JP2014138671A - 放射線治療システム - Google Patents

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Abstract

【課題】寝台装置が大きく移動することによって発生する弊害を回避し、放射線治療装置と医用画像撮影装置におけるアイソセンタの位置を共用することによって、より正確、かつ効率的な放射線治療を行うことができる放射線治療システムを提供する。
【解決手段】放射線を用いて患者の治療を行う放射線治療装置1と、放射線治療装置1による治療の際、患者を載置する天板2aを備える寝台装置2と、寝台装置2を挟んで放射線治療装置1と対向する位置に設置され、寝台装置2に載置された患者を撮影して医用画像を取得する医用画像撮影装置3と、放射線治療装置1及び医用画像撮影装置3を制御する制御装置4と、を備え、医用画像撮影装置3は、医用画像撮影装置3における放射線治療装置1との対向面を放射線治療装置1の放射線照射部1aにおける医用画像撮影装置3との対向面を越えて放射線治療装置1の本体部1bに近接する位置まで移動可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、放射線治療システムに関する。
放射線治療の際には、放射線の照射が行われる治療対象である患部の正確な位置を把握する必要がある。そのため従来より、ライナック(linac)と言われる放射線治療装置による治療が行われる前に医用画像撮影装置を利用して寝台装置上の患者を撮影し位置の把握に努めている。
但し、患者が何度も寝台装置に上がったり降りたりするとその度に患部の位置がずれてしまう。従って、一旦寝台装置に患者が上がったらそのままの状態で医用画像を撮影し、放射線治療まで行ってしまう方が、たとえ位置ずれが生じてもその補正はしやすく、治療も効率的に行うことができる。また、治療直前画像による照射範囲の調整(VGRT)、治療直前画像による照射線量の調整(DGRT)、適応放射線治療(ART)等の、放射線治療の直前に実施される位置決めを高精細画像を用いて行うに当たっては、医用画像撮影装置を放射線治療装置と同室に設置することが好ましい。
そこで具体的には、放射線治療装置と医用画像撮影装置とが同室内において互いに対向する位置に設置される。そして、両者の間に設置されている患者が乗った1台の寝台装置を水平方向に180度回転させることで、医用画像の撮影、及び放射線治療が行われる。(以下の特許文献1参照)
特開2012−035072号公報
しかしながら、医用画像の撮影と放射線治療とにおいて1台の寝台装置を共用することによる不都合が考えられる。
すなわち、放射線治療装置と医用画像撮影装置とは互いに対向する位置に設置されていることから、両者に対応するべく寝台装置は回転可能な1本の昇降部で支えられ、当該昇降部を軸に回転が行われる。寝台装置のこのような構造、動きは、患者がその上に乗ることによって「ダレ」と言われる寝台装置の特に天板が撓む状態を作出する。
天板のダレ(撓み)は、放射線治療装置及び医用画像撮影装置双方におけるアイソセンタ位置に誤差を生じさせることになる。また、寝台装置が回転することで、回転中に患者の位置がずれる可能性もあり、放射線治療の前の準備である位置決め作業に時間が掛かることになる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、寝台装置が大きく移動することによって発生する弊害を回避し、放射線治療装置と医用画像撮影装置におけるアイソセンタの位置を共用することによって、より正確、かつ効率的な放射線治療を行うことができる放射線治療システムを提供することである。
請求項1に記載の発明の特徴は、放射線治療システムにおいて、放射線を用いて患者の治療を行う放射線治療装置と、放射線治療装置による治療の際、患者を載置する天板を備える寝台装置と、寝台装置を挟んで放射線治療装置と対向する位置に設置され、寝台装置に載置された患者を撮影して医用画像を取得する医用画像撮影装置と、放射線治療装置及び医用画像撮影装置を制御する制御装置と、を備え、医用画像撮影装置は、医用画像撮影装置における放射線治療装置との対向面を放射線治療装置の放射線照射部における医用画像撮影装置との対向面を越えて放射線治療装置の本体部に近接する位置まで移動可能とする。
実施の形態における放射線治療システムの構成を示す全体図である。 実施の形態における放射線治療装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態における寝台装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態における医用画像撮影装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態における制御装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態における放射線治療の大きな流れを示すフローチャートである。 実施の形態における放射線治療が実施される直前の準備の流れを示すフローチャートである。 実施の形態において医用画像撮影装置が移動することに伴って放射線治療装置の放射線照射部が上昇した状態を示す全体図である。 実施の形態の放射線照射部の昇降部において放射線照射部を本体部に固定する固定具の動作を説明する説明図である。 実施の形態の放射線照射部の昇降部において放射線照射部を本体部に固定する固定具の動作を説明する説明図である。 実施の形態の放射線照射部の昇降部における他の固定具の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態における放射線治療システムSの構成を示す全体図である。放射線治療システムSは、放射線治療装置1と、患者が横臥等する寝台装置2と、寝台装置2を挟んで放射線治療装置1と対向する位置に設置される医用画像撮影装置3と、少なくとも放射線治療装置1及び医用画像撮影装置3を制御する制御装置4とを備える。
なお、寝台装置2については、制御装置4による制御を受けない、つまり何らの駆動もされない寝台装置であっても良く、或いは、制御装置4による制御を受けて、例えば図1に示すY方向に移動可能とされている寝台装置であっても良い。
これらの放射線治療装置1、寝台装置2、及び医用画像撮影装置3は、同じ室内の同一平面に設置されている。一方、制御装置4については、これら各装置と同室であっても、或いは、別の室内に設置されていても良い。また、放射線治療装置1及び医用画像撮影装置3の各位置は、上述したように、放射線治療装置1と医用画像撮影装置3とが互いに対向する位置に設置されている。従って、例えば、後述する放射線治療装置1の放射線照射部1aの前面1x(以下、「対向面1x」と表わす)は、医用画像撮影装置3の架台3eの前面3x(以下、「対向面3x」と表わす)と互いに対向して位置することになる。
また、放射線治療装置1と医用画像撮影装置3との間に寝台装置2が設置され、かつ、寝台装置2の少なくとも天板2aは、医用画像撮影装置3の架台3eの内部を貫通するように設置されている。
放射線治療装置1は、放射線を用いて患者の治療を行う装置である。具体的には、絞りによって形成される照射野により放射線の照射量を調整し、患者の治療部位を消滅または縮小させる治療を行う。放射線治療装置1は、放射線の発生口部分に絞り(コリメータ)を設置し、当該絞りによって後述する治療計画に基づく放射線の照射形状や線量分布を実現する。また、絞りとしては、複数の可動リーフにより複雑な腫瘍の形状に対応した線量分布を形成することができるマルチリーフコリメータも使用される。
放射線治療装置1は、図1に示すように、実際に患者に対して放射線を照射する放射線照射部1aと、当該放射線照射部1aを支える本体部1bと、放射線照射部1aと本体部1bとを支持する支持部1cとから構成される。また、放射線照射部1a及び本体部1bと支持部1cとは回転部1dによって連結されている。この回転部1dは、支持部1cはそのままにX軸方向を回転軸として放射線照射部1a及び本体部1bを回転させる。さらに、放射線照射部1aと本体部1bとは通常は互いに連結されているが、後述するように、医用画像撮影装置3の移動に伴って、医用画像撮影装置3との接触を避けるべく、放射線照射部1aは本体部1bから離間して上昇、下降するようにY軸方向に移動して待避することが可能とされている。
図2は、実施の形態における放射線治療装置1の内部構成を示すブロック図である。
放射線治療装置1は、放射線源11と、高電圧電源12と、絞り13と、絞り駆動装置14と、回転駆動装置15と、治療コントローラ16とから構成される。
放射線源11は、供給される管電圧に応じた放射線を発生させる。高電圧電源12は、当該放射線源11に対して、放射線の照射に必要な電力を供給する。
絞り13は、放射線源11から照射される放射線の照射範囲を調整する。また、絞り駆動装置14は、絞り13の駆動を司り、設定される照射範囲となるように絞り13を調整する。従って、絞り駆動装置14による駆動制御によって、放射線の照射範囲を変更することができる。
回転駆動装置15は、支持部1cと本体部1b(放射線照射部1a)との連結部である回転部1dを回転中心として本体部1b(放射線照射部1a)を回転させる機構を備えた装置である。
治療コントローラ16は、図2にはその内部構成を図示していないが、少なくともCPU及びメモリから構成される。治療コントローラ16自体は、後述する制御装置4による制御を受けている。治療コントローラ16は、高電圧電源12、絞り駆動装置14、回転駆動装置15の制御を行う。これらの制御を行うことで対象となる患者への放射線の照射を実行させるとともに、得られた情報を制御装置4へと送る。
なお、図2においては表示の都合上、そのように示していないが、一般的に高電圧電源12、絞り駆動装置14は放射線照射部1aに、回転駆動装置15及び治療コントローラ16については、支持部1cにそれぞれ設けられている。但し、もちろんこれらの各装置が放射線治療装置1のいずれの部分に設けられているかは任意に設定することができる。
寝台装置2は、放射線治療装置による治療の際、患者を載置する寝台である。図3は、実施の形態における寝台装置2の内部構成を示すブロック図である。寝台装置2は、天板2aと当該天板2aを少なくともX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動させる天板駆動装置2bとから構成される。患者Mが放射線治療装置1にて放射線治療を受ける場合、或いは、医用画像撮影装置3によって医用画像が撮影される場合、患者Mが天板2aの上に横臥等することになり、天板2aに直接接する。
天板駆動装置2bは、寝台コントローラ2cによる制御を受けて、上述したように天板2aを六軸方向に必要量移動させる。但し、天板2aはこのように必要量移動させることができるが、本発明の実施の形態における寝台装置2そのものは移動しない。天板2aは、図1に示すように、医用画像撮影装置3の架台3eの内部を貫通するように設置されている。
寝台コントローラ2cは、図3にはその内部構成を図示していないが、少なくともCPU及びメモリから構成される。寝台コントローラ2c自体は、後述する制御装置4による制御を受けている。寝台コントローラ2cは、天板駆動装置2bの制御を行う。この制御を行うことで放射線の照射に当たってより良い位置に患者Mを載置することができる。一方で、寝台コントローラ2cから得られた天板2aに位置情報等は制御装置4へ送られる。
なお、放射線治療装置1と寝台装置2との位置関係については、本発明の実施の形態においては、アイソセンタ角度を0度とする位置に配置される。ここで「アイソセンタ」とは、放射線治療装置1から照射される放射線の全ての線束の集中する点のことである。また、「アイソセンタ角度」とは、放射線治療装置1と寝台装置2との角度である。すなわち、放射線治療装置1と寝台装置2とをそれらの接地面上部、つまり真上から両者を俯瞰した場合に、アイソセンタの位置を軸として寝台装置2(天板2a)が左右に振れる角度のことである。
上述したように、本発明の実施の形態においては、当該アイソセンタ角度を0度、すなわち、寝台装置2の長辺が放射線治療装置1の回転軸と平行となるように設置されている。天板2aが医用画像撮影装置3の架台3e内部を貫通するように寝台装置2が設置されていることからも放射線治療装置1と寝台装置2との位置関係はこのようになる。従って寝台装置2(天板2a)は、アイソセンタ角度が0度に固定され、これ以外上述した6軸方向にのみ移動することができる。
なお、本願発明の実施の形態における寝台装置2は、寝台コントローラ2cを介して、例えば天板駆動装置2bが天板2aを移動させることが可能なように構成されているが、上述したように、各部が固定されていずれの箇所も移動しないように構成されている寝台装置を用いても構わない。
医用画像撮影装置3は、放射線治療装置による放射線の正確な照射位置を特定する医用画像を撮影する装置である。医用画像撮影装置3としては、例えば、X線CT装置(computed tomography:コンピュータ断層撮影装置)や、磁気共鳴診断装置(MRI:magnetic resonance imaging)等が該当する。本発明の実施の形態における放射線治療システムSにおいては、医用画像撮影装置3としてX線CT装置を採用していることから、以下においては医用画像撮影装置3を適宜X線CT装置3として説明する。
図1に示すように、医用画像撮影装置3は、放射線治療装置1と寝台装置2と同一平面に設置されている。また、医用画像撮影装置3は、寝台装置2を挟んで放射線治療装置1と対向する位置に設置されている。従って、放射線治療装置1の放射線照射部1aにおける対向面1xと医用画像撮影装置3の架台3eにおける対向面3xとは互いに対向する位置にある。
さらに医用画像撮影装置3の架台3eに設けられているトンネル状の開口の内部(図1においては破線で示している)を寝台装置2の天板2aが貫通している。上述したように、寝台装置2は、少なくともその長辺の両端に脚部が設けられていることから、医用画像撮影装置3は、寝台装置2を支持する脚部の間をX軸方向のみに移動可能とされている。
このように医用画像撮影装置3はX軸方向に移動することから、対向する位置に設置されている放射線治療装置1に近づいていくことも可能である。詳細は後述するように、放射線治療装置1の放射線照射部1aは必要に応じて本体部1bから離間してY軸方向に上昇させることが可能である。そこで、医用画像撮影装置3が放射線治療装置1に近づくことで対向面1x及び対向面3xが互いに近づき、さらには対向面1xの位置を越えて対向面3xが本体部1bに近接することで、放射線治療装置1のアイソセンタの位置を医用画像撮影装置3においても共有する(同じアイソセンタの位置を医用画像の撮影の際利用する)ことができる。
なお、本発明の実施の形態における医用画像撮影装置3は、常に天板2aが架台の開口を貫通していること以外は、通常の医用画像撮影装置(X線CT装置)3である。従って、X線CT装置3が通常備えている機能は当然のことながら備えている。例えば、天板2aが架台を貫通している状態であっても、可能な角度で架台3eをチルトさせることは可能である。
図4は、実施の形態における医用画像撮影装置(X線CT装置)3の内部構成を示すブロック図である。X線CT装置3は、患者Mに関するX線の透過データを生成する。X線CT装置3において得られた透過データは、後述する制御装置4に送信され、制御装置4において透過データを基に投影データを生成して再構成画像(医用画像)の生成、表示を行う。
X線CT装置3は、X線管(X線源)3aと、絞り3bと、X線検出器3cと、DAS(Data Acquisition System)3dと、架台3eと、高電圧電源3fと、絞り駆動装置3gと、架台駆動装置3hと、撮影コントローラ3iとから構成されている。
X線管3aは、高電圧電源3fから供給された管電圧に応じて金属製のターゲットに電子線を衝突させることによってX線を発生させ、X線検出器3cに向けて照射する。X線管3aによって照射されるX線によって、ファンビームX線やコーンビームX線が形成される。
絞り3bは、絞り駆動装置3gによってX線管3aから照射されるX線のスライス方向の照射範囲を調整する。これによって、スライス方向のX線の照射範囲を任意の向きに変更することができる。
X線検出器3cは、X線管3aから照射され、患者Mを透過したX線を検出する。X線検出器3cは、例えば、チャンネル方向に複数、及び列(スライス)方向に単一の検出素子を有する1次元アレイ型の検出器であっても良い。または、マトリクス状、すなわち、チャンネル方向に複数、及び、列方向に複数の検出素子を有する2次元アレイ型の検出器であっても良い。
DAS3dは、X線検出器3cを構成する各X線検知素子が検知する透過データの信号を増幅してデジタル信号に変換する。DAS3dからの出力データは、撮影コントローラ3iを介して制御装置4に送信される。
架台3eは、X線を患者Mに照射し透過したX線を検出する。そのため、患者M(天板2a)の進入及び退出を可能とするため、架台3eの中央にトンネル状の開口3lが設けられている。また架台3eは、その内部にX線管3a、絞り3b、X線検出器3c及びDAS3dを一体として保持する。ここでX線管3aとX線検出器3cとは、架台3e内において互いに対向する位置に配置される。さらに架台3eは、X線管3a、絞り3b、X線検出器3c及びDAS3dを一体としてその回転中心にいる患者Mの周りを回転することで撮影を行う。
なお、図4に示すように、架台3eの回転軸と平行な方向をX軸方向、当該X軸方向にそれぞれ直交する平面をY軸方向、Z軸方向とする。そして特にX線CT装置3の設置面Gと直交する方向をY軸方向とする。
高電圧電源3fは、撮影コントローラ3iによる制御を受けて、X線管3aからのX線の照射に必要な電力をX線管3aへと供給する。
絞り駆動装置3gは、絞り3bにおけるX線のスライス方向の照射範囲を調整する機構を備える。絞り駆動装置3gは、撮影コントローラ3iによる制御を受けて照射範囲の調整を行う。
架台駆動装置3hは、撮影コントローラ3iによる制御を受けて、架台3eがその内部に保持する機器の位置関係を維持したまま、架台3eの開口3l内において天板2a上にいる患者Mの周りを回転するよう、架台3eを回転させる。
制御装置4は、図1に示すように、放射線治療装置1、寝台装置2、及び医用画像撮影装置3と電気的に接続され、各機器からフィードバックされる情報に基づいて、或いは、新たに入力される情報に基づいて各機器を駆動制御する。なお、図1においては、制御装置4は各機器とともに示されているが、必ずしもこれら各機器と同室に設置されなくとも良く、例えば、放射線治療装置1等が設置される部屋に隣接した部屋等に設置されていても良い。
図5は、制御装置4の内部構成を示すブロック図である。制御装置4として様々な装置が考えられるが、例えばパソコンやワークステーション、或いは、携帯情報端末であっても良い。また、制御装置4自体が、例えば、病院情報管理システム(HIS:Hospital Information System)、放射線部門情報管理システム(RIS:Radiological Information System)、医用画像管理システム(PACS:Picture Archiving Communication System)といった医療機関内に構築された各種管理システムの一部を構成するようにされていても良い。
制御装置4は、CPU(Central Processing Unit)4aと、ROM(Read Only Memory)4bと、RAM(Random Access Memory)4c及び入出力インターフェイス4dがバス4eを介して接続されている。入出力インターフェイス4dには、入力部4fと、表示部4gと、通信制御部4hと、記憶部4iと、リムーバブルディスク4jと、駆動部制御部4kとが接続されており、駆動部制御部4kによって放射線治療装置1、寝台装置2、医用画像撮影装置3の各駆動部の駆動が制御される。また、撮影された患者の内部情報を基に生成される医用画像を利用して放射線治療の際の患者の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出部10も入出力インターフェイス4dに接続されている。
CPU4aは、入力部4fからの入力信号に基づいてROM4bから、例えば放射線治療装置1や医用画像撮影装置3を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、記憶部4iに格納されている各種オペレーティングシステムを読み出す。またCPU4aは、入力部4fや入出力インターフェイス4dを介して、図5において図示していない外部機器からの入力信号に基づいて各種装置の制御を行う。
さらにCPU4aは、RAM4cや記憶部4i等に記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM4cにロードするとともに、RAM4cから読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、医用画像を生成したり、或いは、生成された当該医用画像を用いて放射線治療を行う際の患者M(患部)の位置の特定を行う等、一連の処理を実現する処理装置である。
入力部4fは、制御装置4の操作者が各種の操作を入力するキーボード、ダイヤル等の入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成しバス4eを介してCPU4aに送信される。また、制御装置4には、キーボード等だけでなく専用の操作パネルが設けられている場合もあり、その場合には操作パネル上の入力デバイスを介して操作画面(後述する表示部)に対する操作を行うこともできる。
表示部4gは、例えば液晶ディスプレイであり、例えばCPU4aからバス4eを介して出力信号を受信し、放射線治療を行うに当たって撮影された医用画像から把握できる位置ずれ量や当該位置ずれ量を基に行われる補正等、CPU4aの処理結果等を表示する手段である。
通信制御部4hは、LANカードやモデム等の手段であり、制御装置4をインターネットやLAN等の図示しない通信ネットワークに接続することを可能とする手段である。通信制御部4hを介して通信ネットワークと送受信したデータは入力信号または出力信号として、入出力インターフェイス4d及びバス4eを介してCPU4aに送受信される。
記憶部4iは、半導体や磁気ディスクで構成されており、CPU4aで実行される医用画像生成プログラムや位置ずれ量を算出するプログラム等が記憶されている。
リムーバブルディスク4jは、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インターフェイス4d及びバス4eを介してCPU4aに送受信される。
位置ずれ量算出部10は、患者Mに対する放射線治療が実施される前に行われるアイソセンタの位置を利用した位置合わせにおける患者M(患部)の位置ずれ量を算出する。算出された位置ずれ量は、その補正に利用され当該位置ずれ量の分だけ、例えば天板2aを移動させることで適切な位置に患者M(患部)を位置させる。
次に患者Mに対して実施される放射線治療の前に行われる準備(位置合わせ)の流れについて、以下、説明する。図6は、実施の形態における放射線治療の大きな流れを示すフローチャートである。また、図7は、実施の形態における放射線治療が実施される直前の準備の流れを示すフローチャートである。
放射線治療が行われる際には、患部の特定、把握、或いは、当該患部に対してどのように放射線を照射させるのか、といった綿密な準備が必要である。この準備の結果は、治療計画として策定され(ST1)、実際の放射線治療はこの治療計画を基に行われる。
治療計画が策定される際には、医用画像撮影装置を利用してその基となる医用画像が撮影される。この医用画像は治療計画を策定するに当たって使用される画像であり、放射線治療の当日に位置ずれを補正するために使用される画像ではない。従って、当該医用画像の撮影は、放射線治療システムSの医用画像撮影装置3を使用せずとも、別の医用画像撮影装置(X線CT装置)を利用することができる。また、治療計画の策定は実際の放射線治療に先だって行われることから、放射線治療が実施される日よりも前に行われることになる。
放射線治療が実施される当日には、治療開始前に準備を行い(ST2)、実際に患部に放射線が照射される前にその照射位置を患者M上(その内部)において特定する必要がある。この場合、体表にマーキングが施された患者Mに対して実際に放射線治療が行われるのと同じ体勢を天板2a上でとってもらう。その状態を医用画像撮影装置3で2度撮影して位置ずれを算出し、その位置ずれ量を補正することで放射線治療を開始する。具体的な流れは以下の通りである。
まず、寝台装置2に載る患者Mに合わせて寝台装置2を駆動し、その位置を調整する(図7のST11)。
その上で、医用画像撮影装置3を用いて位置決め用の医用画像を撮影する(ST12)。撮影された医用画像は、制御装置4に送信されて、位置決めを行う際に利用するレファレンス画像として構成される(ST13)。この位置決め用の医用画像(レファレンス画像)は、この後再度医用画像撮影装置3を用いてアイソセンタの位置にて撮影される医用画像と合わせて用いることによって、患者Mの寝台装置2(天板2a)上での位置ずれ量を把握し、この位置ずれを補正するために利用される。その意味で、当該レファレンス画像は、位置ずれを把握、補正するための基本的な情報を持つ画像ということになる。
次に、放射線治療装置1のアイソセンタの位置にて医用画像撮影装置3による撮影を行うべく、医用画像撮影装置3を移動させる。ただ、図1に示すように、このままX軸方向に放射線治療装置1に向かって移動させると、放射線治療装置1の放射線照射部1aに接触してしまう。そこで、医用画像撮影装置3の移動に先立って、放射線治療装置1の放射線照射部1aを本体部1bから離間、上昇させて待避させる(ST14)。
ここで放射線治療装置1のアイソセンタの位置にて医用画像撮影装置3による撮影を行うには、以下の理由からである。すなわち、当該アイソセンタの位置で撮影される医用画像を用いて位置ずれを把握することができれば、実際の放射線治療を実施するに当たって、より正確な位置を把握することができる。特に放射線治療においては当該放射線を照射する位置の把握が何より重要であり、当該位置の把握を行う際に医用画像撮影装置3で撮影された、例えばX線CT画像を用いることができれば、鮮明な画像を利用することができるため、より良い準備が行える。
図8は、実施の形態において医用画像撮影装置3が移動することに伴って放射線治療装置1の放射線照射部1aが上昇した状態を示す全体図である。
上述したように、医用画像撮影装置3が放射線治療装置1のアイソセンタの位置(図8においては、「×」印で示す位置)において医用画像の撮影を行おうとすると、どうしても放射線治療装置1の放射線照射部1aの下、すなわち放射線が照射される位置に移動しなければならない。一方で、放射線治療装置1と医用画像撮影装置3との大きさの関係では、両者そのままの状態ではアイソセンタの位置に医用画像撮影装置3を配置することは不可能である。
そこで、本発明の実施の形態においては、放射線治療装置1の放射線照射部1aを本体部1bから上方に離間させて移動させることによって、医用画像撮影装置3との接触を回避することとしている。具体的には、図8に示すように、本体部1bには、医用画像撮影装置3を待避するために上昇する放射線照射部1aを支持する支柱1e1を含む昇降部1eが設けられている。医用画像撮影装置3が放射線治療装置1に近づくように移動する場合には、本体部1bに設けられている支柱1e1を伸ばして放射線照射部1aを上昇させるとともに、医用画像撮影装置3と接触(干渉)しない位置に放射線照射部1aを保持しておく。
このように、放射線照射部1aを上昇させて待避させることで、放射線照射部1aと医用画像撮影装置3とが接触することを回避することができる。従って、この状態では、医用画像撮影装置3の架台3eにおける対向面3xは放射線治療装置1の放射線照射部1aにおける対向面1xを越えて本体部1bに近接した位置にある。医用画像撮影装置3を放射線治療装置1との位置関係において上述、及び、図8に示すような位置に配置することによって、医用画像撮影装置3の撮影領域(図8において一点鎖線で示される領域)内にアイソセンタを含めることができる。
本発明の実施の形態においては、本体部1bから上部に放射線照射部1aを持ち上げる機構として昇降部1eを設けている。例えば、当該昇降部1eは、本体部1bの四隅に設けられており、それぞれ、実際に伸縮して放射線照射部1aを上昇、下降させる支柱1e1と、放射線照射部1aと本体部1bとが固定されて連結されている場合に支柱1e1を格納する格納部1e2とから構成されている。
また、支柱1e1が伸びることで放射線照射部1aが上昇し、縮めることで放射線照射部1aが下降する場合、例えば、本体部1bの内部に支柱1e1を伸ばす機構が収納されている。例えば、チェーンがモータの駆動制御により回転することで、支柱1e1を伸縮させることができる。但し、いずれの機構を採用して支柱1e1を伸縮させるかについては、任意である。
なお、上述したようにここでは放射線照射部1aの上昇を行う機構として、昇降部1eが伸びる機構を用いた例を挙げて説明したが、放射線照射部1aを上昇させる機構はどのようなものであっても構わない。例えば、パンタグラフを利用する、或いは、放射線治療装置1が設置されている部屋の天井に引き上げ機構が設けられており、放射線照射部1aを引き上げることで結果として医用画像撮影装置3の移動から放射線照射部1aを待避させる構成であっても良い。
放射線治療装置1の放射線照射部1aを上昇させて待避させる動作が終了した後、医用画像撮影装置3をアイソセンタの位置まで移動させる(ST15)。なお、ここでは、放射線治療装置1の放射線照射部1aを上昇させて待避させてから医用画像撮影装置3を移動させているが、医用画像撮影装置3が所定の位置に移動する前に放射線照射部1aの待避が完了していれば両者の動作が同時に行われても良い。
そして寝台装置2(天板2a)に載っている患者Mの体表に書かれたマーキングを基に医用画像の撮影の準備を行う(ST16)。ここでの準備は、医用画像撮影装置3を用いて医用画像を撮影する際に通常行われる準備である。
準備が終了すると、アイソセンタの位置を利用して医用画像の撮影を行う(ST17)。ここで撮影された医用画像は、上述したように放射線治療を行う際に放射線の照射の対象となる患部との関係でどのくらいの位置ずれ量があるかを把握するためにリファレンス画像とともに用いられる。
医用画像の撮影が終了した後、医用画像撮影装置3を再度X軸方向に移動させて、例えば、図1に示すような位置まで医用画像撮影装置3を戻す(待避させる)(ST18)。そして放射線治療装置1の放射線照射部1aを本体部1bに向けて下降させ、両者を固定する(ST19)。
ここで放射線照射部1aと本体部1bとの固定は、以下に説明するように確実な固定が求められる。放射線治療装置1は、その治療の方法によっては、放射線照射部1a及び本体部1bは回転部1dを軸として回転される。しかも両者は医用画像撮影装置3からの待避のために放射線照射部1aが本体部1bとの間で上昇、下降を行う。
従って、放射線照射部1aと本体部1bとが確実にしかも強固に固定(連結)されていなければ、放射線治療の際に放射線照射部1a及び本体部1bが回転した際に放射線の照射位置がずれてしまう。そこで、医用画像撮影装置3を待避させた後、放射線照射部1aを本体部1bと連結できる位置にまで下降させ、両者を固定(連結)させる。
図9ないし図11は、実施の形態の放射線照射部1aの昇降部1eにおいて放射線照射部1aを本体部1bに固定する固定具5の動作を説明する説明図である。なお、図9及び図10においては、支柱1e1の伸縮によって昇降する放射線照射部1aの記載を省略している。また、本体部1bの四隅に設けられている昇降部1eの全容を見せるために、本体部1bの該当部分を切り欠いて示している。
図9では、支柱1e1が格納部1e2から出ており、未だ支柱1e1が伸びている状態を示している。一方、格納部1e2には孔Hが設けられており、当該孔Hに固定具5が嵌ることで放射線照射部1aと本体部1bとが固定される。図9に示す状態では、支柱1e1が伸びた状態にあるので、当然固定具5は格納部1e2から離れており、いわばロックが解除された状態にある。従って、固定具5は、格納部1e2から離れた位置にある。固定具5の先端から伸びている矢印は、この矢印の向きに固定具5が移動して格納部1e2に嵌め込まれることによって、放射線照射部1aと本体部1bとが固定されることを示している。
図10においては、支柱1e1が格納部1e2に格納されている状態が示されている。この状態は、例えば、図1に示すように放射線照射部1aと本体部1bとが互いに接触し、連結、固定されている状態である。固定具5は、図9に示す矢印の向きに移動することによって格納部1e2に嵌り、もって放射線照射部1aと本体部1bとが連結、固定される。
なお、固定具5を利用して放射線照射部1aと本体部1bとを連結、固定する際、固定具5の移動については、例えば、制御装置4からの制御信号を受けた、図示しない駆動装置によって移動されるように構成されていても良い。或いは、放射線治療システムSを運用する者によって固定具5が嵌め込まれることで固定されても良い。
また、図9及び図10に示す固定具5の先端は円錐状で示されているが、固定具5の形状は放射線照射部1a及び本体部1bが確実に連結、固定される状態が作出されるのであれば、どのような形状を採用しても構わない。
図11は、放射線照射部1aと本体部1bとの連結、固定の別の方法を示す図である。ここでは、放射線照射部1aの四隅に突起5aが設けられており、一方、本体部1bには、突起5aが嵌め込まれる孔5bが設けられている。放射線照射部1aが下降してくるときに、突起5aが孔5bに嵌め込まれることによって、放射線照射部1aは本体部1bと連結される。しかも突起5aが孔5bに嵌め込まれた後に、例えば、突起5aの凹み5a1に孔5b内に設けられているリング(図示せず)が嵌め込まれることによってより強固に放射線照射部1aと本体部1bとが固定される。
以上説明したような方法により放射線照射部1aと本体部1bとは連結固定される。これにより、放射線治療において本体部1bが回転しても放射線照射部1aがぐらつくことはない。また、放射線照射部1aと本体部1bとの連結、固定の方法については、上述した2つの方法以外にも採用可能であることはもちろんである。
医用画像撮影装置3によって撮影された医用画像と制御装置4の位置ずれ量算出部10において既に撮影されているリファレンス画像とは、フュージョン処理がされる(ST20)。すなわち、リファレンス画像と医用画像とを重複して制御装置4の表示部4gに表示させることによって、両者のずれが明らかになる。そこで、位置ずれ量算出部10では、両者から把握できる位置ずれ量を算出する(ST21)。
算出された位置ずれ量は、放射線治療を行うに当たって、患者Mの位置を補正するのに利用される。すなわち、当該位置ずれ量に基づいて天板2a移動させて放射線治療装置1のアイソセンタの位置に合わせる(ST22)。これによって、放射線治療装置1を利用した放射線治療を適切に実施することが可能となる。
天板2aを移動させて患者Mの位置ずれを補正することで、放射線治療の準備が全て整ったことになる。そこで、次に策定された治療計画に基づいて実際の治療が開始される(図6のST3)。さらに治療後に治療計画通りの効果が現われているか否かを確認し(ST4)、予定されていた効果が現われている場合には、ここで放射線治療は終了となる。一方、治療計画に沿った結果が出ていない場合には(ST4のNO)、治療が続行される。
以上説明した通り、寝台装置を挟んで放射線治療装置と医用画像撮影装置とが対向して設置されている場合に、寝台装置を回転させずに医用画像撮影装置の移動に伴って、放射線治療装置の待避動作を行うことによって、寝台装置が大きく移動することによって発生する弊害を回避し、放射線治療装置と医用画像撮影装置におけるアイソセンタの位置を共用することによって、より正確、かつ効率的な放射線治療を行うことができる放射線治療システムを提供することである。
特に、放射線治療装置の放射線照射部が上方に待避することで、医用画像撮影装置が放射線治療装置のアイソセンタの位置にまで近づき、撮影に当たって当該アイソセンタの位置を共有することができるため、より放射線治療に求められる医用画像が鮮明に取得することが可能となる。このことは、その後の実際の治療において十分かつ、確実な治療を患者に提供することにつながる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 放射線治療装置
1a 放射線照射部
1b 本体部
1c 支持部
1d 回転部
1e 昇降部
1e1 支柱
1e2 格納部
2 寝台装置
2a 天板
3 医用画像撮影装置
4 制御装置
5 固定具

Claims (7)

  1. 放射線を用いて患者の治療を行う放射線治療装置と、
    前記放射線治療装置による治療の際、前記患者を載置する天板を備える寝台装置と、
    前記寝台装置を挟んで前記放射線治療装置と対向する位置に設置され、前記寝台装置に載置された前記患者を撮影して医用画像を取得する医用画像撮影装置と、
    前記放射線治療装置及び前記医用画像撮影装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記医用画像撮影装置は、前記医用画像撮影装置における前記放射線治療装置との対向面を前記放射線治療装置の放射線照射部における前記医用画像撮影装置との対向面を越えて前記放射線治療装置の本体部に近接する位置まで移動可能とすることを特徴とする放射線治療システム。
  2. 前記医用画像撮影装置は、その撮影領域が前記放射線治療装置の放射線照射のアイソセンタを含む位置となるように移動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の放射線治療システム。
  3. 前記医用画像撮影装置は、前記放射線治療装置の放射線照射の前記アイソセンタと前記医用画像撮影装置のアイソセンタとが一致するように移動可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線治療システム。
  4. 前記寝台装置は、少なくとも前記患者が載置される前記天板が前記医用画像撮影装置の架台内部を貫通しており、前記医用画像撮影装置は、前記天板を前記架台内部に貫通させたまま設置面に沿って移動可能に設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線治療システム。
  5. 前記寝台装置は、その長辺が、前記放射線治療装置の回転軸と平行となるように設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線治療システム。
  6. 前記放射線治療装置は、前記医用画像撮影装置が前記アイソセンタの位置に移動する際、前記本体部から前記放射線照射部を離間して上昇させ、前記医用画像撮影装置を待避することで、前記医用画像撮影装置との接触を回避することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の放射線治療システム。
  7. 前記本体部と前記放射線照射部とは、前記放射線照射部を前記本体部から離間させて上昇させるまで、及び、前記放射線照射部が下降し再度前記本体部に接した後は、固定具によって互いに固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の放射線治療システム。



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