JP2014142524A - 光源装置および投写型映像表示装置 - Google Patents

光源装置および投写型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】蛍光体を用いて時分割に基準映像光を出射する光源装置および投写型映像表示装置において、装置の少なくとも一寸法を小さくする。
【解決手段】光源と、光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子と、第3色成分光と第1色成分光および第2色成分光とを合成する光合成素子と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、励起光を出射する光源と、励起光に応じて所定色成分光を出射する発光体とを備える光源装置に関する。
従来、光源と、光源から出射された光を変調する光変調素子と、光変調素子から出射された光を投写面上に投写する投写ユニットとを有する投写型映像表示装置が知られている。
ここで、光源から出射される光を励起光として、赤色成分光、緑色成分光、青色成分光などの基準映像光を出射する発光体を有する投写型映像表示装置が提案されている。具体的には、光源から出射される励起光を、赤色成分光と緑色成分光とを発光する発光体に照射し、ダイクロイックミラーで色分離する。別途備える青色成分光の発光光源とともに各色光を光変調素子である液晶パネルにて変調する(例えば、特許文献1)。また、各色成分光を出射する複数種類の発光体がカラーホイールに設けられており、カラーホイールの回転によって、各色成分光が時分割で時分割光変調に照射される(例えば、特許文献2)。
特開2012−032585号公報 特開2008−052070号公報
ところで、時分割に基準映像光を変調して映像を生成する投写型映像表示装置では、複数の発光体を備えたカラーホイール(例えば、赤色成分光Rと緑色成分光Gを発光する発光体と透過領域)に励起光(例えば、青色成分光B)を照射して、カラーホイールを回転することで時分割に基準映像光を光変調素子へ導き、スクリーン上にカラー映像を生成する。
このような投写型映像表示装置では、カラーホイール上で励起光が照射される領域は非常に小さい1点であるが、カラーホイールが回転するための空間が必要であり、光学系が配列される平面と垂直な方向に厚みができ、装置の小型化、薄型化ができないという課題があった。
そこで、本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、時分割に基準映像光を出射する場合においても、装置の少なくとも一寸法を小さくすることが可能な光源装置および投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本開示に係る光源装置は、光源(例えば、光源121)と、光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子131)と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光(例えば、緑色成分光G)を発光する第1蛍光体(例えば、蛍光体151)と、偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光(例えば、赤色成分光R)を発光する第2蛍光体(例えば、蛍光体152)と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子(例えば、ダイクロイックミラー141)と、第3色成分光(例えば、青色成分光B)と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子(例えば、ダイクロイックミラー142)と、を備えるものである。
本開示に係る投写型映像表示装置は、光源と、光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子と、第3色成分光と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および第2色成分光とを合成する光合成素子と、を有し、基準映像光(例えば、青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光R)を出射する光源部(例えば、光源部20)と、入力信号に応じて、基準映像光に光変調を行い、映像を生成する表示部(例えば、表示部80)と、基準映像光を表示部へ導く照明部(例えば、照明部70)と、光源部および表示部を制御する制御部(例えば、制御部90)と、を備えるものである。
本開示によれば、光源装置あるいはこの光源装置を用いた投写型映像表示装置の少なくとも一寸法を小さくすることが可能となる。
本開示に係る投写型映像表示装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置の光学構成を示す図である。 本開示に係る偏光状態調整素子の駆動と偏光状態の関係を示す図である。 本開示に係る制御部の構成を示すブロック図である。 本開示に係る偏光状態調整素子の制御方法の一例を説明する図である。 本開示に係る色分離合成手段のスペクトル図である。 本開示に係る偏光状態調整素子の制御タイミングを示す図である。 第1実施形態に係る光源部の発光スペクトルを示す図である。 変更例1に係る光源部の点灯期間を説明する図である。 変更例2に係る光源部の点灯期間を説明する図である。 本開示に係る光源部の色再現範囲を示す図である。 第2実施形態に係る光源部の光学構成を示す図である。 第2実施形態に係る光源と偏光状態調整素子の制御方法の一例を説明する図である。 その他実施形態に係る光源部の光学構成を示す図である。
以下に置いて、本開示の実施形態に係る光源装置および投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
本実施形態に係る光源装置(例えば、光源部120)は、光源(例えば、光源121)と、光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子131)と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光(例えば、緑色成分光G)を発光する第1蛍光体(例えば、蛍光体151)と、偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光(例えば、赤色成分光R)を発光する第2蛍光体(例えば、蛍光体152)と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子(例えば、ダイクロイックミラー141)と、第3色成分光(例えば、青色成分光B)と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子(例えば、ダイクロイックミラー142)と、を備える。
具体的には、光源(例えば、光源121)と、光源からの光の偏光状態を調整する第1偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子130)と、第1偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光と他の偏光状態の光とを分離する光分離素子(例えば、偏光ビームスプリッター140)と、光分離素子によって分離された一方の光の偏光状態を調整する第2偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子131)と、第2偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光(例えば、緑色成分光G)を発光する第1蛍光体(例えば、蛍光体151)と、第2偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光(例えば、赤色成分光R)を発光する第2蛍光体(例えば、蛍光体152)と、第2偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子(例えば、ダイクロイックミラー141)と、光分離素子によって分離された他方の光(例えば、青色成分光B)と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および第2色成分光とを合成する光合成素子(例えば、ダイクロイックミラー142)と、を備える。
他の態様としては、第1光源(例えば、光源221)と、第1光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子(例えば、偏光状態調整素子230)と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光(例えば、緑色成分光G)を発光する第1蛍光体(例えば、蛍光体251)と、偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光(例えば、赤色成分光R)を発光する第2蛍光体(例えば、蛍光体252)と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子(例えば、ダイクロイックミラー241)と、第3色成分光(例えば、青色成分光B)を出射する第2光源(例えば、第2の光源255)と、第3色成分光と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および第2色成分光とを合成する光合成素子(例えば、ダイクロイックミラー242)と、を備える。
本実施形態に係る投写型映像表示装置は、光源と、光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を第1蛍光体および第2蛍光体へ導くと共に第1色成分光および第2色成分光を合成する光分離合成素子と、第3色成分光と光分離合成素子によって合成された第1色成分光および第2色成分光とを合成する光合成素子と、を有し、基準映像光(例えば、青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光R)を出射する光源部(例えば、光源部20)と、入力信号に応じて、基準映像光に光変調を行い、映像を生成する表示部(例えば、表示部80)と、基準映像光を表示部へ導く照明部(例えば、照明部70)と、光源部および表示部を制御する制御部(例えば、制御部90)と、を備えるものである。
(投写型映像表示装置の構成)
図1は、本開示に係る投写型映像表示装置10の構成を示す図である。投写型映像表示装置10は投写光学系12によりスクリーン14上へ映像を拡大投写する。
投写型映像表示装置10は、基準映像光を出射する光源部20と、それぞれの基準映像光を表示部80へ導く照明部70と、制御部90とを備える。詳細は後述するが、映像信号受付部を備える制御部90は、入力信号に応じて映像を生成する光変調素子の制御信号を表示部80へ送り光変調素子を制御するとともに、光変調素子の信号タイミングに同期して光源部20から出射する基準映像光のタイミングを制御する制御信号を光源部20へ送り、光源および偏光状態調整素子を制御する。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の光学構成)
図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置110の光学構成を示す図である。なお、第1実施形態では、基準映像光として、赤色成分光R、緑色成分光Gおよび青色成分光Bを用いる。
図2に示すように、投写型映像表示装置110は光源部120と照明部170と表示部180であるDMD181とを備える。
照明部170はロッドインテグレーター174を有し、光源部120の出射光を均一な照明光として、リレー光学系を構成するレンズ群を通して、DMD181へ均一に照明される。
DMD181は、入力信号に応じて、青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rのそれぞれに光変調を行い、投写レンズ112より図示しないスクリーンへ映像を投写する。
(光源部の光学構成)
以下において、第1実施形態に係る光源部120について、図面を参照しながら説明する。
光源部120は、光源121と、2つの偏光状態調整素子130、131と、それぞれ異なる色の光を発光する蛍光体151、152と、を有する。
光源121は、偏光度の高い青色成分光Bを出射する。光源121は、例えば、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)などである。青色成分光Bは、基準映像光として用いられる。青色成分光Bは、他の基準映像光である緑色成分光Gおよび赤色成分光Rの励起光としても用いられる。
光源121は、高出力の基準映像光を得るため、複数の光源がアレイ状に配置されたアレイ光源(不図示)を構成し、光源121を冷却する冷却系として、例えば、強制空冷のヒートシンク160を背面に備える。
光源121の出射光は、直後に備えるコリメータレンズ122で略平行光化される。また、光源121の出射光は、ある1つの方向に偏光が揃った偏光光である(例えば、P偏光)。
偏光状態調整素子130、131は、入射する青色成分光Bの偏光状態を調整することによって、出射する青色成分光Bの偏光状態を変調する。ここで、偏光状態調整素子とは、自素子に入射した直線偏光の偏光状態を調整可能な素子であり、直線偏光又は楕円偏光(又は、円偏光)を出射する。
図3は、偏光状態調整素子130、131の駆動と偏光状態の関係を示す図である。図3に示すように、例えば、偏光状態調整素子は、自素子に電圧が印加されているか否かに応じて、自素子に入射する直線偏光の偏光方向を回転せずに直線偏光をそのまま出射する状態(例えば、図3(a)に示す、低電圧印加状態:Vlow)と、自素子に入射する直線偏光の偏光横行を略90°回転して、偏光方向が略90°回転された直線偏光を出射する状態(例えば、図3(b)に示す、高電圧印加状態:Vhigh)とを切り換え可能な素子である。
偏光状態調整素子は、自素子に印加される電圧の大きさに応じて、自素子に入射する直線偏光と自素子から出射される直線偏光とによって構成される角度を0〜90°の範囲内で調整する素子であってもよい(例えば、図3(c)に示す、中間電圧印加状態)。
偏光状態調整素子は、自素子に印加される電圧の大きさに応じて、自素子に入射する直線偏光を楕円偏光(又は、円偏光)に調整する素子であってもよい。なお、偏光状態調整素子130又は偏光状態調整素子131による偏光方向の調整によって、偏光状態調整素子の光出射側に設けられた光分離手段、光分離合成手段を透過又は反射する光量が制御される。
図2に戻り、第1実施形態では、偏光状態調整素子130は、光源121より出射された青色成分光Bである偏光(例えば、P偏光)の偏光方向を回転させないか、90°回転させるかを選択的に切り換える素子である。また、偏光状態調整素子131は、偏光状態調整素子130より出射した青色成分光である偏光(P偏光)の偏光方向を回転させないか、90°回転させるかを選択的に切り換える素子である。
偏光ビームスプリッター(PBS)140は、偏光状態調整素子130を出射した青色成分光BのP偏光を透過し、S偏光を反射する光分離手段である。
ダイクロイックミラー141は、偏光状態調整素子131を出射した青色成分光BのP偏光を透過し、S偏光を反射すると同時に、各々の光路に備えた励起光学系により励起された、青色成分光B以外の基準映像光である、緑色成分光Gと赤色成分光Rの蛍光を合成する光分離合成手段である。
ここで励起光学系は、青色成分光Bを励起光として、発光体である蛍光体を励起し、基準映像光である緑色成分光G又は赤色成分光Rの蛍光を発光、出射する光学系である。本開示の第1実施形態では、ダイクロイックミラー141を反射した青色成分光Bは、レンズ123で集光されて緑色成分光Gを発光する蛍光体151に照射される。蛍光体151で励起された緑色成分光Gである蛍光は、レンズ123で再び集光されてダイクロイックミラー141に入射する。一方、ダイクロイックミラー141を透過した青色成分光Bは、レンズ124で集光されて赤色成分光Rを発光する蛍光体152に照射される。蛍光体152で励起された赤色成分光Rである蛍光は、レンズ124で再び集光されてダイクロイックミラー141に入射する。
蛍光体151、152の裏面には、励起光である青色成分光Bの入射側とは異なる方向に発光する蛍光を反射するための反射膜が設けられると共に、蛍光励起によって発生する熱を逃がすための冷却手段であるヒートシンク161,ヒートシンク162が備えられる。
蛍光体151、152は本開示の光源部120の発光部を構成する。光源部120では、蛍光体151、152に集光レンズ126、127により集光された光を入射することにより、蛍光体151、152での励起(波長変換)に有効に利用できる光が増えるため、点光源に近い高効率な発光部を実現することができる。
蛍光体151、152は、光源121が出射した青色成分光Bにより励起されて緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを発光する蛍光物質を用いて構成される。
蛍光物質は、蛍光活性元素イオンとして機能する希土類元素イオンを含有する。希土類元素イオンとしては、ユウロピウム(Eu)やテルビウム(Tb)を利用することができる。希土類元素イオンとしてユウロピウムEu3+を含む蛍光物質は、200nm〜430nmの光を吸収して、570nm〜630nm付近の光を発光するので、紫外光または近紫外光を吸収して赤色成分光Rを発光することができる。また、ユウロピウムEu2+を含む蛍光物質は、200nm〜400nmの光を吸収して、540nm〜560nm付近の光を発光するので、紫外光または近紫外光を吸収して緑色成分光Gを発光することができる。また、テルビウムTb3+を含む蛍光物質は、300nm〜400nmの光を吸収して、380nm〜460nm付近の光を発光するので、紫外光または近紫外光を吸収して青色成分光Bを発光することができる。なお、希土類元素イオンの種類や含有量等は、発光したい光の波長域やそのための励起光の波長域に応じて調整することができる。
蛍光体151、152により発光された緑色成分光Gと赤色成分光Rは、ダイクロイックミラー141で合成された後、更にダイクロイックミラー142で青色成分光Bと合成され、照明部170へ出射する。
なお、投写型映像表示装置110は、上記の説明のほか、複数のレンズ(レンズ125〜129)およびミラー(ミラー143)などを有する。
(制御部の構成)
以下において、第1実施形態に係る制御部について、図面を参照しながら説明する。図4は第1実施形態に係る制御部190のブロック図である。制御部190は、投写型映像表示装置110に設けられており、投写型映像表示装置110を制御する。
制御部190は映像に係る入力信号を出力信号に変換する。本開示では、入力信号は赤入力信号Rin、緑入力信号Ginおよび青入力信号Binによって構成され、出力信号は、赤出力信号Rout、緑出力信号Goutおよび青出力信号Boutによって構成されるものとする。ここで、入力信号および出力信号は1フレームを構成する複数の画素毎に入力される信号である。
図4に示すように、制御部190は、映像信号受付部191と、光変調素子制御部192と、光源制御部193と、偏光状態調整素子制御部194とを有する。
映像信号受付部191は、DVDやTVチューナーなどの外部装置から映像の入力信号を受付ける。
光変調素子制御部192は、入力信号を出力信号に変換すると共に、出力信号に基づいて、DMD181を制御する。ここで、光変調素子制御部192は、時分割に表示する基準映像光の各色に割り当てられるDuty期間を制御してもよい。
光源制御部193は光変調素子制御部192が変換する出力信号のタイミングに応じて、光源121を制御し、同様に、偏光状態調整素子制御部194もまた出力信号のタイミングに応じて、偏光状態調整素子130、131を制御する。
(偏光状態調整素子の制御例)
以下において、第1実施形態に係る光源部120、特に偏光状態調整素子130、131の制御方法について、図面を参照しながら説明する。図5は、偏光状態調整素子130、131に係る制御の一例を説明する図である。
ここでは、偏光状態調整素子130、131により、基準映像光である青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rが、時分割に、かつ、順番に光源部120より出射されるケースについて例示する。青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rの出射期間は予め定められている。
図5に示すように、光源121の出射光である青色成分光Bは、偏光が揃った状態(例えば、P偏光)で偏光状態調整素子130に入射する。
偏光状態調整素子130、131は液晶素子で構成され、電圧の印加により入射した光の偏光方向を調整可能な素子である。高電圧印加時(Vhigh)には偏光を調整せずに、偏光を保った状態でそのまま透過する。低電圧印加時(Vlow)には偏光を調整して、入射時と異なる偏光状態に変更した上で出射する。
偏光状態調整素子130への印加電圧がVlowの場合、P偏光の青色成分光Bは、偏光方向が90°回転し、S偏光としてPBS140に入射する。S偏光の青色成分光Bは、PBS140で反射して、基準映像光の1つとして、照明部170に入射する。
偏光状態調整素子130への印加電圧がVhighの場合、P偏光の青色成分光Bは、偏光方向を変えることなく、P偏光として、PBS140に入射する。P偏光の青色成分光Bは、PBS140を透過して、偏光状態調整素子131に入射する。次に、偏光状態調整素子131への印加電圧がVlowの場合、P偏光の青色成分光Bは、偏光方向が90°回転し、S偏光として、ダイクロイックミラー141に入射する。
ダイクロイックミラー141は、誘電体多層膜ミラーであり、図6に示すように、青色成分光Bの帯域においてはP偏光を透過して、S偏光を反射する偏光分離特性を有し、緑色成分光Gの帯域においてはすべての光を透過し、赤色成分光Rの帯域においてはすべての光を反射する特性を有する。よって、S偏光である青色成分光Bは、ダイクロイックミラー141で反射して、蛍光体151に入射する。
ここで、蛍光体151は、青色成分光Bを励起光として、緑色成分光Gの蛍光を発光する蛍光体である。青色成分光Bで励起された緑色成分光Gは、再びダイクロイックミラー141に入射し、ダイクロイックミラー141を透過する。そして、青色成分光Bを透過し、緑色成分光Gと赤色成分光Rを反射する特性を有するダイクロイックミラー142で反射し、照明部170に入射する。
最後に、偏光状態調整素子130、131への印加電圧がともにVhighの場合、P偏光の青色成分光Bは、偏光方向を変えることなく、P偏光として、ダイクロイックミラー141に入射する。P偏光である青色成分光Bは、ダイクロイックミラー141を透過して、蛍光体152に入射する。
ここで、蛍光体152は、青色成分光Bを励起光として、赤色成分光Rの蛍光を発光する蛍光体である。青色成分光Bで励起された、赤色成分光Rは、再びダイクロイックミラー141に入射し、ダイクロイックミラー141を反射し、ダイクロイックミラー142でさらに反射され、照明部170に入射する。
図7は、偏光状態調整素子制御部194における偏光状態調整素子130、131の制御タイミングを示す図である。偏光状態調整素子130は、青色成分光Bを出射するか、その他の基準映像光である緑色成分光G又は赤色成分光Rを出射するかを選択する制御が行われる。青色成分光Bを出射する期間において、偏光状態調整素子130にはVlowが印加される。
偏光状態調整素子131は、緑色成分光Gを出射するか、赤色成分光Rを出射するかを選択する制御が行われる。緑色成分光Gを出射する期間においては偏光状態調整素子131にはVlowが印可され、赤色成分光Rを出射する期間においては偏光状態調整素子131にはVhighが印加される。
それぞれの基準映像光をすべて点灯する制御を1サイクルとして、光変調素子制御部192からの出力信号に同期して、偏光状態調整素子制御部194は偏光状態調整素子130、131を制御する。
図8に、本開示の光源部120の出射する基準映像光のスペクトルを示す。
(作用および効果)
光源部120は、基準映像光である青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを、映像を生成するDMD181への出力信号のタイミングに応じて、時分割に発光し、照明部170、DMD181(表示部140)へ出射する。このとき、液晶素子である偏光状態調整素子130、131を用いて光路を電気的に制御するので、カラーホイールを使用せずに時分割で基準映像光を出射することが可能となる。
従って、時分割に基準映像光を出射する光源部を小型かつ薄型に構成することが可能となる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
第1実施形態では、基準映像光である青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを、予め決められた期間で色順次に点灯する。これに対して、変更例1では、各基準映像光を点灯する期間を、入力映像に応じて変更する。
(光源部の制御例)
以下において、変更例1に係る光源部120について説明する。図9は、変更例1に係る光源部120の、基準映像光の点灯期間を示す図である。
図9(a)は基準となる各色の点灯期間である。これに対し、投写型映像表示装置110が高輝度モードである場合には、図9(b)に示すように、各基準映像光の点灯期間のうち、緑色成分光Gの期間が相対的に長くなるように変更する。これにより、より明るい映像を実現できる。
高画質モードである場合には、図9(c)に示すように、各基準映像光の点灯期間のうち、赤色成分光Rの期間が相対的に長くなるように変更する。これにより、より画質の高い色を実現できる。
ここで、各基準映像光の点灯期間は、入力信号に対して、適応的に変更してもよい。例えば、入力信号の輝度情報を算出し、高輝度の画素が多い場合には、自動的に高輝度モードと判定してもよく、入力信号の色情報を算出し、必要となる基準映像色を優先色として点灯期間を調整して、色再現性の高い映像を実現してもよい。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
第1実施形態では、基準映像光である青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを、色順次に点灯する。これに対して、変更例2では、各基準映像光の点灯する期間を重畳することで、時分割に点灯する色成分数を増やす。
(光源部の制御例)
以下において、変更例2に係る光源部120について説明する。図10は、変更例2に係る光源部120の、基準映像光の点灯期間を示す図である。
図10(a)は基準となる各色の点灯期間である。これに対し、投写型映像表示装置110が高輝度モードである場合には、図10(b)に示すように、緑色成分光Gと赤色成分光Rの点灯期間を重畳して、黄色成分光Yeの点灯期間を設ける。具体的には、偏光状態調整素子131の中間階調を利用することにより、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを同時に点灯する。これにより、光の重畳が可能となり、明るい映像を実現することができる。
各基準映像光の点灯期間は、入力信号に対して、適応的に、かつ、個別に重畳してもよい。入力信号の輝度情報および色情報を算出し、適応的に最適な色再現範囲を調整する。上述のように、緑色成分光Gと赤色成分光Rとを重畳することで、黄色成分光Yeを生成する(図10(b)参照)ほか、偏光状態調整素子130の中間階調を利用することにより、赤色成分光Rと青色成分光Bを重畳して、紫色成分光Mgや、青色成分光Bと緑色成分光Gを重畳して、水色成分光Cy(図10(c)参照)を生成することも可能である。
さらに、偏光状態調整素子130、131両方の中間階調を利用することにより、青色成分光B、緑色成分光Gおよび赤色成分光Rを重畳して、白色成分光W(図10(d)参照)を生成することも可能である。
よって、変更例2の光源部120では、図11に示すように、基準映像光で構成される色再現範囲に対して、適応的に色再現範囲を変えることが可能となる。例えば、入力信号中に、純度の高い緑色が含まれず、黄色に近い画素が多く含まれる場合には、緑色成分光Gと赤色成分光Rを重畳して、黄色成分光Yeの発光する期間を設ける。あるいは、入力信号中に、純度の高い青色が含まれず、水色に近い画素が多く含まれる場合には、青色成分光Bに緑色成分光Gを重畳して、水色成分光Cyの発光する期間を設けるといった制御も可能である。
[第2実施形態]
(光源部の光学構成)
以下において、第2実施形態に係る光源部220について、図面を参照しながら説明する。図12は、第2実施形態に係る光源部220の光学構成を示す図である。光源部220は、図2に示す第1実施形態の光源部120と置き換えが可能である。
以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なり、光源221に加えて、基準映像光を出射する第2の光源である光源255を有する。
光源221は、蛍光体251、252の励起光であり、偏光度の高い色成分光を出射する。光源221の色光は、例えば、青色成分光Bや紫色成分光Vである。また、光源221は、例えば、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)などである。
光源221は、高出力の励起光を得るため、複数の光源がアレイ状に配置されたアレイ光源(不図示)を構成し、光源221を冷却する冷却系として、例えば、強制空冷のヒートシンク260を背面に備える。
光源221の出射光は、直後に備えるコリメータレンズ222で略平行光化される。また、光源221の出射光は、偏光状態調整素子230によって、偏光状態が調整され、蛍光体251、252を備える励起光学系へ導かれる。蛍光体251は、基準映像光である緑色成分光Gの蛍光光を出射し、蛍光体252は、基準映像光である赤色成分光Rの蛍光光を出射する。
光源255は、基準映像光である青色成分光Bを出射する光源であり、例えば、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)などである。
本実施形態において、光源255により出射される基準映像光である青色成分光Bと、光源221により励起される蛍光光である基準映像光である緑色成分光Gおよび赤色成分光Rとは、光変調素子制御部192からの出力信号に同期して、それぞれが時分割に順次点灯するように、光源制御部193および偏光状態調整素子制御部194によって制御される。
(光源部の制御例)
以下において、第2実施形態に係る光源部220の制御方法について、図面を参照しながら説明する。図13は、光源221、第2の光源255および偏光状態調整素子230に係る制御の一例を説明する図である。
基準映像光である青色成分光Bを出射する期間は、第2の光源255をONの状態とする。
光源221からの出射光は偏光が揃った状態(例えば、P偏光)で偏光状態調整素子230に入射する。偏光状態調整素子230への印加電圧がVlowの場合、偏光方向が90°回転してS偏光となり、ダイクロイックミラー241で反射し、蛍光体251に入射する。偏光状態調整素子230への印加電圧がVhighの場合、偏光方向は回転せずにP偏光となり、ダイクロイックミラー241を透過し、蛍光体252に入射する。
蛍光体251で励起された緑色成分光Gと、蛍光体252で励起された赤色成分光Rは、ダイクロイックミラー241で合成された後、時分割で青色成分光Bを点灯する光源255の出射光とダイクロイックミラー242で合成され、照明部170に入射する。
図13に示すように、第2の光源255および光源221の点灯は時間順次であり、また、光源221の点灯期間中に、偏光状態調整素子230の電圧がVlowからVhighへ変更される。これら第2の光源255、光源221および偏光状態調整素子230の電圧印加タイミングを、予め定められた期間にて、時間順次に行うことで、光源部220は基準映像光を時分割に出射することができる。
また、第1実施形態の変形例と同様に、2つ以上の成分光を同時に点灯することによって、映像の輝度を向上させたり、点灯期間を調整することによって、最適な色再現範囲を実現したりすることが可能となる。
[その他の実施形態]
本開示は、上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部を成す論述および図面は、この開示を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態を応用して、次のような形態も投写型映像表示装置110に適用可能である。
(光源部の構成)
以下において、その他実施形態に係る光源部320について、図面を参照しながら説明する。図14は、その他実施形態に係る光源部320の光学構成を示す図である。光源部320は、図2に示す第1実施形態の光源部120と置き換えが可能である。
以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。本実施形態では、第1実施形態の偏光状態調整素子131、蛍光体151および蛍光体152に代えて、蛍光体ホイール353を備える。
光源321は、偏光の揃った青色成分光Bを出射し、偏光状態調整素子330により出射光の偏光状態が調整される。
(光源部の制御例)
以下において、その他実施形態に係る光源部320の制御方法について説明する。光源321は青色成分光Bの偏光(例えば、P偏光)を出射し、偏光状態調整素子330への電圧の印加に応じて、その偏光状態が変化する。偏光状態調整素子330への印加電圧がVlowの場合、青色成分光BはS偏光となり、ダイクロイックミラー341で反射して、λ/4波長板344に入射する。λ/4波長板344に入射した光は、反射型拡散板345で反射され、再度λ/4波長板344を透過することで、90°偏光方向が回転してP偏光となり、ダイクロイックミラー341を透過する。
偏光状態調整素子330への印加電圧がVhighの場合、青色成分光BはP偏光となり、ダイクロイックミラー341を透過して、蛍光体ホイール353に入射する。蛍光体ホイール353は、緑色成分光Gを出射する蛍光体(不図示)と、赤色成分光を出射する蛍光体(不図示)とを領域別に備えたホイールであり、ホイールを回転することで、時分割に緑色成分光Gと赤色成分光Rとを出射する。蛍光体ホイール353を出射した緑成分光Gおよび赤成分光Rは、ダイクロイックミラー341で反射する。
(その他の適用)
実施形態では、光変調素子として、DMD181が例示されているが、実施形態は、これに限定されるものではない。光変調素子は、3つのDMDであってもよい。光変調素子は、1つの液晶パネル或いは3つの液晶パネルであってもよい。液晶パネルは透過型であっても良く、反射型であっても良い。
本開示の光源部は主に投写型映像表示装置に利用するケースについて説明したが、室内照明用の光源装置として利用することも可能である。
10、110…投写型映像表示装置
12…投写光学系
14…スクリーン
20、120、220、320…光源部
70、170…照明部
80、180…表示部
90、190…制御部
112…投写レンズ
121、221、255、321…光源
122〜129、171〜173、222〜229、322、323、325〜328…レンズ
130、131、230、231、330…偏光状態調整素子
140…偏光ビームスプリッター
141、142、241、242、341…ダイクロイックミラー
143…ミラー
151、152、251、252…蛍光体
160〜162、260〜263、360…ヒートシンク
174…ロッドインテグレーター
181…DMD
191…映像信号受付部
192…光変調素子制御部
193…光源制御部
194…偏光状態調整素子制御部
353…蛍光体ホイール

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、
    前記偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、
    前記偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、
    前記偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を前記第1蛍光体および前記第2蛍光体へ導くと共に前記第1色成分光および前記第2色成分光を合成する光分離合成素子と、
    第3色成分光と前記光分離合成素子によって合成された前記第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 光源と、
    前記光源からの光の偏光状態を調整する第1偏光状態調整素子と、
    前記第1偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光と他の偏光状態の光とを分離する光分離素子と、
    前記光分離素子によって分離された一方の光の偏光状態を調整する第2偏光状態調整素子と、
    前記第2偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、
    前記第2偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、
    前記第2偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を前記第1蛍光体および前記第2蛍光体へ導くと共に前記第1色成分光および前記第2色成分光を合成する光分離合成素子と、
    前記光分離素子によって分離された他方の光と前記光分離合成素子によって合成された前記第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  3. 第1光源と、
    前記第1光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、
    前記偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、
    前記偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、
    前記偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を前記第1蛍光体および前記第2蛍光体へ導くと共に前記第1色成分光および前記第2色成分光を合成する光分離合成素子と、
    第3色成分光を出射する第2光源と、
    前記第3色成分光と前記光分離合成素子によって合成された前記第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  4. 光源と、前記光源からの光の偏光状態を調整する偏光状態調整素子と、前記偏光状態調整素子によって調整された一の偏光状態の光を励起光として第1色成分光を発光する第1蛍光体と、前記偏光状態調整素子によって調整された他の偏光状態の光を励起光として第2色成分光を発光する第2蛍光体と、前記偏光状態調整素子によって偏光状態を調整された光を前記第1蛍光体および前記第2蛍光体へ導くと共に前記第1色成分光および前記第2色成分光を合成する光分離合成素子と、第3色成分光と前記光分離合成素子によって合成された前記第1色成分光および前記第2色成分光とを合成する光合成素子と、を有し、基準映像光を出射する光源部と、
    入力信号に応じて、前記基準映像光に光変調を行い、映像を生成する表示部と、
    前記基準映像光を前記表示部へ導く照明部と、
    前記光源部および前記表示部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
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