JP2014140467A - 点滴速度測定器 - Google Patents

点滴速度測定器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014140467A
JP2014140467A JP2013010246A JP2013010246A JP2014140467A JP 2014140467 A JP2014140467 A JP 2014140467A JP 2013010246 A JP2013010246 A JP 2013010246A JP 2013010246 A JP2013010246 A JP 2013010246A JP 2014140467 A JP2014140467 A JP 2014140467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drip
wall
measuring device
tube
rate measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013010246A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Morita
崇 森田
Hiroshi Araki
洋 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP2013010246A priority Critical patent/JP2014140467A/ja
Priority to EP14743231.4A priority patent/EP2949352A4/en
Priority to US14/762,798 priority patent/US9737661B2/en
Priority to PCT/JP2014/050419 priority patent/WO2014115597A1/ja
Priority to CN201480005914.5A priority patent/CN104936634B/zh
Publication of JP2014140467A publication Critical patent/JP2014140467A/ja
Priority to HK16100712.9A priority patent/HK1212643A1/zh
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/16886Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body for measuring fluid flow rate, i.e. flowmeters
    • A61M5/1689Drip counters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】取り付けが簡単で、点滴速度を正確に検知することができると共に、点滴情報を確認するときの作業性に優れた点滴速度測定器を提供する。
【解決手段】点滴速度測定器1は、上下方向に吊下げられた点滴筒2の側面壁2aが着脱自在に嵌合される嵌合凹部10と、嵌合凹部10に嵌合された点滴筒2のフランジ部23の下面23aに当接する位置決め当接部11とを有した筐体12と、筐体12に設けられ、嵌合凹部10に嵌合されながら位置決め当接部11にフランジ部23が当接された点滴筒2の導管32から滴下する点滴液4を検出する点滴液検出器13と、点滴液検出器13による点滴液4の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器14とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、点滴筒の内部における点滴速度を検知する点滴速度測定器に関する。
点滴筒内における点滴液を目視により確認しながら点滴速度等を計算することの煩わしさを解消するため、従来から、点滴液をセンサーにより検知して点滴速度等を報知する携帯型の点滴速度測定器が提案されている。具体的には、点滴筒の周面壁を挟持可能な筐体内にセンサーを配置した点滴速度測定器を点滴筒に固定状態に設置し、点滴筒内を滴下する点滴液を周面壁を介してセンサーで検知することによって、点滴速度等を報知する構成が提案されている(特許文献1〜3)。
特開平03−231680公報 特許第5009426公報 実開平06−50651号公報
しかしながら、上記従来の構成は、点滴筒の周面壁を挟持する場所や角度によっては、センサーによる検知位置が点滴液の通過位置から外れたり、点滴筒の重量バランスの崩れにより点滴筒が斜めの姿勢になることで点滴液の滴下を検出できないと、点滴液の検知が不正確になる場合がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、取り付けが簡単で、点滴速度を正確に検知することができると共に、点滴情報を確認するときの作業性に優れた点滴速度測定器を提供することを目的とする。
本発明の点滴速度測定器は、上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁が着脱自在に嵌合される嵌合凹部と、前記嵌合凹部に嵌合された前記点滴筒のフランジ部の下面に当接する位置決め当接部とを有した筐体と、前記筐体に設けられ、前記嵌合凹部に嵌合されながら前記位置決め当接部に前記フランジ部が当接された前記点滴筒の導管から滴下する点滴液を検出する点滴液検出器と、前記点滴液検出器による前記点滴液の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器とを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁を点滴速度測定器の嵌合凹部に嵌合させることによって、点滴筒に対する筐体の水平方向の位置決めを行うことができる。また、点滴速度測定器の位置決め当接部を点滴筒のフランジ部の下面に当接させることによって、点滴筒に対する筐体の上下方向の位置決めを行うことができる。これにより、筐体の嵌合凹部を点滴筒に水平方向及び上下方向に押し当てるという簡単な取付け作業を行うだけで、点滴筒の導管から点滴液が滴下するときの所定の通過ポイントに対して点滴速度測定器を水平方向及び上下方向に位置決めすることができる。この結果、筐体に設けられた点滴液検出器と点滴液の所定の通過ポイントとの位置決めが行われることによって、点滴液検出器による点滴液の検出が確実に行われることから、点滴速度を正確に検知し、情報出力器において表示や音声等により出力することができる。また、筐体と点滴筒との位置決めした状態は、筐体を点滴筒に押し当てるだけであるため、片手で行うことができることから、測定した点滴速度が患者の所定条件になっているかをみて、もう一方の手でクランプを調整できるなど作業性が優れたものになる。この後、点滴速度の所定条件の調整が完了したときは、筐体の点滴筒への押し当て状態を解除するだけで、筐体の嵌合凹部を点滴筒から取り外すことができることから、点滴速度測定器の取り外し作業を極めて簡単に行うことができる。
本発明の点滴速度測定器における前記筐体は、円筒形状に形成された周面壁と、当該周面壁の一方端面を塞ぐ一方端面壁と、当該周面壁の他方端面を塞ぐ他方端面壁とを有していると共に、前記周面壁の一部を半径方向に変形させることにより形成された転がり止め部を有していてもよい。
上記の構成によれば、筐体が円筒形状に形成されることによって、ボールペン等の筆記用具に似た感覚で点滴速度測定器を取り扱うことを可能にすると共に、机等の載置場所に置いたときの転がりを転がり止め部により防止することができる。また、筐体が円筒形状であると、角張っている場合よりも他の用具に接触したときの応力を低減できることから、ポケットや鞄に点滴速度測定器を他の用具と共に保管したときの他の用具の破損の可能性を低減することができる。これにより、点滴速度測定器の携帯性及び保管性を向上させることができる。
本発明の点滴速度測定器における前記筐体は、紐部材を取付け可能な吊下げ部を有していてもよい。
上記の構成によれば、吊下げ部に紐部材を取り付けることによって、携帯電話のストラップによる紛失防止機能と同様の機能を点滴速度測定器に持たせることができる。これにより、点滴速度測定器の保管時や携帯時の取り扱いを容易にすることができる。
本発明の点滴速度測定器は、前記筐体に設けられ、前記点滴液検出器及び前記情報出力器の駆動電力のオン・オフを切り替える防水性能を有したスイッチ部材を有していてもよい。
上記の構成によれば、点滴速度測定器のオン・オフ操作を行うためのスイッチ部材が防水性能を有することから、点滴液で点滴速度測定器が濡れた場合におけるスイッチ部材の接触不良や点滴速度測定器内部への点滴液の進入による腐食等の不具合が起り難いものにすることができる。
本発明の点滴速度測定器における前記位置決め当接部は、該位置決め当接部における前記フランジ部との当接位置の高さを上下方向に調整可能な高さ調整機構を有していてもよい。
上記の構成によれば、点滴筒の滴下口の位置が異なる場合でも、高さ調整機構により、位置決め当接部のフランジ部との当接位置を、筐体に対して点滴筒の上下方向の所望位置に設定することによって、点滴液の通過ポイントと点滴速度測定器との位置関係を点滴液の検出にとって最適な状態に調整することができる。これにより、点滴速度の検出を正確に検知することができる。
本発明の点滴速度測定器は、前記嵌合凹部に設けられ、前記点滴筒の側面壁を所定の保持力以上で挟持する固定用弾性部材を有していてもよい。
上記の構成によれば、点滴速度測定器を点滴筒に取り付けたときに、点滴速度測定器の全部や一部の重量を固定用弾性部材の挟持による保持力により点滴筒を支持させることができる。これにより、点滴速度測定器を点滴筒に取り付けた状態を維持するときの携帯者の負担を軽減することができる。特に、点滴速度測定器の全重量を支持する保持力で固定用弾性部材が点滴筒を保持した場合には、点滴速度測定器から手を離すことができるため、作業性に優れたものになる。
本発明の点滴速度測定器は、円筒形状に形成された周面壁と、当該周面壁の一方端面を塞ぐ一方端面壁と、当該周面壁の他方端面を塞ぐ他方端面壁と、前記周面壁における前記一方端面壁側に形成され、上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁が着脱自在に嵌合される嵌合凹部と、前記嵌合凹部に嵌合された前記点滴筒のフランジ部の下面に当接する位置決め当接部と、前記周面壁の一部を半径方向に変形させることにより形成された転がり止め部と、前記一方端面壁に形成され、紐部材を取付け可能な吊下げ部と、を有した筐体と、前記嵌合凹部に検出領域が設定され、当該検出領域において前記嵌合凹部に嵌合されながら前記位置決め当接部に前記フランジ部が当接された前記点滴筒の導管から滴下する点滴液を検出する点滴液検出器と、前記周面壁における前記他方端面壁側に配置され、前記点滴液検出器による前記点滴液の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器と、前記筐体における前記他方端面壁に設けられ、前記点滴液検出器及び前記情報出力器の駆動電力のオン・オフを切り替える防水性能を有したスイッチ部材とを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁を点滴速度測定器の嵌合凹部に嵌合させることによって、点滴筒に対する筐体の水平方向の位置決めを行うことができる。また、点滴速度測定器の位置決め当接部を点滴筒のフランジ部の下面に当接させることによって、点滴筒に対する筐体の上下方向の位置決めを行うことができる。これにより、筐体の嵌合凹部を点滴筒に水平方向及び上下方向に押し当てるという簡単な取付け作業を行うだけで、点滴筒の導管から点滴液が滴下するときの所定の通過ポイントに対して点滴速度測定器を水平方向及び上下方向に位置決めすることができる。この結果、筐体に設けられた点滴液検出器と点滴液の所定の通過ポイントとの位置決めが行われることによって、点滴液検出器による点滴液の検出が確実に行われることから、点滴速度を正確に検知し、情報出力器において表示や音声等により出力することができる。また、筐体と点滴筒との位置決めした状態は、筐体を点滴筒に押し当てるだけであるため、片手で行うことができることから、点滴速度を調整する作業性が優れたものになる。この後、点滴速度の検出が完了したときは、筐体の点滴筒への押し当て状態を解除するだけで、筐体の嵌合凹部を点滴筒から取り外すことができることから、点滴速度測定器の取り外し作業を極めて簡単に行うことができる。
また、筐体が円筒形状に形成されることによって、ボールペン等の筆記用具に似た感覚で点滴速度測定器を取り扱うことを可能にすると共に、机等の載置場所に置いたときの転がりを転がり止め部により防止することができる。また、筐体が円筒形状であると、角張っている場合よりも他の用具に接触したときの応力を低減できることから、ポケットや鞄に点滴速度測定器を他の用具と共に保管したときの他の用具の破損の可能性を低減することができる。これにより、点滴速度測定器の携帯性及び保管性を向上させることができる。
また、吊下げ部に紐部材を取り付けることによって、携帯電話のストラップによる紛失防止機能と同様の機能を点滴速度測定器に持たせることができる。また、吊下げ部が筐体の一方端面に形成されているため、吊下げ部に取り付けられた紐部材を携帯者が持ったときに、筐体の軸方向を上下方向に一致するように変化させることができる。これにより、点滴速度測定器の保管時や携帯時の取り扱いを容易にすることができる。
さらに、スイッチ部材が筐体の他方端面に設けられているため、スイッチ部材を目視によらなくても手探りで容易に探り当てることができる。これにより、照明度の低い室内であっても、点滴速度測定器のオン・オフ操作を容易に行うことができる。また、スイッチ部材が防水性能を有することから、点滴液で点滴速度測定器が濡れた場合におけるスイッチ部材の接触不良や点滴速度測定器内部への点滴液の進入による腐食等の不具合が起り難いものにすることができる。
取り付けが簡単で、点滴速度を正確に検知することができると共に、点滴情報を確認するときの作業性に優れている。
点滴速度測定器の点滴筒への装着過程を示す説明図である。 点滴速度測定器が点滴筒に装着された状態を示す説明図である。 点滴速度測定器が点滴筒に装着された状態を示す説明図である。 点滴速度測定器の上面図である。 点滴速度測定器の側面図である。 点滴速度測定器の分解図である。 情報出力器の制御ブロック図である。 点滴速度測定器の使用状態を示す説明図である。 電源プログラムのフローチャートである。 点滴速度測定プログラムのフローチャートである。 点滴速度測定器の変形例を示す説明図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(全体構成)
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る点滴速度測定器1は、上下方向に吊下げられた点滴筒2の側面壁2a、及び、点滴筒2のフランジ部23の下面23aを基準とし、点滴液4の所定の通過ポイント25を検知位置として片手で簡易に位置決め可能であり、この検知位置において点滴液4の点滴速度を検知すると共に、点滴液4の点滴速度の検知に基づいて点滴情報を出力するように構成されている。
ここで、『検知位置』は、導管32の滴下口32aに近接した位置に設定されることが好ましい。これにより、点滴液4を検知できる点滴筒2の姿勢を広範囲に許容することができる。すなわち、検知位置が滴下口32aに近接した位置に設定されることで、点滴筒2が傾いても滴下口32aと導管31とを結ぶラインと滴下口32aからの点滴液滴下ラインとの距離が短いので、滴下口32aから離れた位置で点滴液4を検知する場合に比べて、点滴筒の傾きが大きい場合でも点滴液を検知できる。『点滴情報』とは、点滴に関する各種の情報である。本実施形態では、点滴情報として、時間あたりに滴下する点滴液4の滴下回数を報知するが、これに限定されない。例えば、点滴情報としては、単位時間当たりの点滴液4の滴下回数である点滴速度、点滴液4の滴下回数をカウントした点滴数、点滴数に点滴液4の単位量を積算した点滴総量、単位時間当たりの点滴量、点滴開始からの点滴経過時間等を例示することができる。『点滴情報の出力』は、点滴速度測定器1の使用者や患者に対して液晶表示、音声、光などで点滴情報を報知する形態を含むと共に、情報処理装置等の外部機器に対して点滴情報をデータ通信により送信する形態を含む。
具体的に説明すると、点滴速度測定器1は、上下方向に吊下げられた点滴筒2の側面壁2aが着脱自在に嵌合される嵌合凹部10と、嵌合凹部10に嵌合された点滴筒2のフランジ部23の下面23aに当接する位置決め当接部11とを有した筐体12と、筐体12に設けられ、嵌合凹部10に嵌合されながら位置決め当接部11にフランジ部23が当接された点滴筒2の導管から滴下する点滴液4を検出する点滴液検出器13と、点滴液検出器13による点滴液4の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器14とを有している。
上記の構成によれば、上下方向に吊下げられた点滴筒2の側面壁2aを点滴速度測定器1の嵌合凹部10に嵌合させることによって、点滴筒2に対する筐体12の水平方向の位置決めを行うことができる。また、点滴速度測定器1の位置決め当接部11を点滴筒2のフランジ部23の下面23aに当接させることによって、点滴筒2に対する筐体12の上下方向の位置決めを行うことができる。これにより、筐体12の嵌合凹部10を点滴筒2に水平方向及び上下方向に押し当てるという簡単な取付け作業を行うだけで、点滴筒2の導管32から点滴液4が滴下するときの所定の通過ポイント25に対して点滴速度測定器1を水平方向及び上下方向に位置決めすることができる。この結果、筐体12に設けられた点滴液検出器13と点滴液4の所定の通過ポイント25との位置決めが行われることによって、点滴液検出器13による点滴液4の検出が確実に行われることから、点滴速度を正確に検知し、情報出力器14において表示や音声等により出力することができる。また、筐体12と点滴筒2との位置決めした状態は、筐体12を点滴筒2に押し当てるだけであるため、片手で行うことができることから、もう一方の手でクランプ73により点滴速度調整ができるなど作業性が優れたものになる。この後、点滴情報の検出が完了したときは、筐体12の点滴筒2への押し当て状態を解除するだけで、筐体12の嵌合凹部10を点滴筒2から取り外すことができることから、点滴速度測定器1の取り外し作業を極めて簡単に行うことができる。
尚、以下において、点滴速度測定器1における点滴筒2を嵌合凹部10に水平方向へ嵌合させる側を前面側として説明する。
(筐体12)
点滴速度測定器1を詳細に説明する。点滴速度測定器1の筐体12は、外形状が、円筒形状に形成されている。具体的に、図4に示すように、筐体12は、円筒形状に形成された周面壁121と、当該周面壁121の一方端面を塞ぐ一方端面壁122と、当該周面壁121の他方端面を塞ぐ他方端面壁123と、を有している。
尚、筐体12は、円筒形状に限定されず、直方体形状、多角柱形状等の様々な形状を適用してもよい。
また、筐体12には、嵌合凹部10と、位置決め当接部11と、転がり止め部15と、吊下げ部16と、取付部17が形成されている。
さらに、筐体12内部には、点滴液検出器13、及び、情報出力器14等が配設されている。
(筐体12:嵌合凹部10)
嵌合凹部10は、筐体12の周面壁121の前面側における一方端面壁122側に形成されている。嵌合凹部10は、周面壁121の一部を凹状に窪ませた形状に形成されている。嵌合凹部10の窪みは、適用される点滴筒2の形状に合わせたものとなっている。即ち、図4に示すように、上面から見た場合、筐体12の長手方向中心軸に至るまで窪んだトンネル形状(U字形状)に形成されている。
これにより、嵌合凹部10に点滴筒2を押し当てた際、嵌合凹部10の略全体に点滴筒2の側面壁2aが当接するようになっているため、安定した状態で点滴筒2に嵌合凹部10を取り付けることができる。そしてトンネル形状であるため、点滴筒2の中心位置の滴下口32aから滴下する点滴液4を検出する赤外線24の通過ライン用として、トンネル状の円弧部から直線部にかけた位置に発光穴10a、受光穴10bが形成されている。また、嵌合凹部10に点滴筒2を嵌合させることで、点滴筒2の導管32から点滴液4が滴下するときの所定の通過ポイント25に対して点滴速度測定器1を水平方向に位置決めすることができる(図2参照)。
また、トンネル形状になっていることから、点滴筒2の側面壁2aへの当接および当接状態からの解除が容易に行える。
尚、嵌合凹部10は、一般的な点滴筒2の外形状に合わせ、下方向へ行くほど径が小さくなっていることが好ましい。これにより、点滴筒2に対する点滴速度測定器1をより安定して取り付けることができ、正確に位置決めを行うことができる。
また、嵌合凹部10には、対向する一方端面壁122側及び他方端面壁123側の壁面に内部まで貫通する発光穴10a及び受光穴10bが形成されている。発光穴10aを介して、筐体12内部に設置される後述の点滴液検出器13(発光部13a)からの光が出射される。出射された光は、受光穴10bを介して点滴液検出器13(受光部13b)に受光される。
(筐体12:位置決め当接部11)
位置決め当接部11は、嵌合凹部10に嵌合された点滴筒2のフランジ部23の下面23aに当接するように形成されている。即ち、嵌合凹部10に沿った周面壁121の上面の円弧部分が、垂直上方向に立ち上げられるように突出されて形成されている。
フランジ部23は、点滴筒2の上面部に配置される蓋である。また、導管32が、フランジ部23に形成された貫通孔(図示せず)に接触した状態で、点滴筒2の内部まで挿通されることにより、導管32によって点滴筒2全体が支持される。この導管32を介して点滴筒2の内部に点滴液4が供給される。一般的な点滴筒2では、フランジ部23の径が側面壁2aの径よりも大きく形成されるため、点滴速度測定器1の上面から突出される位置決め当接部11をフランジ部23の下面23aに当接させることができる。
このように、位置決め当接部11に点滴筒2のフランジ部23の下面23aを当接させることで、点滴筒2の導管32から点滴液4が滴下するときの所定の通過ポイント25に対して点滴速度測定器1を上下方向に位置決めすることができる。
尚、所定の通過ポイント25は、点滴筒2の内部まで挿通された導管32の点滴液4が滴下される滴下口32aの下側に設定される。また、所定の通過ポイントは、滴下口32aの近傍(できるだけ滴下口32aに近い位置)に設定されることが好ましい。これにより、点滴速度測定器1を取り付けた点滴筒2に傾きが生じた場合でも、滴下する点滴液4の経路を検知位置内とすることができる。
また、位置決め当接部11は、突出した円弧形状に限定されず、例えば、1以上の突出部で形成されてもよいし、周面壁121の上面がこれより大きい範囲で突出されていてもよいし、周面壁121の上面全体が突出されていてもよい。また、位置決め当接部11は、所定の通過ポイント25に応じて、突出されていなくてもよいし、少なくとも点滴筒2のフランジ部23が収まる範囲で陥没されて形成されてもよい。
(筐体12:転がり止め部15)
転がり止め部15は、筐体12の周面壁121の一部を半径方向に変形させることにより形成されている。
本実施形態では、筐体12の周面壁121の上面に、筐体12の軸方向に延在する転がり止め部15が形成されている。転がり止め部15は、位置決め当接部11を挟んで、右側に形成される転がり止め部15aと、左側に形成される転がり止め部15bとを有している。転がり止め部15a・15bは、半径方向外側に凸状に突出されている。これにより、例えば、机等においた円筒形状の点滴速度測定器1に転がる動作が生じた場合でも、転がり止め部15が机上面に引っかかることによって転がる動作を停止させることができる。
尚、転がり止め部15は、「半径方向に凸状に突出された状態」に形成されていればよく、周面壁121の半径方向に凹状に窪んだ状態や、周面壁121の一部を切り欠いた状態であってもよい。
(筐体12:吊下げ部16)
吊下げ部16は、一方端面壁122に形成され、紐部材を取付け可能になっている。
具体的に、吊下げ部16は、図2に示すように円弧形状に形成されており、一方端面壁122とで形成される穴に紐部材を取り付けることができる。
また、紐部材を取り付け可能な吊下げ部16が筐体12の一方端面に形成されているため、吊下げ部16に取り付けられた紐部材を携帯者が持ったときに、筐体12の軸方向を上下方向に一致するように変化させることができる。これにより、点滴速度測定器の保管時や携帯時の取り扱いをさらに容易にすることができる。
尚、吊下げ部16は、一方端面壁122に形成されることに限定されず、筐体12の何れに形成されるものであってもよい。例えば、一方端面壁122に、筐体12内部で連結する2以上の穴を形成してもよい。また、周面壁121を貫通する穴、又は、一方端面壁122から周面壁121まで貫通する穴を形成してもよい。
(筐体12:取付部17)
取付部17は、周面壁121の前面側の中央部から他方端面壁123側にかけて形成されている。取付部17は、周面壁121の一部を凹状に窪ませた形状に形成されている。取付部17は、平坦上の取付面17aを有している。取付面17aは、取付部17の中心部を半径方向に通過する筐体12の法線に対して直交するよう形成されており、直交方向は点滴液の滴下方向とほぼ平行とする。取付面17aは、透過可能な透明部材により形成されている。これにより、筐体12内部に配設される情報出力器14が表示する点滴情報を目視することが可能になっている。
(筐体12:スイッチ部材20)
図5に示すように、筐体12の他方端面壁123には、スイッチ部材20が設けられている。具体的に、他方端面壁123には、一部を残して枠が切り抜かれた押し込み部18が形成されている。これにより、上記一部が軸となって押し込み部18を筐体12の内部方向へ押し込むことができるようになっている。これにより、押し込み部18によって内部に配設された後述の入力部53を駆動し、点滴液検出器13及び情報出力器14の駆動電力のオン・オフを切り替えることができる。また、他方端面壁123には前面を覆うように、防水シール19が貼り付けられている。これにより、スイッチ部材20の防水性能を確保することができる。
また、スイッチ部材20が筐体12の他方端面壁123に設けられているため、スイッチ部材20を目視によらなくても手探りで容易に探り当てることができる。これにより、照明度の低い室内であっても、容易にオン・オフ操作を行うことができる。
尚、本実施形態では、筐体12の他方端面壁123に押し込み部18を形成し、さらに他方端面壁123を覆う防水シール19を貼り付けることでスイッチ部材20を形成しているがこの態様に限定されない。
(筐体12の分解構造)
図6に示すように、筐体12は、筐体12の前面側を構成する前面部12aと、筐体12の後面側を構成する後面部12bと、一方端面壁122側を構成するキャップ部12cとで構成されている。
前面部12aには、点滴液検出器13(発光部13a、13b)、情報出力器14、入力部53、後述の制御基板22、及び、これらを接続するケーブル等(図示せず)が収容されるようになっている。前面部12aの一方端面壁122には、周面にネジ構造を有するネジ部124が形成されている。ネジ部124は内部が空洞化されており、後述の電源部55における蓄電部が収容可能にされている。
後面部12bは、前面部12aに収容された、点滴液検出器13(発光部13a、13b)、情報出力器14、入力部53、後述の制御基板22、及び、これらを接続するケーブル等(図示せず)を覆うように嵌めこまれる。さらに、後面部12bは、他方端面壁123側と後面側とにおいてネジで前面部12aと固定されるようになっている。
キャップ部12cは、前面部12aに形成されたネジ部124に螺合する雌ネジ孔(図示せず)が内側に設けられている。これにより、キャップ部12cは、電源部55を覆うようにネジ部124にはめ込まれる。
(情報出力器14)
取付部17の筐体12内部側には、情報出力器14が設けられている。情報出力器14は、点滴液検出器13による点滴液4の検出に基づいて点滴情報を出力する。本実施形態において、情報出力器14は液晶表示装置であり、点滴情報を表示によって報知するものであるがこれに限定されない。例えば、音声を出力することにより点滴情報を報知するものであってもよいし、振動によって点滴情報を報知するものであってもよい。またさらにこれらの組合せであっても良い。情報出力器14は、取付面17aの筐体12内部側に接触するように配設される。
(制御基板22)
筐体12の内部には、制御基板22が設けられている。制御基板22は、図7に示すように、各種のプログラムを実行可能な演算部59と、演算部59に接続された記憶手段としてのROM581及びRAM582と、フィルタ部60を有している。ROM581には、点滴速度測定器1を制御する制御プログラム等の各種のプログラムやデータが格納されている。RAM582には、変更可能な設定情報が格納されている。本実施形態では、設定情報を電源終了後も記憶しておくため、RAM582には不揮発性メモリが用いられるが、これに限定されない。また、演算部59には、入力部53と情報出力器14と電源部55とが接続されている。
電源部55は、電池や大容量コンデンサ等の蓄電部と、情報出力器14及び点滴液検出器13に適した電圧で電力を供給する電力供給部とを有している。
尚、情報出力器14は、情報出力器14の前面にタッチパネルを設け、タッチパネルからの詳細な指令やデータ入力により各種の点滴情報を切替表示するように構成されていても良い。
(点滴液検出器13)
さらに、演算部59には、フィルタ部60を介して、点滴液検出器13が接続されている。点滴液検出器13は、光を所定の光量で出射する発光部13aと、閾値以下の受光量で検出信号を出力する受光部13bとを有している。
発光部13aは、発光ダイオードからなっている。発光ダイオードは、嵌合凹部10に形成された発光穴10aの内部側に設けられている。一方、受光部13bは、図示しないフォトダイオードを有している。フォトダイオードは、嵌合凹部10に形成された受光穴10bの内部側に設けられている。従って、発光部13aからの光は発光穴10aを通って筐体12外部へ出射される。そして、筐体12外部へ出射された光は、嵌合凹部10によって形成される空間を他端部面壁へ向かう方向へ横切って、受光穴10bを介して受光部13bに到達するように設定されている。これにより、嵌合凹部10に点滴筒2が嵌合されている場合には、点滴筒2内を滴下する点滴液4が発光部13aから出射された光を遮るようになっている。そして、受光部13bは、受光した光量レベルをフィルタ部60を介して演算部59へ送信する。光量レベルは、フィルタ部60によって適切に補正され、演算部59によって光を遮る間隔が検出される。
即ち、点滴液検出器13は、出射した光が点滴液4によって遮られることを検出することができるようになっている。
ここで、フィルタ部60について具体的に説明する。
フィルタ部60は、図示しないACカップリング機能を有した回路を有し、受光部13bで受光した光における一定の外乱光の影響を軽減するものである。
具体的に、受光部13bで受ける光は、発光部13aからの赤外線に、点滴速度測定器1の設置環境に応じた外乱光量が付加されたものとなる。本実施形態では、受光部13bで受けた光量レベルは、フィルタ部60のACカップリング機能によりフィルタリングされて演算部59へ送信される。これにより、室内灯などの一定の外乱光の受光により生じたDC成分の信号を取り除くことができる。従って、演算部59で受信する光量レベルは、一定の外乱光の影響が軽減されたものとなる。
(点滴速度測定器1の取り付け動作)
先ず、図8に示すように、スタンド71に吊下げられた薬液容器72に導管32を介して点滴筒2が取り付けられると共に、点滴筒2に導管31を介してクランプ73が取り付けられる。そして、患者の腕等に注射針が刺し込まれることで、点滴の準備が完了される。
次に、点滴速度測定器1が点滴筒2に装着される。具体的には、図1に示すように、点滴筒2の側方から点滴速度測定器1が移動され、点滴速度測定器1の嵌合凹部10に点滴筒2が収容される。これにより、点滴速度測定器1の水平方向の位置決めが行われる。そして、点滴筒2のフランジ部23の下面23aが、点滴速度測定器1の位置決め当接部11に当接する位置まで、点滴速度測定器1及び/又は点滴筒2が上方向へ移動される。これにより、点滴速度測定器1の上下方向の位置決めが行われ、点滴速度測定器1の取付けが完了する。
尚、スイッチ部材20による電源の投入は、点滴速度測定器1の取付けの前後の何れであってもよい。
(点滴速度測定器1の動作)
次に、点滴速度測定器1の各種動作について説明する。
(電源プログラム)
スイッチ部材20が操作され、入力部53が動作(電源がON/OFF)された後の点滴速度測定器1の電源プログラムについて説明する。尚、本実施形態の点滴速度測定器1は、滴下回数の単位時間を、電源投入時に設定可能にされている。具体的に、60秒あたりの滴下回数、及び、10秒あたりの滴下回数の何れかに設定可能になっている。尚、滴下回数の単位時間は、この数値に限定されない。また、滴下回数の単位時間が設定不可であってもよいし、3種類以上の単位時間が設定可能であってもよい。
図9に示すように、先ず、入力部53が動作されると、この動作によって点滴速度測定器1が起動されるか否かが判定される(S1)。この動作によって点滴速度測定器1が終了される場合(S1:NO)、別に起動されている後述の点滴速度測定器プログラムや、点滴液検出器13、及び、情報出力器14等の装置の駆動の終了処理が行われ、電源がOFFにされる(S6)。
一方、この動作によって点滴速度測定器1が起動される場合(S1:YES)、点滴液検出器13、及び、情報出力器14等の装置の駆動が開始される(S2)。
そして、点滴液検出器13が検出する光量レベルが基準値未満であるか、基準値以上であるかが判定される(S3)。ここで、「光量レベルが基準値未満である」とは、発光穴10a、又は、受光穴10bが使用者の手などで覆われ、受光部13bで光が検知されない状態である。このような、点滴液検出器13が検出する光量レベルが基準値未満である場合(S3:YES)、検出単位時間変更処理が行われる(S4)。ここで、検出単位時間変更処理とは、滴下回数の単位時間を、60秒あたり、及び、10秒あたり、のいずれかに切り替える処理である。具体的には、RAM582に滴下回数の単位時間用の領域が設けられ、これに対し、60秒あたり、及び、10秒あたり、のいずれかを示す情報(単位時間情報)に変更する処理を行う。単位時間情報は、点滴速度測定器プログラムで読み込まれ、単位時間あたりの滴下回数から点滴速度の算出に用いられる。
一方、点滴液検出器13が検出する光量レベルが基準値以上である場合(S3:NO)、又は、ステップS4の終了後に、点滴速度測定器プログラムが開始され(S5)、本プログラムが終了される。
尚、初期処理(S2)における情報出力器14の駆動は、ステップS4の後(ステップS5の直前)に実行しても良い。これにより、使用者は、情報出力器14の駆動が行われることにより、単位時間の変更が完了したことを認識することができる。
(点滴速度測定プログラム)
電源プログラムから開始される点滴速度測定プログラムについて説明する。
図10に示すように、点滴速度測定プログラムが開始されると、検知信号の出力間隔が取得される(S7)。ここで、検知信号とは、受光部13bからフィルタ部60を介して演算部59に送信される光量レベルを示す信号のうち、所定の検出基準値よりも低い値のものを示す。即ち、点滴液4によって発光部13aから受光部13bへ向かう赤外線24が遮られ、演算部59が受信した光量レベルが所定の検出基準値よりも低下したときを検知信号として取得する。演算部59が受ける光量レベルは、フィルタ部60により外乱光の影響が除外されたものであるため、一定の検出基準値を基準に検知信号を判定し、簡易に出力間隔を特定することができる。尚、検出基準値は、ステップS3の基準値と同じであってもよいし、異なるものであってもよい。また、出力間隔については、検知信号を取得した時刻から算出しても良いし、前の検知信号を取得してからカウントした時間から算出してもよい。そして、出力間隔に基づいて単位時間当りの点滴数である点滴速度が算出される(S8)。この時、単位時間は、RAM582から取得した単位時間情報に基づいて決定される。尚、単位時間情報は、最初にレジスタ等に読み込まれ、以降レジスタから取得されるものであっても良い。そして、点滴速度が情報出力器14に表示された後(S9)、S7から再実行される。
尚、検知信号を取得したこと、即ち、点滴液4が滴下されたことを示す情報を情報出力器14に出力しても良い。例えば、検知信号を取得する毎に、情報出力器14にドット、やマークなどの表示及び非表示を繰り返しても良い。
尚、電源プログラムにおいて終了処理(S6)が実行された場合は、点滴速度測定プログラムに割り込みが行われ終了される。また、例えば、所定の時間、検知信号を受信しない(点滴液を検出しない)場合には、電源プログラムの終了処理(S6)を実行して電源をOFFにするものであってもよい。
(変形例)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、位置決め当接部11は、筐体12に一体的に形成されるものであるがこれに限定されず、該位置決め当接部におけるフランジ部との当接位置の高さを調整可能な高さ調整機構を有していてもよい。具体的に、筐体12の前面部12aの嵌合凹部10の円弧状面の外側(後面部12b側)に、トンネル形状軸心方向に円弧状溝(図示しない)を設け、該溝に出し入れ可能な高さの異なる円弧状板(図示しない)を複数用意し、これらを入れ替えることで高さ調整をするようにしてもよい。
また、嵌合凹部に固定用弾性部材を設け、点滴筒の側面壁を所定の保持力以上で挟持するものであってもよい。
具体的に、図11に示す点滴速度測定器201では、嵌合凹部210に、対向する2つの固定用弾性部材230・230を設けている。これにより、点滴筒を嵌合凹部210に嵌合させた場合、点滴筒の側面壁が、2つの固定用弾性部材230・230によって所定の保持力以上で挟持される状態となる。
なお、前記嵌合凹部210の固定用弾性部材は前記対向の片側だけでもよいし、さらに円弧状位置に設けてもよい。
このように、点滴速度測定器201を点滴筒に取り付けたときに、点滴速度測定器201の全部や一部の重量を固定用弾性部材230・230の挟持による保持力により点滴筒において支持させることができる。これにより、点滴速度測定器201を点滴筒に取り付けた状態を維持するときの携帯者の負担を軽減することができる。特に、点滴速度測定器201の全重量を支持する保持力で固定用弾性部材230・230が点滴筒を保持した場合には、点滴速度測定器201から手を離すことができるため、クランプ73により点滴速度調整などができるなど作業性に優れたものになる。
以上の詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明したが、本発明は、以上の詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は可能な限り広く解釈されるべきである。
また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされるべきである。また、本発明の目的及び本発明の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌することが望まれる。
1 点滴速度測定器
2 点滴筒
4 点滴液
10 嵌合凹部
11 位置決め当接部
12 筐体
13 点滴液検出器
14 情報出力器
15 転がり止め部
19 防水シール
23 フランジ部
23a 下面
24 赤外線
25 通過ポイント
31 導管
32 導管
32a 滴下口
121 周面壁
122 一方端面壁
123 他方端面壁

Claims (7)

  1. 上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁が着脱自在に嵌合される嵌合凹部と、
    前記嵌合凹部に嵌合された前記点滴筒のフランジ部の下面に当接する位置決め当接部と
    を有した筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記嵌合凹部に嵌合されながら前記位置決め当接部に前記フランジ部が当接された前記点滴筒の導管から滴下する点滴液を検出する点滴液検出器と、
    前記点滴液検出器による前記点滴液の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器と
    を有することを特徴とする点滴速度測定器。
  2. 前記筐体は、円筒形状に形成された周面壁と、当該周面壁の一方端面を塞ぐ一方端面壁と、当該周面壁の他方端面を塞ぐ他方端面壁とを有していると共に、前記周面壁の一部を半径方向に変形させることにより形成された転がり止め部を有することを特徴とする請求項1に記載の点滴速度測定器。
  3. 前記筐体は、紐部材を取付け可能な吊下げ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の点滴速度測定器。
  4. 前記筐体に設けられ、前記点滴液検出器及び前記情報出力器の駆動電力のオン・オフを切り替える防水性能を有したスイッチ部材を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の点滴速度測定器。
  5. 前記位置決め当接部は、
    該位置決め当接部における前記フランジ部との当接位置の高さを調整可能な高さ調整機構を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の点滴速度測定器。
  6. 前記嵌合凹部に設けられ、前記点滴筒の側面壁を所定の保持力以上で挟持する固定用弾性部材を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の点滴速度測定器。
  7. 円筒形状に形成された周面壁と、
    当該周面壁の一方端面を塞ぐ一方端面壁と、
    当該周面壁の他方端面を塞ぐ他方端面壁と、
    前記周面壁における前記一方端面壁側に形成され、上下方向に吊下げられた点滴筒の側面壁が着脱自在に嵌合される嵌合凹部と、
    前記嵌合凹部に嵌合された前記点滴筒のフランジ部の下面に当接する位置決め当接部と、
    前記周面壁の一部を半径方向に変形させることにより形成された転がり止め部と、
    前記一方端面壁に形成され、紐部材を取付け可能な吊下げ部と、
    を有した筐体と、
    前記嵌合凹部に検出領域が設定され、当該検出領域において前記嵌合凹部に嵌合されながら前記位置決め当接部に前記フランジ部が当接された前記点滴筒の導管から滴下する点滴液を検出する点滴液検出器と、
    前記周面壁における前記他方端面壁側に配置され、前記点滴液検出器による前記点滴液の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器と、
    前記筐体における前記他方端面壁に設けられ、前記点滴液検出器及び前記情報出力器の駆動電力のオン・オフを切り替える防水性能を有したスイッチ部材と
    を有することを特徴とする点滴速度測定器。
JP2013010246A 2013-01-23 2013-01-23 点滴速度測定器 Pending JP2014140467A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010246A JP2014140467A (ja) 2013-01-23 2013-01-23 点滴速度測定器
EP14743231.4A EP2949352A4 (en) 2013-01-23 2014-01-14 PERFUSION SPEED MEASURING INSTRUMENT
US14/762,798 US9737661B2 (en) 2013-01-23 2014-01-14 Infusion speed measurement instrument
PCT/JP2014/050419 WO2014115597A1 (ja) 2013-01-23 2014-01-14 点滴速度測定器
CN201480005914.5A CN104936634B (zh) 2013-01-23 2014-01-14 点滴速度测量器
HK16100712.9A HK1212643A1 (zh) 2013-01-23 2016-01-22 點滴速度測量器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010246A JP2014140467A (ja) 2013-01-23 2013-01-23 点滴速度測定器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014140467A true JP2014140467A (ja) 2014-08-07

Family

ID=51227389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013010246A Pending JP2014140467A (ja) 2013-01-23 2013-01-23 点滴速度測定器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9737661B2 (ja)
EP (1) EP2949352A4 (ja)
JP (1) JP2014140467A (ja)
CN (1) CN104936634B (ja)
HK (1) HK1212643A1 (ja)
WO (1) WO2014115597A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014140467A (ja) 2013-01-23 2014-08-07 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 点滴速度測定器
US11464905B2 (en) 2013-02-25 2022-10-11 Shift Labs, Inc. Monitoring device including an emitter emitting electromagnetic radiation and a detector positioned to receive the radiation to determine one or more rolling average flow rates
WO2017180924A1 (en) * 2016-04-15 2017-10-19 Shift Labs, Inc. Device for monitoring an infusion set
US20190374267A1 (en) 2016-07-11 2019-12-12 Revelation Plating, Llc Chest wall repair device
CN106362234B (zh) * 2016-08-26 2019-11-12 季兵 静脉输液管理装置和静脉输液管理系统
AU2018294324B2 (en) 2017-06-30 2024-03-07 Regeneron Pharmaceuticals, Inc. Auto-injector with anti-roll features
JP1629609S (ja) 2017-10-25 2019-04-15
USD932006S1 (en) 2018-11-21 2021-09-28 Regeneron Pharmaceuticals, Inc. Auto-injector cap
USD903856S1 (en) 2018-06-29 2020-12-01 Regeneron Pharmaceuticals, Inc. Auto-injector
US20200360604A1 (en) * 2019-05-17 2020-11-19 Shift Labs, Inc. Gravity Infusion Control System
GB2584875B (en) * 2019-06-18 2021-09-15 Charles Devlin West Jonathan Flow metering insert and/or device
CN110632885B (zh) * 2019-07-12 2024-02-20 南京意瑞可科技有限公司 一种废液收集监管方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57501942A (ja) * 1980-11-07 1982-11-04
JPS60116340U (ja) * 1984-01-17 1985-08-06 株式会社村田製作所 自然滴下式点滴装置における液滴検知装置
JPS62500738A (ja) * 1984-11-07 1987-03-26 カメン,ディーン エル 反射鏡を備えた点滴検出システム
JPH02149202U (ja) * 1989-01-12 1990-12-19
JPH09192217A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Casio Comput Co Ltd 赤外線検出装置
US20080051732A1 (en) * 2006-06-23 2008-02-28 Thaiping Chen Drop sensing device for monitoring intravenous fluid flow
US20100309005A1 (en) * 2009-06-04 2010-12-09 Warner Tod H Automated intravenous monitoring device
JP2012245154A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Taisho Denki Kk 薬液検出装置

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3563090A (en) * 1968-09-18 1971-02-16 Basil V Deltour Drop monitor
US3609379A (en) * 1969-05-13 1971-09-28 Gen Electric Photoelectric drop sensing and timing control for intravenous feed and other flow control applications
FR2302753A1 (fr) * 1975-03-04 1976-10-01 Ucc Union Chimique Continental Nouveaux procede et dispositif de regulation du debit de perfusion
US4265240A (en) * 1979-04-16 1981-05-05 Imed Corporation Apparatus for providing a controlled introduction of intravenous fluid to a patient
US4346606A (en) * 1980-03-10 1982-08-31 Imed Corporation Rate meter
US4448207A (en) * 1981-11-03 1984-05-15 Vital Metrics, Inc. Medical fluid measuring system
US4533350A (en) * 1983-05-10 1985-08-06 Anatros Corporation Parenteral solution delivery control system
JPS6016340U (ja) * 1983-07-08 1985-02-04 有限会社 松木製作所 早送り,巻戻しレバ−鎖錠機構
US4533347A (en) * 1983-12-19 1985-08-06 Warner-Lambert Company Controller for a dual drug delivery system
US4668216A (en) * 1985-03-11 1987-05-26 Ivac Corporation System for mounting a drop sensor to a drip chamber
US4681569A (en) * 1985-03-22 1987-07-21 Coble Stephen J IV rate meter
US5088990A (en) * 1989-08-30 1992-02-18 Hivale Ronald S I.V. alert system
JPH03231680A (ja) 1990-02-06 1991-10-15 Terumo Corp 点滴検出機及びそれを備えた点滴警報装置並びに点滴量制御装置
JPH0341066A (ja) 1990-07-04 1991-02-21 Sumitomo Pharmaceut Co Ltd 2―置換アミノカルボニル―4―メルカプトピロリジン誘導体
US5166667A (en) * 1990-11-29 1992-11-24 Jen Chung H Intravenous infusion counter and alarm apparatus
US5621392A (en) * 1991-11-05 1997-04-15 Hospal Ltd. Flow detector
JPH0650651U (ja) 1992-12-25 1994-07-12 株式会社アルメックス 点滴監視装置
LU88565A1 (fr) * 1994-12-07 1996-07-15 Midex Marketing Ltd Dispositif pour la surveillance du débit d'une perfusion intraveineuse
US5938643A (en) * 1997-07-10 1999-08-17 Unisor Multisystems Ltd Drop monitoring unit for infusion sets
US5982289A (en) * 1998-09-25 1999-11-09 Dowty Aerospace Yakima Drip counter apparatus
US7190275B2 (en) * 2002-11-14 2007-03-13 Goldberg Barry A Drip rate monitor for intravenous infusion set
EP2247325B1 (en) * 2008-03-06 2013-09-18 T3M Drop counter
IL200650A0 (en) 2009-08-31 2010-05-17 Itay Rozenman A drop indicator
US9151646B2 (en) * 2011-12-21 2015-10-06 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
WO2013049676A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Hospira, Inc. Intravenous flow rate controller
WO2013071934A1 (en) * 2011-11-18 2013-05-23 Dripmate A/S Combination of a drip chamber for use in a drip infusion set
JP2014140467A (ja) 2013-01-23 2014-08-07 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 点滴速度測定器
EP2958609A4 (en) * 2013-02-25 2016-11-30 Shift Labs Inc DEVICE, METHOD AND SYSTEM FOR MONITORING THE DELIVERY OF LIQUIDS THROUGH A DRIP CHAMBER
US9234850B2 (en) * 2013-03-14 2016-01-12 Baxter International Inc. Drip chamber with integrated optics

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57501942A (ja) * 1980-11-07 1982-11-04
JPS60116340U (ja) * 1984-01-17 1985-08-06 株式会社村田製作所 自然滴下式点滴装置における液滴検知装置
JPS62500738A (ja) * 1984-11-07 1987-03-26 カメン,ディーン エル 反射鏡を備えた点滴検出システム
JPH02149202U (ja) * 1989-01-12 1990-12-19
JPH09192217A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Casio Comput Co Ltd 赤外線検出装置
US20080051732A1 (en) * 2006-06-23 2008-02-28 Thaiping Chen Drop sensing device for monitoring intravenous fluid flow
US20100309005A1 (en) * 2009-06-04 2010-12-09 Warner Tod H Automated intravenous monitoring device
JP2012245154A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Taisho Denki Kk 薬液検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2949352A1 (en) 2015-12-02
CN104936634B (zh) 2018-02-09
EP2949352A4 (en) 2016-07-27
HK1212643A1 (zh) 2016-06-17
CN104936634A (zh) 2015-09-23
US9737661B2 (en) 2017-08-22
WO2014115597A1 (ja) 2014-07-31
US20150352278A1 (en) 2015-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014115597A1 (ja) 点滴速度測定器
MX350830B (es) Sistema para medición y/o monitoreo de la presión intraocular con sensor de inercia.
US9429246B2 (en) Faucet with a monitoring device and a monitoring method thereof
CA2870184C (en) Injection device with needle sensor
US4681569A (en) IV rate meter
AU2003300218A1 (en) Probe for a coordinate measuring device
KR101536304B1 (ko) 축압식 소화기의 상시 압력 감지장치
JP2013226212A (ja) 点滴検知装置
KR20170062718A (ko) 수액 방울 검출 장치 및 방법, 이를 수행하기 위한 기록매체
CN216350320U (zh) 一种激光甲烷遥测仪
FI126883B (en) Firearm security arrangement
KR101729727B1 (ko) 수액용기 교환 관리시스템
JP5009426B1 (ja) 薬液検出装置
KR101642502B1 (ko) 휴대가능한 수액-비접촉형 수액용기 상태검출기
KR20190047615A (ko) 측정 장치 및 측정 시스템
WO2017022570A1 (ja) ジョイント装置及び浄水器フィルタ交換通知システム
RU131887U1 (ru) Противоаварийное устройство для газа
TWI717588B (zh) 監視裝置
KR101398255B1 (ko) 수액주입세트에 직접 연결되는 수액주입 속도 측정장치
CN206295486U (zh) 一种基于红外液滴检测和称重检测的输液监控系统
CN205209599U (zh) 一种液位报警装置
CN211050505U (zh) 一种输液滴数的调节器
CN210433805U (zh) 一种变形液速测量仪
US20200069882A1 (en) Dose recording device and dose recording method
WO2018181247A1 (ja) シリンジポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160104

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160104

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205