JP2014150387A - ユーザ装置、基地局、干渉低減方法、及び干渉低減制御情報通知方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、干渉低減方法、及び干渉低減制御情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ装置において干渉となる制御チャネルの信号を低減する。
【解決手段】複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置において、接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信手段と、前記制御情報を利用して、前記干渉となる制御チャネルの信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減手段とを備えて構成する。
【選択図】図27

Description

本発明は、無線通信システムの基地局とユーザ装置に関するものである。
3GPP(Third Generation Partnership Project)におけるLTE(Long Term Evolution)Advanced等では、下りリンク通信に関して、接続基地局からの所望電波ビームに対する干渉基地局からの干渉電波ビームの干渉、及び接続基地局における他ユーザ向け信号による干渉を、ユーザ装置において低減(例:抑圧、除去)するための種々の技術が検討されている。
このような干渉を低減する技術では、例えば、図1に示すように、ユーザ装置10が接続セル(接続基地局1のセル、serving cell)の境界付近に所在して、所望基地局1の隣の他の基地局2(干渉基地局)から干渉電波ビームを強く受ける場合に、ユーザ装置10が干渉低減処理を行うことにより、所望電波ビームに載せられた所望信号の受信品質を向上させることができる。図1において干渉基地局2で生成されたビーム、すなわち他のユーザ装置(例えばユーザ装置11)への下りチャネルのためのビームの一部がユーザ装置10にとって干渉信号になる。なお、図1は、干渉セルからの干渉を特に示した図である。
Axnas J. et. al. , "Successive Interference Cancellation Techniques for LTE Downlink," PIMRC 2011. P. Hoeher et. al., "Two-dimensional pilot-symbol-aided channel estimation by Wiener filtering," Proc. ICASSP'97, 1997 3GPP, TS36.211 3GPP, TS36.213 9.1.2 3GPP, Renesas, R1-124396 3GPP, R1-124594
本願には関連する先願(特願2012−288896)がある。先願(特願2012−288896)の実施の形態では、主に干渉となるデータチャネルの信号を低減する技術を開示しているが、後述する本願の実施の形態では、主に干渉となる制御チャネルの信号を低減する技術を開示する。いずれの技術も、接続セルにおける制御信号、及びデータ信号の受信品質向上を目的とする。
以下では、従来技術における干渉抑圧や除去(キャンセル)等の干渉低減のための技術の概要を説明し、本発明が解決しようとする課題について説明する。
<干渉抑圧合成受信>
干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離し、取得するための技術の1つとして、干渉抑圧合成(Interference Rejection Combining)と呼ばれる技術がある。干渉抑圧合成(IRC)は、下りリンク通信に関して、接続基地局からの所望電波ビームに対する干渉基地局からの干渉電波ビームの干渉、及び接続基地局における他ユーザ向け信号による干渉を、ユーザ装置で抑圧するように、ユーザ装置において各受信アンテナで得られる信号に重み付け(受信ウェイト)を与える技術である。
図2に示すように、IRC受信技術では、干渉信号のチャネルが推定可能な場合と、干渉信号のチャネルが推定不可能な場合とで、2種類(Type 1、Type 2)の受信ウェイトの算出方法がある。なお、図2に示す式はいずれもMMSE(最小平均二乗誤差)アルゴリズムから導き出される式である。また、これらの式で受信ウェイトを計算する技術自体は既存技術である。
図2の中に示すように、干渉信号のチャネル推定が可能な場合のType 1の式において、下線で示した部分が干渉セルのチャネル行列で構成される共分散行列である。また、干渉信号のチャネル推定が不可能な場合のType 2の式において、下線で示した部分が接続セル(接続基地局により構成されるセル、serving cell)からの受信信号から推定される雑音干渉成分の共分散行列(統計量)である。後述する本発明の実施の形態では、IRC Type 1、Type 2のうち、Type 1を対象とする。以下でIRCと記述した場合、それはIRC Type 1を意味する。
<逐次干渉キャンセル>
IRCの他、干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離するための技術として逐次干渉キャンセル(SIC: Successive Interference Cancellation)の技術がある。
逐次干渉キャンセルは、受信信号から干渉信号の硬判定もしくは軟判定によるレプリカ信号を作成し、受信信号からレプリカ信号を逐次的に減算(除去)することにより、所望信号を抽出する技術である。ユーザ装置において逐次干渉キャンセルを行う場合の機能構成例(硬判定の例)を図3に示す。図3に示すように、複数の干渉信号毎に、干渉信号のチャネル推定を行い、当該チャネル推定に基づき干渉信号の復調を行って、干渉信号のレプリカを作成し、逐次受信信号から減算する。
なお、逐次干渉キャンセラの構成自体は既存技術である。逐次干渉キャンセラの構成としては、図3に示した構成の他にも様々なものが存在する。例えば、図4に示すように、ターボ等化を用いた逐次干渉キャンセルを行う構成がある。図4に示す構成は、非特許文献1に示されている構成である。図4に示す構成もターボ等化を用いる構成の一例である。本願発明は、干渉セルのチャネル推定を行い、干渉信号の復調を行う機能を含む逐次干渉キャンセラであれば、その方式によらずに適用可能である。
<IRC/SICのために必要となる情報の概要>
前述したように、本願では、主に干渉信号の制御チャネル(PDCCH, etc..)を低減可能な方法を示している。
IRCを行うためには、干渉信号のチャネル推定値 (CRS or DM-RS based)、干渉となっている制御チャネルの情報(もしくはNull情報)が必要である。また、SICについては、上記IRCのために必要な情報に加えて、硬/軟判定レプリカ信号(復調信号)を求めるための情報が必要である。つまり、図5に例示するように、干渉となる制御チャネルについての上記情報がリソースエレメント(Resource Element)毎に必要となる。
ここで、制御チャネルは、RANK1固定、多値変調(QAM)がない (QPSK or BPSKのみ)、TM(Transmission Mode)がない (どのTMでも開ループ型送信ダイバーシチ(SFBC)にて送信される)、CRSにより復調される(ただしePDCCHは後述するようにDM-RSによっても復調される)、という点でデータチャネルと異なる。
<下りリンク制御チャネルについて>
IRC/SICのために必要となる情報を詳細に説明する前に、下りリンク制御チャネル(以下、単に制御チャネルと呼ぶ)について説明する。
まず、制御チャネルの種類及び送信される情報について説明する。LTE-Advancedにおいて規定されている制御チャネルとしては、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、ePDCCH (enhanced PDCCH)がある。
PCFICHは、制御信号が先頭何OFDMシンボルかを示す情報(1~3、2bit)であるCFI (Control Format Indicator)を送信する。PHICHは、上りデータチャネル(PUSCH)を受信した場合のAck/Nack (1 or 0、1bit)であるHI (HARQ Indicator)を送信する。
PDCCH、及びePDCCH (enhanced PDCCH)は、DCI (Downlink Control Information) :を送信する。DCI は、DL及びULのデータチャネル送信に必要な制御情報 (リソース割り当て情報、変調方式、etc)であり、そのbit数は、使用するDCI formatによって異なる。
次に、下り制御チャネルのマッピング(mapping)について説明する。図6に例示するように、PCFICH、PHICH、PDCCHは各サブフレーム(subframe)の先頭数OFDMシンボルにマッピングされる。マッピングされるOFDMシンボル数Nは1〜3であり、CFIによって通知される。ePDCCHはデータチャネル(PDSCH)にマッピングされる(詳細は後述する)。
また、PCFICH、PHICH,、PDCCHは4つのリソースエレメント(Resource element)から構成されるREGを最小単位としてリソースの割り当てを行う。ePDCCHはeREG (enhanced REG)を最小単位として割り当てられるが、詳細は後述する。
図7に、2 Tx(送信アンテナ)、3OFDMシンボルが制御チャネルに割り当てられた場合(CFI=3)のREGの一例を示す。
以下、各制御チャネルの詳細、およびIRC Type 1/SICを用いて干渉信号の各制御チャネルの抑圧/除去(キャンセル)を行うために必要な情報を詳細に説明する。
<IRC Type 1のために必要となる情報>
IRC Type 1でのIRC受信ウェイト生成のためには、干渉信号に対するチャネル行列が必要であり、当該チャネル行列は、干渉セルからの参照信号を用いてチャネルを推定することにより得られる。
LTE-Advanced等において、チャネル推定に用いることのできる参照信号として、CRS(Cell-specific Reference Signal、セル固有参照信号)、CSI-RS (CSI Reference Signal、CSI参照信号)、DM-RS (DeModulation Reference Signal、復調参照信号、もしくはUE specific Reference Signal)があるが、本願では、PCFICH、PHICH、PDCCHに関してCRSを用い、ePDCCHに関してDM-RSを用いる。
ここで、ユーザ装置におけるチャネル推定処理概要について図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップ101では、送信された参照信号についての系列初期値の計算を行う。参照信号がCRSの場合、系列初期値の計算を行うために、PCID(Physical Cell ID)、スロット番号、NCP、MBSFN configurationが必要となる。ここで、NCPは、CP(Cyclic Prefix)長がNormalかExtendedかを示す値であり、0か1である。
ステップ102では、ステップ101で計算した系列初期値からスクランブリング系列の計算を行う。ステップ101,102により、送信された参照信号系列の特定がなされる。
ステップ103では、参照信号がMappingされたリソースの特定を行う。ここでは、参照信号がCRSの場合、システム帯域幅、アンテナport数、MBSFN configurationが必要になる。
参照信号のMappingは、システム帯域幅、アンテナport数等、上記の情報に応じて規定されているため、上記の情報が必要となる。レイヤ数1の場合におけるCRSのマッピング例を図9に示す。
図8に戻り、ステップ104では、参照信号に対するチャネル推定を行う。ここでは、いずれの参照信号の場合も、Power boostingがされている場合にそれを補正する必要があるため、Power boosting情報が必要になる。Power boosting情報とは参照信号とデータ信号の電力比である。
ステップ105では、ステップ104で得られた推定結果に基づいて、全リソースに対するチャネル推定を行う。ここでは、例えば、非特許文献2に記載された2次元MMSEチャネル推定フィルタを利用する。
CRSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報をまとめたものを図10に示す。図10に示すように、CRSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報のうち、PCIDとスロット番号以外は、ユーザ装置における推定が困難な情報である。なお、ePDCCH内のDM-RSによるチャネル推定に必要な情報については、ePDCCH抑圧のために必要な情報の説明の中で説明する。
ここで、IRC受信ウェイト生成のためには、チャネル推定値に加えて、干渉信号における割り当て情報が別途必要である。その理由は以下のとおりである。
接続セルのユーザ装置にとって、干渉セルで制御チャネルが割り当てられる場合に、その制御チャネルの信号が干渉信号となる。従って、IRCを実行するユーザ装置は、制御チャネルの割り当てがあるリソースにのみヌルを向けるようにIRCウェイトの算出を行う。
つまり、接続セルでユーザ装置にデータや制御チャネル受信のために割り当てられたリソースと同じリソースにおける干渉セルからの信号が干渉信号となるので、この干渉信号を抑圧するために、干渉信号におけるリソース割り当て情報が必要になる。以下では、IRC Type1における制御チャネル抑圧のための必要な情報について、制御チャネル毎に説明する。
(1)PCFICH抑圧のために必要な情報
前述したように、PCFICHは、制御信号が先頭何OFDMシンボルかを示すCFIを送信するチャネルである。図11に示すように、PCFICHは、各サブフレームの先頭のOFDMシンボルに多重されて必ず送信される。用いるREG数は4個であり、システム帯域幅全体にほぼ等間隔となるようにマッピングされる。
PCFICH抑圧のためには、PCFICHがマッピングされているREGの特定のための情報(非特許文献3)(PCID、システム帯域幅)、PCFICH power boosting情報、及びPCFICHにおけるチャネル推定値(CRS based)が必要である。チャネル推定値を求めるには、図10に示した情報が必要である。
(2)PHICH抑圧のために必要な情報
PHICHはAck/Nackを送信するチャネルであり、先頭のOFDMシンボルのみ(normal duration) (図12)、あるいは2~3 OFDMシンボルに渡って多重されて送信される(extended duration)(図13)。以下、PHICHのリソース割り当て方法についてより詳細に説明する。
PHICHにはPHICH groupという概念が存在する。図14に示すように、1つのPHICH groupは3つのREGによって構成され、周波数ダイバーシチゲインを得るためにシステム帯域全体に等間隔にマッピングされる。
また、図15に示すように、1つのPHICH groupあたり、直交系列(Walsh Hadamard系列)を用いて最大8個のPHICHが多重される (I相, Q相それぞれ4多重ずつ)。ここで、どの直行系列を用いるかはPHICH sequenceによって決定される。
また、各ユーザ装置が使用するPHICH groupおよびPHICH sequenceは、基本的に上りリンクデータチャネル(PUSCH)が割り当てられているリソースブロック(RB)のうち最も若番のRB番号により一意に決定される(非特許文献4)。ただし、一部のPHICH groupに集中しないように、上りリンクのReference signalに用いるCyclic shift量によって意図的にgroupやsequenceを変更することが可能である。
PCFICHと同様に、PHICHの抑圧のためには、PHICHがMappingされているREGの特定のための情報(非特許文献3)、PHICH power boosting情報、PHICHにおけるチャネル推定値が必要である。PHICHがMappingされているREGを特定するために、PCID、CP長(NCP)、PHICH group、PHICH duration (normalの場合は1、extendedの場合は2もしくは3)が必要であり、extended durationの場合はさらにframe structure type(1=FDD or 2=TDD)、MBSFN subframeかどうかの情報が必要である。
PHICHにおけるチャネル推定値を求めるには、図10に示した情報が必要である。
(3)PDCCH抑圧のために必要な情報
PDCCHは、各サブフレームの先頭数OFDMシンボル(CFIで指定される)のうち、PCFICH、PHICH以外のリソースに対してMappingされる。PDCCHの割り当てのために、PCFICH、PHICH以外のREGに番号付けがなされ、PDCCHの割り当て最小単位は、連続する9個のREG である(これをCCE(Control Channel Element)と呼ぶ)。図16に、CFI=2の場合のREG順番付けの例を示す。REG0〜8が1つのCCEを構成する。
1つのDCIをいくつのCCEに割り当てるかは、アグリゲーションレベル(Aggregation level)によって決定される。Aggregation levelは1,2,4,8の4種類であり、各値が割り当てるCCEの個数に対応する。また、Aggregation levelは接続しているユーザ装置からフィードバックされるCQIを元に、受信品質が良い場合は低く、受信品質が悪い場合は高くなるようにユーザ装置毎に設定される。図17に示すように、Aggregation levelがnの場合には、nの倍数となるCCE indexのみを開始地点としてリソースを割り当てる。これはユーザ装置(UE)のブラインドサーチ(Blind search)回数を減少させるための割り当て方法の制約(tree-based構造)による。ブラインドサーチについては後述する。
更に、ユーザ装置のブラインドサーチ回数を減らすためにサーチスペース(Search space)という探索エリアが設定される。Search spaceには、Common search spaceとUE-specific search space(ユーザ装置固有のリソース)がある。
Common search spaceは、全ユーザ装置(UE)が共通でサーチするエリアである。割り当てられるCCEは0 -15の16CCEの区間であり、またAggregation levelは4、8に限定される。
UE-specific search spaceは、各ユーザ装置(UE)が固有にsearchするエリアであり、割り当てられるCCEの範囲はサブフレーム(subframe)番号、UE-ID (ユーザ装置の識別情報)により各UE毎に一意に決定される。Aggregation levelは1, 2, 4, 8であり限定はない。Common search spaceとUE-specific search spaceの割り当て例を図18に示す。
次に、PDCCHの復号方法(Blind復号)について説明する。
各ユーザ装置(UE)は自分宛てのPDCCHがどのCCEに割り当てられているか、および、どのAggregation level、DCI formatが選択されているかがわからないため、総当りでBlind復号する。PDCCHで送信するDCIにはCRCが付加されており、これにより誤り検出を行うが、CRC bitに各ユーザ装置(UE)のUE-IDをマスキング(masking)しているため、自分宛てのPDCCHのみ検出(復号)可能となる。自分のUE-ID以外でmaskingされている他人宛のPDCCHは復号不可である。
より詳細には、Common search spaceにおけるBlind復号では、Common search space内の割り当てられる可能性のあるCCEを全探索する。すなわち、「Aggregation level = 4, 8の2種類 × 想定される全DCI format」の復号を試みる。
UE-specific search spaceにおける復号では、各ユーザ装置(UE)は自分のUE-specific search spaceを計算し、そのUE-specific search space内で考えられるPDCCH候補の復号を行う。すなわち、「Aggregation level = 1, 2, 4, 8の4種類 × 想定される全DCI format」の復号を試みる。
上記のような特性を有するPDCCHの抑圧のためには、どこまでが制御チャネルかを示すCFI、PDCCH内のUEが割り当てられているCCEの特定(Blindで検索)のための情報、PDCCHにおけるチャネル推定値が必要である。
PDCCH内のUEが割り当てられているCCEの特定のためには、割り当てられている全UEのUE-ID、Common search space情報、割り当てられている全UEのUE-specific search space情報が必要である。ここで、全UEのUE-specific search spaceの算出のためには、絶対sub-frame番号が必要であるが、同期NWの場合は自セルとの差分でもよい。割り当てられている全UE分のUE-IDを元に干渉信号のPDCCHの割り当てを全てBlindで検出することでPDCCH内のUEが割り当てられているCCEの特定を行うことができる。
PDCCHにおけるチャネル推定値を求めるには、図10に示した情報が必要である。
(4)ePDCCH抑圧のために必要な情報
ePDCCH (enhanced PDCCH)は、3GPPのリリース11以降において、PDCCHの容量がMU-MIMOのスループット特性に与える影響を考慮し、PDCCHの拡張として定義されたチャネルである。
リリース11のePDCCHにおいては、ローカライズドマッピング(Localized mapping)(図19)とディストリビューティッドマッピング(Distributed mapping)(図20)の2つのマッピング方法がサポートされている。
Localized mappingでは、DCIを1 ePDCCH resource(1 PRB pair)に、またはその一部にマッピングする。Localized mapping では、CQIを用いることにより周波数スケジューリングゲインを得る。Distributed mappingでは、DCIを複数(あるいは全)ePDCCH resourceにマッピングする。これにより、周波数ダイバーシチゲインを得る。
また、ePDCCHでは、eREG (enhanced Resource Element Group)及びeCCE (enhanced Control Channel Element)が定義されている(非特許文献5)。
1 PRB pair (12subcarrier × 14 OFDM symbol) において16個のeREGが含まれるものとして定義されている。また、1 PRB pairにおいて1eCCEは4もしくは8個のeREGから構成されると定義されており、全eCCE数は、ePDCCH用に割当てられたPRB数により決定される。
1eCCEが4個のeREGにより構成されるケースは、normal subframe (normal CP) もしくはspecial subframe configs 3,4,8 (normal CP) に該当し、1eCCEが8個のeREGにより構成されるケースは、special subframe configs 1,2,6,7,9 (normal CP)、normal subframe (extended CP) and special subframe configs 1,2,3,5,6 (extended CP)に該当する。4個のeREGにより構成される例を図21に示す。なお、DCIのeCCEへの割り当て方法については、eCCEをCCEとみなしてPDCCHの割り当て方法をリユースすることとしている。
前述したとおり、ePDCCHはUE-specificな制御信号であり、DM-RSによりデータ復調を行う。ePDCCH内のDM-RSによるチャネル推定のために必要な情報として以下の情報が必要である。
すなわち、系列初期値の計算のためにDM-RS スクランブリング初期系列値
Figure 2014150387
と、
Figure 2014150387
が必要であり、Mapping情報として、CP長、スロット番号、アンテナポート数p∈{107,108,109,110}、ePDCCHの割り当てられたRB数が必要である。
ここで、ePDCCHが割り当てられているsubframeおよびPRB pair(PRBペア)の特定のために図22に示す情報がRRCにてユーザ装置(UE)に通知されることとされており、DM-RSスクランブリング初期系列値はこれによりUEに通知される(非特許文献6)。ただし、図22は通知される情報のうち、制御チャネルの干渉信号抑圧のために必要な情報を示している。また、
Figure 2014150387
は定数(=2)であり、既知である。
上記の性質を持つePDCCHの抑圧のためには、ePDCCHが割り当てられているsubframeおよびPRB pairを特定するための情報、ePDCCH内のユーザ装置(UE)が割り当てられているeCCEを特定するための情報、ePDCCHにおけるチャネル推定値 (DM-RS based)が必要である。
より詳細には、ePDCCHが割り当てられているsubframeおよびPRB pairの特定のためには、図22に示したRRC signaling情報(一部不要)が必要である。また、ePDCCH内のユーザ装置(UE)が割り当てられているeCCEの特定のためには、割り当てられている全UEのUE-ID、Common search space情報(現状ではePDCCHはUE-specific search spaceのみ定義されている)、割り当てられている全UEのUE-specific search space情報が必要である。また、sub-frame番号が必要であるが、同期NWの場合は自セルとの差分でよい。割り当てられている全UE分のUE-IDを元に干渉信号のePDCCHの割り当て(eCCE)を全てBlindで検出する。
ePDCCHにおけるDM-RSベースのチャネル推定のために必要な情報は前述したとおりである。当該情報をまとめたものを図23に示す。
<SICのために必要となる情報>
上記のとおり、逐次干渉キャンセルを行うためには、全干渉信号に対するレプリカ信号を生成することが必要であり、そのためには、まず、各干渉信号に対してのチャネル推定を行うための情報が必要である。これは、各制御チャネルにおいて前述したIRC Type 1で必要とする情報と同じである。SICでは、干渉信号の復調のために先に述べたIRC Type 1のために必要となる情報に加え、更に追加の情報が必要となる。この追加情報について、各制御チャネル毎に説明する。
(1)PCFICHのキャンセルのために必要な情報
抑圧のために必要な情報に加え、復調のためにスクランブリング系列初期値が必要であり、そのためにPCID、スロット番号(ns)が必要である。ただしこれらは先に述べた通りIRC Type 1のために必要となる情報に含まれているため、追加的な情報は必要ない。なお、変調方式はQPSK固定である。
(2)PHICHのキャンセルのために必要な情報
抑圧のために必要な情報に加え、復調のためにスクランブリング系列初期値、及び割り当てられている各UEが使用している直交系列の特定が必要である。スクランブリング系列初期値を求めるために、PCID、スロット番号(ns)が必要であるが、先に述べた通りIRC Type 1のために必要となる情報に含まれているため、追加的な情報は必要ない。また、各UEが使用している直交系列の特定のためには、割り当てられているUEのPHICH sequenceが必要である。なお、変調方式はBPSK固定である。
(3)PDCCHのキャンセルのために必要な情報
PDCCH内のUEが割り当てられているCCEの特定と送信データの復号が必要となるが、Blindで復号するため前述した抑圧の場合と同じ情報でよい。なお、変調方式はQPSK固定である。
(4)ePDCCHのキャンセルのために必要な情報
ePDCCH内のUEが割り当てられているCCEの特定と送信データの復号が必要となるが、Blindで復号するため前述した抑圧の場合と同じ情報でよい。なお、変調方式はQPSK固定である。
<制御チャネルの低減に必要な情報まとめ>
これまでに説明したように、制御チャネルの低減に必要な情報として、チャネル推定のために必要な情報と、割り当てに関する情報がある。チャネル推定のために必要な情報は図10(非特許文献3のSection6.10等)、及び図23に示したとおりである。割り当てに関する情報をまとめたものを図24に示す。
これらの制御チャネルの低減に必要な情報のうち、PCID及びスロット番号のみ既知情報(PSS/SSSより推定可能)であり、その他の情報は推定困難な情報である。
上述したように、現状のLTE-Advanced等の制御信号構成では、干渉となる制御チャネルに対し、干渉低減能力が高いIRC type 1及びSICを行うためには、ユーザ装置において不足している情報があるので、ユーザ装置においてIRC type 1及びSICを行うことが難しい。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置において、干渉となる制御チャネルの信号に対し、高い干渉低減能力を備えることを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信手段と、
前記制御情報を利用して、前記干渉となる制御チャネルの信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減手段とを備えることを特徴とするユーザ装置として構成される。
前記受信手段は、例えば、前記接続基地局から、下り物理チャネルにより送信される下り制御情報として前記制御情報を受信する、又は、前記接続基地局から、RRCシグナリングにより前記制御情報を受信する。
前記受信手段は、前記接続基地局から、RRCシグナリングにより前記制御情報を受信する場合において、前記干渉となる制御チャネルのうち、各ユーザ装置固有のリソースをサーチしてブラインド復号を行うことにより検出される制御チャネルに関し、当該制御チャネルの信号を低減するための情報の一部として、前記干渉基地局に接続するユーザ装置の識別情報を下り物理チャネルにより受信するようにしてもよい。
前記干渉となる制御チャネルの信号を低減するために必要とする制御情報のうち、一部の情報を前記接続基地局から受信した制御情報を用いて推定する推定手段を備えるようにしてもよい。
前記干渉低減手段は、例えば、干渉信号のチャネル推定に基づく干渉抑圧合成受信を行う手段、又は、逐次干渉キャンセルを行う手段である。
また、本発明は、無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局であって、
前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信手段と、
前記制御情報を、下り物理チャネルにより下り制御情報として前記ユーザ装置に送信する、又は、前記制御情報をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする基地局として構成することもできる。
前記送信手段は、RRCシグナリングにより前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する場合において、前記干渉となる制御チャネルのうち、各ユーザ装置固有のリソースをサーチしてブラインド復号を行うことにより検出される制御チャネルに関し、当該制御チャネルの信号を低減するための情報の一部として、前記干渉基地局に接続するユーザ装置の識別情報を下り物理チャネルにより前記ユーザ装置に送信するようにしてもよい。
また、本発明は、前記ユーザ装置において実行される干渉低減方法、前記基地局が実行する干渉低減制御情報通知方法として構成することもできる。
本発明によれば、ユーザ装置において、干渉となる制御チャネルの信号に対し、高い干渉低減能力を備えることを可能とする技術を提供することができる。
干渉セルからの干渉の低減を説明するための図である。 干渉抑圧合成(IRC)受信を説明するための図である。 SICを行うユーザ装置の機能構成例を示すブロック図である。 ターボ等化を用いるSICの機能構成例を示すブロック図である。 IRC/SICのために必要な情報概要を説明するための図である。 下り制御チャネルのマッピングの概要を示す図である。 REGの例を示す図である。 チャネル推定処理の概要を説明するためのフローチャートである。 CRSのマッピング例を示す図である。 CRSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示す図である。 制御チャネルの割り当てを示す図である。 PHICHが先頭のOFDMシンボルのみに割り当てられた例を示す図である。 PHICHが2〜3のOFDMシンボルに割り当てられた例を示す図である。 PHICH groupを示す図である。 normal CPにおけるPHICH groupを示す図である。 CFI=2の場合におけるREGの順番付けの例を示す図である。 Aggregation levelの例を示す図である。 PDCCHのサーチスペースの例を示す図である。 ePDCCHにおけるLocalized mappingの例を示す図である。 ePDCCHにおけるDistributed mappingの例を示す図である。 1eCCEが4個のeREGにより構成されるケースを示す図である。 干渉信号抑圧のために、ePDCCHが割り当てられているsubframeおよびPRB pairの特定のために必要な情報を示す図である。 ePDCCHにおけるDM-RSベースのチャネル推定のために必要な情報である。 制御チャネルの低減に必要な情報を示す図である。 パターン1の例とパターン3の例を示す図である。 パターン2の例とパターン4の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムの概要構成図である。 干渉セルの制御チャネルを抑圧するために必要な情報を事前通知することが必要であることを示す図である。 干渉セルの制御チャネルを抑圧するために必要な情報を事前通知することを示す図である。 実施例1−1におけるDCIフォーマット例を示す図である。 実施例1−1における処理を説明するための図である。 DCIに含めることが必須である情報と、含めることが必須ではない(任意である)情報を示す図(1/2)である。 DCIに含めることが必須である情報と、含めることが必須ではない(任意である)情報を示す図(2/2)である。 実施例1−2における処理を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるシステム構成図である。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態の概要を示す図である。 RRC signalingにおける問題を説明するための図である。 UE-IDの増分だけDynamicに通知する方法を説明するための図である。 実施例2−2の処理を示す図である。 第2の実施の形態におけるシステム構成図である。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 第3の実施の形態においてSICを動作可能とするために必要となる情報を説明するための図である。 第3の実施の形態においてDynamicに通知を行う場合のシステム構成図である。 第3の実施の形態においてDynamicに通知を行う場合のシーケンス図である。 第3の実施の形態においてSemi-staticに通知を行う場合のシステム構成図である。 第3の実施の形態においてSemi-staticに通知を行う場合のシーケンス図である。 第3の実施の形態においてSemi-staticに通知を行う場合のシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(実施の形態の適用範囲について)
干渉低減は、自身(接続セル)の制御信号(ePDCCH含む)の受信品質向上のため、及び、自身のデータ信号(PDSCH)の受信品質向上のために行われる。そして、自身の制御信号(ePDCCH含む)の受信品質向上のために干渉となる制御チャネル(ePDCCH含む)を低減するパターン1、自身の制御信号(ePDCCH含む)の受信品質向上のために干渉となるデータ信号(PDSCH)を低減するパターン2、自身のデータ信号(PDSCH)の受信品質向上のために干渉となる制御チャネル(ePDCCH含む)を低減するパターン3、自身のデータ信号(PDSCH)の受信品質向上のために干渉となるデータ信号(PDSCH)を低減するパターン4がある。
パターン1の例とパターン3の例を図25に示し、パターン2の例とパターン4の例を図25に示す。本願の実施の形態はパターン1とパターン3(図25)を対象とするが、本願発明はこれらのパターンに限定されるわけではない。また、先願(特願2012−288896)の実施形態は、パターン2とパターン4(図26)を対象とするが、先願発明はこれらのパターンに限定されるわけではない。
(実施の形態の概要)
上述したように、現状のLTE-Advanced等の制御信号構成では、干渉となる制御信号に対し、干渉低減能力が高いIRC type 1及びSICを行うためには、ユーザ装置において不足している情報があるので、ユーザ装置においてIRC type 1及びSICを行うことが難しい。
以下、上記の問題を解決する技術として、まず、IRC type 1 を動作可能とするために、ユーザ装置にて必要となる情報をNW側からダイナミック(Dynamic)に通知することを基本とした実施の形態を第1の実施の形態として説明する。次に、IRC type 1 を動作可能とするために、ユーザ装置にて必要となる情報をNW側からセミスタティック(Semi-static)に通知することを基本とした実施の形態を第2の実施の形態として説明する。
また、SICを動作可能とするために必要となる情報をNW側から通知することを基本とした実施の形態を第3の実施の形態として説明する。
(第1の実施の形態)
図27に、本実施の形態に係る無線通信システムの概要構成図を示す。本実施の形態に係るシステムは、例えばLTE-Advanced方式の無線通信システムであり、基地局200(eNodeB)(接続基地局)が接続セルを形成し、セル内のユーザ装置100(UE)が接続基地局200と所望信号による通信を行う。本実施の形態の無線通信システムは、少なくともLTE-Advancedで規定されている機能を含む。ただし、本発明はLTE-Advancedの方式に限定されるわけではなく、現状のLTE-Advanced以外の方式にも適用可能である。
通常、無線通信システムには、多くの基地局が備えられるが、図27には、接続基地局200と、これに隣接する基地局300が示されている。この隣接する基地局300もセルを形成し、当該基地局300を接続基地局とするユーザ装置110と信号の送受信を行う。この隣接する基地局300から当該基地局300を接続基地局とするユーザ装置110に対して送信される制御チャネルの信号は、ユーザ装置100にとって干渉信号となる。従って、本実施の形態では、当該隣接する基地局300を干渉基地局と呼ぶ。また、干渉基地局300におけるセルを干渉セルと呼ぶ。接続基地局に対する干渉基地局は複数であるのが一般的であるが、図27では1つのみの干渉基地局を示している。
第1の実施の形態では、図27に示すとおり、接続基地局200がユーザ装置100に対し、物理レイヤの制御信号を伝送する制御チャネルもしくはデータチャネル(これらを総称して下り物理チャネルと呼ぶことができる)を利用して、ダイナミックにIRC Type 1を実行するために必要とする情報を通知することが基本である。物理レイヤの制御信号を伝送するチャネルは、例えば、PDCCH(物理下り制御チャネル)やPDSCH(物理下り共有チャネル、データチャネル)である。当該チャネルで伝送される制御信号は下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)である。なお、IRC Type 1を実行するために必要とする情報とは、図10、図23、図24等を参照して説明した情報、すなわち、干渉信号のチャネル推定のために必要な情報と干渉信号の割り当て情報である。以下、IRC Type 1を実行するために必要とする情報のことをIRC Type 1必要情報と呼ぶ場合がある。
また、図28に示すように、本実施の形態において、接続セルと干渉セルの制御チャネル同士が重なる場合があるため、干渉セルの制御チャネルの信号を抑圧するために必要な情報を事前通知する必要がある。
従って、本実施の形態では、図29に示すように、IRC Type 1必要情報を過去のsubframeの制御チャネル (PDCCH or ePDCCH等)もしくはデータチャネルで事前に通知することとしている。ただし抑圧したい対象がePDCCHの信号のみの場合、同期NWかつ接続セルのCFI=干渉セルのCFIならば事前通知しなくともよい。抑圧したい対象であるePDCCHを受信する前に、制御チャネルでIRC Type 1必要情報を受信可能だからである。
以下、第1の実施の形態をより具体的な実施例を用いて説明する。なお、装置構成(機能ブロック)及び当該構成に基づく動作については各実施例の説明の後に説明する。
<実施例1−1>
実施例1−1では、基本的に、接続基地局200が、IRC Type 1を実行するために必要とする情報の全てを制御チャネル(PDCCH、ePDCCH等)もしくはデータチャネルでユーザ装置100に通知する。すなわち、IRC Type 1必要情報をDCI(Downlink Control Information)のフォーマットの中に記載し、これをユーザ装置100に通知する。
なお、接続基地局200がユーザ装置100に対する干渉セルを決定する方法は、本発明においては特定の方法に限定されない。例えば、ユーザ装置100からの受信品質情報で干渉セルを特定してもよいし、基地局間で割り当て情報等を交換することで干渉セルを特定してもよい。
実施例1−1において、PFICH、PHICH、PDCCHを抑圧する場合の例を図30、図31に示す。この例では、図30に示すようにIRC Type 1必要情報が記載されたDCIが、図31に示すように接続基地局200からユーザ装置100に対して通知される。図31に示すように、本例では、ユーザ装置100に対する干渉セルが2つ(干渉セル#1と干渉セル#2)あるため、2つ分のIRC Type 1必要情報がユーザ装置100に通知される。接続基地局200が2つ分のIRC Type 1必要情報をユーザ装置100に通知する場合、図30に示すDCIフォーマットにおいて、各情報要素毎に干渉セル2つ分の情報を記載してもよいし、図30に示すDCIに干渉セル1つ分のIRC Type 1必要情報を記載し、最後の情報の次から、図30に示すDCIフォーマットと同じフォーマットのDCIを2つ目の干渉セルのIRC Type 1必要情報として記載するようにしてもよい。
図30、図31は、PFICH、PHICH、PDCCHを抑圧する場合の例を示しているが、ePDCCHについても、情報の内容が変ること以外は、PFICH、PHICH、PDCCHの場合と同じようにしてIRC Type 1必要情報を通知することで抑圧可能である。
なお、実施例1−1では、IRC Type 1を実行するために必要とする情報の全てをDCIに記載して制御チャネルもしくはデータチャネルで通知することの他、IRC Type 1を実行するために必要とする情報の一部をDCIに記載して制御チャネルもしくはデータチャネルで通知することとしてもよい。図10や図23、図24等で説明したIRC Type 1必要情報のうち所定の情報については、通知しなくてもIRC Type 1を行うことができるからである。
図32、図33に、実施例1−1において、DCIに含めることが必須である情報と、含めることが必須ではない(任意である)情報を示す。任意である情報は、これを含めなくてもIRC Type 1を実行することが可能である。図32、図33は、他の実施の形態にもあてはまるものである。
<実施例1−2>
実施例1−2では、実施例1−1で説明した方法で全てのIRC Type1必要情報のうちの一部を送り、その他の情報(不足する情報)をユーザ装置100において推定する。本実施例では、図34に示すように、ユーザ装置110は、接続基地局から受信する制御情報を用いることで、干渉セルのPCFICHのMappingが計算可能であるため、ユーザ装置110において干渉セルのPCFICHの信号からCFIを推定する。つまり、干渉セルのPCFICHの信号を復調し、CFIをPCFICHの信号から読み取る。従って、本実施例では、IRC Type1必要情報のうちCFIは実施例1−1で説明した方法で送信する必要はない。なお、ユーザ装置100において推定する情報はCFIに限られない、推定可能であればどの情報を推定してもよい。
<装置構成について>
図35に、本実施の形態における通信システムの機能構成を表した機能ブロック図を示す。図35には、通信システムの構成要素として、接続基地局200、干渉基地局300、ユーザ装置100が示されている。なお、図35は、干渉となるPFICH、PHICH、PDCCHを抑圧する例である。
図35に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部201、送信制御情報通知部202、干渉送信制御情報受信部203、送信データ蓄積部204、送信信号生成部205、有線I/F206(又は無線I/F206)、無線I/F207を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知部302と干渉送信制御情報受信部303と有線I/F306(又は無線I/F306)のみが示されている。
送信制御情報決定部201は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知部202は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報を他基地局へ通知する。IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報とは、図10や図23、図24等を用いて説明したIRC Type1必要情報のことである。
干渉送信制御情報受信部203は、IRC Type1受信処理に必要な他基地局の送信制御情報を受信する。ここで受信した送信制御情報は、接続基地局200がユーザ装置100に通知する干渉信号の送信制御情報となる。
送信データ蓄積部204は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部205は、所望信号の送信制御情報に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、及び所望送信データを含む所望送信信号を生成する。有線I/F206(又は無線I/F206)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F207は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図35に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部101、干渉信号チャネル推定部102、干渉送信制御情報推定部103、干渉PDCCH推定部104、IRC受信処理部105、制御信号復調部(DCI)106、干渉信号制御情報蓄積部107、無線I/F108を有する。
所望信号チャネル推定部101は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。干渉信号チャネル推定部102は、干渉信号制御情報蓄積部107から受け取った干渉信号の制御情報を元に干渉信号に対するチャネルを推定する。干渉送信制御情報推定部103は、干渉信号制御情報蓄積部107から受け取った干渉信号の制御情報を元に、不足する情報(CFIなど)を推定する。ただし、不足する情報(CFIなど)の推定を行わない場合は、干渉送信制御情報推定部103を備えなくてもよい。
干渉PDCCH推定部104は、干渉基地局300のUE-IDとcommon/UE-specific search space情報を元に、干渉PDCCHの割り当てをBlind復号する。IRC受信処理部105は、干渉信号制御情報蓄積部107、干渉PDCCH推定部104、干渉送信制御情報推定部103から受け取った干渉信号の制御情報を元に、干渉となっている制御チャネルを特定し、IRC受信ウェイトを生成する。制御信号復調部(DCI)106は、生成したIRC受信ウェイトを元に送信された制御情報を復調する。干渉信号制御情報蓄積部107は、制御信号復調部(DCI)106によって復調された制御情報の内、干渉信号の制御情報を格納するメモリである。
なお、図35は、干渉となる制御チャネルの信号を抑圧するための構成を主に示すものである。
<装置の動作について>
次に、図36に示すシーケンス図を参照して、図35に示した構成を有する通信システムの動作例を説明する。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、干渉基地局300での所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を決定する(ステップ201)。ここで決定する送信制御情報は、ステップ207以降で説明するユーザ装置100において干渉を抑圧する対象のサブフレームの次のサブフレームにおける送信制御情報である。
干渉基地局300の送信制御情報通知部302は、当該送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ202)。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部201が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ203)。また、干渉送信制御情報受信部203が、ステップ202で干渉基地局300から送信された送信制御情報を、干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部205は、送信データを決定して送信データ蓄積部204から取得し(ステップ204)、送信制御情報とともに送信信号を生成し(ステップ205)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ206)。
上記送信信号を受信するユーザ装置100においては、干渉信号チャネル推定部101がCRSによる干渉信号のチャネル推定を行う。そして、干渉信号の制御チャネルのMapping特定のための情報が不足している場合(ステップ208のYes)、干渉信号制御情報推定部103が不足情報(本実施形態ではCFI)を推定する(ステップ209)。なお、実施例1−1のように、干渉信号のチャネル推定のための情報が不足することを想定しない実施例の場合には、ステップ208、209は不要である。
干渉信号チャネル推定部102(干渉PDCCH推定部104でもよい)は、干渉PCFICH, PHICHのMappingを特定する(ステップ210)。そして、干渉PDCCH推定部104は、干渉PDCCHのcommon search space内の全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ211)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号を全UE分行う(ステップ212)。更に、干渉PDCCH推定部104は、干渉PDCCHのUE-specific search space、及び全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ213)、干渉PDCCHのUE-specific search space内のBlind復号を全UE分行う(ステップ214)。
一方、所望信号チャネル推定部101は、CRSにより所望信号のチャネル推定を行うとともに(ステップ215)、所望のPCFICH、PHICHのMappingを特定する(ステップ216)。そして、IRC受信処理部105は、干渉信号のチャネル推定値及びpower boosting情報等を用いたIRC受信処理を行い(ステップ217)、制御信号復調部106が、所望PCFICH, PHICH, PDCCHの復号を行う(ステップ218)。この復号により、次のサブフレームにおける干渉信号の制御情報が得られる。
第1の実施の形態の技術により、ユーザ装置において干渉低減能力の高いIRC Type 1を行うことが可能となり、ユーザ装置における干渉低減能力が向上する。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態は、制御チャネルもしくはデータチャネルでIRC Type1必要情報をダイナミックにユーザ装置100に送ることを基本としていたが、本発明はこれに限られるわけではなく、IRC Type1必要情報をユーザ装置100にセミスタティックに通知することとしてもよい。第2の実施の形態では、IRC Type1必要情報をユーザ装置にセミスタティックに通知する形態を説明する。
第2の実施の形態における全体のシステム構成は、第1の実施の形態と同様である。すなわち、接続基地局200、ユーザ装置100、干渉基地局300が存在する構成である。
第2の実施の形態では、図37に示すように、RRCシグナリング(signaling)を利用して、接続基地局200からユーザ装置100にIRC Type1必要情報を通知することが基本である。RRCシグナリングは、セミスタティックに行われるものであるから、RRCシグナリング情報を利用してIRC Type1必要情報を通知する第2の実施の形態は、セミスタティックにIRC Type1必要情報を通知する形態となる。
<実施例2−1>
さて、PDCCH/ePDCCHの抑圧のためには、干渉セルに接続する全てのUEのUE-IDが必要である。しかし、スケジューリングはsubframe毎にDynamicに行われるため、RRC signalingでは通知すべきUE-IDの変化に追従できず、特性が劣化する可能性がある。これを図38を参照して説明する。
図38に示すAの時点で、干渉セルに接続するUEは、UE#1とUE#2であり、この時点でRRC signalingがあり、その情報が接続セルでユーザ装置に通知される。Bの時点で干渉セルに接続するUEは、UE#1とUE#3になっているが、この時点ではRRC signalingのタイミングに至っておらず、この情報は接続セルに通知されない。その後、Cの時点において、干渉セルに接続するUEは、UE#3とUE#4になっており、この情報がRRC signalingで接続セルに通知される。このように、Bの時点で増加した干渉セルのUE#3は接続セルで通知されないので、接続セルにおいてUE#3向けのPDCCHは検出不可となる。
上記の問題を解消するために、本実施の形態では、方法1と方法2の2つの方法をとることができる。
方法1は、全てのUE-IDをDynamicに通知する方法であり、これはUE-IDのみ第1の実施の形態を採用することに相当する。
方法2は、RRCの通知情報からのUE-IDの増分だけDynamicに通知する方法である。すなわち、図38と同様の状況を示す図39に示すとおり、Bの時点で増加しているUE#3のみをDynamicに事前のPDCCH (or ePDCCH, PDSCH)で通知する。なお、減少分についてはPDCCHの検出が出来なくなるだけなので通知の必要はない。方法2は、方法1よりもオーバヘッドが削減できる点で有利である。
なお、実施例2−1では、UE-IDを下り物理チャネルでダイナミックに通知することとしているが、IRCのための必要となる制御情報のうちの他の情報を下り物理チャネルでダイナミックに通知することとしてもよい。
<実施例2−2>
実施例2−2では、実施例2−1で説明した方法(あるいは、RRCのみを用いる本実施の形態の基本形)で全てのIRC Type1必要情報のうちの一部を送り、その他の情報(不足する情報)をユーザ装置100において推定する。図40に示すとおり、本実施例では、干渉セルのPCFICHのMappingが計算可能であるため、実施例1−2と同様に、ユーザ装置110において干渉セルのPCFICHの信号からCFIを推定する。従って、本実施例では、IRC Type1必要情報のうちCFIは実施例2−1等で説明した方法で送信する必要はない。なお、ユーザ装置100において推定する情報はCFIに限られない、推定可能であればどの情報でもよい。
<装置構成について>
図41に、本実施の形態における通信システムの機能構成を表した機能ブロック図を示す。図41には、通信システムの構成要素として、接続基地局、干渉基地局、ユーザ装置が示されている。
図41に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部211、送信制御情報通知制御部(RRC)212、送信制御情報通知制御部(DCI)213、干渉送信制御情報受信部(RRC)214、干渉送信制御情報受信部(DCI)215、送信データ蓄積部216、送信信号生成部217、有線I/F218(又は無線I/F218)、無線I/F219を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知制御部(DCI)312、送信制御情報通知制御部(RRC)313、干渉送信制御情報受信部(DCI)315、干渉送信制御情報受信部(RRC)314、有線I/F318(無線I/F318)のみが示されている。
送信制御情報決定部211は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知制御部(RRC)212は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、RRCにて通知する情報を他基地局へ通知する。IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報とは、図10や図23、図24等を用いて説明したIRC Type1必要情報のことである。
送信制御情報通知制御部(DCI)213は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、DCIにて通知する情報を他基地局へ通知する。なお、送信制御情報通知部(DCI)213は、DCIでの通知を行わない場合は不要である。
干渉送信制御受信部(RRC)214は、干渉基地局300からRRCにて通知する送信制御情報を受信する。干渉送信制御受信部(DCI)215は、干渉基地局300からDCIにて通知する送信制御情報を受信する。なお、干渉送信制御受信部(DCI)215は、DCIでの通知を行わない場合は不要である。
送信データ蓄積部216は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部217は、所望送信制御に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、所望送信データを含む所望送信信号を生成する。有線I/F218(又は無線I/F218)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F219は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図41に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部111、干渉信号チャネル推定部112、干渉送信制御情報推定部113、干渉PDCCH推定部114、IRC受信処理部115、制御信号復調部(DCI)116、干渉制御情報蓄積部(DCI)117、データ復調部118、干渉制御情報蓄積部(RRC)119、無線I/F120を有する。
所望信号チャネル推定部11は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。干渉信号チャネル推定部112は、干渉制御情報蓄積部(RRC)119から受け取った干渉信号の制御情報を元に干渉信号に対するチャネルを推定する。干渉送信制御情報推定部113は、干渉制御情報蓄積部(RRC)119から受け取った干渉信号の制御情報を元に、不足する情報(CFIなど)を推定する。なお。不足する情報(CFIなど)の推定を行わない実施例の場合、干渉送信制御情報推定部113は備えなくてもよい。
干渉PDCCH推定部114は、干渉基地局のUE-IDとcommon/UE-specific search space情報を元に、干渉PDCCHの割り当てをBlind復号する。IRC受信処理部115は、干渉制御情報蓄積部(RRC/DCI)117、119、干渉PDCCH推定部114、干渉送信制御情報推定部113から受け取った干渉信号の制御情報を元に、干渉となっている制御チャネルを特定し、IRC受信ウェイトを生成する。
制御信号復調部(DCI)116は、生成したIRC受信ウェイトを元に送信された制御情報を復調する。干渉制御情報蓄積部(DCI)117は、制御信号復調部(DCI)116によって復調された制御情報の内、干渉信号の情報を格納するメモリである。なお、DCIでの干渉信号の情報の通知を行わない場合、干渉制御情報蓄積部(DCI)117を備えなくてもよい。
データ復調部118は、制御信号復調部(DCI)によって復調された制御情報を元に、データ信号を復調する。干渉制御情報蓄積部(RRC)119は、RRCで通知された干渉信号の制御情報を格納するメモリである。
なお、図41は、干渉となる制御チャネルの信号を抑圧するための構成を主に示すものである。
<装置の動作について>
次に、図42、図43に示すシーケンス図を参照して、図41に示した構成を有する通信システムの動作を説明する。
RRCシグナリングのフェーズにおいて、干渉基地局300の送信制御情報通知制御部(RRC)312は、RRCで通知するための所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を接続基地局200に通知し、接続基地局200の干渉送信制御情報受信部(RRC)214が当該送信制御情報を受信する(ステップ301)。接続基地局200は、RRCシグナリングで、受信した干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知する(ステップ302)。以下の処理は、サブフレーム毎に行われる。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、次サブフレームの所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報(本例では、UE-ID)を決定する(ステップ303)。干渉基地局300の送信制御情報通知制御部(DCI)313は、当該送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ304)。ただし、DCIで干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知しない場合、ステップ304は不要である。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部211が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ305)。また、ステップ304を行う場合、干渉送信制御情報受信部(DCI)215が、干渉基地局300から送信された送信制御情報を、DCIで通知するための干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部217は、送信データを決定して送信データ蓄積部216から取得し(ステップ306)、送信制御情報とともに送信信号を生成し(ステップ307)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ308)。
上記送信信号を受信したユーザ装置100においては、干渉信号チャネル推定部112が干渉信号のチャネル推定(CRS based)を行う(ステップ309)。そして、干渉信号の制御チャネルのMapping特定のための情報が不足している場合(ステップ310のYes)、干渉送信制御情報推定部113が不足情報(本例ではCFI)を推定する(ステップ311)。また、ステップ312において、干渉PDCCH推定部114等が干渉PCFICH、PHICのMappingを特定する。
ここで、前のサブフレームにて、UE-IDがDynamicに通知されている場合(ステップ313のYes)、干渉PDCCH推定部114は干渉セルのUE-IDを更新する(ステップ314)。
図43に進み、干渉PDCCH推定部114は、干渉PDCCHのcommon search space内の全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ315)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号(全UE分)を行う(ステップ316)。更に、干渉PDCCH推定部114は、干渉PDCCHのUE-specific search space、及び全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ317)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号(全UE分)を行う(ステップ318)。
一方、所望信号チャネル推定部111は所望信号のチャネル推定(CRS based)を行う(ステップ319)。また、制御信号復調部116等が所望のPCFICH, PHICHのMappingを特定する(ステップ320)。
そして、IRC受信処理部115は、干渉信号のチャネル推定値及びpower boosting情報等を用いたIRC受信処理を行い(ステップ321)、制御信号復調部116が所望PCFICH、PHICH、PDCCHの復号を行う(ステップ322)。
第2の実施の形態の技術により、RRCでのシグナリング等を用いることにより、ユーザ装置において干渉低減能力の高いIRC Type 1を行うことが可能となり、ユーザ装置における干渉低減能力が向上する。
(第3の実施の形態)
ユーザ装置100が、SIC(逐次干渉キャンセル)を行う場合を第3の実施の形態として説明する。前述したとおり、SICにおいては、全干渉信号に対するレプリカ信号を生成することが必要であり、そのためには、まず、各干渉信号に対してのチャネル推定を行うための情報が必要である。これは、前述したIRC Type 1で必要とする情報と同じである。それに加え、図44(図24と同様の図)に示したように、PHICH sequenceが追加で必要である。
本実施の形態において、各干渉信号に対してのチャネル推定を行うための情報については、第1の実施の形態、及び、第2の実施の形態で通知する情報と同じであり、第1の実施の形態、もしくは第2の実施の形態での方法と同じ方法で通知する。そして、追加的に、PHICH sequenceを通知すればよい。
追加的に通知するには、例えば、第1の実施の形態と同じように、制御チャネルもしくはデータチャネルにより追加情報をダイナミックに通知する方法を用いることができる。また、第2の実施の形態と同様に、RRCシグナリングでSemi-staticに通知してもよい。
以下、第1の実施の形態と同様に、SICに必要な情報をダイナミックに通知する場合を実施例3−1とし、第2の実施の形態と同様に、SICに必要な情報をRRCシグナリングを用いて通知する場合を実施例3−2とし、それぞれについて装置構成と動作フローの例を説明する。
(実施例3−1、第1の実施の形態と同様にダイナミックに通知する場合)
<装置構成について>
図45に、本実施の形態における通信システムの機能構成を表した機能ブロック図を示す。図45には、通信システムの構成要素として、接続基地局200、干渉基地局300、ユーザ装置100が示されている。なお、図43は、干渉となるPFICH、PHICH、PDCCHをキャンセルする例である。
図45に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部231、送信制御情報通知部232、干渉送信制御情報受信部233、送信データ蓄積部234、送信信号生成部235、有線I/F236(又は無線I/F236)、無線I/F237を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知部332と干渉送信制御情報受信部333と有線I/F336(又は無線I/F336)のみが示されている。
送信制御情報決定部231は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知部232は、SIC受信処理に必要な所望信号の送信制御情報を他基地局へ通知する。SIC受信処理に必要な所望信号の送信制御情報とは、図10や図23、図24等を用いて説明したSICに必要な情報のことである。
干渉送信制御情報受信部233は、SIC受信処理に必要な他基地局の送信制御情報を受信する。ここで受信した送信制御情報は、接続基地局200がユーザ装置100に通知する干渉信号の送信制御情報となる。
送信データ蓄積部234は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部235は、所望信号の送信制御情報に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、及び所望送信データを含む所望送信信号を生成する。有線I/F236(又は無線I/F236)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F237は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図45に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部131、干渉信号チャネル推定部132、干渉送信制御情報推定部133、干渉PDCCH推定部134、SIC受信処理部135、制御信号復調部(DCI)136、干渉信号制御情報蓄積部137、無線I/F138を有する。
所望信号チャネル推定部131は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。干渉信号チャネル推定部132は、干渉信号制御情報蓄積部137から受け取った干渉信号の制御情報を元に干渉信号に対するチャネルを推定する。干渉送信制御情報推定部133は、干渉信号制御情報蓄積部137から受け取った干渉信号の制御情報を元に、不足する情報(CFIなど)を推定する。ただし、不足する情報(CFIなど)の推定を行わない場合は、干渉送信制御情報推定部133を備えなくてもよい。
干渉PDCCH推定部134は、干渉基地局300のUE-IDとcommon/UE-specific search space情報を元に、干渉PDCCHの割り当てをBlind復号する。SIC受信処理部135は、干渉信号制御情報蓄積部137、干渉PDCCH推定部134、干渉送信制御情報推定部133から受け取った干渉信号の制御情報を元に、干渉となっている制御チャネルを特定及び復調し、SIC受信処理を行う。制御信号復調部(DCI)106は、SIC受信処理部135から受け取った所望信号成分に対して制御情報を復調する。干渉信号制御情報蓄積部137は、制御信号復調部(DCI)136によって復調された制御情報の内、干渉信号の制御情報を格納するメモリである。
なお、図45は、干渉となる制御チャネルの信号をキャンセルするための構成を主に示すものである。
<装置の動作について>
次に、図46、図47に示すシーケンス図を参照して、図45に示した構成を有する通信システムの動作の例を説明する。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、干渉基地局300での所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を決定する(ステップ401)。ここで決定する送信制御情報は、ステップ407以降で説明するユーザ装置100において干渉をキャンセルする対象のサブフレームの次のサブフレームにおける送信制御情報である。
干渉基地局300の送信制御情報通知部332は、当該送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ402)。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部231が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ403)。また、干渉送信制御情報受信部233が、ステップ402で干渉基地局300から送信された送信制御情報を、干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部235は、送信データを決定して送信データ蓄積部234から取得し(ステップ404)、送信制御情報とともに送信信号を生成し(ステップ405)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ406)。
ユーザ装置100においては、所望信号チャネル推定部131等が、所望のPCFICH, PHICHのMappingを特定し(ステップ407)、所望信号のチャネル推定(CRS based)を行う(ステップ408)。そして、SIC受信処理部135は干渉信号の減算順の決定を行う(ステップ409)。
また、干渉信号チャネル推定部132がCRSによる干渉信号のチャネル推定を行う(410)。そして、干渉信号の制御チャネルのMapping特定のための情報が不足している場合(ステップ411のYes)、干渉信号制御情報推定部133が不足情報(本実施形態ではCFI)を推定する(ステップ412)。なお、干渉信号のチャネル推定のための情報が不足することを想定しない実施例の場合には、ステップ411、412は不要である。
干渉信号チャネル推定部132(干渉PDCCH推定部134でもよい)は、干渉PCFICH, PHICHのMappingを特定し、復号を行う(ステップ413)。そして、干渉PDCCH推定部134は、干渉PDCCHのcommon search space内の全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ414)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号を全UE分行う(ステップ415)。更に、干渉PDCCH推定部134は、干渉PDCCHのUE-specific search space、及び全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ416)、干渉PDCCHのUE-specific search space内のBlind復号を全UE分行う(ステップ417)。
SIC受信処理部135は、干渉レプリカ信号の生成及び減算を行う(ステップ418)。そして、全ての干渉が減算済みでなければ(ステップ419のNo)、ステップ411に戻り、全ての干渉が減算済みであれば(ステップ419のYes)、ステップ420に進み、制御信号復調部136が、所望PCFICH、PHICH、PDCCHの復号を行う。
(実施例3−2、第2の実施の形態と同様にセミスタティックに通知する場合)
<装置構成について>
図47に、実施例3−2における通信システムの機能構成を表した機能ブロック図を示す。図47には、通信システムの構成要素として、接続基地局、干渉基地局、ユーザ装置が示されている。
図47に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部241、送信制御情報通知制御部(RRC)242、送信制御情報通知制御部(DCI)243、干渉送信制御情報受信部(RRC)244、干渉送信制御情報受信部(DCI)245、送信データ蓄積部246、送信信号生成部247、有線I/F248(又は無線I/F248)、無線I/F249を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知制御部(DCI)342、送信制御情報通知制御部(RRC)343、干渉送信制御情報受信部(DCI)345、干渉送信制御情報受信部(RRC)344、有線I/F348(無線I/F348)のみが示されている。
送信制御情報決定部241は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知制御部(RRC)242は、SIC受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、RRCにて通知する情報を他基地局へ通知する。SIC受信処理に必要な所望信号の送信制御情報とは、図10や図23、図24等を用いて説明したSICに必要な情報のことである。
送信制御情報通知制御部(DCI)243は、SIC受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、DCIにて通知する情報を他基地局へ通知する。なお、送信制御情報通知部(DCI)243は、DCIでの通知を行わない場合は不要である。
干渉送信制御受信部(RRC)244は、干渉基地局300からRRCにて通知する送信制御情報を受信する。干渉送信制御受信部(DCI)245は、干渉基地局300からDCIにて通知する送信制御情報を受信する。なお、干渉送信制御受信部(DCI)245は、DCIでの通知を行わない場合は不要である。
送信データ蓄積部246は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部247は、所望送信制御に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、所望送信データを含む所望送信信号を生成する。有線I/F248(又は無線I/F248)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F249は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図47に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部141、干渉信号チャネル推定部142、干渉送信制御情報推定部143、干渉PDCCH推定部144、SIC受信処理部145、制御信号復調部(DCI)146、干渉制御情報蓄積部(DCI)147、データ復調部148、干渉制御情報蓄積部(RRC)149、無線I/F150を有する。
所望信号チャネル推定部142は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。干渉信号チャネル推定部142は、干渉制御情報蓄積部(RRC)149から受け取った干渉信号の制御情報を元に干渉信号に対するチャネルを推定する。干渉送信制御情報推定部143は、干渉制御情報蓄積部(RRC)149から受け取った干渉信号の制御情報を元に、不足する情報(CFIなど)を推定する。なお。不足する情報(CFIなど)の推定を行わない場合、干渉送信制御情報推定部143は備えなくてもよい。
干渉PDCCH推定部144は、干渉基地局のUE-IDとcommon/UE-specific search space情報を元に、干渉PDCCHの割り当てをBlind復号する。SIC受信処理部145は、干渉制御情報蓄積部(RRC/DCI)147、149、干渉PDCCH推定部144、干渉送信制御情報推定部143から受け取った干渉信号の制御情報を元に、干渉となっている制御チャネルを特定及び復号し、SIC受信処理を行う。
制御信号復調部(DCI)146は、SIC受信処理部145から受け取った所望信号成分に対して制御情報を復調する。干渉制御情報蓄積部(DCI)147は、制御信号復調部(DCI)146によって復調された制御情報の内、干渉信号の情報を格納するメモリである。なお、DCIでの干渉信号の情報の通知を行わない場合、干渉制御情報蓄積部(DCI)147を備えなくてもよい。
データ復調部148は、制御信号復調部(DCI)146によって復調された制御情報を元に、データ信号を復調する。干渉制御情報蓄積部(RRC)149は、RRCで通知された干渉信号の制御情報を格納するメモリである。
なお、図47は、干渉となる制御チャネルの信号をキャンセルするための構成を主に示すものである。
<装置の動作について>
次に、図48、図49に示すシーケンス図を参照して、図47に示した構成を有する通信システムの動作を説明する。
RRCシグナリングのフェーズにおいて、干渉基地局300の送信制御情報通知制御部(RRC)342は、RRCで通知するための所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を接続基地局200に通知し、接続基地局200の干渉送信制御情報受信部(RRC)244が当該送信制御情報を受信する(ステップ501)。接続基地局200は、RRCシグナリングで、受信した干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知する(ステップ502)。以下の処理は、サブフレーム毎に行われる。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、次サブフレームの所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報(本例では、UE-ID)を決定する(ステップ503)。干渉基地局300の送信制御情報通知制御部(DCI)343は、当該送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ504)。ただし、DCIで干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知しない場合、ステップ504は不要である。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部241が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ505)。また、ステップ504を行う場合、干渉送信制御情報受信部(DCI)245が、干渉基地局300から送信された送信制御情報を、DCIで通知するための干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部247は、送信データを決定して送信データ蓄積部246から取得し(ステップ506)、送信制御情報とともに送信信号を生成し(ステップ507)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ508)。
ユーザ装置100においては、所望信号チャネル推定部141が、所望信号のチャネル推定(CRS based)を行い(ステップ509)、所望のPCFICH, PHICHのMappingを特定する(ステップ510)。また、SIC受信処理部145は、干渉信号の減算順の決定を行う(ステップ511)。
図49に進み、干渉信号チャネル推定部142が干渉信号のチャネル推定(CRS based)を行う(ステップ512)。そして、干渉信号の制御チャネルのMapping特定のための情報が不足している場合(ステップ513のYes)、干渉送信制御情報推定部143が不足情報(本例ではCFI)を推定する(ステップ514)。また、ステップ515において、干渉PDCCH推定部144等が干渉PCFICH、PHICのMappingを特定し、復号を行う(ステップ515)。
ここで、前のサブフレームにて、UE-IDがDynamicに通知されている場合(ステップ516のYes)、干渉PDCCH推定部144は干渉セルのUE-IDを更新する(ステップ517)。
干渉PDCCH推定部144は、干渉PDCCHのcommon search space内の全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ518)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号(全UE分)を行う(ステップ519)。更に、干渉PDCCH推定部144は、干渉PDCCHのUE-specific search space、及び全UEの割り当てパターンを計算し(ステップ520)、干渉PDCCHのcommon search space内のBlind復号(全UE分)を行う(ステップ521)。
SIC受信処理部145は、干渉レプリカ信号の生成及び減算を行う(ステップ522)。そして、全ての干渉が減算済みでなければ(ステップ523のNo)、ステップ513に戻り、全ての干渉が減算済みであれば(ステップ523のYes)、ステップ524に進み、制御信号復調部146が、所望PCFICH、PHICH、PDCCHの復号を行う。
第3の実施の形態の技術により、ユーザ装置において干渉低減能力の高いSICを行うことが可能となり、ユーザ装置において干渉低減能力が向上する。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNnodeBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
100 ユーザ装置
101 所望信号チャネル推定部
102 干渉信号チャネル推定部
103 干渉送信制御情報推定部
104 干渉PDCCH推定部
105 IRC受信処理部
106 制御信号復調部(DCI)
107 干渉信号制御情報蓄積部
108 無線I/F
111 所望信号チャネル推定部
112 干渉信号チャネル推定部
113 干渉送信制御情報推定部
114 干渉PDCCH推定部
115 IRC受信処理部
116 制御信号復調部(DCI)
117 干渉制御情報蓄積部(DCI)
118 データ復調部
119 干渉制御情報蓄積部(RRC)
120 無線I/F
131 所望信号チャネル推定部
132 干渉信号チャネル推定部
133 干渉送信制御情報推定部
134 干渉PDCCH推定部
135 SIC受信処理部
136 制御信号復調部(DCI)
137 干渉信号制御情報蓄積部
138 無線I/F
141 所望信号チャネル推定部
142 干渉信号チャネル推定部
143 干渉送信制御情報推定部
144 干渉PDCCH推定部
145 SIC受信処理部
146 制御信号復調部(DCI)
147 干渉制御情報蓄積部(DCI)
148 データ復調部
149 干渉制御情報蓄積部(RRC)
150 無線I/F
200 接続基地局
201 送信制御情報決定部
202 送信制御情報通知部
203 干渉送信制御情報受信部
204 送信データ蓄積部
205 送信信号生成部
206 有線I/F(又は無線I/F)
207 無線I/F
211 送信制御情報決定部
212 送信制御情報通知制御部(RRC)
213 送信制御情報通知制御部(DCI)
214 干渉送信制御情報受信部(RRC)
215 干渉送信制御情報受信部(DCI)
216 送信データ蓄積部
217 送信信号生成部
218 有線I/F(又は無線I/F)
219 無線I/F
231 送信制御情報決定部
232 送信制御情報通知部
233 干渉送信制御情報受信部
234 送信データ蓄積部
235 送信信号生成部
236 有線I/F(又は無線I/F)
237 無線I/F
241 送信制御情報決定部
242 送信制御情報通知制御部(RRC)
243 送信制御情報通知制御部(DCI)
244 干渉送信制御情報受信部(RRC)
245 干渉送信制御情報受信部(DCI)
246 送信データ蓄積部
247 送信信号生成部
248 有線I/F(又は無線I/F)
249 無線I/F
300 干渉基地局
302 送信制御情報通知部
303 干渉送信制御情報受信部
306 有線I/F(又は無線I/F)
312 送信制御情報通知制御部(DCI)
313 送信制御情報通知制御部(RRC)
315 干渉送信制御情報受信部(DCI)
314 干渉送信制御情報受信部(RRC)
318 有線I/F(無線I/F)
332 送信制御情報通知部
333 干渉送信制御情報受信部
336 有線I/F(又は無線I/F)
342 送信制御情報通知制御部(DCI)
343 送信制御情報通知制御部(RRC)
345 干渉送信制御情報受信部(DCI)
344 干渉送信制御情報受信部(RRC)
348 有線I/F(無線I/F)

Claims (10)

  1. 複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信手段と、
    前記制御情報を利用して、前記干渉となる制御チャネルの信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減手段と
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記受信手段は、前記接続基地局から、下り物理チャネルにより送信される下り制御情報として前記制御情報を受信する、又は、前記接続基地局から、RRCシグナリングにより前記制御情報を受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記受信手段は、前記接続基地局から、RRCシグナリングにより前記制御情報を受信する場合において、前記干渉となる制御チャネルのうち、各ユーザ装置固有のリソースをサーチしてブラインド復号を行うことにより検出される制御チャネルに関し、当該制御チャネルの信号を低減するための情報の一部として、前記干渉基地局に接続するユーザ装置の識別情報を下り物理チャネルにより受信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記干渉となる制御チャネルの信号を低減するために必要とする制御情報のうち、一部の情報を前記接続基地局から受信した制御情報を用いて推定する推定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  5. 前記干渉低減手段は、干渉信号のチャネル推定に基づく干渉抑圧合成受信を行う手段、又は、逐次干渉キャンセルを行う手段である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  6. 無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局であって、
    前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信手段と、
    前記制御情報を、下り物理チャネルにより下り制御情報として前記ユーザ装置に送信する、又は、前記制御情報をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 前記送信手段は、RRCシグナリングにより前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する場合において、前記干渉となる制御チャネルのうち、各ユーザ装置固有のリソースをサーチしてブラインド復号を行うことにより検出される制御チャネルに関し、当該制御チャネルの信号を低減するための情報の一部として、前記干渉基地局に接続するユーザ装置の識別情報を下り物理チャネルにより前記ユーザ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
  8. 前記制御情報は、前記ユーザ装置において、干渉信号のチャネル推定に基づく干渉抑圧合成受信を行うために利用される情報、又は、逐次干渉キャンセルを行うために利用される情報
    であることを特徴とする請求項6又は7に記載の基地局。
  9. 複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置において実行される干渉低減方法であって、
    接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信ステップと、
    前記制御情報を利用して、前記干渉となる制御チャネルの信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減ステップと
    を備えることを特徴とする干渉低減方法。
  10. 無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局が実行する干渉低減制御情報通知方法であって、
    前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉となる制御チャネルの信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信ステップと、
    前記制御情報を、下り物理チャネルにより下り制御情報として前記ユーザ装置に送信する、又は、前記制御情報をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信ステップと
    を備えることを特徴とする干渉低減制御情報通知方法。
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