JP2014138547A - 給電装置及びその制御方法、給電システム、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

給電装置及びその制御方法、給電システム、プログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】受電装置に過剰な電力が供給されないように受電装置に供給する電力を制御することで、受電装置に不具合が発生しないようにする。
【解決手段】給電装置は、無線給電を行う給電手段と、識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信手段と、前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御手段とを有し、前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御手段は、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、受電装置に無線により供給する電力を制御する給電装置及び給電システムに関するものである。
現在、受電装置と、コネクタやケーブルを介することなく受電装置に対して無線により電力を供給する給電装置とを含む無線給電システムが知られている。このような非接触給電システムの一例として、給電装置と受電装置とを特定の周波数に応じて磁界結合させて、給電装置から受電装置に磁界共鳴により電力の伝送を行うシステムが知られている。この場合、給電装置は、受電装置が許容できる電力に応じて、磁界共鳴により受電装置に供給する電力を制御する。
例えば、磁界共鳴を行う場合に使用される周波数帯としてISM(ISM:Industry−Science−Medical)バンドにおける13.58MHz±7KHzが知られている。この周波数は、例えば、FeliCa(登録商標)等のICカードの認証等の様々な用途に使用されている。
ICカードが許容できる電力は、磁界共鳴に対応する受電装置が許容できる電力に比べて小さい。このため、給電装置が受電装置に給電を行っている際、給電装置の近傍にICカードが存在する場合、給電装置は、ICカードが許容できる電力よりも大きい電力をICカードに供給してしまう場合がある。このような場合、ICカードに不具合が発生するような事態があった。
このような事態を防ぐために、給電装置から電力が過剰に供給されることにより内部の温度が上昇した場合に、温度変化に起因して周波数を変化させ、内部に流れる電流値を減少させる受電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−035405号公報
しかしながら、従来の受電装置では、給電装置から過剰な電力が供給されてからICカード内部の温度が上昇するまでの間、給電装置からICカードに過剰な電力が供給され続けていた。そのため、ICカード内部の温度が上昇するまでの間に給電装置から供給される電力によってICカードに不具合が発生するような事態があった。なお、このような課題は、ICカード以外の受電装置においても発生する課題である。
そこで、本発明は、受電装置に過剰な電力が供給されないように受電装置に供給する電力を制御することで、受電装置に不具合が発生しないようにすることを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給電装置は、無線給電を行う給電手段と、識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信手段と、前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御手段とを有し、前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御手段は、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるようにすることを特徴とする。
また、本発明に係る給電システムは、給電装置の近傍に存在する受電装置へ給電を行う給電システムであって、前記給電装置は、無線給電を行う給電手段と、識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信手段と、前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御手段とを有し、前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御手段は、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるように制御し、前記受電装置は、前記給電装置から前記所定の指示を受信し、前記所定の指示に応じたタイミングで前記給電装置へ識別情報を送信する通信手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、受電装置に過剰な電力が供給されないように受電装置に供給する電力を制御することで、受電装置に不具合が発生しないようにすることができる。
本発明の実施形態1に係る給電システムの一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る給電システムの形態の一例を示す図である。 実施形態1に係る給電装置によって行われる通信制御処理の一例を示すフローチャート図である。 実施形態1における給電システムにおける給電装置とデバイスとの通信のやり取りを示す図である。 実施形態1に係る給電装置によって行われる識別処理の一例を示すフローチャート図である。 実施形態1に係る給電装置に記録されている識別テーブルの一例を示す図である。 実施形態1に係る給電装置によって行われる通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
本発明について、実施形態1を一例として以下、説明を行う。なお、本発明は、実施形態1に限定されないものとする。
[実施形態1]
図1に実施形態1における給電システムを示す。以下、図1を参照し、実施形態1における給電システムについて説明を行う。
図1において、給電装置101は受電装置102に無線により電力を供給する。さらに、給電装置101と受電装置102との間において、給電装置101は、受電装置102と一方向または双方向のデータ通信を行い、給電装置101は、受電装置102と認証してから受電装置102への給電を開始するようにしている。電力送信回路106で発生された送電電力は、アンテナ整合回路114を通り磁気ループアンテナ115を介して電気エネルギー103となり空間に放出される。なお、電力送信回路106で発生された送電電力の一部の電力110が給電電力検出回路109により検出されて給電側マイクロプロセッサ108に送電電力レベルとして入力される。その後、給電側マイクロプロセッサ108は、送電電力レベルに応じて、送信電力制御信号107を介して電力送信回路106の送信電力の制御を行う。
また、給電側マイクロプロセッサ108は、電力の伝送とは別に、受電装置102に対して双方向の通信を行う。給電側からのデータ113はデータ送信(変調)回路112を介して電気エネルギー103に変調データ104を振幅変調(AM)で重畳させて伝送する。
また、受電装置102に送信されたデータは、磁気ループアンテナ115で受信され、アンテナ整合回路114を介してデータ受信(復調)回路116に入力され、データ受信(復調)回路116によって復調される。データ受信(復調)回路116によって復調されたデータは、受電側からのデータ117として給電側マイクロプロセッサ108に入力される。なお、この信号は受電側からの負荷変調によるものである。受電側からの負荷変調とは、受電装置102が給電装置101に近接した場合、受電装置102が給電装置101から供給されたエネルギーを用いて、受電装置102内部の回路を動作させることによる通信である。
空間伝送された電気エネルギー103は、受電装置102の磁気ループアンテナ115により励起され、アンテナ整合回路114を通り、電力受信(整流)回路121にて直流に変換される。そして、直流に変換された電気エネルギー103は、電圧安定化回路122を経て、給電装置101側とのデータ通信回路に供給される回路供給電力123となる。なお、空間伝送された電気エネルギー103は、電圧安定化回路122を経て、充電回路124により充電池125を充電するための電力としても用いられる。
一方、給電装置101から送信された変調データ104は、電気エネルギー103と同様に磁気ループアンテナ115で受信され、アンテナ整合回路114を通り、データ受信(復調)回路116に入力される。そして、データ受信(復調)回路116から送電側からのデータ113となって受電側マイクロプロセッサ126に入力される。
また、受電側からのデータ117はデータ送信(負荷変調)回路127により変調されて給電装置101へ送信される。しかし、この場合、受電装置102は、受電側からのデータ117を給電装置101に空間伝送するための高周波(キャリア)を発生させない。給電装置101から電気エネルギー103を受電している場合、受電装置102は、受電側からのデータ117の値と同期して、データ送信(負荷変調)回路127に含まれる負荷を変化させて、給電側からの電気エネルギー103を振幅変調(AM)している。
このように、給電装置101と受電装置102の間の通信は、給電装置101から受電装置102に供給される電気エネルギー103を用い、電気エネルギー103を送電側や受電側において、それぞれ振幅変調することにより実現している。また、給電装置101と受電装置102とが通信を行う場合、給電装置101及び受電装置102が使用する周波数は、ISMバンドにおける13.56MHz±7KHzであるものとする。
また、給電装置101と受電装置102との間で磁界共鳴を行う状態において、給電装置101が受電装置102に給電する場合、給電装置101及び受電装置102が使用する周波数も、ISMバンドにおける13.56MHz±7KHzであるものとする。
なお、ISMバンドにおける13.56MHz±7KHzは、ICカードとリーダライタとの間の通信において用いられる周波数である。なお、給電装置101と受電装置102の間の通信は、NFC(Near Field Communication)規格に準拠した通信であるものとする。
受電装置102は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置であってもよい。また、受電装置102は、スマートフォンや携帯電話等のモバイル装置であってもよい。また、受電装置102は、テレビや自動車であっても良いものとする。
図2に、給電装置101の近傍に受電装置102が存在する場合における給電システムの形態を示す。
図2に示される給電システムにおいて、受電装置102が給電装置101上に置かれた場合、給電装置101は、受電装置102の認証を開始し、受電装置102の認証が完了した場合、受電装置102への無線給電を開始するものとする。
図2(a)は、一つの受電装置102が給電装置101上に置かれた状態を示す。この場合、給電装置101は、受電装置102との認証を行うために、給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103を受電装置102に送電する。この場合、給電装置101は、受電側からのデータ(負荷変調)105を受電装置102から受け取ることにより、受電装置102との認証を完了させる。その後、給電装置101は、受電装置102が許容できる電力に応じて、受電装置102に供給する電気エネルギー103を制御する。この場合、給電装置101は、給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103よりも大きくなり、かつ、受電装置102が許容できる最大の電力よりも小さくなるように受電装置102に供給する電気エネルギー103を制御する。
図2(b)は、複数の受電装置である受電装置102aと受電装置102bとが給電装置101上に置かれた状態を示す。この場合、給電装置101は、受電装置102aと通信を行い、受電装置102bと通信を行い、受電装置102aと受電装置102bとを識別する。給電装置101は、受電装置102aと受電装置102bとの識別が行われた場合、受電装置102a及び受電装置102bのいずれか一つを選択する。そして、給電装置101は、選択された受電装置との認証を行うために、給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103を選択された受電装置に送電する。この場合、給電装置101は、受電側からのデータ(負荷変調)105を選択された受電装置から受け取ることにより、選択された受電装置との認証を完了させる。その後、給電装置101は、選択された受電装置が許容できる電力に応じて、選択された受電装置に供給する電気エネルギー103を制御する。この場合、給電装置101は、給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103よりも大きくなり、かつ、選択された受電装置が許容できる最大の電力よりも小さくなるように選択された受電装置に供給する電気エネルギー103を制御する。なお、給電装置101は、選択されていない受電装置に電気エネルギー103が供給されないように制御を行うものとする。
なお、給電装置101は、電池の残容量やユーザからの指示に応じて、受電装置102a及び受電装置102bのいずれか一つを選択するものとする。また、給電装置101は、先に給電が行われていたか否かに応じて、受電装置102a及び受電装置102bのいずれか一つを選択しても良いものとする。
図2(c)は、図1に示される受電装置102ではなくICカード201が給電装置101上に置かれた状態を示す。この場合、給電装置101は、ICカード201と通信を行い、ICカード201を識別する。給電装置101は、ICカード201の識別が行われた場合、ICカード201に過剰な電力を供給しないようにするために、電気エネルギー103の出力を制限する。例えば、この場合、給電装置101は、給電装置101上からICカード201が取り外されるまでの間、電気エネルギー103の出力を停止する。また、この場合、給電装置101は、給電装置101上からICカード201が取り外されるまでの間、電気エネルギー103が給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103よりも小さくなるように制御する。
なお、ICカード201の許容できる電力は、図1に示されるような受電装置102の許容できる電力よりも小さいものとする。また、ICカード201は、通信を行うための周波数帯として、ISMバンドにおける13.56MHz±7KHzを用いるものとする。
図2(d)は、受電装置102及びICカード201が同時に給電装置101上に置かれた状態を示す。この場合、例えば、キャリングケースやポーチなどの収納物202に受電装置102及びICカード201が収納された状態で、収納物202が給電装置101上に置かれた場合である。この場合、給電装置101は、受電装置102と通信を行い、ICカード201と通信を行い、ICカード201を識別する。給電装置101は、ICカード201の識別が行われた場合、ICカード201に過剰な電力を供給しないようにするために、図2(c)の場合と同様に、電気エネルギー103の出力を制限する。
図2(d)において、給電装置101は、ICカード201に過剰な電力が供給されないようし、ICカード201に不具合を発生させないようにするために、早急にICカード201を識別し、電気エネルギー103の出力を制限する必要がある。図2(d)において、受電装置102との通信のために使用する周波数帯及びICカード201との通信のために使用する周波数帯は、13.56MHz±7KHzである。このため、給電装置100が受電装置102とICカード201を正しく識別するには、給電装置101は、受電装置102を識別するための受電装置102との通信と、ICカード201を識別するためのICカード201との通信とを同時に行うことはできない。これにより、給電装置101は、受電装置102を識別するための受電装置102との通信と、ICカード201を識別するためのICカード201との通信とを時系列的にずらして行う必要がある。
しかしながら、給電装置101は、受電装置102を識別するための受電装置102との通信と、ICカード201を識別するためのICカード201との通信のいずれを優先的に行うかを制御することができなかった。そのため、給電装置101において、受電装置102を識別するための受電装置102との通信よりも後に、ICカード201を識別するためのICカード201との通信が行われるような場合があった。また、給電装置101において、受電装置102を識別するための受電装置102との通信と、ICカード201を識別するためのICカード201との通信とが同時に行われた場合、コリジョン(衝突)が発生し、受電装置102とICカード201を識別できない。このため、給電装置101は、再び、受電装置102を識別するための受電装置102との通信と、ICカード201を識別するためのICカード201との通信とを行わなければならず、ICカード201の識別が遅れてしまうような場合があった。
このような場合、ICカード201の識別が遅れた分だけICカード201に過剰な電力が供給されてしまい、ICカード201に不具合が発生してしまうような事態がある。このような事態を防ぐために、実施形態1に係る給電装置101において行われる処理について、以下、図3〜図6を参照し、説明を行う。
図3は、給電装置101の給電側マイクロプロセッサ108によって行われる通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
S301において、給電側マイクロプロセッサ108が給電装置101の電源がONであることを検出した場合、本フローチャートは、S301からS302に進む。S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101上に存在するデバイスに対して、識別情報であるIDの送信を要求するためのID送信指示を一定間隔(ポーリング)で送信する。なお、S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電側からのデータ104としてID送信指示が重畳された電気エネルギー103を外部に出力するように制御する。
例えば、図2(a)のような給電システムでは、S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、受電装置102にID送信指示を送信するように制御する。また、図2(b)のような給電システムでは、S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、受電装置102a及び受電装置102bにID送信指示を送信するように制御する。また、図2(c)のような給電システムでは、S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、ICカード201にID送信指示を送信するように制御する。また、図2(d)のような給電システムでは、S302において、給電側マイクロプロセッサ108は、受電装置102及びICカード201にID送信指示を送信するように制御する。
ID送信指示が送信された場合、本フローチャートは、S302からS303に進む。
S303において、給電側マイクロプロセッサ108は、S302において送信されたID送信指示に対する応答信号を受信する。S302において送信されたID送信指示に対する応答信号とは、ID送信指示を受信したデバイスの識別情報を示すID信号である。給電側マイクロプロセッサ108は、受信したID情報を不図示のメモリに格納する。この場合、本フローチャートは、S303からS304に進む。
S304において、給電側マイクロプロセッサ108は、S303において受信されたID情報を用いて、給電装置101上に存在するデバイスを認識する。給電装置101上に存在するデバイスが認識された場合、本フローチャートは、S304からS305に進む。図2(b)や図2(d)のような場合、S302の処理が行われると、給電装置101上に存在する複数のデバイスから同時にID信号が給電装置101に送信されるような場合がある。この場合、給電装置101は、複数のデバイスから送信されるID信号が交錯してしまうため、受信したID信号を用いて正しくデバイスを識別することができなくなる。このように、複数のデバイスから送信される信号が交錯することをコリジョン(衝突)と呼ぶ。
そこで、S305において、給電側マイクロプロセッサ108は、コリジョンが発生したか否かを判定する。給電側マイクロプロセッサ108によって、コリジョンが発生していないと判定された場合(S305でNo)、本フローチャートは、S305からS306に進む。給電側マイクロプロセッサ108によって、コリジョンが発生したと判定された場合(S305でYes)、本フローチャートは、S305からS307に進む。
S306において、給電側マイクロプロセッサ108は、識別処理を行う。なお、識別処理とは、S304において認識されたデバイスがどのようなデバイスであるかを識別するための処理である。なお、給電側マイクロプロセッサ108は、S306の識別処理において、S304で認識されたデバイスがICカード201であるか否かを識別する。S306の識別処理が行われた場合、本フローチャートは、S306からS302に戻る。S306の識別処理が行われた後に、S302の処理が行われる場合、ID送信指示には、S306において設定された送信開始時間を示す情報が含まれるものとする。
S307において、給電側マイクロプロセッサ108は、コリジョンを回避するための衝突防止処理を行う。衝突防止処理は、ID再送信の指示を給電装置101上に存在するデバイスに送信した場合、S306の識別処理において設定された送信開始時間に応じて、給電装置101上に存在するデバイスにID信号の送信を行わせるための処理である。ID再送信の指示とは、ID信号の再送信を給電装置101上に存在するデバイスに指示するために用いられる信号である。送信開始時間は、ID信号の給電装置101への送信を開始するタイミングを示す。送信開始時間については図6を用いて後述する。なお、ID再送信の指示には、S306において設定された送信開始時間を示す情報が含まれるものとする。そのため、給電装置101上に存在するデバイスが給電装置101からID再送信の指示を受信した場合、ID再送信の指示に含まれる送信開始時間に応じて、ID信号の給電装置101への送信を開始する。これにより、給電側マイクロプロセッサ108は、衝突防止処理を行うことによって、給電装置101上に存在するデバイスから給電装置101に送信されるID信号が交錯しないようにしながら、ID信号を取得する。衝突防止処理が行われた場合、本フローチャートは、S307からS303に戻る。
給電装置101は、S307の衝突防止処理が行われた後に再度、S303において、給電装置101上に存在するデバイスからID信号を受信し、S304において、給電装置101上に存在するデバイスの認識を行う。これにより、再度コリジョンが発生したと判定された場合(S305でYes)、再び、S307において衝突防止処理を行う。なお、給電装置101は、給電装置101上に存在する全てのデバイスをID信号により識別するまで、図3の通信制御処理を繰り返し行う。図3の通信制御処理を行う際の給電装置101と、給電装置101上に存在するデバイスとの通信のやり取りを図4に示す。給電装置101は、ID信号の受信の際にコリジョンの発生を検出した場合は、ID再送信の指示を送信し、コリジョンを発生させることなく給電装置101上に存在する全てのデバイスからID信号を受信するまで、ID再送信の指示を送信する。
図5において、S306において行われる識別処理について説明を行う。なお、図5は、給電装置101の給電側マイクロプロセッサ108によって行われる識別処理の一例を示すフローチャートである。
S501において、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがどのクラスに対応するかを図6に示される識別テーブルを用いて判定する。例えば、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスから受信したID信号に含まれる情報及び図6の識別テーブルを用いて、S304において認識されたデバイスがどのクラスに対応するかを判定するものとする。この場合、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスに対応するクラスを示す情報を不図示のメモリに記録する。この場合、本フローチャートは、S501からS502に進む。なお、図6の識別テーブルは、各クラスと、受電装置の許容できる電力と、給電装置101の行う処理と、送信開始時間の設定とが関連付けられている。
図6の識別テーブルにおいて、クラスAであるデバイスは、ICカード201に対応するので、給電装置101が最も早く識別する必要がある。このため、クラスAであるデバイスは、送信開始時間が最も短くなるように設定される。この場合、クラスAであるデバイスについては、給電装置101は、ID再送信の指示を受信してから送信開始時間(第1の時間)が経過した後に、クラスAであるデバイスの識別情報であるID信号を給電装置101に送信する。クラスAであるデバイスに対応する送信開始時間は、クラスBであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短く、クラスCであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短く、クラスDであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短い。
また、クラスB、クラスC及びクラスDのいずれか一つであるデバイスは、ICカード201に対応しないので、給電装置101が最も早く識別する必要はない。このため、クラスB、クラスC及びクラスDのいずれか一つであるデバイスは、クラスAであるデバイスよりも早く給電装置101によって識別されないように、クラスAであるデバイスの送信開始時間よりも送信開始時間が長くなるように設定されるようにする。この場合、クラスBであるデバイスは、給電装置101は、ID再送信の指示を受信してから送信開始時間が経過した後に、クラスBであるデバイスの識別情報であるID信号を給電装置101に送信する。クラスBであるデバイスに対応する送信開始時間は、クラスAであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長く、クラスCであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短く、クラスDであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短い。この場合、クラスCであるデバイスは、給電装置101は、ID再送信の指示を受信してから送信開始時間が経過した後に、クラスCであるデバイスの識別情報であるID信号を給電装置101に送信する。クラスCであるデバイスに対応する送信開始時間は、クラスAであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長く、クラスBであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長く、クラスDであるデバイスに対応する送信開始時間よりも短い。この場合、クラスDであるデバイスは、給電装置101は、ID再送信の指示を受信してから送信開始時間が経過した後に、クラスDであるデバイスの識別情報であるID信号を給電装置101に送信する。クラスDであるデバイスに対応する送信開始時間は、クラスAであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長く、クラスBであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長く、クラスCであるデバイスに対応する送信開始時間よりも長い。
S502において、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがクラスAに対応するか否かを判定する。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスAに対応すると判定された場合(S502でYes)、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがICカード201であると判定する。この場合(S502でYes)、本フローチャートは、S502からS505に進む。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスAに対応しないと判定された場合(S502でNo)、本フローチャートは、S502からS503に進む。
S503において、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがクラスBに対応するか否かを判定する。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスBに対応すると判定された場合(S503でYes)、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスは許容できる電力が小さい電子機器であると判定する。この場合(S503でYes)、本フローチャートは、S503からS507に進む。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスBに対応しないと判定された場合(S503でNo)、本フローチャートは、S503からS504に進む。
S504において、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがクラスCに対応するか否かを判定する。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスCに対応すると判定された場合(S504でYes)、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスは許容できる電力が小さい電子機器であると判定する。この場合(S504でYes)、本フローチャートは、S504からS508に進む。給電側マイクロプロセッサ108によって、S304において認識されたデバイスがクラスCに対応しないと判定された場合(S504でNo)、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがクラスDに対応すると判定する。この場合(S504でNo)、本フローチャートは、S504から図3のS302に戻る。なお、S304において認識されたデバイスがクラスDに対応すると判定された場合、給電側マイクロプロセッサ108は、図3のS302の処理に戻る前に、電気エネルギー103の値を、所定値C以上にするための処理を行うものとする。なお、所定値Cは、後述の所定値Aよりも大きく、後述の所定値Bよりも大きいものとする。
S505において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電を制限するための処理を行う。この場合、S505において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101が出力している電気エネルギー103の値を所定値Aよりも小さくするための処理を行うものとする。なお、所定値Aは、給電側からのデータ104が重畳された電気エネルギー103以下の値であるものとする。また、S505において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101が出力している電気エネルギー103を停止するための処理を行ってもよいものとする。給電を制限するための制御が行われた場合、本フローチャートは、S505からS506に進む。
S506において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101に含まれる不図示のLEDや不図示のディスプレイに給電装置101の状態を示す情報を表示する。給電装置101の状態を示す情報とは、例えば、S506の処理が行われる前に給電装置101によって行われた処理を示す情報である。例えば、S506の処理が行われる前に、S505の処理が行われた場合、給電側マイクロプロセッサ108は、給電を制限するための処理が行われたことを示す情報を不図示のLEDやディスプレイに表示する。なお、S506の処理が行われる前に、S507及びS508の処理のいずれか一つが行われた場合も同様に、給電側マイクロプロセッサ108は、S507及びS508の処理のいずれか一つが行われたことを示す情報を不図示のLEDや不図示のディスプレイに表示する。
なお、さらに、S506において、給電側マイクロプロセッサ108は、S304において認識されたデバイスがどのクラスに対応するのかを示す情報をさらに、不図示のLEDや不図示のディスプレイに表示してもよい。
給電装置101の状態を示す情報が表示された場合、本フローチャートは、S506から図3のS302に戻る。
S507において、給電側マイクロプロセッサ108は、電気エネルギー103が規定電力になるように制御する。この場合、給電側マイクロプロセッサ108は、電気エネルギー103の値を、所定値A以上であり、かつ、所定値Bよりも小さくするための処理を行うものとする。なお、所定値Bは、所定値Aよりも大きいものであり、クラスBのデバイスが許容できる電力に応じて設定されるものとする。この場合、本フローチャートは、S507からS506に進む。
S508において、給電側マイクロプロセッサ108は、電気エネルギー103が規定電力になるように制御する。なお、この場合、給電側マイクロプロセッサ108は、電気エネルギー103の値を、所定値B以上であり、かつ、所定値Cよりも小さくするための処理を行うものとする。なお、所定値Cは、クラスCのデバイスが許容できる電力に応じて設定されるものとする。この場合、本フローチャートは、S508からS506に進む。
図2(c)及び図2(d)のような場合において、給電装置101は、ICカード201に不具合を発生させないようにICカード201を保護するようにしたが、これに限られないものとする。例えば、給電装置101は、ICカード201の代わりに電池を充電するための充電手段を有していない電子機器に不具合を発生させないように保護してもよい。また、給電装置101は、ICカード201の代わりに磁気ループアンテナを有していない電子機器に不具合を発生させないように保護してもよい。また、給電装置101は、ICカード201の代わりに金属に発熱等の不具合を発生させないように保護してもよい。なお、ICカード201、充電手段を有していない電子機器、磁気ループアンテナを有していない電子機器や金蔵等の給電装置101が保護する必要のあるデバイスを所定のデバイスと呼ぶものとする。なお、この場合、図3のS306における識別処理が行われる場合、給電装置101は、所定のデバイスが図6の識別テーブルにおけるクラスAであると判定されるようにするものとする。
このように、実施形態1に係る給電装置101は、給電装置100の近傍に存在するデバイスが所定のデバイスでない場合、給電装置100の近傍に存在するデバイスに対応する送信開始時間(第2の時間)が所定のデバイスに対応する送信開始時間(第1の時間)よりも長くなるように設定した。このため、給電装置101は、所定のデバイス以外の受電装置と、所定のデバイスとが給電装置100の近傍に存在する場合、所定のデバイスの識別が優先的に行われるようにすることができる。これにより、所定のデバイスの識別が所定のデバイス以外の受電装置の識別よりも早く行われるので、給電装置100は、所定のデバイスを識別した場合、早急に給電を制限することができる。したがって、給電装置101は、所定のデバイスに過剰な電力が供給されないように所定のデバイスに供給する電力を制御することで、所定のデバイスに不具合が発生しないようにすることができる。
さらに、実施形態1に係る給電装置101は、給電装置100の近傍に所定のデバイスが存在する場合、所定のデバイスに対応する送信開始時間が所定のデバイス以外の受電装置に対応する送信開始時間よりも短くなるように設定した。このため、給電装置101は、所定のデバイス以外の受電装置と、所定のデバイスとが給電装置100の近傍に存在する場合、所定のデバイスの識別が優先的に行われるようにすることができる。
これにより、所定のデバイスの識別が所定のデバイス以外の受電装置の識別よりも早く行われるので、給電装置100は、所定のデバイスを識別した場合、早急に給電を制限することができる。したがって、給電装置101は、所定のデバイスに過剰な電力が供給されないように所定のデバイスに供給する電力を制御することで、所定のデバイスに不具合が発生しないようにすることができる。
なお、実施形態1において、給電装置101は、図3の通信制御処理を行うようにしたが、図3の通信制御処理の代わりに、図7の通信制御処理を行うようにしてもよい。
なお、図7の通信制御処理について、以下説明を行う。なお、図7の通信制御処理について、図3の通信制御処理と共通する処理については説明を省略し、図3の通信制御処理と異なる処理については説明を行う。
S302の処理が行われた場合、本フローチャートは、S302からS701に進む。S701において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101によって出力されている電気エネルギー103が規定値以下になるように制御する。なお、S701における規定値とは、受電側からのデータ105を受電装置102から受信するための閾値である。なお、給電装置101は、出力されている電気エネルギー103がS701における規定値よりも大きい場合、受電装置102と通信を行い難くなり、S701における規定値以下である場合、受電装置102と通信を行い易くなる。電気エネルギー103が規定値以下になるように制御された場合、本フローチャートは、S701からS303に進む。
S306の処理が行われた場合、本フローチャートは、S306からS702に進む。S702において、給電側マイクロプロセッサ108は、給電装置101によって出力されている電気エネルギー103が規定値以下になるように制御する。なお、S702における規定値とは、給電側からのデータ104を受電装置102に送信するための閾値である。なお、給電装置101は、出力されている電気エネルギー103がS702における規定値よりも大きい場合、受電装置102と通信を行い難くなり、S702における規定値以下である場合、受電装置102と通信を行い易くなる。電気エネルギー103が規定値以下になるように制御された場合、本フローチャートは、S702からS302に戻る。
なお、給電装置101において、図3の通信制御処理の代わりに図7の通信制御処理が行われた場合であっても、共通する処理については、同様の効果を有するものとする。
図7の通信制御処理が行われた場合、給電装置100は、ID送信指示を送信するために適切な値になるように、電気エネルギー103を制御し、ID信号を受信するために適切な値になるように、電気エネルギー103を制御する。このため、実施形態1に係る給電装置101は、給電装置101の近傍に存在するデバイスとの通信を正確に行うようにすることができる。
実施形態1において、給電装置101と受電装置102とは、NFC規格に準拠する通信を行うものとしたが、これに限られないものとする。例えば、給電装置101と受電装置102とは、NFC規格に準拠する通信の代わりにRFID(Radio Frequency IDentification)等のISO/IEC 18092規格に対応する通信を行っても良い。また、例えば、給電装置101と受電装置102とは、NFC規格に準拠する通信の代わりにMIFARE(登録商標)の規格に対応する通信を行っても良いものとする。また、例えば、給電装置101と受電装置102とは、NFC規格に準拠する通信の代わりにFelica(登録商標)の規格に対応する通信を行っても良いものとする。
(他の実施形態)
本発明に係る給電装置は、実施形態1で説明した給電装置に限定されるものではない。また、本発明に係る給電システムは、実施形態1で説明した給電システムに限定されるものではない。例えば、本発明に係る給電装置は、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施形態1で説明した様々な処理及び機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ(CPU等を含む)で実行可能であり、実施形態1で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、実施形態1で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより読み取りが可能な記憶媒体から読み出され、コンピュータで実行されることになる。コンピュータで読み取り可能な記憶媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明に係るコンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置からコンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。

Claims (10)

  1. 給電装置であって、
    無線給電を行う給電手段と、
    識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信手段と、
    前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御手段とを有し、
    前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御手段は、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるように制御することを特徴とする給電装置。
  2. 前記所定の指示を送信した後、前記所定のデバイスから識別情報を受信できない場合、前記制御手段は、前記所定のデバイスと異なる受電装置が送信を開始する時間よりも短い時間で識別情報の送信を開始するように、前記所定のデバイスに対して前記所定の指示を再送信することを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記給電装置において、前記所定のデバイスから識別情報を受信するための通信と、前記所定のデバイスと異なる受電装置から識別情報を受信するための通信とに衝突が発生した場合、前記制御手段は、前記衝突が発生しないように前記所定のデバイスおよび所定のデバイスとは異なる受電装置から識別情報の送信を開始する時間を異ならせるように前記所定の指示を再送信することを特徴とする請求項1または2に記載の給電装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定のデバイスとは異なる受電装置が許容できる電力が大きいほど、前記所定の指示により前記識別情報の送信を開始する時間が長くなるように設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定の指示により受信した識別情報に対応する受電装置が許容できる電力に応じて、前記受電装置への給電を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の給電装置。
  6. 前記通信手段により前記所定の指示を送信した後、前記制御手段は、前記給電装置から出力される電気エネルギーが所定値よりも小さくなるように制御することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の給電装置。
  7. 給電装置の近傍に存在する受電装置へ給電を行う給電システムであって、
    前記給電装置は、
    無線給電を行う給電手段と、
    識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信手段と、
    前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御手段とを有し、
    前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御手段は、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるように制御し、
    前記受電装置は、
    前記給電装置から前記所定の指示を受信し、前記所定の指示に応じたタイミングで前記給電装置へ識別情報を送信する通信手段を有することを特徴とする給電システム。
  8. 受電装置に対して無線給電を行う給電装置の制御方法であって、
    前記受電装置に識別情報の送信を要求するための所定の指示を送信する通信ステップと、
    前記所定の指示が所定のデバイスに送信された場合、第1の時間が経過した後に、前記所定のデバイスの識別情報が前記給電装置に送信されるようにする制御ステップとを有し、
    前記所定の指示が前記所定のデバイスと異なる受電装置に送信された場合、前記制御ステップでは、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過した後に、前記受電装置の識別情報が前記給電装置に送信されるように制御することを特徴とする給電装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の給電装置の各手段として機能させるプログラム。
  10. コンピュータを、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の給電装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
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