JP2014135907A - 可食容器に食品を被覆する方法及びその装置 - Google Patents

可食容器に食品を被覆する方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014135907A
JP2014135907A JP2013004825A JP2013004825A JP2014135907A JP 2014135907 A JP2014135907 A JP 2014135907A JP 2013004825 A JP2013004825 A JP 2013004825A JP 2013004825 A JP2013004825 A JP 2013004825A JP 2014135907 A JP2014135907 A JP 2014135907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edible container
fluid food
suction
opening
edible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013004825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6130148B2 (ja
Inventor
Masami Araki
正視 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AISAN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
AISAN SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AISAN SEISAKUSHO KK filed Critical AISAN SEISAKUSHO KK
Priority to JP2013004825A priority Critical patent/JP6130148B2/ja
Publication of JP2014135907A publication Critical patent/JP2014135907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130148B2 publication Critical patent/JP6130148B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

【課題】ウエハースからなるモナカやコーン等の可食容器を反転させることなく、流動性を有する食品による厚みのある被覆を形成する。
【解決手段】底部を下に開口部を上にした可食容器に、該可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性食品を供給した後、供給された流動性食品を開口部から吸引して内面に付着した流動性食品を残置して被覆する。可食容器1を移送するコンベアAと、移送された可食容器1の開口部1aと対向する位置に配置された吐出ノズル21と可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性食品を供給する供給部材を有する供給装置Bと、供給装置Bよりも下流側に配置された吸引ノズル31と、吸引ノズルの先端31aが可食容器1の開口部よりも上方の上昇位置と開口部よりも下方の下降位置との間を昇降させる昇降装置33、34と、吸引ノズル31と接続された吸引ヘッダー32と、を有する吸引装置Cと、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエハースからなるモナカやコーン等の可食容器の内面にチョコレートに代表される流動性を有する食品を被覆する方法と装置に関するものである。
ウエハースからなる皿型のモナカや錐型のコーン等の可食容器にアイスクリームを充填して冷凍した食品が提供されている。この食品は、予め工場段階でモナカやコーンにアイスクリームを充填して冷凍保管し、且つ冷凍した状態で流通させている。
従来、モナカやコーン等の可食容器にアイスクリームを充填する場合、これらの可食容器の内面に特別な被覆を施すことなく、アイスクリームを直接可食容器の内面に接触させていた。このため、冷凍庫で保管している際に、又は流通段階で、或いは販売店のストッカーで保存している間に、アイスクリームの湿気が可食容器に浸透してしまい、これらの可食容器が本来有している硬度が失われてしまうという問題が生じた。そして、この結果、アイスクリームを嗜好する顧客に違和感を生じさせてしまい、敬遠されるという問題が生じた。
上記の如きアイスクリームの湿気が可食容器に浸透するという問題を解決するために、可食容器の内面にスプレーによって防湿性と食感を兼ね備えたチョコレートを吹き付けて被覆することが行われている。このように、可食容器とアイスクリームとの間に油性のチョコレート層を形成することによって、モナカやコーン等の硬度を保持することができ、これらの可食容器が持つ本来の味覚や食感を保持することができるようになった。
モナカやコーンの内面に被覆されたチョコレートは、これらのモナカやコーン等にアイスクリームの湿気が浸透することを防ぐことを目的としているため、この目的を達成し得る程度の厚さであれば良く、比較的薄いものであった。しかし、最近では、チョコレートをチョコレートとして味わう顧客が増えており、チョコレートとしての味覚と食感を出すようにとの要望が増加している。
このような要望に応えるには、モナカやコーン等の内面に被覆するチョコレートの厚さを厚くする必要があり、従来のスプレーによってチョコレートを吹き付ける方法では不十分であった。このため、現在は皿型のモナカや錐型のコーン等の内面が下向きになるように配置しておき、下方からチョコレートをシャワー状に噴き上げて被覆している。この方法では、モナカやコーン等の内面に、顧客の味覚や食感に耐えるのに充分な厚みを持ったチョコレートを被覆することができる。
しかし、上記したシャワー方式でチョコレート層を形成した場合、モナカやコーン等に対し充分に厚みのあるチョコレートを被覆することができる。しかし、全く問題がないわけではなく、幾つかの解決すべき課題を有している。
例えば、モナカやコーン等を内面を下向きにした状態でチョコレートを被覆するため、チョコレートを被覆したモナカやコーン等を、例えばアイスクリームの充填工程等の次工程に搬送する際には、モナカやコーン等を反転させて内面を上向きにする必要がある。このため、モナカやコーン等を反転させる機構が必要となり、構造が複雑で大型化するという問題がある。このような問題を解決するために、より構造の簡単な被覆装置の開発が要求されているのが実状である。
本発明の目的は、ウエハースからなるモナカやコーン等の可食容器を反転させることなく、流動性を有する食品による厚みのある被覆を形成するための方法と、この方法を実施することができる装置とを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する方法は、ウエハースからなる皿型のモナカ、錐型のコーンを含む有底の可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する方法であって、底部を下に開口部を上にした可食容器に、該可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性を有する食品を供給する工程と、前記可食容器に供給された流動性を有する食品を開口部から吸引して該可食容器の内面に付着した流動性を有する食品を残置する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置は、ウエハースからなる皿型のモナカ、錐型のコーンを含む有底の可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置であって、底部を下に開口部を上にした可食容器を移送するコンベアと、前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置された吐出ノズルと、前記吐出ノズルと接続され、該吐出ノズルを介して可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性を有する食品を可食容器に供給する供給部材と、を有する供給装置と、前記供給装置よりもコンベアの移送方向下流側で且つ前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置され、可食容器に供給された流動性を有する食品を吸引する吸引ノズルと、前記吸引ノズルを、該吸引ノズルの先端が可食容器の開口部よりも上方にある上昇位置と開口部よりも下方の下降位置との間で昇降させる昇降部材と、前記吸引ノズルと接続された吸引部材と、を有する吸引装置と、を有するものである。
上記可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置に於いて、前記吸引装置よりもコンベアの移送方向下流側に第2の吸引装置が配置されており、前記第2の吸引装置は、前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置され、可食容器に供給された流動性を有する食品を吸引する第2の吸引ノズルと、前記第2の吸引ノズルを、該第2の吸引ノズルの先端が可食容器の開口部よりも上方にある上昇位置と底部近傍の下降位置との間で昇降させる昇降部材と、を有して構成されていることが好ましい。
本発明に係る可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する方法(以下「被覆方法」という)では、ウエハースからなる皿型のモナカや錐型のコーン等の有底の可食容器(以下「可食容器」という)の内面にチョコレートに代表される流動性を有する食品(以下「流動性食品」という)を充分な厚みを持って被覆することができる。
特に、可食容器を底部を下に開口部を上にした状態で、該可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性食品を供給することで、可食容器の内面に流動性食品を付着させることができる。その後、可食容器内の流動性食品を吸引して排出し、残った流動性食品によって内面の被覆を形成することができる。このため、充分な厚みを持った被覆を形成することができる。
本発明に係る可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置(以下単に「被覆装置」という)では、可食容器を開口部を上にした状態でコンベアで移送することができる。そして、この移送過程で可食容器の開口部から流動性食品を供給することで、可食容器の内面に流動性食品を付着させることができる。更に、供給された流動性食品を吸引し、残った流動性食品によって充分に厚みのある被覆を形成することができる。
特に、可食容器を開口部を上にして移送する過程で、該可食容器の内面に流動性食品による被覆を形成できるので、可食容器にアイスクリーム等の食品を充填する際に、該可食容器を反転させる必要がなく、被覆装置を簡単な構造とすることができる。また、可食容器に供給する流動性食品の量を該可食容器の容積と等しいか少なくすることによって、供給された流動性食品が可食容器から溢れることがなく、被覆装置を清潔に保持することができると共に、流動性食品が無駄になることがない。
また、上記吸引ノズルの下流側に第2の吸引ノズルを配置することによって、可食容器に供給された流動性食品をより円滑に吸引すると共に、可食容器に対する流動性食品の被覆作業を短時間で行うことができる。
即ち、可食容器に供給された流動性食品を吸引するには、1つの吸引ノズルがあれば良い。特に、可食容器が皿型のモナカのような形状である場合、太い径を持った1つの吸引ノズルで充分円滑に且つ短時間で流動性食品を吸引して排出することができる。しかし、可食容器が錐型のコーンのような形状である場合、径の大きさによって到達深さに制限が生じる。例えば、吸引ノズルの径が太い場合、短時間で円滑な吸引が可能であるものの、底部に残る流動性食品の量が多くなり、吸引ノズルの径が細い場合、底部に残る流動性食品の量が少なくなるものの、吸引に要する時間がながくなる。
従って、可食容器の形状に応じて、吸引ノズルに加えて第2の吸引ノズルを配置することで、流動性食品の短時間で円滑な吸引を実現すると共に残量を少なくして、一様で厚みのある被覆を実現することができる。
本実施例に係る被覆装置の構成を説明する図である。 供給装置の構成を説明する背面図と側面図である。 供給装置の構成を説明する平面図と正面図である。 吸引装置の構成を説明する図である。 吸引装置を構成する吸引ノズルの作動状態を説明する図である。 第2吸引装置の構成を説明する図である。 第2吸引装置を構成する吸引ノズルの作動状態を説明する図である。 吸引装置と貯蔵容器との接続状態を模式的に説明する図である。 可食容器に対し流動性食品を被覆する過程を説明する図である。 本実施例に係る被覆装置をアイスクリームの製造装置に適用した構成を説明する図である。
以下、本発明に係る被覆方法について説明する。本発明に係る被覆方法は、ウエハースからなるモナカやコーンのように有底の可食容器の内面に、チョコレートに代表される流動性を有する食品を厚みを持って被覆する方法である。可食容器は有底であれば良く、全体の形状を限定するものではない。このような可食容器の形状としては、平面形状が円形や多角形の皿型、平面形状が円形や多角形で錐型のもの、等があり、何れの形状であっても利用することが可能である。
可食容器の内面を被覆する流動性食品は、少なくとも可食容器の内面に付着するまで流動性を有するものであれば良く、常温では硬化していることが好ましい。本発明に於いて、流動性食品の種類を限定するものではなく、チョコレートや同様の食品を利用することが可能である。
本発明に係る被覆方法は、可食容器を底を下に開口部を上にした所謂上向き状態で、該可食容器の容量と等しいか少ない量の流動性食品を供給することで略全内面に流動性食品を付着させ、次いで、可食容器に供給された流動性食品の大部分を吸引して排出し、このときに残った流動性食品によって被覆を形成するものである。
即ち、流動性を有する食品であっても、吸引により全てが排出されるものではなく、吸引の際に、例えば吸引時間等の条件を適宜設定することによって吸引し得る量を調整することが可能である。特に、可食容器に供給された流動性食品が吸引されたとしても、該流動性食品が可食容器の内面に対する付着状態を保持することによって被覆が形成される。従って、流動性食品の可食容器の内面に対する付着性や流動性、及び吸引条件等を含む諸条件を適宜設定することによって、充分に厚みのある被覆を形成することが可能となる。
次に、図1〜図9を用いて本実施例に係る被覆装置の構成について説明する。
前述したように、可食容器1は有底であれば良く形状を限定しない。本実施例では、可食容器1は、開口部1aの形状が全体が曲線からなる長方形で、該長方形を構成する各辺が底部1bに向けて集中して四角錐形状に形成されている。このため、底部1bは尖った形状を有している。また、流動性食品2としてチョコレートを用いている。即ち、本実施例に係る被覆装置は、四角錐状の可食容器1の内面にチョコレートからなる流動性食品2を被覆するためのものである。そして、可食容器1の内面を被覆する流動性食品2の厚みを充分厚くするように構成されている。
流動性食品2としてのチョコレートを可食容器1の内面に被覆する場合、流動性や付着性にはチョコレートの温度と、油分とが大きな影響を及ぼす。即ち、可食容器1にチョコレートを供給する際の温度は標準的には42℃程度である。42℃よりも高い温度で供給した場合、流動性が向上して可食容器1の内面に対する付着性が低下し、この結果、被覆厚は薄くなる。また、42℃よりも低い温度で供給した場合、流動性が低下して可食容器1の内面に対する付着性が向上し、この結果、被覆厚は厚くなる。このため、後述するように流動性食品2を貯蔵するタンク42、45(図8参照)に温熱装置(図示せず)を設けて厳密な温度管理を行うことで、流動性食品2が略一定の流動性を保持し得るように構成している。また、油成分が多くなると硬化温度が低くなって流動性が向上し、可食容器1の内面に対する付着性が低下して被覆厚は薄くなる。
被覆装置は、複数の可食容器1を底部1bを下に開口部1aを上にして移送するコンベアAを有している。コンベアAの移送方向(図1に於ける左から右に向かう方向)の最も上流側には、該コンベアAに可食容器1を供給する容器供給装置11が配置されており、該容器供給装置11よりも下流側に可食容器1の内部を除塵する除塵装置15が配置されている。また、除塵装置15よりも下流側に、コンベアAによって移送される可食容器1に流動性食品を供給する供給装置Bが配置されている。供給装置BよりもコンベアAの移送方向下流側に吸引装置Cが配置され、更に、吸引装置Cよりも下流側に第2吸引装置Dが配置されている。
コンベアAは、多数のモールドプレート5を一定の間隔で一対のチェン6に取り付けると共に、該チェン6をフレーム8に対し回転可能に設けたスプロケットホィール7a、7bに巻き掛けて(図10参照)構成されている。コンベアAは、スプロケットホィール7aを介して間欠駆動装置9によって駆動され、可食容器1を保持したモールドプレート5を間欠的に移送し得るように構成されている。従って、上記各装置11、15、B〜Dはモールドプレート5が停止する位置に対応して配置されている。
モールドプレート5は、可食容器1を移送する際に、底部1bを下に開口部1aを上にした上向きの姿勢を保持させるものである。このため、モールドプレート5の上面には可食容器1の開口部1a側の外部形状と略一致した内部形状を持ったモールド5aが配置されると共に、該モールドプレート5のモールド5aの内面と対応する部位には可食容器1を差し込む穴が形成されている。従って、モールド5aに保持された可食容器1は、底部1b側がモールドプレート5の下方に突出しており、この状態でコンベアAによって移送される。
1枚のモールドプレート5に幾つのモールド5aを配置するかは限定するものではなく、可食容器1の形状や寸法、及び被覆装置を設置する工場の大きさ等の諸条件に対応させて適宜設定することが好ましい。本実施例では、モールドプレート5の長手方向(コンベアAの移送方向に対し直交する方向)に6つのモールド5aを配置している。従って、容器供給装置11、除塵装置15、供給装置B、吸引装置C、及び第2吸引装置Dには夫々モールド5aに対応する位置に6つのノズル等が配置されいる。
容器供給装置11は、コンベアAを構成するモールドプレート5のモールド5aに可食容器1を供給するものであり、アイスクリームの製造装置に通常使用されているものを用いている。即ち、容器供給装置11は、間欠移送された各モールド5aと対向する位置に配置され複数の可食容器1を重ねた状態で保持する容器保持部12と、容器保持部12に保持された可食容器1を分離してモールド5aに供給する容器供給部13と、を有して構成されている。
容器保持部12は可食容器1の開口部1aを囲むように配置された複数の立設部材12aによって構成され、上部には新たな可食容器1を補充するための開口が形成されている。また、容器供給部13は、エアシリンダー13aによって駆動されて開閉し、容器保持部12にある1つの可食容器1を分離して落下させる供給部材13bを有している。
従って、立設部材12aによって囲まれた空間に可食容器1を補充すると、この可食容器1は自重によって降下して保持される。そして、コンベアAによるモールドプレート5の間欠移送と同期させてエアシリンダー13aを作動させて供給部材13bを開閉することで、容器保持部12の最も下方にある可食容器1を分離してモールド5aに落下させることで供給することが可能である。
集塵装置15は、コンベアAによって移送される可食容器1の内部に存在する虞のある小さな破片等を排除するものであり、アイスクリームの製造装置に通常使用されているものを用いている。即ち、集塵装置15は、図示しない空気の噴射装置及び吸引装置を有する集塵機と接続された集塵ノズル16と、容器押え装置17と、を有して構成されている。
集塵装置15では、コンベアAの間欠移動に伴って、モールドプレート5のモールド5aに保持された可食容器1が集塵ノズル16と対向して停止した後、容器押え装置17を下降させるによって可食容器1をモールド5aに強固に保持させることが可能である。そして、この状態で集塵ノズル16を下降させて可食容器1の内部に空気を噴射すると共に吸引することで、可食容器1の動きを拘束して内部にある小さな破片等を集塵することが可能である。
供給装置Bは、コンベアAによって移送された可食容器1の内部に、チョコレートに代表される流動性食品2(図9参照)を可食容器1の容積と等しいか少ない量だけ供給するものである。即ち、個々の可食容器1に対し、底部1bから開口部1aまで略満たすことが可能で且つ溢れることがない量の流動性食品2を供給するものである。
図2、図3に示すように、供給装置Bは、コンベアAによって移送される可食容器1毎に配置され個々の可食容器1に流動性食品2を供給する吐出ノズル21と、図示しない流動性食品供給装置と接続されて流動性食品2が圧送される供給管22と、を有している。また、吐出ノズル21と供給管22との間には、吐出ノズル21毎に設けた分岐管22a、22bを介して、供給部材を構成するロータリーバルブ23と圧力抜き装置24が配置されている。
吐出ノズル21はニードルバルブとして構成されており、単位時間当たりの供給量を調整することが可能である。また、吐出ノズル21は、夫々供給部材を構成する弁機構21aを有しており、複数の弁機構21aを一対のエアシリンダー21bによって駆動することで、同時に流動性食品2の供給を開始し、又は停止させるように構成されている。
ロータリーバルブ23は分岐管22a、22bを横断するようにして構成されており、エアシリンダー23aによって駆動されて分岐管22a、22bを同時に開閉する開閉機能を有している。即ち、エアシリンダー23aを作動させてロータリーバルブ23を開閉することで、分岐管22a、22bを介して供給管22と圧力抜き装置24とを連通或いは遮断することが可能である。そして、供給管22と圧力抜き装置24を連通させたとき、供給管22を介して圧送された流動性食品2が圧力抜き装置24に供給され、供給管22と圧力抜き装置24との連通を遮断したとき、流動性食品2の圧力抜き装置24に対する供給を停止することが可能である。
圧力抜き装置24はロータリーバルブ23を介して圧送されてくる流動性食品2による配管内圧力を調整するものであり、ピストンシリンダー24aと、チャンバー24bと、チャンバー24bの内部に配置されピストンシリンダー24aによって駆動されるピストンと、を有して構成されている。
この圧力抜き装置24では、供給管22を介して流動性食品2が供給されている状態で、吐出ノズル21からの吐出が停止したとき、圧送されてくる流動性食品2によるロータリーバルブ23との間の配管の内部圧力の上昇に伴って、ピストンシリンダー24aのロッドが引き込まれる。ピストンシリンダー24aのロッドが引き込まれるのに伴って、流動性食品2がチャンバー24bに吸引されることにより、供給管22、分岐管22a、22bの内部圧力を調整することが可能である。そして、ピストンシリンダー24aのロッドが引き込み限に到達したとき、チャンバー24bに配置されたピストンが上死点に位置し、該チャンバー24bの内部が流動性食品で充満する。
また、吐出ノズル21から流動性食品2を吐出する際に、ピストンシリンダー24aのロッドを伸長させてチャンバー24bにある流動性食品2を分岐管22bに押し出すことで、ロータリーバルブ23を介して圧送されてくる流動性食品2に加えて該チャンバー24b内の流動性食品2も圧送することが可能となる。このため、吐出ノズル21に対し圧力変動を少なくして流動性食品2を供給し、可食容器1に対する供給を短時間で実現することが可能となる。
特に、ピストンシリンダー24aのストロークとチャンバー24bの内径からなる容積は、吐出ノズル21から吐出される流動性食品2の量が、ロータリーバルブ23を介して圧送される流動性食品2の容量と共に可食容器1の容積と等しいか少なくなるように設定されている。このため、供給装置Bから可食容器1に流動性食品2を供給したとき、供給された流動性食品2は可食容器1から溢れることがない。
上記供給装置Bに於いて、吐出ノズル21の弁機構21aを駆動するエアシリンダー21b、ロータリーバルブ23を駆動するエアシリンダー23a、圧力抜き装置24を構成するピストンシリンダー24aの駆動タイミングや動作順序を含む動作タイミングは調整し得るように構成されている。
前述した各シリンダー21b、23a、24aの駆動タイミングや動作順序を制御する制御装置の構成は特に限定するものではなく、センサー類やタイマーの組み合わせ、センサーとシーケンサーの組み合わせ、センサーとコンピュータの組み合わせによって構成することが可能である。そして、センサー類の取付位置やタイマーによる設定時間を適宜調整することで、駆動タイミング、動作順序を制御することが可能である。
吸引装置Cは、供給装置BよりもコンベアAの移送方向下流側に配置され、可食容器1に供給された流動性食品2を吸引して流動性食品タンク42に排出するものであり、コンベアAによる移送サイクルに合わせて可食容器1から流動性食品2を吸引し得る機能を有するものであれば良い。このため、可食容器1の容積や吸引装置Cの吸引能力、コンベアAの移送サイクル等の条件に対応させて、1又は複数の吸引装置を配置することが好ましい。
本実施例では、前述したように、可食容器1が開口部1aが曲線からなる略四角形で、各辺が底部1bに集中した四角錐形状に形成されている。従って、底部1bから流動性食品2を吸引するためには細い吸引ノズルが必要となり、単位時間当たりの吸引量が少なくなって時間がかかることになる。このため、コンベアAの移送方向に2つの吸引装置C及び第2吸引装置Dを並べて配置している。そして、上流側の吸引装置Cには太い吸引ノズルを配置して比較的多量の流動性食品2を吸引し得るように構成し、下流側の第2吸引装置Dには細い吸引ノズルを配置して可食容器1の底部1bの近くから流動性食品2を吸引し得るように構成している。
従って、皿型に形成された可食容器や、容積の小さい可食容器のような場合、比較的太い吸引ノズルを設けた1組の吸引装置を配置することで、コンベアAの移送サイクルに合わせて流動性食品を吸引することが可能なこともある。即ち、吸引装置を1組とするか、複数組とするかは限定するものではない。
上流側に配置された吸引装置Cは、吸引ノズル31を可食容器1の開口部1aから底部1bに向けて低速で下降させ、この過程で可食容器1に供給された流動性食品2を吸引して排出し得るように構成されている。また、下流側に配置された第2吸引装置Dは、吸引ノズル36を可食容器1の底部1bの近くまで高速で下降させ、該底部1bにあり且つ流動性を保持している流動性食品2を吸引して排出し得るように構成されている。
また、吸引装置C及び第2吸引装置Dに於ける夫々の流動性食品2の吸引量は限定するものではない。しかし、本実施例では、吸引装置Cでは大量(約80%程度)の流動性食品2を吸引して排出し、第2吸引装置Dで残った少量の流動性食品2を吸引し得るように構成している。
本実施例に於いて、吸引装置Cと第2吸引装置Dとは、吸引ノズルの形状と太さ、吸引ノズルを1段階で昇降させるか2段階で昇降させるか、の相違点があるものの、原理は略同じである。
吸引装置Cは、図4、図5に示すように、コンベアAによって移送される可食容器1毎に設けた吸引ノズル31と、複数の吸引ノズル31を取り付けて構成された吸引部材となる吸引ヘッダー32と、吸引ノズル31を2段階で昇降させる昇降部材となる第1昇降装置33及び第2昇降装置34と、を有して構成されている。
吸引ノズル31は先端31aの形状が可食容器1の開口部1aの形状と類似した長方形に形成されており、長辺及び短辺が夫々可食容器1の長辺、短辺と対応して配置されている。吸引ノズル31の先端31aの寸法は限定するものではなく、図5に示す真空ポンプ43の能力や流動性食品2の粘度等の条件に応じて適宜設定することが好ましい。
吸引ヘッダー32は複数の可食容器1毎に対向させて配置された吸引ノズル31を取り付けた管によって形成されており、配管41を介して流動性食品タンク42と接続されている。この流動性食品タンク42の内部は真空ポンプ43によって真空吸引されているため、複数の吸引ノズル31には吸引ヘッダー32を介して常に真空が作用している。
吸引ヘッダー32は、複数の吸引ノズル31によって吸引された流動性食品2が集合して通過する。特に、吸引装置Cでは第2吸引装置Dと比較して大量の流動性食品が吸引されて排出されるため、吸引ヘッダー32は吸引した大量の流動性食品2を短時間で通過させることが可能なように、充分な太さを有して構成されている。
第1昇降装置33は、複数の吸引ノズル31を取り付けた吸引ヘッダー32を上昇させて先端31aの可食容器1の開口部1aに対する干渉を防ぎ、下降させて先端31aを開口部1aよりも下方に位置させるものである。このため、第1昇降装置33は、バー33aに取り付けた比較的高速で作動するガイド付きエアシリンダー33bを有しており、該エアシリンダー33bのロッド33cの先端に固定したブラケット33dに吸引ヘッダー32が取り付けられている。
そして、エアシリンダー33bのロッド33cが上昇したとき、吸引ノズル31は、先端31aがコンベアAを構成するモールドプレート5のモールド5aに保持された可食容器1の開口部1aから充分に上昇した退避位置(図5(a)参照)となるように構成されている。また、ロッド33dが下降したとき、吸引ノズル31の先端31aが可食容器1の開口部1aよりも下方に位置するように構成されている。
第2昇降装置34は、第1昇降装置33によって先端31aが可食容器1の開口部1aよりも下方まで下降した吸引ノズル31を、低速で可食容器1の容積の約80%程度の深さまで底部1bに向けて下降させるものである。このため、第2昇降装置34は、フレーム8に取り付けられ、第1昇降装置33を構成するエアシリンダー33bよりも低速で作動する一対のガイド付きエアシリンダー34aを有している。そして、一対のエアシリンダー34aのロッド34bに固定したブラケット34cに形成した高さ調整ねじ34dを介して第1昇降装置33を構成するバー33aが取り付けられている。
従って、第1昇降装置33、第2昇降装置34を順に作動させることで、吸引ノズル31の先端31aを上方の退避位置から可食容器1の開口部1aの下方まで高速で下降させ、その後、可食容器1の容積の約80%程度に相当する深さの位置(図5(b)参照)まで低速で下降させることが可能である。
第2吸引装置Dは、吸引装置Cによって四角錐状の可食容器1に供給された流動性食品2を吸引した後、この可食容器1の底部1bに残っている流動性食品2を吸引するものである。このため、吸引装置Dは、図6、図7に示すように、コンベアAによって移送される可食容器1毎に設けた第2の吸引ノズルとなる吸引ノズル36と、複数の吸引ノズル36を取り付けて構成された吸引ヘッダー37と、吸引ノズル36を昇降させる昇降部材となる昇降装置38と、を有して構成されている。
吸引ノズル36は、先端36aの形状が可食容器1の底部1bの形状と類似した長方形に形成されており、長辺及び短辺が夫々可食容器1の長辺、短辺と対応して配置されている。吸引ノズル36の先端36aの寸法は限定するものではないが、可食容器1の底部1bの近傍(可食容器1の容積の約80%に相当する位置よりも深い位置)の寸法に応じて適宜設定することが好ましい。
吸引ヘッダー37は、複数の可食容器1毎に対向させて配置された吸引ノズル36を取り付けた管によって形成されており、吸引装置Cの吸引ヘッダー32と同様に、配管41を介して流動性食品タンク42と接続されている。このため、複数の吸引ノズル36には吸引ヘッダー37を介して常に真空が作用している。吸引ヘッダー37は、複数の吸引ノズル36によって吸引された流動性食品2が集合して通過する。しかし、第2吸引装置Dでは吸引装置Cと比較して吸引して排出される流動性食品の量が少ないため、吸引ヘッダー37は吸引ヘッダー32と比較して細い管によって構成されている。
昇降装置38は、吸引ノズル36を取り付けた吸引ヘッダー37を上昇させて先端36aの可食容器1の開口部1aに対する干渉を防ぎ、下降させて先端36aを底部1bの近くに位置させるものである。このため、昇降装置38は、フレーム8に固定され高さ調整ねじを有するスタンドに固定したバー38aと、バー38aに取り付けたガイド付きエアシリンダー38bを有しており、エアシリンダー38bのロッド38cの先端に固定したブラケット38dに吸引ヘッダー37が取り付けられている。
そして、エアシリンダー38bのロッド38cが上昇したとき、吸引ノズル36は先端36aがコンベアAを構成するモールドプレート5のモールド5aに保持された可食容器1の開口部1aから充分に上昇した退避位置(図7(b)参照)に位置するように構成されている。また、ロッド38dが下降したとき、吸引ノズル36の先端36aが可食容器1の底部1bの近くであって該可食容器1の容積の約80%に相当する位置よりも深い位置(図7(a)、図7(b)の一点鎖線を参照)に到達するように構成されている。
図8に示すように、吸引装置Cを構成する吸引ノズル31及び第2吸引装置Dを構成する吸引ノズル36は、夫々配管41を介して流動食品タンク42に接続されている。この流動性食品タンク42は、真空ポンプ43によって常に真空吸引されているため、吸引ノズル31、36には常に真空が作用しており、先端31a、36aが可食容器1に供給されている流動性食品2に到達すると同時に、流動性食品2を吸引することが可能である。そして、吸引された流動性食品2は吸引ヘッダー32、37、配管41を通って流動性食品タンク42に排出されて貯蔵される。
流動性食品タンク42に貯蔵された流動性食品2は、ポンプ44によって混合タンク45に回収される。この混合タンク45では、回収した流動性食品2が可食容器1を被覆するための流動性食品2として設定された品質を維持するように、適宜必要な食品類が供給されると共に混合された状態で貯蔵される。そして、混合タンク45に貯蔵されている流動性食品2は、ポンプ46及び図示しない流動性食品供給装置と配管を介して供給装置Bを構成する供給管22に圧送され、吐出ノズル21を介して可食容器1に供給される。
流動性食品2がチョコレートである場合、流動性食品タンク42、混合タンク45は図示しない温熱装置によって予め設定された温度に保持され、これにより、チョコレートの粘性を略一定に保持することが可能である。
次に、コンベアAによって移送される可食容器1に流動性食品2を被覆する手順について図9により説明する。
コンベアAを構成するモールドプレート5に設けた複数のモールド5aには、夫々可食容器1が開口部1aを上に向けて保持されており、この状態で間欠移送されて供給装置Bの吐出ノズル21に対向した位置で停止する。可食容器1が停止した後、供給装置Bの吐出ノズル21から可食容器1に流動性食品2が供給される。可食容器1に供給される流動性食品2の量は該可食容器1の容積と等しいか少ないため、可食容器1から溢れることがなく、該可食容器1の内面全体に一様に付着する。
供給装置Bから可食容器1に供給された流動性食品2は、予め目的の被覆の厚みを実現させような温度に保持され、吐出ノズル21から可食容器1に供給される。流動性食品2は吐出ノズル21から可食容器1に向けて吐出されると同時に冷却が開始して硬化が始まる。
供給装置Bから流動性食品2を供給された可食容器1は吸引装置Cに向けて移送され、該吸引装置Cを構成する吸引ノズル31に対向した位置で停止する。可食容器1が停止した後、吸引装置Cを構成する第1昇降装置33が作動し、吸引ノズル31を下降させて先端31aを可食容器1の開口部1aよりも下方に到達させる。次いで、第2昇降装置34が作動を開始し、吸引ノズル31を低速で底部1bに向けて可食容器1の容積の約80%程度に相当する深さまで下降させる。
吸引ノズル31には常に真空が作用していることから、先端31aが流動性食品2に到達すると同時に該流動性食品2の吸引を開始し、第2昇降装置34による吸引ノズル31の下降限度である可食容器1の容積の約80%程度の深さまで連続して吸引する。吸引された流動性食品2は、吸引ヘッダー32、配管41を介して流動性食品タンク42に排出される。
吸引ノズル31の先端31aが下降限度に達すると、可食容器1に供給された流動性食品2の約80%の容積に相当する量の吸引が終了し、該吸引ノズル31は第2昇降装置34、第1昇降装置33に駆動されて退避位置まで上昇して停止する。このとき、可食容器1の底部1b側には、流動性を保持した流動性食品2が残留している。
流動性食品2が吸引ノズル31によって吸引された可食容器1は、第2吸引装置Dに移送され、吸引ノズル36に対向した位置で停止する。可食容器1が停止した後、第2吸引装置Dを構成する昇降装置38が作動し、吸引ノズル36を下降させて先端36aを残留している流動性食品2の上面よりも下方で底部1bの近くまで到達させる。吸引ノズル36が下降する過程で、吸引装置Cによる吸引の際に残留した流動性食品2を吸引する。吸引ノズル36による吸引でも、可食容器1の底部1bには流動性食品2が残留する。
上記の如き吸引ノズル31、36による流動性食品2の吸引に伴って、可食容器1に於ける流動性食品2の上面が下降してゆき、該可食容器1の内面に付着した流動性食品2は着状態を保持する。また、流動性食品2の上面の下降に伴って露出した表面は硬化し、硬化した流動性食品2によって開口部1a側から底部1bに向けて充分な厚みを持った被覆3が形成される。前述したように、可食容器1の内面に形成する被覆3の厚みは、流動性食品2の温度を調整することによって設定することが可能である。
次に、上記の如く構成された被覆装置を採用したアイスクリームの製造装置の構成について図10により簡単に説明する。
コンベアAに配置された第2吸引装置Dよりも移送方向下流側にアイスクリームの充填装置51が配置されている。可食容器1の内面には供給装置B、吸引装置C、第2吸引装置Dによって被覆3が形成され、コンベアAによって間歇移送されて充填装置51に対向して停止する。充填装置51では、停止した可食容器1にアイスクリームが充填された後、コンベアAによって移送される。
コンベアAの下流側にはコンベアからなる包装装置52が配置されており、アイスクリームが充填された可食容器1は移載装置53によって包装装置52に移載されて紙袋に挿入されて包装される。更に、包装された可食容器1は第3のコンベア54に移載され、該第3のコンベア54によって図示しない冷凍庫に移送される。
上記の如くして、コンベアAを構成するモールドプレート5のモールド5aに可食容器1を供給して間歇移送し、この移送過程で、可食容器1の内部から集塵した後、供給された容積と等しいか少ない量の流動性食品2の一部が内面に付着し、その後、供給された流動性食品2を吸引して排出し、内面に付着した流動性食品2が硬化することで、可食容器1の内面に充分な厚みを持った被覆3を形成することが可能である。
被覆3が形成された可食容器1をコンベアAによって更に移送し、この移送の過程で可食容器1にアイスクリームを充填し、更に、包装して冷凍庫に移送して保存することが可能となる。
本発明に係る被覆装置は、可食容器の内面に流動性を有する食品による被覆を形成した後、この被覆の内部に食品を充填して構成する食品を製造する際に利用して有利である。
A コンベア
B 供給装置
C 吸引装置
D 第2吸引装置
1 可食容器
1a 開口部
1b 底部
2 流動性食品
3 被覆
5 モールドプレート
5a モールド
6 チェン
7a、7b スプロケットホィール
8 フレーム
9 間欠駆動装置
11 容器供給装置
12 容器保持部
12a 立設部材
13 容器供給部
13a エアシリンダー
13b 供給部材
15 除塵装置
16 集塵ノズル
17 容器押え装置
21 吐出ノズル
21a 弁機構
21b エアシリンダー
22 供給管
22a、22b 分岐管
23 ロータリーバルブ
23a エアシリンダー
24 圧力抜き装置
24a ピストンシリンダー
24b チャンバー
31、36 吸引ノズル
32、37 吸引ヘッダー
33 第1昇降装置
34 第2昇降装置
31a、36a 先端
33a、38a バー
33b、34a、38b エアシリンダー
33c、34b、38c ロッド
33d、34c、38d ブラケット
34d 高さ調整ねじ
38 昇降装置
41 配管
42 流動食品タンク
43 真空ポンプ
44、46 ポンプ
45 混合タンク
51 充填装置
52 包装装置
53 移載装置
54 第3のコンベア

Claims (3)

  1. ウエハースからなる皿型のモナカ、錐型のコーンを含む有底の可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する方法であって、
    底部を下に開口部を上にした可食容器に、該可食容器の容積と等しいか少ない量の流動性を有する食品を供給する工程と、
    前記可食容器に供給された流動性を有する食品を開口部から吸引して該可食容器の内面に付着した流動性を有する食品を残置する工程と、
    を含むことを特徴とする可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する方法。
  2. ウエハースからなる皿型のモナカ、錐型のコーンを含む有底の可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置であって、
    底部を下に開口部を上にした可食容器を移送するコンベアと、
    前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置された吐出ノズルと、前記吐出ノズルと接続され、該吐出ノズルを介して可食容器の容積と略等しいか少ない量の流動性を有する食品を可食容器に供給する供給部材と、を有する供給装置と、
    前記供給装置よりもコンベアの移送方向下流側で且つ前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置され、可食容器に供給された流動性を有する食品を吸引する吸引ノズルと、前記吸引ノズルを、該吸引ノズルの先端が可食容器の開口部よりも上方にある上昇位置と開口部よりも下方の下降位置との間で昇降させる昇降部材と、前記吸引ノズルと接続された吸引部材と、を有する吸引装置と、
    を有することを特徴とする可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置。
  3. 前記吸引装置よりもコンベアの移送方向下流側に第2の吸引装置が配置されており、
    前記第2の吸引装置は、前記コンベアによって移送された可食容器の開口部と対向する位置に配置され、可食容器に供給された流動性を有する食品を吸引する第2の吸引ノズルと、前記第2の吸引ノズルを、該第2の吸引ノズルの先端が可食容器の開口部よりも上方にある上昇位置と底部近傍の下降位置との間で昇降させる昇降部材と、を有して構成されていることを特徴とする請求項2に記載した可食容器の内面に流動性を有する食品を被覆する装置。
JP2013004825A 2013-01-15 2013-01-15 可食容器に食品を被覆する装置 Active JP6130148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004825A JP6130148B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 可食容器に食品を被覆する装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004825A JP6130148B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 可食容器に食品を被覆する装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014135907A true JP2014135907A (ja) 2014-07-28
JP6130148B2 JP6130148B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=51413789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004825A Active JP6130148B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 可食容器に食品を被覆する装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6130148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019083743A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社愛産製作所 冷菓の製造装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51133457A (en) * 1975-05-15 1976-11-19 Hayashi Shiyoukai Kk Method of coating coating material of chocolates on innerrsurface of beannjammfilled wafers
US20070204571A1 (en) * 2004-04-09 2007-09-06 Nestec S.A. Process for preparing, prior to filling, a wafer cornet, cornet thus obtained and installation for implementing the process

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51133457A (en) * 1975-05-15 1976-11-19 Hayashi Shiyoukai Kk Method of coating coating material of chocolates on innerrsurface of beannjammfilled wafers
US20070204571A1 (en) * 2004-04-09 2007-09-06 Nestec S.A. Process for preparing, prior to filling, a wafer cornet, cornet thus obtained and installation for implementing the process

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019083743A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社愛産製作所 冷菓の製造装置
JP7016143B2 (ja) 2017-11-07 2022-02-04 株式会社愛産製作所 冷菓の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6130148B2 (ja) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6453435B2 (ja) 包被食品の成形方法および装置
US3564812A (en) Packaging apparatus and process
JP6130148B2 (ja) 可食容器に食品を被覆する装置
CA2847638A1 (en) Dumpling maker
JP7016143B2 (ja) 冷菓の製造装置
CN116176973A (zh) 基于智能控制技术的湿巾生产工艺
CN109326543A (zh) 芯片封装装置
US6193105B1 (en) Shelf-stable cookie dough confection, product, packaging apparatus and process
CN112770636A (zh) 泡菜馅料添加装置、用于泡菜馅料添加装置的喷洒机构、以及用于泡菜馅料添加装置的倾倒升降器
US2294274A (en) Apparatus for handling biscuits and like articles
KR20170045540A (ko) 스틱형 아이스바 스텝 이송장치
JP5481113B2 (ja) 吐出装置
CN110369226B (zh) 一种led封胶方法及装置
KR20150063649A (ko) 동력전달장치를 갖는 컵 제품용 회전식 제조시스템
EP0614614B1 (en) A method and device for forming joining lines of adhesive material, particularly in food products
CN209912897U (zh) 一种led封胶装置
CN109730108A (zh) 一种威化壳内层喷涂装置
EP0733308A2 (fr) Procédé et appareil de fabrication d'articles de confiserie glacée
JP5851571B1 (ja) 製品処理装置及び氷菓製造装置
CN220333057U (zh) 一种用于湿巾粘盖机的高效率粘盖装置
WO1998037754A1 (fr) Mecanisme d'alimentation en recipients de spores de champignons pour dispositif d'inoculation de spores
JP5378894B2 (ja) 氷菓の製造方法及び製造装置
KR102215518B1 (ko) 일체형 측면판을 구비한 콘타입 아이스크림 제조장치
KR20110114817A (ko) 보관용기형 빙과류 제조장치 및 그 제조방법
CN217446620U (zh) 一种油炸糯米锅巴生产线

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6130148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250