JP2014137333A - 位置決め治具及び曲げ試験方法 - Google Patents

位置決め治具及び曲げ試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014137333A
JP2014137333A JP2013007299A JP2013007299A JP2014137333A JP 2014137333 A JP2014137333 A JP 2014137333A JP 2013007299 A JP2013007299 A JP 2013007299A JP 2013007299 A JP2013007299 A JP 2013007299A JP 2014137333 A JP2014137333 A JP 2014137333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body plate
positioning jig
main body
flat panel
panel display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013007299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Iwai
洋平 岩井
Hideyuki Osaka
英幸 大坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2013007299A priority Critical patent/JP2014137333A/ja
Priority to CN201420031537.XU priority patent/CN203785956U/zh
Publication of JP2014137333A publication Critical patent/JP2014137333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

【課題】フラットパネルディスプレイ関連部材を曲げ試験装置に対し簡便かつ高精度に位置決めする位置決め治具を提供する。
【解決手段】位置決め治具100は、板状の本体プレート101と、本体プレート101に設けられ、本体プレート101を厚さ方向に貫通し、その一端が本体プレート101の端に開口する少なくとも一対の平行な長穴であって、曲げ試験装置の支点と嵌合する支点側長穴103と、本体プレート101に設けられ、少なくとも本体プレート101の上面に開口する穴であって、前記曲げ試験装置の圧子と嵌合する圧子側穴104と、本体プレート101の上面に設けられ、支点側長穴103の開口方向に向く長手方向支持面102aと、支点側長穴103の短手方向に向く短手方向支持面102bとを有し、前記フラットパネルディスプレイ関連部材が突き当てられる支持部材102と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に用いられる位置決め治具及びフラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験方法に関する。
携帯電話、スマートフォン、PDA、カーナビゲーションシステム等の小型携帯端末における画像表示措置として、液晶表示装置や有機EL(エレクトロルミネセンス)表示装置等のフラットパネルディスプレイが広く用いられている。このような小型携帯端末の取り扱い時には振動や衝撃力をはじめとする種々の外力が作用するため、フラットパネルディスプレイ自体も容易に破損することの無いよう強度が求められる。
フラットパネルディスプレイの強度を定量的に測定する方法として曲げ試験が利用されている。一般的な曲げ試験装置は特許文献1に示されているとおり公知のものであり、また市販されている。
特許第4164618号公報
フラットパネルディスプレイは様々な形状の複数の部材が組み立てられたものであり、単一の部材ではない。そのため、曲げ試験を行う際に、曲げ試験装置にフラットパネルディスプレイを配置する位置によってその結果が異なる場合があり、再現性が乏しく、試験結果の信頼性が疑問視される場合があり得る。試験結果の再現性及び信頼性を高めるためには、曲げ試験装置へのフラットパネルディスプレイの配置を高精度に行う必要があるが、これは試験作業員に熟練を要求し、また位置決めに長時間を要する結果、試験時間が長くなる問題を孕むものであった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に、フラットパネルディスプレイ関連部材を曲げ試験装置に対し簡便かつ高精度に位置決めすることである。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に用いられる位置決め治具であって、板状の本体プレートと、前記本体プレートに設けられ、前記本体プレートを厚さ方向に貫通し、その一端が前記本体プレートの端に開口する少なくとも一対の平行な長穴であって、曲げ試験装置の支点と嵌合する支点側長穴と、前記本体プレートに設けられ、少なくとも前記本体プレートの上面に開口する穴であって、前記曲げ試験装置の圧子と嵌合する圧子側穴と、前記本体プレートの上面に設けられ、前記支点側長穴の開口方向に向く長手方向支持面と、前記支点側長穴の短手方向に向く短手方向支持面とを有し、前記フラットパネルディスプレイ関連部材が突き当てられる支持部材と、を有する位置決め治具。
(2)(1)において、前記位置決め治具は、前記本体プレートに対する固定位置が変更可能である位置決め治具。
(3)(2)において、前記本体プレートには、前記フラットパネルディスプレイ関連部材の長手方向及び短手方向の中心線の位置を示す目印が付けられている位置決め治具。
(4)(1)乃至(3)のいずれかにおいて、前記短手方向支持面は、前記支点側長穴の開口方向に向かうに従い前記支点側長穴から遠ざかる傾斜面又は曲面である位置決め治具。
(5)(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記本体プレートは2枚1組となっており、一の前記本体プレートには前記支持部材が設けられ、他の前記本体プレートには前記支持部材が設けられない位置決め治具。
(6)(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記支点側長穴は複数組設けられている位置決め治具。
(7)(1)乃至(6)のいずれかにおいて、前記本体プレートには、前記フラットパネルディスプレイ関連部材の品種を示す表示が設けられている位置決め治具。
(8)少なくとも一対の支点と、圧子を有する曲げ試験装置を用意する工程と、曲げ試験対象となるフラットパネルディスプレイ関連部材を用意する工程と、(1)乃至(7)のいずれかの位置決め治具を用意する工程と、前記支点に前記位置決め治具の前記支点側長穴を嵌合させた状態で前記圧子側穴に前記圧子を嵌合させ、前記圧子を位置決めする工程と、前記支点に前記位置決め治具の前記支点側長穴を嵌合させた状態で、前記フラットパネルディスプレイ関連部材を前記支持部材につき当て位置決めする工程と、前記位置決め治具を前記支点より取り除く工程と、前記圧子を前記フラットパネルディスプレイ関連部材に押し付け、前記前記フラットパネルディスプレイ関連部材の強度を測定する工程と、を有する曲げ試験方法。
(9)(8)において、前記フラットパネルディスプレイ関連部材は品種の異なる複数のものが用意され、前記位置決め治具は複数のものが、前記フラットパネルディスプレイの品種ごとに用意される曲げ試験方法。
上記(1)によれば、フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に、フラットパネルディスプレイ関連部材を曲げ試験装置に対し簡便かつ高精度に位置決めすることができる。
上記(2)によれば、曲げ試験機へのフラットパネルディスプレイ関連部材の配置位置を変更することができる。
上記(3)によれば、支持部材の位置決めを簡便に行うことができる。
上記(4)によれば、位置決め治具を支点から取り除く際にフラットパネルディスプレイ関連部材の位置がずれることが防止される。
上記(5)によれば、位置決め治具を支点から取り除く作業が容易であり、また曲げ試験装置の周辺に広い空間が必要ない。
上記(6)によれば、一の位置決め治具により、支点間距離の異なる曲げ測定に対応できる。
上記(7)によれば、複数品種のフラットパネルディスプレイ関連部材に対し曲げ試験を行う際に、フラットパネルディスプレイ関連部材を誤った位置に配置する可能性を低減できる。
上記(8)によれば、フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に、フラットパネルディスプレイ関連部材を曲げ試験装置に対し簡便かつ高精度に位置決めして曲げ試験を行うことができる。
上記(9)によれば、複数品種のフラットパネルディスプレイ関連部材に対する曲げ試験を迅速に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 支持部材の位置決めを説明する図である。 曲げ試験装置を示す図である。 支点と圧子の水平面内における位置合わせを説明する図である。 フラットパネルディスプレイ関連部材の位置決めを説明する図である。 位置決め治具が引き抜かれた状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 4点曲げ試験の様子を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る位置決め治具の外観斜視図である。 丸棒押し試験の様子を示す図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る位置決め治具100を図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態に係る位置決め治具100の外観斜視図である。同図には、位置決め治具100をその上面方向から見た様子が示されている。位置決め治具100は、板状の本体プレート101の上面に支持部材102を設けた構造となっている。
板状の本体プレート101は、後述するように1枚のプレートから構成されていてもよいが、本実施形態では左本体プレート101Lと右本体プレート101Rの2枚1組となっている。本体プレート101の材質は、フラットパネルディスプレイ関連部材を保持し位置決めをするに足る剛性をもち、機械加工が可能なものであればどのようなものであってもよく、各種の金属や合成樹脂を用いてよい。本実施形態ではPMMA(ポリメチルメタクリレート)を用いている。本体プレート101の材質を透明なものにすると、本体プレート101の背後の様子が見えるため、試験作業員が作業上のミスに気付きやすい利点があるが、この特性は必須のものではない。なお、本実施形態では本体プレート101、左本体プレート101L及び右本体プレート101Rの外形は概ね矩形であるが、本体プレート101、左本体プレート101L及び右本体プレート101Rの外形をどのようにするかについては特に限定されるものではない。
左本体プレート101Lに着目すると、左本体プレート101Lを厚さ方向に貫通し、図中左右方向に延びる長穴である支点側長穴103が設けられている。支点側長穴103は、その一端、この例では図中右側の端が左本体プレート101Lの端に開口している。また、支点側長穴103は少なくとも1対、すなわち、2本1組のものが互いに平行に設けられている。また、支点側長穴103間には、左本体プレート101Lの上面に開口する圧子側穴104が設けられている。本実施形態では、圧子側穴104は左本体プレート101Lを貫通しない長穴形状であり、一対の支点側長穴103間の中間位置に支点側長穴103と平行に設けられている。
支持部材102は、左本体プレート101Lの上面に突き出すように設けられ、左本体プレート101L上の位置が変更可能であるように取り付けられる。この取付方法はどのようなものであってもよいが、例えば、仮止用粘着剤や両面テープによる貼り付けを例示できる。支持部材102には、支点側長穴103の長手方向の開口に向く面である長手方向支持面102aと、支点側長穴103の長手方向に直交する向きである短手方向に向く短手方向支持面102bとが設けられている。ここで、図示のように、短手方向支持面102bは左本体プレート101Lの中心と向き合うような向きとされる。また、短手方向支持面102bは支点側長穴103と平行でなく、支点側長穴103の開口方向に向かうに従い支点側長穴103から遠ざかる傾斜面となっている。なお、ここでは短手方向支持面102bは平面であるが、適宜の曲面、例えば円筒面としてもよい。また、短手方向支持面102bを支点側長穴103と平行な面とすることを排除するものではない。
なお、本実施形態では支持部材102は2つ1組のものとして示されているが、この両者を結合し一体の部材としてもよい。また、2つの支持部材102のそれぞれに短手方向支持面102bを設けた構成としているが、短手方向支持面102bは支持部材102のいずれか一方にのみ設けるようにしてもよい。
右本体プレート101Rは、支持部材102が設けられない点を除き、その形状は左本体プレート101Lと線対称となっている。また、右本体プレート101Rの任意の位置、ここでは上面の角付近に表示105が設けられており、位置決め治具100が用いられるべきフラットパネルディスプレイ関連部材の品種を示している。表示105の具体的な構成は特に限定されず、例えば、右本体プレート101Rの上面に直接施された印刷・刻印又は記入であっても、ラベルを貼り付けたものであってもよい。表示105は、左本体プレート101Lに設けても、或いは右本体プレート101Rと左本体プレート101Lの両方に設けてもよい。
さらに、本体プレート101には、フラットパネルディスプレイ関連部材の長手方向及び短手方向の中心線の位置を示す目印106が設けられている。目印106は本体プレート101に着色又は刻印等により示された直線であり、位置決め治具100上に配置されるフラットパネルディスプレイ関連部材の中心位置を示す十字線(クロスヘア)となっている。図示の例では、支点側長穴103と平行に設けられている目印106は左本体プレート101L及び右本体プレート101Rの上面に着色又は刻印として示されているが、支点側長穴103と直交する向きの直線は示されていない。これは、左本体プレート101Lと右本体プレート101Rが線対称であるため、両者を突き合わせた際に、その合せ面107L、107Rが十字線を構成する直線となるためである。なお、左本体プレート101Lと右本体プレート101Rを線対称でないものとしたり、本体プレート101自体を1枚のプレートから構成したりする場合には、支点側長穴103と直交する向きの直線を着色又は刻印等により明示するとよい。
続いて、本実施形態に係る位置決め治具100を用いたフラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験方法を図2乃至6を参照しつつ説明する。
まず、図2に示すように、位置決め治具100と、フラットパネルディスプレイ関連部材1を用意する。ここで、フラットパネルディスプレイ関連部材とは、フラットパネルディスプレイ自体、フラットパネルディスプレイの構成部材、又はフラットパネルディスプレイと合わせて用いられる部材であって、その外形が概ねフラットパネルディスプレイ自体と等しいものを指している。例えば、フラットパネルディスプレイが液晶表示装置である場合には、組み立て済みの液晶表示装置(すなわち、液晶表示パネルとバックライトを一体にしたもの)はもちろん、液晶表示パネル単体やバックライト単体、或いは液晶表示パネルを構成するTFT基板やカラーフィルタ基板、バックライトに用いられる導光板、さらには液晶表示装置に取り付けられるタッチパネル等がフラットパネルディスプレイ関連部材に含まれる。もちろん、フラットパネルディスプレイは液晶表示装置以外にも、有機EL表示装置であっても、その他の形式の表示装置であってもよい。
フラットパネルディスプレイ関連部材1には、あらかじめその長手方向及び短手方向の中心線11を着色又はけがき等により示しておく。そして、位置決め治具100の左本体プレート101Lと右本体プレート101Rを合せ面107L、107Rを突き合わせた状態にしておき、その上面にフラットパネルディスプレイ関連部材1を中心線11と目印106及び合せ面107L、107Rが一致するように置く。この状態で、支持部材102を、その長手方向支持面102a及び短手方向支持面102bがフラットパネルディスプレイ関連部材1の長辺及び短辺にそれぞれ突き当たるよう位置決めし、固定しておく。こうすることにより、以降はフラットパネルディスプレイ関連部材1に中心線11を示しておかずとも、フラットパネルディスプレイ関連部材1を支持部材10の長手方向支持面102a及び短手方向支持面102bに突き当たるように置くだけで正確に位置決めができるようになる。フラットパネルディスプレイ関連部材1は位置決め治具100の上からいったんおろしておく。
また、曲げ試験装置2を用意する。曲げ試験装置2は、一例として図3に示したような一般的なものでよく、その形式等は特段限定されない。曲げ試験装置2は、一対の支点20と、圧子21を備えている。
支点20は、上向きに水平なエッジをもつ板状の部材であり、試験片をこの支点20の上に積載し、支持するものである。支点20のエッジには、適宜の丸みが付けられる。支点20の具体的な形状や、支点間距離は試験内容に応じて適宜変更される。支点20は、曲げ試験装置2のベース22に固定される。なお、支点20のエッジを自由回転可能なローラとする場合もある。
圧子21は、アーム23から垂下するように固定される部材である。アーム23は上下動するとともに、内部にロードセルが組み込まれており、その移動量と負荷が測定可能とされている。曲げ試験装置2は、支点20上に積載した試験片の中央を圧子21により押しこみ、その時の押し込み量と荷重を測定するものである。圧子21は実施しようとする曲げ試験の種類に応じて適宜交換される。図示のものは3点曲げ試験に用いられる圧子21であり、適宜の丸みをもつエッジを備えた板状の部材である。
続いて、支点20と圧子21の水平面内における位置合わせを行う。図4に示すように、位置決め治具100の支点側長穴103に支点20が嵌合するように、支点20上に位置決め治具100を載置する。そして、この状態でさらに圧子側穴104に圧子21を嵌合させる。
このとき、支点側長穴103は、支点20の先端形状に合わせて形成されており、また、圧子側穴は、圧子21の先端形状に合わせて形成されているため、支点20と圧子21の双方が位置決め治具100に嵌合している状態とすることにより、支点20と圧子21の水平面内の位置が正確に定められる。この状態で支点20をベース22に、圧子をアーム23に動かないよう固定し水平面内の位置を定める。位置決め治具100の本体プレート101の厚みは支点20のエッジ部分の高さより若干薄くなっているため、支点20の上端は支点側長穴103を貫通して本体プレート101の上面に突きだすことになる。
続いて、図5に示すように、アーム23を上昇させ、圧子21を圧子側穴104より引き抜き、フラットパネルディスプレイ関連部材1を支点20の上に載置し、支持部材102に突き当てて位置決めをする。このとき、図示した例では、フラットパネルディスプレイ関連部材1の長辺は支持部材102の長手方向支持面102aに、またフラットパネルディスプレイ関連部材1の短辺は支持部材102の短手方向支持面102bにそれぞれ接触しその位置が正確に定まる(図2参照)。なお、フラットパネルディスプレイ関連部材1の長辺と短辺の位置関係を反対にしてもよい。
その後、位置決め治具100を図5に矢印で示した方向に引き抜き、支点20より取り除く。このとき、図1にて説明したように、短手方向支持面102bは支点側長穴103の開口方向に向かうに従い支点側長穴103から遠ざかるような傾斜面又は曲面であるから、位置決め治具100を引き抜く際に、短手方向支持面102bとフラットパネルディスプレイ関連部材1の側面がこすれ合うことがなく、フラットパネルディスプレイ関連部材1の位置がずれることがない。また、本体プレート101が左本体プレート101L及び右本体プレート101Rの二つに分割されていることにより、それぞれのプレートを引き抜く際のプレートの移動量が少なくて済み、作業時に場所をとらないため、狭い場所であっても作業が可能である。
位置決め治具100が引き抜かれた状態が図6である。この状態では支点20、その上に載置されたフラットパネルディスプレイ関連部材1及び圧子21の水平面内の位置決めが正確になされており、曲げ試験装置2により圧子21をフラットパネルディスプレイ関連部材1に押し付け、フラットパネルディスプレイ関連部材1の強度を測定する曲げ試験を行う際に高い再現性及び信頼性が得られる。また、上述した一連の作業は熟練は必要なく簡便であり、短時間に行うことが容易である。
また、フラットパネルディスプレイ関連部材1はその品種が異なるとその外形も異なるため、位置決め治具100をフラットパネルディスプレイ関連部材1の品種ごとに用意しておくと、迅速に曲げ試験を実施することが可能である。
本発明に係る位置決め治具100は、種々の変形が可能である。以下説明する実施形態では、代表的な変形の例を示す。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る位置決め治具200の外観斜視図である。位置決め治具200は、1枚の本体プレート201により構成されている。そして、支点側長穴203は、本体プレート201を厚さ方向に貫通する1対の平行な長穴であって、その一端が本体プレートの端に開口している。圧子側穴204及び支持部材202は、先の実施形態における圧子側穴104及び支持部材102(図1参照)と同様である。また、目印206は、支点側長穴203の長手方向に平行な向きと、短手方向に平行な向きの両方の向きに設けられる。
このような位置決め治具200を用いても、先の実施形態において説明したと同様の曲げ試験方法により、簡便に高い再現性と信頼性が得られる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る位置決め治具300の外観斜視図である。位置決め治具300は、第1の実施形態に係る位置決め治具100と概ね同じであるが、支点側長穴303が複数組設けられている点において異なっている。図示の例では、支点側長穴303には、支点側長穴303aとして示した組と、支点側長穴303bとして示した組と、支点側長穴303cとして示した組の3組が含まれている。このように支点側長穴303を複数組設けると、一の位置決め治具300により、支点間距離の異なる複数種類の曲げ試験を行うことができる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る位置決め治具400の外観斜視図である。位置決め治具400は、第1の実施形態に係る位置決め治具100と概ね同じであるが、支持部材402の形状及び配置が異なっている点において異なっている。図示の例では、支持部材402は3本の円柱状のピンである。この場合、長手方向支持面402aは、図中左側に配置された2本のピンの、支点側長穴403の開口側の側面が該当し、短手方向支持面402bは、図中上側に配置されたピンの支点側長穴403側の側面が該当することとなる。支持部材402は、ここで示した例以外にも、フラットパネルディスプレイ関連部材の隣接する2辺をつき当てて位置決めが可能な形状及び配置であれば、どのようなものであってもよい。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る位置決め治具500の外観斜視図である。位置決め治具500は、4点曲げ試験に用いられるものとなっており、そのため、第1の実施形態に係る位置決め治具100とは、圧子側穴504の形状が異なっている。その他の点は同一である。
圧子側穴504は、4点曲げ試験の圧子と嵌合する形状となっており、本実施形態では圧子は隣接する2枚の板状部材を一体のブロックとしたものであり、圧子側穴はかかるブロックを受け入れるよう、概ね幅広の矩形の平面形状を有している。なお、4点曲げ試験の圧子521の形状は、4点曲げ試験の様子を示している図11中に示されている通りのものである。もちろん、ここで示した圧子521に換えて、2枚の別々の板状部材をそれぞれ曲げ試験装置2のアーム23に取り付けるようにしてもよい。また、位置決め治具500の圧子側穴504を、圧子521の2つのエッジ部分のそれぞれと嵌合するものとするべく、2本の長穴からなるものとしてもよい。
図12は、本発明の第6の実施形態に係る位置決め治具600の外観斜視図である。位置決め治具600は、丸棒押し試験(1点押し試験)に用いられるものである。そのため、圧子側穴604は、位置決め治具600の左本体プレート601Lと右本体プレート601Rを突き合わせた際に、所望の円形となる形状となっている。その他の点は、第1の実施形態に係る位置決め治具100と同一である。
圧子側穴604は、丸棒押し試験の圧子と嵌合する形状であり、圧子621は丸棒である。圧子621の形状は、丸棒押し試験の様子を示している図13中に示されている通りのものである。なお、これまでの実施形態での説明より明らかなように、圧子側穴の形状は圧子の形状に対応したものであり、どのような圧子を用いるかによりその大きさや形状は異なるものとなる。
なお、以上説明した各実施形態において示した各部材の具体的な形状や配置、数等は一例であり、特に断りのない限り本発明をこれらに限定するものではない。当業者は本発明を実施するにあたり、その実施の態様に応じてこれら各部材の形状等を任意に設計及び変更してよい。また、異なる実施形態同士を組み合わせることも任意である。
1 フラットパネルディスプレイ関連部材、11 中心線、2 曲げ試験装置、20 支点、21 圧子、22 ベース、23 アーム、100 位置決め治具、101 本体プレート、101L 左本体プレート、101R 右本体プレート、102 支持部材、102a 長手方向支持面、102b 短手方向支持面、103 支点側長穴、104 圧子側穴、105 表示、106 目印、107L,107R 合せ面、200 位置決め治具、202 支持部材、203 支点側長穴、204 圧子側穴、206 目印、300 位置決め治具、303,303a,303b,303c 支点側長穴、400 位置決め治具、402 支持部材、402a 長手方向支持面、402b 短手方向支持面、403 支点側長穴、500 位置決め治具、504 圧子側穴、521 圧子、600 位置決め治具、601L 左本体プレート、601R 右本体プレート、604 圧子側穴、621 圧子。

Claims (9)

  1. フラットパネルディスプレイ関連部材の曲げ試験を行う際に用いられる位置決め治具であって、
    板状の本体プレートと、
    前記本体プレートに設けられ、前記本体プレートを厚さ方向に貫通し、その一端が前記本体プレートの端に開口する少なくとも一対の平行な長穴であって、曲げ試験装置の支点と嵌合する支点側長穴と、
    前記本体プレートに設けられ、少なくとも前記本体プレートの上面に開口する穴であって、前記曲げ試験装置の圧子と嵌合する圧子側穴と、
    前記本体プレートの上面に設けられ、前記支点側長穴の開口方向に向く長手方向支持面と、前記支点側長穴の短手方向に向く短手方向支持面とを有し、前記フラットパネルディスプレイ関連部材が突き当てられる支持部材と、
    を有する位置決め治具。
  2. 前記位置決め治具は、前記本体プレートに対する固定位置が変更可能である請求項1に記載の位置決め治具。
  3. 前記本体プレートには、前記フラットパネルディスプレイ関連部材の長手方向及び短手方向の中心線の位置を示す目印が付けられている請求項2に記載の位置決め治具。
  4. 前記短手方向支持面は、前記支点側長穴の開口方向に向かうに従い前記支点側長穴から遠ざかる傾斜面又は曲面である請求項1乃至3のいずれかに記載の位置決め治具。
  5. 前記本体プレートは2枚1組となっており、一の前記本体プレートには前記支持部材が設けられ、他の前記本体プレートには前記支持部材が設けられない請求項1乃至4のいずれかに記載の位置決め治具。
  6. 前記支点側長穴は複数組設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の位置決め治具。
  7. 前記本体プレートには、前記フラットパネルディスプレイ関連部材の品種を示す表示が設けられている請求項1乃至6のいずれかに記載の位置決め治具。
  8. 少なくとも一対の支点と、圧子を有する曲げ試験装置を用意する工程と、
    曲げ試験対象となるフラットパネルディスプレイ関連部材を用意する工程と、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の位置決め治具を用意する工程と、
    前記支点に前記位置決め治具の前記支点側長穴を嵌合させた状態で前記圧子側穴に前記圧子を嵌合させ、前記圧子を位置決めする工程と、
    前記支点に前記位置決め治具の前記支点側長穴を嵌合させた状態で、前記フラットパネルディスプレイ関連部材を前記支持部材につき当て位置決めする工程と、
    前記位置決め治具を前記支点より取り除く工程と、
    前記圧子を前記フラットパネルディスプレイ関連部材に押し付け、前記前記フラットパネルディスプレイ関連部材の強度を測定する工程と、
    を有する曲げ試験方法。
  9. 前記フラットパネルディスプレイ関連部材は品種の異なる複数のものが用意され、
    前記位置決め治具は複数のものが、前記フラットパネルディスプレイの品種ごとに用意される
    請求項8に記載の曲げ試験方法。

JP2013007299A 2013-01-18 2013-01-18 位置決め治具及び曲げ試験方法 Pending JP2014137333A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007299A JP2014137333A (ja) 2013-01-18 2013-01-18 位置決め治具及び曲げ試験方法
CN201420031537.XU CN203785956U (zh) 2013-01-18 2014-01-17 定位夹具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007299A JP2014137333A (ja) 2013-01-18 2013-01-18 位置決め治具及び曲げ試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014137333A true JP2014137333A (ja) 2014-07-28

Family

ID=51322133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013007299A Pending JP2014137333A (ja) 2013-01-18 2013-01-18 位置決め治具及び曲げ試験方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014137333A (ja)
CN (1) CN203785956U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112326452A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 哈尔滨工程大学 一种均布传感器的板条梁弯矩实验装置
CN112326453A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 哈尔滨工程大学 一种可随试验件长度调整的板条梁弯矩试验装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108132261A (zh) * 2018-02-05 2018-06-08 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 平响应滤片安装装置及平响应x射线探测器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112326452A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 哈尔滨工程大学 一种均布传感器的板条梁弯矩实验装置
CN112326453A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 哈尔滨工程大学 一种可随试验件长度调整的板条梁弯矩试验装置
CN112326453B (zh) * 2020-10-27 2022-08-02 哈尔滨工程大学 一种可随试验件长度调整的板条梁弯矩试验装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN203785956U (zh) 2014-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060137465A1 (en) Tri-axial bending load testing jig
JP2014137333A (ja) 位置決め治具及び曲げ試験方法
CN101893213B (zh) 背光模组固定治具
US20100182740A1 (en) Display and input device and method for manufacturing the same
CN105974638A (zh) 一种显示基板及显示装置
JP2014219370A (ja) 位置決め治具、位置決め治具組立体及び曲げ試験方法
CN202748022U (zh) 一种pdp背板平面度检测装置
CN105892112B (zh) 一种用于液晶显示的框胶粘合力检测装置
JP2008111739A (ja) シート状材料の厚さ方向せん断試験用治具および厚さ方向せん断試験機
JP2018179729A (ja) 鉄筋ゲージ
CN204240922U (zh) 挡块间距校核工具
JP2008026091A (ja) 罫書き定規
JP2008180684A (ja) 巻尺の測定補助器具
US11642717B2 (en) Punching device
JP2013190384A (ja) ひずみゲージ取り付け治具および取り付け方法
CN109116592A (zh) 一种新型lb胶组装治具及其使用方法
CN210639379U (zh) 治具
CN107462138A (zh) 曲面壳体尺寸测量治具
CN110299071A (zh) 显示装置
CN208304861U (zh) 二次定位装置
CN207074303U (zh) 一种载玻片及其组件
JP3245619U (ja) マーキング用クリップ
JP6349488B1 (ja) 寸法測定補助器
CN114577450B (zh) 一种面板贴合对位治具
CN211824138U (zh) 电池极耳位置测量夹具及电池