JP2014140160A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】広色域から狭色域に色変換をするときに、オーバーフローを起こさないためにブレンド係数をどのように設定すれば良いか明確にされていなかった。
【解決手段】一実施形態に係る画像処理装置は、入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換する信号入力部と、第1の色域よりも広い第2の色域を第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換する色域変換部と、入力信号から得られる色相及び彩度から第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数設定部と、第1の画像信号と第2の画像信号とを、設定されたブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成する色合成部とを有し、ブレンド係数設定部は、明度または彩度の値がオーバーフローを起こさない境界値以上の場合は第1のブレンド係数を、オーバーフローを起こさない境界値未満の場合は第2のブレンド係数を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、色域変換を行う画像処理技術に関する。
液晶ディスプレイ等の色表示技術の向上に伴って、ディスプレイの色再現領域が拡大している。最近のLEDバックライトを用いた液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等では、従来のRGB規格より広い色再現領域を実現している。ディスプレイの国際標準規格等においては、従来のsRGB規格やAdobe(登録商標) RGB規格より広い色域の規格化が行われている。
例えば、スパーハイビジョン・テレビの国際規格(ITU-R勧告 BT.2020:Parameter values for UHDTV systemsfor production and international programme exchange)において、UHDTVの色規格が規定されている。今後はこの色規格に準じた広色域の画像コンテンツが放送等によって提供されることになると予想される。その場合、従来のsRGB規格やAdobe RGB規格に相当するディスプレイにおいても、そのような広色域の画像コンテンツを表示する必要がある。そのためには、広色域対応の信号を狭色域対応のディスプレイに入力した場合に良好な表示を実現するための、広色域から狭色域への色変換技術が重要になる。
ここで、広色域ら狭色域への色変換技術として、入力データから色相(H)、彩度(S)、明度(V)の値を求めて、その値に応じて入力データを狭色域に変換したデータ値と、入力データ値を合成して出力データを生成する方式が開示されている(特許文献1、2)。
但し、この方式では、色変換後のデータが本来想定している0から1の範囲には収まらず、0より小さな値または1より大きな値をとる場合があり、いわゆるオーバーフロー現象が起こる可能性がある。オーバーフローがあると、回路動作上データは0以下のときは0に、1以上のときは1に固定されてしまい、本来変化すべき画像が同じになって正確な表示ができない問題が発生する。特許文献1および2で開示される方式では、この問題の発生を回避するために、2つのデータ値の合成比率rを明度の値(S値)によって決める場合に、r=0.5になるS値を閾値としたとき、その閾値を広色域と狭色域の色域の差に応じて変化させるようにしている。
特開2009−218961号公報 特開2010−245709号公報
しかしながら、従来の色変換技術によれば、合成後のデータ値が確実にオーバーフローを起こさないために、色相(H)、彩度(S)、明度(V)の値に応じて入力データを狭色域に変換したデータ値と入力データ値をどのような割合で合成すればよいか明らかにされていないといった問題があった。
本発明の一実施形態は、広色域の画像信号を狭色域のディスプレイ等の画像出力装置に入力して画像を表示させる場合でも、オーバーフローを起こさずに飽和度の高い色表示を実現することを目的とする。
本発明の一実施形態によると、画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換する信号入力部と、第1の色域よりも広い第2の色域を第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換する色域変換部と、入力信号から得られる色相及び彩度に基づいて第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、第1の画像信号と第2の画像信号とを、設定されたブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成する色合成部とを有し、ブレンド係数設定部は、第2の画像信号が色域境界に相当する条件の入力RGBデータがHSV色空間においてどのように分布するかを調べた上で、合成画像信号が0から1の範囲に収まらない状態であるオーバーフローを起こさない明度と彩度の境界値を求め、明度または彩度の値が境界値以上の場合は第1のブレンド係数を設定し、明度および彩度の値が境界値未満の場合は第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理装置が提供される。
この画像処理装置によれば、第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定する第1のブレンド係数と第2のブレンド係数とが明確に設定され、合成画像信号のオ−バーフローを防ぐことができる。
別の好ましい態様において、明度および彩度の値がオーバーフローを起こさない境界値未満の場合に第2のブレンド係数を、明度または彩度の値に応じて、線形関数、指数関数またはシグモイド関数によって0から1の範囲で変化させるように設定しても良い。
この画像処理装置によれば、第1の画像信号と第2の画像信号とをブレンドする割合を関数によって調整することができる。
本発明の一実施形態によると、画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換する信号入力部と、第1の色域よりも広い第2の色域を第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換する色域変換部と、第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、第1の画像信号と第2の画像信号とを、設定されたブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成する色合成部とを有し、ブレンド係数設定部は、第2の画像信号からオーバーフローする条件を直接的に求め、オーバーフローを起こす場合は第1のブレンド係数を設定し、オーバーフローを起こさない場合は第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理装置が提供される。
この画像処理装置によれば、入力信号のR、G、Bデータから、H、S、Vを計算する必要が不要となるため、画像表示装置において回路規模が小さくなり、計算時間を短縮することができる。
別の好ましい態様において、合成画像信号がオーバーフローを起こさない値である場合に第2のブレンド係数を、knee関数、線形関数、指数関数またはシグモイド関数によって0から1の範囲で変化させるように設定しても良い。
この画像処理装置によれば、第1の画像信号と第2の画像信号とをブレンドする割合を関数によって調整することができる。
別の好ましい態様において、第1のブレンド係数は、合成画像信号が第1の画像信号となるように規定するブレンド係数を設定しても良い。
この画像処理装置によれば、狭色域の画像出力装置において広色域表示をすることができる。
別の好ましい態様において、第2のブレンド係数は、合成画像信号が第1の画像信号または第1の画像信号と第2の画像信号とをブレンドしたものとなるように規定するブレンド係数を設定しても良い。
この画像処理装置によれば、狭色域の画像出力装置においてオーバーフローを起こすことなく表示をすることができる。
本発明の一実施形態によると、画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換し、第1の色域よりも広い第2の色域を第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換し、入力信号から得られる色相及び彩度に基づいて第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、第1の画像信号と第2の画像信号とを、設定されたブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成し、ブレンド係数を設定するときには、第2の画像信号が色域境界に相当する条件の入力RGBデータがHSV色空間においてどのように分布するかを調べた上で、合成画像信号が0から1の範囲に収まらない状態であるオーバーフローを起こさない明度と彩度の境界値を求め、明度または彩度の値が境界値以上の場合は第1のブレンド係数を設定し、明度および彩度の値が境界値未満の場合は第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理方法が提供される。
この画像処理方法によれば、第1の画像信号と第2の画像信号の合成比率を規定する第1のブレンド係数と第2のブレンド係数とが明確に設定され、合成画像信号のオ−バーフローを防ぐことができる。
本発明の一実施形態によると、画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換し、前記第1の色域よりも広い第2の色域を前記第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換し、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを、設定された前記ブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成し、前記ブレンド係数を設定するときには、前記第2の画像信号から前記オーバーフローする条件を直接的に求め、前記オーバーフローを起こす場合は第1のブレンド係数を設定し、前記オーバーフローを起こさない場合は前記第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理方法が提供される。
この画像処理方法によれば、入力信号のR、G、Bデータから、H、S、Vを計算する必要が不要となるため、画像表示装置において回路規模が小さくなり、計算時間を短縮することができる。
別の好ましい態様において、明度の境界値を、色相を0°から360°まで変化させたとき、各色相において、彩度の値をS1に設定し、明度の境界値V1を初期値に設定しかつ一定の間隔で該V1を増加させつつ、各V1の条件において彩度Sを0から1まで変化させて、第1のブレンド係数または第2のブレンド係数を用いて合成画像信号を計算し、該合成画像信号オーバーフローと判定された場合には、オーバーフローする直前のV1の値を明度の境界値と設定し、オーバーフローが発生しなかった場合には、明度の限界値を1とする第1のステップと、彩度の境界値を、色相を0°から360°まで変化させたとき、各色相において、明度の値をV1に設定し、彩度の境界値S1を初期値に設定しかつ一定の間隔で該S1を増加させつつ、各S1の条件において明度Vを0から1まで変化させて、第1のブレンド係数または第2のブレンド係数を用いて合成画像信号を計算し、合成画像信号オーバーフローと判定された場合には、オーバーフローする直前のS1の値を明度の境界値と設定し、オーバーフローが発生しなかった場合には、彩度の限界値を1とする第2のステップとによって求めることができる。
この画像処理方法によれば、オーバーフローを起こす限界点まで、ブレンド係数を0より大きな値に設定することができる。それにより、オーバーフローの発生を防ぎつつ、より効果的に広色域に近い飽和度の高い色表示を行うことができる。
本発明の一実施形態によれば、色変換後の画像信号がオーバーフローを起こさないために、広色域の画像信号を狭色域の画像出力装置で表示させても、正確な表示を維持しながら、広色域に近い飽和度の高い色表示を実現できる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図。 UHDTVとAdobe RGBの色域の違いを示すグラフ。 広色域(UHDTV)と狭色域(Adobe RGB)における150条件の色域境界点をS−V座標上にプロットした結果を示すグラフ。 広色域(UHDTV)と狭色域(Adobe RGB)における150条件の色域境界点をH−S座標上にプロットした結果を示すグラフ。 彩度の限界点S1未満におけるブレンドの程度を指数関数によって設定する一例を示すグラフ。 明度の限界点V1未満におけるブレンドの程度を線形関数によって設定する一例を示すグラフ。 彩度の限界点S1未満におけるブレンドの程度を線形関数によって設定する一例を示すグラフ。 彩度の限界点S1未満におけるブレンドの程度をシグモイド関数によって設定する一例を示すグラフ。 オーバーフローを回避できるS1、V1の限界値を決定する手順を示すフローチャート。 S1の初期値を決定する手順を示すフローチャート。 実施の形態2で示す手順によって求められた広色域(UHDTV)と狭色域(Adobe RGB)における色域境界点S1をH−S座標上にプロットした結果を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図。 ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係をパラメータkによってブレンドをする程度を調整できるようにkneeで設定した結果を示すグラフ。 ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係をパラメータβによってブレンドをする程度を調整できるように指数関数で設定した結果を示すグラフ。 ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係をパラメータx1によってブレンドをする程度を調整できるように線形関数で設定した結果を示すグラフ。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
<実施の形態1>
本実施の形態では、オーバーフローを起こさないために、色相(H)、彩度(S)、明度(V)の値に応じてブレンド係数をどのように設定するかを明確化するために、あらかじめ色変換後の画像信号が色域境界に相当する条件の入力RGBデータがHSV色空間においてどのように分布するかを調べた上で、ブレンド係数を決める方式について開示する。
[画像処理装置について]
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図を示す。この画像処理装置は、信号入力部100と、色域変換部102と、ブレンド係数設定部(α設定部)104と、色合成部106と、信号出力部108とから構成されている。
信号入力部100は、画像を示す信号(入力信号Rin,Gin,Bin)が入力される。信号入力部100は、この入力信号Rin、Gin、Binを0〜1に規格化する。さらに、規格化した後の信号にべき乗変換を行って、リニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。例えば、入力信号がsRGB規格である場合、そのガンマ(γ)値は2.2なので、2.2をべき乗してリニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。
色域変換部102は、変換マトリクスを用いて、信号入力部100で生成された画像信号Vr、Vg、Vbを狭い色域の画像信号に変換する。例えば、UHDTVからAdobe RGB色域へ変換する場合があるが、これに限られない。色域変換部102は、変換マトリクスを用いて、狭色域の画像出力装置において広色域の規格で作成された画像を表示するための変換を行う。そして、変換された画像信号Vr’、Vg’、Vb’を生成する。
ブレンド係数設定部104は、合成画像信号が0から1の範囲に収まらない状態であるオーバーフローを起こさないために、入力信号Rin、Gin、Binから得られる色相(H)と彩度(S)に基づいて、ブレンド係数αを設定する。ブレンド係数αは、色合成部106で合成される画像信号Vr、Vg、Vbと画像信号Vr’、Vg’、Vb’との合成比率を規定する。この例では、合成比率は、ブレンド係数αが1であれば、画像信号Vr’、Vg’、Vb’が100%であり、ブレンド係数αが0であれば、画像信号Vr、Vg、Vbが100%である。
ブレンド係数設定部104は、あらかじめ色変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’が色域境界に相当する条件の入力RGBデータがHSV色空間においてどのように分布するかを調べた上で、ブレンド係数を決める。ここでは、狭色域の画像出力装置において、広色域表示をするための変換マトリクスの逆変換を行い、さらにべき乗変換を行い、R、G、Bデータを求めHSV値を計算する。そして、オーバーフローを回避できる明度(V)、彩度(S)の値を規定して、明度および彩度がその規定値以上であるか、あるいは規定値未満であるかによってブレンド係数αを異なる値に設定する。そして、明度(V)または彩度(S)の値が、規定値以上の場合は、ブレンド係数αをα=0と設定し、規定値未満の場合はブレンド係数αを0から1の間の値に設定する。
ブレンド係数設定部104では、オーバーフローを回避できる明度(V)、彩度(S)の規定値S1、V1未満であるとき、αを0から1の間で変化するように関数を使って設定することもできる。例えば、彩度(S)とαの関係において、S1未満のαの値を、指数関数、線形関数またはシグモイド関数を使ってブレンドの程度(αの値)を設定することができる。また、明度(V)とαの関係においてV1未満のαの値を、線形関数を使ってブレンドの程度(αの値)を設定することができる。
色合成部106は、信号入力部100で生成された画像信号Vr、Vg、Vbと色域変換部102で生成された画像信号Vr’、Vg’、Vb’をブレンド係数設定部104で設定されたブレンド係数αに応じた合成比率で合成する。ここでは、画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローする条件ではαを小さくし、オーバーフローをしない条件ではαを大きくする。そして合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbを生成する。
信号出力部108では、合成後の画像信号Vrb、Vgb、Vbbをべき乗変換し、出力信号Rin、Gin、Binを生成する。例えば、1/2.2のべき乗変換を行い、必要ビット数のRout、Gout、Boutを生成する。出力信号Rout、Gout、Boutの出力先はディスプレイ、プロジェクターなどの画像出力装置である。
図1で示す画像処理装置では、ブレンド係数設定部104を設けることにより、広色域の規格で作成された画像信号を狭色域の規格に対応したディスプレイ等の画像出力装置に出力しても自然な色合いで画像を表示させることができる。次に、このような画像処理の詳細を説明する。
[画像処理方法について]
まず、入力信号Rin、Gin、Binを0〜1に規格化する。さらに規格化した後の信号をべき乗変換して、リニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。例えば、入力信号のガンマ(γ)値が2.2の場合、入力信号Rin、Gin、Binをビット数に応じたレベル幅で除算して規格化し、2.2をべき乗してリニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。レベル幅を8ビットと仮定した場合は以下の式(1)の通りとなる。

次に、画像信号Vr、Vg、Vbから色変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’を算出する。ここで、狭色域の画像出力装置において、広色域表示をするための変換マトリクス[Mc]は、式(2)、(3)により求める。

ここで、[Mwc]は広色域の変換マトリクス、[Mnc]は狭色域の変換マトリクス、[Mc]=[Mnc]‐1[Mwc]である。
例えば、広色域をITU−R勧告 BT.2020におけるUHDTVの色規格、狭色域をAdobe RGB色域とした場合の例を説明する。表1は、UHDTVとAdobe RGBのCIE xy座標値を示し、それをCIE xy色度図にプロットしたものを図2に示す。ここで、白色(W)は同じD65である。図2から明らかな通りUHDTVの色域はAdobe RGB色域と比べて広い色域を有している。
なお、本発明の一実施形態において、広色域に対する狭色域とは、CIE xy座標値あるいはCIE xy色度図にプロットした場合において、R、G、Bの値の内、一点でも広色域座標の内側に座標点があるものは狭色域と定義する。例えば、CIE xy色度図から見て、UHDTVのRGBプロットに対して、Bに相当する色度座標がUHDTVの外側にあったとしても、RとGに相当する色座標がUHDTVの内側にある場合は狭色域であることになる。
また、UHDTVとAdobe RGBとの変換マトリクス及び式(3)における[Mc]の値を表2〜4に示す。
上記で得られた画像信号Vr、Vg、Vbと画像信号Vr’、Vg’、Vb’とを、ブレンド係数αを用いてブレンドし、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbを生成する。合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbは、式(4)〜(6)で求める。なお、ブレンド係数αの詳細については後述する。

合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのべき乗変換を行い、必要なビット数に応じた出力信号Rout、Gout、Boutに変換する。例えば、1/2.2のべき乗変換を行い、必要ビット数のRout、Gout、Boutを生成する。8ビットを仮定した場合は以下の式(7)の通りとなる。

広色域の画像信号を狭色域のディスプレイ等の画像出力装置に入力して画像を表示させるために信号変換したとき、変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’は0以下、または1以上の値をとる場合がある。すなわち、表4で示す変換マトリクス[Mc]の中に、0以下または1以上の数があるため、この変換マトリクス[Mc]を使って求められる画像信号Vr’、Vg’、Vb’は0以下、または1以上となる可能性がある。
その結果、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbも0以下、または1以上の値をとる場合が発生する。本明細書では、この状態をオーバーフローと呼ぶこととする。オーバーフローが発生すると、回路動作上データは0以下の場合は0に、1以上の場合は1に固定されていまい、本来変化すべき画像信号が同じ値になってしまい正確な表示ができない問題が発生する。
この不具合を回避するために画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローしたときにブレンド係数αの値を小さく設定する必要がある。一方、効果的に広色域に色変換を行うためにはできるだけブレンド係数αの値を大きくしたいという要求がある。そこで、次にブレンド係数αの設定方法について、具体的に説明する。
[ブレンド係数αについて]
ブレンド係数αは入力信号Rin、Gin、Binから得られる色相(H)と彩度(S)に基づいて設定する。なお、入力信号のRGBデータから色相(H)、彩度(S)、明度(V)は式(8)〜(10)により求められる。

ブレンド係数αを設定するに当たり、まず色変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローする条件を調べる。これは合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbがオーバーフローする条件を知るためである。そこで、変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’が色域境界に相当する条件の、入力RGBデータがHSV色空間においてどのように分布するかを以下の手順によって調べる。
まず、色変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’のいずれか一つが0以下または1以上になり、それ以外が任意の値をとる条件を調べる。例えば、任意の値として0、0.2、0.4、0.6、0.8、1.0となる条件を選択する(150条件)。なお、ここでは任意の値として6値、150条件としたが、適用できる値とその数は実施者が適宜選択することができる。
次いで、式(11)で示す逆変換によって画像信号Vr、Vg、Vbを求める。

そして、1/γ=1/2.2のべき乗変換を行い、R、G、Bの値を求めH、S、Vを計算する。こうして求めた広色域(UHDTV)、狭色域(Adobe RGB)における150条件の色域境界点のS−V座標上のプロットを図3に、H−S座標上のプロットを図4に示す。なお、図4において、V1>0.9の条件は除いてある。
図3および図4より、広色域表示に対応した画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローしない条件は、明度(V)の値が0.9未満であり、図4で示される色域境界点の少し下の点(例えば、S=0.01だけ下の点)を結んだ線であるS1を使って彩度(S)の値がS1未満と規定できる。ここで、V1はオーバーフローを回避できる明度(V)の境界値、S1はオーバーフローを回避できる彩度(S)の境界値である。
従って、以下のようにブレンド係数αを規定することにより、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのオーバーフローを回避できる。
(a)S≧S1 または V≧V1のときα=0(狭色域表示)
(b)S<S1 および V<V1のときα=0〜1(広色域表示と狭色域表示のブレンド表示)
なお、ここでは、V1=0.9としてV<0.9の条件におけるH−S座標上のプロットからS1の境界点を求めたが、一般にはV1=VoとしてV<Voの条件におけるH−S座標上のプロットからS1の限界点を求めれば良い。
上記(a)と(b)の関係を、図5及び式(12)で示すように、パラメータを用いてブレンドの程度を調整できるように指数関数で設定する。なお、式(12)において、βは係数であり、βの値が大きいほど広色域への色変換の度合いが強いことを意味する。また、S1はブレンド係数αが0になるS値である。

図5ではS1=0.6と設定した場合を例示している。図5から明らかなように、彩度(S)の値が0.6以下になると、ブレンド係数αの値が指数関数的に増加し、S値が小さい領域でブレンド係数αは1に飽和する。このとき係数βの値を調整することによりブレンド係数αが増加する程度を調整することができる。
また、ブレンド係数αと明度(V)の関係を図6および式(13)で示すように、パラメータV2を用いてブレンドの程度を調整できるように線形関数で設定する。なお、式(13)において、V2は明度(V)に関してブレンドを始める値であり、本例ではV2=V1−0.1に設定している。ここで、V2が大きいほど広色域への色変換が強いことを意味している。また、図6において、V<V2のときのブレンド係数αは、明度(S)に関するブレンド条件で決定するものとしている。

式(13)において、αvを求めるためのSv2は式(14)によって与えられる。

図6では、V1=0.9とした場合を示している。図6から明らかなように、明度(V)がV1からV2の範囲において直線的に増加しており、この直線の傾きはαvによって調整することができる。
また、ブレンド係数αと明度(S)との関係を図7と、式(15)および式(16)で示すように、パラメータcを用いてブレンドの程度を調整できるように線形関数で設定しても良い。式(16)では、α=1になる明度の値S2をS1に対して規定しており、S2=cS1としてパラメータcが大きいほど広色域への色変換が強くなるものとしている。
図7から明らかなように、パラメータとして用いたcの値が大きくなるほどS=0.6以下の領域で直線の立ち上がりが急峻になり広色域への色変換の度合いが強くなることを示している。
なお、全ての線形関数について、図8および式(17)シグモイド関数に置き換えても良い。例えば、式(17)のようにブレンド係数αと明度(S)の関係をシグモイド関数で設定しても良い。式(17)で用いるパラメータdはα=0.5になるS値をSoとして、So=d×S1で設定している。

例えば、式(17)において、S≧S1のときα≒0となるように、パラメータao=85、xo=0.54と設定する。
図8で示すようにブレンド係数αが0から1へ変化する領域において、パラメータdによってその変化の度合い(急峻さ)を変えることができる。また、シグモイド関数を用いることによりブレンド係数αを連続的に変化させることができる。本実施の形態によれば、S、Vとαの関係は、関数で決定したが、実際に回路設計を行う場合には、ルックアップテーブルを用いてもよい。
本実施の形態によれば、広色域の画像信号に色変換を行って、色変換後の信号を狭色域のディスプレイ等の画像出力装置に入力して画像を表示させる場合に、ブレンド係数αをどのように決めればよいかが明確化される。それによって、確実にオーバーフローを防止することができ、正確な表示を維持しながら、広色域に近い飽和度の高い色表示を実現できる。
[画像処理プログラムについて]
本実施の形態で示す画像処理方法は、プログラムとしてコンピュータ等の機器に読み込ませ、あるいは機器に組み込んでCPUに実行させることができる。かかるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることもあり、また通信ネットワークを通じて提供することも可能である。
<実施の形態2>
実施の形態1では広色域表示に対応した画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローを起こす場合にブレンド係数αをα=0となるように設定したことにより、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのオーバーフローを回避することができる。しかし、実際には実施の形態1で用いたS1、V1の値を設定値よりも大きくしてもオーバーフローが発生しない場合もあり得る。そこで、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbがオーバーフローを起こさない限界点を求める方法を本実施の形態で示す。
本実施の形態では、明度(V)と彩度(S)の値を変化させ、ブレンドして得られた合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのいずれかが、1より大きくなる場合には明度V1の値を1段階減少させ、0より小さくなる場合には彩度S1を1段階減少させるものとする。また、彩度の限界値S1の初期値を、明度(V)と彩度(S)とを変化させ、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbがオーバーフローする直前の値として求めるようにする。
以下、図9で示すフローチャートを参照しながらV1とS1の限界値の設定方法を説明する。
最初に各パラメータの値を設定する。明度(V)に関する限界値V1をV1=1.0に設定し、V2=V1−0.1に設定し(S301)、色相(H)の値をH=0と設定し(S302)、彩度(S)に関する閾値S1を、ここでは初期値としてS1=0に設定する(S303)。明度(V)の値はV=0に設定し(S304)、彩度(S)の値はS=0に設定する(S305)。
次に、現在のHSVに対して対応するRGBを式(8)〜(10)の逆変換によって求める(S306)。そして、この値をRin, Gin, Binとして、実施の形態1で求まるブレンド係数αによって合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbを計算する(S307)。
合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのそれぞれの値が1より大きいか否か(Vrb>1.0、Vgb>1.0、Vbb>1.0)を判定する(S308)。そして、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのいずれかが1より大きい場合(Vrb>1.0 or Vgb>1.0 or Vbb>1.0)には、V1=V1−Vs及びV2=V1−0.1とし、かつ各Hに対するS1の限界値は破棄して色相(H)をH=0に設定するステップS302へ戻る(S312)。
一方合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbの全てが1以下の場合(Vrb≦1 and Vgb≦1 and Vbb≦1)、それぞれの値が0より小さいか否か(Vrb<0、Vgb<0、Vbb<0)を判定する(S309)。合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのいずれかが0より小さい場合(Vrb<0 or Vgb<0 or Vbb<0)には、現在のH、S、Vの値に対するS1の限界値をS1(S,V)=S1−Ssと決定する(S313)。
ステップS309において、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbの全てが0以上の場合(Vrb≧0 and Vgb≧0 and Vbb≧0)には、S1=S1+Ssを設定するが(S310)、ここで設定されたS1が1より大きいか否かを判定し(S311)、S1が1以下(S≦1.0)のときはステップS307に戻る。一方S1が1より大きい(S1>1.0)ときは、現在のH、S、Vの値に対するS1の限界値であるS1(S,V)を1.0に確定する(S314)。
現在のS1の限界値であるS1(S,V)をS1−Ssと確定(S313)、またはS1(S,V)=1.0(S314)と確定した後は、彩度(S)の値をS=S+Ssと設定する(S315)。そして設定されたSの値が1以下か(S≦1.0)を判定する(S316)。判定の結果S≦1.0の場合にはステップS306に戻り、この要件を満たさない場合にはS=0及びV=V+Vsを設定する(S317)。この場合も、設定されたVの値が1以下か(V≦1.0)を判定する(S318)。判定の結果V≦1.0の場合にはステップS306に戻り、この要件を満たさない場合には算出した全てのS1(S,V)の中で最小の値を現在のHに対するS1の限界値として設定する(S319)。
その後、色相(H)の値をH=H+1.0として(S320)、設定されたHが360より小さければステップS303へ戻り、以上であればこのフローは終了し、V1の限界値と、各Hに対するS1の限界値が確定する(S321,322)。
なお、図9では、ステップS303においてS1の値をS1=0に設定して計算を初めているが、S1の初期値を予め求めておいても良い。S1の初期値を予め求めておくことで、図9で示す処理にかかる時間を短縮することができる。そこで、S1の初期値を求める方法を、図10で示すフローチャートを参照して説明する。
最初に色相(H)についてH=0、明度(V)についてV=0、彩度(S)についてS=0を設定する(S401、S402、S403)。次に、現在のHSVに対して対応するRGBデータを式(8)〜(10)の逆算によって求める(S404)。そして、この値をRin, Gin, Binとして、実施の形態1で求まるブレンド係数αによって合成画像信号Vr’、Vg’、Vb’を計算する(S405)。
Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローしているか否かの判定を行い(S406)、オーバーフローの場合(Vr’>1.0 or Vg’>1.0 or Vb’>1.0 or Vr’<0 or Vg’<0 or Vb’<0)には、現在のH、Vに対するS1の初期値であるS1(V)をS−Ssに設定し(S407)、Vの値をV=V+Vsに設定する(S410)。一方オーバーフローしていない場合(0≦Vr’≦1.0 and 0≦Vg’≦1.0 and 0≦Vb’≦1.0)にはSの値をS=S+Ssと設定する(S408)。
ステップS408でSの値が設定された後、Sの値が1.0以下であればステップ404へ戻る。それ以外の場合はVの値をV=V+Vsと設定する(S410)。
ステップS410でVの値が設定された後、Vの値が1.0以下であればステップ403へ戻る。それ以外の場合は算出した全てのS1(V)の中で最大の値を現在のHに対するS1の初期値とする(S412)。
その後、色相(H)の値をH=H+1.0として(S413)、設定されたHが360より小さければステップS402へ戻り、以上であればこのフローは終了し、各Hに対するS1の初期値が確定する。
本実施の形態において、図10で示す方法によれば、S1の初期値を実施の形態2で示す方法に比べて簡単に求めることができる。そして、前述のように、ここで求められたS1の初期値を用いることにより、図9で示すV1の限界値と、各Hに対するS1の限界値を求める際に、計算時間を短縮することができる。
なお、図9及び図10で示す方法において、S及びVの値を変化させるステップであるSs及びVsの値は適宜設定すれば良いが、好ましくは1/256としても良い。
本実施の形態によれば、S1の限界値をより簡便に求めることができる。また、計算において明度V及び彩度Sの扱いが明確になったことにより、全ての条件においてオーバーフローの発生を抑制することができる。さらに、S1及びV1のそれぞれの限界値を決める条件のみで限界値が決定されるため、S1及びV1が必要以上に小さくなることを防ぎ、色変換の効果を維持することができる。
以上の手順で求めた限界値の一例を示す。ここでは、広色域をUHDTV、狭色域をAdobe RGBとした場合の限界値を示す。限界値は、色相(H)によらずV1=1、S1の値は図11に示す結果が得られた。ここで、Ss=Vsの設定は、Ss=Vs=1/256である。また、Sとαの関係は線形関数で設定しており、cの値によりS1は変化している。
このように、S1、V1を決定することにより、オーバーフローを起こす限界点までαの値を0より大きくなるように設定することができる。その結果、オーバーフローを発生させずに、より効果的に広色域への色変換を行うことができる。
なお、V1およびS1の限界値を求めるときに最大値を共に1として求めたが、最大値は1に限定されず、これを無制限としてオーバーフローが発生するまで増加させても良い。なお、本実施の形態では、V2=V1−0.1としたが、V1より小さな他の値でも良い。
本実施の形態で示す画像処理方法は、プログラムとしてコンピュータ等の機器に読み込ませ、あるいは機器に組み込んでCPUに実行させることができる。かかるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることもあり、また通信ネットワークを通じて提供することも可能である。
<実施の形態3>
本実施の形態では、H、S、Vの値を計算しないでオーバーフローを解消するために、変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’を用いてブレンド係数αを決定する方式について説明する。
[画像処理装置について]
図12は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図を示す。この画像処理装置は、信号入力部100と、色域変換部102と、ブレンド係数設定部(α設定部)110と、色合成部106と、信号出力部108とから構成されている。
信号入力部100は、画像を示す信号(入力信号Rin,Gin,Bin)が入力される。信号入力部100は、この入力信号Rin、Gin、Binを0〜1に規格化する。さらに、規格化した後の信号にべき乗変換を行って、リニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。
色域変換部102は、変換マトリクスを用いて、信号入力部100で生成された画像信号Vr、Vg、Vbを狭い色域の画像信号に変換する。例えば、UHDTVの色域からAdobe RGB色域へ変換する場合があるが、これに限られない。色域変換部102は、変換マトリクスを用いて、狭色域の画像出力装置において広色域の規格で作成された画像を表示するための計算を行う。そして、変換された画像信号Vr’、Vg’、Vb’を生成する。
ブレンド係数設定部110は、入力信号Rin、Gin、Binから得られる色相(H)と彩度(S)に基づいて、ブレンド係数αを設定する。ブレンド係数αは、色合成部106で合成される画像信号Vr、Vg、Vbと画像信号Vr’、Vg’、Vb’との合成比率を規定する。この例では、合成比率は、ブレンド係数αが1であれば、画像信号Vr’、Vg’、Vb’が100%であり、ブレンド係数αが0であれば、画像信号Vr、Vg、Vbが100%である。
ブレンド係数設定部110は、前記第2の画像信号がオーバーフローする条件を直接的に求め、オーバーフローを起こす場合は第1のブレンド係数を設定し、オーバーフローを起こさない場合は第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定する。
色合成部106は、信号入力部100で生成された画像信号Vr、Vg、Vbと色域変換部102で生成された画像信号Vr’、Vg’、Vb’をブレンド係数設定部110で設定されたブレンド係数αに応じた合成比率で合成する。ここでは、画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローする条件では狭色域表示とし、オーバーフローをしない条件では広色域と狭色域のブレンドをする。そして合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbを生成する。
信号出力部108では、合成後の画像信号Vrb、Vgb、Vbbをべき乗変換し、出力信号Rin、Gin、Binを生成する。例えば、1/2.2のべき乗変換を行い、必要ビット数のRout、Gout、Boutを生成する。出力信号Rout、Gout、Boutの出力先はディスプレイ、プロジェクターあるいはプリンターなどの画像出力装置である。
この画像処理装置によれば、入力信号のR、G、Bデータから、H、S、Vを計算する必要が不要となるため、画像表示装置において回路規模が小さくなり、計算時間を短縮することができる。次に、このような画像処理の詳細を説明する。
[画像処理方法について]
まず、実施の形態1と同様に式(1)に従い、入力信号Rin、Gin、Binを0〜1に規格化し、規格化した後の信号をべき乗変換して、リニアな画像信号Vr、Vg、Vbを生成する。
次に、画像信号Vr、Vg、Vbから変換された画像信号Vr’、Vg’、Vb’を算出する。狭色域の画像出力装置において、広色域表示をするための変換マトリクス[Mc]は、実施の形態1で用いた式(2)、(3)と同様である。
上記で得られた画像信号Vr、Vg、Vbと画像信号Vr’、Vg’、Vb’とを、ブレンド係数αを用いてブレンドし、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbを生成する。合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbは、実施の形態1で示した式(4)〜(6)で求める。なお、ブレンド係数αの詳細については後述する。
合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbのべき乗変換を行い、必要なビット数に応じた出力信号Rout、Gout、Boutに変換する。例えば、1/2.2のべき乗変換を行い、必要ビット数のRout、Gout、Boutを生成する。8ビットを仮定した場合は以下の実施の形態1で示した式(7)の通りとなる。
[ブレンド係数αについて]
ブレンド係数αは、変換後の画像信号Vr’、Vg’、Vb’を用いて求める。まず、合成画像信号Vrb、Vgb、Vbbがオーバーフローする条件を見つけるために、画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローする条件を調べる。本実施の形態では、H、S、Vを計算せずに画像信号Vr’、Vg’、Vb’を用いるので簡単に求めることができる。
画像信号Vr’、Vg’、Vb’から信号Vr’’、Vg’’、Vb’’を計算する。まず、Vr’、Vg’、Vb’とVr’’、Vg’’、Vb’’の関係を式(18)の通りと定義する。

次に、式(18)で求められるVi’’の値を用いて、Vi’’と1−Vi’’を比較してその最小値を求める(Min(Vi’’,1−Vi’’)(i=r,g,b))。Vi’’は式(18)より、0、1または0以上1以下の値となるので、Vi’’と1−Vi’’を比較した場合に得られる値は、0、0.5または0〜0.5の間の数値となる。
ここで、Min(Vi’’,1−Vi’’)=0が画像信号Vr’、Vg’、Vb’がオーバーフローする条件となる。そこで、次に示すようにMin(Vi’’,1−Vi’’)とブレンド係数αの関係を決める。
(1)Min(Vi’’,1−Vi’’)=0 : α=0(狭色域)
(2)Min(Vi’’,1−Vi’’)=0.5(最大値) : α=1(広色域へ色変換)(3)Min(Vi’’,1−Vi’’)=0〜0.5 : α=0〜1(広色域と狭色域のブレンド)
ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係を式(19)および図13のように、パラメータkによってブレンドの程度を調整できるようにknee関数で設定する。ここで、パラメータkはxo=0.05におけるαの値であり、kが大きいほど広色域への変換が強いことを意味する。

なお、ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係を式(20)および図14のように、パラメータβによってブレンドをする程度を調整できるように指数関数で設定しても良い。式(20)よりパラメータβが小さいということは広色域への色変換が強いことを意味する。

また、ブレンド係数αとMin(Vi’’,1−Vi’’)の関係を式(21)および図15にし示すようにパラメータx1によってブレンドの程度を調整できるように線形関数で設定しても良い。式(21)よりパラメータx1が小さいということは広色域への色変換が強いことを意味する。

ここで、x1はα=1になるx=Min(Vi’’,1−Vi’’)である。
さらに別の態様として、式(21)および図15で示す線形関数をシグモイド関数にしても良い。
本実施の形態によれば、入力信号のR、G、Bデータから、H、S、Vを計算する必要が不要となるため、画像表示装置において回路規模が小さくなり、計算時間を短縮することができる。本実施の形態によれば、xとαの関係は、関数で決定したが、実際に回路設計を行う場合には、ルックアップテーブルを用いてもよい。
100 信号入力部
102 色域変換部
104 ブレンド係数設定部
106 色合成部
108 信号出力部
110 ブレンド係数設定部

Claims (9)

  1. 画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換する信号入力部と、
    前記第1の色域よりも広い第2の色域を前記第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換する色域変換部と、
    前記入力信号から得られる色相及び彩度に基づいて前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを、設定された前記ブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成する色合成部と
    を有し、
    前記ブレンド係数設定部は、色域境界に相当する前記第2の画像信号に対して前記第1の画像信号から前記第2の画像信号への変換の逆変換を行い、得られたデータから前記合成画像信号が0から1の範囲に収まらない状態であるオーバーフローを起こさない明度と彩度の境界値を求め、前記明度または前記彩度の値が前記オーバーフローを起こさない境界値以上の場合は第1のブレンド係数を設定し、前記明度および前記彩度の値が前記オーバーフローを起こさない境界値未満の場合は前記第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記明度および前記彩度の値が前記オーバーフローを起こさない境界値未満の場合に前記第2のブレンド係数を、前記明度または前記彩度の値に応じて、線形関数、指数関数またはシグモイド関数によって0から1の範囲で変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換する信号入力部と、
    前記第1の色域よりも広い第2の色域を前記第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換する色域変換部と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定するブレンド係数設定部と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを、設定された前記ブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成する色合成部と
    を有し、
    前記ブレンド係数設定部は、前記第2の画像信号から前記オーバーフローする条件を直接的に求め、前記オーバーフローを起こす場合は第1のブレンド係数を設定し、前記オーバーフローを起こさない場合は前記第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記合成画像信号が前記オーバーフローを起こさない値である場合に前記第2のブレンド係数を、knee関数、線形関数、指数関数またはシグモイド関数によって0から1の範囲で変化させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のブレンド係数は、前記合成画像信号が前記第1の画像信号となるように規定するブレンド係数であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2のブレンド係数は、前記合成画像信号が前記第2の画像信号または前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とをブレンドしたものとなるように規定するブレンド係数であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換し、
    前記第1の色域よりも広い第2の色域を前記第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換し、
    前記入力信号から得られる色相及び彩度に基づいて前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定し、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを、設定された前記ブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成し、
    前記ブレンド係数を設定するときには、色域境界に相当する前記第2の画像信号に対して前記第1の画像信号から前記第2の画像信号への変換の逆変換を行い、得られたデータから前記合成画像信号が0から1の範囲に収まらない状態であるオーバーフローを起こさない明度と彩度の境界値を求め、前記明度または前記彩度の値が前記オーバーフローを起こさない境界値以上の場合は第1のブレンド係数を設定し、前記明度および前記彩度の値が前記オーバーフローを起こさない境界値未満の場合は前記第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像を示す入力信号をリニアな第1の色域の第1の画像信号に変換し、
    前記第1の色域よりも広い第2の色域を前記第1の色域の画像出力装置において表示するための第2の画像信号に変換し、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の合成比率を規定するブレンド係数を設定し、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを、設定された前記ブレンド係数に応じた比率で合成した合成画像信号を生成し、
    前記ブレンド係数を設定するときには、前記第2の画像信号から前記オーバーフローする条件を直接的に求め、前記オーバーフローを起こす場合は第1のブレンド係数を設定し、前記オーバーフローを起こさない場合は前記第1のブレンド係数以上1以下である第2のブレンド係数を設定することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記明度の境界値を、
    色相を0°から360°まで変化させたとき、各色相において、前記彩度の限界値を初期値に設定し、前記彩度の限界値を1段階ずつ変化させながら前記第1のブレンド係数または前記第2のブレンド係数を用いて前記合成画像信号を計算し、該合成画像信号のいずれかが1より大きくなりオーバーフローと判定された場合には前記明度の限界値を1段階減少させる第1のステップと、該合成画像信号のいずれかが0より小さくなりオーバーフローと判定された場合には前記彩度の値を1段階減少させる第2のステップと、前記彩度の限界値が1より大きい場合には前記彩度の限界値を1に設定する第3のステップと、を有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
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