JP2014143253A - 検出装置、計測装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents

検出装置、計測装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マークを検出する検出部を含む検出装置であって、マークの位置を高精度に計測する上で有利な検出装置を提供する。
【解決手段】
第1方向に沿って物体上に配列された複数のパターンを含むマークを検出する検出部を含む検出装置は、前記検出部の少なくとも一部を支持する支持部を含み、前記支持部は、前記第1方向に対応する第2方向における前記少なくとも一部の変位が前記第2方向と直交する第3方向における前記少なくとも一部の変位より小さくなるように、前記少なくとも一部を支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置、計測装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法に関する。
微細な回路パターンを有する半導体デバイスは、基板上にレジストパターンを形成するためのリソグラフィ工程を経て製造される。近年、半導体デバイスにおける回路パターンの更なる微細化および高集積化に伴い、リソグラフィ装置には解像力の向上が求められている。そのため、EUV(Extreme Ultra Violet;波長5〜15nm)光による露光装置や、電子線(荷電粒子線)による描画装置などが開発されている。
このような露光装置や描画装置には、一般に、基板上に形成されたアライメントマークを検出し、基板の位置を計測する計測装置が備えられている。そして、計測装置に対しては、高精度化が求められている(特許文献1および2参照)。特許文献1では、計測装置は、移動可能な光学素子を備え、この光学素子を移動させることで、コマ収差や光軸ずれなどによる計測誤差を抑制している。また、特許文献2では、計測装置は、熱膨張率の異なる2つの部材を用いて投影光学系に固定されている。そして、その2つの部材は、計測装置が配置されている環境の温度が変化した場合に、一方の部材における熱変形が他方の部材における熱変形により相殺されるように構成されている。
特開2009−16761号公報 特開2009−4521号公報
特許文献1に記載された計測装置は、計測誤差改善のため、光学素子を駆動する駆動装置を備えることを必須とするものである。また、特許文献2に記載された計測装置は、一方の部材における熱変形が他方の部材における熱変形により相殺されるように構成しなければならず、設計の自由度の点で不利である。
そこで、本発明は、マークを検出する検出部を含む検出装置であって、マークの位置を高精度に計測する上で有利な検出装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての検出装置は、第1方向に沿って物体上に配列された複数のパターンを含むマークを検出する検出部を含む検出装置であって、前記検出部の少なくとも一部を支持する支持部を含み、前記支持部は、前記第1方向に対応する第2方向における前記少なくとも一部の変位が前記第2方向と直交する第3方向における前記少なくとも一部の変位より小さくなるように、前記少なくとも一部を支持する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、マークを検出する検出部を含む検出装置であって、マークの位置を高精度に計測する上で有利な検出装置を提供することができる。
第1実施形態の計測装置における光学系と支持部とを示す図である。 第1実施形態の計測装置における光学系と支持部と気密容器とを示す図である。 光学系と支持部と気密容器とをZ方向から見たときの図である。 支持部材の形状の変形例を示す図である。 光学系の変位量に対する検出箇所のずれ量を示す図である。 マークに含まれるパターンを示す図である。 反射光がミラーを介して計測装置に入射する状態を示す図である。 反射光がミラーを介して計測装置に入射する状態を示す図である。 X計測用マークとY計測用マークとを計測する場合における計測装置の構成を示す図である。 X計測用マークとY計測用マークとを計測する場合における計測装置の構成を示す図である。 第1実施形態の計測装置を示す図である。 計測装置を用いた描画装置を示す図である。 計測装置を用いた描画装置を示す図である。 計測装置を用いた描画装置を示す図である。 計測装置を用いた露光装置を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の計測装置10について、図11を参照しながら説明する。図11は、第1実施形態の計測装置10を示す図である。計測装置10は、基板9上に形成されたマーク1に光を照射し、マーク1で反射された反射光130を検出することによりマーク1の位置を計測することができる。計測装置10は、マーク1を検出する検出部と、検出部の出力に基づいてマーク1の位置を決定する決定部6(処理部)とを含む。検出部は、光源200と、光学素子112および113を有する照明リレー光学系111と、開口絞り114と、照明光学系115と、ミラー116と、リレーレンズ117とを含む。また、検出部は、偏光ビームスプリッタ118と、λ/4板110と、対物光学系121と、結像光学系124と、センサ5とを含む。
光源200から射出された光は、照明リレー光学系111を通り、計測装置10の瞳面(物体面に対する光学的なフーリエ変換面)に相当する位置に配置された開口絞り114に到達する。このとき、開口絞り114での光束径は、光源200から射出された光束径よりも十分に小さくなる。開口絞り114は、その絞り量を変えることにより、基板上(物体上)に形成されたマーク1を照明する照明光の開口数を調整することができる。開口絞り114を通過した光は、照明光学系115、ミラー116およびリレーレンズ117を介して偏光ビームスプリッタ118に入射し、例えば、Y方向に平行なP偏光成分を有する光と、X方向に平行なS偏光成分を有する光とに分割される。P偏光成分を有する光は、偏光ビームスプリッタ118を透過し、開口絞り119を介してλ/4板110に入射する。λ/4板110に入射した光は、円偏光に変換され、対物光学系121を通って基板9に形成されたマーク1をケーラー照明する。
基板9に形成されたマーク1で反射された反射光130は、その偏光状態がマーク1に入射する際の円偏光の光とは逆周りの円偏光となる。例えば、マーク1に入射する光の偏光状態が右回りの円偏光の場合、マーク1で反射された反射光130の偏光状態は左回りの円偏光となる。マーク1に入射する際の円偏光の光とは逆周りの円偏光となった反射光130は、対物光学系121を通った後、λ/4板110を通過して円偏光からS偏光に変換され、開口絞り119に到達する。開口絞り119は、その絞り量を変えることにより、マーク1で反射された反射光130の開口数を調整することができる。開口絞り119を通過した反射光は、偏光ビームスプリッタ118で反射された後、結像光学系124を介してセンサ5に入射する。これにより、センサ5は、マーク1で反射された反射光130を検出することができる。
基板上に形成されたマーク1は、所定の方向(第1方向(例えばX方向))に沿って配列された複数のパターンを含んでいる。マーク1は、例えば、図6(a)における左側の図に示すように、X方向に沿って複数のラインパターンが配列されたラインアンドスペースのパターン1aを含んでいる。また、基板9は、XYZ方向に移動可能な基板ステージ(不図示)に保持されている。計測装置10は、基板ステージによりマーク1(基板)をX方向(第1方向)に沿って移動させながら反射光130をセンサ5により検出することで、基板上のマーク1においてX方向の光強度分布を形成することができる。そして、計測装置10は、センサ5により検出された光強度分布(検出部の出力)に基づいて、第1方向におけるマーク1の位置を決定部6(処理部)において決定することができる。例えば、マーク1が、図6(a)の左側の図に示すように、X方向に沿って複数のラインパターン1Xaが配列されたラインアンドスペースのパターンを含むように構成されている場合を想定する。この場合、基板9をX方向に沿って移動させながら反射光130をセンサ5において受光することにより、一点破線11X上における光強度分布が検出される。そして、検出した反射光の強度分布に基づいてマーク1の位置が得られる。
このような計測装置10では、近年、半導体デバイスにおける回路パターンの更なる微細化および高集積化に伴い、高精度にマーク1の位置を計測することが求められている。即ち、計測装置10においてマーク1の位置を計測する際に、計測誤差が生じることを低減する必要がある。計測装置10では、一般的に、光学系の製造誤差や組み立て調整誤差、気温・気圧・振動等の環境変化等に伴って、光学系の位置がずれてしまい(変位してしまい)、計測装置の光学系に起因した誤差(TIS:Tool Induced Shift)が生じうる。TISとしては、例えば、コマ収差や球面収差などが挙げられ、TISが生じているとマーク1上において反射光が検出される箇所(以下、検出箇所)がずれてしまい、計測装置10においてマーク1の位置を高精度に計測することができない。即ち、計測装置10における計測誤差は、検出部の少なくとも一部(例えば光学系)が変位することに起因して生じてしまう。
また、第1実施形態の計測装置10では、上述したように、第1方向に沿って配列した複数のパターンを含むマーク1を用いて計測が行われる。そのため、マーク上において検出箇所が第1方向(X方向)にずれた場合では、センサ5により検出される光強度分布に大きく影響してしまい、大きな計測誤差が生じてしまいうる。一方で、マーク上において検出箇所が第1方向と直交する方向(Y方向)にずれた場合では、当該検出箇所が第1方向(X方向)にずれた場合と比較して、光強度分布への影響が小さくなる。即ち、マーク上において検出箇所が第1方向(X方向)にずれるより、第1方向と直交する方向(Y方向)にずれた方が、光強度分布への影響を鈍感にすることができ、マーク1の位置を計測する際の計測誤差を小さくすることができる。そこで、第1実施形態の計測装置10は、所定の方向(第2方向)への光学系の変位が、当該所定の方向(第2方向)と直交する方向(第3方向)への光学系の変位より小さくなるように、光学系を支持する支持部4を含んでいる。ここで、第2方向は、マーク1上における第1方向に対応する方向であり、マーク上における検出箇所が第1方向にずれるような光学系の変位の方向である。第1実施形態では、第2方向は第1方向と平行な方向である。なお、反射光の光路を折り曲げる場合には、第2方向は第1方向と異なる方向になりうる。
第1実施形態の計測装置10において、支持部4による光学系の支持について図1を参照しながら説明する。図1は、計測装置10における光学系と、それを支持する支持部4とを示す図である。図1では、説明を簡単にするため、マーク1で反射された反射光がセンサ5に入射するまでの経路のみが示されており、図1における計測装置10は、2つの光学系21および22と、センサ5とを含むように構成されている。光学系21および22はそれぞれ、例えば、対物光学系121や結像光学系124を想定しているが、それに限られるものではなく、検出部の一部、即ち、反射光の経路上に配置された光学部材であればよい。また、図1(a)は、光学系21および22に変位(偏心)が生じていない状態の計測装置10を示す図であり、図1(b)は、光学系21および22に変位が生じている状態の計測装置10を示す図である。まず、図1(a)を参照して、光学系21および22に変位が生じていない状態の計測装置10について説明する。支持部4は、図1(a)に示すように、光学系21および22の光軸に平行、かつ第2方向に平行な支持面4aを含み、その支持面4aにより光学系21および22を支持している。図1において第2方向は、マーク上における検出箇所の第1方向(X方向)へのずれを生じさせる光学系の変位の方向、即ち、X方向となる。このように構成および配置された支持部4により光学系21および22を支持することで、光学系21および22がX方向に変位することを小さくすることができる。例えば、計測装置10が配置されている環境の温度が変化したり、計測装置10に振動が伝わったりした場合、図1(b)に示すように、支持部4はY方向に大きく変形するが、X方向にはほとんど変形しない。そのため、支持部4により支持されている光学系21および22は、第2方向(X方向)に直交する第3方向(Y方向)に変位するだけで、第2方向(X方向)に変位することを小さくすることができる。即ち、光学系21および22のX方向への変位を、Y方向への変位より小さくすることができる。これにより、マーク上における検出箇所は、Y方向にはずれるものの、光強度分布に大きく影響するX方向(第1方向)へずれることを小さくし、マーク1の位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。
ここで、第1実施形態の計測装置10では、支持部4とともに光学系21および22を気密に収容する容器8を備えることもできる。このように光学系21および22を支持部4と容器8とにより気密に収容することは、例えば、計測装置10を真空中に配置させる場合に有効である。計測装置10を真空中に配置させる場合では、部品からガスが発生してしまい真空環境を維持できないなど、大気環境下では使用できた部品が真空環境下では使用できないといった問題が生じてしまいうる。また、真空環境下では伝熱量が低下してしまうため計測装置10内に熱が蓄積してしまい、部品等に熱変形や熱破壊が発生してしまうといった問題も生じてしまいうる。第1実施形態の計測装置10では、支持部4とともに光学系21および22を気密に収容する容器8を備えることにより、上述した問題を解決することができる。容器8を備えた計測装置10について、図2を参照しながら説明する。図2は、計測装置10における光学系21および22と、それを支持する支持部4と、支持部4とともに光学系21および22を気密に収容する容器8とを示す図である。図2では、図1と同様に、説明を簡単にするため、マーク1で反射された反射光がセンサ5に入射するまでの経路のみが示されている。また、図2(a)は、光学系21および22に変位(偏心)が生じていない状態の計測装置10を示す図であり、図2(b)は、光学系21および22に変位が生じている状態の計測装置10を示す図である。支持部4と容器8とにより光学系21および22を気密に収容することにより、真空環境下においても、光学系21および22を大気環境と同じように使用することができる。しかしながら、容器8内を大気環境として使用した場合、容器8の内側と外側とにおいて圧力差が生じてしまい、図2(b)に示すように、容器8が変形してしまう。このような場合であっても、光学系21および22は、支持部4の支持面4aにより支持されているため、図1(b)と同様に、それらは第2方向と直交する第3方向(Y方向)に変位するだけで、第2方向(X方向)に変位することを低減することができる。これにより、マーク上における検出箇所は、Y方向にはずれるものの、光強度分布に大きく影響するX方向(第1方向)ずれることを小さくし、マーク1の位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。
次に、光学系21および22を支持部4に支持する方法について、図3および図4を参照しながら説明する。図3は、光学系22(または光学系21)と支持部4と容器8とをZ方向から見たときの図である。図3(A)は、光学系22に変位が生じていない状態の計測装置10を示す図であり、図3(B)は、光学系22に変位が生じている状態の計測装置10を示す図である。図3に示すように、光学系22は、支持部材31(スペーサ)を介して支持部4に支持されており、支持部材31は、光学系22の光軸を含み、かつ支持面4aに直交する面(YZ面)に関して対称な複数の位置に配置されている。このように、光学系22を支持部材31を介して支持部4により支持することで、光学系22が支持部4の変形に影響されることを低減することができ、支持部材31を用いない場合に比べて、光学系22がY方向に変位することを小さくすることができる。なお、光学系22は、図1および図2に示すように、支持部材31を介さずに支持部4の支持面4aにより直接支持されてもよい。
図4は、支持部材31の形状の変形例を示す図である。図4において、下図は光学系22をZ方向から見たときの図であり、上図は光学系22をY方向から見たときの図である。図4(A)では、光学系22は、支持部材31として円柱状のスペーサ42を4つ用いて支持部4により支持されており、円柱状の各スペーサ42は光学系22の角付近に配置されている。図4(B)では、光学系22は、支持部材31としてX方向に長い四角柱状のスペーサ43を2つ用いて支持部4により支持されており、四角柱状の各スペーサ43はZ方向に離れて配置されている。また、図4(C)では、光学系22は、支持部材31としてZ方向に長い四角柱状のスペーサ44を2つ用いて支持部4により支持されており、四角柱状の各スペーサ44はX方向に離れて配置されている。図4(A)〜(C)のいずれにおいても、支持部材31は、光学系22の光軸を含み、かつ支持面4aに直交する面(YZ面)に関して対称な複数の位置に配置されている。このように、光学系22を支持部材31を介して支持部4により支持することで、光学系22が支持部4の変形に影響されることを低減することができ、支持部材31を用いない場合に比べて、光学系22がY方向に変位することを小さくすることができる。
ここで、光学系22が変位する量(変位量)と、検出箇所のずれ量(コマ収差)との関係について、図5を参照しながら説明する。図5は、例えば、図1に示す計測装置10において、光学系22がX方向に変位した場合(図5(A))と、光学系22がY方向に変位した場合(図5(B))とにおける検出箇所のずれ量を示す図である。図5に示すように、光学系22がX方向に変位した場合(図5(A))と比べて、光学系22がY方向に変位した場合(図5(B))では、検出箇所のずれ量(コマ収差)を大幅に低減することができている。即ち、第1実施形態では、光学系22が変位する方向(第3方向)を、マーク上でパターンが配列する第1方向と直交する方向(Y方向)と同じにすることで計測誤差を大幅に低減することができる。なお、光学系22が変位する方向と、第1方向と直交する方向との角度に差(角度差)がある場合、角度差により生じる光強度分布への影響度は、以下の式(1)により表すことができる。このように、角度差が生じている場合であっても、式(1)により光強度分布への影響度を計算することにより、光強度分布を補正することができる。
角度誤差により生じる光強度分布への影響度=
光学系が変位する量(変位量)×tan(角度差) ・・・(1)
次に、基板上に形成されたマーク1に含まれるパターンについて、図6を参照しながら説明する。図6は、基板上に形成されたマーク1に含まれるパターンを示す図であり、図6(A)はラインアンドスペースのパターン1aであり、図6(B)は複数のドットパターン1bであり、また、図6(C)は複数の四角形パターン1cである。各図において左図は、センサ5によりX方向における光強度分布が検出されるように構成されたマーク(X計測用マーク1X)を示す図であり、X計測用マーク1Xは、X方向に沿って配列したパターンを含む。このようなX計測用マーク1Xを計測する際には、第1方向および第2方向をX方向として、光学系21および22のX方向への変位が低減されるように構成された計測装置10(例えば図1)が用いられる。各図における左図に示されるパターンは、X方向に平行な対称軸に対して線対称になるように形成されるとよい。また、各図において右図は、センサ5によりY方向における光強度分布が検出されるように構成されたマーク(Y計測用マーク1Y)を示す図であり、Y計測用マーク1Yは、Y方向に沿って配列したパターンを含む。このようなY計測用マーク1Yを計測する際には、第1方向および第2方向をY方向として、光学系21および22のY方向への変位が低減されるように構成された計測装置10が用いられる。各図における右図に示されるパターンは、Y方向に平行な対称軸に対して線対称になるように形成されるとよい。このように、X計測用マーク1XおよびY計測用マーク1Yをそれぞれ計測するためには、後述するように(図9参照)、X計測用マーク1Xを計測する計測装置とY計測用マーク1Yを計測する計測装置とが併用される。ここで、図6(A)に示されるラインアンドスペースのパターン1aは、等間隔のピッチであっても、不等間隔のピッチであってもよい。図6(B)および図6(C)に示されるパターン1bおよび1cはそれぞれ、不等間隔のピッチであってもよい。また、X方向の光強度分布を検出するためのマークとY方向の光強度分布を検出するためのマークとを分けずに、1つのマークからX方向の光強度分布とY方向の光強度分布を検出できるようにしてもよい。1つのマークとは、例えば、ドットパターン1bもしくは四角形パターン1cが二次元的に配置されたマークのことをいう。
上述したように、第1実施形態の計測装置10では、所定の方向(第2方向)への光学系の変位が、当該所定の方向(第2方向)と直交する方向(第3方向)への光学系の変位より小さくなるように、検出部の一部(光学系)を支持する支持部4を含んでいる。ここで、第2方向は、マーク1上においてパターンが配列する方向(第1方向)に対応する方向であり、マーク上における検出箇所の第1方向へのずれを生じさせる光学系の変位の方向である。これにより、マーク上における検出箇所が、光強度分布に大きく影響する方向(第1方向)へずれることを小さくし、マーク1の位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。ここで、光学系内の光学部材としてシリンドリカルレンズを使用した場合では、シリンドリカルレンズの母線方向とシリンドリカルレンズが変位する方向(第3方向)とを一致させることにより、光強度分布への影響を鈍感にすることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について、図7を参照しながら説明する。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、マーク1で反射された反射光がミラー51により光路15を折り曲げられて計測装置10に入射している点で異なっている。図7は、第2実施形態において、反射光がミラー51により光路を折り曲げられて計測装置10に入射される状態を示す図である。
図7において、マーク1で反射された反射光は、折り曲げミラー51を介して光路15を折り曲げられて計測装置10に入射する。計測装置10は、所定の方向(第2方向)への光学系の変位が、当該所定の方向(第2方向)と直交する方向(第3方向)への光学系の変位より小さくなるように、光学系を支持する支持部4を含んでいる。そして、計測装置10における第2方向は、折り曲げミラー51を介してもマーク上における第1方向に対応するように設定されている。例えば、図7では、マーク上における第1方向はX方向であるため、計測装置10における第2方向はX方向、および第3方向はZ方向となる。この場合、計測装置10は、第2方向(X方向)への光学系の変位が、第2方向と直交する第3方向(Z方向)への変位より小さくなるように支持部4により光学系を支持している。ここで、図7では、マーク1で反射された反射光の光路15を折り曲げミラー51によりZ方向からY方向に折り曲げている場合を示しているが、これに限られるものではなく、他の方向(例えばX方向)に折り曲げてもよい。この場合であっても、計測装置10は、所定の方向(第2方向)への光学系の変位が当該所定の方向(第2方向)と直交する方向(第3方向)への光学系の変位より小さくなるように、光学系を支持部4により支持している。例えば、マーク1で反射された反射光の光路15を折り曲げミラー51によりZ方向からX方向に折り曲げる場合、第2方向はZ方向、および第3方向はY方向となる。そして、計測装置10は、Z方向への光学系の変位がY方向への光学系の変位より小さくなるように支持部4により光学系を支持する構成とされる。
ここで、複数(2つ)の折り曲げミラーを用いた場合について、図8を参照しながら説明する。図8は、マーク1で反射した反射光が2つの折り曲げミラー51aおよび51bを介して計測装置10に入射する場合を示す図である。図8(A)はY方向の矢視図であり、図8(B)はZ方向の矢視図であり、図8(C)はX方向の矢視図である。マーク1で反射した反射光は、折り曲げミラー51aおよび51bを介して計測装置10に入射する。計測装置10は、所定の方向(第2方向)への光学系の変位が、当該所定の方向(第2方向)と直交する方向(第3方向)への光学系の変位より小さくなるように、光学系を支持する支持部4を含んでいる。そして、計測装置10における第2方向は、2つの折り曲げミラー51aおよび51bを介してもマーク上における第1方向に対応するように設定されている。例えば、図8では、マーク上における第1方向はX方向であるため、計測装置10における第2方向はY方向、および第3方向はZ方向となる。この場合、計測装置10は、Y方向への光学系の変位が、Z方向への変位より小さくなるように支持部4により光学系を支持している。ここで、図8では、マーク1で反射された反射光の光路15を2つの折り曲げミラー51aおよび51bによりZ方向からY方向に折り曲げている場合を示しているが、これに限られるものではなく、他の方向(例えばX方向)に折り曲げてもよい。この場合であっても、計測装置10における第2方向は、2つの折り曲げミラーを介してもマーク上における第1方向に対応するように設定される。また、図8では、2つの折り曲げミラーを用いているが、それに限られるものではなく、3つ以上の折り曲げミラーを用いてもよい。
上述したように、第2実施形態では、マーク1で反射された反射光が、折り曲げミラー51を介して光路を折り曲げられて計測装置10に入射する場合について示した。この場合であっても、計測装置10は、第2方向への光学系の変位が、第2方向と直交する第3方向への光学系の変位より小さくなるように支持部4により光学系を支持している。ここで、第2方向は、マーク上においてパターンが配列する方向(第1方向)に対応する方向であり、マーク上における検出箇所の第1方向へのずれを生じさせる光学系の変位の方向である。これにより、第1実施形態と同様に、マーク上における検出箇所が光強度分布に大きく影響する方向(第1方向)へずれることを小さくし、マーク1の位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について、図9を参照しながら説明する。第3実施形態では、図6に示すX計測用マークとY計測用マークとを計測する場合における計測装置10の構成について説明する。図9(A)は、X計測用マークを計測している状態を示し、図9(B)は、Y計測用マークを計測している状態を示す。図9には、X計測用マーク1Xを計測するための計測装置10Xと、Y計測用マークを計測するための計測装置10Yと、マーク1で反射された反射光の光路を折り曲げる2つのミラー61および62とが示されている。そして、ミラー61は、駆動機構(不図示)によりX方向に移動可能に構成されている。
X計測用マーク1Xを計測する場合では、図9(A)に示すように、X計測用マーク1Xで反射された反射光の光路上にミラー61を配置させずに、当該反射光を計測装置10Xに入射させる。計測装置10Xでは、計測装置10Xにおける第2方向であるX方向への光学系の変位が、第3方向であるY方向への光学系の変位より小さくなるように光学系が支持部4により支持されている。これにより、X計測用マーク1X上における検出箇所が光強度分布に大きく影響する方向(X計測用マーク1Xにおける第1方向(X方向))へずれることを小さくし、X計測用マーク1Xの位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。一方で、Y計測用マーク1Yを計測する場合では、図9(B)に示すように、Y計測用マーク1Yで反射された反射光の光路上にミラー61を配置し、当該反射光をミラー61および62を介して計測装置10Yに入射させる。計測装置10Yでは、計測装置10Yにおける第2方向であるY方向への光学系の変位が、第3方向であるX方向への光学系の変位より小さくなるように光学系が支持部4により支持されている。これにより、Y計測用マーク1Y上における検出箇所が光強度分布に大きく影響する方向(Y計測用マーク1Yにおける第1方向(Y方向))へずれることを小さくし、Y計測用マーク1Yの位置を計測する際の計測誤差を低減することができる。ここで、第3実施形態では、図9に示すように、計測装置10Xおよび計測装置10Yのそれぞれが照射光学系(光源200、照明リレー光学系111、開口絞り114、照明光学系115、ミラー116およびリレーレンズ117)を含んでいる。しかし、それに限られるものではなく、例えば、第3実施形態では、図10に示すように、計測装置10Xと計測装置10Yとで共通の照射光学系64としてもよい。この場合、例えば、図10に示すように、X計測用マーク1Xで反射された反射光と、Y計測用マーク1Yで反射された反射光とで共通する光路上にプリズム63が配置される。このような構成では、照射光学系64から射出された光はプリズム63で反射されてマーク1上に照射される。一方で、マーク1で反射された反射光は、プリズムを透過して、計測装置10Xまたは計測装置10Yに入射する。
<リソグラフィ装置の実施形態>
上述した計測装置を有するリソグラフィ装置の実施形態として、描画装置500および露光装置400について説明する。まず、電子線(荷電粒子線)を用いた描画装置500について、図12を参照しながら説明する。描画装置500は、電子銃521と、電子光学系501と、電子計測系524と、基板506を保持して移動可能な基板ステージ502と、基板ステージ502の位置を制御する制御部505と、計測装置10と、真空チャンバー550とを含む。真空チャンバー550内は、不図示の真空ポンプによって真空排気されている。電子光学系501は、電子銃521から出射された電子線を集束させる電子レンズ系522と、電子線を偏向させる偏向器523により構成されている。
このような描画装置500では、基板506と電子線との間、または基板506に形成された複数のショット領域間において位置合わせを行うため、基板上に形成されたマークの位置を計測する計測装置10が備えられている。計測装置10は、例えば、第1実施形態で説明した計測装置10を適用することができる。描画装置500は、計測装置10により計測されたマークの位置に基づいて基板ステージ502の位置を制御部505により制御する。これにより、基板上に形成されたマークの位置、即ち、基板506の位置を高精度に計測することができる。
ここで、描画装置500の制御部505において基板ステージ502の位置を制御する方法について、図13および図14を参照しながら説明する。描画装置500は、基板ステージ502の位置を計測する干渉計70を含み、干渉計70により基板ステージ502の位置を高精度に測定することができる。例えば、干渉計70は、干渉計70に含まれる光源から出射されたレーザー光を分岐し、分岐された一方のレーザー光を計測装置10が備える反射板71に向けて照射し、他方のレーザー光を基板ステージ502が備える反射板72に向けて照射する。反射板71で反射されたレーザー光と反射板72で反射されたレーザー光は、干渉光として合成され、その干渉光の波長(周波数)や位相差が測定される。これにより、計測装置10の位置(基準位置)対する基板ステージ502の位置の変位が検出され、基板ステージ502の現在位置を算出することができる。ここで、本実施形態では、干渉計70を用いて、計測装置10の位置に対する基板ステージ502の位置を測定したが、それに限られるものではなく、計測装置10の位置に対する基板ステージ502の相対的な位置を測定できるものであれば代用可能である。
本実施形態の描画装置500は、計測装置10により基板上に形成されたマークの位置(例えばZ方向)を高精度に計測し、そのときの基板ステージ502の位置を干渉計70により計測する。そして描画装置500は、この計測されたマークの位置および基板ステージ502の位置に基づいて、基板ステージ502を電子光学系501の描画位置に移動させる。これにより、基板上に所望のパターンを高精度に描画することができる。なお、基板ステージ502上には、電子光学系501から出射される電子線の位置を計測するための基準マークや、計測装置10の位置を計測するための基準マークなどが備えられてもよい。この場合、描画装置500は、基板上に形成されたマークだけではなく、基板ステージ502上に備えられた基準マークを計測装置10により計測し、それらの計測結果に基づいて基板ステージ502の位置を制御しながら基板506を描画する。これにより、基板上に所望のパターンを高精度に描画することができる。
ここで、X計測用マークを計測する計測装置10Xや、Y計測用マークを計測する計測装置10Yなど、複数の計測装置10を備えた描画装置500について説明する。図14は、X計測用マークを計測する計測装置10Xと、Y計測用マークを計測する計測装置10Yとを備えた描画装置500を、Z方向から見たときの図である。このような描画装置500では干渉計70も複数(2つ)備えられており、干渉計70Xは計測装置10Xの位置に対する基板ステージ502(図14では不図示)のX方向の位置を測定する。同様に、干渉計70Yは計測装置10Yの位置に対する基板ステージ502のY方向の位置を測定する。図14に示す描画装置500では、基板上に形成されたX計測用マークを計測する際には、X計測用マークを基板ステージ502により計測装置10Xの下に移動させて計測を行う。同様に、基板上に形成されたY計測用マークを計測する際には、Y計測用マークを基板ステージ502により計測装置10Yの下に移動させて計測を行う。このような描画装置500では、X計測用マークおよびY計測用マークを計測装置10Xおよび504Yによりそれぞれ計測し、それらの計測結果に基づいて基板ステージ502の位置を制御しながら基板506を描画する。これにより、基板上に所望のパターンを高精度に描画することができる。
次に、露光装置400について、図15を参照しながら説明する。露光装置400は、光源401と、照明光学系402と、レチクル415を保持するレチクルステージ403と、投影光学系404と、基板418を保持して移動可能な基板ステージ405と、基板ステージ405の移動を制御する制御部430とを含む。露光装置400では、照明光学系402、レチクルステージ403、投影光学系404および基板ステージ405は、真空チャンバー406により覆われている。光源401は、本実施形態ではEUV光源であり、ターゲット供給部407と、パルスレーザ照射部408と、集光レンズ409とを含んでいる。光源401は、例えば、ターゲット供給部407から真空チャンバー406中に供給されたターゲット材に対してパルスレーザ照射部408からパルスレーザーを集光レンズ409を介して照射する。これにより、高温のプラズマ410を発生させてEUV光(例えば、波長13.5nm)を放射させることができる。ターゲット材としては、例えば、金属薄膜、不活性ガス、液滴などを使用することができ、ガスジェット等の方法で真空チャンバー406内に供給されうる。なお、真空チャンバー406内の圧力は10−4〜10−5Paに維持される。照明光学系402は、複数のミラー411(多層膜ミラーまたは斜入射ミラー)と、オプティカルインテグレータ412と、アパーチャ413とを含みうる。複数のミラー411およびオプティカルインテグレータ412により、プラズマ410から等方的に放射されたEUV光を集光し、レチクル415を均一に照射する。アパーチャ413は、レチクル415の照射領域を所定の形状(例えば、円弧状)に規定する。投影光学系404は、複数のミラー416と、アパーチャ422とを含み、レチクル415で反射されたEUV光を基板ステージ405に保持された基板418に導く。
このような露光装置400は、基板418とレチクル415との間、または基板上に形成された複数のショット領域間において位置合わせを行うため、基板上に形成されたマークの位置を計測する計測装置10を含んでいる。計測装置10は、例えば、第1実施形態で説明した計測装置10を適用することができる。露光装置400は、計測装置10により計測されたマークの位置に基づいて基板ステージ405の位置を制御部430により制御する。これにより、基板上に形成されたマークの位置、即ち、基板の位置を高精度に計測することができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかける物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板(物体)に塗布された感光剤に上記のリソグラフィ装置(描画装置や露光装置)を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板(物体)を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (10)

  1. 第1方向に沿って物体上に配列された複数のパターンを含むマークを検出する検出部を含む検出装置であって、
    前記検出部の少なくとも一部を支持する支持部を含み、
    前記支持部は、前記第1方向に対応する第2方向における前記少なくとも一部の変位が前記第2方向と直交する第3方向における前記少なくとも一部の変位より小さくなるように、前記少なくとも一部を支持する、
    ことを特徴とする検出装置。
  2. 前記検出部は、光学系を含み、
    前記支持部は、前記光学系の光軸および前記第2方向に平行な支持面を含み、該支持面で前記少なくとも一部を支持する、ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記支持部は、少なくとも1つの支持部材を含み、該支持部材を介して前記支持面で前記少なくとも一部を支持する、ことを特徴とする請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記支持部材は、前記光学系の光軸を含み且つ前記支持面に直交する面に関して対称な複数の位置にそれぞれ配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記少なくとも一部を気密に収容する容器を含む、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  6. 前記第2方向は、前記第1方向と平行な方向である、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 前記検出部は、前記複数のパターンとして、複数のラインパターンを検出する、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  8. 第1方向に沿って物体上に配列された複数のパターンを含むマークの位置を計測する計測装置であって、
    請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記検出装置の出力に基づいて前記マークの位置を得る処理部と、
    を含むことを特徴とする計測装置。
  9. パターンを物体に形成するリソグラフィ装置であって、
    請求項8に記載の計測装置と、
    前記物体を保持して移動可能な基板ステージと、
    前記基板ステージの位置を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記計測装置の出力に基づいて前記基板ステージの位置を制御する、ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  10. 請求項9に記載のリソグラフィ装置を用いてパターンを物体に形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記物体を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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