JP2014142799A - 情報処理装置、情報処理方法およびサーバ - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】
冗長性を確保したソフトウェアの部分更新技術を提供する。
【解決手段】
第1のシステムプログラムが稼動状態、第2のシステムプログラムが非稼動状態にある場合に通信部が更新指示ファイルを受信したとき、起動管理情報で示された起動システムプログラムを、第1のシステムプログラムから第2のシステムプログラムに変更して第2のシステムプログラムを起動システムプログラムとして情報処理装置を再起動し、第2のシステムプログラムが備えるファイルのうち同期状態にないファイルを第1のシステムプログラムが備えるファイルと同期させ、ファイルの同期が完了した後、起動管理情報に示された起動システムプログラムを、第2のシステムプログラムから第1のシステムプログラムに変更する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびサーバに関する。
本特許の背景技術として、ソフトウェアの2バンク構成および特開2010-282645号(特許文献1)がある。特許文献1には、「Linux(登録商標)プログラム起動において、複数のバンクに記録された複数のファイルシステムから、起動カーネルにリンクする有効なファイルシステムを識別することを可能にする」と記載されている。
特開2010-282645号公報
しかしながら、従来の手法では、システム内のごく一部ファイルを書き換える場合であっても、バンクの全てを上書きする必要があるため、バンク内の合計データ量が大きくなるほど更新に時間がかかる。また、データ量が大きくなるため、更新が失敗する危険性が増す。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば以下の通りである。
即ち、本発明に係る情報処理装置は、外部装置と情報を送受信する通信部と、第1のシステムプログラムを格納する第1の領域、および、第1のシステムプログラムに対応する第2のシステムプログラムを格納する第2の領域を備える記憶部と、記憶部に格納されたプログラムを実行する制御部と、を備える。
記憶部は、第1のシステムプログラムまたは第2のシステムプログラムの何れかを起動システムプログラムとして示す起動管理情報と、第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を示す同期管理情報と、を記憶する。
制御部は、第1のシステムプログラムが稼動状態、第2のシステムプログラムが非稼動状態にある場合に通信部が更新指示ファイルを受信したとき、起動管理情報で示された起動システムプログラムを、第1のシステムプログラムから第2のシステムプログラムに変更し、変更された起動管理情報に基いて、第2のシステムプログラムを起動システムプログラムとして情報処理装置を再起動し、同期管理情報に基いて、第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと、第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を解析し、第2のシステムプログラムが備えるファイルのうち同期状態にないファイルを第1のシステムプログラムが備えるファイルと同期させ、ファイルの同期が完了した後、起動管理情報に示された起動システムプログラムを、第2のシステムプログラムから第1のシステムプログラムに変更し、変更された起動管理情報に基いて、第1のシステムプログラムを起動システムプログラムとして情報処理装置を再起動する。
本発明によれば、ファイルの更新時間の短縮または更新失敗の危険性を低減することが可能となる。
システム構成の一例を示す図である。 更新対象機器10の構成の一例を示す図である。 更新ファイル配布サーバ20の構成の一例を示す図である。 更新対象機器10の更新指示ファイル入手シーケンスの一例である。 更新対象機器10のファイル更新シーケンスの一例である。 更新指示解析処理プログラム108が使用する更新指示ファイルの一例である。 ストレージ103に保存されている起動管理テーブル104の一例である。 図7はストレージ103に保存されている同期管理データベース105の一例である。 システム構成の一例を示す図である。 更新対象機器40の構成の一例を示す図である。 更新ファイル配布メディア50の構成の一例を示した図である。 更新対象機器10の更新指示ファイル実行シーケンスの一例である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。なお、図面において、同一符号は、同一または相当部分を示す。また、本発明は、図示例に限定されるものではない。
本発明に係る実施形態1を、図1〜7を用いて説明する。
ソフトウェアの更新機能として、組み込み機器では不揮発メモリを2バンクに分割し、プログラムの実行は常に一つのバンクにて実施し、ソフトウェア更新時は、ソフトウェアの更新範囲に関わらずもう一方のバンク全て上書きし、再起動とともに起動バンクを切り替えるという手法がある。
本実施例はソフトウェアの部分更新を可能にすることで、より好適にソフトウェア更新を実施可能とする技術について説明する。
図1は、本実施例に係るシステムの構成の一例を示した図である。
本実施例に係るシステムは、更新対象機器10、更新ファイル配布サーバ20、ネットワーク30から構成される。
更新対象機器10は、例えばホームゲートウェイ、ネットワークストレージ、Webサーバ、デジタルテレビ、PC(Personal Computer)、携帯電話などであり、内部にソフトウェア及びネットワーク30を介した通信機能を有する機器である。
更新ファイル配布サーバ20は、ネットワーク30を介し更新対象機器10に更新データを提供するサーバである。
ネットワーク30は、例えばインターネットやローカルエリアネットワーク、USB(Universal Serial Bus)、リモートUSB、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、ICタグ機能、TransferJET(登録商標)、LTE、HSPA(High Speed Packet Access)、EV−DO(Evolution Data Only)などである。更新対象機器10と更新ファイル配布サーバ20はネットワーク30を介して相互に接続できる。
図2は、更新対象機器10の構成の一例を示す図である。
更新対象機器10は、通信部101、制御部102、ストレージ103、メモリ106、バス111、電源供給部112を備える。
なお、更新対象機器10は、起動判定処理プログラム107、更新指示解析処理プログラム108、同期処理プログラム109、起動処理110をストレージ103に格納しており、制御部102がストレージ103から上記プログラムをメモリ106に展開し、制御部102が上記プログラムを実行することで本実施例の処理を実現できる。なお、プログラムは、端末が出荷されるまでに予めストレージに格納されていても良いし、CD(Compact Disk)・DVD(Digital Versatile Disk)などの光学メディアや半導体メモリ等の媒体に格納されて図示しない媒体接続部を介して端末にインストールされても良い。また、通信部101を介して外部ネットワーク30からダウンロード、若しくは基地局からダウンロードしてインストールすることも可能である。
また、起動判定処理プログラム107、更新指示解析処理プログラム108、同期処理プログラム109、起動処理110は、同様の機能を持つ処理部として、ハードウェアで実現することも可能である。ハードウェアとして実現する場合は、各処理部が主体となって各機能を実現する。
通信部101は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、ICタグ機能、TransferJET(登録商標)、LTE、HSPA(High Speed Packet Access)、EV−DO(Evolution Data Only)、及びWiMAX等の無線通信機能、または、Ethernet(登録商標)等の有線通信機能を備え、各種の情報を送受信する。無線通信機能は、アンテナ、及び変復調回路等を含む。有線通信機能は、コネクタ、及び変復調回路等を含む。情報の送受信には、ネットワークを介して行うネットワーク通信と、ネットワークを介さずに各機器間で直接通信を行う直接通信(例えばBluetooth(登録商標)、ワイヤレスUSB、Felica(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Z−WAVE(登録商標)、可視光通信、赤外線通信)を適宜切り替えて使用できる。通信部101は、複数の通信方式に対応するよう構成されても良い。
制御部102は、CPU(Central Processiong Unit)、MPU(Micro Processiong Unit)、及びDSP(Digital Signal Processor)等から構成され、所定のプログラムを実行するなどして、更新対象機器10全体の動作を制御する。後述するフローチャート等を始めとする本実施例の処理動作も、特段の注釈がない限り、制御部102により実行されるものとする。
ストレージ103は、更新対象機器10に内蔵される記録媒体や、取り外し可能な外部記録媒体や光ディスクなどで構成され、少なくとも3つ以上の領域に分割される。一つ目は共通領域で、各種の情報を記録する。例えば、制御部102の指示により制御され、アプリケーションプログラムを保存することができる。二つ目と三つ目はバンク1領域、バンク2領域で、いずれも更新対象機器10を動作させるシステムプログラムを記録する。ただし、更新対象機器10を動作させるシステムプログラムはバンク1領域またはバンク2領域のいずれか一つのみであり、もう一方の領域はソフトウェア更新時の冗長性確保に使われ、更新対象機器10の通常動作には影響しない。
メモリ106は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などから構成され、制御部102の指示により制御される。メモリ106に、ストレージ103に格納しているアプリケーションプログラムの機能部が展開される。
バス111は、各部が相互に信号を伝送するための伝送路である。
電源供給部109は、バッテリ、ACアダプタ、及び充電回路等から構成され、更新対象機器10の各部への電源供給や、バッテリへの充電を行う。また、更新対象機器10がバッテリ駆動されているか、ACアダプタ駆動されているかといった状態確認や、バッテリの残量確認を行う。
図3は、更新ファイル配布サーバ20の構成の一例を示す図である。
更新ファイル配布サーバ20は、通信部201、入力部202、表示部203、制御部204、電源供給部205、ストレージ206、メモリ207、バス209を備える。
また、更新ファイル配布サーバ20は、更新指示作成処理プログラム208をストレージ206に格納しており、制御部204がストレージ206から上記プログラムをメモリ207に展開し、制御部204が上記プログラムを実行することで本実施例の処理を実現できる。なお、プログラムは、サーバが出荷されるまでに予めストレージに格納されていても良いし、CD(Compact Disk)・DVD(Digital Versatile Disk)などの光学メディアや半導体メモリ等の媒体に格納されて図示しない媒体接続部を介してサーバにインストールされても良い。また、通信部201を介して外部ネットワーク30からダウンロード、若しくは基地局からダウンロードしてインストールすることも可能である。
また、更新指示作成処理プログラム208は、同様の機能を持つ処理部として、ハードウェアで実現することも可能である。ハードウェアとして実現する場合は、処理部が主体となって各機能を実現する。
通信部201は、更新対象機器10と同様の機能を有するため説明を省略する。
入力部202は、キーボード、マウス、カーソルキー、及びテンキー等の一または複数を備え、ユーザの操作を受け付け、当該操作に基づいた入力信号を制御部204に入力する。なお、音声認識、画像認識、またはジェスチャ認識等によって入力信号を生成し、制御部204に入力するようにしても良い。また、タッチパネルのように、表示部203と入力部102とが一体となった構成であっても良い。
表示部203は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、及び電子ペーパー等のパネル並びにドライバ回路等から構成され、制御部204の制御下にて任意の情報(例えば、文字、静止画、及び動画等)を表示する。なお、表示部203は、それぞれ異なる情報を表示可能な複数のパネルを有していても良い。
制御部204は、CPU(Central Processiong Unit)、MPU(Micro Processiong Unit)、及びDSP(Digital Signal Processor)等から構成され、所定のプログラムを実行するなどして、更新ファイル配布サーバ20全体の動作を制御する。
電源供給部205は、UPS(Uninterruptible Power Supply)、ACアダプタ、及び充電回路等から構成され、更新ファイル配布サーバ20の各部への電源供給を行う。また、停電時にはUPSと切り替えて電力供給が滞らないように調整する。
ストレージ206は、更新ファイル配布サーバ20に内蔵される記録媒体や、取り外し可能な外部記録媒体や光ディスクなどから構成され、各種の情報を記録する。例えば、制御部204の指示により制御され、アプリケーションプログラムを保存することができる。また、アプリケーションプログラムで作成した各種情報を保存する。例えば、更新指示ファイルや更新対象ファイルを記録する。
メモリ207は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などから構成され、制御部204の指示により制御される。メモリ207に、ストレージ206に格納しているアプリケーションプログラムの機能部が展開される。
バス209は、各部が相互に信号を伝送するための伝送路である。
図4は、更新対象機器10の更新指示ファイル入手シーケンスの一例である。
S101において、制御部204は更新指示作成処理プログラム208を起動し、更新指示ファイルを作成する。
S102において、制御部204は更新対象機器10に更新実行要求を行う。
S103において、制御部102は更新ファイル配布サーバにアクセスし、更新指示ファイル取得を試みる。
S103において更新指示ファイルが取得できた場合(S104のYes)、制御部102はシステムプログラムを更新させるための準備を行い(S105)、図5のS201へ進む。更新準備の例として、更新に不要な機能の停止がある。更新指示ファイルが取得できなかった場合(S104のNo)、制御部102は更新ファイル配布サーバ20に取得エラーを通知し(S106)、処理を終了する。
図5は、更新対象機器10のファイル更新シーケンスの一例である。
S201において、更新指示解析処理プログラム108は、S104で入手した更新指示ファイルを解析し、実行する。図6は更新指示解析処理プログラム108が使用する更新指示ファイルの一例である。301では、図7のデータベースを確認し、現在起動していないバンクを調べる操作である。302の条件分岐によって、バンク1が現在起動していない場合、303の操作を行う。303では、更新ファイル配布サーバ20の中にある”UpdateSoftwareProgram”というプログラムを”/Bank1”というディレクトリにコピーする。302の条件分岐によって、バンク2が現在起動していない場合、304の操作を行う。304では、更新ファイル配布サーバ20の中にある”UpdateSoftwareProgram”というプログラムを”/Bank2”というディレクトリにコピーする。
尚、図6では指示ファイルの書式として、スクリプト言語を用いて説明したが、コンピュータが直接できるバイナリプログラムであっても効果は変わらない。
図7は、ストレージ103に保存されている起動管理テーブル104の一例である。ストレージ103のバンク1、バンク2いずれのシステムプログラムが起動したかが記されている。図7の場合、バンク1が現在起動中であり、再起動後もバンク1が起動することを示している。
また、図8はストレージ103に保存されている同期管理データベース105の一例である。ストレージ103のバンク1、バンク2に保存されているシステムファイルを構成する全ファイルの更新日時を管理する。バンク1とバンク2には同一のファイルが配置されており、同期管理データベース105には各バンクのシステムファイル、ミドルウェアファイル、アプリケーションファイルにおいて、更新日時と同期の要否・禁止に関する情報が記されている。ここで、システムファイルとは更新対象機器10のシステム構成に関わるファイルであり、例えばOS(Operating System)などの実行プログラムや設定ファイルなどである。ミドルウェアファイルとは更新対象機器10のシステム構成を補助するファイルであり、例えばOSGI(Open Source Gateway Initiative)などのフレームワークを構成する実行プログラムや設定ファイルなどである。アプリケーションファイルは、更新対対象機器10の各機能実行の主体となるファイルである。
以後、本実施例では、図7の起動管理テーブル104の通りバンク1が起動中に、システムプログラム6およびアプリケーション5が更新される場合を説明する。
S202において、制御部102は起動管理テーブル104を確認し、起動元をバンク2に変更し、更新対象機器10のシステム全体を再起動する(S203)。
なお、更新対象機器10がバッテリ駆動しており、電源供給部109でバッテリの残量確認を行った結果、バッテリの残量が一定値以下の場合、再起動せず処理を終了しても良い。この場合、更新中に更新対象機器10がバッテリの残量不足で終了し、更新対象機器10の動作が不安定になることを防ぐ効果がある。S204において、同期処理プログラム109は同期管理データベース105を参照してバンク1とバンク2の変更を確認する。これはバンク1で稼動し続けるシステムプログラム自身が運用の中で変更するファイルを、次回から稼動するバンク2に反映させるためである。同期の基準は、前回起動したバンクに保存されている各ファイルの更新時刻が、今回起動したバンクに保存されている各ファイルの更新時刻より新しい場合である。
図8の場合、図7より起動中のバンクがバンク1、次回起動するバンクがバンク2のため、同期対象となるファイルは、システムファイル2、システムファイル3、ミドルウェア1、ミドルウェア3、アプリケーション3、アプリケーション4、である。今回更新対象であるシステムファイル6およびアプリケーションファイル5が同期対象外であることは言うまでもない。
S205において、同期処理プログラム109は、S206で得た同期対象の各ファイルをバンク1からバンク2に複製する。
同期後、バンク2の起動処理に成功した場合(S206のYes)、処理を終了する。バンク2の起動処理に失敗した場合(S206のNo)、制御部102は起動管理テーブル104を変更し、次回の起動をバンク1に変更し、バンク1のシステムプログラムを起動させる。
以上を纏まると次のようになる。即ち、バンク1(第1の領域)に格納されたシステムプログラム(第1のシステムプログラム)が稼動状態、バンク2(第2の領域)に格納されたシステムプログラム(第2のシステムプログラム)が非稼動状態にある場合に更新指示ファイルを受信したとき、起動管理テーブル104(起動管理情報)で示された起動システムプログラムを、第1のシステムプログラムから第2のシステムプログラムに変更する。
次に、変更された起動管理テーブル104に基いて、バンク2のシステムプログラムを起動システムプログラムとして更新対象機器10(情報処理装置)を再起動し、同期管理データベース105(同期管理情報)に基いて、バンク1のシステムプログラムが備える複数のファイルと、バンク2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を解析し、バンク2のシステムプログラムが備えるファイルのうち同期状態にないファイルをバンク1のシステムプログラムが備えるファイルと同期させる。
次に、ファイルの同期が完了した後、起動管理テーブル104に示された起動システムプログラムを、バンク2のシステムプログラムからバンク1のシステムプログラムに変更し、変更された起動管理テーブル104に基いて、バンク1のシステムプログラムを起動システムプログラムとして更新対象機器10を再起動する。
以上のように、本実施例によれば、冗長性を確保したソフトウェアの部分更新技術を提供することが可能となる。より具体的には、2バンク構成とデータベースを活用し、更新対象機器10のソフトウェアの部分更新が可能になる。
尚、本実施例ではバンク間の同期がソフトウェア更新後の再起動時のみである場合を説明したが、運用中に同期処理プログラム107が同期管理データベース105を参照して同期してもよい。その場合、システム再起動時の同期時間が短くなるため、更新によるダウンタイムが短くなるという効果がある。この同期実行間隔は例えば夜間にしたり、管理者が自由に設定してもよい。前者の場合は夜間に更新対象機器10の利用が少ない場合、更新対象機器10の負荷が少ないという利点があり、後者の場合、管理者が更新対象機器10の最も利用されない時間を把握していれば効率的に更新ができるという利点がある。
尚、本実施例では同期管理データベース105において、既存のシステムファイル6およびアプリケーションファイル5を更新する場合を用いて説明したが、システムファイルが新規追加される場合でも本実施例の効果は変わらない。システムファイルが新規追加される場合は、追加時にデータベースに登録され、更新処理完了後、一定期間が経過した後の同期処理によってバンク1とバンク2間で同期される。
尚、本実施例では、S206で更新後の起動に失敗した場合、以前起動していたバンク1を再度起動させ、処理が終了する場合を示したが、失敗した場合に更新ファイル配布サーバ20に対して失敗したことを通知してもよい。通知した場合、更新ファイル配布サーバ20が複数の更新対象機器10を管理する場合、失敗通知が来れば再度の実行を試みることが可能になる。
本発明に係る実施形態2を、図9〜12を用いて説明する。実施例1では、更新ファイル配布サーバ20が別に存在し、ネットワーク30を介してソフトウェアを更新する場合を説明したが、本実施例ではネットワークが存在せず更新対象機器のみでソフトウェアの更新をする場合を説明する。
図9は、本実施例に係るシステムの構成の一例を示した図である。
本実施例に係るシステムは、更新対象機器40、更新ファイル配布メディア50から構成される。
更新対象機器40は、例えばホームゲートウェイ、ネットワークストレージ、Webサーバ、デジタルテレビ、PC(Personal Computer)、携帯電話などであり、外部記録メディアの読み込み機能を有する機器である。更新ファイル配布メディア50は、例えばUSB(Universal SerialDisc)接続されたメディア、MO(Magneto OpticalDisk)ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、SDカード、miniSDカード、microSDカード、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Vertical Disc)、Blu−ray Disc(登録商標)などであり、更新対象機器10に接続し、更新ファイルを提供するメディアである。
図10は、更新対象機器40の構成の一例を示す図である。
図10の更新対象機器40のうち、既に説明した図2に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
接続部413は、更新ファイル配布メディア40と接続するためのコネクタである。メディア実行処理414は、更新ファイル配布メディア40が接続部413に接続されたとき、更新ファイル配布メディア40内の更新指示ファイルを実行するプログラムである。
図11は、更新ファイル配布メディア50の構成の一例を示した図である。更新ファイル配布メディア50はストレージ501から構成され、更新指示ファイルと更新対象ファイルを格納する。
図12は、更新対象機器10の更新指示ファイル実行シーケンスの一例である。
S301において、制御部は接続部413に更新ファイル配布メディア50が接続されたことを検知する。S302において、メディア実行処理414は更新ファイル配布メディア50がストレージ内に更新指示ファイルを格納しているかを確認する。格納されている場合(S302のYes)、制御部402はシステムプログラムを更新させるための準備を行い(S303)、図5のS201へ進む。更新準備の例として、更新に不要な機能の停止がある。格納されていない場合(S302のNo)、処理を終了する。
S201以降は図5と同一のため説明を省略する。
以上のように、本実施例によれば、ネットワークがない環境においても2バンク構成とデータベースを活用し、更新対象機器40のソフトウェアの部分更新が可能になる。そのため、ネットワークの接続機能をつけずに更新対象機器40をより安価に製造できる効果がある。さらに、メディア実行処理414が更新配布メディア50内の更新指示ファイルを自動で検知して更新処理が始まるので、更新対象機器40の利用者は更新配布メディアを接続するだけでよく、操作が簡単になる効果も期待できる。
10 更新対象機器
20 更新ファイル配布サーバ
30 ネットワーク
40 更新対象機器
50 更新ファイル配布メディア
101 通信部
102 制御部
103 ストレージ
104 起動管理テーブル
105 同期管理データベース
106 メモリ
107 起動判定処理
108 更新指示解析処理
109 同期処理
110 起動処理
111 バス
112 電源供給部
201 通信部
202 入力部
203 表示部
204 制御部
205 電源供給部
206 ストレージ
207 メモリ
208 更新指示作成処理
209 バス
301 更新指示ファイルの実行例
302 更新指示ファイルの実行例
303 更新指示ファイルの実行例
304 更新指示ファイルの実行例
401 通信部
402 制御部
403 ストレージ
404 起動管理テーブル
405 同期管理データベース
406 メモリ
407 起動判定処理
408 更新指示解析処理
409 同期処理
410 起動処理
411 バス
412 電源供給部
413 接続部
414 メディア実行処理
501 ストレージ

Claims (7)

  1. 外部装置と情報を送受信する通信部と、
    第1のシステムプログラムを格納する第1の領域、および、前記第1のシステムプログラムに対応する第2のシステムプログラムを格納する第2の領域を備える記憶部と、
    前記記憶部に格納されたプログラムを実行する制御部と、を備える情報処理装置において、
    前記記憶部は、
    前記第1のシステムプログラムまたは前記第2のシステムプログラムの何れかを起動システムプログラムとして示す起動管理情報と、
    前記第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと前記第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を示す同期管理情報と、を記憶し、
    前記制御部は、
    前記第1のシステムプログラムが稼動状態、前記第2のシステムプログラムが非稼動状態にある場合に前記通信部が更新指示ファイルを受信したとき、前記起動管理情報で示された起動システムプログラムを、前記第1のシステムプログラムから前記第2のシステムプログラムに変更し、
    前記変更された起動管理情報に基いて、前記第2のシステムプログラムを起動システムプログラムとして前記情報処理装置を再起動し、
    前記同期管理情報に基いて、前記第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと、前記第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を解析し、前記第2のシステムプログラムが備えるファイルのうち同期状態にないファイルを前記第1のシステムプログラムが備えるファイルと同期させ、
    前記ファイルの同期が完了した後、前記起動管理情報に示された起動システムプログラムを、前記第2のシステムプログラムから前記第1のシステムプログラムに変更し、
    前記変更された起動管理情報に基いて、前記第1のシステムプログラムを起動システムプログラムとして前記情報処理装置を再起動することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記同期管理情報は、前記第1のシステムプログラムおよび前記第2のシステムプログラムがそれぞれ備えるシステムファイル、ミドルウェアファイルまたはアプリケーションファイルの同期状態を示すことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記同期管理情報は、前記第1のシステムプログラムおよび前記第2のシステムプログラムがそれぞれ備えるシステムファイル、ミドルウェアファイルまたはアプリケーションファイルが更新された時間情報を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記同期管理情報は、前記第1のシステムプログラムおよび前記第2のシステムプログラムがそれぞれ備えるシステムファイル、ミドルウェアファイルまたはアプリケーションファイルの同期の禁止を示す禁止情報を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記通信部は、ネットワークを介して外部装置から情報を受信し、または、前記情報処理装置に接続された外部装置の記憶媒体から情報を受信することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1記載の情報処理装置とネットワークを介して通信可能なサーバにおいて、
    前記情報処理装置と通信する通信部と、
    前記情報処理装置のシステムプログラムの更新指示ファイル及び前記システムプログラムの更新ファイルを記憶する記憶部と、
    前記更新指示ファイルおよび前記更新ファイルを前記通信部を介して前記情報処理装置に送信することを特徴とするサーバ。
  7. 外部装置と情報を送受信する通信部と、第1のシステムプログラムを格納する第1の領域、および、前記第1のシステムプログラムに対応する第2のシステムプログラムを格納する第2の領域を備える記憶部と、前記記憶部に格納されたプログラムを実行する制御部と、を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記記憶部が、
    前記第1のシステムプログラムまたは前記第2のシステムプログラムの何れかを起動システムプログラムとして示す起動管理情報と、前記第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと前記第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を示す同期管理情報と、を記憶し、
    前記制御部が、
    前記第1のシステムプログラムが稼動状態、前記第2のシステムプログラムが非稼動状態にある場合に前記通信部が更新指示ファイルを受信したとき、前記起動管理情報で示された起動システムプログラムを、前記第1のシステムプログラムから前記第2のシステムプログラムに変更し、
    前記変更された起動管理情報に基いて、前記第2のシステムプログラムを起動システムプログラムとして前記情報処理装置を再起動し、
    前記同期管理情報に基いて、前記第1のシステムプログラムが備える複数のファイルと、前記第2のシステムプログラムが備える複数のファイルの同期状態を解析し、前記第2のシステムプログラムが備えるファイルのうち同期状態にないファイルを前記第1のシステムプログラムが備えるファイルと同期させ、
    前記ファイルの同期が完了した後、前記起動管理情報に示された起動システムプログラムを、前記第2のシステムプログラムから前記第1のシステムプログラムに変更し、
    前記変更された起動管理情報に基いて、前記第1のシステムプログラムを起動システムプログラムとして前記情報処理装置を再起動することを特徴とする情報処理方法。
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