JP2013226212A - 点滴検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】点滴検知装置1は、点滴筒2の周囲を覆うように中空筒形状に形成され、下面が開放された胴体部110と、胴体部110の周面壁の下端から上端にかけて形成され、点滴筒2を挿通させる開口部111と、開口部111の上端から胴体部110の上面壁1102の中心部にかけて形成され、点滴筒2の上端部21に接続された導管32を上面壁1102の中心部に案内する切欠き部112と、上面壁1102の中心部に配置され、切欠き部112に案内された導管32を保持する導管保持部113とを備えた点滴筒収容体11とを有している。
【選択図】図1
Description
また、点滴筒はメーカーによって点滴筒の形状が異なるものもあり、点滴筒に固定するためのアダプターを使用して点滴検知装置を固定している点滴検知装置もある。この場合、点滴筒の形状ごとにアダプターをそろえておく必要があり、改善が望まれている。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る点滴検知装置1は、点滴筒2を適正な姿勢に維持しながら点滴筒2の上端部21を基準にして検知位置を設定し、この検知位置において点滴液4を検知すると共に、点滴液4の検知に基づいて点滴情報を出力するように構成されている。
点滴検知装置1を詳細に説明する。点滴検知装置1は、点滴筒2を収容する点滴筒収容体11を有している。点滴筒収容体11は、透明や半透明の材質により形成されている。これにより、点滴筒収容体11は、点滴筒2における点滴液4の落下状態を外部から目視することが可能になっている。目視が不要な場合は透明や半透明の材質に限定しなくてもよい。点滴検知装置1は、点滴筒2の周囲を覆うように中空筒形状に形成された胴体部110を有している。胴体部110は、点滴筒2の周囲面を覆う周面壁1101と、点滴筒2の上端部21を覆う上面壁1102とを有している。周面壁1101は、点滴筒2の中心軸方向の長さと略同一長に設定されている。また、胴体部110は、下面が開放されている。これにより、胴体部110は、点滴筒2の下端部22に接続された導管31に対して非接触の状態で、周面壁1101及び上面壁1102により点滴筒2を収容することが可能になっている。
胴体部110における上面壁1102の中心部には、導管32を保持する導管保持部113が配置されている。導管保持部113は、導管32の周囲面を保持する保持板部1131と、保持板部1131を片持ち支持する保持板支持部1132とを有している。
点滴検知装置1は、点滴筒2の周面壁の下部を両側から支持する点滴筒支持部材12を有している。点滴筒支持部材12は、ウレタン等の低弾性の材質により形成されている。点滴筒支持部材12は、取付部1103の下方側となる点滴筒収容体11の下部に着脱可能に設けられている。点滴筒支持部材12は、円板形状の支持体121を有している。支持体121の外径は、点滴筒収容体11の内径よりも大きく設定されている。これにより、点滴筒支持部材12は、弾性変形する支持体121の周面が点滴筒収容体11の内面壁を外周方向に押圧することによって、点滴筒収容体11内の所定位置に保持されるようになっている。
上記の取付部1103における取付面1103aには、情報出力器5が設けられている。情報出力器5は、長方体形状の筐体51を有している。筐体51は、前面が胴体部110の外周面よりも内周側に位置するように形成されている。筐体51の前面(点滴筒収容体11の外周側面)には、液晶表示器等の表示部52及び押しボタン等の入力部53が配置されている。表示部52は、点滴情報を文字や数値により出力する。入力部53は、看護師等の操作者の押圧により点滴検出装置1を作動させる。
さらに、演算部59には、点滴液検出器6が接続されている。点滴液検出器6は、光を所定の光量で出射する発光部61と、閾値以下の受光量で検出信号を出力する受光部62とを有している。尚、発光部61の発光量と受光部62の受光量との関係は、落下や滞留する点滴液4で光が遮られたときにだけ検出信号が出力するように設定されている。
先ず、図5に示すように、スタンドに71に吊下げられた薬液ビン72に導管32を介して点滴筒2が取り付けられると共に、点滴筒2に導管31を介してクランプ73が取り付けられる。そして、患者の腕等に注射針が刺し込まれることで、点滴の準備が完了される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、点滴液検出器6における発光部61及び受光部62が単数の素子をそれぞれ備えた場合について説明しているが、複数の素子をそれぞれ備えても良い。具体的に説明すると、図7に示すように、点滴検知装置1は、複数の素子61aを上下方向に一列状に備えた発光部61と、複数の図示しない素子を上下方向に一列状に備えた受光部62とを対向配置した構成にされていても良い。この場合には、図8の点滴検知プログラムを実行することによって、落下する点滴液4の検知に加えて、液面の検出に基づいた点滴状態の管理を行うことが可能になる。この結果、点滴数と液面高さの両方の管理が可能になる
また、本実施形態における導管保持部113は、図9に示すように、点滴筒収容体11の上面壁1102により形成されていても良い。具体的には、点滴筒収容体11の中心軸を中心点とする円形状の貫通穴1133を点滴筒収容体11の上面壁1102に形成する。貫通穴1133は、導管32の周囲面を弾性力により保持するように、導管32の外径よりも小さな直径に設定されている。貫通穴1133は、切欠き部112に連通されている。また、貫通穴1133の内周面、即ち、導管32に当接する部位には、導管32への衝撃を緩和するとともに締め付けが確実となるように、クッション材1134が設けられている。
また、点滴筒収容体11は、図11及び図12に示すように、円筒形状の胴体部110が周面壁の特定部位を回動支点として水平方向に開閉可能にされていても良い。具体的に説明すると、胴体部110が径方向に二分割可能にされ、開口部111及び切欠き部112が胴体部110が二分割されたときに形成され、導管保持部113が胴体部110が一体化されたときに形成されるように構成されていても良い。より具体的には、胴体部110における一方の分割面同士が蝶番部1105により軸支されており、胴体部110における他方の分割面同士が係合部1106・1107により着脱可能に係合されていてもよい。この構成であれば、開口部111の幅を拡大することができるため、様々な外径の点滴筒2に適用することができる。
2 点滴筒
4 点滴液
5 情報出力器
6 点滴液検出器
11 点滴筒収容体
12 点滴筒支持部材
31 導管
32 導管
110 胴体部
111 開口部
112 切欠き部
113 導管保持部
1101 周面壁
1102 上面壁
Claims (8)
- 点滴筒の周囲を覆うように中空筒形状に形成され、下面が開放された胴体部と、
前記胴体部の周面壁の下端から上端にかけて形成され、前記点滴筒を挿通させる開口部と、
前記開口部の上端から前記胴体部の上面壁の中心部にかけて形成され、前記点滴筒の上端部に接続された導管を前記上面壁の中心部に案内する切欠き部と、
前記上面壁の中心部に配置され、前記切欠き部に案内された前記導管を保持する導管保持部と
を備えた点滴筒収容体と、
前記胴体部の周面壁に設けられ、前記導管保持部に挟持された前記点滴筒の内部において落下する点滴液を検出する点滴液検出器と、
前記点滴液検出器による前記点滴液の検出に基づいて点滴情報を出力する情報出力器と
を有することを特徴とする点滴検知装置。 - 前記導管保持部は、
前記導管の周囲面を少なくとも両側から挟持するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の点滴検知装置。 - 前記導管保持部は、
前記導管の周囲面に当接する部位に、クッション材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の点滴検知装置。 - 前記胴体部は、径方向に二分割可能にされており、
前記開口部及び前記切欠き部は、前記胴体部が二分割されたときに形成され、
前記導管保持部は、前記胴体部が一体化されたときに形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の点滴検知装置。 - 前記胴体部における一方の分割面同士が蝶番部により軸支されており、
前記胴体部における他方の分割面同士が係合部により着脱可能に係合されていることを特徴とする請求項4に記載の点滴検知装置。 - 前記点滴筒の周面壁の下部を両側から支持する点滴筒支持部材を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の点滴検知装置。
- 前記点滴液検出器は、さらに、前記点滴筒の内部に貯留した点滴液の液面を検出することを特徴とする請求項1乃至6に記載の点滴検知装置。
- 前記情報出力器は、前記点滴情報を音声及び光の少なくとも一方により外部に報知することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の点滴検知装置。
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- 2012-04-25 JP JP2012099392A patent/JP2013226212A/ja active Pending
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