JP2014140262A - 保護部材付ワイヤーハーネス - Google Patents

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毅 佐藤
Tetsuya Sonoda
哲也 園田
Chika Ikeda
知香 池田
Tomohisa Yada
智久 矢田
Masahiro Nakajima
正広 中島
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Abstract

【課題】比較的簡易な構成でワイヤーハーネスの経路規制及び異音対策を可能にした保護部材付ワイヤーハーネスを得る。
【解決手段】保護部材付ワイヤーハーネス1は、ワイヤーハーネス本体部12と、ワイヤーハーネス本体部12の長手方向に沿って延在して形成される保護部材20とを備えている。保護部材10を構成する4つの突出領域11は、それぞれワイヤーハーネス本体部12の延在方向に延在している。4つの突出領域11は保護部材付ワイヤーハーネス1の周りで均等に4方向に放射状に突出し、かつ鋭角となる先端部11tを有している。保護部材10(4つの突出領域11)は、不織部材がワイヤーハーネス本体部12の長手方向の少なくとも一部を覆った状態でホットプレスされることにより形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、不織布等の不織部材を用いてワイヤーハーネスを保護する技術に関する。
従来、特許文献1のように、電線束を、不織布で覆った状態でホットプレスして電線用保護部材を形成する技術が提案されている。
特開2011−160611号公報
ところで、上記のような電線用の保護部材によって電線束を経路規制する場合、不織布をホットプレスする際の圧縮率は比較的高く設定される。
図6及び図7は従来の不織布をホットプレスすることにより形成される保護部材25によって電線束12の一部を覆った保護部材付ワイヤーハーネス51の問題点を示す説明図である。図6(a) は保護部材付ワイヤーハーネス51及びその周辺の側面図を示し、図6(b) は図6(a) のA−A断面を示している。また、図7は保護部材付ワイヤーハーネス51及びその周辺の側面図を示している。
同図に示すように、保護部材付ワイヤーハーネス51は、電線束12の一部を覆った状態でホットプレスされることにより、電線束12の長手方向に沿って延在して形成される保護部材25を有している。
このような保護部材付ワイヤーハーネス51は、設置部30に設けられた周辺部材31に近接配置する場合、保護部材25,周辺部材31間の距離が短い場合、同図(a) に示すように保護部材付ワイヤーハーネス51を周辺部材31に向かう方向D51に移動させる等により、同図(b) に示すように、周辺部材31と保護部材付ワイヤーハーネス51の保護部材25とが比較的広い接触面を有する接触部分R2で接触する可能性が高い。
一方、不織布をホットプレスする際の圧縮率を高くすると、保護部材25の表面が硬くなってしまう。これにより、保護部材25とその周辺部材31との接触によって異音が発生し易くなるという問題点があった。
かかる異音を抑制するためには、図7に示すように、保護部材25の外周にウレタン等の柔軟な部材からなる消音部材28をさらに巻付けること等の対策が考えられる。しかしながら、消音部材28を保護部材25に追加して設ける分、消音部材28の部品費、及び、加工費が余計にかかってしまうとうい問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、比較的簡易な構成でワイヤーハーネスの経路規制及び異音対策を可能にした保護部材付ワイヤーハーネスを得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の保護部材付ワイヤーハーネスは、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体部と、不織部材が前記ワイヤーハーネス本体部の少なくとも一部を覆った状態でホットプレスされることにより、前記ワイヤーハーネス本体部の長手方向に沿って延在して形成される保護部材とを備え、前記保護部材は、前記ワイヤーハーネス本体部周りで放射状に突出し、かつ先端部が点接触となる複数の突出領域を有することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の保護部材付ワイヤーハーネスであって、前記複数の突出領域それぞれの先端部が鋭角であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の保護部材付ワイヤーハーネスであって、前記複数の突出領域は、前記ワイヤーハーネス本体部周りに均等に形成され、4方向に放射状に突出する4つの突出領域である。
請求項1記載の本願発明である保護部材付ワイヤーハーネスにおける保護部材は、ワイヤーハーネス本体部周りで放射状に突出し、かつ先端部が点接触となる複数の突出領域を有しているため、近くに配置される周辺部材等との接触時に先端部が点接触することにより比較的小さな面積の接触領域に抑え、保護部材の周辺部材等への接触時における異音を小さくすることができる。
その結果、請求項1記載の本願発明は、保護部材によりワイヤーハーネス本体部の少なくとも一部を覆うことによりワイヤーハーネス本体部を保護するとともに、周辺部材等との接触時における異音を小さくすることができる効果を奏する。
請求項2記載の本願発明は、複数の突出領域それぞれの先端部を鋭角にして、周辺部材等との接触時に先端部が点接触となるようにしている。
請求項3記載の本願発明における保護部材を構成する4つの突出領域はワイヤーハーネス本体部周りに均等に形成され、4方向に放射状に突出する形状を呈する。このため、4つの突出領域のうち互いに対向する一方及び他方の突出領域用に割り当てた第1及び第2の金型を用いて不織部材をホットプレスすることにより、第1及び第2の金型の金型抜き工程時に第1及び第2の金型が不織部材に干渉することなく、4つの突出領域を精度良く形成することができる。
実施の形態に係る保護部材付ワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 図1で示した保護部材付ワイヤーハーネスの概略断面構造を示す断面図である。 2つの金型による本実施の形態の保護部材の製造工程を模式的に示す断面図である。 本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネスの効果説明用の断面図である。 保護部材付ワイヤーハーネスの変形例を示す断面図である。 従来の不織布による保護部材付ワイヤーハーネスの問題点を示す説明図である。 従来の不織布による保護部材付ワイヤーハーネスの問題点を示す説明図である。
図1は実施の形態に係る保護部材付ワイヤーハーネス1を示す概略斜視図であり、図2は保護部材付ワイヤーハーネス1の概略断面構造(保護部材付ワイヤーハーネス1の軸方向に垂直な面における断面構造)を示す断面図である。
保護部材付ワイヤーハーネス1は、ワイヤーハーネス本体部12と、ワイヤーハーネス本体部12の長手方向に沿って延在して形成される保護部材20とを備えている。
そして、保護部材10を構成する4つの突出領域11は、それぞれワイヤーハーネス本体部12の延在方向に延在している。
さらに、図1及び図2に示すように、4つの突出領域11はワイヤーハーネス本体部12の周りで均等に4方向に放射状に突出し、かつ鋭角となる先端部11tを有している。すなわち、4つの突出領域11それぞれの断面形状がワイヤーハーネス本体部12の外周部分を底辺とした二等辺三角形状となり、上記二等辺三角形の頂点部分の先端部11tが鋭角になるよう形成される。このように、4つの突出領域11は互いに同一形状で形成される。
上述した保護部材10(4つの突出領域11)は、不織部材(例えば、不織布)がワイヤーハーネス本体部12の長手方向の少なくとも一部を覆った状態でホットプレスされることにより形成される。なお、保護部材20は、ワイヤーハーネス本体部12の長手方向略全体を覆っていてもよいし、ワイヤーハーネス本体部12の一部を覆っていてもよい。
なお、ワイヤーハーネス本体部12は、少なくとも1本の電線を含んでいる。ここでは、ワイヤーハーネス本体部12は、複数の電線が束ねられることにより構成されている。なお、電線は、車体等において各種電気機器間を電気的に相互接続する配線材である。ワイヤーハーネス本体部12に、光ケーブル等が含まれていてもよい。
不織部材としては、加熱工程を経ることにより硬くなることが可能なものを用いることができる。このような不織部材として、基本繊維と、これと絡み合う接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110℃〜115℃)を有する樹脂である。不織部材を基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱すると、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染込む。その後、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織部材が加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時の成形形状に維持される。また、不織部材同士が接触している部分では、当該接触部分にも溶融した接着樹脂が染込んで固化する。これにより、不織部材同士の接触部分が接合される。
ただし、基本繊維は、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得る繊維であればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂としては、基本繊維の融点よりも低い融点を持つ熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。また、芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。
基本繊維と接着樹脂の組み合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂とした例が挙げられる。この場合、基本繊維の融点はおよそ250℃であり、接着樹脂の融点は110℃〜150℃である。このため、不織部材を110℃〜250℃の温度に加熱すると、接着樹脂が溶融し、溶融せずに繊維状を保つ基本繊維間に染込む。そして、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化し、上記成形形状の維持及び不織部材同士の接合を行う。
また、ホットプレスとは、不織部材に対する加熱処理及び不織部材を金型等の型に押付けて所定形状に形成する処理を施すことをいう。加熱処理と所定形状への形成処理とは、同時に行われてもよいし、あるいは、連続的に別々に行われてもよい。例えば、不織部材を圧縮状態で加熱した後、冷却により固まる前に所定の型に押付けて曲げることで、当該曲げ形状に維持できる。
前述したように、本実施の形態では、保護部材10を構成する4つの突出領域11はワイヤーハーネス本体部12の中心軸周りに放射状に突出し、各先端部11tが鋭角になるように形成されている。また、4つの突出領域11は、ワイヤーハーネス本体部12の中心軸周り全体に対し均等に形成されている。
図3は金型41,42による保護部材10の製造工程を模式的に示す断面図である。以下、図3を参照して保護部材10をホットプレスによって製造する方法について説明する。なお、図3において、説明の都合上、4つの突出領域11を突出領域11A〜11Dとして個別認識可能に示している。
ホットプレス用成形型としては、図3に示すように、2つの金型41及び42(第1及び第2の金型)を備えたものを用いることができる。金型41,42はそれぞれ熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材で構成される。
図3に示すように、金型41は突出領域11Aの全領域と突出領域11B及び11Dの半分領域との形成用の型面を有し、金型42は突出領域11Aに対向する突出領域11Cの全領域と突出領域11B及び11の残りの半分領域の形成用の型面を有している。
そして、金型41の型面は、金型抜き方向D1とワイヤーハーネス本体部12の中心12cから突出領域11Aの先端部11tの形成部分に至る第1の先端部形成方向とが合致する態様で形成され、金型42の型面は、金型抜き方向D2とワイヤーハーネス本体部12の中心12cから突出領域11Cの先端部11tの形成部分に至る第2の先端部形成方向とが合致する態様で形成される。
以下、図3を参照しつつ、金型41及び42を用いて保護部材10を製造する方法について説明する。
まず、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体部12のうち保護対象となる部分を不織部材で覆う。ワイヤーハーネス本体部12の周囲を不織部材で覆う態様としては、例えば、シート状の不織部材(不織布)を方形状に形成し、方形状の不織部材をワイヤーハーネス本体部12に少なくとも1回巻付けていく構成、或は、シート状の不織部材(不織布)を細帯状に形成し、細帯状の不織部材をワイヤーハーネス本体部12に螺旋状に巻付けていく構成等を採用することができる。
次に、ワイヤーハーネス本体部12を覆う不織部材を、金型41及び42の型面内で不織部材をホットプレスする。その後、不織部材が冷却されると、不織部材の表面が金型41及び42それぞれ型面の形状に応じた形状で硬化する。すなわち、保護部材10は、長手方向においては金型41及び42の型面の延在方向の形状に応じた形状で硬化する。また、保護部材10の断面形状は、金型41及び42の型面に応じた形状で硬化し二等辺三角形状となる。
この後、金型41及び42を、保護部材付ワイヤーハーネス1の中心から離れる金型抜き方向D1及びD2に移動させて金型41及び42の抜き工程を実行することにより、抜き工程時に金型41及び42が不織部材に干渉することなく型抜きして、保護部材10を金型41及び42から取外すことができる。以下、この点を詳述する。
図4は本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1の効果説明用の断面図である。図4に示すように、複数の凸部22及び凹部24の組合せ構造からなり凸部22がワイヤーハーネス本体部12の中心軸周りに8方向に放射状に突出している構成の保護部材20を、2つの金型43及び44を用いたホットプレスにより製造する場合を考える。
この場合、金型43の金型抜き方向D3に対し、保護部材20の不織部材と凹凸側面部23xが干渉し、金型44の金型抜き方向D4に対し保護部材20の不織部材と凹凸側面部23yが干渉してしまう。このように、2つの金型43及び44を用いて型抜き時に保護部材20の不織部材との干渉を避けることはできない。
これに対して、本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1は、図3に示すように、ワイヤーハーネス本体部12の周りで均等に4方向に放射状に突出する4つの突出領域11(11A〜11D)によって保護部材10を構成している。
このため、互いに対向する突出領域11A及び突出領域11C用に割り当てられ、上述した態様(上記第1及び第2の先端部形成方向と金型抜き方向D1及びD2を合致させる態様)の型面を有する金型41及び42を用いることにより、図3に示すように、金型抜き工程時に金型41及び42が不織部材に干渉することがないため、4つの突出領域11からなる保護部材10を精度の良く製造することができる効果を奏する。
以上のような製造工程を経て、本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1における保護部材10として、ワイヤーハーネス本体部12周りで放射状に突出し、かつ各々の先端部が鋭角となった4つの突出領域11を得ることができる。
このため、図2に示すように、保護部材付ワイヤーハーネス1を車両等に布設した状態で、周辺部材31が保護部材付ワイヤーハーネス1の保護部材10に当接したとしても、周辺部材31は突出領域11の先端部11tにおける接触部分R1で接触することになる。接触部分R1は実質的に点接触であり、その接触面積は図6で示した接触部分R2の接触面に比べて十分に小さくすることができる分、保護部材10の周辺部材31等への接触時における異音を小さくすることができる。
また、突出領域11の先細り構造で形成されているため先端部11tの剛性は、図4及び図6で示した保護部材25の外周面の一部である接触部分R2の剛性に比べ弱くできる分、保護部材10の周辺部材31等への接触時における異音を小さくすることができる。
このように、本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1は、ワイヤーハーネス本体部12周りで放射状に突出し、かつ各々の先端部11tが鋭角となり、周辺部材31等の接触時に点接触となる複数の突出領域11を有することを特徴としている。
実施の形態1の保護部材付ワイヤーハーネス1は上記特徴を有することにより、近くに配置される部品等の周辺部材31との接触時において、主として鋭角となった先端部11tのみが点接触し比較的小さな面積の接触領域に抑えることができるため、保護部材10の周辺部材31等への接触時における異音を小さくすることができる。
その結果、本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1は、保護部材10によりワイヤーハーネス本体部の少なくとも一部を覆うことによりワイヤーハーネス本体部12を保護するとともに、周辺部材31との接触時における異音を小さくする異音対策を併せて図ることができる。
このため、保護部材10の外周にさらにウレタン等の柔軟な消音部材28(図7参照)を巻付けなくとも、比較的簡易な構成で、ワイヤーハーネス本体部12の経路規制及び異音対策を行うことができる。
加えて、本実施の形態の保護部材付ワイヤーハーネス1は、4つの突出領域11をワイヤーハーネス本体部12の全周に対し均等に各々同一形状になるように製造されるため、ホットプレス時に4つの突出領域11に対し全て共通の圧縮度合で保護部材10を製造することができる。
また、突出領域11は、ワイヤーハーネス本体部12の中心軸周りで放射状に突出するように複数(4つ)設けられているため、より確実に保護部材付ワイヤーハーネス1の経路規制を行うことができる。ワイヤーハーネス本体部12の経路規制を十分に行うためには、ワイヤーハーネス本体部12の中心軸周りで少なくとも3方向に放射状に突出していることが好ましく、より好ましい形態は、本実施の形態のように4方向に放射状に突出している形態であり、より好ましい形態は5方向以上に放射状に突出している形態である。
図5は保護部材付ワイヤーハーネスの変形例を示す断面図である。同図に示すように、保護部材付ワイヤーハーネス1Bの保護部材10Bは、ワイヤーハーネス本体部12の中心軸周りで放射状に突出するように6つの突出領域11により構成されている。6つの突出領域11はワイヤーハーネス本体部12の周りで均等に6方向に放射状に突出し、かつそれぞれが鋭角となる先端部11tを有している。
図5で示した変形例のように、放射状に形成される複数の突出領域11の形成方向は、図1〜図3で示した本実施の形態の4方向に限定されず、3方向や5方向以上であっても良い。ただし、金型41及び42の抜き工程時に保護部材10の不織部材と干渉させないためには、本実施の形態のように、ワイヤーハーネス本体部12周りで均等で放射状に4方向に形成される4つの突出領域11で保護部材10を形成することが望ましい。
また、図1〜図3で述べた実施の形態では、4つの突出領域11はワイヤーハーネス本体部12周りで均等に放射状に形成されている構造を示したが、この構造以外に、図4の複数の凸部22のように、凹部24を挟むようにして均等間隔をあけて放射状に形成してもよい。ただし、この場合、凸部22は、突出領域11のように先端部を鋭角にする必要がある。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1B 保護部材付ワイヤーハーネス
10,10B 保護部材
11,11A〜11D 突出領域
11t 先端部
12 ワイヤーハーネス本体部

Claims (3)

  1. 少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体部と、
    不織部材が前記ワイヤーハーネス本体部の少なくとも一部を覆った状態でホットプレスされることにより、前記ワイヤーハーネス本体部の長手方向に沿って延在して形成される保護部材とを備え、
    前記保護部材は、前記ワイヤーハーネス本体部周りで放射状に突出し、かつ先端部が点接触となる複数の突出領域を有することを特徴とする、
    保護部材付ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1記載の保護部材付ワイヤーハーネスであって、
    前記複数の突出領域それぞれの先端部が鋭角であることを特徴とする、
    保護部材付ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1または請求項2記載の保護部材付ワイヤーハーネスであって、
    前記複数の突出領域は、前記ワイヤーハーネス本体部周りに均等に形成され、4方向に放射状に突出する4つの突出領域である、
    保護部材付ワイヤーハーネス。
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