JP2014139538A - 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム - Google Patents

地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014139538A
JP2014139538A JP2013008564A JP2013008564A JP2014139538A JP 2014139538 A JP2014139538 A JP 2014139538A JP 2013008564 A JP2013008564 A JP 2013008564A JP 2013008564 A JP2013008564 A JP 2013008564A JP 2014139538 A JP2014139538 A JP 2014139538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terrain
area
dimensional map
information acquisition
gradient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013008564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6150531B2 (ja
Inventor
Tomohiro Matsumoto
知浩 松本
Atsushi Kuroda
淳 黒田
Masahito Takuhara
雅人 宅原
Shigetoshi Kameo
成寿 亀尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013008564A priority Critical patent/JP6150531B2/ja
Publication of JP2014139538A publication Critical patent/JP2014139538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6150531B2 publication Critical patent/JP6150531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】UGVで取得できなかった不足分の三次元マップを精度よく、かつ効率的に作成できるという効果が得られる地形情報取得装置を提供する。
【解決手段】地形情報取得装置1は、所定の領域における地形の一部について予め作成された三次元マップを参照して、当該所定の領域のうち、当該三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部100と、当該三次元マップに基づいて、未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部101と、未完成領域、及び、未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、当該未完成領域における地形データを取得する地形データ取得部11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無人陸上車両、無人航空機等を利用した地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラムに関する。
被災地等で、人が足を踏み入れられないような領域に対し、遠隔操作で無人機を送り撮像データ等を取得して、当該領域における地形情報(三次元マップ)を作成する技術が知られている。またそのような無人機として、無人陸上車両(Unmanned Ground Vehicle、以下、「UGV」)、無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle、以下、「UAV」)などが開発されている。
ここで、例えば被災直後における素早い状況把握が求められるような状況においては、まず第一陣としてUGVが移動可能な領域を走行し、不完全ながらも迅速に、全体の大まかな状況を確認できる程度の撮像データを取得する手法がとられる。
そして、UGVが走行できず撮像データを取得できなかった領域については、第二陣として、UAVを遠隔操作で飛行させ、当該UAVが上空から未取得領域についての撮像データをくまなく取得する。そして最終的に、UGVが取得した撮像データとUAVが取得した撮像データを統合して、完全な三次元マップを作成する。
図10は、従来の地形情報取得方法を用いて地形情報を取得する処理フローを示す図である。
上述した処理の流れを、図10を参照して詳細に説明する。まずUGVは、三次元データを取得しようとする領域(地上)を走行する(ステップS10)。そしてUGVは、当該領域を走行しながら自装置の周辺を専用のカメラなどで撮影する(ステップS11)。このときUGVは当該撮像データを、撮影した際の自装置の位置及び撮影方位等の情報と対応付けながら記憶している。そして、各撮像データと位置情報を参照しながら三次元マップを作成する(ステップS12)。
次に、UGV、UAVのオペレータは、ステップS12で作成された三次元マップを確認しながら、三次元マップが取得されていない領域(未取得領域)を特定する(ステップS13)。そして、UGV、UAVのオペレータは、その未取得領域における撮像データを取得すべくUAVの飛行計画を作成する(ステップS14)。ステップ13及びステップS14の処理は、人(オペレータ自身)がステップS12によって取得した三次元データを見て判断しながら作業を行う。
次に、UAVはステップS14の飛行計画に基づいて、三次元データ未取得領域を飛行する(ステップS15)。そしてUAVは、当該未取得領域を飛行しながら地上を専用のカメラなどで撮影する(ステップS16)。UAVは、さらに取得した撮像データから三次元マップを作成する(ステップS17)。
最後に、オペレータはUGVによる三次元マップ、及び、UAVによる三次元マップを統合して完全な三次元マップを作成する(ステップS18)。オペレータは、以上のようにして複数の無人機からの三次元データを組み合わせ、死角を低減させた三次元マップを得ることができる。
なお、本発明に関連する技術として、UAV(情報収集用のロケット)を用いた飛行にて、当該UAVの自己位置や姿勢角度を適宜調整しながら、観測対象の情報を取得する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2012−101672号公報
ここで、三次元マップを作成する技術として、複数の二次元画像(撮像データ)を組み合わせながら三次元座標情報を演算して求める「モーションステレオ」が知られている。このモーションステレオを使用する場合、センサ(カメラ)の光軸が被写体面に対し水平な方向から取得された撮像データからは、当該被写体面については原理的に奥行計算が困難となり、三次元座標情報が正しく得られない。したがって、カメラの光軸は被写体面、すなわち地形の勾配に対してできるだけ垂直な方向を向いているのが好ましい。
一方、人(オペレータ)が判断して作成するUAV飛行計画の作成(図10、ステップS14)においては、未取得領域について撮像データの取得漏れがないように手当たり次第にUAVを飛行させる場合が多い。しかしながらこの場合、オペレータはUAVに搭載するカメラの光軸が地形勾配に対して垂直な方向を向いているか否かを考慮していないため、未取得領域をくまなく飛行して撮像データを取得したつもりであっても実はデータ不足で、完全な三次元マップを作成できないことがある。すなわちこのような手法では、三次元マップの作成に貢献しない無駄な飛行及び無駄な撮像データが多く発生する上に、これに伴って飛行・撮影作業及び三次元マップ作成を繰り返す作業が増大するため、当該作業に要する時間、労力の面から考えて非効率的であった。
また特許文献1では、観測対象までの弾道及び自装置の回収予定地点までの弾道を記憶し、自装置がその弾道に沿って飛行するように制御するUAVについての技術が記載されているが、第一陣(UGV)によって取得された三次元マップに基づいて、第二陣(UAV)の飛行計画を最適化し、三次元マップ作成作業を効率化することはできない。
そこでこの発明は、上述の問題を解決することのできる地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、所定の領域における地形の一部について予め作成された三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、当該三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する地形データ取得部と、を備えることを特徴とする地形情報取得装置である。
また本発明は、前記地形データ取得部は、所定のセンサの向きを前記推定された地形勾配に対して垂直な方向に調整する可動部を備え、前記推定された地形勾配に対して垂直な方向から前記未完成領域における地形データを取得することで、前記地形データ取得条件の最適化を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記地形勾配推定部が、前記三次元マップのうち、前記完成領域と前記未完成領域との境界に近接する部分の情報から算出される地形勾配を、前記未完成領域に適用することで、前記未完成領域における地形勾配の推定を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記領域特定部が、前記三次元マップを一方向から俯瞰した二次元マップを参照し、前記完成領域及び前記未完成領域の特定を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記地形情報取得装置が飛行体であって、前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて飛行ルートを算出する飛行ルート演算部と、を備え、当該算出された飛行ルートに基づいて飛行しながら前記未完成領域における地形データを取得することを特徴とする。
また本発明は、所定の領域における地形データを取得する地形データ取得部と、当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成する三次元マップ作成部と、当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、を備えることを特徴とする地形情報取得装置である。
また本発明は、所定の領域を移動しながら、当該所定の領域における地形データを取得する第一地形情報取得装置と、当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成する三次元マップ作成部と、当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する第二地形情報取得装置と、を備えることを特徴とする地形情報取得システムである。
また本発明は、前記第一地形情報取得装置は、陸上走行車両であって、前記第二地形情報取得装置は、飛行体であることを特徴とする。
また本発明は、所定の領域を移動しながら、当該所定の領域における地形データを取得し、当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成し、当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定し、前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定し、前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得することを特徴とする地形情報取得方法である。
また本発明は、地形情報取得装置のコンピュータを、所定の領域における地形の一部について予め作成された三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定手段、前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定手段、前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する地形データ取得手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、UGVで取得できなかった不足分の三次元マップを精度よく、かつ効率的に作成できるという効果が得られる。
本発明の第一の実施形態による地形情報取得装置の機能構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による領域特定部の処理を説明する図である。 本発明の第一の実施形態による地形勾配推定部の処理を説明する第一の図である。 本発明の第一の実施形態による地形勾配推定部の処理を説明する第二の図である。 本発明の第一の実施形態による飛行ルート演算部の処理を説明する図である。 本発明の第一の実施形態による地形データ取得部の処理を説明する図である。 本発明の第一の実施形態による地形情報取得装置を用いて地形情報を取得する処理フローを示す図である。 本発明の第二の実施形態による地形情報取得装置の機能構成を示す図である。 本発明の第三の実施形態による地形情報取得システムの機能構成を示す図である。 従来の地形情報取得方法を用いて地形情報を取得する処理フローを示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態による地形情報取得装置を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の第一の実施形態による地形情報取得装置の機能構成を示す図である。この図において、符号1は地形情報取得装置である。
本実施形態による地形情報取得装置1は、「飛行体」の一態様である無人航空機(UAV)である。また本実施形態による地形情報取得装置1は、所定の座標データからなる所定の「飛行ルート」を予め登録しておくことで、GPS(Global Positioning System)等の援用により自律的に当該飛行ルートを飛行する航空機である。
当該地形情報取得装置1は、所定の領域における地形を表した三次元マップを作成する目的で使用される。特に本実施形態による地形情報取得装置1は、第一陣としてUGVが取得した撮像データに基づいて作成された未完成の三次元マップを完全なものとする目的で使用されるものである。したがって地形情報取得装置1は、三次元マップの未完成領域を飛行しながら当該三次元マップの元データとなる「地形データ」を取得する探査装置である。
本実施形態による地形情報取得装置1は、制御部10、地形データ取得部11及び操縦部12を備えている。
制御部10は、自装置に対する種々の入力情報について演算を行い、情報処理を実行するものであり、一般的にはCPU(Central Proccessing Unit、中央演算装置)に所定のプログラムを実行させることで構成される。本実施形態による制御部10は、所定の領域における地形の一部について予め作成された未完成の三次元マップを参照して、自装置の飛行ルートを演算したり、地形データ取得条件を最適化する制御を行ったりする。
地形データ取得部11は、三次元マップを作成しようとする所定の領域における地形データを取得する機能部である。本実施形態による地形データ取得部11は、具体的には、地形を撮影するカメラ部111とそのカメラ部111の光軸を任意の方向に設定する可動部110で構成される。
可動部110は、カメラ部111の光軸を任意の方向に設定する機能部である。可動部110は制御部10から所定の指示に基づいて当該光軸の方向を設定する。またカメラ部111は、所定のレンズを通して得られる撮像を撮像データとして記録(撮影)する機能部である。なお本実施形態におけるカメラ部111が取得する撮像データは上記「地形データ」の一態様である。
なお地形データ取得部11の機能についての詳細な説明は後述する。
操縦部12は、地形情報取得装置1を予め指定された飛行ルートに基づいて飛行させる機能部である。操縦部12は、制御部10が演算して求めた飛行ルートに基づく指示を逐次入力し、自装置が当該指示通りに飛行するようにエンジン出力や尾翼をコントロールする。
次に、制御部10が備える各機能部について説明する。
制御部10は、図1に示す通り領域特定部100、地形勾配推定部101及び飛行ルート演算部102を備えている。
本実施形態による領域特定部100は、予め作成された未完成の三次元マップを参照して、当該三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する機能部である。
図2は、本発明の第一の実施形態による領域特定部の処理を説明する図である。
領域特定部100は、例えば図2(a)に示すような未完成の三次元マップを取得する。三次元マップは、図2(a)に示す通り、「ボクセル」と呼ばれる座標位置(X、Y)及びその位置における“高さ”情報(Z)を表したものの組み合わせで構成される。ここで、各座標位置(X、Y)について、当該高さ情報(Z)が既に取得され、ボクセルとして表されている領域を、当該三次元マップの「完成領域」と呼ぶこととする。一方、未だ高さ情報が取得できておらず、ボクセルとして表すことができない領域を「未完成領域」と呼ぶこととする。
領域特定部100は、例えば、予め作成された三次元マップを一方向、例えば上空から俯瞰した二次元マップ(図2(b))を参照し、これと別途用意した実際の地図とを照らし合わせて未完成領域を特定する。具体的には、領域特定部100は、三次元マップを取得すべき領域の位置座標(X、Y)を予め保持する。そして領域特定部100は、例えば、各位置座標(X、Y)に関連付けられた高さ情報(Z)がデータとして得られているか否かを判定することで、当該位置座標(X、Y)から示される位置が未完成領域に属するか、完成領域に属するかを特定する。
本実施形態による地形勾配推定部101は、上記未完成の三次元マップに基づいて、未完成領域における地形勾配を推定する機能部である。具体的には、地形勾配推定部101は、上記未完成の三次元マップのうち、完成領域と未完成領域との境界に近接する部分の情報から算出される地形勾配を、未完成領域に適用することで、当該未完成領域における地形勾配の推定を行う。
図3は、本発明の第一の実施形態による地形勾配推定部の処理を説明する第一の図である。
地形勾配推定部101は、まず完成領域と未完成領域との境界に近接するボクセルの高さ情報(Z)を参照し、その近接する領域の地形勾配を算出する。ここで「境界に近接するボクセル」とは、未完成領域と接して完成領域端部に属するボクセルと、さらに当該完成領域端部に属するボクセルに隣接する複数のボクセルを指す。すなわち地形勾配推定部101は、例えば図3に示すように、完成領域端部に属するボクセルと、さらに当該完成領域端部に隣接する複数(例えば四つ)のボクセルの高さ情報(Z)から特定される面の勾配を算出する。このようにして求めた勾配情報を既知地形勾配(図3)と呼ぶこととする。
そして本実施形態による地形勾配推定部101は、上記既知地形勾配がそのまま未完成領域における地形にも当てはまるものとして、未完成領域の地形勾配を推定する(図3)。この処理は、三次元マップを作成できた領域と、できなかった領域の境界近辺においては、その地形勾配が大きく変わらないであろうという仮定のもとに行われる処理である。
なお本実施形態による地形勾配推定部101は、境界に近接する四つのボクセルから推定地形勾配を導く処理を行うこととしているが、他の実施形態によってはこのような態様に限定されることはない。例えば地形勾配推定部101は、境界に近接する三つのボクセルのみに基づいて算出しても構わないし、五つ以上のボクセルから導かれるその領域における平均的な地形勾配を算出し、このようにして求めた既知地形勾配を推定地形勾配として推定する処理を行ってもよい。このようにすることで、地形勾配推定部101はより正確な推定が可能となる。
図4は、本発明の第一の実施形態による地形勾配推定部の処理を説明する第二の図である。
また地形勾配推定部101は、未完成領域において適用すべき推定地形勾配を、複数の既知地形勾配から推定可能である場合は、その両方を考慮して推定地形勾配を導出してもよい。例えば三次元マップの完成領域が、未完成領域の一部または全部を取り囲むように得られている場合、未完成領域については、異なる軸、例えば図4に示すX軸及びY軸の両方向から推定地形勾配を特定することができる。このような場合、地形勾配推定部101は例えば両方の既知地形勾配を平均化して求めた値を、該当する位置における推定地形勾配として適用してもよい。例えば、地形勾配推定部101は、既知地形勾配A1(図4)についての法線ベクトルと既知地形勾配A2についての法線ベクトルを合成した合成ベクトルから推定地形勾配Bを算出してもよい。
図5は、本発明の第一の実施形態による飛行ルート演算部102の処理を説明する図である。
本実施形態による飛行ルート演算部102は、領域特定部100が特定した未完成領域、及び、地形勾配推定部101が当該未完成領域において推定した地形勾配(推定地形勾配)に基づいて飛行ルートを算出する機能部である。飛行ルート演算部102は、未完成領域について網羅的に撮像データを取得するための最短ルートを算出する。例えば、飛行ルート演算部102はカメラ部111の撮影可能範囲(図5)を予め把握しておく。次にその撮影可能範囲を考慮した上で、全ての未完成領域が撮影可能範囲に含まれるように撮影ポイント(図5)を複数設定する。そして、その撮影ポイントを最短で通過するような飛行ルートを算出する(図5)。なお飛行ルート演算部102は、撮影ポイントの設定の際、その地点におけるカメラ部111の光軸の方向を考慮して設定してもよい。また飛行ルート演算部102は、地形勾配推定部101が導出した推定地形勾配にもとづいて、撮影すべき地形と自装置との距離(飛行高度)が概ね一定となるように飛行ルートを算出してもよい。
図6は、本発明の第一の実施形態による地形データ取得部の処理を説明する図である。
本実施形態による地形データ取得部11は、推定地形勾配に対して垂直な方向から未完成領域における地形データを取得することを特徴とする。以下その具体的態様について説明する。
地形データ取得部11は、上述した通り可動部110及びカメラ部111を備えている。なおカメラ部111は「所定のセンサ」の一態様である。また「所定のセンサの向き」とは、例えばカメラ部111の光軸の方向のことを指す。
可動部110は、自装置が飛行する中、カメラ部111の光軸が常に、撮影の対象となる領域における推定地形勾配に対して垂直な方向に調整する。ここで地形データ取得部11は、別途、位置情報取得機能及び自装置についての姿勢検出機能を有しているものとする。そして地形データ取得部11は、自装置の位置及び姿勢情報を参照しながら、撮影しようとする地形についての推定地形勾配に基づいて、カメラ部111の光軸が、当該推定地形勾配に対して垂直となる向きが保たれるように調整する(図6)。ここで地形勾配推定部101が算出した推定地形勾配は予め別途用意された記憶部に記憶され、地形データ取得部11は当該記憶部に記憶された推定地形勾配を読み出しながらカメラ部111の光軸を調整する。
図7は、本発明の第一の実施形態による地形情報取得装置を用いて地形情報を取得する処理フローを示す図である。
上述した通り、本実施形態による地形情報取得装置1は、第一陣としてUGVが取得した撮像データから作成された未完成の三次元マップを入力し、その未完成領域の撮像データを取得する。以下、本実施形態による地形情報取得装置1を用いた三次元マップ作成手順を、図7を参照しながら順を追って説明する。
まず、第一陣であるUGVが三次元マップを作成しようとする領域を走行しながら地形の撮像データを取得する(ステップS1)。このとき、UGVは取得した撮像データを自装置の位置情報、撮影方向などの情報と紐づけておく。そしてUGVは、得られた撮像データ及び当該撮像データの位置情報等から三次元マップを作成する(ステップS2)。この際、上述したように、UGVは複数の二次元の情報(撮像データ)を組み合わせて三次元の情報(三次元マップ)を算出するモーションステレオ技術を用いることで、当該三次元マップ作成処理を実現する。ここで、UGVが取得した撮像データから作成された三次元マップは、走行不可能な領域および死角の存在のため、未完成領域が存在するものとする。
次に本実施形態による地形情報取得装置1(UAV)が、第二陣として未完成領域の撮像データを取得する。具体的に、まず地形情報取得装置1の領域特定部100はUGVにより作成された未完成の三次元マップから、図2に示した手法により完成領域と未完成領域を特定する(ステップS3)。次に飛行ルート演算部102は、例えば図5に示した様に、領域特定部100が特定した未完成領域を参照して、その領域を飛行して効率よく撮像データを取得するための飛行計画を作成する(ステップS4)。一方、地形勾配推定部101は、図3または図4に示した様に、UGVが取得した未完成の三次元マップから完成領域における地形勾配を演算し、未完成領域における推定地形勾配を算出する。なお飛行ルート演算部102は、ここで求められた推定地形勾配を考慮して、推定される地形の高さから、飛行高度を含めた三次元的な飛行ルートを算出してもよい。
次に地形情報取得装置1は、操縦部12がステップS4において得られた飛行計画を参照しながら自装置の飛行制御系をコントロールすることで、未完成領域を飛行する(ステップS5)。そして地形情報取得装置1の飛行中、地形データ取得部11はその領域における地形の撮像データを取得する(ステップS6)。このとき可動部110は、地形勾配推定部101が求めた推定地形勾配を参照しながら、自装置の位置情報及び姿勢情報と連動してカメラ部111の光軸が常に当該推定地形勾配に対し垂直となるように調整する。このようにすることで、取得する撮像データから精度の良い三次元データを算出することができる。
地形情報取得装置1は、得られた撮像データに基づいて三次元マップを作成する(ステップS7)。この処理は、UGVが最初に行ったステップS2と同様の技術を用いる。そして最後にオペレータは、UGVにより作成された三次元マップと地形情報取得装置1(UAV)が作成した三次元マップを統合して完全な三次元マップを得る(ステップS8)。
このようにして、本実施形態による地形情報取得装置1は、第一陣であるUGVによって作成された三次元マップから各種情報を算出して、自己の飛行ルート及び取得すべき撮像データの取得条件を最適化し、オペレータによる三次元マップ作成作業を最大限に効率化する。以上、第一の実施形態の地形情報取得装置1によれば、UGVで取得できなかった不足分の三次元マップを精度よく、かつ効率的に作成できるという効果が得られる。
なお本実施形態による地形情報取得装置1は、地形データ取得部11が備えるカメラ部111による撮像データに基づいて三次元マップを作成する手法としていたが、他の実施形態においては、この手法に限定されることはない。例えば地形データ取得部11は、地形データを取得するセンサとして、レーザによる距離計測を全方位について行う三次元検知技術を利用してもよい。
また本実施形態による地形情報取得装置1は、推定地形勾配に基づく可動部110の動作により、カメラ部111の光軸を推定地形勾配に対し直角な方角へ設定することを実現しているが(図6)、他の実施形態においては、推定地形勾配に対し直角な方角から撮像データを取得するという目的を達成できさえすればこの手法に限定されない。例えば地形情報取得装置1は、操縦部12が自装置そのものの姿勢をコントロールすることで、自装置に備えられた(非可動の)固定カメラ光軸を推定地形勾配に対し直角な方向に設定するという手法を用いてもよい。
また地形情報取得装置1(UAV)は、第一陣(UGV)による撮像データに基づいて作成された未完成の三次元マップを入力とし、第二陣としてその不足データを効率的に取得するものとして説明したが、本実施形態による地形情報取得装置1の用途はこの態様に限定されない。
例えば本実施形態による地形情報取得装置1(UAV)は、さらに地形データ取得部11が取得した地形データに基づいて三次元マップを作成する三次元マップ作成部を備えているものとする。そして地形情報取得装置1は、まず第一陣として所定領域を飛行して撮像データを取得するとともに当該取得した撮像データからその場で三次元マップを作成する(図7のステップS1〜S2)。続いて地形情報取得装置1は、作成した(未完成の)三次元マップから今後の飛行ルート及び推定地形勾配を算出(ステップS3〜S5)し、そのまま第二陣として未完成領域の撮像データを取得する(ステップS6)。
ここで地形情報取得装置1は第一陣として撮像データを取得する際、可動部110の設定を所定の初期値(例えば「下方45度の角度固定」等)としておく。そして可動部110は、自装置にて三次元マップが作成され逐次推定地形勾配が算出されるごとに、これに合わせてカメラ部111光軸の方向を変化させていく。このような動作を連続的に行うことで、本実施形態による地形情報取得装置1(UAV)一台のみで、効率的に三次元マップを作成することができる。
<第二の実施形態>
以下、本発明の第二の実施形態による地形情報取得装置を、図面を参照して説明する。
図8は本発明の第二の実施形態による地形情報取得装置の機能構成を示す図である。この図において、符号2は地形情報取得装置である。なお、第一の実施形態による地形情報取得装置1と同一の機能部については、同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
本実施形態による地形情報取得装置2は、陸上を走行する無人陸上車両(UGV)である。また地形情報取得装置2は第一陣として所定の領域の地形データ(撮像データ)を取得し、三次元マップを作成する探査装置である。図8に示す通り、本実施形態による地形情報取得装置2は、制御部20と、地形データ取得部21とを備えている。ここで、制御部20の機能のうち、領域特定部100、地形勾配推定部101及び飛行ルート演算部102は、第一の実施形態による制御部10が有する各機能部と同一である。
なお三次元マップ作成部103は、上述したモーションステレオ技術等を用いて、地形データ取得部21を介して得た複数の撮像データを元に三次元マップを作成する機能部である。ただし、三次元マップ作成部103は、自装置(UGV)が取得した撮像データから三次元情報を算出できる領域についてのみ三次元マップを作成する。したがって、三次元マップ作成部103は、自装置が進入できない領域、或いは、取得した撮像データの死角領域については三次元マップを作成しない。
地形情報取得装置2の地形データ取得部21は、自装置が走行する最中にその周辺の地形を撮影しその地形を撮像データとして取得する。ここで地形データ取得部21は、第一の実施形態における地形データ取得部11と同様、所定のカメラ部を備え、これを介して地形についての撮像データを取得するものとする。そして自装置が備える制御部20が、取得された撮像データを元に第二陣に必要な情報を算出する。すなわち、地形情報取得装置2は、自装置で取得した撮像データから三次元マップを作成し、その未完成領域の算出、飛行ルートの算出、及び、未完成領域における地形勾配の推定処理を行うことを特徴とする。なお地形データ取得部21は上記態様の他、例えばレーザを用いての距離計測に基づいた三次元データ取得手法を用いてもよい。
すなわち本実施形態においては、第一の実施形態によるUAV(地形情報取得装置1)が備えていた機能を、第一陣であるUGV(本実施形態による地形情報取得装置2)が備えるものとしている。ここで本実施形態による地形情報取得装置2を用いる場合、図7に示した処理フローのうち、ステップS1〜S4をUGV(本実施形態による地形情報取得装置2)が実行し、ステップS5〜S7をUAVが実行する。
このようにしても、第一の実施形態と同様、UGVで取得できなかった不足分の三次元マップを、第二陣のUAVで精度よく、かつ効率的に作成できるようになる。
<第三の実施形態>
以下、本発明の第三の実施形態による地形情報取得システムを、図面を参照して説明する。図9は本発明の第三の実施形態による地形情報取得システムの機能構成を示す図である。この図において、符号4は地形情報取得システムである。なお、第一の実施形態による地形情報取得装置1、または、第二の実施形態による地形情報取得装置2と同一の機能部については、同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図9に示す通り、本実施形態による地形情報取得システム4は、第一地形情報取得装置2、第二地形情報取得装置1及び演算装置3を備えている。ここで本実施形態による第一地形情報取得装置2は陸上走行車両(UGV)であり、第一陣として所定の領域における陸地を走行しながら地形データ(撮像データ)を、地形データ取得部21を介して取得する探査装置である。地形データ取得部21は、第二の実施形態による地形情報取得装置2が備える地形データ取得部21と同一である。
そして、第一陣であるUGV(第一地形情報取得装置2)が取得した撮像データは、演算装置3に入力される。ここで本実施形態による演算装置3は、例えばUGV、UAVとは別個の汎用コンピュータであって、所定の電子情報媒体または情報通信を介してUGVまたはUAVと情報のやり取りを行う装置である。
ここで演算装置3は、内部に制御部30を備えている。そして演算装置3の制御部30は、第一地形情報取得装置2が取得した撮像データから三次元マップ作成部103により三次元マップを作成する。ただし、三次元マップ作成部103は、UGVが取得した撮像データから三次元情報を算出できる領域についてのみ三次元マップを作成する。
演算装置3が備える制御部30は、さらに領域特定部100、地形勾配推定部101及び飛行ルート演算部102を備えている。これらの各機能部は、第一の実施形態による制御部10(または第二の実施形態による制御部20)が有する各機能部と同一である。制御部30は、第一地形情報取得装置2が取得した撮像データを入力し、作成可能な範囲で三次元マップを作成する。そして制御部30は、領域特定部100、地形勾配推定部101及び飛行ルート演算部102それぞれの機能部により、第二陣であるUAV(第二地形情報取得装置1)のための飛行計画の作成、及び推定地形勾配の算出処理を行う。
本実施形態による第二地形情報取得装置1は飛行体(UAV)であり、第一陣で三次元マップが作成できなかった領域を飛行しながら地形の撮像データを取得する探査装置である。第二地形情報取得装置1は、演算装置3により算出された飛行計画及び三次元マップ未完成領域における推定地形勾配を入力する。そして、操縦部12が入力された飛行計画に基づいて自装置を飛行させる。さらに地形データ取得部11の備える可動部110が、入力された推定地形勾配を参照しながら自装置の位置情報及び姿勢情報と連動して、カメラ部111の光軸をその推定地形勾配に対し垂直とする制御を行う。
本実施形態では、第一の実施形態におけるUAV(地形情報取得装置1)が備えていた機能を、UGV、UAV以外の演算装置が備えるものとしている。このようにしても、第一の実施形態または第二の実施形態と同様、UGVで取得できなかった不足分の三次元マップを、第二陣のUAVで精度よく、かつ効率的に作成できるようになる。
また上述した第三の実施形態による地形情報取得システム4では、第一陣にUGV、第二陣にUAVを使用した例を示したが、他の実施形態による地形情報取得システム4では、例えば第一陣、第二陣ともにUAVを用いても構わないし、第一陣、第二陣ともにUGVを用いても構わない。
さらに、地形情報取得システム4は、第一陣にUAVを用いて、第二陣にUGVを用いてもよい。この場合、地形情報取得システム4の演算装置3は、UAV(上空)からでは死角となる領域(例えば建造物の壁面等)を特定し、かつ、その領域における地形勾配を推定する。そしてこれらの情報を得たUGVが、当該地形勾配に対し最適な条件、すなわち、カメラ部111の光軸が撮影対象とする地形の勾配に対し垂直となる条件で撮像データを取得する。
なお、上述の地形情報取得装置1、地形情報取得装置2、及び、地形情報取得システム4の演算装置3は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した地形情報取得装置1、地形情報取得装置2、及び、演算装置3の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)または半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
1・・・(第二)地形情報取得装置
10、20、30・・・制御部
100・・・領域特定部
101・・・地形勾配推定部
102・・・飛行ルート演算部
103・・・三次元マップ作成部
11、21・・・地形データ取得部
110・・・可動部
111・・・カメラ部
12・・・操縦部
2・・・(第一)地形情報取得装置
3・・・演算装置
4・・・地形情報取得システム

Claims (11)

  1. 所定の領域における地形の一部について予め作成された三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、当該三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、
    前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、
    前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する地形データ取得部と、
    を備えることを特徴とする地形情報取得装置。
  2. 前記地形データ取得部は、
    所定のセンサの向きを前記推定された地形勾配に対して垂直な方向に調整する可動部
    を備え、
    前記推定された地形勾配に対して垂直な方向から前記未完成領域における地形データを取得することで、前記地形データ取得条件の最適化を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の地形情報取得装置。
  3. 前記地形勾配推定部は、
    前記三次元マップのうち、前記完成領域と前記未完成領域との境界に近接する部分の情報から算出される地形勾配を、前記未完成領域に適用することで、前記未完成領域における地形勾配の推定を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地形情報取得装置。
  4. 前記領域特定部は、
    前記三次元マップを一方向から俯瞰した二次元マップを参照し、前記完成領域及び前記未完成領域の特定を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の地形情報取得装置。
  5. 前記地形情報取得装置は飛行体であって、
    前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて飛行ルートを算出する飛行ルート演算部と、
    を備え、
    当該算出された飛行ルートに基づいて飛行しながら前記未完成領域における地形データを取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の地形情報取得装置。
  6. 前記地形データ取得部が取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成する三次元マップ作成部
    を備え、
    前記予め作成された三次元マップは、自装置が備える前記三次元マップ作成部によって作成されたものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の地形情報取得装置。
  7. 所定の領域における地形データを取得する地形データ取得部と、
    当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成する三次元マップ作成部と、
    当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、
    前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、
    を備えることを特徴とする地形情報取得装置。
  8. 所定の領域を移動しながら、当該所定の領域における地形データを取得する第一地形情報取得装置と、
    当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成する三次元マップ作成部と、
    当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定部と、
    前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定部と、
    前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する第二地形情報取得装置と、
    を備えることを特徴とする地形情報取得システム。
  9. 前記第一地形情報取得装置は、陸上走行車両であって、
    前記第二地形情報取得装置は、飛行体である
    ことを特徴とする請求項8に記載の地形情報取得システム。
  10. 所定の領域を移動しながら、当該所定の領域における地形データを取得し、
    当該取得した地形データに基づいて、前記所定の領域における地形についての三次元マップを作成し、
    当該三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定し、
    前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定し、
    前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する
    ことを特徴とする地形情報取得方法。
  11. 地形情報取得装置のコンピュータを、
    所定の領域における地形の一部について予め作成された三次元マップを参照して、前記所定の領域のうち、前記三次元マップが作成されている完成領域、及び、作成されていない未完成領域を特定する領域特定手段、
    前記三次元マップに基づいて、前記未完成領域における地形勾配を推定する地形勾配推定手段、
    前記未完成領域、及び、当該未完成領域において推定された地形勾配に基づいて地形データ取得条件を最適化しながら、前記未完成領域における地形データを取得する地形データ取得手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2013008564A 2013-01-21 2013-01-21 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム Active JP6150531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013008564A JP6150531B2 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013008564A JP6150531B2 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014139538A true JP2014139538A (ja) 2014-07-31
JP6150531B2 JP6150531B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=51416307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013008564A Active JP6150531B2 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6150531B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045825A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 三菱重工業株式会社 画像表示システム
JP2016070708A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 国立大学法人 千葉大学 データ重ね合わせプログラム及びデータ重ね合わせ方法
JP2017009546A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 Mogコンサルタント株式会社 移動式3次元レーザスキャナを用いた配筋検査方法
WO2017038291A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社日立製作所 環境地図自動作成装置
JP2017049172A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 日立建機株式会社 作業機械の地図作成装置及び方法
WO2017065378A1 (en) * 2015-10-13 2017-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Rule based completion of maps with partial data
KR20180012876A (ko) * 2015-06-25 2018-02-06 인텔 코포레이션 개인용 감각 드론
WO2018073879A1 (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 飛行経路生成方法、飛行経路生成システム、飛行体、プログラム、及び記録媒体
WO2018123062A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 飛行経路表示方法、モバイルプラットフォーム、飛行システム、記録媒体及びプログラム
CN108292140A (zh) * 2015-12-09 2018-07-17 深圳市大疆创新科技有限公司 用于自动返航的系统和方法
WO2019013151A1 (ja) * 2017-07-10 2019-01-17 株式会社プロドローン 無人航空機の飛行高度設定方法および無人航空機システム
JP2019028807A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd モバイルプラットフォーム、情報出力方法、プログラム、及び記録媒体
CN110114802A (zh) * 2017-02-28 2019-08-09 株式会社小松制作所 地形信息处理装置、地形信息处理方法及程序
JP2020533684A (ja) * 2017-09-07 2020-11-19 シーエムティーイー ディベロップメント リミテッド 空間データ処理システムおよび方法
JP2022507714A (ja) * 2018-11-21 2022-01-18 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体
JP2022507716A (ja) * 2018-11-21 2022-01-18 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体
US11255681B2 (en) 2018-10-12 2022-02-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Assistance control system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001091217A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Honda Motor Co Ltd 物体認識装置
JP2008082707A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Topcon Corp 測量方法及び測量システム及び測量データ処理プログラム
JP2012140101A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Topcon Corp 飛行体の飛行制御システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001091217A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Honda Motor Co Ltd 物体認識装置
JP2008082707A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Topcon Corp 測量方法及び測量システム及び測量データ処理プログラム
JP2012140101A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Topcon Corp 飛行体の飛行制御システム

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045825A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 三菱重工業株式会社 画像表示システム
JP2016070708A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 国立大学法人 千葉大学 データ重ね合わせプログラム及びデータ重ね合わせ方法
KR102424180B1 (ko) * 2015-06-25 2022-07-25 인텔 코포레이션 개인용 감각 드론
KR20180012876A (ko) * 2015-06-25 2018-02-06 인텔 코포레이션 개인용 감각 드론
JP2018522302A (ja) * 2015-06-25 2018-08-09 インテル・コーポレーション 個人用感覚ドローン
US11076134B2 (en) 2015-06-25 2021-07-27 Intel Corporation Personal sensory drones
JP2017009546A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 Mogコンサルタント株式会社 移動式3次元レーザスキャナを用いた配筋検査方法
WO2017038291A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社日立製作所 環境地図自動作成装置
US10766616B2 (en) 2015-08-31 2020-09-08 Hitachi, Ltd. Environment map automatic creation device
JP2017049172A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 日立建機株式会社 作業機械の地図作成装置及び方法
WO2017065378A1 (en) * 2015-10-13 2017-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Rule based completion of maps with partial data
KR102092916B1 (ko) * 2015-10-13 2020-03-24 삼성전자주식회사 부분적인 데이터를 이용한 규칙 기반 지도 완성
KR20180053433A (ko) * 2015-10-13 2018-05-21 삼성전자주식회사 부분적인 데이터를 이용한 규칙 기반 지도 완성
US10185788B2 (en) 2015-10-13 2019-01-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Rule based completion of maps with partial data
CN108292140A (zh) * 2015-12-09 2018-07-17 深圳市大疆创新科技有限公司 用于自动返航的系统和方法
CN108292140B (zh) * 2015-12-09 2022-03-15 深圳市大疆创新科技有限公司 用于自动返航的系统和方法
US11300413B2 (en) 2015-12-09 2022-04-12 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for auto-return
JP2018537335A (ja) * 2015-12-09 2018-12-20 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 無人航空機の飛行を制御する方法及びシステム
US10670407B2 (en) 2015-12-09 2020-06-02 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for auto-return
US11879737B2 (en) 2015-12-09 2024-01-23 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for auto-return
JPWO2018073879A1 (ja) * 2016-10-17 2019-09-26 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 飛行経路生成方法、飛行経路生成システム、飛行体、プログラム、及び記録媒体
WO2018073879A1 (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 飛行経路生成方法、飛行経路生成システム、飛行体、プログラム、及び記録媒体
CN109952755A (zh) * 2016-10-17 2019-06-28 深圳市大疆创新科技有限公司 飞行路径生成方法、飞行路径生成系统、飞行体、程序以及记录介质
US11377211B2 (en) 2016-10-17 2022-07-05 SZ DJI Technology Co., Ltd. Flight path generation method, flight path generation system, flight vehicle, program, and storage medium
CN109952755B (zh) * 2016-10-17 2021-08-20 深圳市大疆创新科技有限公司 飞行路径生成方法、飞行路径生成系统、飞行体以及记录介质
WO2018123062A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 飛行経路表示方法、モバイルプラットフォーム、飛行システム、記録媒体及びプログラム
CN110100152A (zh) * 2016-12-28 2019-08-06 深圳市大疆创新科技有限公司 飞行路径显示方法、移动平台、飞行系统、记录介质以及程序
EP3564621A4 (en) * 2016-12-28 2020-08-19 SZ DJI Technology Co., Ltd. FLIGHT TRAJECTORY DISPLAY PROCESS, MOBILE PLATFORM, FLIGHT SYSTEM, RECORDING MEDIA AND PROGRAM
JPWO2018123062A1 (ja) * 2016-12-28 2019-10-31 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 飛行経路表示方法、モバイルプラットフォーム、飛行システム、記録媒体及びプログラム
CN110114802B (zh) * 2017-02-28 2023-05-16 株式会社小松制作所 地形信息处理装置、地形信息处理方法及存储介质
CN110114802A (zh) * 2017-02-28 2019-08-09 株式会社小松制作所 地形信息处理装置、地形信息处理方法及程序
JP2019015670A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 株式会社プロドローン 無人航空機の飛行高度設定方法および無人航空機システム
WO2019013151A1 (ja) * 2017-07-10 2019-01-17 株式会社プロドローン 無人航空機の飛行高度設定方法および無人航空機システム
JP2019028807A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd モバイルプラットフォーム、情報出力方法、プログラム、及び記録媒体
JP7267261B2 (ja) 2017-09-07 2023-05-01 シーエムティーイー ディベロップメント リミテッド 空間データ処理システムおよび方法
JP2020533684A (ja) * 2017-09-07 2020-11-19 シーエムティーイー ディベロップメント リミテッド 空間データ処理システムおよび方法
US11255681B2 (en) 2018-10-12 2022-02-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Assistance control system
US11898855B2 (en) 2018-10-12 2024-02-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Assistance control system that prioritizes route candidates based on unsuitable sections thereof
JP7220784B2 (ja) 2018-11-21 2023-02-10 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体
JP7220785B2 (ja) 2018-11-21 2023-02-10 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体
JP2022507716A (ja) * 2018-11-21 2022-01-18 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体
JP2022507714A (ja) * 2018-11-21 2022-01-18 広州極飛科技股▲ふん▼有限公司 測量用サンプリング点の計画方法、装置、制御端末及び記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6150531B2 (ja) 2017-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6150531B2 (ja) 地形情報取得装置、地形情報取得システム、地形情報取得方法及びプログラム
JP7263630B2 (ja) 無人航空機による3次元再構成の実行
US8213706B2 (en) Method and system for real-time visual odometry
Wang et al. A simple and parallel algorithm for real-time robot localization by fusing monocular vision and odometry/AHRS sensors
US9981742B2 (en) Autonomous navigation method and system, and map modeling method and system
JP5222971B2 (ja) 歩行ロボット装置及びその制御プログラム
US11906983B2 (en) System and method for tracking targets
Hinzmann et al. Mapping on the fly: Real-time 3D dense reconstruction, digital surface map and incremental orthomosaic generation for unmanned aerial vehicles
Cui et al. Drones for cooperative search and rescue in post-disaster situation
KR20180050823A (ko) 3차원의 도로 모델을 생성하는 방법 및 장치
JP6699761B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
WO2020014951A1 (zh) 建立局部障碍物地图的方法、装置及无人机
CN105844692A (zh) 基于双目立体视觉的三维重建装置、方法、系统及无人机
Teixeira et al. Autonomous aerial inspection using visual-inertial robust localization and mapping
WO2021250914A1 (ja) 情報処理装置、移動装置、情報処理システム、および方法、並びにプログラム
CN111736586A (zh) 用于路径规划的自动驾驶车辆位置的方法及其装置
US9816786B2 (en) Method for automatically generating a three-dimensional reference model as terrain information for an imaging device
WO2021049227A1 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理プログラム
KR20190086081A (ko) 3차원 구조물 진단을 위한 드론 유닛의 다중 레이어 기반의 커버리지 경로 계획 방법 및 그 시스템
Wagner et al. Online aerial 2.5 d terrain mapping and active aerial vehicle exploration for ground robot navigation
KR20210063659A (ko) 자율 비행 드론 유닛을 이용한 3차원 구조물 점검을 위한 프레임워크
JP2021092465A (ja) 無人航空機の推定位置を修正するためのシステム、方法、プログラム及びプログラムを記憶した記憶媒体
WO2019144287A1 (en) Systems and methods for automatic water surface and sky detection
Wang et al. A new algorithm for robot localization using monocular vision and inertia/odometry sensors
Lins et al. A novel machine vision approach applied for autonomous robotics navigation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6150531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150