JP2014150739A - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる水耕栽培装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の水耕栽培装置の発芽モード制御部は、発芽モードの制御中に電源がOFF状態に切換えられて(S5のYes)制御を停止した後(S6)、前記電源が再びON状態に切り換えられたとき(S7のYes)、時間制御部からの時間データに基づき制御開始からの経過時間が所定時間内であることを検出すると(S8)、前記時間データを用いて、発芽モードの制御開始からの前記経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開して(S9)、前記制御開始からの前記経過時間が前記所定時間を経過することにより発芽モードの制御を終了する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば一般家庭で用いられる水耕栽培装置に関する。
この種の水耕栽培装置として、特許文献1に記載の技術が提案されている。この水耕栽培装置は、3つの制御モードとして、種まきから発芽までの状態を管理する「タネマキモード」と、発芽してから根が所定の長さに伸びるまでの状態を管理する「ハツガモード」と、根が伸びてから収穫までの状態を管理する「イクセイモード」とを備えて構成されている。かかる水耕栽培装置では、種子又は植物の状態に応じて、ユーザが各制御モードを選択するようになっている。
特開2007−6862号公報
上記従来の水耕栽培装置では、上記一つの制御モードによる制御を一旦開始した後、制御の途中において誤って電源を切ってしまうと、制御は停止される。その後、再び電源を入れても、その制御モードによる制御は、最初から開始される。そのため、上記従来の水耕栽培装置では、制御モードによる制御途中に電源を切った後に再び電源を入れて再開する制御は、常に最初からやり直しとなるので、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することが困難であった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる水耕栽培装置を提供することを課題とする。
本発明の水耕栽培装置は、種子を発芽させるための発芽モード及び植物を育成させるための通常モードを有する水耕栽培装置において、水耕栽培装置の電源をON状態とOFF状態とに切換える電源ボタンと、前記電源がON状態でモード選択可能に構成されるモード選択手段と、前記電源がON状態で稼働可能に構成され、種子又は植物を発芽又は育成させるための水耕栽培構成要素と、前記電源のON状態及びOFF状態に関係なく、計時動作を行う時間制御部と、前記時間制御部からの時間データに基づいて、前記モード選択手段により選択された発芽モードの制御開始からの経過時間が所定時間を経過したことを検出するまで、前記水耕栽培構成要素を制御する発芽モード制御部とを備え、前記発芽モード制御部は、発芽モードの制御中に前記電源がOFF状態に切換えられて前記制御を停止した後、前記電源が再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部からの時間データに基づき前記制御開始からの経過時間が前記所定時間内であることを検出すると、前記時間データを用いて、発芽モードの制御開始からの前記経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開して、前記制御開始からの前記経過時間が前記所定時間を経過することにより発芽モードの制御を終了することを特徴とする。
かかる構成からなる水耕栽培装置によれば、発芽モード制御部は、発芽モードの制御中に電源がOFF状態に切換えられて制御を停止した後、前記電源が再びON状態に切り換えられたとき、時間制御部からの時間データに基づき制御開始からの経過時間が所定時間内であることを検出すると、前記時間データを用いて、発芽モードの制御開始からの前記経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開して、前記制御開始からの前記経過時間が前記所定時間を経過することにより発芽モードの制御を終了することができる。よって、発芽モード制御部による制御の途中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本発明の水耕栽培装置では、前記発芽モードの制御開始からの経過時間が前記所定時間を経過して発芽モードが終了したとき、該終了から連続して前記通常モードに移行するように構成されることが可能である。
かかる構成からなる水耕栽培装置によれば、発芽モードから通常モードへと連続的に制御がなされるため、種子又は植物の管理が容易となり、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本発明の水耕栽培装置では、前記通常モードを実行すべく、所定の制御プログラムに従って前記水耕栽培構成要素を制御する通常モード制御部を備え、前記通常モード制御部は、通常モードの制御中に前記電源がOFF状態から再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部からの時間データと前記所定の制御プログラムとに基づいて、通常モードの制御開始からの経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開するように構成されることが可能である。
かかる構成からなる水耕栽培装置によれば、通常モード制御部は、通常モードの制御中に前記電源がOFF状態から再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部からの時間データと前記所定の制御プログラムとに基づいて、通常モードの制御開始からの経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開することができる。よって、通常モード制御部による制御の途中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本発明の水耕栽培装置では、前記モード選択手段は、前記発芽モードの制御が開始されてから前記所定時間の経過前に、該発芽モードから通常モードに切換え可能であるように構成されることが可能である。
かかる構成からなる水耕栽培装置によれば、発芽モードの制御が開始されてから前記所定時間の経過前に、モード選択手段によって、発芽モードから通常モードに切換えることで、種子を発芽させるための所定時間経過前の制御における途中であっても、植物を育成するための所定時間経過後の制御を開始することができるので、種子の発芽状態に合わせて、発芽後の植物を適切に育成することができる。
また、本発明の水耕栽培装置では、前記水耕栽培構成要素は、種子又は植物に照明を照射する照明手段、水耕栽培装置内に通風させる通風手段、及び、種子又は植物を培養するための養液に空気を供給する給気手段であるように構成されることが可能である。
かかる構成からなる水耕栽培装置によれば、発芽モード制御部又は通常モード制御部による制御の途中において、水耕栽培装置を設置している周囲環境やユーザのライフスタイルに合わせて、電源をOFF状態に切り換えて水耕栽培構成要素の稼動を止めておき、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。従って、例えば、夜間に電源をOFF状態にすることで、通風手段や給気手段の騒音を防止することができる。また、種子又は植物の状態を見て、発芽モード制御部又は通常モード制御部による制御が一時的に不要と判断した場合などに電源をOFF状態にすることで、無駄な電力消費を削減することができる。更に、短期的に外出する場合などに電源をOFF状態にしておくことで、不在時の安全対策もできる。
本発明の水耕栽培装置によれば、発芽モード制御部による制御の途中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。
本発明の一実施形態である水耕栽培装置の斜視図である。 同水耕栽培装置の断面図である。 同水耕栽培装置の制御部を示す図である。 同水耕栽培装置の発芽モードを選択した際のフローチャートである。 同発芽モードによる制御開始後に電源状態が切り換えられた際のフローチャートである。 同発芽モードによる制御開始後に電源状態が切り換えられた際の照明手段の制御に係るタイムチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る水耕栽培装置を説明する。この水耕栽培装置は、ユーザが種子や苗(植物)を発芽又は育成するために用いられる。
図1,2に示すように、水耕栽培装置1は、箱型の本体2と、種子や苗を収容する収容部3とを備えて構成されている。尚、収容部3は、本体2内に着脱自在に内装されるケース(図示せず)と、ケースに着脱自在に装着される苗床31とを備えてなる(図2参照)。
本体2は、正面が開口する箱体20と、ヒンジ20aを介して正面開口を開閉自在に構成される板状の扉部21とを備える(図1参照)。この扉部21は、箱体内部を視認できる窓部(例えば、孔又は透明部材)21aと、開閉時に指を掛けるための指掛部(又は取手部)21bとを有する。
本体2における箱体20の内面側には、種子又は植物を発芽又は育成させるための水耕栽培構成要素(後述の照明手段22と通風手段23と給気手段24と温度センサ25と照度センサ26)が設けられている。水耕栽培構成要素は、植物に光を照射するための照明手段(LED光源)22と、植物に対して通風するための通風手段(ファン)23と、種子又は植物を培養するための養液に空気を供給するための給気手段(エアポンプ)24とを有してなる(図2参照)。また、水耕栽培構成要素は、通風手段23の風量を調整して本体2内の温度管理をするために、本体2内の温度を検知する温度センサ25と、外光に応じて照明手段22の明るさ(照度)を調整するために、本体2内の照度を検知する照度センサ26とを有する。また、扉部21の正面には、水耕栽培装置1を操作するための操作部4と、所定の表示をする表示部44とが設けられている(図1参照)。
操作部4は、図1に示すように、水耕栽培装置1に電源供給するON状態と水耕栽培装置1に電源供給しないOFF状態とに切り換え可能な電源ボタン41と、照明手段22及び通風手段23及び給気手段24を経時的に制御する複数の制御モードのうち一のモードを選択(又は各モードに切換え)するためのモード選択手段42と、現在時刻や制御モードのタイマーを設定するための時間設定部43とを備える。
ここで、本実施形態の電源ボタン41は、押下されることにより、水耕栽培装置1の運転開始(ON状態)と運転停止(OFF状態)とを切り換え可能に構成される。
また、本実施形態のモード選択手段42は、図1に示すように、押下可能なモード選択ボタン42aを備えてなり、モード選択ボタン42aを押下することにより、「発芽モード」と「花モード」と「通常モード」との3つの制御モードのうちの一つを選択可能に構成されている。具体的には、本実施形態のモード選択手段42においては、電源がON状態のとき、モード選択ボタン42aを押下することによって、発芽モードが選択されると、発芽モード表示42bが点灯して発芽モードが開始され、花モードが選択されると、花モード表示42cが点灯して花モードが開始され、通常モードが選択されると、発芽モード表示42b及び花モード表示42cは点灯することなく通常モードが開始されるように構成されている。
また、本実施形態の時間設定部43は、現在時刻の設定や、通常モードにおける照明手段22及び通風手段23及び給気手段24の制御開始時刻と制御終了時刻を設定できるように構成されている。即ち、時間設定部43は、通常モードの制御における時間を作成、変更する手段である。この時間設定部43により設定された時間は、表示部44に表示することができる。
尚、制御モードは、時間(制御を開始してからの経過時間)と所定の制御内容とが関係付けられてなる。この制御モードのうち、「通常モード」とは、発芽した植物を育成するための制御モードであり、電源がON状態のとき、農学(又は植物学)に基づく植物の最適な育成のために照明手段22と通風手段23と給気手段24とを周期的に機能させる所定の制御プログラムに基づき、必要に応じて時間設定部43により設定された時間を用いて、水耕栽培装置1を運転させるように構成される。「発芽モード」とは、種子を発芽させるための制御モードであり、電源がON状態のとき、所定時間経過するまでの間、照明手段22と通風手段23とを停止させて給気手段24のみを経時的に機能(稼動)させる制御プログラムに基づいて、水耕栽培装置1を間欠運転させるように構成される。尚、本実施形態の「発芽モード」は、前記所定時間が経過して発芽モードが終了した後に自動的に「通常モード」に移行(連続制御)するように構成されている。「花モード」とは、花を育成するための制御モードであり、電源がON状態のとき、照明手段22と通風手段23とを機能させて給気手段24を停止する制御プログラムに基づいて、水耕栽培装置1を運転させるように構成される。
また、本体2の内部には、水耕栽培装置1の運転を制御するための制御部5が設けられている(図2参照)。制御部5は、図3に示すように、発芽モードを実行する発芽モード制御部51と、花モードを実行する花モード制御部52と、通常モードを実行する通常モード制御部53と、照明手段22の照度調整をする照明制御部54と、通風手段23の風量調整をする通風制御部55と、給気手段24の給気量を調整する給気制御部56とを備える。更に、本実施形態の制御部5は、計時動作を行う(又は計時機能を有する)時間制御部57を備えることを特徴とする。本実施形態の時間制御部57は、時間設定部43により設定(登録)された現在時刻を認識又は記憶する時計機能、及び、各制御モードが開始されてからの経過時間を計測する経過時間計測機能を有してなる。尚、時間制御部57は、制御部5から独立して設けられて、制御部5に接続されるように構成することも可能である。かかる制御部5には、水耕栽培構成要素(照明手段22と通風手段23と給気手段24と温度センサ25と照度センサ26)と、操作部4と、表示部44とが接続されている。
かかる水耕栽培装置1は、コンセントプラグ6とACアダプタ7とを用いて電力供給される(図2参照)。そして、電源がON状態のときには、水耕栽培装置1の上記全構成要素(水耕栽培構成要素、操作部4、表示部44、制御部5)は、機能(稼動)可能な状態となる。一方、電源がOFF状態のときには、少なくとも照明手段22と通風手段23と給気手段24とは、機能(稼動)できない状態(即ち停止状態)となり、かつ、少なくとも時間制御部57は、機能(稼動)状態となる。詳細には、時間制御部57は、コンセントプラグ6が商用電源に接続されている状態であれば、電源がOFF状態となっていても機能しており、前記時計機能及び前記経過時間計測機能は常時動作している。かかる時間制御部57は、水耕栽培装置1がバッテリーを補助電源として備えておくことにより、停電時等により商用電源が得られない状態においても機能状態を維持することも可能である。尚、水耕栽培装置1の上記全構成要素のうち、照明手段22と通風手段23と給気手段24と時間制御部57とを除く上記全構成要素は、電源がOFF状態のときに、機能(稼動)可能な状態又は機能(稼動)できない状態のいずれの状態とすることもできる。
以上の構成からなる水耕栽培装置1において、図4から図6を参照して、種子を発芽させて発芽した苗(植物)を継続的に育成する場合、即ち発芽モードが選択される場合の制御の流れを説明する。
ユーザは、収容部3の苗床31の穴に挿入されるロックウールなど吸水性のある材料で形成された培地に種子を播種し、電源をON状態にして、モード選択手段42によって発芽モードを選択する(図4のS1)。発芽モードが選択されると、発芽モード制御部51は、照明手段22と通風手段23とを停止させておき(稼動させず)、給気手段24のみを経時的に機能(稼動)させる(S2)。本実施形態では、発芽モード制御部51は、かかる照明手段22と通風手段23と給気手段24との制御を所定時間(例えば72時間)経過するまで実行する。そして、発芽モード制御部51は、時間制御部57により計測された時間データ(詳細には、経過時間計測機能により計測された経過時間)に基づき、発芽モードによる制御を開始してから所定時間経過したことを把握又は検出すると(S3でYes)、発芽モードを終了して発芽した苗(植物)を育成すべく、通常モードに自動的に移行させる(S4)。通常モード制御部53は、所定の制御プログラムに基づいて、照明手段22及び通風手段23及び給気手段24を周期的に機能させる。
一方、発芽モードの制御途中、即ち所定時間経過前において、ユーザが種子の発芽を確認した場合には、ユーザは、発芽した苗を育成すべく、モード選択手段42を用いて発芽モードから通常モードに強制移行するように切り換えることができる(S31のYes)。
このような発芽モードが選択された際の制御の流れにおいて、発芽モードによる制御が開始された後(図4のS1以降)、電源がOFF状態に切り換えられないときには(図5のS5のNo)、図4のS2以降の上記制御がなされる(図5のS9)一方で、電源がOFF状態に切り換えられた場合(図5のS5のYes)には、発芽モード又は通常モードの制御は中断(又は停止)される(S6)。つまり、電源がOFF状態に切り換えられると、照明手段22と通風手段23と給気手段24とが停止状態となることで、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53による制御は実行されなくなる。例えば、電源がOFF状態に切り換えられたときが、発芽モードの制御途中(発芽モードを開始して所定時間経過前)であれば、発芽モード制御部51によって機能している給気手段24が停止される。或いは、電源がOFF状態に切り換えられたときが、通常モードの制御途中(発芽モードを開始して所定時間経過後)であれば、通常モード制御部53によって機能している照明手段22及び通風手段23及び給気手段24が停止される。
そして、上記のように電源がOFF状態に切り換えられて、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53による制御が中断された状態で、電源が再びON状態に切り換えられたとき(S7のYes)、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53は、時間制御部57によって計測された時間データに基づいて、発芽モードにおける制御開始から(電源が再びON状態に切り換えられたときまで)の経過時間後に続く制御内容を特定して(S8)、その特定した制御から再開する(S9)。換言すれば、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53は、発芽モードを開始してから電源が再びON状態になるまでの経過時間を用いることで、電源がOFF状態であった間に実行されるべきであった制御内容を抜かして、当該抜かした制御後に続く制御を再開する。分かり易くは、図6に示すように、発芽モードを開始して所定時間tの経過後に通常モードに移行するような照明手段22の制御のタイムチャートにおいて、発芽モードを開始してからの経過時間T(電源が再びON状態に切り換えられた時点)とその時点の制御内容とを特定して、その特定した制御から再開する。
詳細には、電源が再びON状態に切り換えられたときが、発芽モードを開始して所定時間経過前である場合には、発芽モード制御部51は、時間制御部57の経過時間計測機能により計測された発芽モードを開始してからの経過時間を用いて、この経過時間が所定時間経過前(所定時間内)であることを把握し、発芽モードにおける時間と制御内容との関係(即ち、制御のタイムチャート)において制御再開時点(即ち、発芽モードを開始してからの経過時間とその時点の制御内容と)を特定して、その特定した制御から再開する。或いは、電源が再びON状態に切り換えられたときが、発芽モードを開始して所定時間経過後である場合には、通常モード制御部53は、時間制御部57により計測された通常モードを開始してからの経過時間を用いて、通常モード(即ち所定の制御プログラム)における時間と制御内容との関係において制御再開時点を特定して、その特定した制御から再開する。
尚、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53は、時間制御部57の時間データとして、経過時間計測機能により計測された発芽モード又は通常モードを開始してからの経過時間を用いて制御を再開する他にも、時間制御部57の時計機能を用いて制御を再開することもできる。例えば、発芽モードの制御開始時の時刻を開始時刻として、開始時刻から所定時間(72時間)後の時刻を終了時刻として時間制御部57にそれぞれ記憶させておく。この場合、発芽モード制御部51は、発芽モードの制御途中に一旦電源がOFF状態に切り換えられた後、電源が再びON状態に切り換えられたときに、時間制御部57の時計機能を用いて、その時の現在時刻と制御終了時刻とを比較して所定時間を経過しているか否かを把握(判定)した上で、前記現在時刻と制御開始時刻とに基づいて経過時間を算出して、該経過時間を用いて制御の再開を行うことができる。そして、発芽モード制御部51は、時間制御部57による現在時刻と終了時刻との比較により現在時刻が終了時刻に達したときに、発芽モードの制御開始から所定時間が経過したと判定して発芽モードを終了させ、該終了と共に通常モード制御部53に通常モードの制御を開始させることができる。通常モード制御部53においても、同様に、時間制御部57の時計機能による現在時刻と制御開始時刻とに基づいて経過時間を算出して、該経過時間を用いて制御の再開を行うことができる。
以上、本実施形態に係る水耕栽培装置1によれば、発芽モード制御部51は、発芽モードの制御中に電源がOFF状態に切換えられて制御を停止した後、前記電源が再びON状態に切り換えられたとき、時間制御部57からの時間データに基づき制御開始からの経過時間が所定時間内であることを検出すると、前記時間データを用いて、発芽モードの制御開始からの前記経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開して、前記制御開始からの前記経過時間が前記所定時間を経過することにより発芽モードの制御を終了することができる。よって、発芽モード制御部51による制御の途中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本実施形態に係る水耕栽培装置1によれば、前記発芽モードの制御開始からの経過時間が前記所定時間を経過して発芽モードが終了したとき、該終了から連続して前記通常モードに移行するので、発芽モードから通常モードへと連続的に制御がなされるため、種子又は植物の管理が容易となり、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本実施形態に係る水耕栽培装置1によれば、通常モード制御部53は、通常モードの制御中に前記電源がOFF状態から再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部57からの時間データと前記所定の制御プログラムとに基づいて、通常モードの制御開始からの経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開することができる。よって、通常モード制御部53による制御の途中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。
また、本実施形態に係る水耕栽培装置1によれば、発芽モードの制御が開始されてから前記所定時間の経過前に、モード選択手段42によって、発芽モードから通常モードに切換えることで、種子を発芽させるための所定時間経過前の制御における途中であっても、植物を育成するための所定時間経過後の制御を開始することができるので、種子の発芽状態に合わせて、発芽後の植物を適切に育成することができる。
更に、本実施形態に係る水耕栽培装置1によれば、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53による制御の途中において、水耕栽培装置1を設置している周囲環境やユーザのライフスタイルに合わせて、電源をOFF状態に切り換えて水耕栽培構成要素である照明手段22と通風手段23と給気手段24との稼動を一時的に止めておき、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。従って、特許文献1のような従来の水耕栽培装置1では、例えば、(1)通風手段23や給気手段24が夜間に稼動していると騒音になる、又は、(2)種子又は植物の状態を鑑みて、コスト削減のため一時的に電力消費を抑えたい、又は、(3)短期的に外出する場合に運転による不用意な出火など安全対策面で懸念があるという指摘がなされていたところ、本実施形態に係る水耕栽培装置1では、上記(1)に対して、夜間に電源をOFF状態にすることで、通風手段23や給気手段24の騒音を防止することができる。また、上記(2)に対して、種子又は植物の状態を見て、発芽モード制御部51や通常モード制御部53の制御が一時的に不要と判断した場合などに電源をOFF状態にすることで、電力消費を削減することができる。更に、上記(3)に対して、短期的に外出する場合などに電源をOFF状態にしておくことで、不在時の安全対策もできる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、発芽モードが選択された場合について説明したが、通常モード又は花モードがモード選択手段42により選択された場合において、制御中に、誤って電源をOFF状態にしてしまったとしても、電源を再びON状態にすることで、制御を継続して、種子又は植物を適切に栽培することができる。具体的には、モード選択手段42によって通常モード又は花モードが選択されて、通常モード制御部53又は花モード制御部52による制御が開始される。その後、電源がOFF状態に切り換えられても、時間制御部57により計測された通常モード又は花モードを開始してからの経過時間を用いて、通常モード又は花モードにおける時間と制御内容との関係において制御再開時点(即ち、通常モード又は花モードを開始してからの経過時間とその時点の制御内容と)を特定して、その特定した制御から再開することができる。
また、前記実施形態の時間制御部57は、電源がOFF状態となっている時間を計測するように構成することも可能である。例えば、発芽モードによる制御が開始された後(図4のS1以降)、電源がOFF状態に切り換えられて(図5のS5のYes)、電源が再びON状態に切り換えられる(図5のS7のYes)とき、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53は、時間制御部57が計測した経過時間と電源OFF状態の時間とを用いて、照明手段22と通風手段23と給気手段24とに対して、電源がOFF状態である間の制御を実行しない(即ち制御命令を出さない)ように構成することが可能である。尚、電源がOFF状態である間には、照明手段22と通風手段23と給気手段24とは強制的に停止しているので、発芽モード制御部51又は通常モード制御部53は、電源がON状態及びOFF状態に関係なく機能して、電源OFF状態である間にも制御命令を出し続ける構成とすることも可能である。
また、前記実施形態のモード選択手段42は、電源がON状態のとき、モード選択ボタン42aを押下することにより、各モードを選択して各モードの制御を開始するように構成される場合について説明したが、このモード選択手段42は、電源がOFF状態のときには、モード選択ボタン42aを押下しても、各モードに切り換えて各モードの制御を実行しないように構成することができる。かかるモード選択手段42は、電源がOFF状態のときに、モード選択ボタン42aを押下することにより、各モードへの表示上の切り換えのみがなされるように構成することができる。例えば、モード選択手段42は、電源がOFF状態のとき、モード選択ボタン42aを押下することにより、発芽モードを選択すると、発芽モード表示42bが点滅する一方で発芽モードは実行(開始)されず、花モードを選択すると、花モード表示42cが点滅する一方で花モードは実行(開始)されず、通常モードを選択すると、発芽モード表示42b及び花モード表示42cは点滅することなく、かつ、通常モードは実行(開始)されないように構成される。そして、各モードの制御を実行したいときは、実行したい各モードを上記のように選択した上で、電源をON状態に切り換えることによって、選択した各モードの制御を実行(開始)することができる。
1…水耕栽培装置、2…本体、3…収容部、4…操作部、5…制御部、6…コンセント、7…アダプタ、20…箱体、21…扉部、22…照明手段、23…通風手段、24…給気手段、25…温度センサ、26…照度センサ、41…電源ボタン、42…モード選択手段、43…時間設定部、44…表示部、51…発芽モード制御部、52…花モード制御部、53…通常モード制御部、54…照明制御部、55…通風制御部、56…給気制御部、57…時間制御部

Claims (5)

  1. 種子を発芽させるための発芽モード及び植物を育成させるための通常モードを有する水耕栽培装置において、
    水耕栽培装置の電源をON状態とOFF状態とに切換える電源ボタンと、
    前記電源がON状態でモード選択可能に構成されるモード選択手段と、
    前記電源がON状態で稼働可能に構成され、種子又は植物を発芽又は育成させるための水耕栽培構成要素と、
    前記電源のON状態及びOFF状態に関係なく、計時動作を行う時間制御部と、
    前記時間制御部からの時間データに基づいて、前記モード選択手段により選択された発芽モードの制御開始からの経過時間が所定時間を経過したことを検出するまで、前記水耕栽培構成要素を制御する発芽モード制御部とを備え、
    前記発芽モード制御部は、発芽モードの制御中に前記電源がOFF状態に切換えられて前記制御を停止した後、前記電源が再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部からの時間データに基づき前記制御開始からの経過時間が前記所定時間内であることを検出すると、前記時間データを用いて、発芽モードの制御開始からの前記経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開して、前記制御開始からの前記経過時間が前記所定時間を経過することにより発芽モードの制御を終了することを特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記発芽モードの制御開始からの経過時間が前記所定時間を経過して発芽モードが終了したとき、該終了から連続して前記通常モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記通常モードを実行すべく、所定の制御プログラムに従って前記水耕栽培構成要素を制御する通常モード制御部を備え、
    前記通常モード制御部は、通常モードの制御中に前記電源がOFF状態から再びON状態に切り換えられたとき、前記時間制御部からの時間データと前記所定の制御プログラムとに基づいて、通常モードの制御開始からの経過時間後における制御に対応した続きから制御を再開することを特徴とする請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記モード選択手段は、前記発芽モードの制御が開始されてから前記所定時間の経過前に、該発芽モードから通常モードに切換え可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記水耕栽培構成要素は、種子又は植物に照明を照射する照明手段、水耕栽培装置内に通風させる通風手段、及び、種子又は植物を培養するための養液に空気を供給する給気手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
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