JP2014146223A - 車両用マイクロコンピュータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】CPUの動作の異常が発生した原因を容易に解析できる、車両用マイクロコンピュータ装置を提供する。
【解決手段】CPU2により、ROM3に記憶されている命令群A,Bが処理され、その処理の結果が出力される。命令群Aが処理された結果、CPU2の動作の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Bが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Aの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができる。命令群Bが処理された結果、CPU2の動作の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Aが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Bの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができる。
【選択図】図1
【解決手段】CPU2により、ROM3に記憶されている命令群A,Bが処理され、その処理の結果が出力される。命令群Aが処理された結果、CPU2の動作の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Bが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Aの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができる。命令群Bが処理された結果、CPU2の動作の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Aが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Bの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用マイクロコンピュータ装置に関する。
自動車などの車両には、各部の制御のために、マイクロコンピュータを備えるECU(電子制御ユニット)が搭載されている。
マイクロコンピュータには、CPUと、CPUによって処理(実行)される命令(プログラム)を記憶するメモリとが備えられている。CPUの動作中(命令の処理中)に、暴走などの異常が発生すると、車両の各部の制御が不能または不安定になる。そのため、CPUの動作に異常が発生した場合には、CPUによる処理がリセットされて、CPUの動作が停止される。
ところが、その場合に、外部からはCPUの動作が停止したことしか確認できないため、CPUの動作に異常が発生した原因の解析に時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、CPUの動作の異常が発生した原因を容易に解析できる、車両用マイクロコンピュータ装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用マイクロコンピュータ装置は、同じ結果が得られる複数の命令群を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている命令群を処理し、その処理の結果を出力するCPUとを備え、前記CPUは、前記記憶手段に記憶されている所定の命令群を処理した結果、異常を検出した場合には、前記記憶手段に記憶されている前記所定の命令群とは別の命令群を処理し、その処理の結果を出力する。
この構成によれば、CPUにより、記憶手段に記憶されている命令群が処理され、その処理の結果が出力される。記憶手段に記憶されている複数の命令群は、それらの処理の結果が同じになるように作成されている。所定の命令群が処理された結果、処理(CPUの動作)の異常が検出された場合には、別の命令群が処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPUによる所定の命令群の処理中に異常が発生したことを容易に把握することができ、CPUの動作の異常が発生した原因を容易に解析することができる。その結果、CPUの動作の異常が発生した原因の解析に要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、CPUの動作の異常が発生した原因を容易に解析することができる。その結果、CPUの動作の異常が発生した原因の解析に要する時間を短縮することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るECUの構成を示すブロック図である。
ECU(電子制御ユニット)1は、自動車などの車両に、その車両の各部の制御のために搭載される。交差点などでの停車時にエンジンを自動的に停止させるアイドルストップ機能を有する車両にECU1が搭載される場合、ECU1は、そのアイドルストップ機能のための制御を実行するアイドルストップECUであってもよい。
ECU1は、CPU2、ROM3およびRAM4を含む構成のマイクロコンピュータを備えている。ROM3には、CPU2によって処理される命令群Aおよび命令群Bが記憶されている。RAM4は、CPU2による命令群Aおよび命令群Bの処理時にワークエリアとして使用される。また、RAM4には、CPU2により、命令群Aおよび命令群Bの処理の結果が書き込まれる。RAM4は、ECU1の動作の停止後もデータを保持可能なバックアップ機能を有している。
命令群Aには、たとえば、RAM4に保持されているデータ群の一部のデータを別のデータに書き換える命令OA1、第1数に第2数を乗じて得られる値を求める命令OA2、第3数と第4数との加算値から第5数を減じて得られる値を求める命令OA3が含まれる。
命令群Bには、命令群Aに含まれる命令OA1,OA2,OA3の処理の結果と同じ結果が得られる命令OB1,OB2,OB3が含まれる。すなわち、命令群Bには、命令OA1の対象であるデータ群の全体をRAM4から読み出して、データ群の一部を別のデータに書き換え、その書換後のデータ群の全体をRAM4に格納する命令OB1、命令OA1で使用される第1数に第2数の十の位以上の位の数を乗じ、その乗算値と第1数に第2数の一の位の数を乗じた値との加算値を求める命令OB2、命令OA3で使用される第3数から第5数を減じて得られる値と第4数との加算値を求める命令OB3が含まれる。
図2は、第1異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
第1異常検出処理は、命令群Aの処理(実行)中における異常発生の有無を検出するための処理である。
第1異常検出処理では、まず、CPU2により、命令群Aに含まれる命令OA1,OA2,OA3が順に処理(実行)される(ステップS1)。
次に、命令群Aに含まれる各命令OA1,OA2,OA3の処理の結果が正常であるか否かが確認される(ステップS2)。
各命令OA1,OA2,OA3の処理の結果がすべて正常であれば(ステップS3のYES)、CPU2により、命令群Aを処理した結果を用いた制御が開始されて(ステップS4)、第1異常検出処理が終了される。
各命令OA1,OA2,OA3の処理の結果に1つでも異常があれば(ステップS3のNO)、CPU2により、命令群Bの各命令OB1,OB2,OB3が処理されて、その処理結果がRAM4に保存される(ステップS5)。
各命令OB1,OB2,OB3の処理結果がRAM4に保存されると、CPU2の動作が停止されて(ステップS6)、第1異常検出処理が終了される。
図3は、第2異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
第2異常検出処理は、命令群Bの処理(実行)中における異常発生の有無を検出するための処理である。
第2異常検出処理では、まず、CPU2により、命令群Bに含まれる命令OB1,OB2,OB3が順に処理(実行)される(ステップS11)。
次に、命令群Bに含まれる各命令OB1,OB2,OB3の処理の結果が正常であるか否かが確認される(ステップS12)。
各命令OB1,OB2,OB3の処理の結果がすべて正常であれば(ステップS13のYES)、CPU2により、命令群Bを処理した結果を用いた制御が開始されて(ステップS14)、第2異常検出処理が終了される。
各命令OB1,OB2,OB3の処理の結果に1つでも異常があれば(ステップS13のNO)、CPU2により、命令群Aの各命令OA1,OA2,OA3が処理されて、その処理結果がRAM4に保存される(ステップS15)。
各命令OA1,OA2,OA3の処理結果がRAM4に保存されると、CPU2の動作が停止されて(ステップS16)、第2異常検出処理が終了される。
以上のように、CPU2により、ROM3に記憶されている命令群A,Bが処理され、その処理の結果が出力される。CPU2の動作が正常であるときには、命令群Aに含まれる各命令OA1,OA2,OA3の処理の結果と命令群Bに含まれる各命令OB1,OB2,OB3の処理の結果とが同一になる。
命令群Aが処理された結果、処理(CPU2の動作)の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Bが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Aの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができ、CPU2の動作の異常が発生した原因を容易に解析することができる。その結果、CPU2の動作の異常が発生した原因の解析に要する時間を短縮することができる。
命令群Bが処理された結果、処理(CPU2の動作)の異常が検出された場合には、CPU2により、別の命令群Aが処理されて、その処理の結果が出力される。この出力された結果から、CPU2による命令群Bの処理中に異常が発生したことを容易に把握することができ、CPU2の動作の異常が発生した原因を容易に解析することができる。その結果、CPU2の動作の異常が発生した原因の解析に要する時間を短縮することができる。
また、CPU2の動作に異常が発生した場合に、CPU2の動作が直ちに停止されるので、ECU1による車両の各部の制御が不能または不安定になることを防止できる。
また、CPU2の動作が正常であるときには、命令群Aに含まれる各命令OA1,OA2,OA3の処理の結果と命令群Bに含まれる各命令OB1,OB2,OB3の処理の結果とが同一になる。そのため、命令群A,Bの一方の処理中にCPU2の動作に異常が生じても、CPU2により、その他方の処理結果を用いた制御を実行することもできる。この場合、CPU2の動作に異常が発生した場合に、車両の安全を確保しつつ、車両をサービス工場まで走行させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
RAM4がバックアップ機能を有しているとしたが、RAM4がバックアップ機能を有さずに、そのRAM4に加えて、ECU1の動作の停止後もデータを保持するために、EEPROMなどの書換可能な不揮発性メモリが備えられてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 ECU(車両用マイクロコンピュータ装置)
2 CPU
3 ROM(記憶手段)
2 CPU
3 ROM(記憶手段)
Claims (1)
- 同じ結果が得られる複数の命令群を記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている命令群を処理し、その処理の結果を出力するCPUとを備え、
前記CPUは、前記記憶手段に記憶されている所定の命令群を処理した結果、異常を検出した場合には、前記記憶手段に記憶されている前記所定の命令群とは別の命令群を処理し、その処理の結果を出力する、車両用マイクロコンピュータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013015048A JP2014146223A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 車両用マイクロコンピュータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013015048A JP2014146223A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 車両用マイクロコンピュータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014146223A true JP2014146223A (ja) | 2014-08-14 |
Family
ID=51426426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013015048A Pending JP2014146223A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 車両用マイクロコンピュータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014146223A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015111211A1 (de) | 2014-07-16 | 2016-01-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Halbleitervorrichtung |
-
2013
- 2013-01-30 JP JP2013015048A patent/JP2014146223A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102015111211A1 (de) | 2014-07-16 | 2016-01-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Halbleitervorrichtung |
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