JP2014139947A - 色温度の高いタンデム型白色oled - Google Patents

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Abstract

【課題】色温度が高く、高効率で且つ安定性のあるOLEDディスプレイを提供する。
【解決手段】間隔を置いた2つの電極を有するOLEDデバイス10であって、該電極間に配置された第一発光ユニット、第二発光ユニット及び第三発光ユニット、該第一発光ユニットと該第二発光ユニットとの間及び該第二発光ユニットと該第三発光ユニットとの間それぞれに配置された中間接続層を備え、該第一発光ユニットは、500nm以上の波長で多数のピークを有する光を生成し且つ480nmより短い波長で実質的に発光せず、該第二発光ユニット及び該第三発光ユニットは、500nmより短い波長で実質的な発光を有する光を生成し、該OLEDデバイスは、7,000Kより高い色温度を有する光を発する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域光を生成し、大型ディスプレイに好適なOLEDディスプレイに関する。
有機発光ダイオードデバイスは、OLEDとも称され、アノード、カソード、及びアノードとカソードとの間に挟まれた有機エレクトロルミネッセンス(EL)ユニットを一般に含む。有機ELユニットは、少なくとも1つの正孔輸送層(HLT)、発光層(LEL)、及び電子輸送層(ETL)を含む。OLEDは、低駆動電圧、高輝度、広視野角、並びにフルカラーディスプレイ及び他の用途の可能性の観点から魅力的である。タン(Tang)らは、米国特許第4,769,292号及び同第4,885,211号において多層OLEDを記載している。
OLEDデバイスは、そのOLEDデバイスのLELの発光特性に応じて種々の色(例えば赤、緑、青、又は白)の光を発生させることができる。近年、半導体の光源、カラーディスプレイ、又はフルカラーディスプレイのような様々な用途に組み入れられるべき広帯域OLEDに対する要求が増大している。広帯域の発光とは、光がフィルター又は色変化モジュールとともに使用されて少なくとも2つの異なる色を有する表示又はフルカラー表示を生成することができるように、OLEDが可視スペクトル全体にわたる幅のある光を十分に発するということを意味する。特に、スペクトルの赤色領域、緑色領域及び青色領域の実質的な発光がある広帯域発光OLED(又は広帯域OLED)、すなわち、白色発光OLED(白色OLED)が必要とされている。カラーフィルターを白色OLEDとともに使用することで、別個にパターン化された赤色エミッタ、緑色エミッタ及び青色エミッタを有するOLEDよりもより簡素化された製造プロセスが提供される。このことは、より高い処理能力、生産量の増大及びコスト削減につながり得る。白色OLEDは、例えば、Kidoら, Applied Physics Letters, 64, 815 (1994)、J. Shiらの米国特許第5,683,823号、Satoらの特開平07−142169号公報、Deshpandeら, Applied Physics Letters, 75, 888 (1999)及びTokitoら, Applied Physics Letters, 83, 2459 (2003)によって報告されている。
OLEDからの広帯域発光を達成するために、2種類以上の分子が励起されなければならない。これは、各種類の分子が標準状態では比較的狭いスペクトルの光しか発しないためである。ホスト材料と1つ以上の発光ドーパントとを有する発光層は、ホスト材料からドーパントへのエネルギー移動が不完全である場合、可視スペクトルにおける広帯域発光につながるホスト及びドーパント両方からの発光を達成し得る。単一の発光層を有する白色OLEDを達成するためには、発光ドーパントの濃度を慎重に制御しなければならない。このことは、製造の問題を引き起こす。2つ以上の発光層を有する白色OLEDは、単一の発光層を有するデバイスよりも優れた色調及び優れた発光効率を有することができ、ドーパント濃度に対する変動許容量がより高くなる。2つの発光層を有する白色OLEDが、単一の発光層を有するOLEDよりも典型的により安定であるということも分かっている。しかしながら、スペクトルの赤色領域、緑色領域及び青色領域において強い強度の発光を達成することは困難である。2つの発光層を有する白色OLEDは、2つの強い発光ピークを典型的に有する。
タンデム型OLED構造(積層型OLED又はカスケード型OLEDと呼ばれることがある)が、Jonesらの米国特許第6,337,492号、Tanakaらの米国特許第6,107,734号、Kidoらの特開2003−045676号公報及び米国特許出願公開第2003/0189401号、並びにLiaoらの米国特許第6,717,358号及び米国特許出願公開第2003/0170491号により開示されている。このタンデム型OLEDは、いくつかの別個のOLEDユニットを垂直に積層することによって製造され、単一の電源を用いてその積層体を駆動する。発光効率、寿命又はその両方が増大されるという利点がある。しかしながら、タンデム構造は、一緒に積層されるOLEDユニットの数に大体比例して駆動電圧を増大させる。
Matsumoto及びKidoらは、SID 03 Digest, 979 (2003)において、デバイス中で緑青色ELユニットとオレンジ色ELユニットとを接続することによってタンデム型白色OLEDを構成し、このデバイスを単一の電源で駆動することによって白色発光が実現されることを報告した。このタンデム型OLEDデバイスでは、発光効率は増大したが、スペクトルの緑色及び赤色の成分が弱い。Liaoらは、米国特許出願公開第2003/0170491A1号において、デバイス中で赤色ELユニット、緑色ELユニット及び青色ELユニットを直列に接続することによって形成したタンデム型白色OLED構造を記載している。このタンデム型白色OLEDを単一の電源で駆動すると、赤色ELユニット、緑色ELユニット及び青色ELユニットからのスペクトルの組合せによって白色発光が形成される。
これら開発にもかかわらず、良好な広帯域発光を維持しながらOLEDデバイスの効率及び輝度安定性を改善することが依然として必要とされている。更に、約6500Kの色温度を有するCIE標準光源D65の色に近い広帯域発光を有するOLEDディスプレイを製造するための多くの研究が行われてきた。市販されている多くの液晶ディスプレイ及びプラズマディスプレイは、9300K若しくはそれ以上の色温度に設定され、これは青みの強い白色である。従って、色温度が高く、高効率で且つ安定性のあるOLEDディスプレイを製造することも必要とされている。
改善された色温度、効率及び輝度安定性を有するOLEDデバイスの必要性がある。
この目的は、間隔を置いた2つの電極を有するOLEDデバイスであって、
a.該電極間に配置された第一発光ユニット、第二発光ユニット及び第三発光ユニットであって、該第一発光ユニットは、500nm以上の波長で多数のピークを有する光を生成し且つ480nmより短い波長で実質的に発光せず、該第二発光ユニット及び該第三発光ユニットは、500nmより短い波長で実質的な発光を有する光を生成する、
b.該第一発光ユニットと該第二発光ユニットとの間及び該第二発光ユニットと該第三発光ユニットとの間それぞれに配置された中間接続層
を備え、且つ
c.7,000Kより高い色温度を有する光を発するOLEDデバイスによって達成される。
本発明の有利な点は、より大型のディスプレイのための改善された色温度と、改善された効率及び寿命とを有するOLEDディスプレイを提供することである。
本発明によるタンデム型OLEDデバイスの一実施形態の断面図である。 本発明によるタンデム型OLEDデバイスの別の実施形態の断面図である。 本発明の幾つかの実施形態における分光放射輝度対波長のグラフである。
層厚のようなデバイス構成寸法はしばしばサブミクロン領域であるので、図面は、寸法を正確にというよりもむしろ見易いように縮尺化してある。
「OLEDデバイス」という用語は、画素としての有機発光ダイオードを備えるディスプレイデバイスであると当該技術分野において認められている意味で用いられる。それは、単一の画素を有するデバイスを意味し得る。「タンデム型OLEDデバイス」及び「積層OLED」という用語は、垂直に積層された2つ以上の発光ユニットを備え、各発光ユニットは、他の発光ユニットとは独立に発光することができる。各発光ユニットは、少なくとも、正孔輸送層と、発光層と、電子輸送層とを包含する。発光ユニットは、中間接続層により隔てられている。本明細書で用いられる「OLEDディスプレイ」という用語は、異なる色の画素であり得る複数の画素を有するOLEDデバイスを意味する。カラーOLEDデバイスは、少なくとも1つの色の光を発する。「マルチカラー」という用語は、異なる領域で異なる色調の光を発することができるディスプレイパネルを記載するのに用いられる。特に、それは、異なる色の画像を表示することができるディスプレイパネルを記載するのに用いられる。これらの領域は、必ずしも隣接しているわけではない。「フルカラー」という用語は、可視スペクトルの赤色領域、緑色領域及び青色領域に発光することができ且つ色調の任意の組み合わせで画像を表示することができるマルチカラーディスプレイパネルを記載するのに用いられる。赤色、緑色及び青色は、適当な混ぜ合わせにより他の全ての色を生成できる三原色を構成する。「色調」という用語は、可視スペクトル範囲内の発光の強度分布を意味し、異なる色調は、視覚的に識別できる色を示す。「画素」という用語は、ディスプレイパネルのある領域であって、刺激する(stimulate)ことによって他の領域とは独立に光を出す領域を示すのに当該技術分野において認められている用法で用いられる。フルカラー系では、色の異なるいくつかの画素が一緒に用いられて広範囲の色を生成させると認識されており、観察者はかかる集合体を単一画素と称し得る。この議論の目的のために、かかる集合体は、いくつかの異なる色の画素と見なされるであろう。
本開示によれば、広帯域発光は、可視スペクトルの複数領域において有意な構成要素、例えば、青色及び緑色を有する光である。広帯域発光は、白色光を生成するために光がスペクトルの赤色領域、緑色領域及び青色領域に発せられた状態も含み得る。白色光は、使用者によって白色を有するものとして認識される光であるか、又はカラーフィルターとともに使用されて実用的なフルカラー表示を生成させるのに十分な発光スペクトルを有する光である。電力消費を低くするには、白色発光OLEDの色度をCIE標準光源 D65、すなわち、CIEx=0.31及びCIEy=0.33の1931CIE色度座標に近づけることがしばしば有効である。これは、特に、赤色画素、緑色画素、青色画素及び白色画素を有するいわゆるRGBWディスプレイの場合である。約0.31、0.33へのCIEx、CIEyの調整は状況によっては理想的であるが、実際の調整は著しく変わり得るし、未だ非常に有益である。テレビ及び他の大型ディスプレイのような、いくつかの用途にとって、より高い色温度を有する白色発光(これは、D65よりも青い発光であることを意味する)を有することが望ましい。色温度は、黒体と呼ばれる加熱された対象の光源の等価温度であり、絶対温度基準における度Kで表される。更に、相関色温度(又はCCT)は、放射体の色が光源の色と一致したとき(スペクトルの一致という意味を含まない)の黒体放射体温度の値として規定される(A. R. Robertson, 「Computation of Correlated Color Temperature and Distribution Temperature,」J. Opt. Soc. Am. 58, 1528-1535(1968))。この用途で用いられる場合、「色温度」という用語は、相関色温度のことを実質的に言う。白色発光が青みを帯びると、色温度が増大する。そのようなディスプレイにとって、望ましい白色発光は、CIEx及びCIEyの両方に対して0.25〜0.30のCIE座標を有し得る。好ましくは、白色発光は、x=0.28及びy=0.29のCIE座標を有し、これは10,000Kの色温度に相当する。青みを帯びた白色を生成する一つの方法は、ディスプレイの青色画素の平均強度を増大させることである。しかしながら、これは、青色画素の寿命を低下させるという悪影響を有する。本明細書で使用される場合、「白色発光」という用語は、白色光を内部に生じるデバイスのことを言うが、かかる光の一部は、観察される前にカラーフィルターによって除去され得る。
次に図1を見ると、本発明の一実施形態によるタンデム型白色発光OLEDデバイス10の画素の断面図が示されている。OLEDデバイス10は、基板20と、アノード30及びカソード90である間隔を置いた2つの電極と、該電極間にそれぞれ配置された第一発光ユニット85、第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75と、第一発光ユニット85と第二発光ユニット80との間に配置される中間接続層96と、第二発光ユニット80と第三発光ユニット75との間に配置される中間接続層95とを包含する。Hatwarらは、米国特許第7,332,860号において、このタイプのいわゆるタンデム型配置における多数の発光ユニットの使用を記載している。第一発光ユニット85は、500nm以上の波長で(例えば、可視スペクトルの緑色領域、黄色領域及び赤色領域に)多数のピークを有する光を生成する。第一発光ユニット85は、青色発光を実質的に生成せず、これは、480nmより短い波長における発光強度が最大発光強度の10%未満であり且つ490nmにおいて50%以下であるということを意味する。この実施形態において、第一発光ユニット85は、第一発光層、例えば、緑色発光化合物を含み且つ緑色発光を生成する緑色発光層52gを包含する。第一発光ユニット85は、第二発光層、例えば、黄色発光化合物を含み且つ可視スペクトルの黄色領域〜赤色領域において発光を生成する黄色発光層52yを更に包含する。本明細書で使用される場合、「黄色発光化合物」という用語は、黄色領域〜赤色領域(すなわち、570nm〜700nm)に主要な発光を有する物質のことを言う。第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75は、500nmより短い波長で(すなわち、可視スペクトルの青色領域に)実質的な発光を有する光を生成する。第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75は、他の波長でも発光を有し得る。第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75は、同じ発光スペクトルを有してもよいし、異なる発光スペクトルを有してもよい。この実施形態において、各第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75は、青色発光層、例えば、青色発光化合物を含む青色発光層51b及び50bそれぞれを包含する。各発光ユニットは、電子輸送層(例えば、55、66及び65)、及び正孔輸送層(例えば、45、41及び40)を包含する。OLEDデバイス10は、正孔注入層35も包含する。
タンデム式OLEDデバイス10は、発光ユニット間に配置される中間接続層、例えば、第一発光ユニット85と第二発光ユニット80との間に配置される中間接続層96と、第二発光ユニット80と第三発光ユニット75との間に配置される中間接続層95とをさらに包含する。中間接続層は、隣接するELユニットに効果的なキャリア注入を与える。金属、金属化合物又は他の無機化合物がキャリア注入に効果的である。しかしながら、これらの材料はしばしば、低抵抗率を有し、それらは画素クロストークをもたらす。また、中間接続層を構成する層の光透過性は、ELユニットに生じる放射をデバイスに放出することができるようにできるだけ高くすべきである。したがって、中間接続層中で主に有機物質を使用することがしばしば好ましい。中間接続層及びそれらの構成に用いられる材料は、Hatwarらの米国特許出願公開第2007/0001587号によって詳細に記載されている。中間接続層の限定されない更なるいくつかの例は、米国特許第6,717,358号、米国特許第6,872,472号及び米国特許出願公開第2004/0227460号に記載されている。
この構成のOLEDデバイスは、多数の従来技術のデバイスよりも高い色温度を有する光を発する。OLEDデバイスは、デバイスが7,000Kより高い色温度を有する光、及び有用には9,000K〜15,000Kの色温度を有する光を発するように作製され得る。これは、D65ポイントよりも青みを帯びた白色であり、大型スクリーンテレビのような大型ディスプレイにとって適切で且つより望ましい。
次に図2を見ると、本発明の別の実施形態によるタンデム型白色発光OLEDデバイス15の断面図が示されている。この実施形態において、OLEDデバイス15は、少なくとも3つの異なるカラーフィルターの配列に関連するものを更に包含する。異なる色の光を生成するように各カラーフィルターの帯域通過は選択される(例えば、赤色光を生成する赤色カラーフィルター25r、緑色光を生成する緑色カラーフィルター25g及び青色光を生成する青色カラーフィルター25b)。配置された各カラーフィルターは、発光ユニット、例えば、第一発光ユニット85、第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75からの光を受けて、各フィルターを介して異なる色の光を生成する。各カラーフィルターは、光の所望の色を選択的に生成するための対応付けられたアノード、例えば、それぞれアノード31r、アノード31g及びアノード31bを有する。OLEDデバイス15は、フィルターの無い部分、例えば、アノード31wの部分も有し得る。その部分は、カラーフィルターを有さないので、OLEDデバイス15により生成される広帯域光の発光を可能とし、従ってそれはカラーフィルター配置を備えたRGBWデバイスを形成し得る。
本明細書に記載されるような発光層は、正孔−電子の再結合に応じて光を生成する。所望の有機発光材料は、蒸発、スパッタリング、化学気相蒸着、電気化学析出、又はドナー材料からの放射線熱転写などの任意の適切な方法によって堆積され得る。有用な有機発光材料はよく知られている。米国特許第4,769,292号及び米国特許第5,935,721号に更に十分に記載されるように、OLEDデバイスの発光層は、発光材料又は蛍光材料を含み、その領域における電子−正孔対の再結合の結果としてエレクトロルミネッセンスがそこで生成される。発光層は、単一の材料からなり得るが、通常はゲスト化合物又はドーパントがドープされたホスト材料(そこでは、発光がドーパントから主に生じる)を含む。ドーパントは、特定のスペクトルを有する色光を生成するように選択される。発光層中のホスト材料は、電子輸送材料、正孔輸送材料又は正孔−電子の再結合を支持する他の材料であり得る。ドーパントは、一般的に一重項発光化合物(すなわち、それらは励起一重項状態から光を発する)である強い蛍光を発する染料からしばしば選択される。しかしながら、一般的に三重項発光化合物(すなわち、それらは励起三重項状態から光を発する)であるリン光を発する化合物、例えば国際公開第98/55561号、国際公開第00/18851号、国際公開第00/57676号及び国際公開第00/70655号に記載されるような遷移金属錯体も有用である。ドーパントは、典型的には0.01重量%〜10重量%でホスト材料にコーティングされる。有用であることが知られているホスト及び発光分子としては、米国特許第4,768,292号、米国特許第5,141,671号、米国特許第5,150,006号、米国特許第5,151,629号、米国特許第5,294,870号、米国特許第5,405,709号、米国特許第5,484,922号、米国特許第5,593,788号、米国特許第5,645,948号、米国特許第5,683,823号、米国特許第5,755,999号、米国特許第5,928,802号、米国特許第5,935,720号、米国特許第5,935,721号、及び米国特許第6,020,078号に開示されているものが挙げられるが、これらに限定されない。青色発光層50b及び51bは、ホスト材料と青色発光ドーパントとを含む。青色発光ドーパントは、一重項発光化合物又は三重項発光化合物であり得る。第一発光ユニット85の発光層、すなわち、発光層52g及び52yは、ドーパントとして、一重項発光化合物又は三重項発光化合物を包含し得る。
8−ヒドロキシキノリン及び類似の誘導体の金属錯体(式A)は、エレクトロルミネッセンスを支持することが可能な、有用な電子輸送ホスト材料の1種を構成し、500nmより長い波長、例えば、緑色、黄色、橙色、及び赤色の発光に特に好適である。
Figure 2014139947
式中、Mは一価、二価又は三価の金属を表し、nは1〜3の整数であり、それぞれ存在するZは、少なくとも2つの縮合芳香環を有する核(nucleus)を完成させる原子を独立して表す。
Zは、少なくとも2つの縮合芳香環(そのうち少なくとも1つはアゾール環又はアジン環である)を含有する複素環の核を完成させる。必要に応じて、追加の環(脂環及び芳香環の両方を含む)を、2つの所要の環と縮合させてもよい。機能が改善されることなく多量の分子が付加されることを回避するために、環原子の数は通常18以下に維持される。
ベンザゾール誘導体は、エレクトロルミネッセンスを支持し得る有用なホスト材料の別の種類を構成し、400nmより長い波長の発光(例えば、青色、緑色、黄色、橙色又は赤色)に特に適している。有用なベンザゾールの一例は、2,2’,2’’−(1,3,5−フェニレン)トリス[1−フェニル−1H−ベンゾイミダゾール]である。
本発明の1つ以上の発光層中のホスト材料は、炭化水素置換基又は置換された炭化水素置換基を9位及び10位に有するアントラセン誘導体を含み得る。例えば、9,10−ジアリールアントラセン(式B)の特定の誘導体は、エレクトロルミネッセンスを支持し得る有用なホスト材料の群を構成することが知られており、400nmより長い波長の発光(例えば、青色、緑色、黄色、橙色又は赤色)に特に適している。
Figure 2014139947
式中、R、R、R及びRは、各環における1つ以上の置換基を表し、各置換基は下記の群からそれぞれ選択される。
第1群:水素、又は1〜24個の炭素原子を有するアルキル
第2群:5〜20個の炭素原子を有するアリール又は置換アリール
第3群:アントラセニル、ピレニル又はペリレニルの縮合芳香環を完成するのに必要な4〜24個の炭素原子
第4群:フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル又は他の複素環系の縮合芳香族複素環を完成するのに必要な5〜24個の炭素原子を有するヘテロアリール又は置換ヘテロアリール
第5群:1〜24個の炭素原子を有するアルコキシルアミノ、アルキルアミノ又はアリールアミノ
第6群:フッ素、塩素、臭素又はシアノ
特に有用なのは、R及びRが付加(additional)芳香環を表す化合物である。発光層中のホストとして用いるのに有用なアントラセン材料の具体例は、以下が挙げられる。
Figure 2014139947
Figure 2014139947
発光層中のホストとして有用な正孔輸送材料は、芳香族第3級アミンなどの化合物を含むことが公知であり、芳香族第3級アミンは、炭素原子のみに結合した少なくとも1つの3価窒素原子を含有し、その少なくとも1つは芳香環の一部である化合物であると理解される。1つの形態において、芳香族第3級アミンは、モノアリールアミン、ジアリールアミン、トリアリールアミン、又は高分子アリールアミン(polymeric arylamine)などのアリールアミンであり得る。典型的なモノマートリアリールアミン(monomeric triarylamine)は、米国特許第3,180,730号においてKlupfelらによって説明されている。1つ以上のビニル基で置換されるか又は少なくとも1つの活性水素含有基を含む他の適切なトリアリールアミンは、米国特許第3,567,450号及び米国特許第3,658,520号においてBrantleyらによって開示されている。
より好ましい種類の芳香族第三級アミンは、米国特許第4,720,432号及び米国特許第5,061,569号に記載されるように、少なくとも2つの芳香族第三級アミン部分を含むものである。かかる化合物としては、構造式Cによって表されるものが挙げられる。
Figure 2014139947
式中、Q及びQは、独立して選択される芳香族第三級アミン部分であり、Gは炭素−炭素結合の連結基(例えばアリーレン基、シクロアルキレン基、又はアルキレン基)である。
一実施形態では、Q又はQの少なくとも一方は、多環式縮合環構造(例えばナフタレン)を含有する。Gがアリール基である場合には、Q又はQの少なくとも一方は、フェニレン部分、ビフェニレン部分、又はナフタレン部分であることが好都合である。
構造式Cを満たし、且つ2つのトリアリールアミン部分を含有する、有用な種類のトリアリールアミンは、構造式Dで表される。
Figure 2014139947
式中、R及びRは、各々独立して、水素原子、アリール基、若しくはアルキル基を表すか、又はR及びRは共にシクロアルキル基を完成させる原子を表し、R及びRは、各々独立してアリール基を表すが、このアリール基は、構造式Eに示されるように、ジアリール置換アミノ基によって置換されている。
Figure 2014139947
式中、R及びRは、独立して選択されるアリール基である。一実施形態では、R又はRの少なくとも一方は、多環式縮合環構造(例えばナフタレン)を含有する。
別の種類の芳香族第三級アミンは、テトラアリールジアミンである。望ましいテトラアリールジアミンは、式Eに示されるもののような、アリーレン基を介して連結した2つのジアリールアミノ基を含む。有用なテトラアリールジアミンとしては、式Fで表されるようなものが挙げられる。
Figure 2014139947
式中、各Areは、独立して選択されるアリーレン基(例えばフェニレン部分又はアントラセン部分)であり、nは1〜4の整数であり、Ar、R、R及びRは、独立して選択されるアリール基である。
典型的な実施形態では、Ar、R、R及びRのうち少なくとも1つは多環式縮合環構造(例えばナフタレン)である。
上記の構造式C、D、E及びFの様々なアルキル部分、アルキレン部分、アリール部分、及びアリーレン部分は、各々置換されていてもよい。典型的な置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、及びハロゲン(例えばフッ化物、塩化物、及び臭化物)が挙げられる。様々なアルキル部分及びアルキレン部分は、典型的には約1個〜6個の炭素原子を含有する。シクロアルキル部分は、3個〜約10個の炭素原子を含有することができるが、典型的には5個、6個、又は7個の環炭素原子を含有する(例えばシクロペンチル環構造、シクロヘキシル環構造、及びシクロヘプチル環構造)。アリール部分及びアリーレン部分は、通常、フェニル部分及びフェニレン部分である。
上記したホスト材料に加えて、緑色発光層52gは、緑色発光ドーパントも含む。一重項緑色発光ドーパントは、キナクリドン化合物、例えば、以下の構造の化合物を含み得る。
Figure 2014139947
式中、置換基R及びRは独立して、アルキル、アルコキシル、アリール又はヘテロアリールであり;置換基R〜R12は独立して、水素、アルキル、アルコキシル、ハロゲン、アリール、又はヘテロアリールであり、隣接した置換基R〜R10は任意に接続されて、縮合芳香環及び縮合芳香族複素環などの1つ以上の環系(ring systems)を形成することができ、ただし、置換基は510nm〜540nmの最大発光を与えるように選択される。アルキル、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、縮合芳香環及び縮合芳香族複素環置換基は、さらに置換され得る。有用なキナクリドンのいくつかの例としては、米国特許第5,593,788号及び米国特許出願公開第2004/0001969A1に開示されているものが挙げられる。
有用なキナクリドン緑色ドーパントの例としては、以下のものが挙げられる。
Figure 2014139947
緑色発光ドーパントは、以下の式によって表されるような、2,6−ジアミノアントラセン発光ドーパントも含み得る。
Figure 2014139947
式中、d、d〜d及びd〜d10は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素又は独立して選択される置換基を表し、各hは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、1つ以上の独立して選択される置換基を表し、ただし、2つの置換基は結合して環基を形成することができ、a〜dは独立して0〜5である。
緑色発光層52gは、安定剤として、少量の青色発光化合物を任意に含み得る。より高いエネルギーのドーパントである青色発光化合物の存在は、緑色発光ドーパントの効率を良好に維持しながら、2,6−ジアミノアントラセンドーパントの緑色発光に対してより高い輝度安定性を与える。青色発光化合物は、青色発光層50b及び51bについて以下に記載されているものであり得る。
一重項赤色発光化合物は、黄色発光層52yで用いられることができ、以下の構造Jのジインデノペリレン化合物を含み得る。
Figure 2014139947
式中、X−X16は、水素、又は1〜24個の炭素原子を有するアルキル基、5〜20個の炭素原子を有するアリール又は置換アリール基、1つ以上の縮合芳香環又は環系を完成する、4〜24個の炭素原子を含有する炭化水素基、若しくはハロゲンなどの置換基から独立して選択され、ただし、置換基は560nm〜640nmの最大発光を与えるように選択される。
Hatwarらは、米国特許第7,247,394号において(その内容は参照することによって本明細書に援用される)、この種類の有用な赤色ドーパントについての説明に役立つ実例を示す。
本発明において有用な他の一重項赤色ドーパントは、式Kによって表される染料のDCM類(DCM class)に属する。
Figure 2014139947
式中、Y〜Yは、水素(hydro)、アルキル、置換アルキル、アリール、又は置換アリールから独立して選択される1つ以上の基を表し;Y〜Yは、アクリル基を独立して含むか、又は一対で結合して(joined pairwise)1つ以上の縮合環を形成することができ;ただし、Y及びYは一緒になって縮合環を形成しない。)によって表される染料のDCM類(DCM class)に属する。
赤色発光をもたらす有用で且つ使いやすい態様において、式KのY〜Yは、水素、アルキル及びアリールから独立して選択される。DCM類の特に有用なドーパントの構造がRicksらの米国特許第7,252,893号に示されており、その内容は参照することによって本明細書に援用される。
黄色発光層52y中に用いられるような一重項黄色発光ドーパントは、以下の構造の化合物を含み得る。
Figure 2014139947
式中、A〜A及びA’〜A’は、各環における1つ以上の置換基を表し、各置換基は、以下の群の1つから個別に選択される。
第1群:水素、又は1〜24個の炭素原子を有するアルキル
第2群:5〜20個の炭素原子を有するアリール又は置換アリール
第3群:縮合芳香環又は環系を完成する、4〜24個の炭素原子を含有する炭化水素
第4群:単結合を介して結合されるか、又は縮合芳香族複素環系を完成する、チアゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル又は他の複素環系などの5〜24個の炭素原子を有するヘテロアリール又は置換へテロアリール
第5群:1〜24個の炭素原子を有するアルコキシルアミノ、アルキルアミノ又はアリールアミノ
第6群:フルオロ、クロロ、ブロモ又はシアノ
この種の特に有用な黄色ドーパントの例は、Ricksらにより示されている。
有用な一重項黄色ドーパントの別の種類は、米国特許第6,818,327号に記載されており、且つ式L3に従うものである。
Figure 2014139947
式中、A’’〜A’’は、各環における1つ以上の置換基を表し、各置換基は、以下の群の1つから個別に選択される。
第1群:水素、又は1〜24個の炭素原子を有するアルキル
第2群:5〜20個の炭素原子を有するアリール又は置換アリール
第3群:縮合芳香環又は環系を完成する、4〜24個の炭素原子を含有する炭化水素
第4群:単結合を介して結合されるか、又は縮合芳香族複素環系を完成する、チアゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル又は他の複素環系などの5〜24個の炭素原子を有するヘテロアリール又は置換へテロアリール
第5群:1〜24個の炭素原子を有するアルコキシルアミノ、アルキルアミノ又はアリールアミノ
第6群:フルオロ、クロロ、ブロモ又はシアノ
特に有用な例は、A’’及びA’’が水素であり且つA’’及びA’’が第5群から選択されるものである。
青色発光層50b及び51bに用いられ得る青色発光ドーパントは、構造Mのビス(アジニル)アゼンボロン錯体化合物を含み得る。
Figure 2014139947
式中、A及びA’は、少なくとも1つの窒素を含有する6員芳香環系に相当する独立したアジン環系を表し;(X及び(Xは、1つ以上の独立して選択された置換基を表し、且つアクリル置換基を含むか、又は結合してA又はAと縮合した環を形成し;m及びnは独立して0〜4であり;Z及びZは、独立して選択された置換基であり;1、2、3、4、1’、2’、3’及び4’は、炭素又は窒素原子のいずれかとして独立的に選択され;ただし、X、X、Z及びZ、1、2、3、4、1’、2’、3’及び4’は、青色発光を与えるように選択される。
上記種類のドーパントのいくつかの例はRicksらにより開示されている。
別の種類の一重項青色ドーパントは、ペリレン類である。ペリレン類の特に有用な青色ドーパントは、ペリレン及びテトラ−t−ブチルペリレン(TBP)を含む。
本発明において特に有用な別の種類の青色ドーパントとしては、米国特許第5,121,029号及びHelberらの米国特許出願公開第2006/0093856号に記載された化合物を含む、ジスチリルベンゼン、スチリルビフェニル及びジスチリルビフェニルなどのスチリルアレンやジスチリルアレンの青色発光誘導体が挙げられる。青色発光を与えるこれらの誘導体の中でも、特に有用なのは、ジアリールアミノ基で置換されたものである。例としては、以下に示される一般構造N1のビス[2−[4−[N,N−ジアリールアミノ]フェニル]ビニル]−ベンゼン:
Figure 2014139947
以下に示される一般構造N2の[N,N−ジアリールアミノ][2−[4−[N,N−ジアリールアミノ]フェニル]ビニル]ビフェニル:
Figure 2014139947
及び以下に示される一般構造N3のビス[2−[4−[N,N−ジアリールアミノ]フェニル]ビニル]ビフェニル:
Figure 2014139947
が挙げられる。式N1〜N3において、X〜Xは同一でも異なっていてもよく、アルキル、アリール、縮合アリール、ハロ(halo)、又はシアノなどの1つ以上の置換基をそれぞれ表す。好ましい実施形態において、X〜Xはそれぞれ、1〜約10個の炭素原子をそれぞれ含有するアルキル基である。この種の特に好ましい青色ドーパントがRicksらにより開示されている。
一重項発光ドーパントに加えて、本発明、特に緑色発光層52g及び黄色発光層52yでは、三重項発光ドーパントも有用であり得る。本発明で有用な三重項発光ドーパントは、Deatonらの米国特許出願第11/749,883号及び米国特許出願第11/749,899号によって記載されており、それらの内容は参照することによって本明細書に援用される。
本発明で用いられ得る他のOLEDデバイス用の層は、従来技術に十分記載されており、OLEDデバイス10及び15、並びに本明細書に記載されたその他のデバイスは、かかるデバイスに一般に用いられ得る層を備え得る。OLEDデバイスは、基板、例えばOLED用基板20上に一般に形成される。その基板は、従来技術に十分記載されている。底面電極は、OLED用基板20の上方に形成され、本発明の実施はこの構成に限定されないが、アノード30として通常構成される。EL発光がアノードを通して見られる場合、重要な発光のために、アノードは透明又は実質的に透明でなければならない。本発明で使用される一般的な透明アノード材料は、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)及び酸化スズであるが、他の金属酸化物(アルミニウム又はインジウムドープ酸化亜鉛、マグネシウムインジウム酸化物及びニッケルタングステン酸化物が挙げられるが、これらに限定されない)が有効であり得る。これらの酸化物に加えて、窒化ガリウムなどの金属窒化物、セレン化亜鉛などの金属セレン化物、硫化亜鉛などの金属硫化物が、アノードとして使用され得る。EL発光がカソード電極を通してのみ見られる用途に関しては、アノードの透過特性は重要ではなく、それが透明、不透明又は反射性(reflective)であるかに関らず、任意の導電性材料が使用され得る。本発明のための導電性材料(conductor)の例としては、金、イリジウム、モリブデン、パラジウム及び白金が挙げられるが、これらに限定されない。透過性又は他の場合の典型的なアノード材料は、4.0eV以上の大きな仕事関数を有する。所望のアノード材料は、蒸発、スパッタリング、化学気相蒸着、又は電気化学析出などの任意の適切な方法によって堆積され得る。アノード材料は、公知のフォトリソグラフィープロセスを用いてパターン化され得る。
正孔輸送層40は、アノードの上方に形成され且つ配置され得る。他の正孔輸送層、例えば41及び45は、上記したように、他の発光ユニットと一緒に用いられ得る。所望の正孔輸送材料は、蒸発、スパッタリング、化学気相蒸着、電気化学析出、熱転写、又はドナー材料からのレーザー熱転写などの任意の適切な方法によって堆積され得る。正孔輸送層に有用な正孔輸送材料としては、発光ホストとして上記した正孔輸送化合物が挙げられる。
電子輸送層、例えば55、65及び66は、オキシン自体のキレートを含む1種以上の金属キレート化オキシノイド(oxinoid)化合物(一般に8−キノリノール又は8−ヒドロキシキノリンとも称される)を含み得る。他の電子輸送材料としては、米国特許第4,356,429号に開示されているような様々なブタジエン誘導体、及び米国特許第4,539,507号に記載されるような様々な複素環光学的増白剤が挙げられる。ベンザゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、ピリジンチアジアゾール、トリアジン、フェナントロリン誘導体、及びいくつかのシロール誘導体も有用な電子輸送材料である。
カソード90として通常構成される上部電極は、電子輸送層の上方に形成される。デバイスがトップエミッション型である場合、電極は、透明であるか、又は殆ど透明でなければならない。かかる用途に関して、金属は、薄く(好ましくは25nm未満)なければならないか、又は透明な導電性酸化物(例えば、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物)若しくはこれらの物質の組み合わせを使用しなければならない。光学的に透明なカソードは、米国特許第5,776,623号により詳細に記載されている。デバイスがボトムエミッション型である場合、すなわち、EL発光がアノード電極を通してのみ見られる場合、カソードの透過特性は重要ではなく、任意の導電性材料が使用され得る。カソード材料は、蒸発、スパッタリング又は化学気相蒸着によって堆積され得る。必要なら、多くの公知の方法(米国特許第5,276,380号及び欧州特許第0732868号に記載されているようなスルーマスク堆積(through-mask deposition)、一体化シャドーマスク(integral shadow masking)、レーザーアブレーション、及び選択化学気相蒸着が挙げられるが、これらに限定されない)を介してパターニングが達成され得る。
本明細書に記載されるようなOLEDデバイスでは、間隔を置いた電極のうちの1つが、可視光に対して必ずしも透過性ではない。別の電極は反射性であり得る。例えば、図2では、カソードは反射性であり得るものの、アノードは透過性である。かかる構造では、第一発光ユニット85が、第二発光ユニット80及び第三発光ユニット75よりも反射性電極の近くに配置される。Borosonらの米国特許出願公開第2007/0001588号によって記載されるように、赤色〜緑色の発光ユニット(例えば、第一発光ユニット85)を反射性電極から60〜90nmの範囲内に配置し、且つ青色発光ユニット(例えば、第二発光ユニット80)を反射性電極から150〜200nmの範囲内に配置することが特に有用であり得る。
OLEDデバイス10及び15は、別の層を更に備え得る。例えば、米国特許第4,720,432号、米国特許第6,208,075号、欧州特許第0891121号及び欧州特許第1029909号に記載されるように、正孔注入層35がアノードの上方に形成され得る。アルカリ若しくはアルカリ土類金属、ハロゲン化アルカリ塩又はアルカリ若しくはアルカリ土類金属がドープされた有機層のような電子輸送層もカソードと電子輸送層との間に存在し得る。
本発明及びその有利な点が、以下の比較例によって、より良く理解され得る。例2〜4は本発明の代表例であるが、例1は、比較目的の独創性のないタンデム式OLEDの例である。真空蒸着されるとされる層は、約10−6Torrの真空下で加熱ボートからの蒸発によって蒸着させた。OLED層の蒸着の後、封止のために各デバイスをドライボックスに移した。OLEDは、10mmの発光領域を有する。デバイスは、電極間に20mA/cmの電流を適用することによって試験した。例1〜4の結果を表1に与える。
<例1(比較)>
1. スパッタリングによりインジウムスズ酸化物(ITO)を清浄なガラス基板に堆積させ、60nmの厚さの透明電極を形成した。
2. 上記で調製したITO表面をプラズマ酸素エッチングで処理した。
3. 上記で調製した基板を、正孔注入層(HIL)として10nmのヘキサシアノヘキサアザトリフェニレン(CHATP)層を真空蒸着することによって更に処理した。
Figure 2014139947
4. 上記で調製した基板を、正孔輸送層(HTL)として130nmの4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)層を真空蒸着することによって更に処理した。
5. 上記で調製した基板を、2%の橙黄色発光ドーパントであるジフェニルテトラ−t−ブチルルブレン(PTBR)とともに48%のNPB(ホストとして)及び共ホストとしての50%の9−(1−ナフチル)−10−(2−ナフチル)アントラセン(NNA)を含む20nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
Figure 2014139947
6. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての5%のBED−1とともに85%のNNAホスト及び共ホストとしての10%のNPBを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
Figure 2014139947
7. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに99%のNNAホストを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
Figure 2014139947
8. 2%のLi金属とともに49%の4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(バソフェン又はBphenとしても知られている)及び共ホストとしての49%のトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(III)(ALQ)を含む20nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
9. 上記で調製した基板を、p型ドープ有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 上記で調製した基板を、HTLとしての5nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
11. 上記で調製した基板を、赤色発光ドーパントとしての0.5%のジベンゾ{[f,f’]−4,4’,7,7’−テトラフェニル]ジインデノ−[1,2,3−cd:1’,2’,3’−lm]ペリレン(TPDBP)とともに74.5%のNPB及び共ホストとしての25%のNNAを含む16nmの赤色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、2%のPTBRとともに23%のNPB及び共ホストとしての75%のNNAを含む4nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 上記で調製した基板を、緑色発光ドーパントとしての5%の2,6−ビス(ジフェニルアミノ)−9,10−ジフェニルアントラセン及び青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに共ホストとしての94%の2−フェニル−9,10−ビス(2−ナフチル)アントラセン(PBNA)を含む40nmの緑色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
14. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のALQを含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
15. 基板上に100nmのアルミニウム層を蒸発によって堆積させ、カソード層を形成した。
<例2(発明)>
1. スパッタリングによりインジウムスズ酸化物(ITO)を清浄なガラス基板に堆積させ、60nmの厚さの透明電極を形成した。
2. 上記で調製したITO表面をプラズマ酸素エッチングで処理した。
3. 上記で調製した基板を、正孔注入層(HIL)として10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして163nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
5. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての5%のBED−1とともに95%のNNAホストを含む30nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
6. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%の(8−キノリノラト)リチウム(LiQ)を含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
7. 上記で調製した基板を、p型ドープ有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての60nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
9. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての5%のBED−1とともに95%のNNAホストを含む30nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
11. 上記で調製した基板を、p型ドープ有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての11nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 上記で調製した基板を、3%のPTBRとともに共ホストとしての97%のNPBを含む20nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
14. 上記で調製した基板を、緑色発光ドーパントとしての5%の2,6−ビス(ジフェニルアミノ)−9,10−ジフェニルアントラセンとともに共ホストとしての95%のPBNAを含む40nmの緑色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
15. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む34nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
16. 基板上に100nmのアルミニウム層を蒸発によって堆積させ、カソード層を形成した。
<例3(発明)>
正孔輸送層の厚さを以下のように変更したこと以外は、例2で上記した通りにしてOLEDデバイスを作製した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして200nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての10nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての20nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
<例4(発明)>
正孔輸送層の厚さを以下のように変更したこと以外は、例2で上記した通りにしてOLEDデバイスを作製した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして10nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての38nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての25nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
これらの例の結果を以下の表1に示す。
Figure 2014139947
表1は、本発明によるディスプレイはより高い色温度が得られるということを示す。本発明例は、9,000K〜13,000Kの望ましい範囲の色温度を示す。本発明例は、駆動電圧の僅かな増加(1〜2ボルト)だけで、改善された効率も示す。
上記例についての分光放射輝度対波長を示す図3は、このことを更に示す。曲線110は、比較例1についての分光放射輝度を示す。それに対し、発明例2、3及び4(それぞれ曲線120、130及び140)は、全体的に、特にスペクトルの青色領域において、改善された輝度を示す。例2〜4の色温度は、例1のそれよりも遥かに高い。
例5及び6は、このタイプの構造のいくつかの追加例である。例5及び6の結果が表2に与えられる。
<例5(比較)>
1. スパッタリングによりインジウムスズ酸化物(ITO)を清浄なガラス基板に堆積させ、60nmの厚さの透明電極を形成した。
2. 上記で調製したITO表面をプラズマ酸素エッチングで処理した。
3. 上記で調製した基板を、HILとして10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして163nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
5. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに99%のNNAホストを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
6. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%の(8−キノリノラト)リチウム(LiQ)を含む50nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
7. 上記で調製した基板を、p型ドープ有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての60nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
9. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに99%のNNAホストを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む50nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
11. 上記で調製した基板を、p型ドープ有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての11nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 次いで、正孔輸送層上に、4,4’,4’’−トリス−(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(TCTA)の10nmの電子ブロック層(EBL)をタンタルボートからの蒸発によって堆積させた。
14. そのデバイス上に、ジカルバゾールビフェニル(CBP)の10nmの電子ブロック層を真空蒸着させた。
15. 上記で調製した基板を、三重項黄色発光化合物としての13%のIr(cou)ppyとともに76%の三重項ホスト1(TH−1)及び15%のCBPを含む35nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
Figure 2014139947
16. 上記で調製した基板を、10nmのTH−1層を真空蒸着することによって更に処理した。
17. 50%のBphen及び50%の電子輸送材料1(ETM−1)を含む30nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
Figure 2014139947
18. 上記処理された基板上に、LiFの0.5nmの電子注入層を真空蒸着した。
19. 基板上に100nmのアルミニウム層を蒸発によって堆積させ、カソード層を形成した。
<例6(比較)>
正孔輸送層の厚さを以下のように変更したこと以外は、例5で上記した通りにしてOLEDデバイスを作製した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして10nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての38nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての25nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
これらの例の結果を以下の表2に示す。
Figure 2014139947
例5及び6は、本明細書に記載された構造のOLEDデバイスが、7,000Kを超える色温度を有する発光を有さないということを示す。すなわち、発光が所望の色温度を有するには層を選択することも必要である。より高い効率の青色発光ユニットが本発明の実施形態において用いられる場合、7,000Kを超える色温度及びより高い効率が得られるであろうということが考えられる。
部品表
10 OLEDデバイス
15 OLEDデバイス
20 基板
25r 赤色フィルター
25g 緑色フィルター
25b 青色フィルター
30 アノード
31r アノード
31g アノード
31b アノード
31w アノード
35 正孔注入層
40 正孔輸送層
41 正孔輸送層
45 正孔輸送層
50b 青色発光層
51b 青色発光層
52y 黄色発光層
52g 緑色発光層
55 電子輸送層
65 電子輸送層
66 電子輸送層
75 発光ユニット
80 発光ユニット
85 発光ユニット
90 カソード
95 中間接続層
96 中間接続層
110 曲線
120 曲線
130 曲線
140 曲線
この目的は、間隔を置いた2つの電極を有するOLEDデバイスであって、
a.該電極間に配置された第一発光ユニット、第二発光ユニット及び第三発光ユニットであって、該第一発光ユニットは、500nm以上の波長で多数のピークを有する光を生成し且つ480nmより短い波長で実質的に発光せず、該第二発光ユニット及び該第三発光ユニットは、500nmより短い波長で実質的な発光を有する光を生成する、
b.該第一発光ユニットと該第二発光ユニットとの間及び該第二発光ユニットと該第三発光ユニットとの間のみに配置された中間接続層であって、該中間接続層は、p型有機単一層からなる
を備え、且つ
c.,000K〜15,000Kの色温度を有する光を発し、
d.該間隔を置いた電極のうちの1つが、反射性であり、他方の電極が、透過性であり、且つ該第一発光ユニットが、該第二発光ユニット及び該第三発光ユニットよりも該反射性電極の近くに配置されるOLEDデバイスによって達成される。
8. 2%のLi金属とともに49%の4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(バソフェン又はBphenとしても知られている)及び共ホストとしての49%のトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(III)(ALQ)を含む20nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
9. 上記で調製した基板を、p型有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 上記で調製した基板を、HTLとしての5nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
11. 上記で調製した基板を、赤色発光ドーパントとしての0.5%のジベンゾ{[f,f’]−4,4’,7,7’−テトラフェニル]ジインデノ−[1,2,3−cd:1’,2’,3’−lm]ペリレン(TPDBP)とともに74.5%のNPB及び共ホストとしての25%のNNAを含む16nmの赤色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、2%のPTBRとともに23%のNPB及び共ホストとしての75%のNNAを含む4nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 上記で調製した基板を、緑色発光ドーパントとしての5%の2,6−ビス(ジフェニルアミノ)−9,10−ジフェニルアントラセン及び青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに共ホストとしての94%の2−フェニル−9,10−ビス(2−ナフチル)アントラセン(PBNA)を含む40nmの緑色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
14. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のALQを含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
15. 基板上に100nmのアルミニウム層を蒸発によって堆積させ、カソード層を形成した。
<例2(発明)>
1. スパッタリングによりインジウムスズ酸化物(ITO)を清浄なガラス基板に堆積させ、60nmの厚さの透明電極を形成した。
2. 上記で調製したITO表面をプラズマ酸素エッチングで処理した。
3. 上記で調製した基板を、正孔注入層(HIL)として10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして163nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
5. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての5%のBED−1とともに95%のNNAホストを含む30nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
6. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%の(8−キノリノラト)リチウム(LiQ)を含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
7. 上記で調製した基板を、p型有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての60nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
9. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての5%のBED−1とともに95%のNNAホストを含む30nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む40nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
11. 上記で調製した基板を、p型有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての11nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 上記で調製した基板を、3%のPTBRとともに共ホストとしての97%のNPBを含む20nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
14. 上記で調製した基板を、緑色発光ドーパントとしての5%の2,6−ビス(ジフェニルアミノ)−9,10−ジフェニルアントラセンとともに共ホストとしての95%のPBNAを含む40nmの緑色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
15. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む34nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
16. 基板上に100nmのアルミニウム層を蒸発によって堆積させ、カソード層を形成した。
<例5(比較)>
1. スパッタリングによりインジウムスズ酸化物(ITO)を清浄なガラス基板に堆積させ、60nmの厚さの透明電極を形成した。
2. 上記で調製したITO表面をプラズマ酸素エッチングで処理した。
3. 上記で調製した基板を、HILとして10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
4. 上記で調製した基板を、HTLとして163nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
5. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに99%のNNAホストを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
6. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%の(8−キノリノラト)リチウム(LiQ)を含む50nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
7. 上記で調製した基板を、p型有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
8. 上記で調製した基板を、HTLとしての60nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
9. 上記で調製した基板を、青色発光ドーパントとしての1%のBED−2とともに99%のNNAホストを含む20nmの青色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。
10. 2%のLi金属とともに49%のBphen及び共ホストとしての49%のLiQを含む50nmの混合電子輸送層を真空蒸着した。
11. 上記で調製した基板を、p型有機層(HIL)としての10nmのCHATP層を真空蒸着することによって更に処理した。
12. 上記で調製した基板を、HTLとしての11nmのNPB層を真空蒸着することによって更に処理した。
13. 次いで、正孔輸送層上に、4,4’,4’’−トリス−(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(TCTA)の10nmの電子ブロック層(EBL)をタンタルボートからの蒸発によって堆積させた。
14. そのデバイス上に、ジカルバゾールビフェニル(CBP)の10nmの電子ブロック層を真空蒸着させた。
15. 上記で調製した基板を、三重項黄色発光化合物としての13%のIr(cou)ppyとともに76%の三重項ホスト1(TH−1)及び15%のCBPを含む35nmの黄色発光層を真空蒸着することによって更に処理した。

Claims (12)

  1. 間隔を置いた2つの電極を有するOLEDデバイスであって、
    a.該電極間に配置された第一発光ユニット、第二発光ユニット及び第三発光ユニットであって、該第一発光ユニットは、500nm以上の波長で多数のピークを有する光を生成し且つ480nmより短い波長で実質的に発光せず、該第二発光ユニット及び該第三発光ユニットは、500nmより短い波長で実質的な発光を有する光を生成する、
    b.該第一発光ユニットと該第二発光ユニットとの間及び該第二発光ユニットと該第三発光ユニットとの間それぞれに配置された中間接続層
    を備え、且つ
    c.7,000Kより高い色温度を有する光を発するOLEDデバイス。
  2. 前記デバイスが、9,000K〜13,000Kの色温度を有する光を発する請求項1に記載のOLEDデバイス。
  3. 前記第二発光ユニット及び前記第三発光ユニットそれぞれが、ホスト材料と青色発光ドーパントとを含む発光層を含む請求項1に記載のOLEDデバイス。
  4. 前記青色発光ドーパントが、一重項発光化合物である請求項3に記載のOLEDデバイス。
  5. 前記青色発光ドーパントが、三重項発光化合物である請求項3に記載のOLEDデバイス。
  6. 前記第一発光ユニットが、一重項発光化合物を含む請求項1に記載のOLEDデバイス。
  7. 前記第一発光ユニットが、三重項発光化合物を含む請求項1に記載のOLEDデバイス。
  8. 前記第二発光ユニットと前記第三発光ユニットとが、同じ発光スペクトルを有する請求項1に記載のOLEDデバイス。
  9. 前記第二発光ユニットと前記第三発光ユニットとが、異なる発光スペクトルを有する請求項1に記載のOLEDデバイス。
  10. 前記間隔を置いた電極のうちの1つが、反射性であり、他方の電極が、透過性であり、且つ前記第一発光ユニットが、前記第二発光ユニット及び前記第三発光ユニットよりも該反射性電極の近くに配置される請求項1に記載のOLEDデバイス。
  11. 前記発光ユニットからの光を受ける前記デバイスに関連した少なくとも3つの異なるカラーフィルターの配列を更に含み、異なる色の光を生成するように各カラーフィルターの帯域通過が選択される請求項1に記載のOLEDデバイス。
  12. 前記少なくとも3つの異なるカラーフィルターの配列が、RGBWデバイスを構成する請求項11に記載のOLEDデバイス。
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