JP2014155311A - 保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護回路が設けられた電力変換装置において、誤動作を防止する。
【解決手段】実施形態の保護回路は、電力供給時にオン状態とされ、電力非供給時にオフ状態とされるスイッチング素子を保護する保護回路であり、保護回路部は、スイッチング素子がオン状態からオフ状態とされるに際して、発生したサージ電圧に起因して前記スイッチング素子を流れる電流量に応じて、スイッチング素子をオン/オフして、単位時間当たりの電流量変化量を抑制するための制御電流を前記スイッチング素子に流し、切換部は、サージ電圧に起因してスイッチング素子を流れる電流量が所定のしきい値電流量を超えた場合に、制御電流を前記スイッチング素子に代えて接地側に流す。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、保護回路に関する。
一般に、電気車用電力変換装置においては、架線から電力を受け取り、車両及び補助装置を駆動するのに必要な電圧・電流に変換してモータ等の負荷へ供給している。より具体的には、直流電気車用電力変換装置は、内部にインバータ部を備えており、架線から供給される直流電力をインバータにより交流電力に変換してモータ等の負荷を駆動する。
特開2009−131067号公報
ところで、インバータを構成するスイッチング素子(例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ[IGBT])の遮断時におけるサージ電圧を抑制するために複数の直列接続したツェナーダイオードを用いたアクティブクランプ回路を設けることが知られている。
しかしながら、複数のツェナーダイオードのしきい値は、個々のツェナーダイオードの個体差及び温度依存特性により、必ずしも設計通りのしきい値となるとは限らない。
また、インバータを構成する高電位側スイッチ回路及び低電位側スイッチ回路を考えた場合、スイッチング素子と並列に接続されたダイオードを用いたダイオードリカバリー中において、ダイオードの電圧が、アクティブクランプ回路の複数のツェナーダイオードのしきい値を超えた場合には、スイッチング素子がオフしている側で、アクティブクランプ動作が開始され、当該回路のスイッチング素子が誤ってオン状態となり、高電位側スイッチ回路及び低電位側スイッチ回路の双方ともオン状態となり、短絡電流が流れてしまう虞があった。
そこで、本発明は、保護回路が設けられた電力変換装置において、誤動作を防止することが可能な保護回路を提供する。
実施形態の保護回路は、電力供給時にオン状態とされ、電力非供給時にオフ状態とされるスイッチング素子を保護する保護回路である。
保護回路部は、スイッチング素子がオン状態からオフ状態とされるに際して、発生したサージ電圧に起因して前記スイッチング素子を流れる電流量に応じて、前記スイッチング素子をオン/オフして、単位時間当たりの電流量変化量を抑制するための制御電流を前記スイッチング素子に流す。
一方、切換部は、サージ電圧に起因して前記スイッチング素子を流れる電流量が所定のしきい値電流量を超えた場合に、制御電流を前記スイッチング素子に代えて接地側に流す。
図1は、直流電車の駆動電源系統の概要構成ブロック図である。 図2は、第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の原理回路の説明図である。 図3は、第2実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。 図4は、第3実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。 図5は、第4実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。 図6は、第5実施形態における第1高電位側スイッチ回路、第1高電位側ドライブ回路、第1低電位側スイッチ回路及び第1低電位側ドライブ回路の説明図である。
以下、実施形態の保護回路を備えた電力変換装置について図面を参照しながら説明する。
[1]第1実施形態
図1は、直流電車の駆動電源系統の概要構成ブロック図である。
本第1実施形態は、直流電車に搭載される電力変換装置である。
直流電車10は、図1に示すように、き電線(架線)11にパンタグラフ(集電装置)12を介して接続されるとともに、車輪13及び線路14を介して設置される電力変換装置15と、電力変換装置15からの電力供給を受けて直流電車10を駆動するモータ16と、を備えている。
電力変換装置15は、図示しない充電回路に接続され、蓄電電力を制御電源として供給する制御電源21と、電力変換装置15全体を制御するコントローラ22と、モータ16を駆動するインバータ(VVVFインバータ)23と、インバータ23を構成する後述のトランジスタのゲート制御を行うゲート制御回路24と、を備えている。
インバータ23は、それぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を備えて構成され、高電位側電源であるパンタグラフ12側に絶縁ゲートバイポーラトランジスタのコレクタ端子が接続された第1高電位側スイッチ回路TU1、第2高電位側スイッチ回路TU2及び第3高電位側スイッチ回路TU3を備えている。
さらにインバータ23は、それぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を備えて構成され低電位側電源である車輪13側に絶縁ゲートバイポーラトランジスタのエミッタ端子が接続されたコレクタ端子が接続された第1低電位側スイッチ回路TL1、第2低電位側スイッチ回路TL2及び第3低電位側スイッチ回路TL3を備えている。
ゲート制御回路24は、第1高電位側スイッチ回路TU1の駆動を行う第1高電位側ドライブ回路DU1、第2高電位側スイッチ回路TU2の駆動を行う第2高電位側ドライブ回路DU2及び第3高電位側スイッチ回路TU3の駆動を行う第3高電位側ドライブ回路DU3を備えている。
さらにゲート制御回路24は、第1低電位側スイッチ回路TL1の駆動を行う第1低電位側ドライブ回路DL1、第2低電位側スイッチ回路TL2の駆動を行う第2低電位側ドライブ回路DL2及び第3低電位側スイッチ回路TL3の駆動を行う第3低電位側ドライブ回路DL3を備えている。
上記構成において、第1高電位側スイッチ回路TU1、第2高電位側スイッチ回路TU2、第3高電位側スイッチ回路TU3、第1低電位側スイッチ回路TL1、第2低電位側スイッチ回路TL2及び第3低電位側スイッチ回路TL3は同様の構成であり、第1高電位側ドライブ回路DU1、第2高電位側ドライブ回路DU2及び第3高電位側ドライブ回路DU3、第1低電位側ドライブ回路DL1、第2低電位側ドライブ回路DL2及び第3低電位側ドライブ回路DL3は同様の構成であるので、第1高電位側スイッチ回路TU1及びこの第1高電位側スイッチ回路TU1の駆動を行う第1高電位側ドライブ回路DU1を例として説明を行う。
図2は、第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の原理回路の説明図である。
第1高電位側スイッチ回路TU1は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)31を備えており、IGBT31のコレクタ端子Cとエミッタ端子Eとの間には、帰還ダイオード32が接続されている。
また、IGBT31のコレクタ端子Cとゲート端子Gとの間には、IGBT31を保護する保護回路としてのアクティブクランプ回路33が設けられている。
アクティブクランプ回路33は、複数のツェナーダイオードDzが直列接続され、最も高電位側のツェナーダイオードDzのカソード端子KがIGBT31のコレクタ端子Cに接続されたツェナーダイオード群34と、ツェナーダイオード群34を構成する最も低電位側のツェナーダイオードDzが接続され、第1切換端子T1と、グランド(GND)に接続された第2切換端子T2と、を有し、スイッチ制御信号CSWで動作するスイッチ35と、スイッチ35の第1切換端子T1にアノード端子Aが接続され、カソード端子KがIGBT31のゲート端子Gに接続されたダイオード36と、を備えている。
また、IGBT31のゲート端子Gとエミッタ端子Eとの間に接続されたノイズ除去用のコンデンサ37が設けられている。
上記構成において、スイッチ35としては、半導体スイッチ(例えば、トランジスタ)、サイリスタ等を用いる。
一方、第1高電位側ドライブ回路DU1は、入力抵抗40と、高電位側トランジスタ41と、高電位側トランジスタ41のベース端子Bにベース端子Bが接続され、高電位側トランジスタ41のエミッタ端子Eにコレクタ端子Cが接続された低電位側トランジスタ42と、高電位側トランジスタ41のエミッタ端子に一端が接続され、IGBT31のオン時の第1ゲート抵抗43と、第1ゲート抵抗43の他端にアノード端子Aが接続されカソード端子KがIGBT31のゲート端子に接続された第1ダイオード44と、高電位側トランジスタ41のエミッタ端子に一端が接続され、IGBT31のオフ時の第2ゲート抵抗45と、第2ゲート抵抗45の他端にカソード端子Kが接続されアノード端子AがIGBT31のゲート端子に接続された第2ダイオード46と、を備えている。
ここで、アクティブクランプ回路33の基本動作を説明する。
この場合において、アクティブクランプ回路33を動作させる場合には、スイッチ制御信号CSWにより、スイッチ35を第1切換端子T1側とし、ツェナーダイオード群34とダイオード36とを接続しておくものとする。
これにより、アクティブクランプ回路33は、IGBT31をオフする場合(遮断時)に発生するIGBT31のコレクタ端子C−エミッタ端子E間のサージ電圧Vceがツェナーダイオード群34を構成している複数のツェナーダイオードDzのしきい値を超える場合に発生するクランプ電流を、ダイオード36を介して、直接IGBT31のゲート端子Gに還流させる(供給する)ことで、IGBT31を再びオン状態→オフ状態とする動作を繰り返させて、徐々に単位時間当たりの電流変化量(=di/dt)を抑制し、サージ電圧Vceを徐々に低下させるものである。
ところで、複数のツェナーダイオードDzのしきい値は、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしも設計通りの動作範囲で動作するとは限らない。
また、一例として、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1を考えた場合、ダイオードリカバリー中において、ダイオード32の電圧Vfが、アクティブクランプ回路33の複数のツェナーダイオードDzのしきい値を超えた場合には、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1のうち、いずれかIGBT31がオフしている側で、アクティブクランプ動作が開始され、当該回路のIGBT31のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT31がオフ状態にあるべき回路側でIGBT31が誤ってオン状態となり、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となってしまう虞がある。
そこで、本第1実施形態においては、アクティブクランプ回路33に動作を行わせたくない場合に、スイッチ制御信号CSWを第2切換端子T2側として、クランプ電流をグランドに流して消費させ、IGBT31をオフ状態に維持することとなっている。
したがって、本第1実施形態によれば、複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしも設計通りの動作範囲とならず、アクティブクランプ回路33が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域で、アクティブクランプ回路33を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
[2]第2実施形態
以上の第1実施形態においては、アクティブクランプ回路33の動作を無効状態とするスイッチ制御信号の詳細については述べなかったが、本第2実施形態は、IGBTとして、マルチエミッタトランジスタを用い、エミッタセンス電流を検知してスイッチ制御信号を生成する場合の実施形態である。
図3は、第2実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。
図3において、図2と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図2の第1実施形態と、図3の第2実施形態と、が異なる点は、IGBT31に代えて、エミッタ端子E1、E2を有するマルチエミッタトランジスタとして構成されたIGBT31Aを用いた点と、エミッタ端子E2を介してエミッタセンス電流を検知し、スイッチ制御信号CSW1を出力する電流検知回路51を備えた点である。
次に第2実施形態の主要動作を説明する。
電流検知回路51は、IGBT31のエミッタ端子E2を介してエミッタセンス電流を検知する。
そして、アクティブクランプ動作が開始され、当該回路のIGBT31Aのゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT31Aがオフ状態にあるべき回路側でIGBT31Aが誤ってオン状態となり、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となって、エミッタセンス電流が、所定のしきい値を超えた場合には、電流検知回路51は、スイッチ制御信号CSW1を第2切換端子T2側として、クランプ電流をグランドに流して消費させ、IGBT31Aをオフ状態に維持することとなっている。
したがって、本第2実施形態によっても、複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路33が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域で、アクティブクランプ回路33を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31Aの誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
[3]第3実施形態
以上の第2実施形態においては、IGBTとして、マルチエミッタトランジスタを用い、エミッタセンス電流を検知してスイッチ制御信号を生成する場合であったが、本第3実施形態は、IGBTのエミッタ電流を電流トランスデューサ(CT)により検知してスイッチ制御信号を生成する場合の実施形態である。
図4は、第3実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。
図4において、図2と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図2の第1実施形態と、図4の第3実施形態と、が異なる点は、IGBT31のエミッタ電流を電流トランスデューサ52により検知し、スイッチ制御信号CSW2を出力する検知回路53を備えた点である。
次に第3実施形態の主要動作を説明する。
検知回路53は、IGBT31のエミッタ端子Eを流れるエミッタ電流を電流トランスデューサ52の出力電圧に基づいて検知する。
そして、アクティブクランプ回路33において、アクティブクランプ動作が開始され、当該回路のIGBT31のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT31がオフ状態にあるべき回路側でIGBT31が誤ってオン状態となり、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となって、エミッタ電流が、所定のしきい値を超えた場合に、検知回路53は、スイッチ制御信号CSW2を第2切換端子T2側として、クランプ電流をグランドに流して消費させ、IGBT31をオフ状態に維持する。
したがって、本第3実施形態によっても、複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路33が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域ではアクティブクランプ回路33を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
[4]第4実施形態
以上の第2実施形態及び第3実施形態においては、エミッタ電流(エミッタセンス電流)を検知してスイッチ制御信号を生成する場合であったが、本第4実施形態は、IGBTのコレクタ電圧を電圧検知回路によって検知してスイッチ制御信号を生成する場合の実施形態である。
図5は、第4実施形態の第1高電位側スイッチ回路及び第1高電位側ドライブ回路の説明図である。
図5において、図2と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
図2の第1実施形態と、図5の第4実施形態と、が異なる点は、IGBT31のコレクタ電圧を電圧検出点P1又は電圧検出点P2のいずれかで検知し、スイッチ制御信号CSW2を出力する電圧検知回路54を備えた点である。
次に第4実施形態の主要動作を説明する。
電圧検知回路54は、IGBT31のコレクタ電圧Vcをツェナーダイオード群34の高電位側である電圧検出点P1又はツェナーダイオード群34の低電位側である電圧検出点P2(正確には、コレクタ電圧Vcからツェナーダイオード群34の電圧降下分の電圧を差し引いた電圧となる)において検知する。
そして、アクティブクランプ回路33において、アクティブクランプ動作が開始され、当該回路のIGBT31のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT31がオフ状態にあるべき回路側でIGBT31が誤ってオン状態となり、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となって、コレクタ電圧Vcまたはコレクタ電圧Vcからツェナーダイオード群34の電圧降下分の電圧を差し引いた電圧が、所定のしきい値を超えた場合に、電圧検知回路54は、スイッチ制御信号CSW3を第2切換端子T2側として、クランプ電流をグランドに流して消費させ、IGBT31をオフ状態に維持する。
したがって、本第4実施形態によっても、複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路33が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域ではアクティブクランプ回路33を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
[5]第5実施形態
図6は、第5実施形態における第1高電位側スイッチ回路、第1高電位側ドライブ回路、第1低電位側スイッチ回路及び第1低電位側ドライブ回路の説明図である。
図6において、図2と同様の部分には、同一の符号を付し、その詳細な説明を援用する。
図6において、第1高電位側スイッチ回路TU1及び第1高電位側ドライブ回路DU1は、図2と同様の構成である。
また、第1低電位側スイッチ回路TL1は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)61を備えており、IGBT61のコレクタ端子Cとエミッタ端子Eとの間には、帰還ダイオード62が接続されている。
また、IGBT61のコレクタ端子Cとゲート端子Gとの間には、IGBT61を保護する保護回路としてのアクティブクランプ回路33と同様の構成のアクティブクランプ回路63が設けられている。
アクティブクランプ回路63は、複数のツェナーダイオードDzが直列接続され、最も高電位側のツェナーダイオードDzのカソード端子KがIGBT61のコレクタ端子Cに接続されたツェナーダイオード群64と、ツェナーダイオード群64を構成する最も低電位側のツェナーダイオードDzが接続され、第1切換端子T1と、グランド(GND)に接続された第2切換端子T2と、を有し、スイッチ制御信号CSW42で動作するスイッチ65と、スイッチ65の第1切換端子T1にアノード端子Aが接続され、カソード端子KがIGBT31のゲート端子Gに接続されたダイオード66と、を備えている。
また、IGBT61のゲート端子Gとエミッタ端子Eとの間に接続されたノイズ除去用のコンデンサ67が設けられている。
一方、第1低電位側ドライブ回路DL1は、入力抵抗70と、高電位側トランジスタ71と、高電位側トランジスタ71のベース端子Bにベース端子Bが接続され、高電位側トランジスタ71のエミッタ端子Eにコレクタ端子Cが接続された低電位側トランジスタ72と、高電位側トランジスタ71のエミッタ端子Eに一端が接続され、IGBT61のオン時の第1ゲート抵抗73と、第1ゲート抵抗73の他端にアノード端子Aが接続されカソード端子KがIGBT61のゲート端子に接続された第1ダイオード74と、第1トランジスタ71のエミッタ端子に一端が接続され、IGBT61のオフ時の第2ゲート抵抗75と、第2ゲート抵抗75の他端にカソード端子Kが接続されアノード端子AがIGBT61のゲート端子に接続された第2ダイオード76と、を備えている。
さらに第1高電位側ドライブ回路DU1を構成している入力抵抗40を介して高電位側トランジスタ41及び低電位側トランジスタ42のベース端子Bに供給される駆動制御信号SCU1の電圧が“H”レベル(=IGBT31のオン状態に相当)あるいは“L”レベル(IGBT31のオフ状態に相当)のいずれであるかを判別して、“H”レベルである場合に、スイッチ35を第1切換端子T1側とし、“L”レベルである場合に、スイッチ35を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW41を出力する制御回路81を備えている。
さらにまた、第1低電位側ドライブ回路DL1を構成している入力抵抗70を介して高電位側トランジスタ71及び低電位側トランジスタ72のベース端子Bに供給される駆動制御信号SCL1の電圧が“H”レベル(=IGBT61のオン状態に相当)あるいは“L”レベル(IGBT61のオフ状態に相当)のいずれであるかを判別して、“H”レベルである場合に、スイッチ65を第1切換端子T1側とし、“L”レベルである場合に、スイッチ65を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW42を出力する制御回路82を備えている。
次に第5実施形態の動作を説明する。
初期状態において、IGBT31はオン状態であり、IGBT61はオフ状態である物とする。
この状態で、IGBT31のエミッタ端子Eから供給されたエミッタ電流は、負荷であるモータ16を介して、第1低電位側スイッチ回路TL1を構成するダイオード62に供給されるダイオードリカバリー状態となっている。
このとき、ダイオード62に印加されている電圧Vfが、アクティブクランプ回路63の複数のツェナーダイオードDzのしきい値を超えた場合には、第1低電位側スイッチ回路TL1側のアクティブクランプ回路63において、アクティブクランプ動作が開始される。
この結果、当該回路のIGBT61のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT61がオン状態となり、第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となってしまう。
そこで、本第5実施形態においては、制御回路81は、第1高電位側ドライブ回路DU1を構成している入力抵抗40を介して高電位側トランジスタ41及び低電位側トランジスタ42のベース端子Bに供給される駆動制御信号SCU1の電圧が“H”レベル(=IGBT31のオン状態に相当)あるいは“L”レベル(IGBT31のオフ状態に相当)のいずれであるかを判別して、“H”レベルである場合に、スイッチ35を第1切換端子T1側とし、“L”レベルである場合に、スイッチ35を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW41を出力する。
同様に制御回路82は、第1低電位側ドライブ回路DL1を構成している入力抵抗70を介して高電位側トランジスタ71及び低電位側トランジスタ72のベース端子Bに供給される駆動制御信号SCL1の電圧が“H”レベル(=IGBT61のオン状態に相当)あるいは“L”レベル(IGBT61のオフ状態に相当)のいずれであるかを判別して、“H”レベルである場合に、スイッチ65を第1切換端子T1側とし、“L”レベルである場合に、スイッチ65を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW42を出力する。
したがって、制御回路82は、ダイオード62に印加されている電圧Vfが、アクティブクランプ回路63の複数のツェナーダイオードDzのしきい値を超えた場合には、第1低電位側スイッチ回路TL1側のアクティブクランプ回路63において、アクティブクランプ動作が開始され、IGBT61のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT61がオン状態となり、第1低電位側スイッチ回路TL1を流れる電流Ifが短絡電流となってしまった場合には、スイッチ65を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW42を出力する。
これにより、ツェナーダイオード群64を構成する複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路63が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域ではアクティブクランプ回路63を無効状態(機能制限状態)として、IGBT61の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
同様に、制御回路81は、ダイオード32に印加されている電圧Vfが、アクティブクランプ回路33の複数のツェナーダイオードDzのしきい値を超えた場合には、第1低電位側スイッチ回路TU1側のアクティブクランプ回路33において、アクティブクランプ動作が開始され、IGBT31のゲートエミッタ間電圧Vgeが増加し、IGBT31がオン状態となり、第1高電位側スイッチ回路TU1を流れる電流Ifが短絡電流となってしまった場合には、スイッチ35を第2切換端子T2側とするスイッチ制御信号CSW41を出力する。
これにより、ツェナーダイオード群34を構成する複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路33が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域ではアクティブクランプ回路33を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
従って、本第5実施形態によっても、ツェナーダイオード群34あるいはツェナーダイオード群64を構成する複数のツェナーダイオードDzのしきい値が、個々のツェナーダイオードDzの個体差及び温度依存特性により、必ずしもアクティブクランプ回路33あるいはアクティブクランプ回路63が設計通りに動作しない場合であっても、設計通りの動作を行わない動作領域ではアクティブクランプ回路33あるいはアクティブクランプ回路63を無効状態(機能制限状態)として、IGBT31の誤動作を防止して、所望の動作を行わせることができる。
以上の説明においては、制御回路81及び制御回路82の構成については、詳細に述べなかったが、マイクロプロセッサとして構成しソフトウェア的に制御したり、ロジック回路として構成しハードウェア的に制御したりするようにすることのいずれでも可能である。
[6]実施形態の効果
以上の説明のように、各実施形態によれば、保護回路としてのアクティブクランプ回路を設けることによる不具合を防止しつつ、電力変換回路において、確実にアクティブクランプ回路を動作させることが可能となる。
さらに上述したように保護回路としてのアクティブクランプ回路を鉄道車両の電力変換回路に用いることで、電力変換回路のメンテナンス周期、ひいては、電力変換回路の寿命を延ばすことができる。
[7]実施形態の変形例
以上の説明においては、アクティブクランプ回路の温度特性については考慮していなかったが、アクティブクランプ回路を構成しているツェナーダイオード、ひいては、ツェナーダイオード群の特性は温度によって大きく変化する。
そこで、上記各実施形態の構成に加えて、アクティブクランプ回路が設けられている基板の温度を測定する温度測定回路を設け、測定した温度に基づいて、スイッチ(上述のスイッチ35及びスイッチ65)の切換を制御するようにすれば、アクティブクランプ回路をより最適な動作状態とすることができる。
この場合において、上述した電流検知回路51、検知回路53、電圧検知回路54、制御回路81及び制御回路82の動作と、温度測定回路の動作のいずれを優先するかは、いずれがより安全側であるか否かに基づいて定めればよい。
以上の説明においては、IGBTとしてNPN型のバイポーラトランジスタを用いていたが、同様にPNP型のバイポーラトランジスタを用いるように構成することも可能である。
以上の説明においては、電力変換回路としてインバータの場合について説明したが、高電位側スイッチ回路と、低電位側スイッチ回路と、対として備える電力変換回路であれば同様に適用が可能である。具体的には、コンバータであっても同様に適用が可能である。
以上の説明においては、スイッチ35、65の切り換えについては、いずれに切り換える場合であっても同一の条件であるものとして説明したが、ヒステリシス特性を持たせるように構成することも可能である。
これにより、スイッチ35、65の切り換えが必要以上に頻繁に行われるのを防止して、より安定に動作を行わせることができる。
またスイッチング素子として、IGBTを用いていたが、バイポーラトランジスタあるいはMOSFETを用いるように構成することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 直流電車
12 パンタグラフ
13 車輪
14 線路
15 電力変換装置
16 モータ
21 制御電源
22 コントローラ
23 インバータ
24 ゲート制御回路
31、31A IGBT
32 ダイオード
33 アクティブクランプ回路
34 ツェナーダイオード群
35 スイッチ
36 ダイオード
37 コンデンサ
40 入力抵抗
41 高電位側トランジスタ
42 低電位側トランジスタ
43 第1ゲート抵抗
44 第1ダイオード
45 第2ゲート抵抗
46 第2ダイオード
51 電流検知回路
52 電流トランスデューサ
53 検知回路
54 電圧検知回路
61 IGBT
62 ダイオード
63 アクティブクランプ回路
64 ツェナーダイオード群
81、82 制御回路
CSW、CSW1、CSW2、CSW3、CSW41、CSW42 スイッチ制御信号
P1、P2 電圧検出点
SCL1、SCU1 駆動制御信号
T1 第1切換端子
T2 第2切換端子

Claims (6)

  1. 電力供給時にオン状態とされ、電力非供給時にオフ状態とされるスイッチング素子を保護する保護回路であって、
    前記スイッチング素子がオン状態からオフ状態とされるに際して、発生したサージ電圧に起因して前記スイッチング素子を流れる電流量に応じて、前記スイッチング素子をオン/オフして、単位時間当たりの電流量変化量を抑制するための制御電流を前記スイッチング素子に流す保護回路部と、
    サージ電圧に起因して前記スイッチング素子を流れる電流量が所定のしきい値電流量を超えた場合に、前記制御電流を前記スイッチング素子に代えて接地側に流す切換部と、
    を備えた保護回路。
  2. 前記スイッチング素子は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタであり、
    前記保護回路部は、前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタを流れるエミッタ電流の電流量に応じて、前記スイッチング素子をオン/オフする、
    請求項1記載の保護回路。
  3. 前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタは、マルチエミッタトランジスタであり、
    いずれかのエミッタ端子を流れる電流を検知して、前記切換部を切り換えるスイッチ制御信号を出力する電流検知回路を備える、
    請求項2記載の保護回路。
  4. 前記エミッタ電流を検出する電流トランスデューサと、
    前記電流トランスデューサの出力に基づいて、エミッタ端子を流れる電流を検知し、前記切換部を切り換えるスイッチ制御信号を出力する電流検知回路と、
    を備えた請求項2記載の保護回路。
  5. 前記保護回路部が接続されている前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート端子とは異なる端子側の電圧を直接あるいは間接に検知し、前記切換部を切り換えるスイッチ制御信号を出力する電圧検知回路を備える、
    請求項2記載の保護回路。
  6. 前記保護回路部は、前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート端子に供給されるゲート制御信号の信号レベルに応じて、オフ状態にあるべき前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタに対応する前記切換部を切り換えるスイッチ制御信号を出力する制御回路を備える、
    請求項2記載の保護回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108718193A (zh) * 2018-07-25 2018-10-30 清华大学 一种功率半导体元件的驱动保护电路及其控制方法
JP2019134583A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ保護回路

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