JP2014144069A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】外箱内におけるリード線と水槽等との接触を防止して、安全性を確保することができる洗濯機を提供する。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、前記外箱の上部に設けられたトップカバーと、前記トップカバーに配設される電装部品側にその一端が接続され、他端が前記外箱側に配置されたリード線と、前記外箱の隅近傍に配置され、前記リード線を保護するカバー部材とを備え、前記カバー部材は、少なくとも前記水槽または前記弾性支持手段との干渉を避けるように蛇行する形状をなす。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、前記外箱の上部に設けられたトップカバーと、前記トップカバーに配設される電装部品側にその一端が接続され、他端が前記外箱側に配置されたリード線と、前記外箱の隅近傍に配置され、前記リード線を保護するカバー部材とを備え、前記カバー部材は、少なくとも前記水槽または前記弾性支持手段との干渉を避けるように蛇行する形状をなす。
【選択図】図1
Description
本実施形態は、洗濯機に関する。
例えば水槽及び回転槽の軸方向が上下方向に指向する縦軸形の洗濯機では、その外箱内に貯水可能な水槽が弾性支持手段により弾性支持され、当該水槽内に洗濯槽兼脱水槽たる回転槽が回転可能に設けられている。前記弾性支持手段は、外箱上部の4隅部に、4本の吊り棒の上部を支持し、それら吊り棒の下部を、水槽の外周下部に突設された受け部にばね部材を介して支持することにより構成されている。
また、外箱の上側に配設されるトップカバーには、操作部及び表示部を備える操作パネルが設けられている。操作パネルの内方には、電装部品(電子ユニット)が収容されており、その電子ユニットに接続されたリード線は、トップカバー側から下方の外箱側に延びている。
また、外箱の上側に配設されるトップカバーには、操作部及び表示部を備える操作パネルが設けられている。操作パネルの内方には、電装部品(電子ユニット)が収容されており、その電子ユニットに接続されたリード線は、トップカバー側から下方の外箱側に延びている。
前記のリード線は、脱水時に振動する水槽と接触すれば、当該リード線の被覆材が損傷したり断線する虞がある。この点、水槽の振幅量等を考慮すると、外箱内の4隅にリード線を配線する余地があるが、その4隅ではリード線が吊り棒と接触する可能性がある。このように、外箱内において、リード線と他の部材との接触を避けるスペースを確保するのは困難であり、その対策に苦慮しているのが実情である。
そこで、外箱内におけるリード線と水槽等との接触を防止して、安全性を確保することができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、前記外箱の上部を覆うように設けられたトップカバーと、前記トップカバーに配設される電装部品側にその一端が接続され、他端が前記外箱側に配置されたリード線と、前記外箱の隅近傍に配置され、前記リード線を保護するカバー部材とを備え、前記カバー部材は、少なくとも前記水槽または前記弾性支持手段との干渉を避けるように蛇行する形状をなす。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示すように、縦軸形の洗濯機(以下、単に洗濯機とする)において、洗濯機本体1の外郭は、矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の底部に設けられた台板3と、外箱2の上部を覆うように設けられたトップカバー4とを備えて構成されている。外箱2の内部には、槽5が収容されている。この場合、槽5は、有底円筒状をなす水槽6と、同じく有底円筒状をなし水槽6内に回転可能に配設された洗濯槽兼脱水槽たる回転槽7とから構成されている。水槽6及び回転槽7の中心軸線Cは、図1に一点鎖線で示すように上下方向を指向しており、このうち、水槽6は、後述する弾性支持手段8により、縦軸状態で弾性的に吊り下げ支持されている。水槽6の上端部には、略リング状をなす水槽カバー9が装着されており、この水槽カバー9の略中央部に、内蓋10が開閉可能に設けられている。
以下、第1実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示すように、縦軸形の洗濯機(以下、単に洗濯機とする)において、洗濯機本体1の外郭は、矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の底部に設けられた台板3と、外箱2の上部を覆うように設けられたトップカバー4とを備えて構成されている。外箱2の内部には、槽5が収容されている。この場合、槽5は、有底円筒状をなす水槽6と、同じく有底円筒状をなし水槽6内に回転可能に配設された洗濯槽兼脱水槽たる回転槽7とから構成されている。水槽6及び回転槽7の中心軸線Cは、図1に一点鎖線で示すように上下方向を指向しており、このうち、水槽6は、後述する弾性支持手段8により、縦軸状態で弾性的に吊り下げ支持されている。水槽6の上端部には、略リング状をなす水槽カバー9が装着されており、この水槽カバー9の略中央部に、内蓋10が開閉可能に設けられている。
回転槽7は、周側壁に脱水兼通風用の小孔7aを有し、中心軸線C周りに回転可能とされている。この回転槽7内に洗濯物が出し入れ可能に収容される。回転槽7の上端開口部には、液体封入形の回転バランサ11が装着されている。回転槽7内の底部には、撹拌体12が回転可能に配設されている。そして、水槽6の外底部には、例えばアウターロータ形のブラシレスモータからなる洗濯機モータ13が固定されている。この洗濯機モータ13のロータ13aの回転は、図示しないクラッチ機構の作用により、洗濯時には撹拌体12に伝達され、脱水時には回転槽7と撹拌体12に伝達されて両者が一体的に回転するようになっている。かように、洗濯機では、洗濯機モータ13を主体として駆動装置が構成されている。
前記トップカバー4は、前記内蓋10の上方に位置させて洗濯物出入口14を有していて、矩形枠状をなしている。洗濯物出入口14は、二つ折り式の外蓋15により開閉されるようになっている。トップカバー4の前部(図1で左側)には操作パネル16が設けられている。操作パネル16には、種々のスイッチからなる操作部及び各種の表示を行なう表示部を有する操作表示部(何れも図示せず)が設けられている。
前記トップカバー4の内部には、電装部品を含む各種の部品を収容するための収容部が設けられている。具体的には、トップカバー4の前側収容部18には、操作パネル16の下方部位たる裏面側に位置させて、操作ユニット17が配置されている。操作ユニット17は、操作パネル16の各種操作部の操作に応動するもので、例えばマイクロコンピュータを主体に構成されている。また、操作ユニット17は、前記表示部に対応するLED等の電気部品が実装された基板等を備える。図示は省略するが、トップカバー4後部の後側収納部19には、水位センサや給水装置が配設されている。水位センサは、前記水槽6底部の排水口に連通する水位検知用のエアトラップにエアチューブ(何れも図示略)を介して接続されている。前記給水装置は、水道等の給水源から供給される水を水槽6(回転槽7)内に供給する給水手段であり、図示しない給水弁等を備えている。このように、トップカバー4の収容部18,19は、操作ユニット17、前記水位センサ、前記給水弁等を収容する電装部品収容部18,19を構成する。
外箱2の背面には、点検口2a(図3参照)が形成されており、この点検口2aの覆う裏板20が設けられている。また、外箱2の内部には、裏板20の下側に位置させて電子ユニット21が収容されている。電子ユニット21は、洗濯機モータ13を制御する手段として、或はモータ13を含む各装置に電源を供給する手段として構成されており、前記操作ユニット17に接続されている。
さて、外箱2の内部には、電装部品収容部18,19の各種電装部品(電気部品)と、電子ユニット21との接続に供する複数のリード線からなるリード線群22が配線されている。そして、図1に示すように、リード線群22は、トップカバー4下部と外箱2上部との間にわたって、カバー部材23により覆われている。カバー部材23は、前記弾性支持手段8や水槽6等との接触によるリード線の断線や、その被覆材の損傷を防止するようになっている。
ここで、弾性支持手段8の構成について説明しておく。弾性支持手段8は、図1、図2に示すように、4本の吊り棒25及び4個のコイルばね26を備えている。吊り棒25の上端部は、略球状をなしており、外箱2上部の4隅部に固定された上受座27に取付け支持されている。吊り棒25は、その上端部と上受座27との接続部分を支点に揺動する。水槽6下部の外周部における外箱2の4隅部に対応する部位には、4つの下受座28が突設されている。吊り棒25の下端部は、下受座28に挿通されている。
そして、吊り棒25の下端部には、下受座28と当該吊り棒25下端との間にコイルばね26が外装されている。これにより、弾性支持手段8は、水槽6を、コイルばね26を介して弾性吊持する構成となっている。この場合、水槽6は、吊り棒25の揺動による水平方向への移動と、コイルばね26の弾性力による上下方向への移動が可能であり、外箱2に対する相対的な移動が許容されている。
前記カバー部材23は、例えば絶縁体である合成樹脂材料からなり、図3〜図5に示すように、全体として略筒状をなすとともに、蛇行形状をなしている。カバー部材23は、例えばPP(ポリプロピレン)等のように比較的剛性が高く且つ可撓性を有する材料を用いて、樹脂成形により形成されている。
図3に示すように、カバー部材23は、その径寸法D1について、リード線を束ねたリード線群22全体の径寸法D2よりも大きく設定され(D1>D2)、リード線群22を覆う。カバー部材23は、その延設方向たる上下方向に延びる上端の直状部30a及び下半部の直状部30bとの間に、曲状部31a,31bを有することにより、前記蛇行形状をなす。具体的には、図5(a)の矢印A及びBが付された第1曲状部31a及び第2曲状部31bは、当該カバー部材23内のリード線群22を無理なく蛇行させうるように、比較的緩やかな曲率に設定されている。
図3に示すように、カバー部材23は、その径寸法D1について、リード線を束ねたリード線群22全体の径寸法D2よりも大きく設定され(D1>D2)、リード線群22を覆う。カバー部材23は、その延設方向たる上下方向に延びる上端の直状部30a及び下半部の直状部30bとの間に、曲状部31a,31bを有することにより、前記蛇行形状をなす。具体的には、図5(a)の矢印A及びBが付された第1曲状部31a及び第2曲状部31bは、当該カバー部材23内のリード線群22を無理なく蛇行させうるように、比較的緩やかな曲率に設定されている。
この場合、図3の正面図で示すように、カバー部材23は、曲状部31a、31bの湾曲によって、上端の直状部30aが吊り棒25の上受座27よりも中央側(同図で右側)に位置する一方、下半部の直状部30bが外箱2左端の内壁2b側へ寄る形態をなす。また、図4の左側面図で示すように、カバー部材23は、曲状部31a、31bによって、下半部の直状部30bが外箱2後側の内壁2cに沿うように後方へ緩やかに湾曲している。換言すれば、カバー部材23は、吊り棒25の取付部分(上受座27)、並びに脱水時の水槽6及び吊り棒25の各振幅量等を考慮して、それら外箱2内の部材6、25,27とリード線群22との干渉を避けるように、外箱2隅部でリード線群22を保持する保持部材として構成されている。
図4、図5(a)に示すように、カバー部材23は、その上端から下端にわたって背面側を切欠くようにして形成された開放側32を有する。つまり、カバー部材23において、外箱2内壁2cに臨む側は開放側32とされ、リード線群22に対して開放側32から簡単に被せることができる。
カバー部材23には、リード線群22を開放側32から抱え込む複数(例えば3つ)の抱持部33、34、35が設けられている。具体的には図5(a)に示すように、これら第1抱持部33、第2抱持部34及び第3抱持部35は、夫々第1曲状部31a、第2曲状部31b及び直状部30bにおいて、張出片の如く一体成形されている。開放側32における各抱持部33〜35の各張出寸法(背面側を囲う方向への突出寸法L1)は、カバー部材23からリード線群22が外れないよう、所定寸法(例えば径寸法D1の半分(L1=D1/2))に設定されている。また、抱持部33〜35は、相互に突出する向きが互い違いとされ、且つ曲状部31a、31bに合せて抱持部33,34間のピッチが狭められている。このため、抱持部33,34,35によって、特に曲状部31a、31bでもリード線群22が確実に保持される。
図5(a)(b)に示すように、カバー部材23には、前記樹脂成形時における成形型により、3つの抱持部33〜35と併せて3つの開口部36,37,38と、それら開口部36〜38周縁のリブ36a,37a,38aとが設けられている。
具体的には、図3、図5(a)に示すように、第1開口部36は略矩形状をなして、第1抱持部33に臨む位置に設けられている。第1リブ36aは、カバー部材23の内面側における第1開口部36のエッジから若干離間した位置に形成されている。同様に、第2開口部37は第2抱持部34に臨む位置に設けられ、第2開口部37のエッジを囲う位置に第2リブ37aが設けられている。また、第3開口部38は第3抱持部35に臨む位置に設けられ、第3開口部38のエッジを囲う位置に第3リブ38aが設けられている。上記のリブ36a〜38aは、カバー部材23の内面側で小突状をなしており、各開口部36〜38におけるエッジからリード線群22を保護するようになっている。
続いて、カバー部材23における、トップカバー4に対する取付構造について、図6も参照しながら説明する。図6(a)は、カバー部材23上側の直状部30aが挿通されるトップカバー4の挿通穴40近傍を、下側から見た拡大斜視図である。
トップカバー4の挿通穴40は、カバー部材23の直状部30aの挿通が可能な寸法形状に形成され、且つトップカバー4の底部を上下方向に貫通している。挿通穴40の内壁には、カバー部材23を係止するための被係止部41,42が突設されている。図6(a)に示すように、被係止部42は、下側(同図の紙面手前側)から見て三角形状をなす一方、被係止部41は、垂直部41aと、当該垂直部41aの下側に連なる水平部41bとでL字状をなす。
トップカバー4の挿通穴40は、カバー部材23の直状部30aの挿通が可能な寸法形状に形成され、且つトップカバー4の底部を上下方向に貫通している。挿通穴40の内壁には、カバー部材23を係止するための被係止部41,42が突設されている。図6(a)に示すように、被係止部42は、下側(同図の紙面手前側)から見て三角形状をなす一方、被係止部41は、垂直部41aと、当該垂直部41aの下側に連なる水平部41bとでL字状をなす。
そして、カバー部材23の直状部30aは、トップカバー4に取付けるための第1取付部とされ、上記の被係止部41、42に対応する係止部45、46、47が一体形成されている。詳細には、図5(b)、図6(b)(c)に示すように、カバー部材23の表面(おもてめん)には、直状部30aに位置させて、その挿通方向に延びる3つの係止部45,46,47が突条をなすように並べて設けられている。各係止部45〜47は、前記挿通方向から見て略矩形の外形をなし(図6(b)参照)、被係止部41,42に対する当接が可能に構成されている。このうち、中央の係止部46は、右側の係止部45に対する間隔について、外周側(先端側)が拡がるように傾斜している。この中央と右側の係止部45,46は、後述するカバー部材23の挿通時に、被係止部41の水平部41bを挟んだ状態で、当該被係止部41に当接させて挿通方向へガイドさせるガイド機能を有する(図6(b)参照)。
一方、図6(c)に示すように、右側の係止部45と左側の係止部47は、挿通穴40内において、被係止部41の垂直部41aと被係止部42の垂直面42aとに挟まれた状態で当接される。これら左右の係止部45,47は、被係止部41,42と当接することで、カバー部材23を回り止めする回り止め部として機能する。
こうして、カバー部材23のトップカバー4に対する組付けは、単に係止部45,47を被係止部41,42に係止させることにより行うことができる。即ち、カバー部材23をトップカバー4に取付ける際、先ず図6(b)に示すように、カバー部材23における中央の係止部46と右側の係止部46を、挿通穴40の被係止部41にガイドさせるようにして、下側から差し込み挿通する。この場合、カバー部材23は、右側の係止部46が被係止部41の垂直部41aより奥方に位置するまで差し込み、その後、左側の係止部47が、被係止部42の垂直面42aに突き当てる方向(図6(b)の矢印方向)に回す。こうして、カバー部材23は、左右の係止部45,47と被係止部41,42との当接により回り止めし、その状態で今度は引き込むようにして、右側の係止部45を被係止部41の水平部41bに上側から当接させる(図6(c)参照)。この係止部45と被係止部41との当接により、カバー部材23は、挿通穴40にて下方へ抜けないようになっている。従って、係止部45は、カバー部材23を上下方向に移動しないように位置決めする上下位置決め部として構成されている。
他方、カバー部材23における下半部の直状部30bには、外箱2に取付けるための第2取付部50が設けられている。第2取付部50は、図3〜図5に示すように、外箱2後側の内壁2cに面接触する取付座51,52と、取付座51,52の両端部に設けられたネジ53用の穴部54,55とを備える。
取付座51,52は、カバー部材23の開放側32に、直状部30bに沿って平坦面を形成しており、その平坦面から後方へ突出する小突起51a,52aを一体に有する。これら小突起51a,52aが、外箱2の内壁2cに形成された嵌合穴56,57(図4参照)嵌合することで、カバー部材23が外箱2の内壁2cの所定の位置に取付けられる。また、カバー部材23は、穴部54,55に夫々挿通されたネジ53が外箱2の内壁2cに螺挿されることにより外箱2に対して固定される。
尚、図5(b)に示す取付座51,52間の穴部58には、図示しないインシュロックが挿通される。このインシュロックで、リード線群22をカバー部材23ごと巻き掛けるようにして保持することができる。また、図示は省略するが、カバー部材23の取付座51,52と外箱2の内壁2cとの間に、弾性力を有するシート材を介在させるようにしてもよい。この弾性体としてのシート材によって、仮にカバー部材23に脱水時の水槽6が接触したとしても、その衝撃を緩和することができる。
次に上記構成の作用について説明する。
図3、図4に示すように、リード線群22は、カバー部材23で覆われるとともに、カバー部材23によって、外箱2の隅近傍で保持される。この場合、カバー部材23は、トップカバー4に対する取付部である直状部30aから下側の部分は、水槽6や吊り棒25の振幅量を考慮して、それら水槽6や吊り棒25等とカバー部材23が接触しないように蛇行している。従って、脱水時等に水槽6が振動し、吊り棒25が前記上受座27との接続部分を支点に揺動しても、それら水槽6や吊り棒25とリード線群22とが、カバー部材23により接触することがなく、安全性を確保することができる。尚、カバー部材23において、その開放側32を外箱2内壁2cに向けた状態で取付けられるため、当該開放側32で開放された形態であってもリード線群22の保護機能が減殺されることはない。
図3、図4に示すように、リード線群22は、カバー部材23で覆われるとともに、カバー部材23によって、外箱2の隅近傍で保持される。この場合、カバー部材23は、トップカバー4に対する取付部である直状部30aから下側の部分は、水槽6や吊り棒25の振幅量を考慮して、それら水槽6や吊り棒25等とカバー部材23が接触しないように蛇行している。従って、脱水時等に水槽6が振動し、吊り棒25が前記上受座27との接続部分を支点に揺動しても、それら水槽6や吊り棒25とリード線群22とが、カバー部材23により接触することがなく、安全性を確保することができる。尚、カバー部材23において、その開放側32を外箱2内壁2cに向けた状態で取付けられるため、当該開放側32で開放された形態であってもリード線群22の保護機能が減殺されることはない。
以上説明したように、本実施形態の洗濯機は、トップカバー4に配設される電装部品側にその一端が接続され、他端が外箱2側に配置されたリード線と、外箱2の隅近傍に配置され、リード線を保護するカバー部材23とを備え、カバー部材23は、少なくとも水槽6または弾性支持手段8との干渉を避けるように蛇行する形状をなす。
これによれば、脱水時に水槽6または弾性支持手段8が振動しても、カバー部材23によって、リード線と水槽6または弾性支持手段8との接触を防止することができ、安全性を確保することができる。また、外箱2内の限られたスペースで、カバー部材23によりリード線を蛇行させる配線を行うことができる。
これによれば、脱水時に水槽6または弾性支持手段8が振動しても、カバー部材23によって、リード線と水槽6または弾性支持手段8との接触を防止することができ、安全性を確保することができる。また、外箱2内の限られたスペースで、カバー部材23によりリード線を蛇行させる配線を行うことができる。
尚、本実施形態のカバー部材23は、比較的剛性が高い材料を用いて、外箱2の隅近傍でリード線を保持する保持部材として構成した。これによれば、比較的簡単な構成で、より確実に水槽6等との接触を防止することができる。
本実施形態のカバー部材23は、トップカバー4に取付けるための第1取付部30aと、外箱2に取付けるための第2取付部50との双方を有する。これによれば、カバー部材23を、トップカバー4側と外箱2側との双方に取付けることができ、ひいてはリード線をより確実且つ安全に保護することができる。
トップカバー4に、カバー部材23の第1取付部30aが挿通される挿通穴40を形成した。これによれば、カバー部材23の第1取付部30aを挿通穴40に挿通することにより、トップカバー4の所定位置に取付けることができ、リード線の配線やカバー部材23の組付けに好適なものとすることができる。
トップカバー4に、カバー部材23の第1取付部30aが挿通される挿通穴40を形成した。これによれば、カバー部材23の第1取付部30aを挿通穴40に挿通することにより、トップカバー4の所定位置に取付けることができ、リード線の配線やカバー部材23の組付けに好適なものとすることができる。
トップカバー4または外箱2に、カバー部材23を係止するための被係止部41,42を備え、カバー部材23の取付部は、被係止部41,42との当接により係止される係止部45〜47を有する。これによれば、被係止部41,42に係止部45〜47を係止させることで、トップカバー4または外箱2に対するカバー部材23の取付けを行うことができ、取付構造の簡単化と組付け作業の効率化を図ることができる。
係止部45〜47は、被係止部41と当接することで、カバー部材23を上下方向に移動しないように位置決めする上下位置決め部46を有する。これによれば、上下位置決め部46と被係止部41との当接により、カバー部材23が抜け落ちないように組付けることができる。
係止部45〜47は、被係止部41と当接することで、カバー部材23を上下方向に移動しないように位置決めする上下位置決め部46を有する。これによれば、上下位置決め部46と被係止部41との当接により、カバー部材23が抜け落ちないように組付けることができる。
係止部45〜47は、被係止部41,42と当接することで、カバー部材23を回り止めする回り止め部45,47を有する。これによれば、本実施形態のようにカバー部材23が蛇行する形状であっても、脱水時の振動等に抗して回り止めされるため、水槽6等との接触を確実に防止することができる。
カバー部材23の内面側に、当該カバー部材23のエッジ近傍に位置させて突状のリブ36a〜38aを設けた。これによれば、リブ36a〜38aによって、例えば開口部36〜38等のエッジに対しリード線が触れないように保護することができる。
カバー部材23の内面側に、当該カバー部材23のエッジ近傍に位置させて突状のリブ36a〜38aを設けた。これによれば、リブ36a〜38aによって、例えば開口部36〜38等のエッジに対しリード線が触れないように保護することができる。
<その他の実施形態について>
図7及び図8は、第2実施形態及び第3実施形態を示すものであり、既述の部分と同一部分には同一符号を付す等して説明を省略し、以下異なる点につき説明する。
図7及び図8は、第2実施形態及び第3実施形態を示すものであり、既述の部分と同一部分には同一符号を付す等して説明を省略し、以下異なる点につき説明する。
図7に示す第2実施形態のカバー部材60は、外箱2における前側の隅部に配置されている。カバー部材60は、同図に概略的に示すように、水平な直状部61と垂直な直状部62とで構成され、全体として略L字状をなす。詳しい図示は省略するが、カバー部材60の直状部61の外周には、トップカバー4底部の被取付部63に対して、図示しないネジにより固定される第1取付部61aが設けられている。一方、カバー部材60の直状部62の外周には、外箱2上部の被取付部64に対して、図示しないネジにより固定される第2取付部62aが設けられている。これにより、カバー部材60は、各被取付部63,64を介して、第1取付部61aがトップカバー4に、第2取付部62aが外箱2に対して夫々固定されることにより、水槽6や吊り棒25等と接触しないように蛇行した形態で配置される。尚、カバー部材60において、第1実施形態における抱持部33〜35、開口部36〜38及びリブ36a〜38aは省略された構成にある。
従って、本第2実施形態のカバー部材60によっても、リード線と水槽6または弾性支持手段8との接触を防止することができる等、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図8に示す第3実施形態のカバー部材70は、第2実施形態のカバー部材60と以下の点で相違する。即ち、カバー部材70は、第2取付部62aが省略され、第1取付部61aがトップカバー4の被取付部63´に対して取付け固定されている。このように、カバー部材70は、第1取付部61aが被取付部63´に取付けられることにより、トップカバー4側で支持された片支持構造にある。これにより、仮にカバー部材70下部の直状部62が水槽6等と接触したとしても、カバー部材70自身の可撓性と、自由端にした直状部62により、破損を防止することができる。また、本第3実施形態のカバー部材70によっても、リード線と水槽6または弾性支持手段8との接触を防止することができる等、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図8に示す第3実施形態のカバー部材70は、第2実施形態のカバー部材60と以下の点で相違する。即ち、カバー部材70は、第2取付部62aが省略され、第1取付部61aがトップカバー4の被取付部63´に対して取付け固定されている。このように、カバー部材70は、第1取付部61aが被取付部63´に取付けられることにより、トップカバー4側で支持された片支持構造にある。これにより、仮にカバー部材70下部の直状部62が水槽6等と接触したとしても、カバー部材70自身の可撓性と、自由端にした直状部62により、破損を防止することができる。また、本第3実施形態のカバー部材70によっても、リード線と水槽6または弾性支持手段8との接触を防止することができる等、第1実施形態と同様の効果を奏する。
尚、図示は省略するが、カバー部材は、第2取付部62a(図7参照)が外箱2に取付けられることにより、外箱2側で支持された片支持構造としてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、2は外箱、4はトップカバー、6は水槽、8は弾性支持手段、23,60,70はカバー部材、30a,61aは第1取付部、36a〜38aはリブ、40は挿通穴、41,42は被係止部、45〜47は係止部、45は上下位置決め部、45,47は回り止め部、50,62aは第2取付部を示す。
Claims (8)
- 外箱内に弾性支持手段により弾性支持された水槽と、
前記外箱の上部を覆うように設けられたトップカバーと、
前記トップカバーに配設される電装部品側にその一端が接続され、他端が前記外箱側に配置されたリード線と、
前記外箱の隅近傍に配置され、前記リード線を保護するカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、少なくとも前記水槽または前記弾性支持手段との干渉を避けるように蛇行する形状をなすことを特徴とする洗濯機。 - 前記カバー部材は、前記トップカバーに取付けるための第1取付部と、前記外箱に取付けるための第2取付部とのうち、少なくとも何れか一方の取付部を有することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記トップカバーに、前記カバー部材の第1取付部が挿通される挿通穴を形成したことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
- 前記トップカバーまたは前記外箱に、前記カバー部材を係止するための被係止部を備え、
前記カバー部材の取付部は、前記被係止部との当接により係止される係止部を有することを特徴とする請求項2または3記載の洗濯機。 - 前記係止部は、前記被係止部と当接することで、前記カバー部材を上下方向に移動しないように位置決めする上下位置決め部を有することを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
- 前記係止部は、前記被係止部と当接することで、前記カバー部材を回り止めする回り止め部を有することを特徴とする請求項4また5記載の洗濯機。
- 前記カバー部材の内面側に、当該カバー部材のエッジ近傍に位置させて突状のリブを設けたことを特徴とする請求項1から6の何れか一項記載の洗濯機。
- 前記カバー部材は、前記第1取付部が前記トップカバーに取付けられることにより、または、前記第2取付部が前記外箱に取付けられることにより、前記トップカバー側または前記外箱側で支持された片支持構造であることを特徴とする請求項2から7の何れか一項記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013013474A JP2014144069A (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | 洗濯機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021044789A1 (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
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- 2013-01-28 JP JP2013013474A patent/JP2014144069A/ja active Pending
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