JP2014152650A - ドライ真空ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電などの電源障害が起きたときに、ポンプ制御部を継続して動作させることができるドライ真空ポンプ装置を提供する。
【解決手段】ドライ真空ポンプ装置は、ポンプ2と、ポンプ2を回転駆動させるモータ3と、モータ3の回転速度を制御するモータドライバ6と、モータドライバ6を制御するポンプ制御部10と、AC電源12からの交流電力を直流電力に変換するし、変換された直流電力をポンプ制御部10に供給する電源部11と、冷却水が流れる冷却水流路21と、冷却水流路21を流れる冷却水によって駆動される発電装置23と、発電装置23によって生成された電力をポンプ制御部10に供給するための電力伝達線24を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライ真空ポンプ装置に関し、特に発電装置を備えたドライ真空ポンプ装置に関する。
ドライ真空ポンプ装置は、半導体デバイス、液晶、太陽光パネル、LEDなどの工場で生産設備の一部として広く使用されている。ドライ真空ポンプ装置が停止すると、生産ラインが停止し、甚大な被害に繋がる。したがって、ドライ真空ポンプ装置には不測の事態においても正常に動作を続けることが要求される。例えば、落雷等による瞬時電力低下(瞬低)等の電源障害に対しても、ある程度の耐性を持つことが求められる。
ドライ真空ポンプ装置は、通常、モータドライバに設置されたコンデンサを備えている。コンデンサは電力を保持することができるので、瞬停時にはコンデンサからモータに電力が一時的に供給される。図10は、一般的なドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。ドライ真空ポンプ装置は、ポンプ101と、ポンプ101を回転駆動させるモータ102と、モータ102の回転速度を制御するモータドライバ103と、モータドライバ103の動作を制御するポンプ制御部104とを備えている。モータドライバ103は、ブレーカ106を介して商用電源などのAC電源107に接続されている。
モータドライバ103は、AC電源107から供給された交流電力を直流電力に変換するコンバータ110と、変換された直流電力を所望の周波数を有する交流電力に変換するインバータ111と、インバータ111のスイッチング素子S1〜S6のON−OFF動作を指令するゲートドライブ信号をインバータ111に送るドライバ制御部112とを備えている。コンバータ110には、電圧を平滑化するためのコンデンサC1が備えられている。このコンデンサC1は、電力を保持する機能を有しているので、瞬低時には一時的にコンデンサC1から電力がインバータ111に供給される。
ポンプ制御部104は、ポンプ101の指令速度などに基づいてPWM信号を生成し、これをドライバ制御部112に送信する。ポンプ制御部104は、ドライ真空ポンプ装置全体の動作を制御し、さらに外部の上位機器との通信をするように構成されている。停電などに起因して電源障害が発生したときは、ポンプ制御部104は外部の上位機器にアラーム信号を送信したり、ポンプ制御部104に備えられている表示器に電源障害を知らせる情報を表示したり、さらには、電源障害が発生したときのポンプ運転情報を記録するように構成されている。
ポンプ制御部104には電源部115が接続されている。この電源部115はブレーカ106を介してAC電源107に接続されている。電源部115はAC電源107から供給される交流電力を直流電力に変換し、これをポンプ制御部104に供給する。ポンプ制御部104には、電圧を平滑化するためのコンデンサC2が備えられている。このコンデンサC2は、電力を保持する機能を有しているので、電源障害時には一時的にコンデンサC2から電力がポンプ制御部104に供給される。
特開昭61−197793号公報 特開2011−69294号公報
上述したように、ポンプ制御部104は装置全体の制御のみならず外部との通信などの様々な動作を実行するため、電源障害時であってもその動作を継続することが求められる。しかしながら、コンデンサC2の本来の目的は電圧を平滑にすることであるため、コンデンサC2はポンプ制御部104を長時間駆動するのに十分な容量を有していない。このため、電源障害時には外部との通信が途絶えてしまう。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、停電などの電源障害が起きたときに、ポンプ制御部を継続して動作させることができるドライ真空ポンプ装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、排気を行うポンプと、前記ポンプを回転駆動させるモータと、前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、前記ポンプ、前記モータ、および前記モータドライバのうちの少なくとも1つを冷却するための冷却水が流れる冷却水流路と、前記冷却水流路を流れる前記冷却水によって駆動される発電装置と、前記発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置である。
本発明の好ましい態様は、前記発電装置と前記電源部とは互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記電源部、前記発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、排気を行うポンプと、前記ポンプを回転駆動させるモータと、前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、前記ポンプに接続されたパージガス流路と、前記パージガス流路を流れるパージガスによって駆動される発電装置と、前記発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置である。
本発明の好ましい態様は、前記発電装置と前記電源部とは互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記電源部、前記発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様は、排気を行うポンプと、前記ポンプを回転駆動させるモータと、前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、前記ポンプ、前記モータ、および前記モータドライバのうちの少なくとも1つを冷却するための冷却水が流れる冷却水流路と、前記冷却水流路を流れる前記冷却水によって駆動される第1の発電装置と、前記ポンプに接続されたパージガス流路と、前記パージガス流路を流れるパージガスによって駆動される第2の発電装置と、前記第1の発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための第1の電力伝達線と、前記第2の発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための第2の電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置である。
本発明の好ましい態様は、前記電源部、前記第1の発電装置、および前記第2の発電装置は互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記第1の発電装置および前記第2の発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記電源部、前記第1の発電装置、前記第2の発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユーティリティ流体として工場から供給される冷却水および/またはパージガスの流れによって発電装置が駆動される。したがって、電源障害時には、ポンプ制御部は発電装置から供給される電力によってその運転を継続することができる。
本発明の第1の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。 図1に示す発電装置、電源部、およびポンプ制御部の配線図である。 発電装置によって生成された電力を蓄えるための蓄電池が設けられた例を示す配線図である。 本発明の第2の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。 図4に示す発電装置、電源部、およびポンプ制御部の配線図である。 発電装置によって生成された電力を蓄えるための蓄電池が設けられた例を示す配線図である。 本発明の第3の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。 図7に示す第1の発電装置、第2の発電装置、電源部、およびポンプ制御部の配線図である。 第1の発電装置および第2の発電装置によって生成された電力を蓄えるための蓄電池が設けられた例を示す配線図である。 一般的なドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置を示す模式図である。図1に示すように、ドライ真空ポンプ装置1は、排気を行うポンプ2と、ポンプ2を回転駆動させるモータ3と、モータ3の回転速度を制御するモータドライバ6と、モータ3の運転情報に基づきモータドライバ6の動作を制御するポンプ制御部10とを備えている。ポンプ2は、その内部に形成されているガス流路にオイルを使用しないドライ真空ポンプである。ポンプ2は一対のポンプロータ(図示せず)を互いに反対方向に回転させることによって気体を吸込口から排気口に移送するように構成されている。
ポンプ制御部10は、モータ3の運転情報として、モータドライバ6からモータ3に供給される電流値を受け取り、この電流値からモータ3の回転速度を算出し、予め定められた目標回転速度と算出された回転速度との差に基づいてPWM信号を生成し、これをモータドライバ6のドライバ制御部(図10参照)に送信する。モータドライバ6はPWM信号に従ってスイッチング素子(図10参照)を駆動し、モータ3を目標回転速度で回転させるための電圧をモータ3に印加する。さらに、ポンプ制御部10は、ユーザの操作に従ってポンプ2の起動信号および停止信号をモータドライバ6に送信するように構成されている。
ポンプ制御部10は電源部11に接続されている。モータドライバ6および電源部11は商用電源などのAC電源12に接続されており、AC電源12から交流電力がモータドライバ6および電源部11に供給されるようになっている。電源部11は交流電力を直流電力に変換し、これをポンプ制御部10に供給する。モータドライバ6および電源部11は、図10に示すモータドライバ103および電源部115と同じ構成を有しているのでその詳細な説明を省略する。
ポンプ制御部10は、ドライ真空ポンプ装置1全体の動作を制御し、さらに外部の上位機器との通信をするように構成されている。停電などに起因して電源障害が発生したときは、ポンプ制御部10は外部の上位機器にアラーム信号を送信したり、ポンプ制御部10に備えられている表示器に電源障害を知らせる情報を表示したり、さらには、電源障害が発生したときのポンプ運転情報を記録するように構成されている。
ドライ真空ポンプ装置1は、ポンプ2、モータ3、およびモータドライバ6を冷却するための冷却水が流れる冷却水流路21を備えている。この冷却水流路21は、ポンプ2、モータ3、およびモータドライバ6に接触するように配置されている。冷却水は、ドライ真空ポンプ装置1が設置されている施設(工場など)に備えられているユーティリティシステムから供給されるユーティリティ流体(多目的流体)である。冷却水流路21を流れる冷却水は、ポンプ2、モータ3、およびモータドライバ6から生じた熱を奪うことによって、これらを冷却する。
ポンプ2は、ガスを圧縮する際に圧縮熱を発生する。ポンプ2が圧縮熱により熱膨張を起こすと、ポンプロータ間および/またはポンプロータとポンプケーシング間のクリアランスが変化し、ポンプ性能が低下してしまう。さらには、ポンプロータがポンプケーシングに接触してポンプ2が故障することもある。このようなポンプ性能の低下やポンプ2の故障を防止するために、ポンプ2の運転中は冷却水によってポンプ2が冷却される。モータ3およびモータドライバ6も、電流が流れることによって発熱する。過熱によるこれらモータ3およびモータドライバ6の故障を防止するために、冷却水によってモータ3およびモータドライバ6が冷却される。
冷却水流路21には、冷却水の流量を測定する冷却水流量計22が設けられている。流量の測定値は冷却水流量計22からポンプ制御部10に送信されるようになっている。冷却水流路21には発電装置23が設けられている。この発電装置23は、図示しない羽根車およびこれに連結された発電機を備えており、冷却水流路21を流れる冷却水が羽根車を回転させることによって発電機が駆動されるようになっている。この発電装置23は電力伝達線24を介してポンプ制御部10に接続されており、発電装置23によって発電された電力はポンプ制御部10に電力伝達線24を介して供給されるようになっている。
図2は、発電装置23、電源部11、およびポンプ制御部10の配線図である。図2から分かるように、発電装置23と電源部11とは互いに並列に接続されている。発電装置23から電源部11に電流が流れないようにダイオードD1が設けられている。同様に、電源部11から発電装置23に電流が流れないようにダイオードD2が設けられている。発電装置23の出力電圧V2は、電源部11の出力電圧V1よりも小さく設定されている。したがって、電源部11が電圧V1をポンプ制御部10に印加しているときは、発電装置23からポンプ制御部10には電力は供給されない。冷却水が流れている限り発電装置23は発電しているが、生成された電力は発電装置23の内部損失によって熱に変換され、大気中に放出される。
停電などによりAC電源12からの電力供給が停止されると、電圧V1が低下し、やがて0となる。したがって、発電装置23の出力電圧V2が電源部11の出力電圧V1よりも大きくなり、電圧V2がポンプ制御部10に印加される。このように、電源部11の出力電圧V1と発電装置23の出力電圧V2との関係に依存して、電源部11または発電装置23のいずれかから自動的にポンプ制御部10に電力が供給される。
発電装置23の出力電圧V2を電源部11の出力電圧V1よりも大きく設定してもよい。この場合は、通常の運転時には発電装置23からポンプ制御部10に電力が供給される。冷却水の供給が停止されたときにのみ、電源部11からポンプ制御部10に電力が供給される。
停電などにより電源障害が発生したときは、冷却水が冷却水流路21を流れている限り、発電装置23からポンプ制御部10に電力が供給される。したがって、ポンプ制御部10はその動作を継続することができ、外部装置へのアラーム信号の送信や、電源障害の表示などの各種動作を実行することができる。
図3に示すように、発電装置23によって生成された電力を蓄えるための蓄電池26を設けてもよい。この蓄電池26は発電装置23および電源部11に並列に接続されている。したがって、発電装置23の出力電圧、電源部11の出力電圧、および蓄電池26の出力電圧のうちの最も高い電圧がポンプ制御部10に印加される。
図1に示すように、ドライ真空ポンプ装置1は、パージガスが流れるパージガス流路28をさらに備えている。このパージガス流路28には、上述したユーティリティシステムからユーティリティ流体としてのパージガスが供給されるようになっている。パージガス流路28はポンプ2に接続されており、ポンプ2内の気体流路に供給されるようになっている。パージガスとしては通常窒素ガスが使用される。パージガス流路28には、パージガスの流量を測定するパージガス流量計30が設けられている。流量の測定値はパージガス流量計30からポンプ制御部10に送信される。
ドライ真空ポンプ装置1は、半導体デバイスの製造工程において使用されることが多い。半導体デバイスの製造工程で使用される処理ガスには、ポンプ2を腐食させる性質を持つものもある。このような腐食性ガスをポンプ2が排気すると、ポンプ2が腐食するおそれがある。また、処理ガスをポンプ2が排気するにつれて、反応副生成物がポンプ2内に次第に堆積することがある。このような反応副生成物は、ポンプロータの正常な回転を阻害してしまう。そこで、このような腐食性ガスによるポンプ2の腐食を防止するために、および/または反応副生成物の堆積を防止するために、パージガスがポンプ2に供給される。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置1を示す模式図である。この第2の実施形態は基本的に第1の実施形態と同じであるが、パージガス流路28に発電装置31が設けられている点で異なっている。この発電装置31は、図示しない羽根車およびこれに連結された発電機を備えており、パージガス流路28を流れるパージガスが羽根車を回転させることによって発電機が駆動されるようになっている。この発電装置31は電力伝達線33を介してポンプ制御部10に接続されており、発電装置31によって発電された電力は電力伝達線33を介してポンプ制御部10に供給されるようになっている。
図5は、発電装置31、電源部11、およびポンプ制御部10の配線図である。発電装置31と電源部11とは互いに並列に接続されている。発電装置31から電源部11に電流が流れないようにダイオードD1が設けられている。同様に、電源部11から発電装置31に電流が流れないようにダイオードD3が設けられている。発電装置31の出力電圧V3は、電源部11の出力電圧V1よりも小さく設定されている。したがって、電源部11が電圧V1をポンプ制御部10に印加しているときは、発電装置31からポンプ制御部10には電力は供給されない。第1の実施形態と同様に、停電などによりAC電源12からの電力供給が停止されたときにのみ、発電装置31からポンプ制御部10に電力が供給される。
発電装置31の出力電圧V3を電源部11の出力電圧V1よりも大きく設定してもよい。この場合は、通常の運転時では発電装置31からポンプ制御部10に電力が供給される。パージガスの供給が停止されたときにのみ、電源部11からポンプ制御部10に電力が供給される。
図6に示すように、発電装置31によって生成された電力を蓄えるための蓄電池26を設けてもよい。この蓄電池26は発電装置31および電源部11に並列に接続されている。したがって、発電装置31の出力電圧、電源部11の出力電圧、および蓄電池26の出力電圧のうちの最も高い電圧がポンプ制御部10に印加される。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るドライ真空ポンプ装置1を示す模式図である。この第3の実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせたものである。すなわち、図7に示すように、ドライ真空ポンプ装置1は、冷却水流路21を流れる冷却水によって駆動される第1の発電装置23と、パージガス流路28を流れるパージガスによって駆動される第2の発電装置31とを備えている。これら第1の発電装置23および第2の発電装置31は、それぞれ第1の電力伝達線24および第2の電力伝達線33を介してポンプ制御部10に接続されている。
図8は、第1の発電装置23、第2の発電装置31、電源部11、およびポンプ制御部10の配線図である。第1の発電装置23、第2の発電装置31、および電源部11は互いに並列に接続されている。第1の発電装置23および第2の発電装置31から電源部11に電流が流れないようにダイオードD1が設けられている。同様に、電源部11から第1の発電装置23に電流が流れないようにダイオードD2が設けられ、電源部11から第2の発電装置31に電流が流れないようにダイオードD3が設けられている。
第1の発電装置23の出力電圧V2および第2の発電装置31の出力電圧V3は、電源部11の出力電圧V1よりも小さく設定されている。したがって、電源部11が電圧V1をポンプ制御部10に印加しているときは、第1の発電装置23および第2の発電装置31からポンプ制御部10には電力は供給されない。第1および第2の実施形態と同様に、停電などによりAC電源12からの電力供給が停止されたときにのみ、第1の発電装置23または第2の発電装置31からポンプ制御部10に電力が供給される。第1の発電装置23の出力電圧V2および第2の発電装置31の出力電圧V3は、同じに設定されてもよく、または異なってもよい。
図9に示すように、第1の発電装置23および第2の発電装置31によって生成された電力を蓄えるための蓄電池26を設けてもよい。この蓄電池26は第1の発電装置23、第2の発電装置31、および電源部11に並列に接続されている。したがって、第1の発電装置23の出力電圧、第2の発電装置31の出力電圧、電源部11の出力電圧、および蓄電池26の出力電圧のうちの最も高い電圧がポンプ制御部10に印加される。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 ドライ真空ポンプ装置
2 ポンプ
3 モータ
6 モータドライバ
10 ポンプ制御部
11 電源部
12 AC電源
21 冷却水流路
22 冷却水流量計
23 発電装置(第1の発電装置)
24 電力伝達線
26 蓄電池
28 パージガス流路
30 パージガス流量計
31 発電装置(第2の発電装置)
33 電力伝達線

Claims (12)

  1. 排気を行うポンプと、
    前記ポンプを回転駆動させるモータと、
    前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、
    前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、
    AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、
    前記ポンプ、前記モータ、および前記モータドライバのうちの少なくとも1つを冷却するための冷却水が流れる冷却水流路と、
    前記冷却水流路を流れる前記冷却水によって駆動される発電装置と、
    前記発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置。
  2. 前記発電装置と前記電源部とは互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のドライ真空ポンプ装置。
  3. 前記発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のドライ真空ポンプ装置。
  4. 前記電源部、前記発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のドライ真空ポンプ装置。
  5. 排気を行うポンプと、
    前記ポンプを回転駆動させるモータと、
    前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、
    前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、
    AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、
    前記ポンプに接続されたパージガス流路と、
    前記パージガス流路を流れるパージガスによって駆動される発電装置と、
    前記発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置。
  6. 前記発電装置と前記電源部とは互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のドライ真空ポンプ装置。
  7. 前記発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする請求項5または6に記載のドライ真空ポンプ装置。
  8. 前記電源部、前記発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項7に記載のドライ真空ポンプ装置。
  9. 排気を行うポンプと、
    前記ポンプを回転駆動させるモータと、
    前記モータの回転速度を制御するモータドライバと、
    前記モータドライバを制御するポンプ制御部と、
    AC電源からの交流電力を直流電力に変換し、変換された前記直流電力を前記ポンプ制御部に供給する電源部と、
    前記ポンプ、前記モータ、および前記モータドライバのうちの少なくとも1つを冷却するための冷却水が流れる冷却水流路と、
    前記冷却水流路を流れる前記冷却水によって駆動される第1の発電装置と、
    前記ポンプに接続されたパージガス流路と、
    前記パージガス流路を流れるパージガスによって駆動される第2の発電装置と、
    前記第1の発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための第1の電力伝達線と、
    前記第2の発電装置によって生成された電力を前記ポンプ制御部に供給するための第2の電力伝達線とを備えたことを特徴とするドライ真空ポンプ装置。
  10. 前記電源部、前記第1の発電装置、および前記第2の発電装置は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項9に記載のドライ真空ポンプ装置。
  11. 前記第1の発電装置および前記第2の発電装置によって生成された電力を蓄える蓄電池をさらに備えたことを特徴とする請求項9または10に記載のドライ真空ポンプ装置。
  12. 前記電源部、前記第1の発電装置、前記第2の発電装置、および前記蓄電池は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項11に記載のドライ真空ポンプ装置。
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JP2019148176A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 株式会社荏原製作所 真空ポンプシステム、および真空ポンプシステムの制御方法

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