JP2014150832A - 椀状容器 - Google Patents

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Kazuo Ohashi
和男 大橋
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KANTOH PLASTIC INDUSTRY CO Ltd
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Abstract

【課題】容器素材の色合いを活かして模様部分を形成できるようにし、簡易な構成で際立ち感のない模様を有した合成樹脂製の椀状容器を得る。
【解決手段】凸部5のある椀内部材2と、凸部5を覆う透過部6及び透過部6以外の不透過部8のある椀外部材3とが一体となっていて、不透過部8を透過部6の肉厚に対して厚肉とし、不透過部8を厚肉により椀外部材3の色で濃色とし、その濃色の不透過部8により椀外面からは椀内部材2を不透視にして覆い、凸部5を覆う透過部6は薄肉により淡色にし、淡色の透過部6と凸部5との積層部分で模様部7を形成して、その模様部7の外縁には、凸部5周囲の斜面5a上で椀外部材3の肉厚が大きくなるに従がって透過部6の淡色から模様部7の周りの濃色に漸次変化する色変化部分9を位置させた。
【選択図】図3

Description

本発明は飯椀や汁椀なとの合成樹脂製とされた椀状容器に関するものである。
従来、合成樹脂製の椀状容器においては、絵付けされた茶碗のように商品性を向上させることを目的として模様を椀内面側や椀外面側から見えるようにした製品が多く流通している。例えば特許文献1に示すように、硬質の熱可塑性合成樹脂よりなり外面に突出の模様部を有する内容器を形成し、さらに内容器の外側に軟質の熱可塑性合成樹脂よりなる外容器を射出成形して、内容器と外容器とを一体に溶着されたものとし、内外両容器の両方、或いは片方の容器を透明に形成し、内容器の模様部を内外両方、或いは何れかの片方から浮き出し模様として見えるようにしたボールなどの台所用容器が提案されており、内容器の前記突出の模様部は外容器と面一にしたり、その模様部が外容器で被覆されるようにする工夫が示されている。
また、メラミン樹脂などの合成樹脂材にて外面に凹凸を有する成型基体を形成し、その成型基体の外面側にメラミン樹脂などの半透明の合成樹脂材からなる被膜を施す圧縮成形があり、例えば特許文献2において、成型基体材料には黒色顔料を混入させたものを用いるとともに被膜材料には赤色顔料を混入させたものを用いて、圧縮成形より得られた食器の外側に、成形基体の黒色と被膜の赤色とが混合した漆色を表現するようにした点が示されている。
さらに、食器の内側部材の外面側となるように絵柄付きフィルムを位置させて金型に配し、この内側部材の外側に一体となるように外側部材を成形するインサート成形によりなるものも、例えば特許文献3に示されている。
実公昭40−023245号公報 特開昭53−145872号公報 特開昭63−254016号公報
ところで絵付けされた磁器などでは、表面を覆う薄いガラス質の部分を透して見えることで絵柄が際立ちの少ない色合いのものとなり、落ち着いた趣きのあるデザインとなっている。上述した特許文献1に示されている合成樹脂製の容器でも、模様が浮き出すがごとくに見えるデザインを有することを目的としているものである。しかしながら、内容器全体を透明としたり外容器全体を透明とするものであるために模様部の形状のみが際立って見えてしまい、落ち着いた色合いの模様を表現することができないものであった。
また、上述したメラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を用いて成型基体の外面を被膜で覆う圧縮成形より食器を形成し、その成型基体と被膜との色を異ならせて、外側から両者の色が混合して見えるようにした特許文献2の技術では、成型基体の外面に凹凸を設けてはいるものの、成型基体と被膜との定着性を良好にするものである。そのため、この特許文献2の技術からなる食器などでは、その外面が単一色となって単調であり、文様などを表現できないという欠点がある。
また、特許文献3に示されている絵柄付き食器は絵柄付きフィルムを内側部材と外側部材との間に配し、透明層とした内側部材や外側部材を透して絵柄が見えるようにしたものである。しかしながら、フィルム上にある平滑な絵柄が透明層を透して見えるために絵柄自体が際立ち過ぎてしまうという不具合があった。さらに内側部材と外側部材との間にフィルムを介在させる構造であるので、そのフィルムと、内側部材及び外側部材との十分な密着性を確保するために、それぞれの採用できる成形材料が限定されるという問題もあった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、容器素材の色合いを活かして模様部分を形成できるようにすることを課題とし、簡易な構成で際立ち感のない模様を有した合成樹脂製の椀状容器を得ることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、合成樹脂材からなる椀内部材と合成樹脂材からなる椀外部材とが圧縮成形法により積層一体化されている椀状容器であり、椀周壁の一箇所または複数個所に椀外面側から目視可能な模様部が設けられている合成樹脂製の椀状容器において、
前記椀内部材と前記椀外部材とは、互いに異なる色に着色されているメラミン樹脂から形成されていて、
前記模様部は、該模様部の位置での前記椀内部材の肉厚を椀周壁厚未満の厚肉にして外方に向けて突出した凸部位の周囲に裾広がり状に傾斜した斜面を備えた凸部と、模様部の位置での前記椀外部材の肉厚を薄肉にして前記凸部の端面を覆っている透過部とが積層してなり、
前記模様部の透過部は、薄肉により椀外部材の色が略透明の淡色となって前記凸部の端面が目視可能とされ、
前記模様部の周りの椀外部材にあっては透過部の肉厚に対して厚肉とされて、この模様部の周りの椀外部材の色が椀内部材を目視不能とする濃色となっており、
前記模様部の外縁には、前記斜面上で椀外部材の肉厚が大きくなるに従がって透過部の前記淡色から模様部の周りの前記濃色に漸次変化する色変化部分が位置していることを特徴とする椀状容器を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項1の発明の効果)
請求項1に係る発明によれば、椀内部材の凸部を椀外部材の透過部で覆った模様部の外縁には上記色変換部分が位置しているので、模様部からその模様部の周りにかけて色が徐々に変化するように見えることとなり、模様部単独で際立つことなしにその周りの色合いの部分と調和して椀状容器の外周面に落ち着いた雰囲気のあるデザインが得られる。
本発明に係る椀状容器の一例を一部切り欠いて示す説明図である。 一例における椀内部材を一部切り欠いて示す説明図である。 模様部を拡大断面で示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図3に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は合成樹脂製の椀状容器で、飯椀の形態を有した例が示されている。そして、この椀状容器1はメラミン樹脂からなる椀内部材2の外面側にメラミン樹脂からなる椀外部材3が積層しているものであり、先に圧縮成形した椀内部材2を容器成形の金型内に配し、さらにその椀内部材2の外面側に椀外部材3の成形材料を配して圧縮成形を行なって椀内部材2と椀外部材3とが積層一体化した椀状容器である。
一体化して椀状容器1を構成している椀内部材2と椀外部材3とはそれぞれ着色剤により互いに異なる色に着色されている。この内、前記椀内部材2は乳白の色となるように着色されて椀外部材3の色より明度の高い色合いとなっている。そして、飯椀とする椀状容器の用途に適するように椀内部材自体の光の透過度合いが低くなるように肉厚設定されて成形されている。
さらに、椀外部材3との積層で椀周壁4を構成する部分の外面には、図2に示すように椀内部材3の肉厚を椀周壁厚未満の厚肉にして外方に向けて突出し、椀外方側から見て略違い鷹の羽状の形状とした凸部5が設けられており、前記凸部5は椀周方向に等間隔に配置している。そして、凸部5としている凸部位ではその凸部5の端面5aから裾広がり状に傾斜した斜面5bを備えている。なお、図示した椀内部材2での凸部5は四方に配置されているが、一箇所であってもよく、位置も図示の例には限定されない。
椀外部材3は暗色系の色に着色されていて、椀内部材2の色より明度の低い色合いとなっている。そして、上記凸部5を有する椀内部材2の外面に積層されてその椀内部材2とで椀周壁4を構成する部分にあっては椀内部材2の凸部5をも含めて椀内部材2の外面全体を覆っていて、前記凸部5を覆って積層している部分を薄肉の透過部6とし、透過部6以外の部分については透過部6の肉厚に比して厚肉となっている。また、図1に示されているように上記斜面5b上に重なる部分にあっては、その斜面5bが広がる方向に沿って椀外部材3の肉厚が漸次大きくなっている。透過部6は圧縮成形時において良流動性の特性を有するメラニン樹脂が椀外部材の成形に際して凸部5の端面5aと椀外部材外面形成の成形金型面との間(端面と金型面とが接し或いは極めて薄い隙間を介在して相対する間)に入り込んで伸びやかに広がるようになり、これにより透過部6は箔の如くの薄肉となっている。
上述のように椀外部材3では、椀内部材2の凸部5を覆う上記透過部6が薄肉とされているとともに、前記透過部6以外の部分をその透過部6の肉厚に比して厚肉に形成されており、これによって椀周壁4の外面形状が凸部5に対応する部分でデコボコにならずに連続した曲面となるように成形されている。そして、椀外部材3の前記透過部6は、薄肉により椀外部材3の色が淡色となって、この淡色の透過部6を透して凸部5が目視可能とされている。本椀状容器1では凸部5と透過部6との積層した部分で、前記透過部6を透して凸部5の端面5aが目視できるとともに、透過部6の淡色と凸部5の端面5aの色とが合わさって見えるようになっており、前記凸部5の端面5aと前記透過部6との積層部分を模様部7としている。
椀外部材3において模様部7の周りの部分は、上述したように透過部6の肉厚に対して厚肉とされている。そして厚肉となっている部分の色が濃色となっており、濃色とすることで椀内部材2を椀外方からは目視できない不透視の状態で覆う不透過部8とされている。椀周壁4の外面は大半の面が濃色の不透過部8で構成され、外面の一部分に明度の高い前記模様部7が存在するレイアウトであるが、その模様部7では、不透過部8と同じ成形材料からなる層が薄肉になってその色が略透明の淡色になった透過部6が乗った状態となっているので、凸部5の端面5aの色の際立ちを抑えた状態で目視され、よって模様部自体が際立たずに落ち着いた雰囲気のある椀状容器1となっている。
さらに、模様部7の外縁には色変化部分9が設けられている。図3に示すようにこの色変化部分9は、上記斜面5b上で椀外部材3の肉厚が漸次大きくなる部分に対応位置しており、斜面5b上で枠外部材3の肉厚が徐々に大きくなるに従がって透過部6の淡色から模様部7の周りの濃色に漸次変化している。このように模様部7の外縁に色変化部分9が位置していることから、模様部7の外縁で模様部7において見ることのできる色とこの模様部7の周りの色(不透過部8の色)とが明確に色分けされるものとはならず、模様部7で見える色とその周りの色とが混じり合って見える状態となるようにしている。この点からも模様部7が際立ちせず、椀周壁の外面に統一感のあるデザインが形成されている。
またさらに、椀外部材3にあっては、成分の一つとして椀内部材2と椀外部材3との両者の着色剤の色と異なる色として、例えば焦げ茶色の色を有する固形の粉状物10が配合されて分散している。そして、椀外面側から前記粉状物10が目視可能とされており、透過部6と不透過部8との両者に粉状物10が位置しているものである。これによっても模様部7とその周りの不透過部8とに連続した統一感が付与され、落ち着きのある外観を備えた椀状容器としているものである。
なお、上記実施の形態では椀状容器を飯椀とした場合の例を示しているが、本発明はこの例に限定されるものではなく、椀内部材と椀外部材との色合いや、模様部とその周囲との明暗差の度合い、さらに粉状物の色合いも特に限定されるものではない、
1…椀状容器
2…椀内部材
3…椀外部材
4…椀周壁
5…凸部
5a…端面
5b…斜面
6…透過部
7…模様部
8…不透過部
9…色変化部分
10…粉状物

Claims (1)

  1. 合成樹脂材からなる椀内部材と合成樹脂材からなる椀外部材とが圧縮成形法により積層一体化されている椀状容器であり、椀周壁の一箇所または複数個所に椀外面側から目視可能な模様部が設けられている合成樹脂製の椀状容器において、
    前記椀内部材と前記椀外部材とは、互いに異なる色に着色されているメラミン樹脂から形成されていて、
    前記模様部は、該模様部の位置での前記椀内部材の肉厚を椀周壁厚未満の厚肉にして外方に向けて突出した凸部位の周囲に裾広がり状に傾斜した斜面を備えた凸部と、模様部の位置での前記椀外部材の肉厚を薄肉にして前記凸部の端面を覆っている透過部とが積層してなり、
    前記模様部の透過部は、薄肉により椀外部材の色が略透明の淡色となって前記凸部の端面が目視可能とされ、
    前記模様部の周りの椀外部材にあっては透過部の肉厚に対して厚肉とされて、この模様部の周りの椀外部材の色が椀内部材を目視不能とする濃色となっており、
    前記模様部の外縁には、前記斜面上で椀外部材の肉厚が大きくなるに従がって透過部の前記淡色から模様部の周りの前記濃色に漸次変化する色変化部分が位置していることを特徴とする椀状容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113878896A (zh) * 2021-09-28 2022-01-04 佛山市至佳餐具有限公司 一种具有渐变色密胺餐具的制备方法

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