JP2014151627A - ベルト成型装置、ベルト成型方法、タイヤの製造方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状材料のベルト成型ドラムへの貼付処理に伴う帯状材料の廃棄量を抑制し、ベルト成型工程の効率を向上させる。
【解決手段】
供給部から供給される帯状材料10を追い継ぎしながらベルト成型ドラム30に貼り付けてタイヤのベルトを成型するベルト成型装置1であって、材料切れ判定部106と、帯状材料の追い継ぎによる連結部のベルト成型ドラム30における貼付位置を取得する貼付位置取得部107と、材料切れが判定されたとき、連結部がベルト成型ドラム30の貼付可能領域に入るか否か判定する貼付位置判定部109と、帯状材料10の連結部がベルト成型ドラム30の貼付不可能領域に入ると判定されたとき、前記連結部が位置をベルト成型ドラム30の貼付可能領域に入るように制御する貼付位置制御部110と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明はベルト成型装置、ベルト成型方法、タイヤの製造方法及びプログラムに関する。
タイヤには種々のベルト層が備えられている。例えば、高速転動時には大きな遠心力が加わるため、トレッド部がタイヤ径方向外側へ向けて伸長する。そこでこれを抑制するため、互いに交差するナイロンコードが埋設される2層のベルト層と、ベルト層のタイヤ径方向外側にタイヤ赤道線と略平行で螺旋状に巻かれる周方向コードが埋設されるスパイラルベルト層が用いられている。
スパイラルベルト層は、一般にケブラー、ナイロンなどの単線又は複線の有機繊維で構成されたコード(ここでは生コードという)にゴムをコーティングするインシュレーション工程、及び成型工程を経て製造される。成型工程では、後述するように台車上の巻取リール(ボックスロール)からコーティングされたコードを巻き出し、ベルト成型ドラム上に周方向に平行な方向でスパイラル状に巻き付ける。
図6Aは特許文献に記載されたものではないが、従来のスパイラルベルト成型装置1全体を概略的に示した図であり、図6Bはこのスパイラルベルト成型装置1で使用される生コードCとスパイラルベルト10を示す図である。
スパイラルベルト成型装置1は、帯状材料(ここではスパイラルベルト材料;以下単にスパイラルベルト10という)と、スパイラルベルト10を巻き取った巻取リール12を供えた台車14と、台車14から巻き戻した(又は巻き出した)スパイラルベルト10を引き出し案内するガイドロール16と、ガイドロール16の下流側に配置されたフェスツーン20と、フェスツーン20で長さ調整されたスパイラルベルト10をベルト成型ドラム、ここではBT(ベルト・トレッド)ドラム30と、スパイラルベルト10をBTドラム30に貼り付ける貼付ヘッド35とから成っている。
BTドラム30は、図示しない回転駆動機構により駆動されてドラム軸32の回りで回転し、貼付ヘッド35は、これも図示しない駆動機構により、BTドラム30のドラム軸32に沿って、つまり紙面に垂直に往復動する。
スパイラルベルト10のBTドラム30への貼付に際しては、台車14に装備された巻取リール12から巻き出された(巻き戻された)スパイラルベルト10は、ガイドロール16に案内されてフェスツーン20に至り、フェスツーン20で所定長に調整が行われた後、貼付ヘッド35からBTドラム30上に貼り付けられる。
図7は、BTドラム30上に貼り付けられたスパイラルベルト10の正面図である。また、図8は、図7のBTドラム30上に示す、貼付ヘッド35によるスパイラルベルト10の貼付位置の軌跡を拡大して示した図である。
図示するように、貼付ヘッド35は、回転するBTドラム30にそのドラム軸32に沿って、まず、貼付中心位置(CL線上位置)を貼付開始位置としてスパイラルベルト10の貼付を開始する。貼付ヘッド35は貼付開始後図示例では右方に向かってタイヤの幅方向端部まで移動し、そこで反転して左側に向かって貼付中心位置に戻ると、そこからそのまま右側と等距離だけ進み、そこで逆転して再び貼付中心位置に戻り、今度はそこから前回より少し短い距離だけ移動した後、反転して前回と同様に中心位置から等距離進み、そこで反転する動作を繰り返しながら、つまりBTドラム30の幅方向の移動距離を狭めながら前記往復動を繰り返しBTドラム30上でタイヤのスパイラルベルト層を成型していく。
このスパイラルベルト10のBTドラム30への貼付に当たり、台車14の巻取リール12に最初に装備されたスパイラルベルト10に対して、次の台車14のスパイラルベルト10と追い継ぎをしながらBTドラム30に貼り付けていく。
即ち、最初に台車14の巻取リール12に所定長さ(例えばタイヤ2本分の長さとして2550m)のスパイラルベルト10を装備して、タイヤ所定本数(例えばタイヤ2本分)の貼付が完了したとき、台車14の巻取リール12のスパイラルベルト残量がゼロになるようにして、その段階で、次の台車14をセットして、次の台車14のスパイラルベルト10の始端と前の台車14のフェスツーン20の上流側にあるスパイラルベルト10の終端を連結(ジョイント)する。これにより、前の台車14のスパイラルベルト10を使って次の台車14からスパイラルベルト10を引き出しながら貼付を行うことができる。
ところで、スパイラルベルト10をBTドラム30に貼り付けるに当たり、タイヤのスパイラルベルト貼付領域(スパイラルベルトレイヤー)には、継ぎ目(連結部)を貼り付けてもよい領域(以下、貼付可能領域という)と、貼り付けてはならない領域(以下、貼付不可能領域という)とがある。即ち、図8に示すように、タイヤのトレッド幅方向中央部は貼付可能領域であり、タイヤのトレッド幅方向端部付近は貼付不可能領域である。
そこで、従来は、スパイラルベルト10の貼付に当たって、連結部がスパイラルベルト貼付領域内に一切入らないようにして、この問題に対応してきている。
即ち、台車14の巻取リール12から巻き出されたスパイラルベルト10が無くなると、スパイラルベルト成型装置1を停止し、自動又は手動で台車14から巻き出されたスパイラルベルト(前のスパイラルベルト)10の終端と、次の台車14の次のスパイラルベルト10の先端とを連結する。スパイラルベルト10同士の連結後は、前のスパイラルベルト10に引っ張られるようにして次のスパイラルベルト10がフェスツーン20を経由してBTドラム30に送られる。この間、前のスパイラルベルト10はBTドラム30には一切貼り付けず、次のスパイラルベルト10が貼付ヘッド35に到達した段階で、次のスパイラルベルト10の貼付が始まる。そのため、次のスパイラルベルト10に連結された前のスパイラルベルト10は連結部を含めそのまま廃棄している。
したがって、この方法では、少なくともBTドラム30からフェスツーン20を経て台車14までの距離に相当する長さ分のスパイラルベルト10が廃棄され、その長さ分のスパイラルベルト10が台車14を変更するごとに累積されるため、大量の累積廃棄量が生じる。
なお、スパイラルベルト層の成型については、例えば特許文献1が知られているが、いずれも前記問題に対し解決策を与えるものではない。
特開2006−321473号公報
本発明は、帯状材料のベルト成型ドラムへの貼付処理に伴う帯状材料の廃棄量を抑制し、それによって帯状材料の貼付工程のタクトタイムを短縮して、ベルト成型工程の効率を向上させることを目的とする。
本願発明は、供給部から供給される帯状材料を追い継ぎしながらベルト成型ドラムに貼り付けてタイヤのベルトを成型するベルト成型装置であって、貼付中の材料切れの有無を判定する材料切れ判定部と、帯状材料の追い継ぎによる連結部のベルト成型ドラムにおける貼付位置を取得する貼付位置取得部と、材料切れ判定部で材料切れが判定されたとき、連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るか貼付不可能領域に入るか判定する貼付位置判定部と、貼付位置判定部により帯状材料の連結部がベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入ると判定されたとき、前記連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るように貼付位置を決定する貼付位置制御部と、を有するベルト成型装置である。
また、本願の他の発明は、供給部から供給される帯状材料を追い継ぎしながらベルト成型ドラムに貼り付けてタイヤのベルトを成型するベルト成型方法であって、貼付中材料切れの有無を判定する材料切れ判定工程と、帯状材料の追い継ぎによる連結部のベルト成型ドラムにおける貼付位置を取得する貼付位置取得工程と、材料切れ判定工程で材料切れが判定されたとき、連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るか貼付不可能領域に入るか判定する貼付位置判定工程と、貼付位置判定工程で帯状材料の連結部がベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入ると判定されたとき、前記連結部の位置がベルト成型ドラムの貼付可能領域になるように貼付位置を決定する貼付位置制御工程と、を有するベルト成型方法である。
本発明によれば、帯状材料のベルト成型ドラムへの貼付処理に伴う帯状材料の廃棄量を抑制することができ、それによって帯状材料の貼付工程のタクトタイムを短縮して、ベルト成型工程の効率を向上させることができる。
図1Aは、本発明の実施形態に係るスパイラルベルト成型装置を概略的に示す図であり、図1Bは、このスパイラルベルト成型装置で使用されるスパイラルベルトを示す図である。 本発明の実施形態に係るスパイラルベルト成型装置の制御部を概略的に示す機能ブロック図である。 図3Aは、貼付可・不可領域データ作成部による演算結果に基づき作成した経路図であり、図3Bはスパイラルベルトの残量、図3Cは残スパイラルベルトのうちの使用量をそれぞれ示す図である。 本発明の実施形態のスパイラルベルト成型装置の制御部の制御により行われる、スパイラルベルト層成型方法の手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態のスパイラルベルト成型装置の制御部の制御により行われる、スパイラルベルト層成型方法の手順を示すフロー図である。 従来のスパイラルベルト成型装置を概略的に説明する図である。 BTドラム上に貼り付けられたスパイラルベルトの正面図である。 図7のBTドラム上に示す、貼付ヘッドによるスパイラルベルトの貼付位置の軌跡を拡大して示した図である。
本発明をその実施形態について図面を参照して説明する。
図1Aは、本発明の実施形態として、ここではスパイラルベルト成型装置1を概略的に示す図であり、図1Bは、このスパイラルベルト成型装置1で使用されるスパイラルベルト10を示す図である。
本発明のスパイラルベルト成型装置1は、既に述べた従来のものと同様であるので、同様の部分には同様の符号を付して説明を省略する。ただ、本実施形態では、図1に示すように、生コードについては従来のように廃棄することはなく、事実上全てインシュレーション処理を行い、それを台車14の巻取リール12に巻き取る。また、スパイラルベルト10のBTドラム30への貼り付けに当たっては、スパイラルベルト10をBTドラム30に貼り付けたときに、スパイラルベルト10の終端、つまり連結部が成型されるタイヤのスパイラルベルトレイヤーのどの位置にくるかを予め求めておき、前記連結部が貼付不可能領域に入る場合は、連結部が貼付不可能領域に入らないように、連結部の位置の変更、つまり連結のタイミングを変更することで連結部の位置を変更する制御を行う。
以下、本実施形態に係る貼付位置制御について具体的に説明する。
図2は、本スパイラルベルト成型装置1の制御部100を概略的に示す機能ブロック図である。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101と、制御プログラムなどを格納したROM(Read Only Memory)102、プログラムやデータなどを一時的に記憶し、CPUのワーク用メモリとなるRAM(Random Access Memory)103で構成されるコンピュータから成り、スパイラルベルト10の巻出しを行うBTドラム30の回転駆動機構、及びスパイラルベルト10の貼付ヘッド35をBTドラム30のドラム軸32に沿って往復動制御する往復駆動機構や、スパイラルベルトを巻取リール12から引き出し、歩進させるための図示しないステッピングモータなどの駆動を制御する駆動制御部105と、貼付中のスパイラルベルト10の材料切れ(貼付開始時ベルト残量がレイヤー貼付量以下であるため、貼付中に材料が途切れること)の有無を判定する材料切れ判定部106と、スパイラルベルトの長さからその連結部の位置が、BTドラム30上のどの位置に入るか演算する貼付位置取得部107と、BTドラム30上の連結部の貼付可能領域と貼付不可能領域に基づき貼付可・不可領域データを作成する貼付可・不可領域データ作成部108と、連結部が貼付時にBTドラム30の貼付不可能領域に入るか貼付可能領域に入るかを判定する貼付位置判定部109と、貼付位置判定部109の判定結果、つまり、連結部が貼付不可能領域に入ると判定されたとき、連結部の貼付位置を、BTドラム30の貼付可能領域にするよう追い継ぎ位置、したがって貼付位置を制御する貼付位置制御部110を有する。
また、制御部100には、バスBを介して記憶手段であるNVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)104、例えば、操作ボックス又はタッチパネル式の入出力装置113が接続されている。入出力装置113からは、BTドラム30の周長、ドラム形状、SB(スパイラルベルト10)の厚みなどが入力され、NVRAM104に記憶される。
ここで、駆動制御部105、材料切れ判定部106、貼付位置取得部107、貼付可・不可領域データ作成部108、貼付位置判定部109、貼付位置制御部110は、いずれもコンピュータにプログラムを読み取らせることで実現するコンピュータの機能実現手段である。
制御部100のI/O部111には、台車14の巻取リール12のスパイラルベルト10の巻取量、フェスツーン20の高さ、巻出し量をそれぞれ計測する計測装置等の各種計測装置112が接続されている。
台車14へのスパイラルベルト10の巻取量は、スパイラルベルト10の巻取リール12の回転量を計測する回転計で計測し、また、台車14からのスパイラルベルト10の巻出し量は、台車14の巻出し部に近接して設けたガイドロール16に備えた回転計で計測する。
他方、フェスツーン20はその高さを計測する計測装置を備えており、この計測装置がフェスツーン20中のスパイラルベルト量を計測する。
制御部100の材料切れ判定部106は、入力された台車14のスタート時のスパイラルベルト10の巻取量と、スパイラルベルト10の巻出し量の計測データに基づき、台車14におけるスパイラルベルト残量を常時演算し、このスパイラルベルト残量、及びフェスツーン20(パスライン中のスパイラルベルトの長さを含む)を常時計測する装置からのデータを基に、現在貼付量、及び残り貼付必要量、から貼付中に材料切れが発生するか否か判定する。また、貼付可・不可領域データ作成部108は、上記データに加え、入出力装置113から入力された使用ドラムの周長、ドラム形状、スパイラルベルト厚み等のデータに基づき、スパイラルベルトの貼付時における各スパイラルベルト層毎の貼付可能又は貼付不可能領域を演算して貼付可・不可領域データを作成する。貼付位置判定部109は、作成した貼付可・不可領域データとスパイラルベルト10の終端位置データを比較して、連結部の位置がスパイラルベルトレイヤーのうちの貼付可能又は貼付不可能領域のいずれに入るか判定する。
貼付位置制御部110は、連結部が貼付不可能領域に入ると判定されたときに、台車14の残スパイラルベルト10を可能な限り使用し、かつ貼付可能領域に連結部が収まるポイントを演算して連結位置を決定し、駆動制御部105は、事前にマシン(スパイラルベルト成型装置1)を停止する制御を行う。
次に、以上で説明したスパイラルベルト成型装置1を用いたスパイラルベルト10の貼付について説明する。
(インシュレーション工程)
タイヤにスパイラルベルトレイヤーを形成する場合、まず、生コードCにインシュレーション処理を施してスパイラルベルト10を製造する。
本実施形態では、生コードCに可能な限り長くインシュレーション処理を施すことで生コードCの廃棄が生じないようにして、スパイラルベルト10を台車14の巻取リール12に巻き取る。その際に、既に述べたように、巻取リール12の回転量を計測する計測装置を取り付け、BTドラム30の周長、スパイラルベルト10の厚み等から巻取リール12に巻き取ったベルト量(台車巻量)を計測(カウント)する。
(スパイラルベルト貼付工程)
次に、台車14の巻取リール12に巻き取ったスパイラルベルト10を用いて、スパイラルベルト成型ドラム(ここではBTドラム30)に貼り付けるスパイラルベルト貼付工程について説明する。
本実施形態において、スパイラルベルト10のBTドラム30への貼付は、従来と同様貼付ヘッド35によって行い、その貼付手順自体は従来と変わらない。また、タイヤに形成するスパイラルベルトレイヤーに貼付可能領域と貼付不可能領域があることは既に述べたとおりであるが、貼付可能領域はタイヤサイズ毎にドラムセンターラインCLから左右に一定の距離が定められている。そこで、本実施形態では、既に述べたように、貼付中のスパイラルベルト10の終端、つまり連結部が貼付可能領域に入るか貼付不可能領域に入るかを事前に判別しておく。その上で、スパイラルベルト10の貼り付けに当たり、スパイラルベルトレイヤーにおける貼付不可能領域にスパイラルベルト10の連結部が入らないようにする。
即ち、制御部100の貼付可・不可領域データ作成部108は、まず、使用するドラム形状、スパイラルベルト10の厚み等から貼付可能領域と、貼付不可能領域の境界となる各ポイントがスパイラルベルト貼付開始位置から何メートルの地点になるかを演算して貼付可・不可領域データを得、その結果をNVRAM104に記憶させておく。
図3Aは、この貼付可・不可領域データ作成部108による演算結果に基づき作成した経路図、つまり、貼付対象となるBTドラム30上におけるスパイラルベルト10の貼付位置について、図7又は図8を参照して貼付可・不可領域データ作成部108が作成した貼付可能領域と貼付不可能領域とを区別した経路図である。この経路図は、1本のタイヤのスパイラルベルトレイヤーの全長のうち、どの範囲が貼付可能領域(図中、「OK」で表す)で、どの範囲が貼付不可能領域(図中、「NG」で表す)であるかを示している。図3Bはスパイラルベルト10の残量、図3Cは残スパイラルベルト10のうちの使用量をそれぞれ示す図である。
次に、材料切れ判定部106は、スパイラルベルト10のBTドラム30への貼付開始時におけるスパイラルベルト残量を演算する。ここで、スパイラルベルト残量は(スパイラルベルト残量=台車残量+フェスツーン中蓄積量(スパイラルベルトパスライン中の量を含む))で表される。なお、スパイラルベルト残量は、台車14の巻出し位置に隣接したガイドロール16に備えた回転計で、スパイラルベルト10の台車14の巻取リール12から巻き出した量を計測しているので、最初の貼付量−巻出し量でも求めることができる。
ここで、材料切れ判定部106は、貼付開始時ベルト残量とレイヤー(スパイラルベルトレイヤー)貼付量とを比較して、貼付開始時ベルト残量>レイヤー貼付量のときは、レイヤー貼付中にスパイラルベルト10の終端(連結部)が貼付不可能領域に入ることはないから、材料切れは発生しないと判定し、レイヤー貼付完了までそのまま貼付を行う。
貼付開始時ベルト残量≦レイヤー貼付量のときは、材料切れ判定部106はスパイラルベルト10のBTドラム30への貼付中に連結部が貼付不可能領域に入るか入る可能性がある。そのため、材料切れ判定部106は、材料切れが発生すると判定する。貼付位置判定部109は、この結果に基づきスパイラルベルト残量から使用中(前の)台車と次の台車との追い継ぎ(連結)位置(台車残量ゼロになったときのスパイラルベルト終端位置)がスパイラルベルトレイヤー中の貼付不可能領域に入るか否かを判定する。
この判定は、貼付対象となるBTドラム30上におけるスパイラルベルト10の貼付経路について、貼付可・不可領域データ作成部108で作成した図3Aの貼付可能領域と貼付不可能領域とを区別した経路図のデータと、現在のスパイラルベルト残量からみたその終端位置とを比較することで行う。
貼付位置判定部109の判定の結果、連結部が貼付不可能領域に入ると判定されたときは、貼付位置制御部110は、スパイラルベルト10の連結部が貼付不可能領域直前の貼付可能領域内に収まるよう、次のスパイラルベルト10との連結位置を決定する。即ち、貼付位置制御部110は、「既貼付量+フェスツーン中材料残量」が「貼付可能及び貼付不可能境界点−誤差分」の長さになったタイミングで前記連結位置を決定して信号を出し、この信号を受信した駆動制御部105は、スパイラルベルト成型装置1を停止する制御を行う。また、同時にこの信号を受信した入出力装置113は、例えばタッチパネルに次のスパイラルベルトと交換すべき旨を表示(スパイラルベルト交換表示)する。
スパイラルベルト成型装置1を停止した後、人手又は自動で現在貼付中のスパイラルベルト10を台車14からの巻出し位置で切断して、次の台車14のスパイラルベルト10と追い継ぎし、その後貼付を再開する(連結部がフェスツーン20を通過してBTドラム30上へ進む)。この場合は、連結部が貼付可能領域に入るためそのまま貼付を行うが、カットして前の台車14に残ったスパイラルベルト10は廃棄する。
この点を図3B、Cを参照して具体的に説明する。
台車14の巻取リール12には当初前記3000mのスパイラルベルト10が巻き取られていたとする。BTドラム30への貼り付けは、まず台車14からスパイラルベルト10を巻き出してフェスツーン20経由で貼付ヘッド35まで引き出す。この引き出し長さは50mであるとする。この状態では巻取リール12には2950mのスパイラルベルトが残量として残っている。
ここで、1本目のBTドラム30にスパイラルベルト10を貼り付けてスパイラルベルト層(レイヤー)を形成する。これに要するスパイラルベルト10の長さは1250mであるから、引き続き2本目のタイヤケースにスパイラルベルト10を1250m貼り付けてスパイラルベルト層を形成する。この段階でのスパイラルベルト全残量は3000m−2500mで500mである。
つまり、3本目のBTドラム30へのスパイラルベルト10の貼付では、500m貼り付けたときにスパイラルベルト切れとなる。そこで、その終端位置は、図3A、Bに示すように、図3の経路図の330〜520mの範囲内であるから、貼付不可能領域に入る。
他方、当該スパイラルベルト10をBTドラム30に貼り付けたとき、終端位置が貼付可能領域に入るのは240mから330mまでの範囲であるから、ここでは、その範囲内で最長の330mだけを用い、残りの(500−330=)170mは切断して廃棄する。つまり、貼付位置制御部110は、スパイラルベルトの残量(フェスツーン量+台車14の巻取リール12の残量)が330mとなるタイミングで前記連結位置を決定し、駆動制御部105は、スパイラルベルト成型装置1を停止して、その状態で、次の台車14の巻取リール12に巻き付けられたスパイラルベルトと連結する。
これにより、スパイラルベルト10の連結部は、図3Cに示すように240〜330mの領域、つまり貼付可能領域に入るため貼付が可能である。
以上のように、貼付位置制御部110は、前記連結部が貼付位置制御部でベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入ると判定されたとき、帯状材料の連結部の位置がベルト成型ドラムの貼付可能領域になるように、帯状材料の連結部の位置を決定する。
なお、以上の説明では、ドラムの貼付可能領域に巻き付け中のベルト端が位置するように、帯状材料をドラムへ巻き付けた際に、連結部から一番近いドラム貼付可能領域までの長さに相当する帯状材料を切断して廃棄するとしている。しかし、終端位置が貼付可能領域に入る範囲であれば、必ずしも連結部から一番近いドラム貼付可能領域に限定する必要はない。
図4、5は、以上で説明した本発明の実施形態のスパイラルベルト成型装置1の制御部100の制御により行われる、スパイラルベルト層成型方法の手順を示すフロー図である。
ここで、スパイラルベルト(図中ではSBと略記)10の貼付を開始すると(S101)、次に、制御部(材料切れ判定部106)は、連結部(図中ではジョイントと表記)の位置=スパイラルベルト残量−1250mを算出する(S102)。ここで、スパイラルベルト残量が1250m未満であれば(S102、未満)、スパイラルベルト10の端部(連結部)が貼付可能領域にあるか否か判定し(S103)、貼付可能領域であれば(S103、YES)、スパイラルベルト貼付を開始する(S104)。
次に、材料切れ判定部106がスパイラルベルト10の貼付中の材料(スパイラルベルト10)切れを検出したときは(S105、YES)、スパイラルベルト10の貼付及び巻出しを停止し(S106)、スパイラルベルト材料切れを入出力装置113の表示パネルに表示する(S107)。これをみた作業者は台車14の交換及びスパイラルベルト10の追い継ぎを行う(S108)。台車14のセットが完了したことを入出力装置113の操作ボックス又はタッチパネルから制御部100のCPU101に通知すると(S109)、CPU101は、駆動制御部105に指令してステップ送りを可能にし(S110)、スパイラルベルト10をステップ送りして(S111)、スパイラルベルト10のBTドラム30への貼付を行う(S112)。ここで、貼付ヘッド35の先端で連結部の検出を行い(S113)、連結部が検出されなければ(S113、NO)、貼付を終了する。
なお、ここで、連結部の検出がないときに貼付を終了するのは、例えば、ステップS107で、貼付量1240mで「スパイラルベルト切れ表示」が出た場合では、ステップS108で台車を交換しても、交換前のスパイラルベルトがフェスツーン中に50m程度残っているので、ステップS113で「ヘッド先端ジョイント検出」しなくとも、つまり、「ヘッド先端ジョイント検出;(S113、NO)」で貼付終了することを示している。この場合でも勿論、次のスパイラルベルト貼付時に、貼付ヘッド35先端で連結部を検出することになる。
ステップS102で、スパイラルベルト残量が1250m以上あるときは(S102、以上)、スパイラルベルトの貼付を開始して(S114)、スパイラルベルトの貼付が終了すればそのまま終了する。
ステップS113で連結部が検出されたときは(S113、YES)、貼付ヘッド35先端位置の連結部の検出位置と予め演算した貼付可・不可領域データを比較する。ここで、貼付可能領域であれば(S115、可能領域)、タッチパネルに連結部手直しアラームを表示し(S116)、作業者が連結を手直し(つまり、フェスツーンの下降圧にも耐えるように連結部をペンチで押さえていた部分を廃棄)して(S117)、アラームをリセットして(S118)、ステップ送りを可能にして(S119)、スパイラルベルト10を貼り付けて(S120)、貼付を終了する。
ステップS115で、連結部の検出位置が貼付不可能領域であれば(S115、不可能領域)、これまで巻き付けていたスパイラルベルトを廃棄して(S121)、ステップS101からやり直す。
ステップS103において、スパイラルベルト残量が1250m未満でありかつその終端が貼付不可能領域にあるときは(S103、NO)、スパイラルベルト10の貼付を開始し(S122)、当該スパイラルベルト10について、スパイラルベルト10の貼付予定位置が貼付不可能領域の手前の位置に来たとき、即ち、当該位置に巻き付けられる予定のスパイラルベルト10が台車14から巻き出されたときは(S123、YES)、スパイラルベルト成型装置1を停止してタッチパネルにスパイラルベルト交換表示を行う(S124)。次に、台車14の交換とスパイラルベルト追い継ぎを行うステップS108に移行して、既に述べたステップS108以下のステップを実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、例えばスパイラルベルト層を成型する場合に、生コードCを全て貼付用のスパイラルベルト10に加工し、かつ、スパイラルベルト10は追い継ぎしながら連続的にBTドラム30等のベルト成型ドラムに貼り付け、スパイラルベルト10の連結部の位置がベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入らない限り貼付を継続し、連結部が貼付不可能領域に入るときだけ、追い継ぎのタイミングを変更して、つまり連結部の位置を変更して連結部が貼付不可能領域に入るのを防止することができる。
したがって、従来のベルト成型方法に比べて、生コードCの廃棄量は実質上なくなり、また、スパイラルベルト10の廃棄も貼付中のスパイラルベルト終端(連結部)が、BTドラム30の貼付不可能領域に入る場合だけに限定され、それ以外では帯状材料(ベルト材料)を使い切ることができるから、その廃棄量はきわめて大幅に縮小される。
また、タイヤサイズ毎のレイヤー貼付長さやコード長に依存せずに最大限にベルト材料を使用するため、その分台車の交換回数が減り、追い継ぎ後の従来のベルト引出し作業(前のベルトによる次のベルトの引出し作業)がなくなることによりサイクルタイムが短縮する。したがって、全体として成型のためのタクトタイム(又はサイクルタイム)が短縮される。
また、最大限生コードCにインシュレーション処理を施すため、インシュレーション工程も全体としては減少するためそのタクトタイムが短縮される。
したがって、ベルト成型工程全体の作業効率が向上する。
なお、以上で説明した帯状材料によるベルト成型方法は、タイヤを製造する一連の方法において使用される。したがって、本発明は、本ベルト成型方法を用いたタイヤ製造方法をも包含する。
1・・・スパイラルベルト成型装置、10・・・・スパイラルベルト、12・・・巻取リール、14・・・台車、16・・・ガイドロール、20・・・フェスツーン、30・・・BTドラム、35・・・貼付ヘッド、100・・・制御部、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、104・・・NVRAM、105・・・駆動制御部、106・・・材料切れ判定部、107・・・貼付位置取得部、108・・・貼付可・不可領域データ作成部、109・・・貼付位置判定部、110・・・貼付位置制御部、111・・・I/O部、112・・・各種計測装置、113・・・入出力装置。

Claims (7)

  1. 供給部から供給される帯状材料を追い継ぎしながらベルト成型ドラムに貼り付けてタイヤのベルトを成型するベルト成型装置であって、
    貼付中の材料切れの有無を判定する材料切れ判定部と、
    帯状材料の追い継ぎによる連結部のベルト成型ドラムにおける貼付位置を取得する貼付位置取得部と、
    材料切れ判定部で材料切れが判定されたとき、連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るか貼付不可能領域に入るか判定する貼付位置判定部と、
    貼付位置判定部により帯状材料の連結部がベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入ると判定されたとき、前記連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るように貼付位置を決定する貼付位置制御部と、
    を有するベルト成型装置。
  2. 請求項1に記載されたベルト成型装置において、
    前記材料切れ判定部は、貼付開始時における帯状材料の残量と、ベルト成型ドラムへの貼付に要する帯状材料の要貼付材料量とに基づき、貼付中の材料切れの有無を判定するベルト成型装置。
  3. 供給部から供給される帯状材料を追い継ぎしながらベルト成型ドラムに貼り付けてタイヤのベルトを成型するベルト成型方法であって、
    貼付中の材料切れの有無を判定する材料切れ判定工程と、
    帯状材料の追い継ぎによる連結部のベルト成型ドラムにおける貼付位置を取得する貼付位置取得工程と、
    材料切れ判定工程で材料切れが判定されたとき、連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るか貼付不可能領域に入るか判定する貼付位置判定工程と、
    貼付位置判定工程で帯状材料の連結部がベルト成型ドラムの貼付不可能領域に入ると判定されたとき、前記連結部がベルト成型ドラムの貼付可能領域に入るように貼付位置を決定する貼付位置制御工程と、
    を有するベルト成型方法。
  4. 請求項3に記載されたベルト成型方法において、
    前記材料切れ判定工程は、貼付開始時における帯状材料の残量と、ベルト成型ドラムへの貼付に要する帯状材料の要貼付材料量とに基づき、貼付中の材料切れの有無を判定するベルト成型方法。
  5. 請求項3又は4に記載されたベルト成型方法において、
    前記帯状材料はスパイラルベルトであって、
    所定の長さの生コード全体にインシュレーション処理を施して前記スパイラルベルトを製造する工程を有するベルト成型方法。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載されたベルト成型方法における各工程をコンピュータで実行するためのプログラム。
  7. 請求項3ないし5のいずれかに記載されたベルト成型方法を用いたタイヤの製造方法。
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