JP2014151707A - 変速機のシフト操作装置 - Google Patents

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隆一 奥本
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康則 竹内
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尚孝 西川
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】より好適にシフトレバーの支持を行うことのできる変速機のシフト操作装置を提供する。
【解決手段】シートソケット11は、その内部に設けられたシート22の内球面でシフトレバー12の基端部分に設けられたボールスタッド13の外球面を受けることで、シフトレバー12を傾動可能に支持している。こうしたシフトレバー12の支持構造において、ボールスタッド13の外球面とシート22の内球面との接触を、シフトレバー12の先端側に位置する側の径がもう一方の側の径よりも大きくされた2つの円(C1,C2)上での線接触とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、シフトレバーの基端部分に設けられた外球面をシートの内球面で受けることでシフトレバーが傾動可能に支持された変速機のシフト操作装置に関する。
従来、特許文献1に見られるような、球面滑り軸受によりシフトレバーを傾動可能に支持した構成の変速機のシフト操作装置が知られている。
図5に、こうした従来のシフト操作装置のシフトレバー支持構造の構成を示す。同図に示すように、シフトレバー50の基端部分には、球形のボールスタッド51が設けられている。そして、このボールスタッド51の外球面を、軸受部材であるシートソケット52の内部に設けられたシート53の内球面で受けることで、シフトレバー50が傾動可能に支持されている。
特開2012−131305号公報
図6に示すように、部品形状のばらつき等による接触位置や摺動抵抗の変化を抑えるため、ボールスタッド51の外球面の半径R10よりもシート53の内球面の曲率半径R11を大きくして、外球面と内球面との接触を、2つの円(接触円C10,C11)上での線接触とすることが考えられる。ボールスタッド51の支持バランスを考えると、このときの線接触(接触円C10,C11)の位置は、外球面の中心Oから見たときの内球面の赤道面Eからの角度θ10,θ11がそれぞれ45度となる位置とすることになる。なお、赤道面Eは、外球面の中心O及び接触円C10,C11の円心を通る内球面の中心軸に直交し、かつ外球面の中心Oを通る平面である。
一方、変速機のシフト操作装置では、一定のシフトレバーの操作範囲(傾動範囲)を確保する必要がある。ところが、上記の場合、少なくとも接触円C10の位置まではシート53を延設する必要があり、シート53との干渉のため、シフトレバー50の操作範囲が制限されてしまう。また、シフトレバー50に対する荷重の加わり方によっては、上記のような接触態様では、その荷重をシート53で適切に受けることができず、シフトレバー50の支持強度を十分に確保できなくなることがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、より好適にシフトレバーの支持を行うことのできる変速機のシフト操作装置を提供することにある。
上記課題を解決する変速機のシフト操作装置は、シフトレバーの基端部分に設けられた外球面をシートの内球面で受けることでシフトレバーが傾動可能に支持された変速機のシフト操作装置において、上記外球面と上記内球面との接触を、径の異なる2つの円上での線接触としている。
上記構成では、シフトレバーの基端部分に設けられた外球面と、これを受ける内球面シートが、径の異なる2つの円上で線接触される。そのため、シフトレバーに対する荷重の加わり方に応じて適切にシフトレバーを支持することが可能となる。
さらに、上記のように構成された変速機のシフト操作装置において、外球面と内球面との線接触がなされる2つの円のうち、シフトレバーの先端側に位置する円の径を、もう一方の円の径よりも大きくすれば、シフトレバーが突き出されるシートの開口を大きくして、シフトレバーの操作範囲を広げられるようにもなる。なお、こうした円径の設定は、例えば、それら2つの円の中心を通る直線を内球面の中心軸とし、その中心軸に直交し、かつ外球面の中心を通る平面を前記内球面の赤道面としたとき、以下の(a)〜(d)のすべてを満すように内球面を形成することで実現できる。
(a)内球面の赤道面よりもシフトレバー先端側の部分を、外球面の中心に対して赤道面よりもシフトレバー基端側、かつ中心軸よりも遠方に偏倚した位置を中心とする第1の円弧を中心軸回りに回転して得られる形状に形成する。
(b)内球面の赤道面よりもシフトレバー基端側の部分を、外球面の中心に対して赤道面よりもシフトレバー先端側、かつ中心軸よりも遠方に偏倚した位置を中心とする第2の円弧を中心軸回りに回転して得られる形状に形成する。
(c)第1及び第2の円弧の半径を同じとする。
(d)赤道面からの距離が第2の円弧の中心よりも短く、中心軸からの距離が第2の円弧の中心よりも長くなるように、第1の円弧の中心の位置を設定する。
上記課題を解決するもう一つの変速機のシフト操作装置は、シフトレバーの基端部分に形成された外球面をシートの内球面で受けることでシフトレバーが傾動可能に支持された変速機のシフト操作装置において、上記外球面と上記内球面との接触を、外球面の中心を挟んでシフトレバーの先端側及び基端側にそれぞれ位置される2つの円上での線接触とするとともに、外球面の中心及び円心を通る直線に直交するとともに外球面の中心を通る平面と、外球面の中心及び円周上の一点を通る直線とがなす角度を、シフトレバーの先端側に位置される円よりもシフトレバーの基端側に位置される円の方が小さくなるようにしている。
上記構成では、外球面と内球面との線接触がなされる2つの円のうち、シフトレバーの先端側に位置する円の径が、もう一方の円の径よりも大きくなる。そのため、シフトレバーの支持強度の確保と、シフトレバーの操作範囲の確保との両立を図ることができる。
変速機のシフト操作装置の一実施形態についてその斜視分解構造を示す図。 同実施形態のシフト操作装置に設けられるゲードパネルの平面構造を示す図。 同実施形態のシフト操作装置に採用されるシフトレバー支持構造の側部断面構造を示す図。 同実施形態のシフト操作装置に設けられるシートソケットの側部断面構造を外球面、内球面の曲率差を誇張して示した図。 従来の変速機のシフト操作装置の側部断面構造を示す図。 同従来の変速機のシフト操作装置に採用されるシフトレバー支持構造の側部断面構造を示す図。
以下、変速機のシフト操作装置の一実施形態を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。本実施形態のシフト操作装置は、運転者のシフトレバーの操作に応じて、車両用の自動変速機のシフト操作を行うように構成されている。なお、本実施形態のシフト操作装置は、シフトレバーが重力方向上側に突き出されるように、車室のフロアに設置される。
図1に示すように、シフト操作装置は、台座となるベースプレート10を備えている。ベースプレート10は、車室のフロアにボルト等によって固定される。ベースプレート10には、略円筒形状の取付穴10aが形成されている。そして、この取付穴10aには、略円筒形状に形成されたシートソケット11が取り付けられている。
シートソケット11には、シフトレバー12の基端部分に設けられた、球形のボールスタッド13が係合される。そして、シフトレバー12は、ボールスタッド13を球軸とし、シートソケット11を軸受部材とする球面滑り軸受により、ベースプレート10に対して傾動可能に支持されている。なお、ボールスタッド13には、運転者後方に突き出すようにセレクト軸13aが設けられている。
また、シフトレバー12には、コントロールレバー14が一体となって傾動可能に設けられている。コントロールレバー14には、シフトケーブル15が連結されている。そして、シフトレバー12は、そのシフトケーブル15を通じて自動変速機に連結されている。
図2は、シフトレバー12の傾動を案内するシフトゲート17の一例を示している。同図に示されるシフトゲート17には、シフトレバー12を案内する操作路として、シフト操作路19、マニュアル操作路20、セレクト操作路21の3つの操作路が形成されている。シフト操作路19は、階段状に折れ曲がりつつ、運転者の前後方向(以下、シフト方向と記載する)に延伸されている。また、マニュアル操作路20は、シフト操作路19の図中右側方において、シフト方向に直線状に延伸されている。そして、シフト操作路19とマニュアル操作路20とは、運転者の左右方向(以下、セレクト方向と記載する)に延伸されたセレクト操作路21を通じて連結されている。
シフト操作路19には、シフトレバー12の操作位置として、運転者の前方側から順に、パーキング操作位置(P)、リバース操作位置(R)、ニュートラル操作位置(N)、ドライブ操作位置(D)、及びロー操作位置(L)の5つの操作位置が設定されている。また、マニュアル操作路20には、運転者の前方側から順に、アップシフト操作位置(+)、マニュアル操作位置(M)及びダウンシフト操作位置(−)の3つの操作位置が設定されている。そして、セレクト操作路21は、シフト操作路19のドライブ操作位置(D)とマニュアル操作路20のマニュアル操作位置(M)とを繋ぐように形成されている。
以上のように構成された本実施形態のシフト操作装置では、シフト操作路19に沿ってシフトレバー12を操作すると、シフトケーブル15を通じてその操作が自動変速機に伝達される。そして、操作によって位置されたシフトレバー12の操作位置に応じて、自動変速機のシフト操作が行われる。
一方、セレクト操作路21に沿ってドライブ操作位置(D)からマニュアル操作位置(M)にシフトレバー12を操作すると、運転者がより自由に自動変速機の変速操作を行うことが可能なマニュアル操作モードに遷移する。マニュアル操作モードでは、マニュアル操作路20に沿ってマニュアル操作位置(M)からアップシフト操作位置(+)にシフトレバー12が操作されると、そのときの車両の走行状況に鑑みて許容される限りにおいて、自動変速機の変速段が一段だけ上げられる。また、マニュアル操作位置(M)からダウンシフト操作位置(−)にシフトレバー12が操作されると、そのときの車両の走行状況に鑑みて許容される限りにおいて、自動変速機の変速段が一段だけ下げられる。
こうしたマニュアル操作モードでのアップシフト操作位置(+)、ダウンシフト操作位置(−)へのシフトレバー12の操作は、シフトレバー12のボールスタッド13に設けられたセレクト軸13aが図示しないセレクトスイッチをプッシュ操作することで検知される。なお、このときのセレクト軸13aには、アップシフト操作位置(+)、ダウンシフト操作位置(−)に操作されたシフトレバー12をマニュアル操作位置(M)に自動的に復動させるための力が印加されるようにもなっている。
続いて、こうしたシフト操作装置におけるシフトレバー12の支持構造の詳細を説明する。
図3に示すように、シートソケット11の内部には、シフトレバー12のボールスタッド13の外球面を受ける、内球面形状のシート22が形成されている。シート22の図中上部には、円形状の開口23が形成され、この開口23を通じてシフトレバー12が突き出されている。
こうしたシート22の内球面の曲率半径は、ボールスタッド13の外球面の曲率半径よりも大きくされている。そして、これにより、ボールスタッド13の外球面とシート22の内球面との接触が、ボールスタッド13の中心Oを挟んでシフトレバー12の先端側及び基端側にそれぞれ位置される2つの円(C1,C2)上での線接触とされている。
以下の説明において、ボールスタッド13の外球面と接触する2つの円(C1,C2)の円心o1,o2を通る直線をシート22の内球面の「中心軸L」と記載し、その中心軸Lに直交し、かつボールスタッド13の外球面の中心Oを通る平面をシート22の内球面の「赤道面E」と記載する。また、シート22の内球面における赤道面Eよりもシフトレバー12の先端側の半球をシート22の内球面の「上半球」と記載し、赤道面Eよりもシフトレバー12の基端側の半球をシート22の内球面の「下半球」と記載する。さらに、上半球におけるボールスタッド13の外球面に対するシート22の内球面の接触線を「上側接触円C1」と記載し、下半球におけるボールスタッド13の外球面に対するシート22の内球面の接触線を「下側接触円C2」と記載する。
本実施形態のシフト操作装置では、ボールスタッド13の中心O及び上側接触円C1の円周上の一点を通る直線L1と赤道面Eとがなす角度θ1が、ボールスタッド13の中心O及び下側接触円C2の円周上の一点を通る直線L2と赤道面Eとがなす角度θ2よりも小さくなるように、シート22の内球面が形成されている。そのため、このシフト操作装置では、上側接触円C1の半径r1が下側接触円C2の半径r2よりも大きくなっている。ちなみに、このシフト操作装置では、角度θ2は45度とされ、角度θ1はそれよりも小さい角度とされている。
次に、こうした態様でボールスタッド13と接触するシート22の内球面の形状について説明する。
図4は、中心軸Lを通る平面における、シートソケット11の断面形状を示している。なお、同図では、ボールスタッド13の外球面とシート22の内球面との曲率の差を実際よりも誇張して示している。
同図に示されるように、シート22の内球面は、厳密には完全な球面ではなく、以下のような形状とされている。すなわち、シート22の内球面の上半球は、ボールスタッド13の外球面の中心Oに対して、赤道面Eよりもシフトレバー12の基端側(図中下側)、かつ中心軸Lよりも遠方に偏倚した位置を中心O1とする円弧a1(第1の円弧)を、中心軸L回りに回転して得られる形状とされている。また、シート22の下半球は、ボールスタッド13の外球面の中心Oに対して、赤道面Eよりもシフトレバー12の先端側(図中上側)、かつ中心軸Lよりも遠方に偏倚した位置を中心O2とする円弧a2(第2の円弧)を、中心軸L回りに回転して得られる形状とされている。
ちなみに、本実施形態では、円弧a1の半径R1と円弧a2の半径R2が同じとなるようにシート22の内球面が形成されている。そして、赤道面Eからの距離が円弧a2の中心O2よりも短く、中心軸Lからの距離が円弧a2の中心O2よりも長くなるように、円弧a1の中心O1の位置を設定することで、上側接触円C1を赤道面Eのより近くに位置させている。
続いて、こうした本実施形態のシフト操作装置の作用を説明する。
単純に、ボールスタッド13の支持のバランスのみを考慮した場合、上側接触円C1の赤道面Eからの角度θ1、下側接触円C2の赤道面Eからの角度θ2を共に45度とすることになる。しかしながら、そうした場合には、少なくとも、そのときに上側接触円C1が位置する、赤道面Eから上方に45度の位置までは、シート22を延伸しなければならなくなり、その分、開口23の径φが小さくなって、シフトレバー12の操作範囲が狭まってしまう。その点、本実施形態では、上側接触円C1が赤道面Eの近くに位置されているため、開口23の径φを大きく取ることが可能となり、シフトレバー12の操作範囲を大きく取ることができる。
また、シート22に対してシフトレバー12が重力方向上方に突き出すように設けられている場合には、シフトレバー12の自重による荷重がシート22に常時加わるようになる。このときのシート22は、そうした荷重を下側接触円C2の部分で受けることになる。ここで、下側接触円C2が赤道面Eに近い位置に設定されていれば、荷重がシート22に対して浅い角度で加わるため、シフトレバー12の自重による荷重をシート22で適切に受けることが困難となる。その点、本実施形態のシフト操作装置では、下側接触円C2が赤道面Eから十分に離れた位置に設定されているため、シート22がそうした荷重をより垂直に近い角度で受けるようになる。
さらに、シフトレバー12の操作時には、シフトレバー12全体がその操作の方向に押され、シート22の内球面の中心軸Lに直交する方向の荷重がボールスタッド13に加えられる。このとき、赤道面Eにより近い位置に位置された上側接触円C1では、シート22がそうした荷重をより垂直に近い角度で受けるようになる。
以上説明した本実施形態の変速機のシフト操作装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ボールスタッド13に対するシート22の内球面の上半球側における線接触(上側接触円C1)の径が下半球側における線接触(下側接触円C2)の径よりも大きくされているため、シフトレバー12の操作範囲を大きく取ることができる。
(2)開口23に近い、シート22の内球面における上側接触円C1の位置が赤道面Eに近いため、シフトレバー12の操作時に加わる荷重に対してのボールスタッド13の支持強度をより好適に確保することができる。
(3)重力方向下方に位置される、シート22の内球面における下半球側の線接触(下側接触円C2)の位置については、赤道面Eに近づけられていないため、シフトレバー12の自重による荷重に対してのボールスタッド13の支持強度を好適に確保することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、下側接触円C2の赤道面Eからの角度θ2を45度としていたが、その角度の大きさは適宜変更しても良い。いずれにせよ、下側接触円C2の赤道面Eからの角度θ2が上側接触円C1よりも大きくなっていれば、シフトレバー12の支持強度を確保しつつ、シフトレバー12の操作範囲を広く取ることが可能となる。
・上記実施形態では、上側接触円C1の径を下側接触円C2の径よりも大きくするようにしていたが、シフト操作装置の構成によっては、下側接触円C2の径を上側接触円C1の径よりも大きくすることで、シフトレバーの支持をより好適に行うことができる場合がある。例えば、シフトレバー12の突き出し方向に対するプリテンションがボールスタッド13に印加されている場合には、上側接触円C1の径を小さくして、その位置を赤道面Eから離すことで、そのプリテンションをより好適にシート22で受けられるようになる。その一方で、下側接触円C2の径を小さくして、その位置を赤道面Eに近づければ、シフトレバー12の操作時に加わる中心軸Lに直交する方向の荷重をより好適にシート22で受けられるようになる。
・上記実施形態では、ボールスタッド13の外球面の中心Oから偏倚した位置を中心とする円弧の中心軸L回りの回転体としてシート22の内球面の上半球及び下半球をそれぞれ形成することで、ボールスタッド13の外球面に対するシート22の内球面の接触を、径の異なる2つの円上での線接触としていた。それ以外の形状に内球面を形成することで、そうした形態での接触を実現することもできる。例えばシート22の内球面を、中心軸Lの延伸方向を長径とする楕円球とし、その楕円球の中心をボールスタッド13の外球面に対して中心軸Lの延伸方向に偏倚した位置に設定することでも、同様の接触態様とすることができる。いずれにせよ、中心軸Lを通る平面の上側接触円C1及び下側接触円C2の位置におけるシート22の内球面の曲率中心の赤道面E及び中心軸Lからの距離をそれぞれ異ならせれば、上側接触円C1及び下側接触円C2を異なる径とすることができる。そして、上記平面の上側接触円C1の位置におけるシート22の内球面の曲率中心の赤道面Eからの距離が下側接触円C2の位置における同距離よりも短く、且つ同平面の上側接触円C1の位置におけるシート22の内球面の曲率中心の中心軸Lからの距離が下側接触円C2の位置における同距離よりも長くなるようにすれば、上側接触円C1の径を下側接触円C2の径よりも大きくすることができる。
・シフトゲート17のパターンやシフトレバー12と自動変速機との連結構造など、シフトレバー12の支持構造以外の構成は、任意に変更しても良い。いずれにせよ、シフトレバー12の基端部分に設けられた球軸の外球面とそれを受けるシート22の内球面との接触が、径の異なる2つの円上での線接触とされていれば、より好適なシフトレバーの支持が可能となる。
10…ベースプレート、10a…取付穴、11…シートソケット、12…シフトレバー、13…ボールスタッド、13a…セレクト軸、14…コントロールレバー、15…シフトケーブル、17…シフトゲート、19…シフト操作路、20…マニュアル操作路、21…セレクト操作路、22…シート、23…開口。

Claims (4)

  1. シフトレバーの基端部分に設けられた外球面をシートの内球面で受けることで前記シフトレバーが傾動可能に支持された変速機のシフト操作装置において、
    前記外球面と前記内球面との接触が、径の異なる2つの円上での線接触とされてなる
    ことを特徴とする変速機のシフト操作装置。
  2. 前記2つの円のうち、前記シフトレバーの先端側に位置する円の径が、もう一方の円の径よりも大きくされてなる
    請求項1に記載の変速機のシフト操作装置。
  3. 前記2つの円の中心を通る直線を前記内球面の中心軸とし、その中心軸に直交し、かつ前記外球面の中心を通る平面を前記内球面の赤道面としたとき、
    前記内球面の前記赤道面よりも前記シフトレバーの先端側の部分が、前記外球面の中心に対して前記赤道面よりも前記シフトレバーの基端側、かつ前記中心軸よりも遠方に偏倚した位置を中心とする第1の円弧を前記中心軸回りに回転して得られる形状に形成され、
    前記内球面の前記赤道面よりも前記シフトレバーの基端側の部分が、前記外球面の中心に対して前記赤道面よりも前記シフトレバーの先端側、かつ前記中心軸よりも遠方に偏倚した位置を中心とする第2の円弧を前記中心軸回りに回転して得られる形状に形成されてなり、
    前記第1及び第2の円弧の半径が同じとされ、かつ前記赤道面からの距離が前記第2の円弧の中心よりも短く、前記中心軸からの距離が前記第2の円弧の中心よりも長くなるように、前記第1の円弧の中心の位置が設定されてなる
    請求項2に記載の変速機のシフト操作装置。
  4. シフトレバーの基端部分に形成された外球面をシートの内球面で受けることで前記シフトレバーが傾動可能に支持された変速機のシフト操作装置において、
    前記外球面と前記内球面との接触が、前記外球面の中心を挟んで前記シフトレバーの先端側及び基端側にそれぞれ位置される2つの円上での線接触とされるとともに、
    前記外球面の中心及び円心を通る直線に直交するとともに前記外球面の中心を通る平面と、前記外球面の中心及び円周上の一点を通る直線とがなす角度が、前記シフトレバーの先端側に位置される円よりも前記シフトレバーの基端側に位置される円の方が小さくされてなる
    ことを特徴とする変速機のシフト操作装置。
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