JP2014136290A - シーブ抜き取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シーブの加工コストを低減することのでき、またシーブ軸のベアリング機構を損傷することのないシーブ抜き取り装置を提供する。
【解決手段】油圧ジャッキが固定されるプレートと、巻上機のシーブ軸に嵌め込まれたシーブのシーブ溝に嵌め合う形状を呈した抜き取り用治具と、プレートと抜き取り用治具とを固定するジャッキボルトと、を有するシーブ抜き取り装置であって、油圧ジャッキを加圧していきシーブ軸に荷重を加えることにより、シーブ溝に嵌め合った抜き取り用治具を抜き取るシーブ抜き取り装置。
【選択図】図2
【解決手段】油圧ジャッキが固定されるプレートと、巻上機のシーブ軸に嵌め込まれたシーブのシーブ溝に嵌め合う形状を呈した抜き取り用治具と、プレートと抜き取り用治具とを固定するジャッキボルトと、を有するシーブ抜き取り装置であって、油圧ジャッキを加圧していきシーブ軸に荷重を加えることにより、シーブ溝に嵌め合った抜き取り用治具を抜き取るシーブ抜き取り装置。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、シーブ抜き取り装置に関する。
エレベータの駆動シーブ(溝車)の外周部には複数本のメインロープが巻き掛けられるシーブ溝が設けられており、この駆動シーブを巻上機により回転駆動すると、各メインロープがシーブ溝との間に生じる摩擦力によって巻き取られるようになっている。
駆動シーブを長期間使用すると、メインロープとの摩擦力でシーブ溝が摩耗するため、シーブを交換する必要がでてくる。
シーブの交換には、シーブをシーブ軸から抜き取る必要がある。そのため、シーブに予め抜き取り用のネジ加工が施されており、そのネジ穴を利用してシーブを抜き取っていた。
このネジ穴加工は、工数もかかり費用がかさんでいた。さらに、抜き取りに際して、シーブ軸の軸心に沿って抜き取るのが容易でないことから、シーブ軸のベアリング機構を損傷することがあった。
本発明が解決しようとする課題は、シーブの加工コストを低減することのでき、またシーブ軸のベアリング機構を損傷することのないシーブ抜き取り装置を提供することである。
実施形態のシーブ抜き取り装置は、油圧ジャッキが固定されるプレートと、巻上機のシーブ軸に嵌め込まれたシーブのシーブ溝に嵌め合う形状を呈した抜き取り用治具と、前記プレートと前記抜き取り用治具とを固定するジャッキボルトと、を有するシーブ抜き取り装置であって、前記油圧ジャッキを加圧していき前記シーブ軸に荷重を加えることにより、前記シーブ溝に嵌め合った前記抜き取り用治具を抜き取る。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
本実施形態に係るシーブ抜き取り装置は、シーブ溝に治具を取り付けて、シーブ軸先端に油圧ジャッキを押し付けて、シーブを引き抜くものである。油圧ジャッキは、油圧を利用してプランジャに加える力をテコの原理でラムに大きくして伝達させるものである。
図1は、巻上機に取り付けられたシーブの抜き取り装置を概略的に示す斜視図である。また、図2は、シーブ抜き取り装置の構成を示す略断面図である。
本実施形態に係るシーブ抜き取り装置10は、主として、油圧ジャッキ40が載置・固定されるプレート12と、ジャッキボルト13と、抜き取り用治具11から構成されている。
図1に示すように、巻上機20本体の上部には、シーブ交換時に重量のあるシーブ30を吊りあげる際に使用する吊りボルト21が取り付けられている。
プレート12は、油圧ジャッキ40を固定して保持するものである。プレート12は、油圧ジャッキ40を載置可能な強度を要し、例えば鋼板製が好適である。プレート12には、図2に示すように、油圧ジャッキ40を載置する受け部12Aが形状されている。受け部12Aは、例えば上下方向から油圧ジャッキ40の胴体部を挟持する。油圧ジャッキ40は、ラム41の先端面がシーブ軸31の端面に対向するように載置する。
プレート12には、ジャッキボルト13を通す貫通穴が開けられている。プレート12は、ジャッキボルト13を介して抜き取り用治具11に固定される。このとき、プレート12の受け部12Aも油圧ジャッキ40を挟持しつつ、ジャッキボルト13によって緊締される。
油圧ジャッキ40は、プレート12に載置して固定できる大きさのものであれば、汎用のものを使用することが出来る。
ジャッキボルト13は、プレート12と抜き取り用治具11とを固定するものである。ジャッキボルト13は、油圧ジャッキ40とプレート12の荷重に耐え、且つプレート12の平面と抜き取り用治具11の平面間を略平行に保持するだけの強度と耐久性が必要である。
抜き取り用治具11は、巻上機20のシーブ軸31に嵌め込まれたシーブ30のシーブ溝30Aに嵌め合う形状を呈している。抜き取り用治具11は、シーブ溝30Aの上方及び下方の2方向から嵌め合うように、例えば上下に11A、11Bの2分割となっている。図3は、上下2分割型の抜き取り用治具11を示す図である。抜き取り用治具11をシーブ溝30Aに嵌め合わせることによりシーブ30を挟み、例えば、ボルトで固定する。尚、シーブ溝30Aの左右方向からの2分割構成であってもよい。
抜き取り用治具11は、シーブ溝30Aの形状に合うように、複数枚の介挿プレート11Eを積層し両側からベースプレート11C、11Dで挟むようにして形成することもできる。図4は、積層型の抜き取り用治具11を示す図である。図4に示すように、ベースプレート11C、11Dに挟まれる数種の介挿プレート11Eの枚数を変えることで、複数種のシーブ溝30Aに対応させることができる。
巻上機20のシーブ30は1種類だけではなく、シーブ溝30Aの形状、溝本数にも種類がある。そこで、抜き取り用治具11は、シーブ溝30Aの種類に応じて、シーブ溝30Aに合うものを用意しておくことが肝要である。
次に、以上のように構成されたシーブ抜き取り装置10によって、巻上機20に嵌め込まれたシーブ30を抜き取る手順について説明する。尚、以下に述べる手順は、あくまでも一例である。
まず、昇降路天井フック(図示しない)に吊り下げられた揚重機の吊部(図示しない)を吊りボルト21に引っ掛けて、巻上機20本体を吊り下げる。
次に、シーブ30のシーブ溝30Aに抜き取り用治具11を嵌め合わせる。
次に、抜き取り用治具11にジャッキボルト13を取り付ける。
次いで、プレート12の受け部12Aに油圧ジャッキ40を載置する。
次に、ジャッキボルト13を介してプレート12を抜き取り用治具11に取り付ける。
油圧ジャッキ40のラム41をシーブ軸31に対向させて、油圧ジャッキ40を作動させる。プレート12と抜き取り用治具11はジャッキボルト13によって固定され、プレート12と抜き取り用治具11間の距離は一定である。そのため、シーブ軸31がラム41に押される力に作用によって抜き取り用治具11はラム41の動きとは反対方向の力を受ける。さらにラム41がシーブ軸を押すことにより、抜き取り用治具11はシーブ軸31から離合する方向に力を受けシーブ軸から抜き取られる。本実施形態では、油圧ジャッキを加圧したときに、巻上機のシーブ軸に荷重を加えることで、巻上機に取付けられている軸受には荷重は作用しない。そのため、シーブの抜き取りに際して、巻上機に取付けられている軸受が保護される。
抜き取り用治具11をシーブ溝30Aから離合させることにより、シーブ30の取り外しは完了する。
本実施形態によれば、シーブの加工コストを低減することができ、またシーブ軸のベアリング機構を損傷する虞を著しく低減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・シーブ抜き取り装置
11・・・抜き取り用治具
12・・・プレート
13・・・ジャッキボルト
20・・・巻上機
30・・・シーブ
40・・・油圧ジャッキ
11・・・抜き取り用治具
12・・・プレート
13・・・ジャッキボルト
20・・・巻上機
30・・・シーブ
40・・・油圧ジャッキ
Claims (10)
- 油圧ジャッキが固定されるプレートと、
巻上機のシーブ軸に嵌め込まれたシーブのシーブ溝に嵌め合う形状を呈した抜き取り用治具と、
前記プレートと前記抜き取り用治具とを固定するジャッキボルトと、を有するシーブ抜き取り装置であって、
前記油圧ジャッキを加圧していき前記シーブ軸に荷重を加えることにより、前記シーブ溝に嵌め合った前記抜き取り用治具を抜き取るシーブ抜き取り装置。 - 前記抜き取り用治具は、前記シーブ溝の上方及び下方の2方向から嵌め合うように、上下で2分割されている請求項1記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記抜き取り用治具は、前記シーブ溝の一方向及び多方向の2方向から嵌め合うように、左右で2分割されている請求項1記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記抜き取り用治具は、前記シーブ溝形状と嵌め合う一体型の成形品である請求項1記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記抜き取り用治具は、前記シーブ溝の形状に合うように、複数枚の介挿プレートを積層し両側からベースプレートで挟むようにして形成した請求項1記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記油圧ジャッキを加圧した際、前記巻上機に取付けられている軸受には荷重は作用しないことを特徴とした請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記プレートには、前記ジャッキボルトを通す貫通穴が開けられている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記プレートには、上下方向から前記油圧ジャッキの胴体部を挟持する受け部が形状されている請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記油圧ジャッキは、ラムの先端面が前記シーブ軸の端面に対向するように載置される請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のシーブ抜き取り装置。
- 前記ジャッキボルトは、前記プレートの平面と前記抜き取り用治具の平面間を略平行に保持する請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のシーブ抜き取り装置。
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JP5496374B1 JP5496374B1 (ja) | 2014-05-21 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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