JP2014146091A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像内の認識対象領域を文字認識した結果を修正する場合にあって、1回目に設定された認識対象領域よりも大きい領域が設定されてしまい、誤認識の修正ができなくなることを防止するようにした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置の設定手段は、画像内の認識対象領域を設定し、認識手段は、前記設定手段によって設定された認識対象領域を文字認識し、表示手段は、前記認識結果を表示し、前記設定手段は、前記表示手段による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、操作者の操作に応じて設定されるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、認識候補文字のための多大なメモリを必要とせず、認識誤りをおこした文字を簡易な処理で訂正することができる文字認識装置を提供することを目的とし、入力画像内の認識対象領域を小領域に区切る小領域分割部と、文字情報を記憶している辞書と、小領域分割部で区切った小領域単位で認識対象文字を切り出し、辞書と照合することにより認識候補文字を抽出する認識部と、認識部で抽出した小領域単位の認識候補文字を正しい文字に訂正する認識訂正部を備えたことが開示されている。
特許文献2には、文字切り出し誤りによる誤認識部分を精度よく検出し、高速に訂正修正を行うことを目的とし、文字切り出し部が切り出した文字を文字認識部が文字認識を行い、文字認識の結果、誤認識部分が含まれていたならば、エディタによってユーザーが誤認識部分を手修正し、このとき、誤認識訂正部が誤認識部分の文字数と訂正後の文字数が違っていれば切り出し誤りと判断し、切り出し誤りならば、誤認識文字の文字種、訂正後の文字種、誤認識文字の直前・直後の文字をパターンとして誤切り出しパターン記憶部で記憶しておき、以後の文字認識時に、誤切り出しパターン照合部において誤切り出しパターン記憶部の記憶されたパターンと一致する認識結果が得られたならば、文字切り出し部において再切り出しを行い、文字認識部ではパターン登録されている訂正文字の文字種に限定して辞書との照合を行い、これによって訂正修正を高速で行うことが開示されている。
特開昭63−229587号公報 特開平04−372086号公報
本発明は、画像内の認識対象領域を文字認識した結果を修正する場合にあって、1回目に設定された認識対象領域よりも大きい領域が設定されてしまい、誤認識の修正ができなくなることを防止するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画像内の認識対象領域を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された認識対象領域を文字認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を表示する表示手段を具備し、前記設定手段は、前記表示手段による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、操作者の操作に応じて設定されるように制御することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記認識手段における認識結果を格納する格納手段をさらに具備し、前記認識手段は、前記設定手段によって設定された認識対象領域内から1文字に相当する単文字候補領域を切出す文字切出し手段と、前記文字切出し手段によって切出された単文字候補領域に対して文字認識を行う単文字認識手段を有し、前記格納手段は、認識結果として、前記単文字認識手段による文字認識結果である文字情報と前記文字切出し手段による切出し処理結果である単文字候補領域の位置情報を格納し、新しい認識結果と既に格納された認識結果の位置情報により示される単文字候補領域が重複する場合に上書きして格納することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記文字切出し手段は、前記設定手段によって設定された認識対象領域内から切出し可能な複数の単文字候補領域を切出し、前記単文字認識手段は、前記単文字候補領域に対して複数の認識結果を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記表示手段は、前記位置情報に基づいて、前記認識対象領域内に単文字候補領域を判別できるように表示する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、前記表示手段は、複数の認識結果を表示し、前記表示手段で表示された複数の認識結果から、操作者の操作に応じて認識結果を選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置である。
請求項6の発明は、前記認識対象領域内の文字認識の正解情報として文字情報を入力する文字情報入力手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置である。
請求項7の発明は、コンピュータを、画像内の認識対象領域を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された認識対象領域を文字認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を表示する表示手段として機能させ、前記設定手段は、前記表示手段による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、操作者の操作に応じて設定されるように制御することを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、画像内の認識対象領域を文字認識した結果を修正する場合にあって、1回目に設定された認識対象領域よりも大きい領域が設定されてしまい、誤認識の修正ができなくなることを防止することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、既に格納された認識結果を新しい認識結果で上書きすることができる。
請求項3の画像処理装置によれば、複数の認識結果を出力することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、文字認識された単文字候補領域を判別できるように表示することできる。
請求項5の画像処理装置によれば、操作者は認識結果を選択することができる。
請求項6の画像処理装置によれば、正解情報を入力することができる。
請求項7の画像処理プログラムによれば、画像内の認識対象領域を文字認識した結果を修正する場合にあって、1回目に設定された認識対象領域よりも大きい領域が設定されてしまい、誤認識の修正ができなくなることを防止することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<<第1の実施の形態>>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、画像内の認識対象領域を文字認識した結果を修正するものである。例えば、文字認識された後に正解文字データを得るためのものであって、活字及び手書きを含む文書に対して、文字認識処理の誤認識に対してユーザー自身による訂正処理を、本実施の形態以外の技術による処理よりも少なくし、ユーザーの負担を軽減し、精度よい正解文字データを得るものである。また、正解文字データは、文字認識処理に用いる辞書、誤認識を許されない処理等に用いるものである。
第1の実施の形態である画像処理装置は、図1の例に示すように、文書画像データ105中の文字認識対象領域を設定する認識対象領域設定モジュール110と、文字画像データを認識して認識結果125を出力する文字認識モジュール120と、文字認識モジュール120における認識結果125を格納する認識結果格納モジュール150と、文字認識モジュール120における認識結果125を表示する認識結果表示モジュール160で構成される。またさらに文字認識モジュール120は、設定された対象領域中の文字画像データから切出し可能な単文字候補領域を順次切出す文字切出しモジュール130と、切出された各単文字候補領域中の文字画像を認識して、各単文字候補領域に対する認識結果を出力する単文字認識モジュール140とで構成される。
認識対象領域設定モジュール110は、文字認識モジュール120と接続されている。認識対象領域設定モジュール110は、文書画像データ105内の認識対象領域を設定する。そして、設定された認識対象領域を示す対象領域画像データ115を文字認識モジュール120に渡す。なお、認識対象領域設定モジュール110による設定処理は同じ文書画像データ105に対して繰り返される可能性があるが、1回目の設定処理は、画像処理によって認識対象領域を設定するようにしてもよいし、操作者(以下、ユーザーともいう)による操作に基づいて認識対象領域を設定するようにしてもよいし、又はこれらの組み合わせであってもよい。「画像処理によって認識対象領域を設定する」とは、例えば、文書画像データ105から文字領域と文字領域以外の領域(例えば、図面等の図形領域、写真等の画像領域等がある)に分離して、文字領域を抽出する処理等がある。「これらの組み合わせ」とは、例えば、画像処理によって認識対象領域の抽出が行われた後に、ユーザーの操作によって、認識対象領域の選択、修正等が行われるようにしてもよい。
そして、2回目以降の設定処理は、ユーザーによる操作に基づいて認識対象領域を設定する。2回目以降の設定処理は、前回の文字認識結果に間違いがあるとユーザーによって判断されて、再度文字認識を行うために行うものである。そして、認識対象領域設定モジュール110は、認識結果表示モジュール160による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、ユーザーの操作に応じて設定されるように制御する。ここで、「1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域」とは、設定される領域が、1回目に設定された認識対象領域内に含まれている状態であることをいう。例えば、ユーザーの操作によって、1回目に設定された認識対象領域をはみ出して設定された場合(設定されようとした場合)は、警告を発するようにしてもよいし、強制的にはみ出した部分を1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域になるように設定してもよい。
文字認識モジュール120は、認識対象領域設定モジュール110、認識結果格納モジュール150、認識結果表示モジュール160と接続されている。文字認識モジュール120は、認識対象領域設定モジュール110によって設定された認識対象領域を文字認識する。文字認識モジュール120は、文字切出しモジュール130、単文字認識モジュール140を有している。
文字切出しモジュール130は、認識対象領域設定モジュール110によって設定された認識対象領域内から1文字に相当する単文字候補領域を切出す。また、文字切出しモジュール130は、認識対象領域設定モジュール110によって設定された認識対象領域内から切出し可能な複数の単文字候補領域を切出すようにしてもよい。つまり、単文字候補領域として複数の可能性がある場合は、その複数の単文字候補領域を切り出す。
単文字認識モジュール140は、文字切出しモジュール130によって切出された単文字候補領域に対して文字認識を行う。文字認識処理は、従来の公知の技術を用いればよい。また、単文字認識モジュール140は、単文字候補領域に対して複数の認識結果を出力するようにしてもよい。つまり、複数の認識結果がある場合は、その複数の認識結果を出力する。
認識結果格納モジュール150は、文字認識モジュール120と接続されている。認識結果格納モジュール150は、文字認識モジュール120における認識結果を格納する。認識結果格納モジュール150は、認識結果として、単文字認識モジュール140による文字認識結果である文字情報と文字切出しモジュール130による切出し処理結果である単文字候補領域の位置情報を格納する。そして、新しい認識結果と既に格納された認識結果の位置情報により示される単文字候補領域が重複する場合に上書きして格納する。ここで「重複する」とは、2つの領域が一致する場合、一方の領域が他方の領域を含む場合、互いの領域の一部が重なり合う場合を含む。また、認識結果格納モジュール150は、確定した認識結果を正解データ155として出力する。ここで、出力するとは、例えば、文字認識結果データベース等へ書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120と接続されている。認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120による認識結果125を表示する。例えば、液晶ディスプレイ等に表示する。また、認識結果表示モジュール160は、位置情報に基づいて、認識対象領域内に単文字候補領域を判別できるように表示するようにしてもよい。例えば、位置情報から生成される単文字候補領域の矩形の枠線を表示するようにしてもよいし、その矩形内を淡い色等で表示するようにしてもよい。
ここで図1に例示するモジュール構成図と、図2に例示するフローチャートで第1の実施の形態の画像処理装置における正解文字データ出力処理の流れを説明する。
図2のステップS202において、認識対象領域設定モジュール110は文字画像データ105中から認識対象となる文字画像を含む領域を設定する。設定する領域は、例えば図3に示すような認識対象領域300のように、1行(縦書きの場合は1列)又はその一部分と見做される画像領域を設定する。
さらにこの対象領域のユーザーの操作に基づく設定は、GUI(Graphical User Interface)を用いた設定が好ましい。例えば図4に示すように、本画像処理装置をPCアプリケーションとして構成し、画面表示とマウス操作を用いて対象領域を設定する。PCアプリケーションは、アプリケーション表示領域400の画像表示領域410内に文字画像データ105を表示し、ユーザーのマウス430に対する操作を受け付けて、カーソル420を用いて認識対象領域300を設定する。また、例えば図5に示すように、タッチパネルを備えたスマートファン又はタブレットデバイスといったタッチパネル情報処理装置500のアプリケーションとして本画像処理装置を構成し、タッチパネル情報処理装置500への画面表示とタッチ操作を用いて認識対象領域300を設定してもよい。
ステップS204において、文字切出しモジュール130は、設定された認識対象領域中の文字画像に対して文字切出し処理を行い、文字候補領域を切り出す。
ステップS206において、単文字認識モジュール140は、切出した各文字候補領域に対して文字認識を行う。
ステップS208において、認識結果格納モジュール150は、文字認識モジュール120における認識結果(文字切出し位置及び認識文字コード)を格納する。また認識領域再設定時において、文字切出し位置が重なる認識結果に関しては、新しい認識結果で上書きして格納するようにする。
なお、認識結果格納モジュール150に格納される認識結果の詳細と、認識結果格納モジュール150における上書き格納の詳細は後述する。
ステップS210において、認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120における認識結果(文字切出し位置及び認識文字列(認識文字コード))125を表示する。認識結果125の表示方法は、例えば図6に示すように、文字切出し位置の表示については文字切出しがどのように行われたかユーザーに直感的に分かるように、設定した認識対象領域内で文字画像と重ねるように表示する(図6の認識対象領域300内)。ここで、図6の認識対象領域300において、各矩形が文字切出しモジュール130において切出された文字候補領域を表す。また対象領域中の文字画像に対する認識結果の表示は、図6の認識結果表示領域602に示すように、ポップアップウィンドウ内に認識結果を表示するようにすればよい。なお、ここでの認識対象領域300に対する認識結果(1回目の認識結果)は「701)70ロセッサ1こ」であり、誤認識された文字がある。
また、これら表示方法は図5に示したようなタッチパネルを備えたスマートファン又はタブレットデバイスといったタッチパネル情報処理装置500における表示でも同様である。
ステップS212において、認識結果表示をユーザーが確認し、設定した認識対象領域内の文字画像に対して、文字切出し位置及び文字列において正しく認識できたかどうか判断する。正しく認識できた場合(正しく認識できたことを示すユーザーの操作を受け付けた場合)は処理をステップS214に移し、正しく認識できなかった場合(正しく認識できなかったことを示すユーザーの操作を受け付けた場合、ここでは1文字以上の誤認識がある場合)は処理をステップS202に戻し、認識対象領域の再設定を行い、S202〜S210を繰り返す。ここで図6に示す本具体例においては、図6の認識対象領域300に示すように、文字切出しモジュール130で切出された文字候補領域を表す切出し位置が正しくなく、それに伴い図6の認識結果表示領域602に示すように、設定した対象領域中の文字画像に対して認識結果が正しくないので、認識対象領域の再設定を行うことになる。
図7に認識対象領域の再設定の具体例を示す。繰り返し処理の2回目以降の処理である。
ステップS202において、認識対象領域設定モジュール110による認識対象領域の再設定では、図7の例に示すように、文字切出しモジュール130における文字切出しがより正確に行われるように、つまりは単文字認識モジュール140における認識がより精度よく行われるように認識対象領域をより小さく設定されるように制御する。図7に示す具体例では、最小文字候補領域である「プ」1文字を再設定した認識対象領域700としている。もちろん図7の例に示すように1文字である必要はなく、認識可能である領域(1回目の認識対象領域300よりも小さい領域)を再設定すればよい。またステップS202における認識対象領域の再設定に関しても、図5に示したようなタッチパネルを備えたスマートファン又はタブレットデバイスといったタッチパネル情報処理装置500でも同様に、表示画面を確認しながらタッチ操作で再設定する。
ステップS204、ステップS206において、再設定した対象領域に対して文字切出しモジュール130、単文字認識モジュール140において、それぞれ文字切出し処理、文字認識処理を行う。
ステップS208において、認識結果格納モジュール150は、再設定した対象領域に対する文字認識モジュール120における認識結果(文字切出し位置及び認識文字コード)を上書きして格納する。
図8、図9において、認識結果格納モジュール150における上書き格納処理の具体例を示す。
図8(a)は、図6の例に示す認識対象領域再設定前の文字画像領域の一部分「プ」の認識結果に関して、文字切出しモジュール130における文字切出し位置の例(「プ」の画像を文字切出領域810と文字切出領域820の2つの単文字候補領域として切り出した例)を表した図であり、図8(b)は、先に認識結果格納モジュール150に格納された文字画像領域の一部分「プ」の画像に関する認識結果830の具体例である。図8(b)の認識結果830の具体例において、unicode欄840は認識した文字コードであり、top欄832、bottom欄834、left欄836、right欄838は、それぞれ図10の例に示すように、文字切出しモジュール130における文字候補領域を表す矩形の4つの座標値情報である。具体的には、文字画像データ105の左上を原点として、文字切出領域1010の左上角のy座標をtop1032、x座標をleft1036、右上角のy座標をtop1032、x座標をright1038、右下角のy座標をbottom1034、x座標をright1038、左下角のy座標をbottom1034、x座標をleft1036としたものである。
図9(a)、図9(b)は、それぞれ、図7の例に示した、文字画像領域の一部分「プ」だけを再設定領域とした場合の文字切出しモジュール130における文字切出し位置表示(図9(a)の文字切出領域910)と、その認識結果(図9(b))930の具体例である。
認識結果格納モジュール150では、認識対象領域の再設定処理で出力された結果(本具体例では図9(b)の結果)が、先に格納されている領域再設定前の認識結果(本具体例では図8(b)の結果)の文字候補領域を表す矩形情報に重複する場合は、重複する部分の認識結果を新しい認識結果で上書きする。つまり図8(b)の情報を図9(b)の情報で上書きする。ここでの重複は、文字切出領域810、文字切出領域820が、再設定された認識対象領域内の文字切出領域910に含まれている関係である。このような格納方法により、ユーザーが認識結果125を認識結果表示モジュール160で確認し、認識対象領域の再設定が必要であれば再設定を行うことで、再設定領域に相当する認識結果格納モジュール150に格納された情報が更新される。
ステップS210において、認識結果表示モジュール160は、再設定された対象領域に対する文字認識モジュール120における認識結果(文字切出し位置及び認識文字列(認識文字コード))125を表示する。本具体例においては、認識結果表示モジュール160は、図13の例に示すように、再設定された文字画像領域の一部分「プ」(認識対象領域1300内の文字切出領域1310)の認識結果が認識結果表示領域1302に表示される。
ここで、図8、図9では、再設定前と再設定後で文字候補領域が統合される場合の具体例を示したが、図11、図12の例に示すように、再設定前と再設定後で文字候補領域が分割される場合でも同様である。
図11(a)は、図8(a)と同様に、ある文字画像領域の一部分「かっ」の認識結果に関する文字切出し位置(文字切出領域1110)を示した例であり、図11(b)は、図8(b)と同様に、その認識結果1130の具体例である。
図12(a)は、図9(a)と同様に、再設定領域として「か」ならびに「っ」をそれぞれ設定して得られた文字切出し位置(文字切出領域1210、文字切出領域1220)を示した図であり、図12(b)は、図9(b)と同様に、その認識結果1230の具体例である。
認識結果格納モジュール150では、図11、図12に示した、再設定前と再設定後で文字候補領域が分割される場合でも、図8、図9と同様に、認識対象領域の再設定処理で出力された結果が、先に格納されている領域再設定前の認識結果の文字候補領域を表す矩形情報に重複する場合は、重複する部分の認識結果を新しい認識結果で上書きする。ここでの重複は、再設定された認識対象領域内の文字切出領域1210が、文字切出領域1110に含まれている関係である。
図11、図12を用いて、再設定前と再設定後で文字候補領域が分割される場合について説明する。まずユーザーが再設定領域として文字画像領域である「か」を設定して、認識結果(文字切出領域1210の位置と文字認識コード)として図12(b)−(1)に示すように、
(top, bottom, left, right, unicode)=(130, 235, 360, 460, 0×304b) ・・・(1)
を得る。この新しい認識情報と先に格納されている図11(b)に示す認識情報の矩形領域は重複するので、上記図12(b)−(1)の認識情報で図11(b)の認識情報を上書きする。
次にユーザーは文字画像領域「か」の認識結果が正しいことを認識結果表示モジュール160による表示で確認して、次の認識対象領域「っ」を設定して、認識結果(文字切出領域1220の位置及び文字認識コード)として図12(b)−(2)に示すように、
(top, bottom, left, right, unicode)=(210, 240, 461, 506, 0×3064) ・・・(2)
を得る。この新しい認識情報と先に格納されている図12(b)−(1)に示す認識情報の矩形情報は重複しないので、上記図12(b)−(2)の認識情報はそのまま認識結果格納モジュール150に格納される。
図2のステップS214において、文字画像データ中の全ての認識対象文字に関して認識処理したかどうか判断する。文字画像データ105に対する処理が完了(対象文字画像の全てが正しく認識完了)していれば処理をステップS216に移す。未処理の文字画像データ105があれば処理をステップS202に戻し、認識対象領域設定を行い、S202〜S212を繰返す。例えば、第1の実施の形態の具体例では、前述したように、ユーザーが再設定した文字画像領域の一部分「プ」に関する認識結果が正しいと判断した場合、図14の例に示すように、次の認識対象領域を設定(図14の具体例では文字画像領域の一部分「リプロ」(認識対象領域1400)を設定)し、S202〜S212を繰返す。
図2のステップS216において、認識結果格納モジュール150は、文字画像データ105の処理が完了した時点で、格納された認識結果(文字矩形情報及び認識文字コード)を出力する。
このように、第1の実施の形態では、ユーザーが認識対象領域を順次設定する操作だけで正解認識データを取得できることが可能となる。またこれまで説明してきたように、例えばPC、スマートフォン、タブレットなどGUIを備えたデバイスなら同様に処理可能である。
なお、本実施の形態以外の技術では、基本的にユーザーが誤認識部分を検出し、誤認識文字を修正する。しかしながら、複雑なレイアウトで表現された原稿や手書き文書などの文字認識処理で誤認識される文字が増加した場合には、ユーザーが誤認識部分を検出し、修正する負担が格段に増大し、修正作業に時間がかかる。またさらにユーザー自身の入力ミスにより正解文字データが得られない場合もあり得る。
<<第2の実施の形態>>
図15は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第2の実施の形態における画像処理装置は、ユーザーが文書画像データ105中の文字認識対象領域を設定する認識対象領域設定モジュール110と、文字画像データ105を認識して認識結果を複数出力する文字認識モジュール120と、文字認識モジュール120における認識結果を格納する認識結果格納モジュール150と、文字認識モジュール120における複数の認識結果1525を表示する認識結果表示モジュール160と、複数の認識結果1525のうち正しく認識したものを選択する認識結果選択モジュール1570とで構成される。
またさらに文字認識モジュール120は、設定された対象領域中の文字画像データから切出し可能な複数の単文字候補領域を順次切出す文字切出しモジュール130と、切出された各単文字候補領域中の文字画像を認識して、各単文字候補領域に対する認識結果を出力する単文字認識モジュール140とで構成される。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
認識結果格納モジュール150は、文字認識モジュール120、認識結果選択モジュール1570と接続されている。
認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120、認識結果選択モジュール1570と接続されている。認識結果表示モジュール160は、複数の認識結果1525を表示する。もちろんのことながら、文字切出しモジュール130又は単文字認識モジュール140が、それぞれ複数の文字切出し結果、複数の文字認識結果を出力する。
認識結果選択モジュール1570は、認識結果格納モジュール150、認識結果表示モジュール160と接続されている。認識結果選択モジュール1570は、認識結果表示モジュール160で表示された複数の認識結果から、ユーザーの操作に応じて認識結果を選択する。
ここで図15に例示するモジュール構成図と、図16に例示するフローチャートで第2の実施の形態における画像処理装置における正解文字データ出力処理の流れを説明する。
図16のステップS1602において、認識対象領域設定モジュール110は文字画像データ105中から認識対象となる文字画像を含む領域を設定する。設定する領域は、第1の実施の形態で説明したように、例えば図3の例に示すような1行(あるいは1列)もしくはその一部分と見做される画像領域を設定する。
さらにこの対象領域の設定操作は、第1の実施の形態で説明したようにGUIを用いた設定が好ましい。
ステップS1604において、文字切出しモジュール130は、設定された認識対象領域中の文字画像に対して文字切出し処理を行い、複数の切出し位置候補に基づく文字候補領域を切り出す。
ステップS1606において、単文字認識モジュール140は、複数の切出し位置候補に基づく文字候補領域に対して文字認識を行い、複数の認識結果1525を出力する。
ステップS1608において、認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120における複数の認識結果(文字切出し位置及び認識文字列(認識文字コード))1525を表示する。第2の実施の形態における認識結果表示モジュール160の複数の認識結果1525の表示方法は、具体的には、例えば図17に示すように各認識結果表示(文字矩形情報表示、認識文字情報表示)のペアである(認識対象領域1710、認識結果表示領域1712)、(認識対象領域1720、認識結果表示領域1722)、(認識対象領域1730、認識結果表示領域1732)を順次表示する。順次表示させる操作としては、GUIを用いたPCアプリケーションの場合には、例えばスペースキー押下で(認識対象領域1710、認識結果表示領域1712)→(認識対象領域1720、認識結果表示領域1722)→(認識対象領域1730、認識結果表示領域1732)・・・と順次表示するようにすればよい。またスマートフォンやタブレット場合にはタッチパネルのタップ操作で順次表示させるようにしてもよい。
ステップS1610において、ユーザーは認識結果表示モジュール160の認識結果を順次確認し、認識対象領域中の文字画像データを正しく認識した認識結果表示があるかどうか確認する。どの認識結果表示に対しても正しく認識したものがなかった場合(正しく認識できなかったことを示すユーザーの操作を受け付けた場合、ここでは全ての認識結果に誤認識がある場合)は、処理をステップS1602に戻し、第1の実施の形態で説明した処理と同様に認識対象領域の再設定を行い、ステップS1602〜ステップS1608を繰返す。認識対象領域中の文字画像データを正しく認識した認識結果表示がある場合(正しく認識できたことを示すユーザーの操作を受け付けた場合)は処理をステップS1612に移す。
ステップS1612において、ユーザーは認識対象領域中の文字画像データを正しく認識した認識結果を選択確定し、確定した認識結果を文字認識モジュール120は認識結果格納モジュール150に出力する。第2の実施の形態における認識結果の確定方法は、具体的には全て正しく認識した認識結果が表示されているときに(図17の例における(認識対象領域1720、認識結果表示領域1722)の結果表示)、例えばEnterキーを押下するようにすればよい。またスマートフォンやタブレットの場合には「OK」ボタンなど設け、タッチパネルによる「OK」ボタンのタップ操作で確定できるようにすればよい。
ステップS1614において、文字画像データ中の全ての認識対象文字に関して認識処理したかどうか判断する。文字画像データ105に対する処理が完了(対象文字画像の全てが正しく認識完了)していれば処理を終了し、未処理の文字画像データ105があれば、処理をステップS1602に戻し、第1の実施の形態での説明と同様の認識対象領域設定を行い、ステップS1602〜ステップS1612の処理を繰返す。
また前述したステップS1610において、複数の認識結果1525を認識結果表示モジュール160に順次表示させる場合について詳述したが、設定された認識対象領域が1文字に相当するような場合には、図18の例に示すように、一覧性を考慮して複数の認識結果1525を認識結果表示領域1802のようにリスト表示するようにしてもよい。認識結果表示領域1802内の認識文字コードは、ユーザーによって再設定された認識対象領域1800内の文字切出領域1810に対する複数の文字認識結果である。
以上、これまで述べたように、第2の実施の形態においては、ユーザーが認識対象領域を順次設定し、複数の認識結果1525からユーザーが正しい認識結果を選択する操作だけで正解認識データを取得できることが可能となる。またこれまで説明してきたように、例えばPC、スマートフォン、タブレットなどGUIを備えたデバイスなら同様に処理可能である。
<<第3の実施の形態>>
図19は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第3の実施例における画像処理装置は、ユーザーが文書画像データ105中の文字認識対象領域を設定する認識対象領域設定モジュール110と、文字画像データ105を認識して認識結果125を出力する文字認識モジュール120と、文字認識モジュール120における認識結果を格納する認識結果格納モジュール150と、文字認識モジュール120における認識結果125を表示する認識結果表示モジュール160と、ユーザーが認識結果として文字情報を追記する認識結果追記モジュール1970とで構成される。
またさらに文字認識モジュール120は、設定された対象領域中の文字画像データから切出し可能な単文字候補領域を順次切出す文字切出しモジュール130と、切出された各単文字候補領域中の文字画像を認識して、各単文字候補領域に対する認識結果を出力する単文字認識モジュール140とで構成される。
ここで、第3の実施の形態における認識結果追記モジュール1970について説明する。なお、第3の実施の形態における認識結果追記モジュール1970以外のモジュールは、第1の実施の形態におけるモジュールと同様であり、説明を省略する。
認識結果格納モジュール150は、文字認識モジュール120、認識結果追記モジュール1970と接続されている。
認識結果表示モジュール160は、文字認識モジュール120、認識結果追記モジュール1970と接続されている。
認識結果追記モジュール1970は、認識結果格納モジュール150、認識結果表示モジュール160と接続されている。認識結果追記モジュール1970は、認識対象領域内の文字認識の正解情報として文字情報を入力する。ユーザーの操作に応じて入力された文字情報を正解情報とする。具体的には、一文字の認識対象領域を設定した場合においても正しい認識結果が得られない場合に、ユーザーが認識対象領域の正解文字情報を追記して与えるものである。
例えば図20の認識結果表示領域2002の場合のように、ユーザーが設定した一文字の認識対象領域2000内の文字切出領域2010「プ」の複数の認識結果にどれも正しく認識したものが存在しない場合、ユーザーが認識対象領域2000「プ」に対する正解文字情報を追記する。認識結果追記モジュール1970における追記方法は、例えば図20の正解文字入力欄2020のように、GUIによるアプリケーション表示領域400中にユーザーが追記情報を入力可能なサブウインド(正解文字入力欄2020)を用意し、ユーザーが正解文字情報を入力して、Enterキーを押下することで、一文字認識対象領域「プ」の認識結果を、認識結果追記モジュール1970は認識結果格納モジュール150に出力するようにする。またスマートフォンやタブレットの場合には、例えば、同様に追記情報を入力可能な領域と「OK」ボタンなどを設け、タッチパネルによる「OK」ボタンのタップ操作で確定できるようにすればよい。
図21を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図21に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2117と、プリンタなどのデータ出力部2118を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2101は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、認識対象領域設定モジュール110、文字認識モジュール120、文字切出しモジュール130、単文字認識モジュール140、認識結果格納モジュール150、認識結果表示モジュール160、認識結果選択モジュール1570、認識結果追記モジュール1970等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2102は、CPU2101が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2103は、CPU2101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス2104により相互に接続されている。
ホストバス2104は、ブリッジ2105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス2106に接続されている。
キーボード2108、マウス等のポインティングデバイス2109は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ2110は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、タッチパネル等であってもよい。
HDD(Hard Disk Drive)2111は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2101によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、認識対象となる画像、認識対象領域、認識結果などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ2112は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2113に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2107、外部バス2106、ブリッジ2105、及びホストバス2104を介して接続されているRAM2103に供給する。リムーバブル記録媒体2113も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート2114は、外部接続機器2115を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2114は、インタフェース2107、及び外部バス2106、ブリッジ2105、ホストバス2104等を介してCPU2101等に接続されている。通信部2116は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2117は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2118は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図21に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図21に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図21に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に追加する、入れ替えをする等も含む)、また、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…文字画像データ
110…認識対象領域設定モジュール
115…対象領域画像データ
120…文字認識モジュール
125…認識結果
130…文字切出しモジュール
140…単文字認識モジュール
150…認識結果格納モジュール
155…正解データ
160…認識結果表示モジュール
1570…認識結果選択モジュール
1970…認識結果追記モジュール

Claims (7)

  1. 画像内の認識対象領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された認識対象領域を文字認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を表示する表示手段
    を具備し、
    前記設定手段は、前記表示手段による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、操作者の操作に応じて設定されるように制御する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記認識手段における認識結果を格納する格納手段
    をさらに具備し、
    前記認識手段は、
    前記設定手段によって設定された認識対象領域内から1文字に相当する単文字候補領域を切出す文字切出し手段と、
    前記文字切出し手段によって切出された単文字候補領域に対して文字認識を行う単文字認識手段
    を有し、
    前記格納手段は、認識結果として、前記単文字認識手段による文字認識結果である文字情報と前記文字切出し手段による切出し処理結果である単文字候補領域の位置情報を格納し、新しい認識結果と既に格納された認識結果の位置情報により示される単文字候補領域が重複する場合に上書きして格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記文字切出し手段は、前記設定手段によって設定された認識対象領域内から切出し可能な複数の単文字候補領域を切出し、
    前記単文字認識手段は、前記単文字候補領域に対して複数の認識結果を出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記位置情報に基づいて、前記認識対象領域内に単文字候補領域を判別できるように表示する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示手段は、複数の認識結果を表示し、
    前記表示手段で表示された複数の認識結果から、操作者の操作に応じて認識結果を選択する選択手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記認識対象領域内の文字認識の正解情報として文字情報を入力する文字情報入力手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータを、
    画像内の認識対象領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された認識対象領域を文字認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を表示する表示手段
    として機能させ、
    前記設定手段は、前記表示手段による表示が行われた後に、1回目に設定された認識対象領域よりも小さい領域が、操作者の操作に応じて設定されるように制御する
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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