JP2014145936A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】奥行き感に富む立体的な像を、比較的小面積のディスプレイを使用して空間に投影することのできる、コンパクトな表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の表示装置は、パネル状の結像光学素子(M)と、LCD等のディスプレイ(D)とを備え、ディスプレイDに表示された映像(画像I)を、結像光学素子の上方の空間に、空間像I’として結像させる表示装置であって、結像光学素子(M)の下面MbとディスプレイDの表示面Daとの間に、画像拡大機能を有する拡大光学素子(フレネルレンズR)を配設する。これにより、ディスプレイDに表示された映像が、結像光学素子の上面Ma側の空間に浮かび上がるように、拡大されて結像する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静止画・動画等の二次元画像を、空間に浮かび上がった状態で拡大して投影することにより、奥行き感を持った立体的な映像を表示する表示装置に関するものである。
3次元または2次元の物体,画像等を空間に結像する結像光学素子として、光学素子の素子面を構成する基板(基盤)に、「1つ以上の鏡面による光の反射を行う単位光学素子」を複数配置したマイクロミラーアレイが開発されている。なかでも、この基板に垂直もしくはそれに近い角度で配置された「互いに直交する2つの鏡面」(直角のコーナーを構成する、一対の隣接した光反射面。すなわち「コーナーリフレクタ」。)を有する凹状単位光学素子または凸状単位光学素子を、多数個アレイ状に配列したマイクロミラーアレイは、構造が単純で、製造コストの低減が見込めることから、近年注目を集めている(特許文献1,2を参照)。
このマイクロミラーアレイのなかでも、「コーナーリフレクタアレイ」は、上記アレイの片側から入射した光が素子面(基板)を通過する際、この光が各単位光学素子(コーナーリフレクタ)を構成する一対の光反射面の間で2回反射し、その2回反射後の光(通過光)が、上記アレイの反対側(素子面に対して面対称)の空間位置に像を結ぶ作用を利用したものである。例えば、図4のような、透明な基板11(素子面P)の一面(下面Mb側)から、その厚さ方向(下方向)に突出した透明な凸状の直方体12(縦・横と高さの比h/wが約1.5の四角柱)が、碁盤目状に多数配列された凸型のマイクロミラーアレイMの場合、各直方体12の4つの側面のうち、1つの角部(コーナー12c)を構成する2面(この例では第1の側面12a,第2の側面12b)が鏡面(光反射性の側面)に形成されている。そして、基板11の一面(下面Mb)側から各直方体12に入射した光(映像)は、これら一対の光反射面(側面12a,12b)の間で2回反射して、基板11の他面(上面)側に通り抜ける。この通り抜けた光により、マイクロミラーアレイMの上方の空間(すなわち観察者側の空間)に、被投影物の鏡映像(反転像)が、収差のない実像(正立等倍像)として結像する。
なお、上記マイクロミラーアレイMは、上記のような原理にもとづくものであることから、図5のように、上記基板11の表面(下面)から突出する各直方体12は、コーナーリフレクタを構成する直角の角部(コーナー12c)が観察者の正面(手前)を向くように、直方体12を観察者に対して45°回転させた状態で配置されている。
また、各単位光学素子(直方体12)は、観察者(符号E側)から見て、斜め碁盤目状に並ぶように配列されており、マイクロミラーアレイMの一面(下面)側に配置された画像Iや物体等の鏡映像(反転像)が、このマイクロミラーアレイMの他面(上面)側の空間に、空間像I’として結像する。
国際公開第WO2007/116639号 特開2011−191404号公報
ところで、上記従来の画像表示装置は、画像表示面に表示された映像を「等倍像」として結像するため、大きく見易い映像を投影しようとすると、その表示面の大きさ(広さ)に見合う大面積のディスプレイが必要で、コンパクトに構成することが難しく、その設置費用も嵩んでしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、奥行き感に富む立体的な像を、比較的小面積のディスプレイを使用して空間に投影することのできる、コンパクトな表示装置の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の表示装置は、結像機能を有するパネル状の結像光学素子と、表示面を有するディスプレイとを備え、上記結像光学素子の結像機能により、上記結像光学素子の一面側に配置されたディスプレイの表示面に表示された映像を、この結像光学素子の他面側の空間に浮かび上がる空間像として結像させる表示装置であって、上記結像光学素子の一面と上記ディスプレイの表示面との間に、画像拡大機能を有する拡大光学素子が配設され、上記表示面に表示された映像が、上記結像光学素子の他面側の空間に拡大して投影されるようになっているという構成をとる。
すなわち、本発明者は、前記課題を解決するため研究を重ね、その結果、パネル状の結像光学素子とディスプレイの表示面との間に、画像拡大機能を有するレンズ様の拡大光学素子を配置し、この表示面に表示される映像(画像,動画等)を、等倍以上に拡大して上記結像光学素子に入射させて上方の空間に投影することにより、従来と同じ大きさの空間像を、コンパクトな装置構成で達成できることを見出した。
上記のように、本発明の表示装置は、結像機能を有するパネル状の結像光学素子の一面と、ディスプレイの表示面との間に、画像拡大機能を有する拡大光学素子が配設されている。そのため、ディスプレイの表示面に表示された映像が、上記拡大光学素子により拡大された状態で、結像光学素子の他面側の空間に投影される。したがって、本発明の表示装置は、同じ大きさの空間像を投影しようとする場合でも、その表示元として、比較的小形のディスプレイを使用することができる。また、これにより、表示装置全体をコンパクトに構成することが可能になる。
また、本発明の表示装置のなかでも、上記結像光学素子がマイクロミラーアレイであり、上記拡大光学素子がフレネルレンズであるとともに、この拡大光学素子およびディスプレイの表示面が、上記結像光学素子の一面に対して所定の傾斜角αで傾斜するように配置され、上記表示面に表示された映像が、上記結像光学素子の他面に対して斜め状に立ち上がる空間像として結像するようになっているものは、上記のようなコンパクトな装置構成でありながら、従来と同様の立体感(奥行き),浮遊感や臨場感等を持った立体的な空間像を、明るく鮮明に表示することができる。
本発明の実施形態における表示装置の基本構成を説明する一部断面図である。 上記表示装置の斜視図である。 上記表示装置の構成を説明する断面図である。 表示装置に用いられるマイクロミラーアレイの構造を説明する図である。 マイクロミラーアレイによる空間像の結像を説明する図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の表示装置の基本的な構成を説明する図である。なお、図1は、本発明の原理のみを簡潔に説明するために、ケース,ハウジング等の筐体や、配線,電装品等の部品の図示を省略している。また、本例においては、ディスプレイ(フラットパネルディスプレイ)Dには、携帯電話(スマートフォン等)の液晶表示画面(LCD)を利用しており、その表示面Daに表示される画像Iおよび空間に投影される空間像I’(ともに、図1中の太線矢印)は、その厚みを強調して図示している。なお、光の経路(広がり)を示す仮想線(二点鎖線)は、便宜的に描いており、必ずしもこのようになっているとは限らない(以下の図も同じ)。
本実施形態における表示装置は、図1に示すように、パネル状のマイクロミラーアレイ結像光学素子(以下、マイクロミラーアレイM、または、単にアレイMという)と、フラットパネルディスプレイ(以下、ディスプレイD)とを備え、マイクロミラーアレイMに設けられた多数のマイクロミラー(コーナーリフレクタ)による光の反射により、アレイMの一面(図では下面Mb)側に配置されたディスプレイDに表示された映像(画像I)を、このアレイMの他面(図では上面Ma)側の空間に、斜め状に立ち上がる空間像I’として、浮かび上がるように結像させるものである。
そして、この表示装置は、上記ディスプレイDが、その表示面DaをマイクロミラーアレイMの下面Mbに対して所定角度αで傾斜する状態で配置され、このディスプレイDの表示面Daと上記マイクロミラーアレイMの間に、ディスプレイDの表示面Daと平行な状態(アレイMの下面Mbに対する傾斜角α)で、画像拡大機能を有する拡大光学素子(平板状の凸型フレネルレンズR)が配設されており、ディスプレイDに表示された画像Iが、上記フレネルレンズRにより拡大されて、アレイMの上方に空間像I’として結像するようになっている。これが、本発明の表示装置の特徴である。
上記表示装置について、詳しく説明すると、この表示装置に使用する結像光学素子としては、アフォーカル光学系のマイクロミラー,コーナーリフレクタ等の屈折型結像素子や、凹面鏡等を用いることができる。なかでも、本実施形態においては、図4に示すような、素子面Pに対して面対称の位置に像を結ぶ、マイクロミラーアレイM(凸型コーナーリフレクタアレイ)を好適に採用する。このマイクロミラーアレイMは、図示しない固定部材や筐体等により、鑑賞者の視点(感覚)に対して略水平になるように配設されている。
なお、先にも述べたように、上記マイクロミラーアレイMの各四角柱状の直方体12(単位光学素子)は、コーナーリフレクタを構成する一対(2つ)の光反射面(四角柱側方の第1の側面12a,第2の側面12b)が、それぞれ、「基板表面方向の横幅(幅w)に対する基板厚さ方向の縦長さ(高さh)の比」〔アスペクト比(h/w)〕が1.5以上の長方形状に形成されている。
また、画像拡大機能を有する拡大光学素子としては、上記例のような凸型フレネルレンズRの他、球面または非球面の一般的な凸レンズ等を使用することができる。上記フレネルレンズRは、後記するディスプレイDの表示面Daと平行な(表示面Daと同様、マイクロミラーアレイMの下面Mbに対してα度傾いた)状態で、この表示面Daから所定の距離(この例では約5〜25mm)離れた位置に配設されている。なお、上記フレネルレンズRは、ディスプレイDの表示面Daと平行に配置するのが好ましいが、必ずしもそうする必要はない。また、上記フレネルレンズRとディスプレイ表示面Daとの距離を調整することで、このフレネルレンズRによる画像Iの拡大倍率を適宜変更することができる。
上記画像Iを表示するフラットパネルディスプレイ(ディスプレイD)は、図1のように、上記マイクロミラーアレイMの下面Mbに対して、鑑賞者の手前側(E側)から装置奥側に向かって所定の傾斜角αで下向きに傾くように配置されており、上記マイクロミラーアレイMを介して投影される空間像I’が、鑑賞者の方向(正面)を向くようになっている。
なお、上記画像Iの表示に用いるディスプレイDとしては、バックライトを備える液晶表示パネル(LCD)の他、プラズマディスプレイパネル,有機EL表示パネル等、全可視光波長にわたってなるべく偏りのない「白色」と、非表示時の「黒色」とを、コントラスト良く再現できるディスプレイパネルを使用することができる。さらに、ディスプレイDは、携帯電話または携帯情報端末等の表示部であってもよく、具体的には、上記ディスプレイDとして、スマートフォン,タブレット型PC,デジタルフォトフレームや、携帯型ゲーム機,携帯型ブックリーダー,PDA,電子辞書等のうち、表示部(表示面Da)が常時露出する(カバーされていない)タイプのなかで、その表示面Daの寸法が、上記マイクロミラーアレイMの大きさ(平面形状)に対応するサイズのものを使用することができる。
また、上記ディスプレイDのマイクロミラーアレイMに対する下向きの傾斜角αは、この表示装置を利用する鑑賞者の姿勢や距離等を考慮して、30°以上90°未満(30°≦α<90°)に設定される。
上記実施の形態の表示装置の構成によれば、ディスプレイDの表示面Daに表示される映像(画像Iや動画等)が、等倍以上に拡大された状態でマイクロミラーアレイMに入射し、この拡大された映像が上記アレイMを通してその上方の空間に投影される。したがって、本実施形態の表示装置は、従来と同じ大きさの空間像I’を投影しようとする場合、その表示元として、従来用いていたものより小形のディスプレイDを使用することが可能になる。
つぎに、より具体的な実施の形態(第1実施形態)について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態の表示装置の外観斜視図であり、図3は、その内部構造を示す断面図である。
この第1実施形態の表示装置も、パネル状のマイクロミラーアレイ結像光学素子(マイクロミラーアレイ1)と、フラットパネルディスプレイ(ディスプレイ2)とを備え、マイクロミラーアレイ1が有する多数のマイクロミラー(コーナーリフレクタ)による光の反射により、アレイ1の一面(図では下面1b)側に配置されたディスプレイ2に表示された映像(画像I)を、このアレイ1の他面(図では上面1a)側の空間に、斜め状に立ち上がる空間像I’として、空間に浮かび上がるように結像させるものである。
そして、この表示装置は、上記ディスプレイ2に、比較的小形のLCD(画面の対角が約2〜7インチ)が使用されており、このディスプレイ2が、その表示面2aをマイクロミラーアレイ1の下面1aに対して所定角度αで傾斜させた状態で載置台4(ディスプレイ載置台)上に載置され、このディスプレイ2の表示面2aと上記アレイ1の間に、表示面2a(傾斜角α)と平行に、平板状の凸型フレネルレンズ3が配設されている。
より詳しく説明すると、ディスプレイ2を載置するための載置面4aを備える載置台4は、上記載置面4aを兼用する板状部材4bと、基台4c,4cとからなり、筐体(箱状のケース5)の内部に配設されている。上記板状部材4bは、図3のように、ケース5の底面5bおよびマイクロミラーアレイ1の下面1b(または素子面P)に対して所定角度α傾いた状態で、上記基台4c,4cに支持されており、その上面が、ディスプレイ2の載置面4aとなっている。
そして、この載置台4の載置面4a上に、ディスプレイ2として小形のLCDパネル等を載置することにより、上記ディスプレイ2の表示面2aが、マイクロミラーアレイ1の素子面Pに対してα度傾いた状態で保持されるようになっている。なお、ケース5内における上記載置面4aの、マイクロミラーアレイ1の下面1b(素子面P)に対する傾斜角αは、アレイ1による結像が最適となるように調整されており、通常30°以上90°未満、好ましくは40°以上80°以下に設定されている。
なお、上記載置台4上へのLCDパネル等の載置は、ケース5の上部を持ち上げて上面を開放させて行うか、あるいは、ケース5の側面に設けられた挿入口(図示省略)を介して行うことができる。また、載置台4上に載置するフラットパネルディスプレイとして、大きさの異なる複数種類の携帯電話やスマートフォン等を利用する場合は、この載置台4を可変(傾斜角度変更)式あるいは可動式,交換式とするか、もしくは、ケース5内に、各ディスプレイに対応する複数の載置台を設置してもよい。
上記ディスプレイ2および載置台4を収容するケース5は、図3に示すように略箱形(ボックス状)で、その上面5aに設けられた開口に、略正方形状のマイクロミラーアレイ1が嵌め入れられている(図2参照)。
つぎに、上記マイクロミラーアレイ1とディスプレイ2の表示面2aとの間に配設されるフレネルレンズ3は、図2,図3に示すように、ディスプレイ2の表示面2a(傾斜角α)と平行な状態で、この表示面2aに対して所定の間隔(この例では約10mm)を空けて、ケース5の壁面に設けられた固定部材5c,5c(図2では図示省略、図3を参照)により、所定位置に固定されている。
なお、上記フレネルレンズ3およびディスプレイ2(表示面2a)の傾斜方向は、図3のように、空間像I’が鑑賞者(E)から見て装置奥側に向けて上り傾斜(斜めに立ち上がる状態)になるように、ディスプレイ2が装置手前から奥側にかけて下向き傾斜になるように配設されている。また、上記ディスプレイ2の表示面2aに表示される映像(画像I)は、マイクロミラーアレイ1の介在により映像の上下が反転するため、下り傾斜方向に向かって天地が逆(映像上部が下側)となるように映し出される。
また、上記第1実施形態においては、ディスプレイ2,フレネルレンズ3および載置台4を収容する筐体(ケース5)を、図2に示すような略立方体の箱形(閉鎖形のボックス状)としたが、この筐体は、多角柱状や円柱状としてもよい。さらに、この筐体は、開放形のハウジングとしてもよく、例えば、横方向の壁面(側面)が1面または2面しかない形状としてもよい。この場合、壁面のうちの1面を、所定角度αで傾く傾斜面とすることにより、この傾斜面(斜め状の側面)を、ディスプレイ載置面として利用することができる。
以上の第1実施形態の表示装置によっても、ディスプレイ2の表示面2aに表示される映像(画像Iや動画等)が、等倍以上(この例では約1.4倍)に拡大された状態でマイクロミラーアレイ1に入射し、この拡大された映像が上記アレイ1を通してその上方の空間に、空間像I’として投影される。したがって、本実施形態の表示装置も、従来と同じ大きさの空間像I’を投影しようとする場合、従来用いていたものより小形のディスプレイ(LCD等)を使用することができる。これにより、表示装置全体をコンパクトに構成することが可能になる。
しかも、本実施形態の表示装置は、結像光学素子としてマイクロミラーアレイを採用し、画像拡大機能を有する拡大光学素子としてフレネルレンズを使用しているため、上記のようなコンパクトな装置構成でありながら、従来の表示装置と同様の立体感(奥行き),浮遊感や臨場感等を持った立体的な空間像を、明るく鮮明に表示することができるという利点を有する。
[実施例]
結像光学素子として100mm角の凸型マイクロミラーアレイを用意した。
<凸型マイクロミラーアレイの作製>
アクリル板〈100mm×100mm×厚さ2mm〉を粘着テープ〈ダイシングテープ:日東電工社製,エレップテープ〉に貼り付けて固定し、その状態で、上記アクリル板固定体をダイシング装置〈DISCO社製〉のチャックテーブルにセットした。そして、後記の<ダイシング条件>に示す条件で、深さ400μmの溝を、所定の格子状に彫り込み(掘り込み)、図4のような凸型マイクロミラーアレイを得た。得られた凸型マイクロミラーアレイの単位光学素子(各光反射面)は、高さh=400μm,幅w=150μm,アスペクト比(h/w)=約2.67であった。
<ダイシング条件>
・ダイシングブレード〈DISCO社製,NBC−Z2050〉厚さ25μm
・スピンドル回転数:30000rpm
・テーブル送り速度:3.0mm/sec
また、画像拡大機能を有する拡大光学素子として、凸型フレネルレンズ(エドモンド・オプティクス社製 58mm×58mm 厚さ1.5mm f=38mm)を、ディスプレイとしてアップル社製3.5インチLCD〔iPhone(登録商標)を利用〕を用いて、図1のように配置し、上記ディスプレイとフレネルレンズとの距離(間隙)を10mmにセットして、上記ディスプレイの表示面に「文字」を表示した。そして、上記フレネルレンズを介在させた場合とさせない場合の「空間像I’の大きさ」を、同一距離からデジタルカメラで撮影して比べてみると、フレネルレンズを介在させた場合は、フレネルレンズを介在させない場合に比べ、空間像I’が1.4倍に拡大されて投影(結像)されることが確認できた。
本発明の表示装置によれば、奥行き感に富むリアルな立体的二次元画像を、装置本体の上方に拡大して表示することができる。
D ディスプレイ
Da 表示面
M マイクロミラーアレイ
Ma 上面
Mb 下面
R フレネルレンズ
I 画像
I’ 空間像

Claims (2)

  1. 結像機能を有するパネル状の結像光学素子と、表示面を有するディスプレイとを備え、上記結像光学素子の結像機能により、上記結像光学素子の一面側に配置されたディスプレイの表示面に表示された映像を、この結像光学素子の他面側の空間に浮かび上がる空間像として結像させる表示装置であって、上記結像光学素子の一面と上記ディスプレイの表示面との間に、画像拡大機能を有する拡大光学素子が配設され、上記表示面に表示された映像が、上記結像光学素子の他面側の空間に拡大して投影されるようになっていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記結像光学素子がマイクロミラーアレイであり、上記拡大光学素子がフレネルレンズであるとともに、この拡大光学素子およびディスプレイの表示面が、上記結像光学素子の一面に対して所定の傾斜角αで傾斜するように配置され、上記表示面に表示された映像が、上記結像光学素子の他面に対して斜め状に立ち上がる空間像として結像するようになっている請求項1記載の表示装置。
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