JP6119952B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、文字切り出し誤りによる誤認識部分を精度良く検出し、高速に訂正修正を行うことを目的とし、文字切り出し部が切り出した文字を文字認識部が文字認識を行い、文字認識の結果、誤認識部分が含まれていたならば、エディタによってユーザーが誤認識部分を手修正し、このとき、誤認識訂正部が誤認識部分の文字数と訂正後の文字数が違っていれば切り出し誤りと判断し、切り出し誤りならば、誤認識文字の文字種、訂正後の文字種、誤認識文字の直前・直後の文字をパターンとして誤切り出しパターン記憶部で記憶しておき、以後の文字認識時に、誤切り出しパターン照合部において誤切り出しパターン記憶部の記憶されたパターンと一致する認識結果が得られたならば、文字切り出し部において再切り出しを行い、文字認識部ではパターン登録されている訂正文字の文字種に限定して辞書との照合を行い、これによって訂正修正を高速で行うことが開示されている。
特許文献2には、認識候補文字のための多大なメモリを必要とせず、認識誤りをおこした文字を簡易な処理で訂正することができる文字認識装置を提供することを目的とし、入力画像内の認識対象領域を小領域に区切る小領域分割部と、文字情報を記憶している辞書と、小領域分割部で区切った小領域単位で認識文字を切り出し、辞書と照合することにより認識候補文字を抽出する認識部と、認識部で抽出した小領域単位の認識候補文字を正しい文字に訂正する認識訂正部を備えたことが開示されている。
特開平04−372086号公報 特開昭63−229587号公報
本発明は、受け付けた文字情報と合致しない文字認識結果を選択してしまうことを防止するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画像内の文字領域内にある文字画像についての文字情報を受け付ける受付手段と、前記文字領域内の文字画像を文字認識する認識手段と、前記認識手段による複数の文字認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報と合致する文字認識結果を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された文字情報と該文字情報を認識結果とした文字画像を対応させて、文字認識の学習用データとして出力する出力手段を具備し、前記選択手段が合致する文字認識結果を選択することができなかった場合は、操作者が打ち込んだ文字情報の一致しない文字を提示することを特徴とする画像処理装置である。
請求項の発明は、前記認識手段は、文字画像に対して1文字に相当する単文字候補領域を切り出す文字切出し手段と、前記文字切出し手段によって切り出された単文字候補領域に対して文字認識を行い、該単文字候補領域に対する複数の認識結果を出力する単文字認識手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記文字切出し手段は、文字画像に対して、切り出し可能な複数の単文字候補領域を切り出すことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記選択手段は、単文字候補領域に対する複数の認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報における単文字候補領域中の文字に相当するテキスト情報と照合して合致するものを選択することを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記画像に対して、文字画像が含まれる文字領域を設定する設定手段をさらに具備し、前記文字認識手段は、前記設定手段によって設定された文字領域を対象とすることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記単文字候補領域を1つ以上の文字構成要素から生成する生成手段をさらに具備し、前記文字切出し手段は、前記生成手段によって生成された単文字候補領域を対象として切り出すことを特徴とする請求項2、又は、請求項2を引用する請求項3〜5、のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記生成手段は、前記選択手段による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がない場合に、新たに単文字候補領域を生成することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記生成手段は、予め定められた個数の文字構成要素を順次追加することで異なる単文字候補領域を生成することを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記生成手段は、前記選択手段による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がなく、かつ、単文字候補領域内の文字構成要素が予め定められた個数以上又はより多い場合、合致する文字認識結果がない旨を通知することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置である。
請求項10の発明は、コンピュータを、画像内の文字領域内にある文字画像についての文字情報を受け付ける受付手段と、前記文字領域内の文字画像を文字認識する認識手段と、前記認識手段による複数の文字認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報と合致する文字認識結果を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された文字情報と該文字情報を認識結果とした文字画像を対応させて、文字認識の学習用データとして出力する出力手段として機能させ、前記選択手段が合致する文字認識結果を選択することができなかった場合は、操作者が打ち込んだ文字情報の一致しない文字を提示することを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、受け付けた文字情報と合致しない文字認識結果を選択してしまうことを防止することができる。また、受け付けた文字情報と文字認識結果が合致する場合は、文字情報と文字画像の対を文字認識の学習用データとして出力することができる。
請求項の画像処理装置によれば、単文字候補領域毎に文字認識を行うことができる。
請求項の画像処理装置によれば、複数の切り出し可能な単文字候補領域毎に文字認識結果を得ることができる。
請求項の画像処理装置によれば、複数の認識結果の中から、受け付けられた文字情報における単文字候補領域中の文字に相当するテキスト情報と照合して合致するものを選択することができる。
請求項の画像処理装置によれば、画像内の文字領域を対象として処理を行うことができる。
請求項の画像処理装置によれば、単文字候補領域を文字認識の対象として切り出すことができる。
請求項の画像処理装置によれば、選択すべき文字認識結果がない場合に、新たに単文字候補領域を生成することができる。
請求項の画像処理装置によれば、文字構成要素を順次追加することで異なる単文字候補領域を生成することができる。
請求項の画像処理装置によれば、合致する文字認識結果がない旨を通知することができる。
請求項10の画像処理プログラムによれば、受け付けた文字情報と合致しない文字認識結果を選択してしまうことを防止することができる。また、受け付けた文字情報と文字認識結果が合致する場合は、文字情報と文字画像の対を文字認識の学習用データとして出力することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 文字切出しモジュールにおける文字切出し処理例を示す説明図である。 文字切出しモジュールにおける文字切出し処理例を示す説明図である。 単文字認識モジュールによる文字認識処理による結果である複数の文字認識候補例を示す説明図である。 認識結果選択モジュールによる出力例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 準文字成分の例を示す説明図である。 単文字候補領域の再生成処理例を示す説明図である。 単文字候補領域の再生成処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、受け付けた文字情報と文字認識結果を照合するものであって、図1の例に示すように、文字列設定モジュール110、テキスト受付モジュール120、文字認識モジュール130、認識結果選択モジュール140を有している。
文字認識の学習用データ(ここでは、文字認識用辞書を含む)を作成するためには、文字画像とその文字画像の文字コード(正解文字コード)を対応させた組み合わせが必要である。
印刷された文字画像は、文字コードから文字画像を生成し、印刷されることから、文字コードと文字画像の組み合わせを作成することが可能である場合が多い。
しかし、手書き文字画像の場合は、印刷された文字画像のように正解の文字コードが予め用意されているわけではない場合が多い。このことから、手書き文字画像の場合は、その手書き文字画像を見て、操作者のキーボード等に対する操作によって文字コード(正解文字コード)を打ち込むこと等が行われ、さらに、その文字コードと文字画像(手書き文字画像)を対応付ける処理が必要である。もちろんのことながら、印刷された文字画像であっても、対応する文字コードがない場合は、手書き文字画像の場合と同じことを行う必要がある。
なお、この画像処理装置が対象とする文字画像は、印刷された文字画像、手書き文字画像のいずれか又は混在するものであってもよいが、特に手書き文字画像に適している。
文字列設定モジュール110は、テキスト受付モジュール120、文字認識モジュール130と接続されている。文字列設定モジュール110は、画像に対して、文字画像が含まれる文字領域を設定する。例えば、対象とする画像(電子文書画像データ)を受け付け、その画像中の文字列に相当する領域(以下、文字領域、文字列画像データともいう)を設定する。ここでの設定処理は、操作者のマウス等の操作によって行うものであってもよいし、既存の技術(例えば、文字・画像分離技術、レイアウト解析技術等)によって設定するものであってもよい。文字列に相当する領域とは、1文字以上の文字画像が含まれている領域であって、横書き、縦書きのいずれであってもよいし、又は混在していてもよい。文字画像とは、文字を表す画像である。また、文字には、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、記号等を含み、また、特定の言語を対象としてもよいし、言語を問わず、どのような言語で用いられる文字を対象としてもよい。前述のように、印刷された文字(活字)、手書き文字であってもよい。画像を受け付けるとは、例えば、スキャナ、カメラ等で画像を読み込むこと、ファックス等で通信回線を介して外部機器から画像を受信すること、ハードディスク(コンピュータに内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている画像を読み出すこと等が含まれる。画像は、2値画像、多値画像(カラー画像を含む)であってもよい。受け付ける画像は、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。また、画像の内容として、ビジネスに用いられる文書、広告宣伝用のパンフレット等であってもよい。
テキスト受付モジュール120は、文字列設定モジュール110、認識結果選択モジュール140と接続されている。テキスト受付モジュール120は、画像内の文字領域内にある文字画像についての文字情報を受け付ける。例えば、文字列設定モジュール110で設定された文字領域内の文字画像に対応するテキスト情報を受け付ける。文字情報とは、その文字画像を表すテキストコードであり、そのコード体系としては、ISO、EUC、JIS等があるが、いずれであってもよい。また、受け付ける文字情報は、操作者が文字画像を確認して、キーボード等を用いて打ち込んだものであってもよいし、予め用意されたものであってもよい。なお、文字情報には、誤ったものが含まれていてもよい。特に、操作者が打ち込んだものには、誤ったものが混在する可能性がある。
テキスト受付モジュール120が1文字分の文字情報を受け付ける都度に、認識結果選択モジュール140による処理を行うようにしてもよいし、複数文字分の文字情報を受け付けたならば、認識結果選択モジュール140による処理を行うようにしてもよい。
文字認識モジュール130は、文字列設定モジュール110、認識結果選択モジュール140と接続されており、文字切出しモジュール132、単文字認識モジュール134を有している。文字認識モジュール130は、文字領域内の文字画像を文字認識する。例えば、文字列設定モジュール110によって設定された文字領域内の文字画像を認識して複数の認識結果候補を出力する。
文字切出しモジュール132は、単文字認識モジュール134と接続されている。文字切出しモジュール132は、文字画像に対して1文字に相当する単文字候補領域を切り出す。例えば、文字列設定モジュール110で設定された文字領域内の文字画像から切り出し可能な単文字候補領域を順次切り出す。この切出し処理として、例えば、縦又は横方向に黒画素を射影し、空白地点で領域を切り出すこと、又は一定間隔で領域を切り出すこと等がある。
また、文字切出しモジュール132は、文字画像に対して、切り出し可能な複数の単文字候補領域を切り出すようにしてもよい。
単文字認識モジュール134は、文字切出しモジュール132と接続されている。単文字認識モジュール134は、文字切出しモジュール132によって切り出された単文字候補領域に対して文字認識を行い、その単文字候補領域に対する複数の認識結果を出力する。例えば、文字切出しモジュール132によって切り出された各単文字候補領域を認識して、複数の認識結果候補を出力する。複数の認識結果とは、文字認識処理によって、1つの文字画像に対応する文字情報が複数あることをいう。また、文字切出しモジュール132が、複数の単文字候補領域を切り出した場合は、それぞれの単文字候補領域を文字認識したことによって、文字認識結果が複数あることを含めてもよい。
認識結果選択モジュール140は、テキスト受付モジュール120、文字認識モジュール130と接続されている。認識結果選択モジュール140は、文字認識モジュール130による複数の文字認識結果の中から、テキスト受付モジュール120によって受け付けられた文字情報と合致する文字認識結果を選択する。例えば、文字認識モジュール130から出力された複数の認識結果候補から1つの認識結果を選択する。
そして、認識結果選択モジュール140は、選択した文字情報とその文字情報を認識結果とした文字画像を対応させて、文字認識の学習用データとして出力するようにしてもよい。
また、認識結果選択モジュール140は、単文字候補領域に対する複数の認識結果の中から、テキスト受付モジュール120によって受け付けられた文字情報における単文字候補領域中の文字に相当するテキスト情報と照合して合致するものを選択するようにしてもよい。
図2は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図2の例に示すフローチャートを用いて、第1の実施の形態である画像処理装置における文字画像データと文字コードデータを対応させた出力処理の流れを説明する。なお、以下で説明する処理の流れは1つの文字列に関する処理の流れを説明するものであり、複数の文字列を処理する場合は、以下に説明するステップS202からステップS218までの処理を文字列数分だけ繰り返すようにする。
ステップS202において、文字列設定モジュール110は、電子文書画像データ中から文字列ライン(ここで言う文字列ラインとは、文書の1行又は1列の文字列を表す)を抽出して、処理すべき文字列ラインを順次設定する。ここで文字列設定モジュール110における文字列の設定方法は、画像処理的な方法で処理すべき文字列を順次設定する方法でもよいし、操作者が自ら指定できるようなユーザーインターフェースを用いた方法でもよい。なお、画像処理的な方法とは、前述の文字・画像分離技術、レイアウト解析技術等を用いて、文字列を抽出し、例えば、横書きの場合は、文字列を囲む矩形の左上座標が、電子文書画像データ内の座標において、左上から下方向に向かうように順序付けすればよい。縦書きの場合は、文字列を囲む矩形の右上座標が、電子文書画像データ内の座標において、右上から左方向に向かうように順序付けすればよい。
ステップS204において、テキスト受付モジュール120は、文字列設定モジュール110で設定された文字列に対するテキスト情報を受け付けて、正解文字コード列として出力する。ここでテキスト受付モジュール120が受け付けるテキスト情報の入力は、文字列が設定される毎に操作者がその都度テキスト情報を入力するようなユーザーインターフェースを用いた方法でもよいし、あるいは電子文書画像データから抽出した文字列ラインに対して、操作者が予め作成したテキスト情報を読み込むような方法でもよい。
ステップS206において、文字認識モジュール130は、内部カウンターnを0にセットする。
ステップS208において、文字認識モジュール130の文字切出しモジュール132は、文字列設定モジュール110で設定された文字列に相当する文字列画像データに対して、n番目の文字の文字切出し処理を行い、文字候補領域を出力する。
図3と図4に示す例は、文字切出しモジュール132における文字切り出しの具体的な一例を説明する図である。例えば図3に示すように、「プリプロセッサに」と手書きで記述された文字列画像データが文字切出しモジュール132に入力された場合、この文字列画像データに対する文字切出し位置は複数ある。例えば具体的には図4(a)、図4(b)、図4(c)に示すような文字切出し位置がある。ここで図4(a)、図4(b)、図4(c)中の縦線が文字切出し位置を表す。
文字切出しモジュール132では、これら複数の文字切出し位置のうちから1つを選択して文字切出し処理を行う。例えば図4(a)に示す文字切出し位置を選択して文字切出し処理を行う。そしてn(=0)番目の文字候補領域として図4(d)の例に示すような単文字候補画像データが出力される。
またステップS208においては、後述するステップS212において、n番目の単文字候補画像データの認識結果候補の中にn番目の正解文字コードデータと一致するものがない場合に、文字認識モジュール130の文字切出しモジュール132は、n番目の別の単文字候補画像データを切り出すために、別の文字切出し位置を選択して文字列画像データに対して文字切出し処理を行う。例えば図4(b)に示すような文字切出し位置を選択して文字切出し処理を行う。
ステップS210において、文字認識モジュール130の単文字認識モジュール134は、文字切出しモジュール132から切り出されたn番目の単文字候補画像データに対して文字認識処理を行い、複数の認識結果候補を出力する。例えば、図4(d)に示すような単文字候補画像データを単文字認識モジュール134で文字認識を行った場合は、複数の認識結果候補として図5の例に示すようなunicodeの候補結果を出力する。図5は、単文字認識モジュール134による文字認識処理による結果である複数の文字認識候補例を示す説明図である。図5の例は、右側にunicode、左側にそのunicodeに対応する文字を示している。
ステップS212において、認識結果選択モジュール140は、単文字認識モジュール134から出力された認識結果候補の中にn番目の正解文字コードデータと一致するものがあるかどうかを判定する。一致するものがある場合(YES)には処理をステップS214に移し、一致するものがない場合(NO)には別の文字候補領域を切り出すために処理をステップS208に移す。
ここで図4と図5に示す例を用いて具体的に説明する。図4(d)の例に示すように文字切出しモジュール132で切り出された0番目の単文字候補画像データを単文字認識モジュール134で認識して図5の例に示す認識結果候補が得られたので、テキスト受付モジュール120で得られた「プリプロセッサに」の正解文字コード列の0番目である「プ」、文字コード0×30d7(unicode)と一致する文字コードデータが認識結果候補にあるかどうかを検索することによって調べる。図5の例に示すように、認識結果候補の中に「“プ” 0×30d7」の認識結果が存在するので、ここで説明している具体例の場合は、一致するものがあると判定されることになり、処理をステップS214に移す。
ステップS214において、認識結果選択モジュール140は、正解文字コードデータとそれに相当する単文字候補画像データを正解文字データとして出力する。図4と図5に示す具体例では、0番目の単文字候補画像データの認識結果候補の中に正解文字コード列の0番目である「プ」、文字コード0×30d7と一致する文字コードデータが存在するので、図6の例に示すような正解文字データを出力する。図6は、認識結果選択モジュール140による出力例を示す説明図である。文字画像610と文字コード620の組み合わせを出力する。そして、この文字画像610と文字コード620の組み合わせは、前述したように文字認識の学習用データとして用いられる。
ステップS216において、文字認識モジュール130は、内部カウンターnをインクリメントする(内部カウンターnに1を加算する)。
ステップS218において、文字認識モジュール130は、内部カウンターnが正解文字コード数N以上かどうか判定する。正解文字コード数Nとは、ステップS204で、テキスト受付モジュール120が受け付けた文字数である。より正確にいうと、ステップS202で、文字列設定モジュール110によって設定された文字列ライン内の文字画像に対応付けられた文字の文字数である。内部カウンターnがN未満の場合(NO)は、ステップS208に処理を移して、ステップS208からステップS218の処理を繰り返す。N以上の場合(YES)は、このフローチャートによる文字列の処理を終了する。
<第2の実施の形態>
図7は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
第2の実施の形態である画像処理装置は、受け付けた文字情報と文字認識結果を照合するものであって、図7の例に示すように、文字列設定モジュール110、テキスト受付モジュール120、文字認識モジュール130、認識結果選択モジュール140、単文字候補領域生成モジュール710を有している。
文字認識モジュール130は、文字列設定モジュール110、認識結果選択モジュール140、単文字候補領域生成モジュール710と接続されており、文字切出しモジュール132、単文字認識モジュール134を有している。
文字切出しモジュール132は、単文字候補領域生成モジュール710によって生成された単文字候補領域を対象として切り出す。
単文字認識モジュール134は、文字切出しモジュール132によって切り出された単文字候補領域に対して文字認識を行うようにしてもよいし、単文字候補領域生成モジュール710によって生成された単文字候補領域に対して文字認識を行うようにしてもよい。
単文字候補領域生成モジュール710は、文字認識モジュール130と接続されている。単文字候補領域生成モジュール710は、単文字候補領域を1つ以上の文字構成要素から生成する。例えば、文字切出しモジュール132から出力される単文字候補領域とは異なる単文字候補領域を生成する。文字構成要素(以下、準文字成分要素ともいう)とは、4連結又は8連結で連続する画素領域を少なくとも含み、これらの画素領域の集合をも含む。これらの画素領域の集合とは、4連結等で連続した画素領域が複数あり、その複数の画素領域は近傍にあるものをいう。ここで、近傍にあるものとは、例えば、互いの画素領域間の距離が予め定められた距離未満又は以下にある関係をいう。
また、単文字候補領域生成モジュール710は、認識結果選択モジュール140による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がない場合に、新たに単文字候補領域を生成するようにしてもよい。
また、単文字候補領域生成モジュール710は、予め定められた個数の文字構成要素を順次追加することで異なる単文字候補領域を生成するようにしてもよい。予め定められた個数は、1以上の整数であり、例えば1である。順次追加する文字構成要素は、既に生成された単文字候補領域に距離が近いものから選択する。
また、単文字候補領域生成モジュール710は、認識結果選択モジュール140による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がなく、かつ、単文字候補領域内の文字構成要素が予め定められた個数以上又はより多い場合、合致する文字認識結果がない旨を通知するようにしてもよい。
図8、図9は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図8、図9の例に示すフローチャートを用いて、第2の実施の形態である画像処理装置における文字画像データと文字コードデータを対応させた出力処理の流れを説明する。なお、以下で説明する処理の流れは1つの文字列に関する処理の流れを説明するものであり、複数の文字列を処理する場合は、以下に説明するステップS802からステップS818ならびにステップS902からステップS920までの処理を文字列数分だけ繰り返すようにする。また図8に示したフローチャートのうち、ステップS802、ステップS804、ステップS806、ステップS810、ステップS814、ステップS816、ステップS818の各ステップの処理は図2に示したフローチャートの各ステップ(ステップS202、ステップS204、ステップS206、ステップS210、ステップS214、ステップS216、ステップS218)の処理と同様なので説明は省略する。
図8のステップS808において、文字切出しモジュール132における文字候補領域出力の処理方法は先述した図2におけるステップS208の処理と同様であり、文字列設定モジュール110で設定された文字列に相当する文字列画像データに対して、n番目の文字の文字切出し処理を行い、文字候補領域を出力する。
またさらに、ステップS808においては、後述するステップS902からステップS920にいたる処理において、再設定された文字列に相当する文字列画像データに対して、n番目の文字の文字切出し処理を行い、文字候補領域を出力する。
図8のステップS812において、認識結果選択モジュール140は、単文字認識モジュール134から出力された認識結果候補の中にn番目の正解文字コードデータと一致するものがあるかどうかを判定する。一致するものがある場合(YES)には処理をステップS814に移し、一致するものがない場合(NO)には、本単文字候補領域が後述する準文字成分の一要素だと判断して、別の準文字成分要素と合わせて単文字候補領域を生成するために、処理をステップS902に移す。なお、本ステップにおける判定処理の詳細は先述の図2のステップS212における判定処理と同様である。
次に、単文字候補領域生成モジュール710における単文字候補領域生成処理の詳細を図9の例で示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図9のステップS902において、単文字候補領域生成モジュール710は、内部カウンターである追加準文字成分数カウンターm(追加する準文字成分要素をカウントする変数)に1をセットする。なお、準文字成分要素とは、前述の文字構成要素であり、文字を構成する要素である。例えば図10(a)に示すような単文字領域中のそれぞれの黒画素連結成分要素(quasi−chr1、quasi−chr2、quasi−chr3)や、又は文字切出しモジュール132で切り出される最小要素(quasi−chr4、quasi−chr5)のことを意味する。
ステップS904において、単文字候補領域生成モジュール710は、m個の準文字成分要素を文字列画像データから抽出して、(m+1)個の準文字成分要素によって構成される単文字候補領域を文字列画像データから抽出して、単文字候補領域を生成する。なお、(m+1)個における「+1」とは、ステップS808で切り出された文字(単文字候補画像データ)を意味する。例えば、図8のステップS812でn番目の正解文字コードデータと一致しなかったn番目の単文字候補画像データが図10(a)に示す準文字成分要素quasi−chr1であった場合、つまり文字切出しモジュール132で準文字成分要素quasi−chr1がn番目の単文字候補領域として切り出された場合には、本ステップでは、図11の例に示すような、n番目の単文字候補領域である準文字成分要素quasi−chr1に準文字成分要素quasi−chr2を加えた、つまり準文字成分数2の単文字候補領域を生成し、単文字認識モジュール134に単文字候補画像データとして出力する。
ステップS906において、単文字認識モジュール134は、単文字候補領域生成モジュール710から出力された単文字候補画像データに対して文字認識処理を行い、複数の認識結果候補を出力する。図2のステップS210の場合と同様に、例えば複数の認識結果候補としてunicodeの候補結果を出力する。
ステップS908において、認識結果選択モジュール140は、再度、単文字認識モジュール134から出力された認識結果候補の中にn番目の正解文字コードデータと一致するものがあるかどうかを判定する。一致するものがある場合(YES)には処理をステップS914に移し、一致するものがない場合(NO)には別の文字候補領域を生成するために処理をステップS910に移す。例えば図11に示すような単文字候補画像データの場合は正解文字「に」、正解文字コード0×306bと一致する文字コードデータが認識結果候補の中にないので、処理をステップS910に移して再度文字候補領域の生成処理を行う。
ステップS910において、単文字候補領域生成モジュール710は、追加準文字成分数カウンターmが予め定められた最大準文字成分数M以上か否かを判定する。追加準文字成分数カウンターmが最大準文字成分数M未満の場合(NO)は、ステップS912において、追加準文字成分数カウンターmをインクリメントして、処理をステップS904に移し、新たに単文字候補領域を再生成する。追加準文字成分数カウンターmが予め定められた最大準文字成分数M以上の場合(YES)は、処理をステップS918に移す。
ここで、図11、図12の例を用いて単文字候補領域の再生成処理を具体的に説明すると、図11に示す例では準文字成分要素quasi−chr1とquasi−chr2で生成された単文字候補領域であったので、さらに1つ準文字成分要素quasi−chr3を加えて図12の例に示すような単文字候補領域を新たに生成する。
ステップS914において、認識結果選択モジュール140は、図2のステップS214と同様に、正解文字コードデータとそれに相当する単文字候補画像データを正解文字データとして出力する。
ステップS916において、文字列設定モジュール110は、(追加準文字成分数カウンターm+1)個数分の準文字成分要素までを除いた文字列を再設定する。
ステップS918において、追加準文字成分数カウンターmが予め定められた最大準文字成分数M以上の場合は、追加準文字成分数m=1から予め定められた最大準文字成分数M個の準文字成分要素を加えて、順次単文字候補領域生成を行っても、単文字認識モジュール134での認識結果候補の中にn番目の正解文字コードデータと一致する文字コードデータがなかったことを意味する。この場合は、以下のことが原因である。
(1)認識対象となる単文字候補領域中の文字画像が、単文字認識モジュール134で認識可能な最低文字品質以下(例えば、手書き文字画像データなどで非常に字が汚い、崩し字などの場合、文字要素以外のノイズが非常に多い場合など)。
(2)認識対象となる単文字候補領域中の文字画像に対して、テキスト受付モジュール120で操作者が打ち込んだテキスト情報が間違っている場合。
したがって、ステップS918において、単文字候補領域生成モジュール710は、追加準文字成分数カウンターmを0にセットし、さらに第2の実施の形態である画像処理装置は、n番目の正解文字コードデータと一致する単文字候補領域が生成できなかったことを操作者に通知し、処理を図9のステップS916に移す。
ここで操作者への通知は、例えば図8のステップS804で操作者が打ち込んだテキスト情報のn番目の文字(一致しない文字)を反転表示する、矩形枠で囲む、又はポップアップ機能を利用するなどのユーザーインターフェースを用いた方法や、一致する単文字候補領域を生成できなかったテキスト情報(打ち込まれた文字、その文字コードデータ)をディスプレイ等の出力装置上やログファイルなどに出力する方法などがある。また、正解文字コード情報の再入力や修正を促すようにしてもよい。
ステップS920において、文字認識モジュール130は、内部カウンターnをインクリメントし、処理を図8のステップS808に返す。
図13を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図13に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1317と、プリンタなどのデータ出力部1318を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1301は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、テキスト受付モジュール120、文字認識モジュール130、文字切出しモジュール132、単文字認識モジュール134、認識結果選択モジュール140、単文字候補領域生成モジュール710等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1302は、CPU1301が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1303は、CPU1301の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1304により相互に接続されている。
ホストバス1304は、ブリッジ1305を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1306に接続されている。
キーボード1308、マウス等のポインティングデバイス1309は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1310は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1311は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1301によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、画像データ、文字認識結果、テキスト受付モジュール120が受け付けた文字コードなどが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1312は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1313に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インターフェース1307、外部バス1306、ブリッジ1305、及びホストバス1304を介して接続されているRAM1303に供給する。リムーバブル記録媒体1313も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1314は、外部接続機器1315を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1314は、インターフェース1307、及び外部バス1306、ブリッジ1305、ホストバス1304等を介してCPU1301等に接続されている。通信部1316は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1317は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1318は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図13に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図13に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図13に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…文字列設定モジュール
120…テキスト受付モジュール
130…文字認識モジュール
132…文字切出しモジュール
134…単文字認識モジュール
140…認識結果選択モジュール
710…単文字候補領域生成モジュール

Claims (10)

  1. 画像内の文字領域内にある文字画像についての文字情報を受け付ける受付手段と、
    前記文字領域内の文字画像を文字認識する認識手段と、
    前記認識手段による複数の文字認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報と合致する文字認識結果を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された文字情報と該文字情報を認識結果とした文字画像を対応させて、文字認識の学習用データとして出力する出力手段
    を具備し、
    前記選択手段が合致する文字認識結果を選択することができなかった場合は、操作者が打ち込んだ文字情報の一致しない文字を提示する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記認識手段は、
    文字画像に対して1文字に相当する単文字候補領域を切り出す文字切出し手段と、
    前記文字切出し手段によって切り出された単文字候補領域に対して文字認識を行い、該単文字候補領域に対する複数の認識結果を出力する単文字認識手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記文字切出し手段は、文字画像に対して、切り出し可能な複数の単文字候補領域を切り出す
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、単文字候補領域に対する複数の認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報における単文字候補領域中の文字に相当するテキスト情報と照合して合致するものを選択する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像に対して、文字画像が含まれる文字領域を設定する設定手段
    をさらに具備し、
    前記文字認識手段は、前記設定手段によって設定された文字領域を対象とする
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記単文字候補領域を1つ以上の文字構成要素から生成する生成手段
    をさらに具備し、
    前記文字切出し手段は、前記生成手段によって生成された単文字候補領域を対象として切り出す
    ことを特徴とする請求項2、又は、請求項2を引用する請求項3〜5、のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記選択手段による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がない場合に、新たに単文字候補領域を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、予め定められた個数の文字構成要素を順次追加することで異なる単文字候補領域を生成する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、前記選択手段による処理において、複数の文字認識結果の中に選択すべき文字認識結果がなく、かつ、単文字候補領域内の文字構成要素が予め定められた個数以上又はより多い場合、合致する文字認識結果がない旨を通知する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. コンピュータを、
    画像内の文字領域内にある文字画像についての文字情報を受け付ける受付手段と、
    前記文字領域内の文字画像を文字認識する認識手段と、
    前記認識手段による複数の文字認識結果の中から、前記受付手段によって受け付けられた文字情報と合致する文字認識結果を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された文字情報と該文字情報を認識結果とした文字画像を対応させて、文字認識の学習用データとして出力する出力手段
    として機能させ、
    前記選択手段が合致する文字認識結果を選択することができなかった場合は、操作者が打ち込んだ文字情報の一致しない文字を提示する
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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