JP2014155363A - 発電方法とそれを用いた物体位置表示器 - Google Patents

発電方法とそれを用いた物体位置表示器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014155363A
JP2014155363A JP2013024245A JP2013024245A JP2014155363A JP 2014155363 A JP2014155363 A JP 2014155363A JP 2013024245 A JP2013024245 A JP 2013024245A JP 2013024245 A JP2013024245 A JP 2013024245A JP 2014155363 A JP2014155363 A JP 2014155363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
coil
power generation
pipe
fixed part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013024245A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hatori
信 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013024245A priority Critical patent/JP2014155363A/ja
Publication of JP2014155363A publication Critical patent/JP2014155363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

【課題】主に外部エネルギーの伸縮力を利用し、その伸縮する速度にかかわらず、確実にコイルに誘導電流を発生させる発電方法とその電気エネルギーで点灯する装置を提供する。
【解決手段】コイル12に誘導電流を発生させるマグネット20に引っ張りバネ21を接続してそれらをパイプ14の片側へ固定して固定部を形成し、その固定部のマグネット20に吸引力を与える移動部のマグネット18を近づけて、固定部のマグネット20を瞬時に移動させ、その瞬間的移動により外側のコイル12に流れる電気エネルギーを取得する。又、固定部のマグネット20と移動部のマグネット18の吸引力より、固定部のマグネット20に接続された引っ張りバネ21の収縮力が上回った瞬間、固定部のマグネット20を元の位置へ瞬時に移動させてコイル21に流れる瞬間的な電気エネルギーを取得する。これらの電気エネルギーを取得する装置とそれで点灯する装置を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルに誘導電流を発生させるマグネットをパイプに入れ、そのパイプの外側にコイルを取り付け、パイプ内のマグネットを移動してコイルに電気を発生させる振動発電の発電方法とそれを用いた物体位置表示器に関するものである。
夜間、自転車の後方に対して自転車の存在を知らせて安全を保つ為に、LED(発光ダイオード)を点灯、点滅させる物や人の衣服に照明装置を取り付けて点灯、点滅させる物がある。
自転車のLEDの点滅を電池駆動で行う物は、電池の交換が必要なだけではなく、LEDを点滅させる為の制御回路が必要になり、又、衣服や建築物等に取り付ける物は電池や家庭用電源を利用し、その消耗により交換しなければならないし、配線をしなければならない。
又、振動発電装置を人の衣服に取り付けてその電力を充電し、その電力により常時装置の駆動を維持する為に用いられる物などがあり、これらのものは、振動方向が定められ、又、コイル内部のマグネットの連続した速い移動が求められ、よってその振動発電装置を取り付ける物体の振動方向と素早い連続振動が求められる。
(特許文献3参照)。
LEDを内蔵した尾灯で、自転車に取り付けた発電機により点滅させることによって、駆動用電池を不要にした物が提案されている。
1つは前照灯用の発電機を利用して前照灯と尾灯の両方を駆動する物である。
前照灯用の発電機を利用するものでは、発電機から尾灯に電力を直接供給して走行中にのみ点滅させる物である。前照灯用の発電機を利用する物の他の形態は、自転車が停止している時も尾灯が点灯するようにしたものである(特許文献1参照)。その中では、前照灯と尾灯を分離し、発電機からの出力を整流してコンデンサー又は2次電池に充電して尾灯を点灯させ、又その一部を利用して方向指示機等にも利用している。
前照灯用の発電機は、通常、前輪側に設けられているので、自転車の前方から後方まで配線しなければならない為、ハンドルの操作により、又は使用時に配線が引っかかる等の事故によって、配線が切断されるようなことがあるので、長い年月の使用には不向きである。
後輪側に尾灯専用の発電機を設けたものもある。アーチ状の金具に左右2個の発電コイルを取り付け、後輪のリムにクリップ金具を介してマグネットを取り付け、後輪の回転により、マグネットが2個のコイルの間を通過する際の発電を利用しようとする物である。(特許文献2参照)。
特開2000−25668号公報 特開平10−67357号公報 特開2012−157184号公報 特開2012−249442号公報 特開昭64−39256号公報
コイルに誘導電流を発生させるマグネットとそのマグネットに反発力を与えるマグネットを同一パイプ内に納め、更に圧縮バネを取り付けて小さな振動をより大きく振動させ、その振動発電装置を人が手で振って発電する物や、振動発電装置を物体に取り付け、その物体の振動により発電して電力を得るものがある。(特許文献3、4、5参照)
これらは、常時同一方向からの振動により電力を取得し、高い振動回数や振動スピードが必要とされ、又それより得た電力を主に常時使用する装置への電力供給源として考えられている。又、衣服やペット等に電池式の発光装置を取り付ける照明装置もあるが、電池の消耗等により交換しなければならず、コスト高となる。
したがって、本発明の目的はコイルとマグネットを分離することなく、コイル内部で固定部のマグネットが移動するように形成し、外部移動体の移動が単発的で遅い動きでもマグネットを瞬間的に移動させ、コイルに誘導電流を発生させるようにしたものであり、コイルに誘導電流を発生させる振動発電の固定部のマグネットを、移動部に取り付けた別のマグネットの移動速度にかかわらず、固定部のマグネットを瞬時に移動させ、瞬間的に発生する誘導電流を利用して発光ダイオードを点灯させるようにする。
これにより、この装置を人の衣服や、ペットのリード、杖等に取り付け、それら移動体の変化により、固定部のマグネットを瞬時に移動させて自己発電し、それを取り付けた物体の存在を外部に知らせるようにしたものである。
本発明の物体位置表示器は、コイルに誘導電流を発生させるマグネットとそのマグネットに吸引力を与える移動部のマグネットを同一パイプ内に納め、そのパイプの外側にコイルを取り付けて更に移動部のマグネットを外部エネルギーの変化と組み合わせて発電する機構を構成した装置と、その発電エネルギーで点灯する発光装置等を備えている。
コイルに誘導電流を発生させるマグネットに引っ張りバネを接続してそれらをパイプの片側へ固定して固定部を形成し、その固定部のマグネットに吸引力を与える移動部のマグネットを同一パイプ内に納め、そのパイプの外側にコイルを取り付けて更に移動部のマグネットを近づけることにより、固定部のマグネットを瞬時に移動させ、その瞬間的移動により外側のコイルに誘導電流を発生させる。
又、両マグネットが接近している場合において、移動部のマグネットを徐々に移動させた時、固定部のマグネットと移動部のマグネットの吸引力より、固定部のマグネットに接続された引っ張りバネの収縮力が上回った瞬間、固定部のマグネットは元の位置へ瞬時に戻り、この時外側のコイル内を瞬時に移動する為、再度外側のコイルに逆向きの誘導電流が流れ、この動作は移動部の移動速度にかかわらず瞬時に行なわれ、これらの発生した誘導電流をブリッジダイオードで整流し、終端の発光ダイオードを点灯する。
本発明の物体位置表示器は、同一パイプ内の固定部と移動部に存在する両マグネット間で、固定部にあるマグネットの移動が移動部マグネットの移動速度にかかわらず瞬時に行われる為、外側のコイルに瞬間的な電気エネルギーを発生させることができ、数個の高照度の発光ダイオードを点灯することができる。
それにより、この機構を構成した装置を物体に取り付け、主に外部エネルギーの伸縮力を本装置の移動部に伝達することにより、固定部のマグネットを移動させ、その物体の取り付け位置や存在を知らせることができる。
それ故、この装置にクリップやゴム、おもり等を取り付け、ペット用のリードや人の衣服、杖、船の水面付近等に取り付けた場合、外部エネルギーである張力や伸縮力、波力を利用でき、それらの動きがゆっくりでも確実にその取り付け物体やその付近の存在を外部に知らせることが可能となる。
これにより、夜間の散歩や外出等に利用でき、発光ダイオードを点灯させる為の電池は不要となる。又、コイルの発電波形がパルスなので発光ダイオードの点灯を点滅させる為の制御回路は必要なく、コストを低く抑えることが出来る。
請求項4記載の物体位置表示器は、コイルに誘導電流を発生させるマグネットに引っ張りバネ、又はゴム等の伸縮性のものを接続してそれらをパイプの片側へ固定して固定部を形成し、それと吸引しあう移動部のマグネット又は磁性体部品の間隔の調整や両マグネットの吸引力の調整、固定部のマグネットの移動速度や移動部のマグネットの停止位置等の調整等が行なえるように、パイプの片側、或は両端に調整機能を設けてある。
これにより、製作過程においての調整が容易に行なわれ、又本装置の使用中においても的確な発電、発光調整を行なうことが出来る。
本発明の物体位置表示器を取り付けた実施例を示したもので、(A)は物体位置表示器をリードに取り付けた斜視図であり、(B)はA−A部分の断面図である。 本発明の実施形態を示したもので、(A)は図1(B)の断面図において、内パイプと蓋をネジ加工した場合の断面図であり、(B)、(C)は本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、(B)は固定マグネットと移動マグネットを追加した断面図であり、(C)は閉塞板を取り付けた断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、(A)は図1(B)の断面図において、外パイプをネジ加工した場合の断面図であり、(B)は外パイプ内側と内パイプをネジ加工し、連結した場合の断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、図3(A)の断面図において、ケーブルクリップの代わりにマジックテープ(登録商標)を取り付け、ワイヤーの先にカールコードを取り付けた場合の断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、(A)は物体位置表示器の接続部材をおもりに代え、杖の先端に取り付けた場合の斜視図であり、(B)はA−A部分の断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、図5(B)の引っ張りバネの代わりに圧縮バネを利用した場合の断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、(A)は吸引マグネットを固定し、移動部に発電マグネットと引っ張りバネ等を接続した場合の断面図であり、(B)は引っ張りバネを外部に出した場合の断面図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、物体位置表示器をフロートへ取り付け、水面で利用した場合の断面図である。 コイルとブリッジダイオード等の配線及び発光ダイオードを示した回路図である。 本発明の実施形態における物体位置表示器の他の実施形態を示したもので、(A)は物体位置表示器を固定板に取り付け、吸引マグネットを移動板へ取り付けた斜視図であり、(B)はA−A部分の断面図である。
以下、本発明に係る発電方法と物体位置表示器の好適な実施形態を、図面に従って説明する。
図1(A)は本発明の物体位置表示器の一実施例であり、同図において物体位置表示器55にケーブルクリップ2を取り付け、又ワイヤー5の先にクリップ7を取り付け、リードに物体位置表示器55を取り付けた斜視図であり、(B)はA−A部分の断面図である。
物体位置表示器55の内部構造は(B)に示すように、内パイプ14内に発電マグネット20があり、接続部材17と連結されている。その接続部材17の片側は引っ張りバネ21と接続され、そのバネの片側はネジ26とナット27により、蓋16に固定され、この蓋は内パイプの片側に密着され、固定部を形成している。
又、内パイプ14内には吸引マグネット18があり、これも他の接続部材17に連結され、その接続部材17の片側からワイヤー5が繋がれて移動部を形成し、そのワイヤー5は下カバー6を通り、外部へ出てクリップ7に繋がれる。
発電マグネット20と吸引マグネット18の間には、クッション19があり、このクッションはスポンジやゴム、スプリング、エアークッション等のもので形成しても良く、両マグネットが移動してぶつかった時の衝撃を吸収し、又、衝撃音を小さくし、更に発電マグネットと吸引マグネットの磁力による吸引力を調整する為等に取り付けられている。
その為吸引マグネットの磁力が小さく、弱い力で発電マグネットとの切り離しが行なわれる場合、又は吸引マグネットの代わりに磁性体の物を利用して発電マグネットとの吸引力が低下した場合等は取り付けなくても良い。
このクッション19の材質は出来る限り非磁性体の物を利用し、大きさや収縮力、幅等は引っ張りバネ21の張力や発電マグネットと吸引マグネットの吸引力、発電マグネットの移動速度、コイルに誘導電流を発生させて終端の発光ダイオードを点灯する個数等を考慮して決められる。
ワイヤー5が外部より引かれ、それに繋がっている接続部材17が移動し、その移動を停止する為にクッション15を取り付けた蓋16が図1(B)に示すように内パイプ右端にあり、引っ張りバネが取り付けられた他の蓋と同じ様にしっかり内パイプに密着して固定される。
本案による発電マグネット20と吸引マグネット18の極性は、互いに吸引しあう極性にしてあり又、ネオジウム磁石を用いている為その磁力は非常に強く、パイプ内で2つの間隔を30〜40ミリ程度離しても、両マグネットは吸引しあう。
その為図1(B)において、発電マグネットが引っ張りバネにより左側へ移動し、又、吸引マグネットを引き離してクッション15に接続部材17が当たるまで移動しても、ワイヤー5を緩めると、両マグネットは吸引しあい、図1(B)の位置でクッション19を挟んで近づいている。
内パイプ14の外側にはコイル12があり、コイルのボビン13を接着剤等で内パイプと外パイプ4に固定する。コイルより出た線は、電線10により、ブリッジダイオード11、抵抗9を経て発光ダイオード3と発光ダイオードに並列に接続されたソケット31へ接続され、図9の回路図のように示される。これにより発電マグネットは内パイプの内部を自由に移動でき、同時にコイル内部を移動できるようになる。
このコイル12は図1(B)に示すようにボビン13にポリエステル樹脂等で被われた銅線又はエナメル線等を巻いて形成し、外パイプ4と接着剤等で固定される。
外パイプ4には、発光ダイオード3やケーブルクリップ2、ソケット31がネジ22や接着剤等で取り付けられ、片側には上カバー1が取り付けられ、他方は下カバー6が各々接着剤等で固定される。
接続部材17と発電マグネット20及び、他の接続部材17と吸引マグネット18の接続方法は互いにネジ加工、又は接着剤等で接続し、更に収縮チューブ等の保護カバーで被い連結しても良く、各々どちらか一方とクッション19を接続しても良く、或は両マグネットに引っ張りバネ21やワイヤー5を直接取り付けられるようにして接続部材を省いてもよく、更にこれらの周りに動きを良くする潤滑剤等と塗布しても良い。又、ワイヤー5の代わりにチェーンや紐、伸縮性のゴム等、外部エネルギーの変化を移動部の吸引マグネットに伝達できる物を使用しても良い。
接続部材や蓋、ボビン、内パイプ、外パイプ、上下カバー等の材質は出来る限り発電マグネットや吸引マグネットに影響を与えないアルミやプラスチック、ガラス、ゴム等の非磁性体の物を用い、又、ボビンレスコイルを利用して、直接内パイプ14に取り付けても良く、それにより軽量化と簡略化がはかれる。
これにより、本発明の発電方法を説明すると、内パイプ14の片側には蓋が取り付けられ、その蓋より引っ張りバネ、接続部材、発電マグネットがそれぞれ連結されて固定部が形成されており、クッション19を間に挟んで吸引マグネットが吸引されて近づいている。この吸引マグネットには連結された接続部材とワーヤーが繋がれて移動部を形成し、ワイヤーが外部へと出ている。
外パイプ4にはネジ22とナット23により、ケーブルクリップ2をしっかり固定し、そのケーブルクリップ2を任意の物体に絡ませ、物体位置表示器55をその物体に固定する。吸引マグネットに連結された接続部材の衝撃や音を吸収する為のクッション15が蓋に取り付けられ、その蓋が内パイプ14の片側へ密着して固定されており、吸引マグネットの移動をこのクッションで停止する。
それにより、外部よりワイヤー5を外方向へ引っ張ると、それに連結された吸引マグネットも移動し、更にクッション19を挟んで発電マグネットもコイル内を移動し引っ張りバネ21は伸びていく。更にワイヤーを引っ張っていき吸引マグネットと発電マグネットの磁力による吸引力より引っ張りバネの引っ張り強度が勝った時、発電マグネットは元の位置へ瞬時に引き戻される。この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。この動作は、ワイヤーの動きが遅くても瞬時に行なわれる。
ワイヤー側の接続部材がクッション15に当たり、吸引マグネットの移動が停止し、その後外部よりの引張りが無くなりワイヤーが緩むと、元の位置にある発電マグネットの吸引力により、吸引マグネットが引き戻され、これと同時に発電マグネットも再度吸引マグネットの方向へ瞬時に移動しコイル内を移動する。
この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
本案においては、主に発電マグネットの磁力を吸引マグネットの磁力に対し大きくして考えているが、クッション19の厚みや引っ張りバネ21の張力等を変化させ、両マグネットの切り離しがスムーズに行われる状態であれば、吸引マグネットの磁力を発電マグネットの磁力と同等、或はより大きくして、更にコイル等の位置を変化させると、吸引マグネットの移動により発電することも可能である。
次に、上記本発明の発電方法を用いた物体位置表示器の動作を図面に従って説明する。
図1(A)はペットの散歩時に使用するリード8へ物体位置表示器55取り付けた場合で、図1(B)に示すように物体位置表示器にはケーブルクリップ2がネジ22とナット23を利用してしっかり固定されており、一方でワイヤー5の先にクリップ7を取り付け、ケーブルクリップ2と一緒にリード8へ取り付ける。
物体位置表示器とクリップのリードへの取り付けは、物体位置表示器をケーブルクリップでリードへ巻きつけて固定した後、リードを直線にした状態でワイヤーを引っ張り、接続部材17がクッション15に当たり、吸引マグネットの移動を停止させてクリップをリードへ取り付ける。
その後引っ張りバネ21の収縮によりリードを引き寄せリードが曲線になるようし、その状態を示したのが図1の図である。
物体位置表示器55の内部構造は前延の発電方法で説明した内容で一部省略するが、この状態でのリードの片側をペットの首輪等に取り付け、もう片方を人が持って散歩等に出かけた場合、ペットと人の距離が開いてリードが直線方向に引っ張られると、クリップの先のワーヤー、吸引マグネット、発電マグネットが引っ張られ、引っ張りバネ21が伸び、発電マグネット20がコイル内を移動する。
更にリードが伸びてワイヤーを引っ張っていき、吸引マグネットと発電マグネットの磁力による吸引力より引っ張りバネの引っ張り強度が勝った時、発電マグネットは元の位置へ瞬時に引き戻される。この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。この動作は、人とペットの距離がゆっくり離れても瞬時に行なわれ、これによりペットと人の存在を外部に知らせることができる。
その後、人とペットの距離が狭くなり、リードが緩むと、元の位置にある発電マグネットの吸引力により、吸引マグネットが引き戻され、これと同時に発電マグネットも再度吸引マグネットの方向へ瞬時に移動しコイル内を移動する。
この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオードの整流により終端の発光ダイオードを再点灯し、これらの配線及び点灯過程は図9に示される。
図1(B)では、内パイプ14の内部に挿入する発電マグネットの形状は円筒形であるが、球状にしても良く、内パイプの形状を多角にし、挿入する発電マグネットを多角柱にしてもよい。又、上カバー1等にマグネット又は磁性体部品を取り付けてそれを移動可能にし、発電マグネットに近づけその磁力により移動を停止させ、発電マグネットをON、OFF制御しても良い。
コイル12に発生する電力は、主に発電マグネット20の磁力と、コイル内を通過するスピード、及びコイルの巻き線数等によるが、発電マグネットの磁力と、コイルの巻き線数は通常のリードの緩み等で発光ダイオード3を点灯させることができる値を決めればよい為、抵抗9を省いても良く、発光ダイオードの数を複数にしても良い。更に図4のようにソケット31にプラグ44を差し込み、電線10を長くして繋いだ発光ダイオードを、ペットや人の衣服にクリップ等で取り付けて点灯しても良い。
前延では、物体位置表示器55の外パイプにケーブルクリップ2をネジ22とナット23で締め付けて動かないように固定しているが、ケーブルクリップがネジを支点に自由に回転できるようにネジ22と外パイプ4の間に隙間を設け、ナット23で固定しても良い。又、ケーブルクリップの代わりに、ゴムバンドやクリップ、紐等で固定しても良い。
これにより、物体位置表示器はワイヤーの引っ張られた先に対し、内部の発電マグネットが常に張力方向へスムーズに移動できるようになる。
図1(B)では、発電マグネット20の移動に引っ張りバネ21を利用しているが、これの代わりに伸縮性のゴム等を利用しても良く、発電マグネットの磁力が大きい物を利用した場合等、吸引マグネット18の代わりに磁性体部品を利用し、接続部材17と接続してもよく、或は接続部材を磁性体部品にして吸引マグネットを省いても良い。
本発明では発電マグネットが、引っ張りバネの伸縮力と吸引マグネットの吸引力の開放により瞬時に内パイプ14内を正確に移動でき、その結果外側のコイル12内を瞬時に移動してコイルに瞬間的な誘導電流を発生させる方法により終端の発光ダイオードを点灯し、又、発電マグネットとコイルの移動開始位置、移動時の軌道が常に同じ状態になり、発電マグネットとコイルの間隔を狭くしたことで発電効率を高め、確実に安定した電力を発生することができる。
これにより、ケーブルクリップ2とクリップ7をリード8に取り付け、ペットの散歩等に利用すると、リードの伸縮より発光ダイオードを点灯することができ、又、図4のようにプラグを差込み、その先の発光ダイオードを別のクリップ等で人の衣服等に取り付けると、別な角度より人やペットの存在位置を外部に知らせることができる。
次に、両マグネットの移動開始位置や停止位置が容易に調整できるようにした実施例を図面に従って説明する。
図2(A)は図1(B)の物体位置表示器55の内部にある内パイプ14部分の断面図を示しており、図1(B)の内パイプ両端に密着してある蓋16の代わりに、ネジ蓋28をネジ加工した内パイプ38に取り付け、ネジ蓋28が移動できるようにしてある。
これにより、両マグネットの移動開始位置や吸引マグネットの停止位置が容易に調整できるようなり、又コイルに対しての発電開始タイミングの変更等も容易に行なえるようになる。
図2(A)では、両端をネジ加工した内パイプ38の両端に、同じくネジ加工したネジ蓋28が取り付けられており、これらの移動により引っ張りバネの強度及びコイル12に対しての発電位置、吸引マグネットの停止位置等を簡単に調整できる。
又、実施例1同様、コイルに対しての位置の変化により、吸引マグネットの移動により発電を行なうことも可能になり、変更や調整を容易に行なうことが出来るようになる。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容は実施例1と殆ど同様なので省略する。
次に、振動によっても発電できることを追加した実施例について図面に従って説明する。
図2(B)は実施例2同様、図1(B)の物体位置表示器55の内部にある内パイプ14部分の断面図を示しており、図1(B)の内パイプ両端に密着してある蓋16の代わりにネジ蓋28を取り付け、ネジ蓋が移動できるようにしてあり、ネジ蓋同様両端をネジ加工し、パイプを長くした内パイプ41の左部分にストッパー52を設け、固定マグネット50と移動マグネット51を挿入し、それぞれネジ蓋28と引っ張りバネ21に固定している。
固定マグネットと移動マグネットは互いに反発しあう極性にしており、両マグネットの間隔は反発しあう磁力の強さと、ネジ蓋28により調整され、移動マグネットに連結された発電マグネット20の位置を変化させることができる。
それによりコイル12に対する発電マグネットと吸引マグネット18の位置も移動マグネットの位置により変化することになり、図2(B)の場合の物体位置表示器55に外部より左右に振動を与えた場合、移動マグネットが固定マグネットに対し左右に振動し、右側の発電マグネットも左右に振動する。
振動する度合いが強ければ発電マグネットがコイル内を左右に移動し、コイルには電流が発生する。
図2(B)においてワイヤーを引っ張ると、それと連動して両マグネット、引っ張りバネが移動し、その先の移動マグネット51も移動し、ストッパー52により移動マグネットは停止する。更にワイヤーを引っ張ると引っ張りバネが伸び始め、その後の動作は実施例1と殆ど同様なので省略する。
これにより、本案は実施例1の発電方法に振動発電を追加した形となり、ワイヤー5の移動だけでなく、物体位置表示器が外部より強い左右の振動を得た場合も発電できる利点が得られる。その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容は実施例1又は2と殆ど同様なので省略する。
次に、内パイプを2つに分割し、切断面に各々閉塞板24を取り付け、発電マグネット20と吸引マグネット18をそれぞれのパイプ内に納めた場合の動作について図面に従って説明する。
図2(C)は図1(B)の物体位置表示器55の内部にある内パイプ14部分の断面図を主に示しており、内パイプを分割し、切断面に閉塞板24を接着剤等で貼り付けて固定したものである。
分割した左側の左内パイプ35内には、実施例1で取り付つけた蓋16や引っ張りバネ21、接続部材17発電マグネット20が連結されて取り付けられ、更に発電マグネット20と閉塞板の間にはクッション25が接している。
一方で分割した右側の右内パイプ36には、実施例1で取り付つけた蓋16やクッション15が取り付けられ、内部にはワイヤー5と繋がる接続部材17、吸引マグネットが連結され、更に吸引マグネットと閉塞板の間にはクッション25が接している。
通常状態では発電マグネットと吸引マグネットは吸引しあい、閉塞板付近に存在し、引っ張りバネは伸びており、外側のコイル12は、ボビン13内部と左内パイプ35の外側に、又ボビン外部と外パイプ4の内側に接着剤等を塗布し、両パイプ間に固定されている。
クッション25はプラスチックやスポンジ、ゴム、スプリング、エアークッション等のもので形成しても良く、発電マグネット又は吸引マグネットが移動してぶつかった時の衝撃を吸収し、又、衝撃音を小さくし、更に発電マグネットと吸引マグネットの磁力による吸引力やコイルに対する停止位置等を調整する為等に取り付けられている。
その為吸引マグネットの磁力が小さく、弱い力で発電マグネットとの切り離しが行なわれる場合、又は吸引マグネットの代わりに磁性体の物を利用して発電マグネットとの吸引力が低下した場合等、クッション25は取り付けなくても良い。
このクッション19の材質は出来る限り非磁性体の物を利用し、大きさや収縮力、幅、等は引っ張りバネ21の張力や、発電マグネットと吸引マグネットの吸引力、コイルに誘導電流を発生させて終端の発光ダイオードを点灯させる数等により決められる。
同様に閉塞板24の材質も出来る限り非磁性体の物を利用し、図2(C)では、両パイプを2つの閉塞板24で分離しているが、1つの閉塞板で両パイプ内に取り付けて接続しても良く、上記クッション材質で形成し、幅を広げてクッション25を省いても良い。
本実施例において、閉塞板24を両パイプ端に設けてワイヤー5が緩んでいた場合、発電マグネット20と吸引マグネット18が吸引し、クッション25を挟んで閉塞板付近に存在するように引っ張りバネ21の引っ張り強度や両マグネットの吸引力、クッション25の弾力や幅等を調整しておくと、ワイヤーが外部より引かれ、吸引マグネットが右へ移動し始めても左内パイプ内の発電マグネットは閉塞板により移動しない。
更に接続部材17がクッション15に当たるまで右へ移動する途中、両マグネットの吸引力より引っ張りバネの引っ張り強度が勝った時、発電マグネットは瞬時に左へ引っ張られてコイル内を移動する。
この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。この動作は、ワイヤーの動きが遅くても瞬時に行なわれる。
接続部材17がクッション15付近で移動が停止し、その後ワイヤーが緩むと、発電マグネットの吸引力により吸引マグネットは左へ移動し始め、クッション25が閉塞板24に当たるまで移動し停止する。この時、同様に発電マグネットも右へ移動し始め、加速してクッション25が閉塞板24に当たるまで右へ瞬時に移動して停止する。
それによりコイル内を瞬時に移動する為、コイルには瞬間的に上記とは逆の誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードが再点灯する。
これにより、本実施例では発電マグネットの停止位置、移行開始位置が固定され、パイプの外側に取り付けるコイルの位置を設定することが容易に行なわれ、又、両マグネット間に存在するクッション25の大きさや幅の設定も容易に行なうことができようになる。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容は実施例1と殆ど同様なので省略する。
次に、外パイプの両端をネジ加工し、ネジ蓋53を取り付けた場合の動作について図面に従って説明する。
図3(A)は図1(B)の物体位置表示器55部分の断面図を示しており、上カバー1と下カバー6を取り外し、パイプの両端をネジ加工した外パイプ29の両端にネジ蓋53を取り付け、ネジ蓋が移動できるようにした断面図である。
又、内パイプの両端の蓋16も取り外し、引っ張りバネ21をネジ26とナット27で片方のネジ蓋53へ取り付け固定し、他方はクッション15をネジ蓋53に接着剤等で固定し、実施例2、3、4同様コイルに対しての両マグネットの移動開始位置や停止位置を調整できるようにしてある。
発電方法や、その他の動作、取り付け部品、図面の説明内容等は実施例1、2と殆ど同様なので省略するが、本実施例では外パイプに両マグネットの位置調整用のネジ蓋が取り付けられることにより、パイプ内の部品の交換やコイルに対しての両マグネットの最適な発電位置等を常に簡単に行なうことが出来るようになる。
次に、外パイプ4の形状を変化し、右端内部をネジ加工し、実施例4で使用した内パイプを取り付けた場合の動作について図面に従って説明する。
図3(B)は図1(B)の物体位置表示器55の内部にある内パイプ14部分の断面図を主に示しており、内パイプ14を分割して閉塞板24を取り付け、右内パイプの外側をネジ加工した右内パイプ33と外パイプ4とを連結し、右内パイプ33を回転移動できるようにしてある。又、右内パイプ33右端にネジ蓋28を取り付け、更にこの蓋にクッション15を接着剤等で接着し固定してあり、コイル12は実施例4同様、左内パイプと外パイプ間に固定される。
外側をネジ加工した右内パイプを回転すると、このパイプは外パイプ4の右側を左右に移動でき、発電マグネット20と吸引マグネット18の吸引力を調整でき、両クッション25の大きさや、幅等を変化して調整する必要が無く、ワイヤーの引っ張り強度なども簡単に調整できる。更にネジ蓋28を利用している為、接続部材17の停止位置等も実施例4よりも更に簡単に調整できるようになる。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容は実施例4と殆ど同様なので省略する。
次に、実施例1の外パイプの両端をネジ加工し、ネジ蓋53を取り付け、ケーブルクリップ2の代わりにマジックテープを取り付け、更にワイヤーとクリップの間にカールコードを取り付けた場合の動作について図面に従って説明する。
図4は図1(B)の物体位置表示器55部分の断面図を示しており、実施例5で利用した外パイプ29を使用し、そのパイプ29の両端にネジ蓋53を取り付け、ケーブルクリップ2の代わりにオスマジックテープ47とメスマジックテープ48をネジ22とナット23で外パイプに取り付け、ワイヤー5の先にカールコード54を取り付けた断面図である。
又、実施例5同様内パイプの両端の蓋16も取り外し、引っ張りバネ21をネジ26とナット27で片方のネジ蓋53へ取り付け固定し、他方はクッション15をネジ蓋53に接着剤等で固定し、コイルに対しての両マグネットの移動開始位置や停止位置を調整できるようにしてある。
オスマジックテープとメスマジックテープをネジ22とナット23で外パイプ29に取り付け、この取り付け方は、ネジ22を支点に両マジックテープが自由に回転できるように、ネジと外パイプ間に隙間を設け、ナットで固定する。
ワイヤーの先にカールコードを取り付け、その先にクリップ7を取り付ける。
このカールコードの動作は接続部材17が移動してクッション15に当たり、吸引マグネットの移動が停止した状態で更に外部よりクリップを引っ張った場合、カールコードが伸び始める伸縮力に調整しておくと、外部よりクリップを引っ張った時、カールコードの伸縮はそのままの状態でワイヤー5を引っ張り、次いで連結された吸引マグネット18及び吸引されている発電マグネット20を引き、更に連結されている引っ張りバネ21を引っ張る。
更にクリップを引っ張り続け、吸引マグネットと発電マグネットの吸引力より引っ張りバネの収縮力が勝った時、発電マグネットは瞬時に元の位置へ戻される。実施例1同様、この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。
吸引マグネットは接続部材がクッションに当たり停止し、この状況でクリップを更に引っ張るとカールコードが伸び始める。
その後外部よりの引張りが無くなり、カールコードが収縮してワイヤーが緩むと、元の位置にある発電マグネットの吸引力により、吸引マグネットが引き戻され、これと同時に発電マグネットも再度吸引マグネットの方向へ移動しコイル内を瞬時に移動する。
この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
本実施例のその他の部品の動作や説明内容等は実施例1と殆ど同様であるが、ワイヤーとクリップ間に伸縮するカールコード54を挿入してあり、吸引マグネット18側の接続部材がクッション15へ当たり移動が停止後、更にクリップを引っ張った際にカールコードが伸び始める。
これにより、物体位置表示器55を表示物体へ取り付け、クリップを移動物体へ取り付け場合、実施例1では物体位置表示器と移動物体の移動距離は接続部材17とクッション15間であったが、移動体が移動しクリップを更に引っ張ると、カールコードが伸び始める為、移動距離が増えることになる。
よって、本装置のオスマジックテープ47とメスマジックテープ48を人の手や手首に巻いて本装置を固定し、一方のクリップを衣服に取り付け散歩等へ出かけた場合、衣服と手の振り加減での移動距離とカールコードの伸び加減、及び発光ダイオードの点灯確認をしながらクリップの取り付け位置を調整すると、夜間の散歩時に発光ダイオード3を点灯させ人の存在を知らせることができる。
又、マジックテープの取り付けは、ネジ22を支点に回転する為、手や腕の振りの回転に対応し、常にワイヤーの引っ張りをスムーズに行なえる状態を作ることができる。
図4では伸縮性のカールコードを利用して距離の調整をしているが、伸縮性のバネやゴム等を使用しても良く、マジックテープの代わりに、ゴムバンドやクリップ、紐等で手や腕、人の腰等へ取り付けても良く、図4のようにソケット31にプラグ44を差込み、先端の発光ダイオード3をマジックテープやクリップ等で人の肩や腰等に取り付けると、より一層人の存在を外部に知らせることができる。
次に、物体位置表示器55を杖に取り付け場合の動作について図面に従って説明する。
図5(A)は図1(B)の物体位置表示器55の接続部材部分をおもりに代え、杖30の先端に取り付けた場合の斜視図であり、(B)はA−A部分の断面図である。
この物体位置表示器55の内部構造は、実施例1の物体位置表示器にケーブルクリップ2を追加し、吸引マグネット18に接続された接続部材17の代わりにおもり34を取り付けてある。
本装置の使用方法は図5(B)のように、本装置を杖の先に2個のケーブルクリップ2で固定し、その位置は最初に杖30の先よりおもり34が地面32に接触し、杖を下ろすと地面がおもりを持ち上げるような位置に本装置を固定する。
杖を下ろしておもりが持ち上がり、おもりに連結された吸引マグネットが上昇すると、その吸引力により発電マグネット20が吸引され、瞬時に引っ張りバネ21を引っ張ってコイル内を移動する。この瞬間コイル12には誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。
吸引マグネットの移動が停止し、その後杖を持ち上げると、吸引マグネットとおもりの重さでこの連結部品は下方へ移動する。
吸引マグネットとおもりの重さが、発電マグネットと吸引マグネットの吸引力と、引っ張りバネの収縮力に勝った場合、発電マグネットは引っ張りバネに引かれて元の位置へ瞬時に戻り、コイル内を瞬時に移動し、この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
この動作は、杖の持ち上げがゆっくりでも瞬間的に行なわれ、図4のようにソケット31にプラグ44を差込み、先端の発光ダイオード3をマジックテープ等で杖の上部や人の手等に取り付けると、より一層人の存在を外部に知らせることができる。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容等は実施例1と殆ど同様なので省略するが、おもりやクッション19等の材質は出来る限り発電マグネットや吸引マグネットに影響を与えないアルミやプラスチック、ガラス、ゴム等の非磁性体の物を用い、杖への取り付けにケーブルクリップでなく、上記位置条件をなすことができる物であればマジックテープや伸縮性のゴム等で取り付けても良い。
次に、実施例8の物体位置表示器55の引っ張りバネ21の代わりに圧縮バネ37を使用したときの動作について図面に従って説明する。
図6(A)は図5(B)の物体位置表示器の引っ張りバネ21を圧縮バネ37に変え、吸引マグネット18と圧縮バネ間に閉塞板24を設けた断面図である。
動作は杖30を下ろし、おもり34の上の吸引マグネット18が上昇して吸引マグネットが閉塞板24に近づくと、通常圧縮バネの反発力により蓋16のクッション15付近にある発電マグネット20を吸引し、圧縮バネを収縮させて発電マグネットは瞬時にコイル12内を移動し、この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。
更に発電マグネットの移動が停止してその後杖を持ち上げると、吸引マグネットとおもりの重さでこの連結部品は下方へ移動する。
吸引マグネットとおもりの重さと圧縮バネの反発力が、発電マグネットと吸引マグネットの吸引力より勝り、吸引マグネットが下方へ下がった場合、発電マグネットは圧縮バネに反発され元の位置へ瞬時に戻り、コイル内を瞬時に移動し、この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
この動作を確実に行う為には、圧縮バネの反発力と両マグネットの吸引力及び閉塞板の厚みや間隔、おもりの重さや長さ、コイルの取り付け位置等変化し調整する必要があり、実施例2〜6で説明したような部品の取り付け位置を調整できる機構を設けても良い。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容等は実施例4や8と殆ど同様なので省略する。
次に、実施例2で説明した動作の中で、発電マグネット20を移動部のワイヤー5側に取り付け、吸引マグネット18を固定部に固定して動作させた場合の実施例について図面に従って説明する。
図7(A)は実施例2の図2(A)の場合の一部部品の取り付けを逆にした例で、移動するワイヤー5に接続部材40を取り付け、その接続部材に引っ張りバネ21、接続部材17、発電マグネット20を連結してある。一方で、吸引マグネット18をネジ蓋28にネジ26、又は接着剤等で固定する。
その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容は実施例2で説明したものと殆ど同様なので省略するが、ワイヤー5が緩んでいる状態の場合、内パイプ38内の発電マグネット20は吸引マグネット18の吸引力によりクッション19を挟んでネジ蓋28に固定されている吸引マグネット18付近にある。
外部よりワイヤーを引っ張ると、それと連結された接続部材40と引っ張りバネ21、接続部材17、発電マグネット20が図7(A)の下方へ移動し始め、更にワイヤーを引っ張り、発電マグネットと吸引マグネットの吸引力より引っ張りバネとワイヤーの引っ張り強度が勝った場合、発電マグネットは瞬時に引っ張りバネ方向へ移動し、この瞬間コイル12には誘導電流が流れ、発光ダイオードを点灯する。
ワイヤーを引っ張って接続部材40がクッション15に当たり、発電マグネットの移動が停止した後ワイヤーが緩むと、吸引マグネットの吸引力により発電マグネットは上方へ移動する。
この移動スピードは吸引マグネットに近づくとより加速され、再度瞬時にコイル内を移動することになり、この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
この動作を確実に行う為には、引っ張りバネの引っ張り強度と両マグネットの吸引力及びネジ蓋の位置、クッションの厚み、コイルの取り付け位置等変化し調整する。
又、吸引マグネットを鉄等の磁性体金属に代えて使用しても良く、接続部材40は出来る限り発電マグネットの移動に影響を与えない非磁性体の物を使用する。その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容等は実施例2と殆ど同様なので省略する。
図7(B)は上記同様に発電マグネット等を移動部に設けたもので、接続部材40を取り除いた物で接続部材17にワイヤー5を取り付け、外部に引っ張りバネ21を出した実施例で動作は図7(A)の場合と殆ど同じである。
外に引っ張りバネ21を設けることにより、接続部材17がクッション15に当たり、発電マグネットの停止後外部ワイヤーを更に引っ張ると、引っ張りバネが伸びるので、前延べのカールコードや伸縮性のゴム等をこの先に利用して使用しても良い。
次に、物体位置表示器55をフロート43へ取り付け、水面に浮かべそれを取り付けた物体の位置を表示させた場合の実施例について図面に従って説明する。
図8は実施例1の物体位置表示器55をフロート43に取り付け、吸引マグネット18に接した接続部材の代わりにフロート39を接着剤等で貼り合わせ連結してある。
発光ダイオード3は物体位置表示器に設けず、ソケット31に繋がれたプラグ44により電線10を伸ばしフロート上面に移動させてある。
フロート43の浮力とフロート39の浮力には差を設け、フロート39よりフロート43の浮力を大きくする。これにより、水面に波が立った場合、フロート39はその波の振動にあわせ小刻みに上下に移動するが、浮力の大きいフロート43はフロート39の上下振動より少ない回数で振動し、両フロート間で振動差が生まれる。
図8の場合、波によりフロート39が持ち上がり、それと連結する吸引マグネット18も上に移動し、この時上部の引っ張りバネ21に取り付けられた発電マグネット20は吸引マグネットの吸引力により、引っ張りバネ21を引っ張って下方へ移動し、クッション19を挟んでコイル12内を瞬時に移動する。この瞬間コイルには誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。
波が通り過ぎると、吸引マグネットとフロート39の重さでこの連結部品は下方へ移動し、吸引マグネットとフロート39の重さが、発電マグネットと吸引マグネットの吸引力と、引っ張りバネの収縮力に勝った場合、発電マグネットは引っ張りバネに引かれて元の位置へ瞬時に戻り、コイル内を瞬時に移動し、この瞬間コイルには前回と逆向きの誘導電流が流れ、ブリッジダイオード11の整流により終端の発光ダイオードを再点灯する。
この動作は、波の移動がゆっくりでも瞬間的に行なわれ、フロート43にフック45を取り付け、更にチェーン46等で物体に本装置を取り付けると、接続された物体の位置を表示でき、又、プラグ44の先端の発光ダイオード3をフロート43の側面や別の物体へ取り付けると、波の振動でフロート側面や別の物体の存在位置を外部に知らせることができる。その他の動作や、取り付け部品、図面の説明内容等は実施例1と殆ど同様なので省略する。
次に、物体位置表示器55を固定板57へ取り付け、吸引マグネット18を移動板56へ取り付けた場合の実施例について図面に従って説明する。
図10は実施例1の物体位置表示器55の吸引マグネット18部分を移動板56へ移動し、図(B)はA−A部分の断面図である。
実施例1〜11までは、発電マグネット20と吸引マグネット18を直線状態に配置し、吸引マグネットを直線方向に移動していた。
本案においては、図10(A)、(B)に示すように、図1の(B)の物体位置表示器55より吸引マグネットを切り離して移動板56へ取り付け、又、吸引マグネットを取り除いた物体位置表示器55を固定板57へ取り付けてあり、固定板に対し移動板を回転移動できる様にしてある。
図10(A)のように、移動板56に取り付けた、吸引マグネット18を物体位置表示器55の発電マグネット20の移動方向に対し、交差する方向へ移動して両マグネットを近づけると、両マグネットは吸引しあい、引っ張りバネ21の収縮力より、両マグネットの吸引力が勝った場合、発電マグネットが引っ張りバネ21を引っ張ってクッション15にあたるまで瞬時に移動して停止する。
この瞬間コイル12には誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが点灯する。その後、移動板が移動し吸引マグネットが遠ざかり、両マグネットの吸引力が低下し、吸引力より引っ張りバネの収縮力が勝ると、発電マグネットは瞬時にコイル内を移動し、この瞬間コイルには逆向きの誘導電流が流れ終端の発光ダイオードが再点灯する。
図10(B)においては、吸引マグネットと発電マグネットを互いに吸引しあう極性にしているが、両極を反発しあう極性にし、更に引っ張りバネの代わりに圧縮バネ37を利用して動作させても同様に発電マグネットを瞬時に移動させ発電を行なうことが出来る。又、移動板56を固定板57に対し交差する方向へ移動しているが、実施例1同様、固定板の物体位置表示器に対し吸引マグネットを直線方向へ移動させ、発電マグネットを動作させても良い。
実施例1で説明したように本発電方法で物体位置表示器を形成した場合、ワイヤー5の先の接続部材17の形状を変化させ、又はワイヤーの先へ取り付ける物体を変化させることにより図5の杖の表示や図8の水面付近の表示に利用できる為、物体位置表示器55のワイヤー5の先に、落下傘のような傘を取り付け、風を利用して発電マグネット20を移動させて発電することもできる。(図示せず)
又、ケーブルクリップ2の代わりに吸盤を使用し、その吸盤をスキー板の後ろへ貼り付け、ワイヤーの先におもり又はボール等を取り付けておくと、スキー板の移動時に板と雪や地面とのぶつかった摩擦や負荷、衝撃等によりワイヤーが伸縮して発電マグネット20を移動させ、発光ダイオードを点灯させることができ、それを取り付けた後方よりその位置を確認することができる。(図示せず)
このように、本発電方法を利用すると、物体位置表示器55をリード8等に取り付けペットの位置を表示するだけでなく、ケーブルクリップ2やクリップ7、ワイヤー5の先等を変えることによりその応用範囲は広がり、外部エネルギーを利用していろいろな物の存在を外部に知らせることができるようになる。
1 上カバー
2 ケーブルクリップ
3 発光ダイオード(LED)
4 外パイプ
5 ワイヤー
6 下カバー
7 クリップ
8 リード
9 抵抗
10 電線
11 ブリッジダイオード
12 コイル
13 ボビン
14 内パイプ
15 クッション
16 蓋
17 接続部材
18 吸引マグネット
19 クッション
20 発電マグネット
21 引っ張りバネ
22 ネジ
23 ナット
24 閉塞板
25 クッション
26 ネジ
27 ナット
28 ネジ蓋
29 外パイプ
30 杖
31 ソケット
32 地面
33 右内パイプ
34 おもり
35 左内パイプ
36 右内パイプ
37 圧縮バネ
38 内パイプ
39 フロート
40 接続部材
41 内パイプ
42 水面
43 フロート
44 プラグ
45 フック
46 チェーン
47 オスマジックテープ
48 メスマジックテープ
49 内パイプ
50 固定マグネット
51 移動マグネット
52 ストッパー
53 ネジ蓋
54 カールコード
55 物体位置表示器
56 移動板
57 固定板

Claims (4)

  1. コイルに誘導電流を発生させるマグネットをパイプに入れ、そのパイプの外側にコイルを取り付け、外部より振動等の力を加えパイプ内のマグネットを移動させて、コイルに誘導電流を発生させる振動発電において、コイルに誘導電流を発生させるマグネットに引っ張りバネ、又はゴム等の伸縮性のものを接続してそれらをパイプの片側へ固定して固定部を形成し、一方で同一パイプ内のその固定部のマグネットに吸引力を与えるマグネット又は磁性体部品に取り付けたワイヤーを、他方のパイプ端より外へ出して移動部を形成し、外部エネルギーの変化によりワイヤーを移動させ、移動部のマグネット又は磁性体部品を固定部のマグネットに近づけて、両マグネットの吸引力により固定部のマグネットを瞬時に移動させ、その瞬間的移動により外側のコイルに流れる電気エネルギーを取得する発電方法。
  2. 請求項1記載の振動発電の発電方法において、外部エネルギーの変化により移動部のマグネット又は磁性体部品を、固定部のマグネットより切り離すように徐々に移動し、固定部のマグネットと移動部のマグネット又は磁性体部品の吸引力より、固定部のマグネットに接続された引っ張りバネ、又はゴム等の収縮力が上回った瞬間、固定部のマグネットを元の位置へ瞬時に移動させて外側のコイル内を移動し、コイルに流れる瞬間的な高い電気エネルギーを取得する発電方法。
  3. コイルに誘導電流を発生させるマグネットに引っ張りバネ、又はゴム等の伸縮性のものを接続してそれらをパイプの片側へ固定して固定部を形成し、一方で同一パイプ内のその固定部のマグネットに吸引力の磁力を与えるマグネット又は磁性体部品に取り付けたワイヤーを、他方のパイプ端より外へ出して移動部を形成し、外部エネルギーの変化によりワイヤーを移動させ、移動部のマグネット又は磁性体部品を固定部のマグネットに近づけて、両マグネットの吸引力により固定部のマグネットを瞬時に移動させ、その瞬間的移動により外側のコイルに流れる電気エネルギーを取得でき、又、固定部のマグネットと移動部のマグネット又は磁性体部品の吸引力より、固定部のマグネットに接続された引っ張りバネ、又はゴム等の収縮力が上回った瞬間、固定部のマグネットを元の位置へ瞬時に移動させて外側のコイル内を移動し、コイルに流れる瞬間的な高い電気エネルギーを取得できる装置とその電気エネルギーで点灯する装置を有し、それらの装置を物体に取り付け、その物体の位置を表示できることを特徴とした物体位置表示器。
  4. コイルに誘導電流を発生させるマグネットに引っ張りバネ、又はゴム等の伸縮性のものを接続してそれらをパイプの片側へ固定した固定部のマグネットと、それと吸引しあう移動部のマグネット又は磁性体部品の間隔の調整や吸引力の調整、固定部のマグネットの移動速度や移動部のマグネットの停止位置の調整等が行なえるように、パイプの片側、或は両端に調整機能を設けたことを特徴とした請求項3の物体位置表示器。
JP2013024245A 2013-02-12 2013-02-12 発電方法とそれを用いた物体位置表示器 Pending JP2014155363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024245A JP2014155363A (ja) 2013-02-12 2013-02-12 発電方法とそれを用いた物体位置表示器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024245A JP2014155363A (ja) 2013-02-12 2013-02-12 発電方法とそれを用いた物体位置表示器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014155363A true JP2014155363A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51576730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024245A Pending JP2014155363A (ja) 2013-02-12 2013-02-12 発電方法とそれを用いた物体位置表示器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014155363A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023190035A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 ヤマウチ株式会社 発電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023190035A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 ヤマウチ株式会社 発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989867B1 (ja) 振動ダイナモ装置
JP2001508280A (ja) 直線運動電力発生器
JP2018007876A (ja) 杖及び振動ダイナモ装置
JP2015023783A (ja) 発電方法とそれを用いた物体位置表示器
JP2014155363A (ja) 発電方法とそれを用いた物体位置表示器
JP6183954B2 (ja) 振動発電装置及びそれを備えた物体位置表示器
JP2015216738A (ja) 発電方法とそれを用いた物体位置表示器
JP6089191B2 (ja) 発電装置
JP2019134516A (ja) 表示器
JP2015089309A5 (ja)
US20160201860A1 (en) Self-powered wearable luminous device
JP2014189047A5 (ja)
JP2014110657A (ja) 自己発電物体位置表示器
US8201960B2 (en) Children's book light
JP2014091494A (ja) 自転車の認識装置
KR101837853B1 (ko) 구명튜브 거치대
JP2021083266A (ja) 表示器
JP2015126654A (ja) 発電方法とそれを用いた扉開閉予告装置
JP2014103796A (ja) 自己発電物体位置表示器
JP2018191417A (ja) 振動ダイナモ発電装置
JP2020195227A (ja) 表示器
KR20170053263A (ko) 에너지 하베스팅 장치 및 이를 포함하는 웨어러블 디바이스
US20200069073A1 (en) Removable Pendulum-Operated Swing Mechanism
RU194460U1 (ru) Навигационное устройство
KR101964449B1 (ko) 자가발전 어구 표시등