JP2014152811A - 車両のオイル貯留量調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オイル貯留量の調整作業の能率を高めることができる車両のオイル貯留量調整装置を提供する。
【解決手段】オイルの排出高さH1、H2を選択的に切り換え可能な複数の排出筒であるアウタチューブ18およびインナチューブ20を備え、オイルパン12内に貯留するオイルの温度に応じてその排出高さH1、H2が選択される。このため、前記オイルの温度に応じて前記排出高さH1、H2を選択することによって、オイルパン12に貯留するオイル貯留量の調整作業時間を、従来のような排出高さが1つだけに設定されているものに比較して短くすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】オイルの排出高さH1、H2を選択的に切り換え可能な複数の排出筒であるアウタチューブ18およびインナチューブ20を備え、オイルパン12内に貯留するオイルの温度に応じてその排出高さH1、H2が選択される。このため、前記オイルの温度に応じて前記排出高さH1、H2を選択することによって、オイルパン12に貯留するオイル貯留量の調整作業時間を、従来のような排出高さが1つだけに設定されているものに比較して短くすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に備えられているオイル貯留容器に設けられ、そのオイル貯留容器内のオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整装置に関するものである。
エンジンや自動変速機等の作動時にオイルを必要とする車両用機械装置は、ケース内に液密に収容されており、そのケース下部に設けられているオイル貯留容器には所定量のオイルが貯留されるように構成されている。このオイル貯留容器に貯留されるオイルの量が多くなってその液面が上昇し過ぎると、オイルに浸漬される回転部材の面積が大きくなることから、攪拌抵抗が増加して燃費が悪化する。一方、オイルの量が少なくなってその液面が低くなり過ぎると、上記車両用機械装置の各要素に必要なオイルを供給され難くなる。これより、オイル貯留容器には、予め設定されている適切な量のオイルが貯留されることが望まれる。
上記オイル貯留容器内に貯留されるオイル貯留量を調整する装置として、例えば特許文献1等に記載のオイル貯留量調整装置が使用されている。上記のようなオイル貯留量調整装置では、前記オイル貯留容器の底壁のドレン穴に排出筒を液密に立設し、その排出筒の長さで定まる排出高さを超えるオイルをその排出筒を通して前記ドレン穴から排出して、前記オイル貯留量を設定している。
ところで、上記のようなオイル貯留量調整装置では、前記排出筒の排出高さが予め定められた所定温度のオイルを前提としてそのオイルが適切な油量となる油面高さに設定されており、例えばオイル貯留量の調整時においてオイルの温度が前記所定温度と異なると同じオイル貯留量でもオイルの油面高さが変化してしまうため、オイル貯留量を調整時にオイルの温度を上記の所定温度まで冷やす或いは暖める時間が長くかかり、作業能率が得られないという問題があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、オイル貯留量の調整作業の能率を高めることができる車両のオイル貯留量調整装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、(a) オイル貯留容器の底壁のドレン穴に排出筒を液密に立設し、その排出筒で定まる排出高さを超えるオイルをその排出筒を通して前記ドレン穴から排出して、そのオイル貯留容器内のオイル貯留量を調整する車両のオイル貯留量調整装置であって、(b) 前記オイルの排出高さを選択的に切り換え可能な複数本の排出筒を備え、前記オイル貯留容器内に貯留する前記オイルの温度に応じて前記排出高さが選択されるようにしたことにある。
このように構成された車両のオイル貯留量調整装置によれば、前記オイルの排出高さを選択的に切り換え可能な複数本の排出筒を備え、前記オイル貯留容器内に貯留する前記オイルの温度に応じて前記排出高さが選択される。このため、前記オイルの温度に応じて前記排出高さを選択することによって、前記オイル貯留量の調整作業時間を、従来のような前記排出高さが1つだけに設定されているものに比較して短くすることができる。
ここで、好適には、前記複数本の排出筒は、上端の高さが異なる複数本の排出筒が同芯に配置されている。これによって、その複数本の排出筒のスペースを好適に小さくすることができる。
また、好適には、前記複数本の排出筒は、上端の高さが異なる複数本の排出筒が非同芯に配設されている。これによって、前記上端の高さが異なる複数本の排出筒から前記オイルの温度に応じて前記排出高さを選択することによって、オイル貯留量の調整時においてオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
また、好適には、(a) 前記オイル貯留容器の底壁の内壁面であって前記ドレン穴の外周には、前記排出筒を固定するための筒状のシートプラグが液密に固定され、(b) 前記複数本の排出筒は、前記シートプラグに固定された第1排出筒と、その第1排出筒の内側に位置してシートプラグに固定され、その第1排出筒よりも高い排出高さを有する第2排出筒とから成り、(c) 前記第2排出筒の下端部は、前記シートプラグの内周側に着脱可能に螺合されている。これによって、オイル貯留量の調整時において前記オイルの温度に応じて、前記シートプラグに前記第2排出筒を取り付けたり或いは前記シートプラグから前記第2排出筒を取り外したりすることによって、前記排出高さを好適に選択することができる。
また、好適には、前記第1排出筒の下端部は、前記第2排出筒の下端部と同一ねじ径で前記シートプラグの内周側に着脱可能に螺合されている。これによって、簡単な加工により前記第1排出筒および前記第2排出筒が同芯に配設させられる。
また、好適には、前記ドレン穴は、そのドレン穴を通して前記シートプラグの内周側に螺合されたドレンプラグにより塞がれており、前記ドレンプラグのねじ径は、前記第1排出筒の下端部および前記第2排出筒の下端部のねじ径と同一である。これによって、前記シートプラグの内周側の形状が、例えば前記ドレンプラグのねじ径が前記第1排出筒の下端部および前記第2排出筒の下端部のねじ径と異なることによって段付きになるものに比べて共通の雌ねじを用いることで簡単な構成となるので、前記シートプラグの加工が簡単になる。
また、好適には、前記第2排出筒の下端部の端面には、回転治具と相対回転不能に係合可能な治具穴が形成されている。これによって、前記回転治具を用いて比較的容易に前記第2排出筒の取外し或いは前記第2排出筒の取付けを行うことができる。
また、好適には、前記車両のオイル貯留量調整装置を用いて前記オイル貯留容器内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法であって、オイル温度が予め定められた低温の時では、前記第2排出筒を取り外し、前記第1排出筒を通して前記オイル貯留容器内のオイルを排出させることにある。これによって、前記オイル温度が予め定められた低温の時には、前記第1排出筒の排出高さと前記オイル貯留容器内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さとの差が好適に小さくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
また、好適には、前記オイル温度が前記低温を超える時は、そのオイル温度に応じて前記第2排出筒を回転させてその第2排出筒の上端の高さを変更する。このため、前記オイルの温度に応じて前記第2排出筒を回転させて前記排出高さを変更することによって、前記第2排出筒の排出高さと前記オイル貯留容器内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さとの差が好適に小さくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
また、好適には、前記車両のオイル貯留量調整装置を用いて前記オイル貯留容器内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法であって、(a) 前記複数本の排出筒のドレン穴には、そのドレン穴を塞ぐドレンプラグがそれぞれ備えられており、(b) オイル温度に応じて取り外す前記ドレンプラグを変更する。このため、前記オイルの温度に応じて取り外す前記ドレンプラグを変更することによって、前記取り外すドレンプラグに対応する排出筒の排出高さと前記オイル貯留容器内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さとの差が好適に小さくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が好適に適用された車両用動力伝達装置のミッションケース10およびそのミッションケース10の鉛直下部に接続されているオイルパン(オイル貯留容器)12の概要図である。これらミッションケース10およびオイルパン12は、図示しないボルトによって一体的に接続されている。なお、図1に示すオイルパン12は、そのオイルパン12の内部の構造を示すために一部が切り欠かれている。
ミッションケース10の内部には、変速用のギヤや油圧クラッチなどオイルを必要とする複数個の部材が備えられており、これらに供給されるオイルがミッションケース10の下部に接続されているオイルパン12に貯留されている。そして、オイルパン12に貯留されているオイルが図示しないオイルポンプによって汲み上げられ、バルブボデー14を介してオイルを必要とする各部材に供給される。
オイルパン12に貯留されるオイルは、予め最適な油量に調整されて封入されている。例えば、オイルの油量(オイル貯留量)が多すぎると、ギヤをはじめとする回転部材のオイルに浸漬される面積が大きくなるので、回転部材の回転抵抗(攪拌抵抗)が大きくなって燃費が悪化する。一方、オイルの油量が少なすぎると、ギヤや油圧クラッチに十分なオイルが供給できなくなり、ギヤの焼き付きや変速にも影響が生じる。従って、焼き付きや変速に影響が生じない範囲で燃費悪化も抑制される最適な油量が予め実験的に求められており、その求められた油量がオイルパン12内に封入されている。
このオイルパン12に貯留されるオイルの油量の調整の際には、オイルパン12の底壁12aに立設されたオイル貯留量調整装置(車両のオイル貯留量調整装置)16が使用される。図2にオイル貯留量調整装置16の拡大断面図を示す。
図2に示すように、オイル貯留量調整装置16には、オイルパン12の底壁12aに形成された円状のドレン穴12bと、そのドレン穴12bに液密に立設された上端の高さがそれぞれ異なる複数の排出筒である筒状のアウタチューブ(第1排出筒)18およびインナチューブ(第2排出筒)20と、それらアウタチューブ18およびインナチューブ20をオイルパン12の底壁12aに固定するためにそのオイルパン12の底壁12aの内壁面12cであってドレン穴12bの外周に液密に固定された筒状のシートプラグ22と、ドレン穴12bを塞ぐドレンプラグ24とが備えられている。
シートプラグ22には、オイルパン12の底壁12aに溶接によって固定されたフランジ部22aと、そのフランジ部22aの内周部からオイルパン12の底壁12aから離間する方向に筒状に突き出された筒部22bと、その筒部22bの内周面に形成された雌ねじ部22cと、筒部22bのフランジ部22a側とは反対側の上端部において穴の径が部分的に縮径するように内周側へ突き出された環状のストッパ部22dとが備えられている。なお、フランジ部22aは、オイルパン12の底壁12aに溶接ビードBにより油密に溶接されている。
アウタチューブ18には、そのアウタチューブ18の下端部がシートプラグ22に着脱可能に固定された基端部18aと、その基端部18aの外周面に形成されたシートプラグ22の雌ねじ部22cと螺合する雄ねじ部18bと、基端部18aの内周部からオイルパン12の底壁12aから離間する方向に筒状に突き出された筒部18cと、その筒部18cと基端部18aとの接続部において互いの外径が異なることで形成された段部18dとが備えられている。図2に示すように、アウタチューブ18は、その基端部18aに形成された雄ねじ部18bをシートプラグ22の雌ねじ部22cに螺合させてから、アウタチューブ18を回転させて段部18dがシートプラグ22に形成されたストッパ部22dに当接するまで移動させ、シートプラグ22に固定されている。なお、シートプラグ22に固定されたアウタチューブ18において、そのアウタチューブ18の排出高さH1すなわちアウタチューブ18の軸心C1方向におけるそのアウタチューブ18の上端からオイルパン12の底壁12aまで高さH1は、オイル温度が予め定められた低温時例えば本実施例では40℃の時における最適な油量の油面高さHoilと同じになるように設定されている。
インナチューブ20には、そのインナチューブ20の下端部がシートプラグ22に着脱可能に固定された基端部20aと、その基端部20aの外周面に形成されたシートプラグ22の雌ねじ部22cと螺合する雄ねじ部20bと、基端部20aの内周部からオイルパン12の底壁12aから離間する方向に筒状に突き出された筒部20cと、その筒部20cと基端部20aとの接続部において互いの外径が異なることで形成された段部20dと、基端部20aのオイルパン12の底壁12a側の端面20eに形成された回転治具と相対回転不能に係合可能な例えば断面六角形状の治具穴20fとが備えられている。なお、上記治具穴20fとインナチューブ20に形成された挿通穴20gとは連通している。図2に示すように、インナチューブ20は、その基端部20aに形成された雄ねじ部20bをシートプラグ22の雌ねじ部22cに螺合させてから、インナチューブ20を回転させてその段部20dがアウタチューブ18の基端部18aにおけるオイルパン12の底壁12a側の端面18fに当接するまで移動させ、シートプラグ22に固定されている。なお、シートプラグ22に固定されたインナチューブ20において、そのインナチューブ20の排出高さH2すなわちインナチューブ20の軸心C2方向におけるそのインナチューブ20の上端からオイルパン12の底壁12aまで高さH2は、オイル温度が予め定められた高温時例えば本実施例では90℃の時における最適な油量の油面高さHoilと同じになるように設定されている。
図2に示すように、アウタチューブ18およびインナチューブ20は、それらの上端の高さH1、H2がそれぞれ異なっており、インナチューブ20の上端の高さH2がアウタチューブ18の上端の高さH1よりも高くすなわちインナチューブ20の排出高さH2がアウタチューブ18の排出高さH1よりも高くなっている。また、アウタチューブ18およびインナチューブ20において、そのインナチューブ20の筒部20cの外径は、アウタチューブ18の筒部18cの内径すなわち挿通穴18eの径と同じ或いはその挿通穴18eの径より僅かに小さく形成されており、アウタチューブ18の軸心C1とインナチューブ20の軸心C2とが同芯に配置されている。このため、図2に示すように、アウタチューブ18およびインナチューブ20は、そのアウタチューブ18の筒部18cがインナチューブ20の筒部20cに重ねられた状態ですなわちインナチューブ20の筒部20cがアウタチューブ18の筒部18cの内側に配置された状態で、シートプラグ22に固定されている。
ドレンプラグ24には、オイルパン12の底壁12aに形成されたドレン穴12bの径より大径に形成された円板形状の大径部24aと、その大径部24aの中央部からシートプラグ22内へ突き出された略円柱形状の突部24bと、その突部24bの外周面に形成されたシートプラグ22の雌ねじ部22cと螺合する雄ねじ部24cとが備えられている。また、図2に示すように、ドレンプラグ24の大径部24aとオイルパン12の底壁12aとの間には、ガスケット26が介在されている。このガスケット26が介在された状態でドレンプラグ24の雄ねじ部24cをシートプラグ22の雌ねじ部22cに締めつけられることで、オイルパン12に貯留されているオイルの外部への漏洩が防止される。なお、ドレンプラグ24の雄ねじ部24c、アウタチューブ18の雄ねじ部18b、およびインナチューブ20の雄ねじ部20bは、それぞれ同一のねじ径に形成されており、それぞれシートプラグ22の雌ねじ部22cに脱着可能に螺合している。
ここで、上記のように構成されたオイル貯留量調整装置16を用いてオイルパン12に貯留する油量を適切な油量に調整するオイル貯留量調整方法を、図3乃至図5を用いて以下に説明する。
図3は、例えばオイル温度が予め定められた高温時例えば90℃である時において上記オイル貯留量調整装置16を用いてオイルの油量を最適な油量に調整するオイル貯留量調整方法を説明する図である。その図3に示すように、オイル温度が90℃である時には、始めに、作業者は、オイル貯留量調整装置16のドレンプラグ24を取り外しドレン穴12bがインナチューブ20の挿通穴20gを介してオイルパン12内と連通した状態で、図1に示すミッションケース10に形成されたオイル注入部28からオイルを注入する。オイルが注入されるとオイルパン12に貯留しているオイルの油面の高さHoilが徐々に上昇し、その油面の高さHoilがインナチューブ20の排出高さH2を超えると、オイルがインナチューブ20の挿通穴20gを通りドレン穴12bから排出される。作業者は、ドレン穴12bからオイルが排出されるのを確認して、オイルの注入を止めてドレンプラグ24を取り付けてドレン穴12bを塞ぐ。これによって、オイルパン12に貯留されているオイル温度が90℃のオイルの油面高さHoilは、オイル温度が90℃に設定されたインナチューブ20の排出高さH2と同じになるので、オイルパン12に貯留する油量が最適な油量に調整される。なお、オイル温度が90℃ではなく90℃に比較的近い高温である場合には、オイル温度が90℃になるまでオイルを冷やす或いは暖めてから上記オイル貯留量調整方法を行う。
図4は、例えばオイル温度が予め定められた低温時例えば40℃である時において上記オイル貯留量調整装置16を用いてオイルの油量を最適な油量に調整するオイル貯留量調整方法を説明する図である。その図4に示すように、オイル温度が40℃である時には、始めに、作業者は、オイル貯留量調整装置16のドレンプラグ24を取り外して、例えば回転治具をインナチューブ20の治具穴20fに嵌め入れてそのインナチューブ20を回転させてシールプラグ22からインナチューブ20を取り外す。次に、作業者は、オイル注入部28からオイルを注入する。オイルが注入されるとオイルパン12に貯留しているオイルの油面の高さHoilが徐々に上昇し、その油面の高さHoilがアウタチューブ18の排出高さH1を超えると、オイルがアウタチューブ18の挿通穴18eを通りドレン穴12bから排出される。作業者は、ドレン穴12bからオイルが排出されるのを確認して、オイルの注入を止めてインナチューブ20、ドレンプラグ24を取り付けてドレン穴12bを塞ぐ。これによって、オイルパン12に貯留されているオイル温度が40℃のオイルの油面高さHoilは、オイル温度が40℃に設定されたアウタチューブ18の排出高さH1と同じになるので、オイルパン12に貯留する油量が最適な油量に調整される。なお、オイル温度が40℃ではなく40℃に比較的近い低温である場合には、オイル温度が40℃になるまでオイルを冷やす或いは暖めてから上記オイル貯留量調整方法を行う。
図5は、例えばオイル温度が予め定められた低温或いは高温以外すなわちオイル温度が例えば40℃〜90℃の間である時において上記オイル貯留量調整装置16を用いてオイルの油量を最適な油量に調整するオイル貯留量調整方法を説明する図である。その図5に示すように、オイル温度がたとえば40℃〜90℃の間である時には、始めに、作業者は、オイル貯留量調整装置16のドレンプラグ24を取り外して、例えば回転治具をインナチューブ20の治具穴20fに嵌め入れてそのインナチューブ20を回転させて、そのインナチューブ20の排出高さがオイルパン12に貯留しているオイル温度に対応する最適な油量の油面高さと同じになるようにインナチューブ20の上端の高さを調整する。次に、作業者は、オイル注入部28からオイルを注入する。オイルが注入されるとオイルパン12に貯留しているオイルの油面高さHoilが徐々に上昇し、その油面高さHoilがインナチューブ10の排出高さを超えると、オイルがインナチューブ20の挿通穴20gを通りドレン穴12bから排出される。作業者は、ドレン穴12bからオイルが排出されるのを確認して、オイルの注入を止めてインナチューブ20を図2に示す元の位置に戻し、その後ドレンプラグ24を取り付けてドレン穴12bを塞ぐ。これによって、オイルパン12に貯留されている油面高さHoilは、オイル温度がたとえば40℃〜90℃の間に設定されたインナチューブ20の排出高さと同じになるので、オイルパン12に貯留する油量が最適な油量に調整される。
上述のように、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、オイルの排出高さH1、H2を選択的に切り換え可能な複数の排出筒であるアウタチューブ18およびインナチューブ20を備え、オイルパン12内に貯留するオイルの温度に応じてその排出高さH1、H2が選択される。このため、前記オイルの温度に応じて前記排出高さH1、H2を選択することによって、オイルパン12に貯留するオイル貯留量の調整作業時間を、従来のような排出高さが1つだけに設定されているものに比較して短くすることができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、アウタチューブ18およびインナチューブ20は、それぞれ上端の高さH1、H2が異なり同芯に配置されている。これによって、それらアウタチューブ18およびインナチューブ20のスペースを好適に小さくすることができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、オイルパン12の底壁12aの内壁面12cであってドレン穴12bの外周には、複数の排出筒を固定するための筒状のシートプラグ22が液密に固定され、その複数本の排出筒は、シートプラグ22に基端部18aが固定されたアウタチューブ18と、そのアウタチューブ18の内側に位置して基端部20aがシートプラグ22に固定され、そのアウタチューブ18よりも高い排出高さH2を有するインナチューブ20とから成り、インナチューブ20の基端部20aは、シートプラグ22の内周側に形成された雌ねじ部22cに着脱可能に螺合されている。これによって、オイル貯留量の調整時においてオイルの温度に応じて、シートプラグ22にインナチューブ20を取り付けたり或いはシートプラグ22からインナチューブ20を取り外したりすることによって、排出高さを好適に選択することができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、アウタチューブ18の基端部18aの雄ねじ部18bは、インナチューブ20の基端部20aの雄ねじ部20bと同一ねじ径でシートプラグ22の内周側に形成された雌ねじ部22cに着脱可能に螺合されている。これによって、簡単な加工によりアウタチューブ18およびインナチューブ20が同芯に配設させられる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、ドレン穴12bは、そのドレン穴12bを通してシートプラグ22の雌ねじ部22cに螺合されたドレンプラグ24により塞がれており、ドレンプラグ24の雄ねじ部24cのねじ径は、アウタチューブ18の雄ねじ部18bおよびインナチューブ20の雄ねじ部20bのねじ径と同一である。これによって、シートプラグ22の内周側の形状が、例えばドレンプラグ24の雄ねじ部24cのねじ径がアウタチューブ18の雄ねじ部18bおよびインナチューブ20の雄ねじ部20bのねじ径と異なることによって段付きになるものに比べて共通の雌ねじを用いることで簡単な構成となるので、シートプラグ22の加工が簡単になる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16によれば、インナチューブ20の基端部20aの端面20eには、回転治具と相対回転不能に係合可能な治具穴20fが形成されている。これによって、前記回転治具を用いて比較的容易にインナチューブ20の取外し或いはインナチューブ20の取付けを行うことができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16を用いてオイルパン12内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法によれば、オイル温度が予め定められた低温の時では、インナチューブ20を取り外し、アウタチューブ18の挿通穴18eを通してオイルパン12内のオイルをドレン穴12bから排出させることにある。これによって、前記オイル温度が予め定められた低温の時には、アウタチューブ18の排出高さH2とオイルパン12内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さHoilとの差が好適に小さくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置16を用いてオイルパン12内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法によれば、前記オイル温度が前記低温を超える時は、そのオイル温度に応じてインナチューブ20を回転させてそのインナチューブ20の上端の高さを変更する。このため、前記オイルの温度に応じてインナチューブ20を回転させてオイルの排出高さを変更することによって、インナチューブ20の排出高さとオイルパン12内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さHoilとの差が好適に小さく或いは差がなくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くする或いはなくすことができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において実施例相互間で共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例のオイル貯留量調整装置(車両のオイル貯留量調整装置)30は、図6に示すように、上端の高さが異なる複数本の排出筒すなわち第1排出筒32および第2排出筒34が非同芯に配設され、オイルパン(オイル貯留容器)36の底壁36aに立設されている。
図6に示すように、オイル貯留量調整装置30には、オイルパン36の底壁36aに形成された一対の第1ドレン穴(ドレン穴)36bおよび第2ドレン穴(ドレン穴)36cと、それら第1ドレン穴36bおよび第2ドレン穴36cにそれぞれ液密に立設された上端の長さがそれぞれ異なる筒状の第1排出筒32および第2排出筒34と、それら第1排出筒32および第2排出筒34をオイルパン36の底壁36aに固定するためにそのオイルパン36の底壁36aの内周面36dであって第1ドレン穴36bおよび第2ドレン穴36cのそれぞれの外周に筒状に形成された一対の第1シートプラグ38および第2シートプラグ40と、第1ドレン穴36bおよび第2ドレン穴36cをそれぞれ塞ぐ一対の第1ドレンプラグ42および第2ドレンプラグ44とが備えられている。
第1シートプラグ38および第2シートプラグ40には、それぞれ、オイルパン36の底壁36aに溶接によって固定されたフランジ部38a、40aと、そのフランジ部38a、40aの内周部からオイルパン36の底壁36aから離間する方向に筒状に突き出された筒部38b、40bと、その筒部38b、40bの内周面に形成された雌ねじ部38c、40cとが備えられている。
第1排出筒32には、その第1排出筒32の下端部が第1シートプラグ38に脱着可能に固定された基端部32aと、その基端部32aの外周面に形成された第1シートプラグ38の雌ねじ部38cと螺合する雄ねじ部32bと、基端部32aの内周部からオイルパン36の底壁36aから離間する方向に筒状に突き出された筒部32cとが備えられている。なお、図6に示す第1シートプラグ38に固定された第1排出筒32において、その第1排出筒32の排出高さH3すなわち第1排出筒32の軸心C3方向におけるその第1排出筒32の上端からオイルパン36の底壁36aまで高さH3は、オイル温度が予め定められた高温時例えば本実施例では90℃の時における最適な油量の油面高さHoilと同じになるように設定されている。
第2排出筒34には、その第2排出筒34の下端部が第2シートプラグ40に脱着可能に固定された基端部34aと、その基端部34aの外周面に形成された第2シートプラグ40の雌ねじ部40cと螺合する雄ねじ部34bと、基端部34aの内周部からオイルパン36の底壁36aから離間する方向に筒状に突き出された筒部34cとが備えられている。なお、図6に示す第2シートプラグ40に固定された第2排出筒34において、その第2排出筒34の排出高さH4すなわち第2排出筒34の軸心C4方向におけるその第2排出筒34の上端からオイルパン36の底壁36aまで高さH4は、オイル温度が予め定められた低温時例えば本実施例では40℃の時における最適な油量の油面高さHoilと同じになるように設定されている。
第1ドレンプラグ42および第2ドレンプラグ44には、それぞれ、オイルパン36の底壁36aに形成された第1ドレン穴36b、第2ドレン穴36cの径より大径に形成された円板形状の大径部42a、44aと、その大径部42a、44aの中央部からぞれぞれ第1シートプラグ38、第2シートプラグ40内へ突き出された略円柱形状の突部42b、44bと、その突部42b、44bの外周面に形成された雌ねじ部38c、40cとそれぞれ螺合する雄ねじ部42c、44cとが備えられている。なお、実施例1と同様に、第1ドレンプラグ42の大径部42aとオイルパン36の底壁36aとの間および第2ドレンプラグ44の大径部44aとオイルパン36の底壁36aとの間には、ガスケット46が介在されており、オイルパン36に貯留されているオイルの外部への漏洩が防止されるようになっている。
ここで、上記のように構成されたオイル貯留量調整装置30を用いてオイルパン36に貯留する油量を適切な油量に調整するオイル貯留量調整方法を、図7および図8を用いて以下に説明する。
図7は、例えばオイル温度が予め定められた高温時例えば90℃である時において上記オイル貯留量調整装置30を用いてオイルの油量を最適な油量に調整するオイル貯留量調整方法を説明する図である。その図7に示すように、オイル温度が90℃である時には、始めに、作業者は、オイル貯留量調整装置30の第1ドレンプラグ42を取り外す。そして、第1ドレンプラグ42が取り外され第1ドレン穴36bがオイルパン36内と連通した状態でオイルを注入する。オイルが注入されるとオイルパン36に貯留しているオイルの油面高さHoilが徐々に上昇し、その油面高さHoilが第1排出筒32の排出高さH3を超えると、オイルが第1排出筒32の上端から流入して第1ドレン穴36bから排出される。作業者は、第1ドレン穴36bからオイルが排出されるのを確認して、オイルの注入を止めて第1ドレンプラグ42を取り付けて第1ドレン穴36bを塞ぐ。これによって、オイルパン36に貯留されているオイル温度が90℃のオイルの油面高さHoilは、オイル温度が90℃に設定された第1排出筒32の排出高さH3と同じになるので、オイルパン36に貯留する油量が最適な油量に調整される。なお、オイル温度が90℃ではなく90℃に比較的近い高温である場合には、オイル温度が90℃になるまでオイルを冷やす或いは暖めてから上記オイル貯留量調整方法を行う。
図8は、例えばオイル温度が予め定められた低温時例えば40℃である時において上記オイル貯留量調整装置30を用いてオイルの油量を最適な油量に調整するオイル貯留量調整方法を説明する図である。その図8に示すように、オイル温度が40℃である時には、始めに、作業者は、オイル貯留量調整装置30の第2ドレンプラグ44を取り外す。そして、第2ドレンプラグ44が取り外され第2ドレン穴36cがオイルパン36内と連通した状態でオイルを注入する。オイルが注入されるとオイルパン36に貯留しているオイルの油面高さHoilが徐々に上昇し、その油面高さHoilが第2排出筒34の排出高さH4を超えると、オイルが第2排出筒34の上端から流入して第2ドレン穴36cから排出される。作業者は、第2ドレン穴36cからオイルが排出されるのを確認して、オイルの注入を止めて第2ドレンプラグ44を取り付けて第2ドレン穴36cを塞ぐ。これによって、オイルパン36に貯留されているオイル温度が40℃のオイルの油面高さHoilは、オイル温度が40℃に設定された第2排出筒34の排出高さH4と同じになるので、オイルパン36に貯留する油量が最適な油量に調整される。なお、オイル温度が40℃ではなく40℃に比較的近い低温である場合には、オイル温度が40℃になるまでオイルを冷やす或いは暖めてから上記オイル貯留量調整方法を行う。
上述のように、本実施例のオイル貯留量調整装置30によれば、第1排出筒32および第2排出筒34は、上端の高さH3、H4が異なり非同芯に配設されている。これによって、上端の高さH3、H4が異なる第1排出筒32および第2排出筒34からオイルの温度に応じてその排出高さH3、H4を選択することによって、オイル貯留量の調整時においてオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
また、本実施例のオイル貯留量調整装置30を用いてオイルパン36内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法によれば、第1排出筒32の第1ドレン穴36bおよび第2排出筒34の第2ドレン穴36cには、それら第1ドレン穴36bおよび第2ドレン穴36cをそれぞれ塞ぐ第1ドレンプラグ42および第2ドレンプラグ44が備えられており、オイル温度に応じて取り外すドレンプラグ42、44を変更する。このため、前記オイルの温度に応じて取り外すドレンプラグ42、44を変更することによって、取り外すドレンプラグ42、44に対応する排出筒の排出高さH3、H4とオイルパン36内に貯留するオイルの温度に対応するオイル貯留量の適切な量の油面高さHoilとの差が好適に小さくなくなり、オイル貯留量の調整時におけるオイルの温度を所定温度に調節する時間を好適に短くすることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
本実施例において、オイル貯留量調整装置16、30では、2本の排出筒すなわちアウタチューブ18およびインナチューブ20、第1排出筒32および第2排出筒34が備えられたが、上記排出筒は2本に限定されるものではなく2本より多くても良い。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12:オイルパン(オイル貯留容器)
12a:底壁
12b:ドレン穴
12c:内壁面
16:オイル貯留量調整装置
18:アウタチューブ(第1排出筒)
20:インナチューブ(第2排出筒)
20e:端面
20f:治具穴
22:シートプラグ
30:オイル貯留量調整装置
32:第1排出筒(排出筒)
34:第2排出筒(排出筒)
36:オイルパン(オイル貯留容器)
36a:底壁
36b:第1ドレン穴(ドレン穴)
36c:第2ドレン穴(ドレン穴)
H1乃至H4:排出高さ
12a:底壁
12b:ドレン穴
12c:内壁面
16:オイル貯留量調整装置
18:アウタチューブ(第1排出筒)
20:インナチューブ(第2排出筒)
20e:端面
20f:治具穴
22:シートプラグ
30:オイル貯留量調整装置
32:第1排出筒(排出筒)
34:第2排出筒(排出筒)
36:オイルパン(オイル貯留容器)
36a:底壁
36b:第1ドレン穴(ドレン穴)
36c:第2ドレン穴(ドレン穴)
H1乃至H4:排出高さ
Claims (10)
- オイル貯留容器の底壁のドレン穴に排出筒を液密に立設し、該排出筒で定まる排出高さを超えるオイルを該排出筒を通して前記ドレン穴から排出して、該オイル貯留容器内のオイル貯留量を調整する車両のオイル貯留量調整装置であって、
前記オイルの排出高さを選択的に切り換え可能な複数本の排出筒を備え、前記オイル貯留容器内に貯留する前記オイルの温度に応じて前記排出高さが選択されるようにしたことを特徴とする車両のオイル貯留量調整装置。 - 前記複数本の排出筒は、上端の高さが異なる複数本の排出筒が同芯に配置されていることを特徴とする請求項1の車両のオイル貯留量調整装置。
- 前記複数本の排出筒は、上端の高さが異なる複数本の排出筒が非同芯に配設されていることを特徴とする請求項1の車両のオイル貯留量調整装置。
- 前記オイル貯留容器の底壁の内壁面であって前記ドレン穴の外周には、前記排出筒を固定するための筒状のシートプラグが液密に固定され、
前記複数本の排出筒は、前記シートプラグに固定された第1排出筒と、該第1排出筒の内側に位置してシートプラグに固定され、該第1排出筒よりも高い排出高さを有する第2排出筒とから成り、
前記第2排出筒の下端部は、前記シートプラグの内周側に着脱可能に螺合されていることを特徴とする請求項2の車両のオイル貯留量調整装置。 - 前記第1排出筒の下端部は、前記第2排出筒の下端部と同一ねじ径で前記シートプラグの内周側に着脱可能に螺合されていることを特徴とする請求項4の車両のオイル貯留量調整装置。
- 前記ドレン穴は、該ドレン穴を通して前記シートプラグの内周側に螺合されたドレンプラグにより塞がれており、
前記ドレンプラグのねじ径は、前記第1排出筒の下端部および前記第2排出筒の下端部のねじ径と同一であることを特徴とする請求項5の車両のオイル貯留量調整装置。 - 前記第2排出筒の下端部の端面には、回転治具と相対回転不能に係合可能な治具穴が形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1の車両のオイル貯留量調整装置。
- 請求項4乃至7の車両のオイル貯留量調整装置を用いて前記オイル貯留容器内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法であって、
オイル温度が予め定められた低温の時では、前記第2排出筒を取り外し、前記第1排出筒を通して前記オイル貯留容器内のオイルを排出させることを特徴とするオイル貯留量調整方法。 - 前記オイル温度が前記低温を超える時は、該オイル温度に応じて前記第2排出筒を回転させて該第2排出筒の上端の高さを変更する請求項8のオイル貯留量調整方法。
- 請求項3の車両のオイル貯留量調整装置を用いて前記オイル貯留容器内に貯留するオイル貯留量を調整するオイル貯留量調整方法であって、
前記複数本の排出筒のドレン穴には、該ドレン穴を塞ぐドレンプラグがそれぞれ備えられており、
オイル温度に応じて取り外す前記ドレンプラグを変更することを特徴とするオイル貯留量調整方法。
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---|---|---|---|
JP2013020875A JP2014152811A (ja) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | 車両のオイル貯留量調整装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013020875A JP2014152811A (ja) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | 車両のオイル貯留量調整装置 |
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-
2013
- 2013-02-05 JP JP2013020875A patent/JP2014152811A/ja active Pending
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