JP2014154014A - データ処理システムおよびプログラム - Google Patents

データ処理システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014154014A
JP2014154014A JP2013024529A JP2013024529A JP2014154014A JP 2014154014 A JP2014154014 A JP 2014154014A JP 2013024529 A JP2013024529 A JP 2013024529A JP 2013024529 A JP2013024529 A JP 2013024529A JP 2014154014 A JP2014154014 A JP 2014154014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
population distribution
distribution data
data
processing system
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013024529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6038677B2 (ja
Inventor
Takaaki Enohara
孝明 榎原
Kazumi Osada
和美 長田
Kenji Baba
賢二 馬場
Shuhei Noda
周平 野田
Sadatoshi Saitou
禎敏 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013024529A priority Critical patent/JP6038677B2/ja
Publication of JP2014154014A publication Critical patent/JP2014154014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6038677B2 publication Critical patent/JP6038677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】人口分布データを簡易に処理可能なデータ処理システムを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、データ処理システムは、作成部と、記憶部と、出力部とを具備する。作成部は、対象空間における人間の所在を示す情報に基づいて、人間の位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する。記憶部は、人口分布データを記憶する。出力部は、記憶された人口分布データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、建物の性能評価などに利用可能なデータ処理システムおよびプログラムに関する。
近年、建物の省エネルギー(省エネ)性に注目が集まっている。日本においてはCASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)と称する建築物の性能評価システムが知られている。このような事情を背景にBEMS(Building Energy Management System)に注目が集まっている。
次世代のBEMSでは、現況を把握するためのセンサが重要な役割を担う。例えば画像センサにより人物をセンシングした結果に基づいて、照明や空調などを制御することが考えられている。省エネ環境下で作業者の快適性や生産性を確保するためにも、状況を把握するためのセンサの果たす役割は大きい。
ところで、ビルの省エネ性や快適性など(以下、評価指標と総称する)を、設計段階において事前に検証することは難しい。現状では、竣工したビルの照明や空調が稼動を始めてから計測された電力使用量や、在室者へのアンケートなどから事後的に評価指標を検証するようにしている。在席率を評価することで快適性を評価する試みもあるが、このようなおおまかな検証では正確な実態を表しているとは言いがたい。
そこで、評価指標を事前に検証可能とすべく、シミュレーションを利用することが提案されている。竣工後における評価指標を正確にシミュレートできれば、照明や空調の設置位置、個数、要求スペックなどを設計当初から的確に選択することができる。
特開2009−96612号公報 特開2010−200283号公報
この種のシミュレータには、建物内における人間の位置、ないし人口分布を反映するデータ(以下、人口分布データと称する)を入力するのが普通である。当然ながらシミュレーションの成否は入力されるデータの優劣により大きく左右される。つまり実態を正しく表す人口分布データを用意することができなければ、シミュレーションを実行しても正しい評価指標は得られない。ビルの規模が大きくなれば、シミュレーションによる予測と実態との乖離はますます大きくなる。
以上のような背景から、人口分布データを予め作成できるようにすることが要望されている。特に、様々なシチュエーションに基づく多種多様な人口分布データを、ユーザフレンドリなインタフェースを用いて簡易に作成したり、編集したり、あるいは可視化したりできることが待ち望まれているが、そのようなツールは未だ知られていない。
目的は、人口分布データを簡易に処理可能なデータ処理システムおよびプログラムを提供することにある。
実施形態によれば、データ処理システムは、作成部と、記憶部と、出力部とを具備する。作成部は、対象空間における人間の所在を示す情報に基づいて、人間の位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する。記憶部は、人口分布データを記憶する。出力部は、記憶された人口分布データを出力する。
図1は、実施形態に係るデータ処理装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、ディスプレイ2に表示される画面の一例を示す図である。 図3は、ディスプレイ2に表示される画面の一例を示す図である。 図4は、画像センサにより取得可能なデータの一例を示す図である。 図5は、画像センサの配置と検知エリアとの関係の一例を示す図である。 図6は、センシングデータに基づいて作成された人口分布データの一例を示す図である。 図7は、ディスプレイ2に表示される画面の一例を示す図である。 図8は、エリアごとの人数の分布の一例を示す図である。 図9は、属性データ4bの一例を示す図である。 図10は、属性データが対応付けられた人口分布データの一例を示す図である。 図11は、ゲートの配置および席の配置の一例を示す図である。 図12は、入退室情報の一例を示す図である。 図13は、人口分布データ他の例を示す図である。 図14は、可視化された人口分布データの他の例を示す図である。 図15は、個人の勤務情報の一例を示す図である。 図16は、人口分布データの他の例を示す図である。 図17は、可視化された人口分布データの他の例を示す図である。 図18は、勤務情報の他の例(作業場所テーブル)を示す図である。 図19は、各個人の予定を記録した予定表の一例を示す図である。 図20は、人口分布データの編集の一例を示す図である。 図21は、人口分布データの編集操作の一例を説明するための図である。 図22は、人口分布データの群単位での記述の一例を示す図である。 図23は、人口分布データの表現の他の例を示す図である。 図24は、出勤シーンの一例を示す図である。 図25は、ディスプレイ2に表示される室内レイアウトに使用可能な色分けの一例を示す図である。 図26は、人口分布データの表示態様の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態に係るデータ処理システムについて説明する。実施形態に係るデータ処理装置は、図1に示されるように、操作部1、ディスプレイ2、インタフェース部3、記憶部4、プログラムメモリ5、およびCPU(Central Processing Unit)6を具備する。すなわちデータ処理装置(符号100を付して示す)は、プログラムメモリ5に記憶されたプログラムをCPU6が実行することで機能するコンピュータである。
操作部1はキーボードやマウスなどを備えるヒューマンマシンインタフェースである。ディスプレイ2はGUI(Graphical User Interface)環境を形成し、操作部1を用いたユーザによる情報入力やデータ編集操作を受け付けたり、ユーザに情報を提供したりする。インタフェース部3は、外部記録メディアや通信ネットワークに接続するためのスロットを備え、外部とのデータの授受を仲介する。例えばUSB(登録商標)にCAD(Computer Aided Design)データなどをデータ処理装置100に読み込ませることが可能である。
記憶部4は、実施形態に係るデータとして人口分布データ4a、属性データ4b、センシングデータ4c、および、テンプレートデータ4dを記憶する。
人口分布データ4aは、例えばオフィスビルなどの内部における人間の位置の経時変化反映するデータである。つまり人口分布データ4aは、対象空間における人口分布を反映するデータである。このほか人間の在席/離席なども人口分布データ4aにより表現することが可能である。人口分布の時系列的な変動を捉えれば人間の移動軌跡を表すことが可能である。また、人口分布の瞬時値を捉えれば、その時点における人間の位置を表すことが可能である。
属性データ4bは、区別しうる個人ごとの属性を示すデータであり、人口分布データ4aと対応付けられることが可能である。人物ID(IDentification)、氏名、所属および役職などのほか、空調の好み(暑がり、寒がりなど)あるいは照明の好みなどを属性として捉えることが可能である。
属性データ4bは、複数の人間を含む群ごとに定義することも可能である。このほか人物あるいは群を対象として、時間、場所、役職、好み、行動パターン(喫煙の有無、休憩時間など)、消し忘れ率、センサの検知性能などの項目を属性データ4bとして定義することが可能である。さらに属性データ4bは、群内の分布を設定することも可能である。
センシングデータ4cは、建物内の対象空間(ビルのフロアなど)に存在する人間とその位置、を検知するセンサにより取得されたデータである。例えば次世代BEMSなどに備わる画像センサの計測情報が、センシングデータ4cに相当する。センシングデータ4cは対象空間における人口分布を反映するので、センシングデータ4cに基づいて人口分布データ4aを作成することが可能である。
特に、画像センサにより個人認証が可能であれば、個人情報を登録したデータベースを参照して属性データ4bを作成することも可能である。登録情報の無い人物には来客者データを割り付けるようにすれば良い。
テンプレートデータ4dは、代表的なシーンに対応する人口分布データのテンプレートである。つまり実施形態では、不在時、出勤時あるいは満室などのシーンに対応する人口分布データを、テンプレートとして予め記憶部4に記憶させる。
プログラムメモリ5は、この実施形態に係わる処理機能に必要な命令を含むプログラムとしての、データ作成プログラム5a、編集プログラム5b、表示制御プログラム5c、および出力制御プログラム5dを記憶する。これらのプログラムは、CD−ROMなどのリムーバブルメディア(記録媒体)に記録することも、IPネットワークなどの通信回線を介してダウンロードすることも可能である。
CPU6はプログラムメモリ5から各プログラムを読み出してハードウェアによる演算処理を行うもので、その処理機能として、データ作成部6a、編集部6b、表示制御部6c、および、出力制御部6dを備える。
データ作成部6aは、対象空間(室内やフロアなど)における人間の所在を示す情報に基づいて人口分布データ4aを作成する。例えばセンシングデータ4cは人間の所在を示す情報の一つであり、データ作成部6aは、例えばセンシングデータ4cに基づいて人口分布データ4aを作成する。またデータ作成部6aは、センシングデータ4cに基づいて、複数の人間を含む群ごとの位置の経時変化を反映する人口分布データ4aを作成する。作成された人口分布データ4aは記憶部4に記憶される。
編集部6bは、ユーザによる編集操作に基づいて、人口分布データ4aを編集する。編集操作とは、例えばGUIを用いた人物アイコンの選択や、ショートカットキーを用いたコピー/ペーストなどの操作を含む。
表示制御部6cは、指定されたフロアや時間帯などに応じた人口分布データ4aを読み出し、人口分布データ4aをディスプレイ2に視覚的に表示する。すなわち表示制御部6cは、例えば図2に示されるように、人口分布データ4aを反映する人物アイコンを対象空間の室内レイアウトに重ねて表示する。つまり人物アイコンは、室内レイアウトにおける人間の位置を反映する位置に配置される。
図3には、例えば14:00−15:00における人口分布と、その1時間後の15:00−16:00における人口分布とが並べて表示される。これにより人口分布の1時間ずつの変化がわかりやすく示される。また、人口分布を再生するケースでは、再生・早送り・巻き戻しなども指定可能である。
室内レイアウトは例えば机や席の配置を模式的に示すもので、例えば対象空間を2次元に俯瞰した俯瞰図、鳥瞰図、側面図、および3次元図のいずれかであってよい。このように、室内レイアウトに人物アイコンを重畳して表示することで、単位時間当たりの人流(人口分布の経時変化を表す概念)を可視化し、在席状況が刻一刻と変化していく様子を見ることが可能になる。
出力制御部6dは、人口分布データ4aを、例えば.csv、.txt、あるいは.xmlなどの種々の保存形式でファイルに出力する。このほか、人口分布データ4aを読み込ませるアプリケーション(シミュレータなど)に応じたファイル形式や、人口分布の変化する様子を示す動画を.mpegなどの形式で出力することも可能である。
ここで、画像センサなどでセンシングされたデータをソフトウェアにより処理することで人口分布データ4aを作成する手法について説明する。
近年の画像センサは視野内を複数に分割し、それぞれを室内のエリアに対応付けることが可能である。この種の画像センサを用いれば、例えば検知エリアごとに人物の在/不在を示すセンシングデータを得ることができる。得られたセンシングデータは図4のように、画像センサIDと、画像センサごとの検知エリアを区別して管理することが可能である。
データ作成部6aは、図4に示されるようなセンシングデータと、例えば図5に示されるような画像センサの配置情報とに基づくデータ解析により人口分布データ4aを作成する。図5には複数の画像センサ(ID=1〜6)と、それぞれの視野における座席のIDとが示される。画像センサによるセンシングデータは定期的なステータス(例えば1分ごとの在/不在)を示すものでもよいし、イベントの変化(在席→不在、不在→在席)を示すものでもよい。
図6は作成された人口分布データの一例を示し、記憶部4に記憶され、座席ごとに、在席している人物のIDが時間帯を区切ってデータベース化され、人口分布データ4aは表示制御部6cにより、図7に示されるような内容がディスプレイ2に表示される。
また、図6および7では座席ごとにデータベース化されているが、図8に示されるように、例えば複数の机をまとめたエリア(群)ごとの人数(人口)により、人口分布を表現することもできる。
このように、画像センサにより取得されたセンシングデータに基づいて人口分布データ4aを作成することが可能であり、この人口分布データ4aに基づき、照明や空調などの制御シミュレーションを行うことにより、省エネや快適性の検証を行うことが可能となる。
また、画像センサで人物認証を行うことにより、人口分布データ4aに属性データ4bを対応付けることも可能である。
属性データ4bは、個人ごとの属性を示すデータであり、人物ID(IDentification)、氏名、所属および役職などのほか、空調の好み(暑がり、寒がりなど)あるいは照明の好みなどである。
属性データ4bは、例えば図9に示されるように氏名、所属、役職などの複数の項目ごとに、人物ごとの値を登録したデータベースである。各人物は人物ID(例えば1,2,…など)により区別される。
空調の好みは、暑がり、普通、寒がりなどの段階設定のほか、PMV(Predicted Mean Vote)などの、快適性を示す指標により表しても良い。照明の好みは、明るいのが良い、普通、暗くても良いなどの段階設定のほか、照度や明るさ感などの明るさを示す値でもよい。
離席率は、例えば(離席時間)/(トータル時間)で表される指標であり、(分母)時間中に(分子)時間だけ離席することを示す。この指標によりトイレや喫煙、相手席での打合せなどによる離席を管理することが可能である。また、Aトイレ、B喫煙室、C席などといった離席先を、データとして追加することも可能である。
消し忘れ率は、個人用PC(パーソナルコンピュータ)の画面や照明(センサ制御をしていない場合)などを消し忘れる確率を示す。センサの検知率は、センサにより検知しやすい人物、検知しにくい人物を示す指標である。理想的なセンサの検知率は100%であるが、現実のセンサでは性能のばらつきのため未検知が生じる。属性データ4bではこのような要素も管理することが可能である。
尚、図9の属性データは、編集部6bによりGUIを介して編集されることが可能であり、ランダム設定、あるいは自動設定を指定すれば、項目ごとの値を既定の範囲内でランダムに設定することも可能である。ランダム設定における範囲指定も、GUIを介して与えることが可能である。例えば、センサの検知率は90%〜100%などとして指定することができる。自動設定においては、項目ごとの値を完全にランダムとしたり、既定の範囲内における分布を設定したりすることができる。例えば、空調の好みは80%普通、10%暑がり、10%寒がりなどとして設定することが可能である。
このような属性データを、例えば、顔認証により、個人を特定することで、図10に示されるように、在席者に対応付けることが可能となる。
これにより、個人の好みなどを考慮して照明や空調などの制御シミュレーションを行うことにより、省エネや快適性の検証を行うことが可能となる。
尚、画像センサによる個人認証については、顔認証に限らず、ネームプレートによる認証など個人を特定できるものであれば良い。
次に、入退室管理システムが管理する人物の入退室情報に基づき、人口分布データ4aを作成する手法について説明する。
入退室管理システムでは、建物の敷地内、あるいはビル内に設けられるゲートごとに、通過した人物のIDを登録することで入退室情報を作成することができる。例えば、図11に示されるように、各部屋の入り口にゲートを設け、その入退室情報を作成する。図12は、ある期間における入退室情報の一例である。
データ作成部6aは、これらの情報(入退室情報、座席、およびゲートの配置など)に基づいて、人口分布データ4aを作成する。図13は作成された人口分布データ4aの一例を示し、図14は人口分布データ4aを可視化した表示の一例を示す。
入退室情報に基づき人口分布データ4aを作成する際、人物の属性情報として座席情報を付加することにより、図13のように座席IDに該当人物が着席しているとすることができる。また、通過したゲート内において座席情報がない場合、例えば会議室へのゲートを通過した場合には、会議室における着席位置はランダムとしても良い。
このように、入退室管理システムにより取得された入退室情報に基づいて人口分布データ4aを作成することが可能であり、この人口分布データ4aに基づき、照明や空調などの制御シミュレーションを行うことにより、省エネや快適性の検証を行うことが可能となる。
さらに、図15に示されるような、各個人の勤務情報を用いて人口分布データ4aを作成することも可能である。勤務情報はオフィスの勤務管理システムなどにより管理されることが可能な情報である。この勤務情報および人物の属性情報に付加された座席情報に基づいて、データ作成部6aは外出していない人物は自席に着席していると仮定することで、人口分布データ4aを作成することが可能である。図16は作成された人口分布データ4aの一例を示し、図17は人口分布データ4aを可視化した表示の一例を示す。
なお、勤務情報として、工数管理など詳細な作業情報と時間を管理する情報を用いてもよい。作業場所が確定している作業については、図18に示されるような、作業場所を示すテーブルを作成し使用してもよい。これにより、自席以外で作業する場合を考慮した人口分布データ4aを作成することができる。
さらに、図19に示されるような、時間ごとの個人の所在を登録した予定表を用いても、人口分布データを作成することが可能である。図19に示される予定表には、各個人の日時ごとの所在が示される。データ作成部6aは、このような予定表に基づいて人口分布データ4aを作成する。
このように、勤務情報や予定表に基づいて人口分布データ4aを作成することが可能であり、この人口分布データ4aに基づき、照明や空調などの制御シミュレーションを行うことにより、省エネや快適性の検証を行うことが可能となる。
また、人口分布データ4aは編集することも可能であり、編集部6bは、ユーザによる編集操作に基づいて、人口分布データ4aを編集する。
図20は各人物の時間ごとの所在を示す人口分布データ4aであり、例えば人物(ID=1)は、9:00から10:00までは3階−1Aブロックの座席1に居り、次の1時間は同じ場所に居て、12:00から1:00までは食堂に移動したことが設定されている。なお、時間帯の区切り(単位時間)は1時間に限らず、30分ごと、2時間ごと、あるいは1分ごとなど、どのように設定しても良い。
また、人口分布データ4aは、例えば図21に示されるように、GUIを用いたドラッグ&ドロップにより編集されることが可能である。例えばWindows(登録商標)ベースのコンピュータであればコピー/ペースト(Ctrl+c、Ctrl+v)により人物アイコンを操作することで、人口分布データ4aを書き換えることが可能である。
また、人口分布データ4aは、図22に示されるように群単位で記述されることも可能である。例えば複数の人間を群として管理し、各群をIDにより区別して管理可能である。図22(a)によれば、群(ID=1)には人物(ID=1)が属し、その人数は7であることが示される。図22(b)に示されるように、群に存在する人物やその人数を、既定の範囲内でランダムに設定することも可能である。このように人物の移動は、各個人の移動だけでなく、群を単位とする移動により表現することも可能である。
また、人口分布データ4aは、図23に示される形態によっても表現されることが可能である。図20では、IDで区別した個人ごとの所在を時間ごとに表すことで、人口分布データを表現した。これに代えて図23に示されるように、IDで区別した座席ごとに、在席している人物を時間帯ごとに表すことで、人口分布データを表現することが可能である。もちろん、このように表現した人口分布データも編集部6bにより編集されることが可能であり、横カラムの単位時間も任意に設定することができる。
また、人口分布データ4aは、予めテンプレート化して記憶部4に記憶させることが可能である。例えばビルにおける代表的なシーンの一例として、図24に示されるような出勤シーンをテンプレート化することが可能である。図24に示される可視化画像によれば、8:00の時点で1階のエレベータホールに存在する人間が、時間の経過とともに各フロアに移動し、着席する様子が示される。このシーンに対応する人口分布データはテンプレートデータ4dとして予め記憶部4に記憶される。
ユーザは、人口分布データ4aの編集に際してテンプレートデータ4dを読み出し、このテンプレートを修正するようにすれば、無から人口分布データ4aを作成するのに比べて手間を格段に少なくすることができる。出勤シーンのほか次のようなシーンもテンプレート化することが可能であり、それぞれ予めテンプレートデータ4dとして記憶させることができる。
(退勤シーン):各フロアから1階に人物が移動する。
(昼食シーン):昼食時間帯の前半は各フロアから食堂フロアに人物が移動し、後半は食堂フロアから各フロアに人物が移動する。
(休日シーン):在席率が全体的に低い。
このように、編集することによっても人口分布データ4aを作成することが可能であり、この人口分布データ4aに基づき、照明や空調などの制御シミュレーションを行うことにより、省エネや快適性の検証を行うことが可能となる。
更に、ディスプレイ2に表示される室内レイアウトは、例えば図25に示されるように色分けして表示されることが可能である。表示制御部6cはCAD、3DCAD、あるいはビットマップなどの形式のファイル(図1に示されるCADデータ)で対象空間の図面データを取得し、室内レイアウトを算出してディスプレイ2に表示する。その際、例えば図25に示されるように対象物(壁、窓など)色インデックスで区別して表示したり、倍率(1画素あたり10cmなど)などの付加情報を同時に入力することが可能である。
データ処理装置100に作図機能(製図アプリケーション)を持たせ、室内レイアウトを作図することも可能である。なお室内レイアウトを作成するためのデータはCADフォーマットに限らず、図面データ、あるいは設計図を表現可能なデータであればどのようなものでも良い。
更に、人口分布データ4aは、上記説明したようなフロアごとの上面図、あるいは俯瞰図に限らず、図26に示されるような3次元図を用いて表示することも可能である。その際、机や人物を示すアイコンも、より現実的なモデルを用いると良い。
以上説明したようにこの実施形態では、人間の位置の経時変化を反映する人口分布データ4aを、センシングデータなどにより作成可能とし、また、コンピュータのGUIによる編集操作に基づいて、人口分布データ4aを編集できるようにした。さらに、各個人の属性データを併せて表示できるようにし、この属性データもGUIを介して編集可能とした。従って、省エネや快適性をシミュレートするための人口分布データを容易に、作成し、可視化することが可能となる。従って、建物の性能などを事前に検証することはもとより、シミュレーションの精度の向上なども促すことができるようになる。
近年の画像センサでは、個々人の在席/不在や人数分布といった情報を取得でき、このような情報を照明・空調の制御に活かすことが計画されている。しかし、既存の技術では、例えば省エネ効果を在席率によってしか検証できないので、説得力に欠けることは否めない。
これに対し実施形態によれば、シミュレーションのもとデータになる人口分布データを簡易に編集、可視化できるようになり、正確な人口分布データを多種多少なシーンに渡って作成でき、ひいてはシミュレーションの精度も向上する。シミュレーションの精度が向上することにより、例えば画像センサの導入による省エネ効果を定量的に評価することが可能になる。これは、ビルオーナなどの顧客に画像センサの利点を説明するためのアピールポイントになる。
これらのことから、人口分布データを簡易に処理可能なデータ処理システムおよびプログラムを提供することが可能となる。
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態ではスタンドアロンのコンピュータにソフトウェアをインストールし、各機能を実現するようにした。これに代えてサーバコンピュータにソフトウェアをインストールし、クライアント端末からサーバコンピュータにアクセスすることで人口分布データの編集、加工、作成を実施することも可能である。例えばサーバコンピュータに人口分布データを保存し、CGI(Common Gateway Interface)技術を応用すればこの種の環境を実現できることは、当業者には容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…データ処理装置、1…操作部、2…ディスプレイ、3…インタフェース部、4…記憶部、5…プログラムメモリ、6…CPU、4a…人口分布データ、4b…属性データ、4c…センシングデータ、4d…テンプレートデータ、5a…データ作成プログラム、5b…編集プログラム、5c…表示制御プログラム、5d…出力制御プログラム、6a…データ作成部、6b…編集部、6c…表示制御部、6d…出力制御部

Claims (20)

  1. 対象空間における人間の所在を示す情報に基づいて、前記人間の位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する作成部と、
    前記人口分布データを記憶する記憶部と、
    前記記憶された人口分布データ出力する出力部とを具備する、データ処理システム。
  2. 前記作成部は、前記対象空間における人口分布を検知するセンサにより取得されたセンシングデータに基づいて前記人口分布データを作成する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記作成部は、各個人の入退室情報、前記各個人の勤務情報、および、前記各個人の予定を記録した予定表の少なくともいずれかに基づいて前記人口分布データを作成する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  4. ユーザの編集操作に基づいて前記記憶された人口分布データを編集する編集部を有する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  5. 前記記憶部は、代表的なシーンに対応する人口分布データのテンプレートを記憶し、
    前記編集部は、前記編集操作に際して指定されたシーンの前記テンプレートを前記記憶部から読み出す、請求項1に記載のデータ処理システム。
  6. 前記記憶部は、前記人口分布データと個人ごとの属性を示す属性データとを対応付けて記憶する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  7. 前記記憶部は、前記人口分布データと複数の前記人間を含む群ごとの属性を示す属性データとを対応付けて記憶する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  8. 前記作成部は、前記情報に基づいて、複数の前記人間を含む群ごとの位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  9. 前記編集部は、GUI(Graphical User Interface)による編集操作に基づいて前記人口分布データを編集する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  10. 表示制御部を有し、前記対象空間の図面データに基づいて室内レイアウトと人口分布データとを表示する、請求項1に記載のデータ処理システム。
  11. コンピュータにより実行されるプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータを、
    対象空間における人間の所在を示す情報に基づいて、前記人間の位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する作成部と、
    前記人口分布データを記憶する記憶部と、
    前記記憶された人口分布データを出力する出力部として機能させる、プログラム。
  12. 前記作成部は、前記対象空間における人口分布を検知するセンサにより取得されたセンシングデータに基づいて前記人口分布データを作成する、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記作成部は、各個人の入退室情報、前記各個人の勤務情報、および、前記各個人の予定を記録した予定表の少なくともいずれかに基づいて前記人口分布データを作成する、請求項11に記載のプログラム。
  14. ユーザの編集操作に基づいて前記記憶された人口分布データを編集する編集部を有する、請求項11に記載のプログラム。
  15. 前記記憶部は、代表的なシーンに対応する人口分布データのテンプレートを記憶し、
    前記編集部は、前記編集操作に際して指定されたシーンの前記テンプレートを前記記憶部から読み出す、請求項11に記載のプログラム。
  16. 前記記憶部は、前記人口分布データと個人ごとの属性を示す属性データとを対応付けて記憶する、請求項11に記載のプログラム。
  17. 前記記憶部は、前記人口分布データと複数の前記人間を含む群ごとの属性を示す属性データとを対応付けて記憶する、請求項11に記載のプログラム。
  18. 前記作成部は、前記情報に基づいて、複数の前記人間を含む群ごとの位置の経時変化を反映する人口分布データを作成する、請求項11に記載のプログラム。
  19. 前記編集部は、GUI(Graphical User Interface)による編集操作に基づいて前記人口分布データを編集する、請求項11に記載のプログラム。
  20. 表示制御部を有し、前記対象空間の図面データに基づいて室内レイアウトと人口分布データとを表示する、請求項11に記載のプログラム。
JP2013024529A 2013-02-12 2013-02-12 データ処理システムおよびプログラム Active JP6038677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024529A JP6038677B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 データ処理システムおよびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024529A JP6038677B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 データ処理システムおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014154014A true JP2014154014A (ja) 2014-08-25
JP6038677B2 JP6038677B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51575805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024529A Active JP6038677B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 データ処理システムおよびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6038677B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184197A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 管理システム及び管理方法
JP2017044968A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 キヤノン株式会社 表示装置、制御方法及びプログラム
JPWO2016135804A1 (ja) * 2015-02-23 2017-08-17 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2020094703A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 東日本旅客鉄道株式会社 空調配置方法及び空調配置システム
WO2024024597A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御シミュレート装置および照明制御シミュレート方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295885A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Tokyo Gas Co Ltd 空調システム、センタコンピュータ
JP2006155431A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 分析装置及び分析方法
JP2009299933A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Shimizu Corp 空調制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295885A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Tokyo Gas Co Ltd 空調システム、センタコンピュータ
JP2006155431A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 分析装置及び分析方法
JP2009299933A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Shimizu Corp 空調制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016135804A1 (ja) * 2015-02-23 2017-08-17 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2016184197A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 管理システム及び管理方法
JP2017044968A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 キヤノン株式会社 表示装置、制御方法及びプログラム
JP2020094703A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 東日本旅客鉄道株式会社 空調配置方法及び空調配置システム
JP7101605B2 (ja) 2018-12-10 2022-07-15 東日本旅客鉄道株式会社 空調配置方法及び空調配置システム
WO2024024597A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御シミュレート装置および照明制御シミュレート方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6038677B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chen et al. An agent-based stochastic Occupancy Simulator
Chen et al. Simulation and visualization of energy-related occupant behavior in office buildings
Tagliabue et al. Data driven indoor air quality prediction in educational facilities based on IoT network
O'Brien et al. On occupant-centric building performance metrics
JP6038677B2 (ja) データ処理システムおよびプログラム
Liu et al. Evaluating the impact of virtual reality on design review meetings
US9519393B2 (en) Management system user interface for comparative trend view
JP4073946B1 (ja) 情報処理装置
Lee et al. Augmented reality-based computational fieldwork support for equipment operations and maintenance
Stevenson et al. Developing occupancy feedback from a prototype to improve housing production
Saeidi et al. Spatial-temporal event-driven modeling for occupant behavior studies using immersive virtual environments
Parker et al. A methodology for creating building energy model occupancy schedules using personal location metadata
Gaetani et al. A stepwise approach for assessing the appropriate occupant behaviour modelling in building performance simulation
Wang et al. Dynamic occupant density models of commercial buildings for urban energy simulation
US10474768B2 (en) Sensor-based facility energy modeling
Wei et al. A coupled deep learning-based internal heat gains detection and prediction method for energy-efficient office building operation
Evans Cultural mapping and planning for sustainable communities
Schott et al. Progress on enabling an interactive conversation between commercial building occupants and their building to improve comfort and energy efficiency
US20140088930A1 (en) Apparatus for arrangement simulation of building energy management facilities
KR102655494B1 (ko) 공기질 관리 장치 및 방법
JP2023067771A (ja) 情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
Niu et al. Information exchange requirements for building walk-through energy audits
Leal et al. Implementation of an automated building model generation tool
JP2009064278A (ja) 配置計画作成装置、配置計画作成方法及び配置計画作成プログラム
Artan et al. Modelling information flow of occupant feedback in office buildings

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6038677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151