図である。 図12は、実施形態3について説明する図である。 図13は、サーバおよび給電装置の有する情報処理装置のハードウェアの一実施例を示す図である。
以下図面に基づいて、実施形態について詳細を説明する。
本実施形態では、満充電後に回生電流が発生した場合でも、回生電流を十分に受け入れられるような使用領域の上限値を初期値として設定する。そして、充電完了し車両が走行開始してから決められた期間に電池に充放電される電流量を記憶し、記憶した電流量に応じて、電池の使用領域の上限値を可変させる。使用領域は、例えば、充電率(SOC:State Of Charge)、電流量、電圧などを用いて表す。上限値は、電池が満充電になったか否かを判定するために用いる値である。
より具体的には、電池の使用領域の上限値と電流量の最大値の和が、電池の劣化領域の下限値より小さいとき、電池の使用領域の上限値を上げる。逆に、電池の使用領域の上限値と電流量の最大値の和が、電池の劣化領域の下限値より大きいとき、電池の使用領域の上限値を下げる。
例えば、図1に示す電力を供給する給電装置2が充電装置を搭載した車両1への充電が完了し車両が走行開始してから充電装置の電池に充電する際に流れる電流と、電池から放電する際に流れる電流と、を決められた期間計測し、計測した電流を積算して電流量を求める。決められた期間は、車両が走行開始してからの時間でもよいし、走行開始してから所定距離走行するのに要した期間でもよい。
図1は、実施形態1の概要を説明するための図で、満充電または充電完了後に回生電流が発生する環境の一例を示している。充電をする際に流れる電流は回生電流などが考えられる。充電の完了は満充電に限定されるものではない。放電する際に流れる電流は、例えば、車両1が走行するときに消費される電流である。電流量は、決められた期間において決められたサンプリング間隔で計測した電流を積算して求められる値で、求めた値は電流履歴情報として記憶部に記憶する。
続いて、使用領域の上限値の可変は、例えば、電流履歴情報に記憶した電流量を参照し、決められた期間における電流量の最大値を検出し、電流量の最大値を充電率に変換し、変換した充電率(回生充電率)に応じて電池の使用領域の上限値を可変させる。ただし、充電率だけでなく電流量や電圧を用いてもよい。
充電率について図2を用いて説明する。充電率は、電池の充電状態を表すもので、SOCなどを用いて表すことができる。図2は、電池の充電状態を充電率で表した図である。図2の劣化領域は過充電または過放電により電池が劣化してしまう領域である。図2の使用領域は充電で使用する領域である。図2の21は初期の使用領域を示す図で、22は使用領域の上限値が可変されたことを示す図である。
図2の回生電流対応領域は、満充電後に回生電流が発生した場合でも、回生電流を十分に受け入れられるように設けられた領域である。例えば、図1に示す給電装置2が作業場よりも高い位置h1にある場合に、充電完了後に満充電になった車両1が坂道を下り作業場まで行くときに回生電流などが発生し、さらに充電がされた場合に、この回生電流対応領域に充電がされる。ただし、充電完了後に回生電流が発生する環境は上記環境に限定されるものではない。
しかし、回生電流対応領域を固定させること、固定させた回生電流対応領域が大きく実際の運用に合わない大きさである場合には、電池の使用領域を広く利用できないため、充電装置を搭載する車両などの稼働時間が短縮されることにつながる。
そこで、電池の使用領域の上限値を可変することで、充電装置を搭載する車両などの稼働時間を延ばすことができる。
実施形態1について説明する。
実施形態1では使用領域の上限値を上げていく方法について説明する。また、実施形態1では、充電装置を搭載する車両の一例としてフォークリフトを用いて説明する。なお、車両1はフォークリフトの他に、ハイブリッド自動車、電気自動車などの電池を利用した車両が考えられる。
図3は、充電装置の一実施例を示す図である。図3の充電装置30は、電池31、電圧計測部32、電流計測部33、制御部34、記憶部35、充電部36などを有する。図3の負荷部37は、充電装置30からの電力を受電して動作する装置である。動作する装置は、例えば、モーターなどが考えられる。
電池31は二次電池などを用いることが考えられる。二次電池として、例えば、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池などが考えられる。なお、本例では1つの電池を用いて説明しているが1つに限定されるものではなく、複数の電池を用いてもよい。
電圧計測部32は電池31の電圧を計測する。例えば、電圧計などが考えられる。また、電圧計測部32が計測したデータは制御部34に出力される。
電流計測部33は電池31に流れる電流を計測する。例えば、電流計などが考えられる。また、電流計測部33が計測したデータは制御部34に出力される。
なお、図3の例では電池31に充放電時に流れる電流を、電流計測部33の計測した電流を用いて求めているが、電池31に流れる電流の求め方は上記方法に限定されるものではない。例えば、電池31の負極側に電流計を直列に接続して、電池31に流れる電流を計測して求めてもよい。
制御部34(コンピュータなど)は、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)など)を用いることが考えられる。
記憶部35は、例えばRead Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などのメモリやハードディスクなどが考えられる。なお、記憶部35にはパラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、実行時のワークエリアとして用いてもよい。また、制御部34が記憶部を有している場合には記憶部35を用いなくてもよい。
充電部36は、給電装置2から電力を受電して電池31に充電するための装置である。
制御部について説明する。
制御部34は、充電が完了し車両が走行開始してから決められた期間に電池に充放電される電流量を求め、決められた期間における電流量に応じて、電池の使用領域の上限値を可変させる制御をする。
図4は、制御部の一実施例を示す図である。図4の制御部34は取得部41、調整値算出部42、電流量算出部43、変換部44、設定部45などを有している。
取得部41は、電圧計測部32から電圧値と電流計測部33から電流値を取得し、記憶部35に記憶する。また、制御部34または外部から入力される制御信号を取得して、制御部34の各部に送信する。
調整値算出部42は、記憶部35から電池の劣化領域の下限値と使用領域の上限値を取得し、劣化領域の下限値と使用領域の上限値との差である第1の調整値を求める。式1を参照。
第1の調整値=劣化領域の下限値−使用領域の上限値 式1
なお、劣化領域の下限値と使用領域の上限値が充電率である場合には、第1の調整値は充電率で求める。また、劣化領域の下限値と使用領域の上限値が電流量である場合には、第1の調整値は電流量で求める。第1の調整値は電圧で求めてもよい。
電流量算出部43は、充電が完了し車両が走行開始したことが制御信号を用いて通知されてから、決められた期間において決められたサンプリング間隔で計測した電流を記憶部35から取得し、取得した電流を積算して電流量を求め、記憶部35の電流履歴情報に記憶する。
変換部44は、記憶部35の電流履歴情報に記憶されている電流量を参照し、決められた期間における電流量の最大値を検出し、電流量の最大値を充電率に変換して回生充電率を求める。充電率への変換は、電流量と電流量に対応する予め計算により求めた充電率を有するテーブルを用いて変換してもよいし、または電流量を用いて逐次計算により充電率を求めてもよい。ただし、電流量を用いる場合には変換部44はなくてもよい。
設定部45は、第1の調整値と回生充電率との差を求めて第1の差を求める。式2を参照。
第1の差=第1の調整値−回生充電率 式2
なお、第1の調整値が電流量である場合には、回生充電率の変わりに電流量の最大値を用いて第1の差を求める。
続いて、第1の差が第1の閾値より大きいとき、使用領域の上限値に第1の可変値を加算する。式3を参照。その結果、使用領域の上限値を上げることができるため、使用領域が広がり満充電における充電量を増加させることができる。なお、設定部45は第1の調整値が第1の閾値と一致すると使用領域の上限値を上げることを停止する。また、使用領域の上限値は劣化領域の下限値より大きくならないようにする。
また、設定部45では第1の調整値から第1の可変値を減算する。
使用領域の上限値に第1の可変値を加算するときの条件を式3に示す。
第1の調整値−回生充電率−第1の閾値>0 式3
第1の閾値は、使用領域の上限値を上げるときに、劣化領域の下限値からどれだけ余裕幅を持たせるかを決める値である。例えば、第1の閾値=0.3%とすると、劣化領域の下限値(90.0%)−第1の閾値(0.3%)=89.7%となる。つまり89.7%まで使用領域の上限値を上げられることになる。すなわち、使用領域の上限値を90.0%という劣化領域の下限値まで上げることなく、0.3%の余裕を持たせることができる。
また、第1の閾値=0%の場合は、使用領域の上限値に第1の可変値を加算する条件は式4に示す条件になる。
第1の調整値−回生充電率>0 式4
つまり、使用領域の上限値を劣化領域の下限値(90.0%)まで上げることができる。そのため、電流量の最大値が0となる使用環境では、使用領域をさらに広く取ることができる。 なお、変換部44がない場合には、設定部45は充電率でなく電流量を用いて使用領域の上限値の設定などを行う。
実施形態1の制御部の動作について説明する。
図5は、実施形態1の制御部の動作の一実施例を示す図である。図6は、電流履歴情報、調整情報のデータ構造の一実施例を示す図である。
図6の電流履歴情報601は、「最大電流量[Ah]」「回生充電率[%]」に記憶される情報を有している。「最大電流量[Ah]」には計測した電流を積算して求めた電流量のうち最大の電流量を表す情報が記憶されている。本例では、最大の電流量を表す情報として「I1」「I2」「I3」「I4」「I5」「I6」「I7」「I8」・・・・が記憶されている。「回生充電率[%]」には最大の電流量を充電率に変換した回生充電率を表す情報が記憶されている。本例では、回生充電率を表す情報として「soc1」「soc2」「soc3」「soc4」「soc5」「soc6」「soc7」「soc8」・・・・が記憶されている。最大電流量を用いて使用領域の上限値を変更する場合には回生充電率を表す情報はなくてもよい。
図6の調整情報602は、「劣化領域下限値[%]」「使用領域初期値[%]」「初期の第1の調整値[%]」「第1の閾値[%]」「第1の可変値[%]」「第1の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される情報を有している。
「劣化領域下限値[%]」には劣化領域の下限値が充電率で記憶されている。本例では、劣化領域の下限値を表す情報「90.0」が記憶されている。
「使用領域初期値[%]」には使用領域の上限値の初期値が充電率で記憶されている。本例では、使用領域の上限値の初期値を表す情報「89.0」が記憶されている。「初期の第1の調整値[%]」には使用領域の上限値の可変がされていない調整前の初期の第1の調整値が充電率で記憶されている。本例では、初期の第1の調整値を表す情報「1.0」が記憶されている。「第1の閾値[%]」には使用領域の上限値の可変を行うか否かを判定するための第1の閾値が充電率で記憶されている。本例では、第1の閾値を表す情報「0.3」が記憶されている。「第1の可変値[%]」には使用領域の上限値と第1の調整値に加算するための第1の可変値が充電率で記憶されている。本例では、第1の可変値を表す情報「0.1」が記憶されている。「第1の調整値[%]」には第1の調整値の現在の状態を示す値が充電率で記憶されている。本例では、第1の調整値の現在の状態を示す情報「0.9」が記憶されている。「使用領域上限値[%]」には使用領域の現在の上限値の状態を示す値が充電率で記憶されている。本例では、使用領域の現在の上限値の状態を示す情報「89.1」が記憶されている。
なお、調整情報602では、「劣化領域下限値[%]」「使用領域初期値[%]」「初期の第1の調整値[%]」「第1の閾値[%]」「第1の可変値[%]」「第1の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される情報を充電率にしたが、各情報は電流量や電圧などを用いてもよい。また、第1の閾値は0.3以外でもよく、第1の可変値も0.1以外でもよい。
ステップS501では、調整値算出部42が記憶部35から劣化領域の下限値と使用領域の上限値を取得し、劣化領域の下限値と使用領域の上限値との差である第1の調整値を求める。劣化領域の下限値と使用領域の上限値は、例えば、図6に示す調整情報602から取得する。
ステップS502で電流量算出部43は、充電が完了し車両が走行開始したことが通知されてから、決められた期間において決められたサンプリング間隔で計測した電流を記憶部35から取得する。続いて、取得した電流を積算して電流量を求め、記憶部35の電流履歴情報に記憶する。ステップS503では、変換部44が記憶部35の電流履歴情報に記憶されている電流量を参照し、決められた期間における電流量の最大値を検出し、電流量の最大値を充電率に変換して回生充電率を求める。図6の電流履歴情報601を参照。なお、電流量の最大値の求め方は上記1回の決められた期間に求める方法に限定されるものではなく、複数回の決められた期間における電流量の最大値を用いてもよい。
また、ステップS501からステップS503の処理をする順番は限定されるものではない。
ステップS504では、設定部45が第1の調整値から回生充電率を引いて第1の差を求め、ステップS505で設定部45は、第1の差が第1の閾値より大きいか否かを判定する。第1の閾値より大きい場合(Yes)にはステップS506に移行し、第1の閾値以下の場合(No)には処理を終了する。第1の閾値は調整情報をから取得する。
例えば、図7の表701に示されるような場合について説明する。図7は、回生充電率、第1の調整値、使用領域上限値の一実施例を示す図である。
表701において、第1の調整値が1.0%、使用領域の上限値が89.0%であるときに、充電が完了し車両が走行開始した後のある期間において回生充電率が0.60%であるときは、第1の差は回生充電率から第1の調整値を引いた値0.4%となる。第1の閾値は図6の調整情報602に記憶されている0.3%であるとすると、求めた第1の差は0.4%であるから、ステップS506に移行する。
また、表701において第1の調整値が0.9%、使用領域の上限値が89.1%であるときに、充電が完了し車両が走行開始した後のある期間において回生充電率が0.60%であるときは、第1の差は第1の調整値から回生充電率を引いた値0.3%となる。第1の閾値は図6の調整情報602に記憶されている0.3%であるとすると、求めた第1の差は0.3%であるから、この処理を終了する。
ステップS506では、設定部45が使用領域の上限値に第1の可変値を加算し、記憶部35に記憶する。使用領域の上限値と第1の可変値は調整情報から取得することが考えられる。
ステップS507では、設定部45が第1の調整値から第1の可変値を減算して新しい第1の調整値を求め、記憶部35に記憶する。第1の調整値と第1の可変値は調整情報から取得することが考えられる。
表701において、第1の調整値が1.0%、使用領域の上限値が89.0%、回生充電率が0.60%であるとき、ステップS506、S507では、調整情報602の第1の可変値が0.1%を用いて、新しい使用領域の上限値と、新しい第1の調整値を求める。その結果、新しい使用領域の上限値89.1%と新しい第1の調整値0.9%が求められ、調整情報602の「第1の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される。
また、表702において、第1の調整値が0.5%、使用領域の上限値が89.5%、回生充電率が0.11%であるとき、ステップS506、S507では、調整情報602の第1の可変値0.1%を用いて、新しい使用領域の上限値と、新しい第1の調整値を求める。その結果、新しい使用領域の上限値89.6%と新しい第1の調整値0.4%が求められ、調整情報602の「第1の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される。
表702において、第1の調整値が0.4%、使用領域の上限値が89.6%、回生充電率が0.09%であるとき、ステップS506、S507では、調整情報602の第1の可変値0.1%を用いて、新しい使用領域の上限値と、新しい第1の調整値を求める。その結果、新しい使用領域の上限値89.7%と新しい第1の調整値0.3%が求められ、調整情報602の「第1の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される。
実施形態1によれば、電池の使用領域の上限値を可変することで、充電装置を搭載する車両などの稼働時間を延ばすことができる。
実施形態2について説明をする。
実施形態2では使用領域の上限値を下げる方法について説明する。図8は、実施形態2の概要を説明するための図である。実施形態1で使用領域の上限値を初期値89.0%から89.5%に可変させた充電装置を備える車両1の充電場所を、場所Aから高さh2高い場所Bに移動した場合について示す図である。場所Bで充電を完了した場合に、満充電89.5%または満充電に近い充電率の充電がされると、車両が走行を開始してから回生電流量が多いと、現在の使用領域の上限値89.5%のままでは過充電になり劣化領域まで充電がされてしまう可能性がある。そこで、実施形態2では現在の使用領域の上限値89.5%を下げて、例えば、劣化領域まで充電がされない使用領域の上限値89.0%を求めて、設定する。その結果、電池の使用領域の上限値を可変することにより電池の劣化を防止することができる。なお、劣化領域の下限値を超えて充電がされると判定された場合には充電を停止させることが望ましい。また、使用領域の上限値は初期値89.0%より下げてもよい。
なお、図8に示した環境を用いて実施形態2の説明をしたが、図8に示した環境に限定されるものではない。
実施形態2の制御部について説明する。
実施形態2における制御部34は、充電が完了し車両が走行開始してから決められた期間に電池に充放電される電流量を求め、決められた期間における電流量に応じて、電池の使用領域の上限値を可変させる制御をする。
実施形態2における制御部34は、取得部41、調整値算出部42、電流量算出部43、変換部44、設定部45などを有している。ただし、電流量を用いる場合には変換部44はなくてもよい。
実施形態2における取得部41は、電圧計測部32から電圧値と電流計測部33から電流値を取得し、記憶部35に記憶する。また、制御部34または外部から入力される制御信号を取得して、制御部34の各部に送信する。
実施形態2における調整値算出部42は、記憶部35から電池の劣化領域の下限値と使用領域の上限値を取得し、劣化領域の下限値と使用領域の上限値との差である第2の調整値を求める。式5を参照。
第2の調整値=劣化領域の下限値−使用領域の上限値 式5
なお、劣化領域の下限値と使用領域の上限値が充電率である場合には、第2の調整値は充電率で求める。また、劣化領域の下限値と使用領域の上限値が電流量である場合には、第2の調整値は電流量で求める。第1の調整値は電圧で求めてもよい。
実施形態2における電流量算出部43は、充電が完了し車両が走行開始したことが通知されてから、決められた期間において決められたサンプリング間隔で計測した電流を記憶部35から取得し、取得した電流を積算して電流量を求め、記憶部35の電流履歴情報に記憶する。
実施形態2における変換部44は、記憶部35の電流履歴情報に記憶されている電流量を参照し、決められた期間における電流量の最大値を検出し、電流量の最大値を充電率に変換して回生充電率を求める。充電率への変換は、電流量と電流量に対応する予め計算により求めた充電率を有するテーブルを用いて変換してもよいし、または電流量を用いて逐次計算により充電率を求めてもよい。ただし、電流量を用いる場合には変換部44はなくてもよい。
設定部45は、第2の調整値と回生充電率との差を求めて第2の差を求める。式6を参照。
第2の差=第2の調整値−回生充電率 式6
なお、第2の調整値が電流量である場合には、回生充電率の変わりに電流量の最大値を用いて第2の差を求める。
続いて、第2の差が第2の閾値より小さいとき、使用領域の上限値から第2の可変値を減算する。式7を参照。その結果、使用領域の上限値を下げることができるため、回生電流などによる過充電を抑止できるため、電池の劣化を防止することができる。
また、第2の調整値から第2の可変値を加算する。
使用領域の上限値から第2の可変値を減算するときの条件を式7に示す。
第2の調整値−回生充電率−第2の閾値<0 式7
第2の閾値は、使用領域の上限値を上げるときに、劣化領域の下限値からどれだけ余裕幅を持たせるかを決める値である。例えば、第2の閾値=0.3%とすると、劣化領域の下限値(90.0%)−第2の閾値(0.3%)=89.7%。つまり89.7%まで使用領域の上限値を上げられることになる。すなわち、使用領域の上限値を90.0%という劣化領域の下限値まで上げることなく、0.3%の余裕を持たせることができる。
また、第2の閾値=0%の場合は、使用領域の上限値に第2の可変値を減算する条件は式8に示す条件になる。
第2の調整値−回生充電率<0 式8
つまり、使用領域の上限値を劣化領域の下限値(90.0%)まで上げることができる。そのため、電流量の最大値が0となる使用環境では、使用領域をさらに広く取ることができる。
なお、変換部44がない場合には、設定部45は充電率でなく電流量を用いて使用領域の上限値の設定などを行う。
実施形態2の動作について説明をする。
図9は、実施形態2の充電装置の動作の一実施例を示す図である。図10と図11は、実施形態2の調整情報のデータ構造と、実施形態2の回生充電率、第2の調整値、使用領域下限値の一実施例を示す図である。図10は使用領域の上限値を0.3%ずつ下げる例で、図11は一気に下げる例(初期の第2の調整値にする例)である。
ステップS901では、調整値算出部42が記憶部35から劣化領域の下限値と使用領域の上限値を取得し、劣化領域の下限値と使用領域の上限値との差である第2の調整値を求める。劣化領域の下限値と使用領域の上限値は、例えば、図10または図11に示す調整情報1001、1101から取得する。
図10、図11の調整情報1001、1101は、「劣化領域下限値[%]」「使用領域初期値[%]」「初期の第2の調整値[%]」「第2の閾値[%]」「第2の可変値[%]」「第2の調整値[%]」「使用領域上限値[%]」に記憶される情報を有している。
「劣化領域下限値[%]」には劣化領域の下限値が充電率で記憶されている。図10、図11では、劣化領域の下限値を表す情報「90.0」が記憶されている。
「使用領域初期値[%]」には使用領域の上限値の初期値が充電率で記憶されている。図10、図11では、使用領域の上限値の初期値を表す情報「89.0」が記憶されている。「初期の第2の調整値[%]」には使用領域の上限値の可変がされていない調整前の初期の第2の調整値が充電率で記憶されている。図10、図11では、初期の第2の調整値を表す情報「1.0」が記憶されている。「第2の閾値[%]」には使用領域の上限値の可変を行うか否かを判定するための第2の閾値が充電率で記憶されている。図10、図11では、第2の閾値を表す情報「0.0」が記憶されている。「第2の可変値[%]」には使用領域の上限値から第2の調整値を減算するための第2の可変値が充電率で記憶されている。図10では第2の可変値を表す情報「0.3」が記憶され、図11では第2の可変値を表す情報「−」が記憶されていない。「第2の調整値[%]」には第2の調整値の現在の状態を示す値が充電率で記憶されている。図10、図11では、第2の調整値の現在の状態を示す情報「0.5」が記憶されている。「使用領域上限値[%]」には使用領域の現在の上限値の状態を示す値が充電率で記憶されている。図10、図11では、使用領域の現在の上限値の状態を示す情報「89.5」が記憶されている。
ステップS902で電流量算出部43は、充電が完了し車両が走行開始したことが通知されてから、決められた期間において決められたサンプリング間隔で計測した電流を記憶部35から取得する。続いて、取得した電流を積算して電流量を求め、記憶部35の電流履歴情報に記憶する。ステップS903では、変換部44が記憶部35の電流履歴情報に記憶されている電流量を参照し、決められた期間における電流量の最大値を検出し、電流量の最大値を充電率に変換して回生充電率を求める。図6の電流履歴情報601を参照。なお、電流量の最大値の求め方は上記1回の決められた期間に求める方法に限定されるものではなく、複数回の決められた期間における電流量の最大値を用いてもよい。
また、ステップS901からステップS903の処理をする順番は限定されるものではない。
ステップS904では、設定部45が第2の調整値から回生充電率を引いて第2の差を求め、ステップS905で設定部45は、第2の差が第2の閾値より小さいか否かを判定する。第2の閾値より小さい場合(Yes)にはステップS906に移行し、第2の閾値以上の場合(No)には処理を終了する。第2の閾値は調整情報をから取得する。
例えば、図10の表1002と図11の表1102に示されるような場合について説明する。
表1002において、第2の調整値が0.5%、使用領域の上限値が89.5%であるときに、充電が完了し車両が走行開始した後のある期間において回生充電率が0.80%であるときは、第2の差は第2の調整値から回生充電率を引いた値−0.3%となる。第2の閾値は図10の調整情報1001に記憶されている0.0%であるとすると、求めた第2の差は−0.3%であるから、ステップS906に移行する。
また、表1102において第2の調整値が0.5%、使用領域の上限値が89.5%であるときに、充電が完了し車両が走行開始した後のある期間において回生充電率が0.9%であるときは、第2の差は第2の調整値から回生充電率を引いた値−0.4%となる。第2の閾値は図11の調整情報1101に記憶されている0.0%であるとすると、求めた第2の差は0.4%であるから、ステップS906に移行する。
ステップS906では、設定部45が使用領域の上限値に第2の可変値を減算し、記憶部35に記憶する。使用領域の上限値と第2の可変値は調整情報から取得することが考えられる。
ステップS907では、設定部45が第2の調整値から第2の可変値を加算して新しい第2の調整値を求め、記憶部35に記憶する。第2の調整値と第2の可変値は調整情報から取得することが考えられる。
図10の表1002において、使用領域の上限値は現在の89.5%から第2の可変値0.3%が減算され89.2%となる。また、第2の調整値は現在の0.5%に第2の可変値0.3%が加算され第2の調整値が0.8%に変更される。
なお、図11の使用領域の上限値を一気に下げる例では、ステップS906、S907の処理ではなく、図11の表1102に示すように、使用領域の上限値は初期値である89.0%に戻す。また、第2の調整値も初期値である1.0に戻す。
実施形態2によれば、電池の使用領域の上限値を可変することにより電池の劣化を防止することができる。
なお、実施形態1と実施形態2に示した処理をひとつの処理として実行させることで、使用領域の上限値の上げ下げの可変が可能になる。例えば、実施形態1のステップS507から実施形態2のステップS901に移行させることが考えられる。
実施形態3について説明する。
実施形態3は、実施形態1および実施形態2で説明した処理を、サーバまたは給電装置で行う場合について説明する。
図12は、実施形態3について説明する図である。サーバ1201と給電装置2は図13に示すようなハードウェアを有している。
サーバ1201が主体となる場合、実施形態1に対応する図5および実施形態2に対応する図9で説明した処理をサーバ1201が行う。ただし、車両1側で計測した電流値などのデータは無線通信などを用いて、アンテナ1203からネットワーク1202を介してサーバ1201に送信する。また、サーバ1201により求められた充電率や使用領域の上限値などのデータは、ネットワーク1202を介して車両1に送信される。ただし、通信方法は有線であってもよい。
給電装置2が主体となる場合、実施形態1に対応する図5および実施形態2に対応する図9で説明した処理を給電装置2が行う。ただし、車両1側で計測した電流値などのデータは無線通信などを用いて、アンテナ1203からアンテナ1204を介して給電装置2に送信する。また、給電装置2により求められた充電率や使用領域の上限値などのデータは、アンテナ1204からアンテナ1203を介して車両1に送信される。ただし、通信方法は有線であってもよい。
図13は、サーバ1201または給電装置2の有する情報処理装置のハードウェアの一実施例を示す図である。図13に示すサーバ1201または給電装置2の情報処理装置1301は、制御部1302、記憶部1303、記録媒体読取装置1304、入出力インタフェース1305(入出力I/F)、通信インタフェース1306(通信I/F)などをそれぞれ備えている。また、上記各構成部はバス1307によってそれぞれ接続されている。
制御部1302はCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)など)を用いることが考えられる。
記憶部1303は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリやハードディスクなどが考えられる。なお、記憶部3にはパラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、実行時のワークエリアとして用いてもよい。
記録媒体読取装置1304は、制御部1302の制御に従って記録媒体1308に対するデータのリード/ライトを制御する。そして、記録媒体1308に記録媒体読取装置1304の制御で書き込まれたデータを記録させたり、記録媒体1308に記録されたデータを読み取らせたりする。また、着脱可能な記録媒体1308は、コンピュータで読み取り可能なnon-transitory(非一時的)な記録媒体として、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)などがある。光ディスクには、Digital Versatile Disc(DVD)、DVD−RAM、Compact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、Magneto-Optical disk(MO)などがある。なお、記憶部3もnon-transitory(非一時的)な記録媒体に含まれる。
入出力インタフェース1305には、入出力部1309が接続され、入出力部1309から入力された情報を受信し、バス1307を介して制御部1302に送信する。また、制御部1302から送信されたデータに従って表示パネル(表示部)の画面上に情報などを表示する。
通信インタフェース1306は、通信回線、LAN(Local Area Network)接続やインターネット接続や無線接続を行うためのインタフェースである。また、通信インタフェース1306は必要に応じ、他のコンピュータとの間のLAN接続やインターネット接続や無線接続を行うためのインタフェースである。
このようなハードウェア構成を有するコンピュータを用いることによって、実施形態1および実施形態2で説明した処理が実現される。その場合情報処理装置1301が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、後述する処理機能(図5、図9など)がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体1308に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの記録媒体1308が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に記録しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、記録媒体1308に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部1303に記憶する。そして、コンピュータは、自己の記憶部1303からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、記録媒体1308から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 車両、
2 給電装置、
30 充電装置、
31 電池、
32 電圧計測部、
33 電流計測部、
34 制御部、
35 記憶部、
36 充電部、
37 負荷部、
41 取得部、
42 調整値算出部、
43 電流量算出部、
44 変換部、
45 設定部、
601 電流履歴情報、
602、1001、1101 調整情報、
1201 サーバ、
1202 ネットワーク、
1203、1204 アンテナ、
1301 情報処理装置、
1302 制御部、
1303 記憶部、
1304 記録媒体読取装置、
1305 入出力インタフェース、
1306 通信インタフェース、
1307 バス、
1308 記録媒体、
1309 入出力部、

Claims (12)

  1. 車両に搭載される電池に流れる電流値を取得する電流計測部と、
    充電が完了し前記車両が走行を開始してから決められた期間に前記電池に充放電される電流量を記憶し、前記決められた期間における前記電流量の最大値に応じて、前記電池の使用領域の上限を可変させる制御をする制御部と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記電池の劣化領域の下限値と前記使用領域の上限値との差である第1の調整値と、前記電流量の最大値と、の第1の差を求め、
    前記第1の差が第1の閾値より大きいとき、前記使用領域の上限値に第1の可変値を加算して前記使用領域の上限値を上げる設定をする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記制御部は、
    加算をした前記第1の調整値が前記第1の閾値以下になると前記使用領域の上限値を上げることを停止する、ことを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記使用領域の上限値は前記劣化領域の下限値より大きくならない、ことを特徴とする請求項2または3に記載の充電装置。
  5. 前記制御部は、
    前記電池の劣化領域の下限値と前記電池の使用領域の上限値との差である第2の調整値と、前記電流量の最大値と、の第2の差を求め、
    前記制御部は、
    前記第2の差が第2の閾値より小さいとき、前記使用領域の上限値から第2の可変値を減算して前記使用領域の上限値を下げる設定をする、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の充電装置。
  6. 前記制御部は、
    減算をした前記第2の調整値が前記第2の閾値以下になると前記使用領域の上限値を下げることを停止する、ことを特徴とする請求項5に記載の充電装置。
  7. 前記制御部は、
    前記使用領域の上限値は前記使用領域の初期値より小さくならない、ことを特徴とする請求項5または6に記載の充電装置。
  8. 前記制御部は、
    前記電池の使用領域の上限値と前記電流量の最大値の和が、前記電池の劣化領域より小さいとき、前記電池の使用領域の上限値を上げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  9. 前記制御部は、
    前記電池の使用領域の上限値と前記電流量の最大値の和が、前記電池の劣化領域より大きいとき、前記電池の使用領域の上限値を下げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  10. コンピュータが、
    車両に搭載される電池に流れる電流値を取得し、
    充電が完了し前記車両が走行を開始してから決められた期間に回生電流により前記電池に充電される電流量を求め、
    前記期間における前記電流量の最大値に応じて、前記電池の使用領域の上限を可変する、
    処理を実行することを特徴とする充電方法。
  11. 前記電池の劣化領域の下限値と前記使用領域の上限値との差である第1の調整値と、前記電流量の最大値と、の第1の差を求め、
    前記第1の差が第1の閾値より大きいとき、前記使用領域の上限値に第1の可変値を加算して前記使用領域の上限値を上げる設定をする、
    処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項10に記載の充電方法。
  12. 前記劣化領域の下限値と前記使用領域の上限値との差である第2の調整値と、前記電流量の最大値、の第2の差を求め、
    前記第2の差が第2の閾値より小さいとき、前記使用領域の上限値から第2の可変値を減算して前記使用領域の上限値を下げる設定をする、
    処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項10または11に記載の充電方法。
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